JP2019216944A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】手技を煩雑にすることなく内部のルーメンを通る物体の通過に要する時間を短縮できるカテーテルを提供する。【解決手段】カテーテル10は、基端ルーメン61が内部に形成された長尺な基端シャフト60と、基端シャフト60の先端側に連結され、基端ルーメン61と連通する第1ルーメン71および第1ルーメン71と異なる第2ルーメン101が形成されると共に、第2ルーメン101の基端側開口部103が形成された先端シャフト70と、基端シャフト60の先端部に固定されて第1ルーメン71の内部に位置する補強体110と、を有し、基端シャフト60は、内周面が位置する内側基準面M1と外周面が位置する外側基準面M2との間に補強体110の基端部の少なくとも一部を収容する欠落部62が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、血管等の生体管腔に挿入されて使用されるカテーテルに関するものである。
近年、例えば心筋梗塞や狭心症のような狭窄した病変部の治療では、拡張可能なバルーンを備えるカテーテルを狭窄部に挿入して、バルーンの拡張によって狭窄部を広げることが行われている。
バルーンカテーテルに設けられるバルーンの拡張および収縮は、カテーテルに接続されるインデフレータ等により行われる。インデフレータ等によって流体を供給すると、カテーテル内のルーメンを介してバルーン内に造影剤が流入され、バルーンが拡張する。ルーメンを介してバルーン内から造影剤が排出されると、バルーンが収縮する。
バルーンカテーテルは、通常、流体を流通させる拡張ルーメンと、ガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤルーメンとを備えている。ガイドワイヤルーメンが先端側にのみ形成されるカテーテルは、ラピッドエクスチェンジ型と称されて、一般的に使用されている。ラピッドエクスチェンジ型のカテーテルは、ガイドワイヤルーメンへのガイドワイヤの抜き差しが容易であるため、操作性に優れている。しかしながら、ガイドワイヤルーメンにガイドワイヤが挿入されると、カテーテルのガイドワイヤルーメンが形成される部位にはガイドワイヤが存在し、ガイドワイヤルーメンよりも基端側の部位にはガイドワイヤが存在しないため、カテーテルの曲がりやすさが大きく変化する。これにより、ガイドワイヤルーメンよりも基端側が過度に曲がりやすくなり、カテーテルの押し込み性(プッシャビリティ)が低下する可能性がある。このため、拡張ルーメンの内部に、剛性を高めるための長尺な補強体を配置することが行われている。
しかしながら、この場合、拡張ルーメンの流路が補強体によって狭くなり、拡張したバルーンから流体を除去する際に時間がかかってしまう。このため、例えば特許文献1には、補強体を移動させて拡張ルーメンから抜去できるカテーテルが記載されている。このカテーテルは、拡張したバルーンから流体を排出する際に、補強体を抜去できるため、バルーンから流体を短時間で排出できる。
特開2017−176277号公報
上述した特許文献1に記載のカテーテルは、バルーンを収縮させる前に、補強体をルーメンから抜去する必要があり、手技が煩雑になる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、手技を煩雑にすることなく内部を通る物体の通過に要する時間を短縮できるカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するカテーテルは、基端ルーメンが内部に形成された長尺な基端シャフトと、前記基端シャフトの先端側に連結され、前記基端ルーメンと連通する第1ルーメンおよび前記第1ルーメンと異なる第2ルーメンが形成されると共に、前記第2ルーメンの基端側開口部が形成された先端シャフトと、前記基端シャフトの先端部に固定されて前記第1ルーメンの内部に位置する補強体と、を有し、前記基端シャフトは、内周面が位置する内側基準面と外周面が位置する外側基準面との間に前記補強体の基端部の少なくとも一部を収容する欠落部が形成されている。
上記のように構成したカテーテルは、補強体の少なくとも一部が基端シャフトの欠落部に収容するため、補強体が基端ルーメンを狭めることを抑制でき、基端ルーメンを広く確保できる。このため、本カテーテルは、手技を煩雑にすることなく基端ルーメンを通る物体の通過に要する時間を短縮できる。
前記基端シャフトの先端よりも基端側に位置する前記補強体の基端部の全体が、前記内側基準面上または前記内側基準面よりも前記基端シャフトの軸中心から離れる側に位置し、かつ前記外側基準面上または前記外側基準面よりも前記基端シャフトの軸中心に向かう側に位置してもよい。これにより、カテーテルは、補強体の全体が、基端シャフトの欠落部に収容されるため、基端ルーメンをより広く確保できる。また、基端ルーメンを通る物体のカテーテルの軸に平行な流れが、補強体のカテーテルの軸に垂直な断面にぶつからないため、基端ルーメンを通る物体の流れがスムーズになる。このため、本カテーテルは、基端ルーメンを通る物体の通過に要する時間をさらに短縮できる。
