JP3215161U - スーツケース - Google Patents
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Abstract
【課題】外観性及び防犯性能を高めたスーツケースを提供する。【解決手段】図(b)に示すように、2個のスライダー63が所定の位置にある。第1カバー21を閉じる。次に、第2カバー22を閉じる。図(a)に示すように、スライダー63は第1・第2カバー21、22で覆われた。スライダー63が露出していないために防犯性能が高まる。加えて、スライダー63が露出していないため、外観性が高まる。加えて、図(b)に示すように、全開時に第1カバー21はケース本体11から、はみ出ない。第2カバー22は蓋体13から、はみ出ない。スーツケース10をテーブル62に横置きするときに、第1カバー21がテーブル62に当たる心配がない。【選択図】図5
Description
本考案は、ファスナーで開閉する形態のスーツケースに関する。
ケース本体と、このケース本体の開口を塞ぐ蓋体と、この蓋体と前記ケース本体を開閉自在に繋ぐファスナーとを備えているスーツケースが各種提案されてきた(例えば、特許文献1(図1)参照)。
特許文献1の図1に示されるように、スーツケースは、ケース本体(10)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)と、蓋体(14)と、ファスナー(20)とを備えている。ファスナー(20)は、一条当たり2個のスライダー(21)を備える。スライダー(21)に付属する引き手は、蓋体(14)に備えるロック(12)に止められる。
引き手が目立つため、外観性の点で難がある。また、引き手が露出しているため、先が尖った金具で引き手がこじ開けられる心配があり、防犯性の点でも難がある。
そこで、外観性及び防犯性能を高めたスーツケースが望まれる。
そこで、外観性及び防犯性能を高めたスーツケースが望まれる。
本考案は、外観性及び防犯性能を高めたスーツケースを提供することを課題とする。
請求項1に係る考案は、ケース本体と、このケース本体の開口を塞ぐ蓋体と、この蓋体と前記ケース本体を開閉自在に繋ぐファスナーとを備えているスーツケースにおいて、
前記ファスナーは、一条当たり2個のスライダーを有し、
前記2個のスライダーは、所定位置でスライダーカバーで覆われ、
このスライダーカバーは、前記ケース本体に揺動可能に取付けた第1カバーと、前記蓋体に揺動可能に取付けた第2カバーと、この第2カバーと前記第1カバーとの一方に他方を施錠する施錠機構とを備え、
前記第1カバーは、開放状態でも前記ケース本体から突出しない大きさに設定され、
前記第2カバーは、開放状態でも前記蓋体から突出しない大きさに設定されていることを特徴とする。
前記ファスナーは、一条当たり2個のスライダーを有し、
前記2個のスライダーは、所定位置でスライダーカバーで覆われ、
このスライダーカバーは、前記ケース本体に揺動可能に取付けた第1カバーと、前記蓋体に揺動可能に取付けた第2カバーと、この第2カバーと前記第1カバーとの一方に他方を施錠する施錠機構とを備え、
前記第1カバーは、開放状態でも前記ケース本体から突出しない大きさに設定され、
前記第2カバーは、開放状態でも前記蓋体から突出しない大きさに設定されていることを特徴とする。
請求項2に係る考案は、請求項1記載のスーツケースであって、
前記第1カバー及び前記第2カバーは、ばねで開方向に付勢されていることを特徴とする。
前記第1カバー及び前記第2カバーは、ばねで開方向に付勢されていることを特徴とする。
請求項3に係る考案は、請求項1又は請求項2記載のスーツケースであって、
前記スライダーカバーは、前記2個のスライダーを収納する収納凹部を備え、この収納凹部に、前記ファスナーに直交する一対の直交壁が含まれていることを特徴とする。
前記スライダーカバーは、前記2個のスライダーを収納する収納凹部を備え、この収納凹部に、前記ファスナーに直交する一対の直交壁が含まれていることを特徴とする。
請求項4に係る考案は、請求項3記載のスーツケースであって、
前記収納凹部は、前記2個のスライダーのうち一方に付属する一方の引き手に、他方に付属する他方の引き手を重ねた形態に対応する大きさに設定されていることを特徴とする。
前記収納凹部は、前記2個のスライダーのうち一方に付属する一方の引き手に、他方に付属する他方の引き手を重ねた形態に対応する大きさに設定されていることを特徴とする。