前記欠落部に収容される前記補強体の連結部は、前記基端シャフトの軸中心に向かう側に凹面が形成されてもよい。これにより、凹面が基端ルーメンとともに物体の通路を形成し、物体の通路をより広く確保できる。
前記欠落部は、前記基端シャフトの周方向に沿って対向する対向面を有し、前記欠落部に収容される前記補強体の連結部は、前記対向面と接触する接触面を有してもよい。これにより、補強体は、接触面が対向面に接触するように欠落部に収容される。このため、欠落部は、補強体を安定して固定できる。
前記補強体は、前記先端シャフトの前記基端側開口部よりも基端側であって前記基端シャフトよりも先端側の補強体中央部と、前記補強体中央部よりも先端側の補強体先端部と、を有し、前記補強体中央部の曲げ剛性は、前記補強体先端部の曲げ剛性よりも大きくてもよい。これにより、基端側開口部よりも基端側であって基端シャフトよりも先端側の先端シャフトを、曲げ剛性の高い補強体中央部により効果的に補強できる。補強体先端部は、軸心方向において第2ルーメンに挿入されるガイドワイヤ等と重なるために高い曲げ剛性を必要としないため、曲げ剛性よりも第1ルーメンを広く確保することを優先した形状とすることができる。
前記欠落部の少なくとも一部は、前記基端シャフトの内周面から外周面に貫通してスリット状に形成されてもよい。これにより、欠落部は、内周面から外周面にわたる広い範囲に補強体を収容できる。このため、カテーテルは、補強体が基端ルーメンを狭めることを抑制でき、基端ルーメンを広く確保できる。
前記欠落部の少なくとも一部は、前記基端シャフトの内周面または外周面に溝状に形成されてもよい。これにより、補強体は、溝状の欠落部の底に接するように収容される。このため、欠落部は、補強体を安定して固定できる。欠落部が、基端シャフトの外周面に溝状に形成されていれば、補強体が基端シャフトの内側に入り込まないため、カテーテルは、基端ルーメンを広く確保できる。
前記欠落部の先端部は、前記基端シャフトの内周面から外周面に貫通してスリット状に形成され、前記欠落部の基端部は、前記基端シャフトの内周面または外周面に溝状に形成されてもよい。これにより、補強体は、スリット状の欠落部の広い範囲で収容されて基端ルーメンを広く確保できるとともに、溝状の欠落部に安定して収容される。
前記先端シャフトの先端部に連結され、前記基端ルーメンおよび第1ルーメンを介して流体が流入または排出されることで拡張または収縮されるバルーンを有してもよい。これにより、広く確保された基端ルーメンおよび第1ルーメンを介して流体をバルーンへ流入または排出されることができる。このため、カテーテルは、バルーンを迅速に拡張させることができ、かつ迅速に収縮させることができる。
上記目的を達成するカテーテルの他の態様は、基端ルーメンが内部に形成された長尺な基端シャフトと、前記基端シャフトの先端側に連結され、前記基端ルーメンと連通する第1ルーメンおよび前記第1ルーメンと異なる第2ルーメンが形成されると共に、前記第2ルーメンの基端側開口部が形成された先端シャフトと、前記基端シャフトの先端部の内周面に固定されて前記第1ルーメンの内部に位置する補強体と、を有し、前記基端シャフトは、内周面が位置する内側基準面と外周面が位置する外側基準面との間に欠落部が形成され、前記欠落部の少なくとも一部は、前記基端シャフトの内周面から外周面に貫通するスリット状に形成され、または前記基端シャフトの内周面に溝状に形成されている。この場合、補強体による基端ルーメンの減少を、基端ルーメンと連通する欠落部が補うことができる。このため、本カテーテルは、基端ルーメンを通る物体の通過に要する時間を短縮できる。
第1実施形態に係るカテーテルを示す平面図である。 カテーテルの先端部を示す断面図である。 カテーテルを示す図であり、(A)はカテーテルの中央部を示す断面図、(B)は(A)の矢線Aから一部を透過して見た透過図、(C)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 第1実施形態に係るカテーテルの変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係るカテーテルを示す図であり、(A)はカテーテルの中間部を示す断面図、(B)は(A)のC−C線に沿う断面図、(C)は(A)のD−D線に沿う断面図である。 第2実施形態に係るカテーテルの変形例の補強体中央部および中間シャフトを示す断面図である。 第3実施形態に係るカテーテルを示す図であり、(A)はカテーテルの中央部を示す断面図、(B)は(A)のE−E線に沿う断面図、(C)は(A)のF−F線に沿う断面図である。 カテーテルの変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法は、説明の都合上、誇張されて実際の寸法とは異なる場合がある。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。本明細書では、管腔に挿入する側を「先端側」、操作する手元側を「基端側」と称することとする。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るカテーテル10は、ガイドワイヤルーメンが先端部にのみ設けられる、いわゆるラピッドエクスチェンジ型のバルーンカテーテルである。カテーテル10は、図1〜3に示すように、長尺なカテーテル本体部20と、カテーテル本体部20の先端に設けられるバルーン30と、カテーテル本体部20の基端に固着されたハブ40と、カテーテル本体部20およびハブ40の接続部に設けられる耐キンクチューブ50とを有している。
カテーテル本体部20は、ハブ40に固定される管状の基端シャフト60と、基端シャフト60の先端部に固定される先端シャフト70と、補強体110とを備えている。先端シャフト70は、外管90と、外管90の基端部に固定される中間シャフト80と、外管90の内部に配置される内管100とを備えている。
外管90は、カテーテル本体部20の先端部に位置する管体である。外管90の先端部は、バルーン30の基端部と液密性を保った状態で接合されている。外管90の内部には、第1ルーメン71が形成されている。第1ルーメン71は、バルーン30を拡張させるための流体を流通させることができる。
中間シャフト80は、外管90と基端シャフト60の間に位置する管体である。中間シャフト80の先端部は、外管90の基端部に固定されている。第1ルーメン71は、中間シャフト80内部にも形成されている。中間シャフト80の基端部は、基端シャフト60の先端部を覆い、接着部81により基端シャフト60の外周面に固定されている。接着部81は、例えば接着剤が固化することで形成される。
内管100は、外管90およびバルーン30の内部を同軸状に貫通する管体である。内管100の先端部は、バルーン30の最先端よりも先端方向へ延在しており、バルーン30の先端部と液密性を保った状態で接合されている。内管100の基端部は、中間シャフト80の側面に形成された側口を通り、液密性を保った状態で中間シャフト80に固着されている。内管100の基端側開口部103は、中間シャフト80の外部に露出している。内管100の先端から基端側開口部103にかけての内部空間は、ガイドワイヤを挿入可能な第2ルーメン101である。なお、基端側開口部103は、中間シャフト80ではなく、外管90に設けられてもよく、また中間シャフト80と外管90の境界部に設けられてもよい。
内管100は、バルーン30の内部に位置する部位の外周面に、X線造影性を備えた2つの造影マーカー102が固定されている。造影マーカー102に使用されるX線造影性材料は、例えば、金、プラチナ、プラチナ−イリジウム合金、銀、ステンレス、モリブデン、タングステン、タンタル、パラジウムあるいはそれらの合金等を好適に使用できる。造影マーカー102をX線透視下で観察することで、術者がバルーン30の位置を容易に特定でき、手技が容易となる。
外管90、内管100および中間シャフト80の構成材料は、特に限定されないが、例えばポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、またはこれら二種以上の混合物など)、ポリオレフィンの架橋体、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、フッ素樹脂、ポリイミドなどの高分子材料またはこれらの混合物などを好適に使用できる。
バルーン30は、拡張することで生体管腔の狭窄部を押し広げる部材である。バルーン30は、所定の範囲を効率よく押し広げられるよう、軸方向中央部に略円筒状で形成されてほぼ同一径の筒状部31を有している。バルーン30は、筒状部31の先端側に、先端側へ向かって径がテーパ状に縮小して形成される第1縮径部32を備えている。また、バルーン30は、筒状部31の基端側に、基端側へ向かって径がテーパ状に縮小して形成される第2縮径部33を備えている。
第1縮径部32の先端側は、内管100の外壁面に液密性を保った状態で接合されている。第2縮径部33の基端側は、外管90の先端部の外壁面に液密性を保った状態で接合されている。バルーン30の内部は、第1ルーメン71と連通し、この第1ルーメン71を介して、基端側から拡張用の流体を流入可能である。バルーン30は、拡張用流体の流入により拡張し、流入した拡張用流体の排出により収縮する。
バルーン30の構成材料は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されることが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用できる。バルーン30を拡張させるための拡張用流体は、例えば、造影剤や生理食塩水を好適に使用できる。
基端シャフト60は、管状であり、内部に基端ルーメン61が形成されている。基端ルーメン61は、第1ルーメン71と連通している。基端ルーメン61は、バルーン30を拡張させるための流体を流通させることができる。基端シャフト60は、先端よりも所定長さ基端側の外周面で、接着部81により中間シャフト80に固定されている。基端シャフト60は、外周面に、目視で挿入長さを推定するための1つ以上の深度マーカー64が固定されている。基端シャフト60の先端部は、長尺な補強体110の基端部を収容する欠落部62が形成されている。欠落部62は、接着部81よりも先端側に位置している。