請求項5に係る考案は、請求項4記載のスーツケースであって、
前記一方の引き手と前記他方の引き手は、重ねた状態で一方に他方を止める連結機構を備えていることを特徴とする。
前記一方の引き手と前記他方の引き手は、重ねた状態で一方に他方を止める連結機構を備えていることを特徴とする。
請求項6に係る考案は、請求項1〜5のいずれか1記載のスーツケースであって、
前記スライダーカバーの形状は、八角形であることを特徴とする。
前記スライダーカバーの形状は、八角形であることを特徴とする。
請求項1に係る考案では、2個のスライダーを、所定位置にてスライダーカバーで覆うようにした。スライダーや引き手は外から見えないため、外観性が高まる。また、スライダーカバーが施錠されているため、防犯性が高まる。
よって、本考案によれば、外観性及び防犯性能を高めたスーツケースが提供される。
よって、本考案によれば、外観性及び防犯性能を高めたスーツケースが提供される。
加えて、施錠状態はもとより、開放状態でもスライダーカバーが、スーツケースから突出しない(以下、はみ出ないとも言う。)ため、スーツケースを任意の向きに置くことができ、スーツケースの使い勝手が良くなる。
請求項2に係る考案では、スライダーカバーが、ばねで一方向へ付勢されているため、スライダーカバーが、開放時に、ふらつく心配がない。
請求項3に係る考案では、2個のスライダーが収納凹部に収納され、その上、収納凹部に一対の直交壁を備えている。スライダーカバーの下から先の尖った金具を差し入れようとしても、直交壁で阻まれる。結果、防犯性能がさらに高まる。
請求項4に係る考案では、一方の引き手に他方の引き手を重ねた大きさに、収納凹部の大きさを設定する。収納凹部が小さくなり、スライダーカバーの小型化が達成できる。
請求項5に係る考案では、一方の引き手と他方の引き手が連結機構で止められる。
仮に、一条のファスナーが水平に延びるようにスーツケースを置くと、引き手が垂れ下がり、収納凹部に収納し難くなることがある。
この点、請求項5では、一対の引き手が互いに相手を支えるため、垂れ下がりが僅かになる。結果、2個のスライダーを容易に収納凹部に収納することができる。
仮に、一条のファスナーが水平に延びるようにスーツケースを置くと、引き手が垂れ下がり、収納凹部に収納し難くなることがある。
この点、請求項5では、一対の引き手が互いに相手を支えるため、垂れ下がりが僅かになる。結果、2個のスライダーを容易に収納凹部に収納することができる。
請求項6に係る考案では、スライダーカバーの形状は、八角形である。矩形に比較して、八角形であれば、四隅が面取りされているため、丸みを帯びた印象を受ける。上隅が丸みを帯びているスーツケースに八角形のスライダーカバーは好適である。
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、スーツケース10は、ケース本体11と、このケース本体11の開口を塞ぐ蓋体13と、この蓋体13とケース本体11を開閉自在に繋ぐファスナー60と、このファスナー60を局部的に覆うスライダーカバー20と、ケース本体11及び蓋体13の底に設けたキャスター14と、ケース本体11に設けた伸縮ハンドル15と、非伸縮形のハンドル16とを備えている。
スライダーカバー20の形状は、この例では八角形(略八角形を含む。)である。
八角形は、矩形の四隅を面取りした形状となるため、全体的に丸みを帯び、優しい印象を受ける。
加えて、スーツケース10の上隅が丸みを帯びている場合に、スーツケース10の上隅と八角形の面取りとがほぼ平行になり、スライダーカバー20がスーツケース10に馴染み、全体的な外観性が良くなる。
八角形は、矩形の四隅を面取りした形状となるため、全体的に丸みを帯び、優しい印象を受ける。
加えて、スーツケース10の上隅が丸みを帯びている場合に、スーツケース10の上隅と八角形の面取りとがほぼ平行になり、スライダーカバー20がスーツケース10に馴染み、全体的な外観性が良くなる。
図2に示すように、ケース本体11と蓋体13は、ファスナー60で繋がれている。そして、スライダーカバー20は、ケース本体11に取付けられる第1カバー21と、蓋体13に取付けられる第2カバー22とを主要素とする。
ケース本体11に局部的に凹部11aが設けられ、この凹部11aに第1カバー21が収納される。この第1カバー21は、ファスナー60から最も離れた部位がヒンジ金具23を介してケース本体11に取付けられる。第1カバー21は先端部(図では下面)に収納凹部24を一体的に備えている。