欠落部62は、基端シャフト60の先端部の内周面が位置する曲面状の内側基準面M1と、外周面が位置する曲面状の外側基準面M2の間に位置している(図3(C)を参照)。基端シャフト60が円管である場合、内側基準面M1および外側基準面M2は、基端シャフト60の軸心と直交する断面において円形である。欠落部62は、基端シャフト60の先端部の内周面から外周面に貫通してスリット状に形成されている。基端シャフト60の内周面および/または外周面に、スリットや溝が形成されている場合、内側基準面M1および/または外側基準面M2は、スリットや溝が設けられる位置、すなわち内周面および/または外周面が存在しない位置において、基端シャフト60の内周面および/または外周面から延長される面によって形成される。基端シャフト60が円管である場合、基端シャフト60の軸心と直交する断面において、スリットや溝が設けられる位置における内側基準面M1の曲率半径は、基端シャフト60の内周面の曲率半径と一致する。また、基端シャフト60が円管である場合、基端シャフト60の軸心と直交する断面において、スリットや溝が設けられる位置における外側基準面M2の曲率半径は、基端シャフト60の外周面の曲率半径と一致する。欠落部62は、基端シャフト60の周方向に沿って対向する2つの対向面63を備えている。対向面63は、例えば平面であるが、平面でなくてもよい。2つの対向面63は、基端シャフト60の軸心と略平行に延在している。欠落部62が形成される位置は、中間シャフト80の周方向において、内管100の基端側開口部103が形成される位置の反対側である。これにより、欠落部62に収容される補強体110を、内管100と干渉させずに第1ルーメン71に配置できる。なお、欠落部62が形成される位置は、中間シャフト80の周方向において基端側開口部103が形成される位置の反対側でなくてもよい。補強体110が接触する2つの対向面63の間の距離は、基端シャフト60の径方向内側で小さくなってもよい。この場合、補強体110は、2つの対向面63と接触してその間に位置することができ、基端シャフト60の基端ルーメン61内に入り込むことを確実に抑制される。
基端シャフト60の内径は、特に限定されないが、例えば0.3〜0.6mmである。基端シャフト60の外径は、特に限定されないが、例えば0.4〜0.8mmである。欠落部62の軸心方向の長さは、特に限定されないが、例えば5〜30mmである。欠落部62の幅(2つの対向面63の間の長さ)は、特に限定されないが、例えば0.1〜0.4mmである。
基端シャフト60の構成材料は、カテーテル10の押し込み力を向上させるために、比較的剛性の高い材質であることが好ましく、例えばステンレス鋼、ステンレス延伸性合金、Ni−Ti合金、真鍮、アルミニウム等の金属や、ポリイミド、塩化ビニル、ポリカーボネート等の樹脂を好適に使用できる。
補強体110は、基端シャフト60の先端部に固定され、先端方向へ延在する長尺な部材である。補強体110の基端部である連結部111の少なくとも一部は、欠落部62に位置している。すなわち、連結部111の少なくとも一部は、内側基準面M1よりも、基端シャフト60の径方向外側に位置している。なお、基端シャフト60の径方向外側とは、基端シャフト160の軸中心から離れる側である。連結部111は、連結部111を挟む各々の対向面63に対して、軸心方向に並ぶ複数の接合部112で溶接されている。なお、接合部112は、1つでもよい。溶接は、例えばレーザー照射により行われる。なお、補強体110と基端シャフト60の接合方法は、溶接に限定されず、例えば接着であってもよい。補強体110の欠落部62よりも先端側の部位は、先端シャフト70の第1ルーメン71内に位置している。補強体110の最先端は、基端側開口部103よりも先端側に位置している。なお、補強体110は、中間シャフト80、外管90および内管100に対して固定されていない。すなわち、補強体110は、基端シャフト60に固定された片持ち梁である。なお、補強体110は、連結部111以外の少なくとも一部または全体で、中間シャフト80、外管90または内管100に固定されてもよい。
補強体110の外径は、特に限定されないが、例えば0.1〜0.4mmである。補強体110の長さは、特に限定されないが、例えば100〜300mmである。欠落部62に収容される連結部111の軸心方向の長さは、特に限定されないが、例えば5〜30mmである。
補強体110の構成材料は、例えば、ステンレス鋼線、若しくはピアノ線、または超弾性合金線、若しくはNi−Ti合金、Cu−Zn合金、Ni−Al合金、タングステン、タングステン合金、チタン、チタン合金、コバルト合金、タンタル等の各種金属を好適に使用できる。また、補強体110の構成材料は、比較的剛性の高い樹脂であってもよい。
変形例として、図4に示すように、基端シャフト60の先端よりも基端側に位置する補強体110の基端部の全体が、内側基準面M1上または内側基準面M1よりも基端シャフト60の軸中心から離れる側に位置してもよい。さらに、基端シャフト60の先端よりも基端側に位置する補強体110の基端部の全体が、外側基準面M2上または外側基準面M2よりも基端シャフト60の軸中心に向かう側に位置してもよい。すなわち、基端シャフト60の先端よりも基端側に位置する補強体110の全体が、欠落部62に完全に納まってもよい。
ハブ40は、図1に示すように、基端シャフト60の基端ルーメン61と連通して拡張用の流体を流入および排出させるポート41を備えている。ハブ40は、基端シャフト60と液密性を保った状態で固定されている。
耐キンクチューブ50は、ハブ40の先端付近における基端シャフト60のキンク(折れ曲がり)を防止するために、基端シャフト60の外側に載置されている。
次に、本実施形態に係るカテーテル10の使用方法を、図1〜4を参照しつつ、血管に挿入して使用する場合を例として説明する。
まず、血管の狭窄部を治療する前に、カテーテル10内の空気をできる限り抜き取り、生理食塩水に置換しておく。このとき、バルーン30は、収縮している。
次に、患者の血管にシースを留置し、第2ルーメン101内にガイドワイヤを挿通させた状態で、ガイドワイヤおよびカテーテル本体部20をシースの内部より血管内へ挿入する。続いて、ガイドワイヤを先行させつつカテーテル本体部20を進行させ、バルーン30を狭窄部へ到達させる。このとき、カテーテル10の基端側開口部103よりも先端側は、ガイドワイヤを挿入されるために曲がり難い。また、カテーテル10の基端シャフト60は、中間シャフト80よりも曲げ剛性を高く設定されている。このため、カテーテル10は、中間シャフト80において曲がりやすい。補強体110は、カテーテル10の曲がりやすい中間シャフト80を補強し、カテーテル10の押し込み性を向上させる。このため、術者は、カテーテル10を目的の位置へ容易に押し込むことができる。
次に、バルーン30が狭窄部に位置した状態で、ハブ40のポート41より、インデフレータ、シリンジ、またはポンプ等を用いて拡張用流体を所定量注入する。ポート41より注入された拡張用流体は、基端ルーメン61および第1ルーメン71を通って、バルーン30の内部に流入する。これにより、収縮しているバルーン30が拡張し、狭窄部を押し広げることができる。この後、拡張用流体をポート41より吸引して排出し、バルーン30を収縮させる。
バルーン30への拡張用流体の流入およびバルーン30からの拡張用流体の排出において、拡張用流体は、基端ルーメン61を流通する。このとき、補強体110の連結部111の少なくとも一部は、欠落部62に収容されている。すなわち、連結部111の少なくとも一部は、内側基準面M1よりも、基端シャフト60の径方向外側に位置している。これにより、基端ルーメン61が広く確保されて、補強体110が基端ルーメン61における拡張用流体の流通を妨げることを抑制できる。このため、基端ルーメン61を流れる拡張用流体の流入および排出に要する時間を短縮できる。特に、拡張用流体を高い圧力に加圧して流入させる際と異なり、拡張用流体を排出する際には、インデフレータ等によって減圧できる圧力に限界がある。このため、拡張用流体を排出してバルーン30を収縮させる際に、基端ルーメン61を広く確保できることは、手技の時間短縮に非常に有効である。
バルーン30を収縮させた後、シースを介して血管よりガイドワイヤおよびカテーテル本体部20を抜去する。これにより、手技が終了する。
以上のように、第1実施形態に係るカテーテル10は、基端ルーメン61が内部に形成された長尺な基端シャフト60と、基端シャフト60の先端側に連結され、基端ルーメン61と連通する第1ルーメン71および第1ルーメン71と異なる第2ルーメン101が形成されると共に、第2ルーメン101の基端側開口部103が形成された先端シャフト70と、基端シャフト60の先端部に固定されて第1ルーメン71の内部に位置する補強体110と、を有し、基端シャフト60は、内周面が位置する内側基準面M1と外周面が位置する外側基準面M2との間に補強体110の基端部の少なくとも一部を収容する欠落部62が形成されている。
上記のように構成したカテーテル10は、補強体110が基端シャフト60の欠落部62に収容されるため、補強体110が基端ルーメン61を狭めることを抑制でき、基端ルーメン61を広く確保できる。このため、本カテーテル10は、手技を煩雑にすることなく、基端ルーメン61を通る拡張用流体等の物体の通過に要する時間を短縮できる。
また、基端シャフト60の先端よりも基端側に位置する補強体110の基端部の全体が、内側基準面M1上または内側基準面M1よりも基端シャフト60の軸中心から離れる側に位置し、かつ外側基準面M2上または外側基準面M2よりも基端シャフト60の軸中心に向かう側に位置してもよい。これにより、カテーテル10は、補強体110の全体が、基端シャフト60の欠落部62に収容されるため、基端ルーメン61をより広く確保できる。また、基端ルーメン61を通る物体のカテーテル10の軸に平行な流れが、補強体110のカテーテル10の軸に垂直な断面にぶつからないため、基端ルーメン61を通る物体の流れがスムーズになる。このため、本カテーテル10は、基端ルーメン61を通る物体の通過に要する時間をさらに短縮できる。
また、欠落部62の少なくとも一部は、基端シャフト60の内周面から外周面に貫通してスリット状に形成されている。これにより、欠落部62は、内周面から外周面にわたる広い範囲に補強体110を収容できる。このため、カテーテル10は、補強体110が基端ルーメン61を狭めることを抑制でき、基端ルーメン61を広く確保できる。