第1カバー21は、ヒンジピン25を中心に揺動する。第1カバー21はヒンジピン25回りに付属されたトーションばね等のばね26で開方向へ付勢されている。第1カバー21がフリーになると、ヒンジピン25を中心に回転し、想像線で示す位置に達する。全開時には、第1カバー21は、ばね26でケース本体11に付勢されるため、第1カバー21がふらつくことはない。
同様に、蓋体13に局部的に凹部13aが設けられ、この凹部13aに第2カバー22が収納される。この第2カバー22は、ファスナー60から最も離れた部位がヒンジ金具27を介して蓋体13に取付けられている。
第2カバー22は、ヒンジピン28を中心に揺動する。第2カバー22はヒンジピン28回りに付属されたトーションばね等のばね29で開方向へ付勢されている。第2カバー22がフリーになると、ヒンジピン28を中心に回転し、想像線で示す位置に達する。全開時には、第2カバー22は、ばね29で蓋体13に付勢されるため、第2カバー22がふらつくことはない。
全開状態の第1カバー21は、ケース本体11の外面より、距離L1だけ内側に入っている。そのため、第1カバー21は、ケース本体11から突出することはなく、第1カバー21が邪魔になることはない。
同様に、全開状態の第2カバー22は、蓋体13の外面より、距離L2だけ内側に入っている。そのため、第2カバー22は、蓋体13から突出することはなく、第2カバー22が邪魔になることはない。
同様に、全開状態の第2カバー22は、蓋体13の外面より、距離L2だけ内側に入っている。そのため、第2カバー22は、蓋体13から突出することはなく、第2カバー22が邪魔になることはない。
以上の構成からなるスライダーカバー20には、施錠機構30が備えられている。この施錠機構30の構造及び作用を、図3に基づいて説明する。
図3(a)に示すように、施錠機構30は、例えば、スーツケース10の所有者又は利用者が指で操作するダイヤル31と、このダイヤル31に付属するカム32と、このカム32の外周に当たる突起33を有するスライド板34と、突起33がカム32に密着するようにスライド板34を付勢する第1ばね35と、スライド板34に平行に配置され一端に指で押すボタン36を有するドライバー37と、このドライバー37を指押しに抗するように戻す第2ばね38と、ドライバー37に当たる第1爪41及びスライド板34に当たる第2爪42を有するロック板43と、このロック板43を第1ばね35が縮む方向へ回転させる第3ばね44と、鍵穴45を有するシリンダ錠46とを備えている。
加えて、施錠機構30において、シリンダ錠46から延びる駆動片47に対応する第3爪48がロック板43に設けられている。また、ドライバー37は、ガイド49で直線的に移動するように案内される。第2ばね38は一方のガイド49とボタン36との間に配置され、ガイド49を支点にしてボタン36及びドライバー37を押し戻す。
さらには、ドライバー37にL字フック51、51が一体的に設けられている。これらのL字フック51、51は、U環52、52に嵌る。
さらには、ドライバー37にL字フック51、51が一体的に設けられている。これらのL字フック51、51は、U環52、52に嵌る。
図3(a)では、ボタン36を押しても、ドライバー37が第2爪42に当たって阻止されるため、押し動作は無効となる。L字フック51、51がU環52、52に嵌ったままとなり、施錠状態が維持される。
次に、ダイヤル31を人為的に回して、カム32の溝32aが突起33に合致するようにする。
次に、ダイヤル31を人為的に回して、カム32の溝32aが突起33に合致するようにする。
すると、図3(b)に示すように、カム32の溝32aに突起33が嵌り、結果、スライド板34は、溝32aの深さに相当する長さ(距離)だけ、図面右へ移動する。
このスライド板34でロック板43が図面反時計方向へ回される。すると、ロック板43の第2爪42がドライバー37から外れる。
この状態で、ボタン36を人為的に押すと、ドライバー37が移動し、U環52、52からL字フック51、51が外れ、解錠状態となる。次に、U環52、52は図面奥へ移動させることができる。
このスライド板34でロック板43が図面反時計方向へ回される。すると、ロック板43の第2爪42がドライバー37から外れる。
この状態で、ボタン36を人為的に押すと、ドライバー37が移動し、U環52、52からL字フック51、51が外れ、解錠状態となる。次に、U環52、52は図面奥へ移動させることができる。