また、カテーテル10は、先端シャフト70の先端部に連結され、基端ルーメン61および第1ルーメン71を介して流体が流入または排出されることで拡張または収縮されるバルーン30を有する。これにより、第1ルーメン71および、補強体110を欠落部62に収容することで広く確保された基端ルーメン61を介して流体をバルーン30へ流入または排出させることができる。このため、カテーテル10は、バルーン30を迅速に拡張させることができ、かつ迅速に収縮させることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るカテーテル150は、図5に示すように、基端シャフト160の補強体170の構成のみが、第1実施形態と異なる。
欠落部161は、基端シャフト160の内周面から外周面に貫通してスリット状に形成される。欠落部161は、基端シャフト160の周方向に沿って対向する2つの対向面162を備えている。2つの対向面162は、基端シャフト160の軸心と略平行に延在している。2つの対向面162の間の距離は、基端シャフト160の内周面側よりも外周面側で大きくなっている。対向面162は、例えば平面であるが、平面でなくてもよい。
補強体170は、欠落部161に収容される連結部171と、補強体170の先端部に位置する補強体先端部175と、連結部171と補強体先端部175の間に位置する補強体中央部176とを備えている。連結部171は、欠落部161に収容可能な形状を有している。連結部171の軸心と直交する断面における形状は、円弧状である。連結部171は、基端シャフト160の径方向内側に位置する凹面172と、径方向外側に位置する凸面173と、凹面172と凸面173の間に位置する2つの接触面174とを備えている。なお、基端シャフト160の径方向内側とは、基端シャフト160の軸中心に向かう側である。基端シャフト160の径方向外側とは、基端シャフト160の軸中心から離れる側である。2つの接触面174の間の距離は、基端シャフト160の径方向外側で大きくなっている。2つの接触面174は、補強体170を挟むように位置する対向面162と接触している。各々の接触面174は、対向面162と面接触する平面であるが、面接触しなくてもよく、または平面でなくてもよい。
凹面172は、基端シャフト160の内側基準面M1上、または内側基準面M1よりも基端シャフト160の径方向外側に位置している。凹面172の曲率半径r1は、特に限定されないが、基端シャフト160の内周面の曲率半径r2以下である。このため、基端シャフト160の内周面および凹面172により囲まれる基端ルーメン61は、広く確保される。凸面173は、基端シャフト160の外側基準面M2上、または外側基準面M2よりも基端シャフト160の径方向内側に位置している。これにより、基端シャフト160の外径を、中間シャフト80の内部で大きく設定できる。このため、基端シャフト160の内径を大きく設定でき、基端ルーメン61をより広く確保できる。なお、凸面173は、基端シャフト160の外側基準面M2よりも基端シャフト160の径方向外側に位置してもよい。
補強体中央部176は、軸心方向に沿って基端シャフト160と基端側開口部103の間に位置している。補強体先端部175は、軸心方向に沿って基端側開口部103と重なる位置から先端側に位置している。補強体中央部176および補強体先端部175の断面形状は、連結部171と同様の円弧状であるが、これに限定されない。
変形例として、図6に示すように、補強体中央部176は、補強体先端部175よりも高い曲げ剛性を備えてもよい。補強体中央部176の軸心と直交する断面における形状は、例えば円形である。曲げ剛性の高い補強体中央部176は、曲げ剛性が低い中間シャフト80を効果的に補強できる。補強体先端部175は、連結部171と同様の断面形状を有し、補強体中央部176よりも曲げ剛性が低い。補強体先端部175は、軸心方向において第2ルーメン101に挿入されるガイドワイヤと重なるために高い曲げ剛性を必要としない。このため、補強体先端部175は、曲げ剛性よりも流路の確保に有効な形状(例えば円弧形状)とすることができる。なお、補強体先端部175は、連結部171と同様の断面形状を有することに限定されない。
以上のように、第2実施形態に係るカテーテル150において、欠落部161に収容される補強体170の連結部171は、基端シャフト160の軸中心に向かう側に凹面172が形成されている。これにより、凹面172が基端ルーメン61とともに物体の通路を形成し、物体の通路を広く確保できる。
また、欠落部161は、基端シャフト160の周方向に沿って対向する対向面162を有し、欠落部161に収容される補強体170の連結部171は、対向面162と接触する接触面174を有する。これにより、補強体170は、接触面174が対向面162に接触するように欠落部161に収容される。このため、欠落部161は、補強体170を安定して固定できる。
また、補強体170は、先端シャフト70の基端側開口部103よりも基端側であって基端シャフト160よりも先端側の補強体中央部176と、補強体中央部176よりも先端側の補強体先端部175と、を有し、補強体中央部176の曲げ剛性は、補強体先端部175の曲げ剛性よりも大きくてもよい。これにより、基端側開口部103よりも基端側であって基端シャフト160よりも先端側の補強体中央部176を、曲げ剛性の高い補強体中央部176により効果的に補強できる。補強体先端部175は、軸心方向において第2ルーメン101に挿入されるガイドワイヤ等と重なるために高い曲げ剛性を必要としないため、曲げ剛性よりも第1ルーメン71を広く確保することを優先した形状とすることができる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係るカテーテル120は、図7に示すように、基端シャフト130の欠落部131および補強体140の構成のみが、第1実施形態と異なる。