以上の施錠−解錠は、シリンダ錠46でも実施できる。すなわち、図3(a)にてシリンダ錠46の駆動片47で第3爪48を押して、ロック板43を図面反時計方向に回すことにより、図3(b)の形態が得られる。この状態で、ボタン36を押すと、ドライバー37が移動し、U環52、52からL字フック51、51が外れ、解錠状態となる。
以上に述べた施錠機構30は、一例であり、構造は適宜変更することは差し支えない。
以上に述べた施錠機構30は、一例であり、構造は適宜変更することは差し支えない。
図4では、第1カバー21と第2カバー22を左右に分離して示した。ファスナー60に沿って第2カバー22を図面右へ移動することにより、第1カバー21に第2カバー22を重ねることができる。重ねた後は、スライダーカバー20は、八角形を呈する。
第1カバー21は、八角形の一部を構成する変形八角形とした。このような第1カバー21は、ヒンジ金具23から最も遠い部位にU環52、52を備え、U環52、52が備えられている面の裏面に収納凹部24を備えている。この収納凹部24は、ファスナー60に直交する(ほぼ直交を含む。)直交壁61、61を有している。
また、第2カバー22も八角形の一部を構成する変形八角形とした。このような第2カバー22は、施錠機構30(U環52、52を除く。)を内蔵している。ダイヤル31はヒンジ金具27から最も遠い部位に配置される。
このような第1カバー21及び第2カバー22は、図1及び図2に示すようにスーツケース10に取付けられる。
このような第1カバー21及び第2カバー22は、図1及び図2に示すようにスーツケース10に取付けられる。
図5(a)に示すように、スーツケース10は、ケース本体11が下になるようにして、テーブル62又は床に横置きされる。所有者又は利用者は、ダイヤル31を所定の番号に合わせた後に、ボタン36を押す。又は、鍵穴45へキーを挿入し、シリンダ錠46を回した後に、ボタン36を押す。
すると、ばね(図2、符号26、29)の付勢作用により、図5(b)に示すように、第1カバー21は下へ開き、第2カバー22は上に開く。結果、2個のスライダー63、63が現れる。
すると、ばね(図2、符号26、29)の付勢作用により、図5(b)に示すように、第1カバー21は下へ開き、第2カバー22は上に開く。結果、2個のスライダー63、63が現れる。
すなわち、ファスナー60は、一条当たり2個のスライダー63、63を有し、2個のスライダー63、63は、所定位置(収納凹部24に対応する位置)でスライダーカバー20によりカバーされる。
なお、スライダーカバー20は、全開状態でも、第1カバー21はテーブル62との間に、距離L1が確保されているため、第1カバー21がテーブル62に当たる心配はない。加えて、第1カバー21は、ばね(図2、符号26)で一方向へ押されているため、ふらつくことはない。
同様に、第2カバー22はスーツケース10の上面との間に、距離L2が確保されているため、第2カバー22がスーツケース10から上へ、はみ出ることはない。加えて、第2カバー22も、ばね(図2、符号29)で一方向へ押されているため、ふらつくことはない。
同様に、第2カバー22はスーツケース10の上面との間に、距離L2が確保されているため、第2カバー22がスーツケース10から上へ、はみ出ることはない。加えて、第2カバー22も、ばね(図2、符号29)で一方向へ押されているため、ふらつくことはない。
次に、スライダー63の好ましい構造例を、図6に基づいて説明する。
図6(a)に示すように、スライダー63は、本体部64と、この本体部64の上面に固定した引き手止め環65と、引き手止め環65に掛けた引き手66又は67とからなる。
一方の引き手66と他方の引き手67との間に、連結機構70を設ける。
図6(a)に示すように、スライダー63は、本体部64と、この本体部64の上面に固定した引き手止め環65と、引き手止め環65に掛けた引き手66又は67とからなる。
一方の引き手66と他方の引き手67との間に、連結機構70を設ける。
連結機構70は、例えば、一方の引き手66に設けたホック穴71と、他方の引き手67に設けたホック爪72とからなる。加えて、他方の引き手67には、図6(c)に示すように、引き手止め環65を収納する窓部73を設けておく。ホック穴71とホック爪72は面ファスナーや磁石であってもよい。よって、連結機構70の構成は任意である。