欠落部131は、基端シャフト130の内周面から外周面に貫通してスリット状に形成される第1欠落部132と、基端シャフト130の外周面に形成される溝状の第2欠落部133とを備えている。第1欠落部132は、基端シャフト130の先端部に形成され、第2欠落部133は、第1欠落部132の基端側に、第1欠落部132から連続して形成されている。
スリット状の第1欠落部132は、基端シャフト130の周方向に沿って対向する2つの対向面134を備えている。2つの対向面134は、基端シャフト130の軸心と略平行に延在している。溝状の第2欠落部133は、第1欠落部132から連続して、基端シャフト130の軸心と略平行に延在している。
補強体140は、第1欠落部132に収容される第1連結部141と、第2欠落部133に収容される第2連結部142とを備えている。第2連結部142は、補強体140の基端部に位置し、第1連結部141は、第2連結部142の先端側に位置している。
第1連結部141は、第1欠落部132に収容可能な形状を有している。第1連結部141は、基端シャフト130の径方向内側に位置する第1内面143と、径方向外側に位置する第1外面144と、第1内面143と第1外面144の間に位置する2つの第1側面145とを備えている。2つの第1側面145は、対向面134と対向している。
第2連結部142は、第2欠落部133に収容可能な形状を有している。第2連結部142は、基端シャフト130の径方向内側に位置する第2内面146と、径方向外側に位置する第2外面147と、第2内面146と第2外面147の間に位置する2つの第2側面148とを備えている。第2外面147は、第1外面144から連続している。第2側面148は、第1側面145から連続している。第2内面146と第1内面143の間には、傾斜部149が形成されている。傾斜部149は、第2内面146と第1内面143の間を、滑らかに連結している。第2内面146は、溝状の第2欠落部133の底面と接触している。
以上のように、第3実施形態に係るカテーテル120の欠落部131の少なくとも一部は、基端シャフト130の外周面に溝状に形成されている。これにより、補強体140は、欠落部131の一部である溝状の第2欠落部133の底に接するように収容される。このため、欠落部131は、補強体140を安定して固定できる。また、第2欠落部133が、外周面に溝状に形成されているため、補強体140が基端シャフト130の内側に入り込まない。したがって、カテーテル120は、流体の流路である基端ルーメン61を広く確保できる。
また、欠落部131の先端部は、基端シャフト130の内周面から外周面に貫通してスリット状に形成され、欠落部131の基端部は、基端シャフト130の外周面に溝状に形成されている。これにより、補強体140は、スリット状の第1欠落部132の広い範囲に収容されて基端ルーメン61を広く確保できるとともに、溝状の第2欠落部133に安定して収容される。なお、溝状の第2欠落部133は、基端シャフト130の内周面に形成されてもよい。また、補強体140を収容する欠落部131は、スリット状の第1欠落部132を有さずに、溝状の第2欠落部133のみを有してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、カテーテルは、バルーンにステントが搭載されてもよい。
また、カテーテルを挿入する生体管腔は、血管に限定されず、例えば、脈管、尿管等であってもよい。
また、外管と中間シャフトは、一体的に形成されてもよい。また、外管と内管は、一体的に形成されてもよい。また、内管と中間シャフトは、一体的に形成されてもよい。
また、カテーテルは、ラピッドエクスチェンジ型であれば、バルーンカテーテルでなくてもよい。したがって、基端ルーメンおよび第1ルーメンを通る物体は、流体でなくてもよい。
また、補強体は、先端側に向かってテーパ状または段差状に減少する外径を備えてもよい。また、補強体は、複数設けられてもよい。
また、図8に示す変形例のように、補強体110は、欠落部62に収容されていなくてもよい。すなわち、カテーテルは、基端ルーメン61が内部に形成された長尺な基端シャフト60と、基端シャフト60の先端側に連結され、基端ルーメン61と連通する第1ルーメン71および第1ルーメン71と異なる第2ルーメン101が形成されると共に、第2ルーメン101の基端側開口部103が形成された先端シャフト70と、基端シャフト60の先端部に固定されて基端ルーメン61の内部および第1ルーメン71の内部に位置する補強体110と、を有し、基端シャフト60は、内周面が位置する内側基準面M1と外周面が位置する外側基準面M2との間に欠落部62が形成され、欠落部62の少なくとも一部は、基端シャフト60の内周面から外周面に貫通するスリット状に形成されてもよい。なお、欠落部62は、基端シャフト60の内周面に溝状に形成されてもよい。この場合であっても、補強体110による基端ルーメン61の減少を、欠落部62が補うことができる。このため、本カテーテルは、手技を煩雑にすることなく、基端ルーメン61を通る物体の通過に要する時間を短縮できる。なお、基端シャフト60の軸心方向において、欠落部62の少なくとも一部の位置は、補強体110の位置と一致する。すなわち、基端シャフト60の軸心と直交するいずれかの断面において、欠落部62と補強体110の両方が存在する。これにより、補強体110による基端ルーメン61の減少を、欠落部62が効果的に補うことができる。
10、120、150 カテーテル
30 バルーン
60、130、160 基端シャフト
61 基端ルーメン
62、131、161 欠落部
63、134、162 対向面
70 先端シャフト
71 第1ルーメン
80 中間シャフト
90 外管
100 内管
101 第2ルーメン
103 基端側開口部
110、140、170 補強体
111、171 連結部
112 接合部
132 第1欠落部
133 第2欠落部
141 第1連結部
142 第2連結部
172 凹面
174 接触面
175 補強体先端部
176 補強体中央部
M1 内側基準面
M2 外側基準面
r1 凹面の曲率半径
r2 基端シャフトの内周面の曲率半径

Claims (10)

  1. 基端ルーメンが内部に形成された長尺な基端シャフトと、
    前記基端シャフトの先端側に連結され、前記基端ルーメンと連通する第1ルーメンおよび前記第1ルーメンと異なる第2ルーメンが形成されると共に、前記第2ルーメンの基端側開口部が形成された先端シャフトと、
    前記基端シャフトの先端部に固定されて前記第1ルーメンの内部に位置する補強体と、を有し、
    前記基端シャフトは、内周面が位置する内側基準面と外周面が位置する外側基準面との間に前記補強体の基端部の少なくとも一部を収容する欠落部が形成されているカテーテル。
  2. 前記基端シャフトの先端よりも基端側に位置する前記補強体の基端部の全体が、前記内側基準面上または前記内側基準面よりも前記基端シャフトの軸中心から離れる側に位置し、かつ前記外側基準面上または前記外側基準面よりも前記基端シャフトの軸中心に向かう側に位置している請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記欠落部に収容される前記補強体の連結部は、前記基端シャフトの軸中心に向かう側に凹面が形成されている請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記欠落部は、前記基端シャフトの周方向に沿って対向する対向面を有し、
    前記欠落部に収容される前記補強体の連結部は、前記対向面と接触する接触面を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のカテーテル。
  5. 前記補強体は、前記先端シャフトの前記基端側開口部よりも基端側であって前記基端シャフトよりも先端側の補強体中央部と、前記補強体中央部よりも先端側の補強体先端部と、を有し、前記補強体中央部の曲げ剛性は、前記補強体先端部の曲げ剛性よりも大きい請求項1〜4のいずれか1項に記載のカテーテル。
  6. 前記欠落部の少なくとも一部は、前記基端シャフトの内周面から外周面に貫通してスリット状に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のカテーテル。
  7. 前記欠落部の少なくとも一部は、前記基端シャフトの内周面または外周面に溝状に形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のカテーテル。
  8. 前記欠落部の先端部は、前記基端シャフトの内周面から外周面に貫通してスリット状に形成され、前記欠落部の基端部は、前記基端シャフトの内周面または外周面に溝状に形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のカテーテル。
  9. 前記先端シャフトの先端部に連結され、前記基端ルーメンおよび第1ルーメンを介して流体が流入または排出されることで拡張または収縮するバルーンを有する請求項1〜8のいずれか1項に記載のカテーテル。
  10. 基端ルーメンが内部に形成された長尺な基端シャフトと、
    前記基端シャフトの先端側に連結され、前記基端ルーメンと連通する第1ルーメンおよび前記第1ルーメンと異なる第2ルーメンが形成されると共に、前記第2ルーメンの基端側開口部が形成された先端シャフトと、
    前記基端シャフトの先端部に固定されて前記基端ルーメンの内部および前記第1ルーメンの内部に位置する補強体と、を有し、
    前記基端シャフトは、内周面が位置する内側基準面と外周面が位置する外側基準面との間に欠落部が形成され、
    前記欠落部の少なくとも一部は、前記基端シャフトの内周面から外周面に貫通するスリット状に形成され、または前記基端シャフトの内周面に溝状に形成されているカテーテル。
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