図6(a)にて、2個のスライダー63を矢印(1)、(1)のように接近させる。次に、一方の引き手66を矢印(2)のように倒す。次に、他方の引き手67を矢印(3)のように回転して、一方の引き手66に重ねる。この重ねる際に、ホック穴71にホック爪72を嵌める。結果、図6(b)となる。
図6(b)のC矢視図である図6(c)では、ファスナー60が左右に延びている。仮に、通常の引き手であれば、垂れ下がる心配がある。本例では、2つの引き手66、67が連結機構(ホック穴71及びホック爪72)で連結されているため、互いに支え合い、垂れ下がりが防止される。
垂れなければ、引き手66、67の位置が確保され、図6(d)に示す第1カバー21を閉じるときに、収納凹部24を2つのスライダー63に円滑に被せることができる。
垂れなければ、引き手66、67の位置が確保され、図6(d)に示す第1カバー21を閉じるときに、収納凹部24を2つのスライダー63に円滑に被せることができる。
図6(d)に示すように、2つのスライダー63が収納凹部24に収納された。この構造では、次に述べる2つの利点がある。
第1に、変更例を示す図6(e)であれば、収納凹部24の長さW1は大きくなる。対して、図6(d)であれば、収納凹部24の長さW2は十分に小さくなり、結果、第1カバー21のコンパクト化が達成でき、スライダーカバ(図1、符号20)のファスナー60に沿った長さを短縮することができるという利点がある。
第1に、変更例を示す図6(e)であれば、収納凹部24の長さW1は大きくなる。対して、図6(d)であれば、収納凹部24の長さW2は十分に小さくなり、結果、第1カバー21のコンパクト化が達成でき、スライダーカバ(図1、符号20)のファスナー60に沿った長さを短縮することができるという利点がある。
第2に、図6(d)に示すように、収納凹部24は、一対の直交壁61、61を有する。直交壁61は、ファスナー60を図面表裏方向に横断する壁である。仮に、先が尖った金具75を第1カバー21の下へ差し入れようとしても、直交壁61がそれを妨げる。結果、金具75でスライダー63を押すことはできない。防犯性能が高まるという利点がある。
なお、連結機構70は、必要に応じて設けられるものであって、省略することは差し支えない。
また、図6(b)に示すように、一方の引き手66に他方の引き手67を重ねることは望ましいが、図6(e)の形態であってもよい。
また、図6(b)に示すように、一方の引き手66に他方の引き手67を重ねることは望ましいが、図6(e)の形態であってもよい。
また、窃盗や悪質な悪戯がそれほど心配されないときには、収納凹部24に設ける直交壁61、61を省いてもよい。このときには、収納凹部24は両端が開放された直線溝となる。
また、スーツケース10を置くときに、本考案のスライダーカバー20が常に上面となる場合又は上になる頻度が高い場合は、ばね(図2、符号26、29)を省くことができる。
また、スーツケース10を置くときに、本考案のスライダーカバー20が常に上面となる場合又は上になる頻度が高い場合は、ばね(図2、符号26、29)を省くことができる。
また、スライダーカバー20は、全体的に八角形を呈するような形状にしたが、六角形、円形、長円形、楕円形、矩形、菱形にしてもよい。
また、実施例では、第2カバー22に施錠機構30の要部を収納したが、施錠機構30は第1カバー21に収納してもよい。
また、スーツケース10は、カバン、トランクを含む広義のケースである。
また、実施例では、第2カバー22に施錠機構30の要部を収納したが、施錠機構30は第1カバー21に収納してもよい。
また、スーツケース10は、カバン、トランクを含む広義のケースである。
次に、スライダーカバーの変更例を、図7に基づいて説明する。
図2では、ケース本体11に凹部11aを設けると共に蓋体13に凹部13aを設け、これらの凹部11a、13aにスライドカバー20を収納可能にした。しかし、凹部11a、13aは省いてもよい。
すなわち、図7に示すように、平らなケース本体11に第1カバー21を揺動自在に止め、平らな蓋板13に第2カバー22を揺動自在に止める。その他の構成要素は図2と同じであるため、図2の符号を流用して、詳細な説明は省略する。
図2では、ケース本体11に凹部11aを設けると共に蓋体13に凹部13aを設け、これらの凹部11a、13aにスライドカバー20を収納可能にした。しかし、凹部11a、13aは省いてもよい。
すなわち、図7に示すように、平らなケース本体11に第1カバー21を揺動自在に止め、平らな蓋板13に第2カバー22を揺動自在に止める。その他の構成要素は図2と同じであるため、図2の符号を流用して、詳細な説明は省略する。
図7においても、全開状態の第1カバー21は、ケース本体11の外面より、距離L3だけ内側に入っている。そのため、第1カバー21は、ケース本体11から突出することはなく、第1カバー21が邪魔になることはない。
同様に、全開状態の第2カバー22は、蓋体13の外面より、距離L4だけ内側に入っている。そのため、第2カバー22は、蓋体13から突出することはなく、第2カバー22が邪魔になることはない。
同様に、全開状態の第2カバー22は、蓋体13の外面より、距離L4だけ内側に入っている。そのため、第2カバー22は、蓋体13から突出することはなく、第2カバー22が邪魔になることはない。
よって、本考案のスライダーカバー20は、凹部(図2、符号11a、13a)に収納するか、図7のように平らなケース本体11や蓋体13に取付けるかは、任意である。
本考案は、外観性と防犯性とが要求されるスーツケースに好適である。
10…スーツケース、11…ケース本体、13…蓋体、20…スライダーカバー、21…第1カバー、22…第2カバー、24…収納凹部、26、29…ばね、30…施錠機構、60…ファスナー、63…スライダー、66…一方の引き手、67…他方の引き手、70…連結機構。
Claims (6)
- ケース本体と、このケース本体の開口を塞ぐ蓋体と、この蓋体と前記ケース本体を開閉自在に繋ぐファスナーとを備えているスーツケースにおいて、
前記ファスナーは、一条当たり2個のスライダーを有し、
前記2個のスライダーは、所定位置でスライダーカバーで覆われ、
このスライダーカバーは、前記ケース本体に揺動可能に取付けた第1カバーと、前記蓋体に揺動可能に取付けた第2カバーと、この第2カバーと前記第1カバーとの一方に他方を施錠する施錠機構とを備え、
前記第1カバーは、開放状態でも前記ケース本体から突出しない大きさに設定され、
前記第2カバーは、開放状態でも前記蓋体から突出しない大きさに設定されていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項1記載のスーツケースであって、
前記第1カバー及び前記第2カバーは、ばねで開方向に付勢されていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項1又は請求項2記載のスーツケースであって、
前記スライダーカバーは、前記2個のスライダーを収納する収納凹部を備え、この収納凹部に、前記ファスナーに直交する一対の直交壁が含まれていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項3記載のスーツケースであって、
前記収納凹部は、前記2個のスライダーのうち一方に付属する一方の引き手に、他方に付属する他方の引き手を重ねた形態に対応する大きさに設定されていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項4記載のスーツケースであって、
前記一方の引き手と前記他方の引き手は、重ねた状態で一方に他方を止める連結機構を備えていることを特徴とするスーツケース。 - 請求項1〜5のいずれか1記載のスーツケースであって、
前記スライダーカバーの形状は、八角形であることを特徴とするスーツケース。
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JP (1) | JP3215161U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109380840A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-02-26 | 联想(北京)有限公司 | 一种容纳装置 |
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2017
- 2017-12-20 JP JP2017005719U patent/JP3215161U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109380840A (zh) * | 2018-11-02 | 2019-02-26 | 联想(北京)有限公司 | 一种容纳装置 |
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