JP2020156649A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】柔軟性を有しつつ軸方向の位置ずれを生じにくいマーカー部を有するカテーテルを提供する。【解決手段】長尺状の基部シャフト60と、基部シャフト60の先端側に配置される先端シャフト70と、先端シャフト70の先端部に設けられるバルーン30と、少なくとも先端シャフト70とバルーン30の内部に配置される内管100と、基部シャフト60に接続され先端シャフト70の内部に配置される補強体110と、を有し、補強体110の先端部は、造影性を有した少なくとも一つのコイル116,118を有し、コイル116,118は、バルーン30の内部で内管100に巻回されるカテーテル10である。【選択図】図1

Description

本発明は、血管等の生体管腔に挿入されて使用されるカテーテルに関するものである。
近年、例えば心筋梗塞や狭心症のような狭窄した病変部の治療では、拡張可能なバルーンを備えるカテーテルを狭窄部に挿入して、バルーンの拡張によって狭窄部を広げることが行われている。
カテーテルは、長尺なシャフトの先端部にバルーンを有している。生体内にシャフトを挿入した際に、バルーンの位置を把握するため、バルーンには造影性を有するマーカー部が設けられる。マーカー部は、バルーン内に配置される内管シャフトの周面に金属製の筒状部材を固定するなどして設けられる。
金属製の筒状部材で形成されたマーカー部は柔軟性を有しないため、バルーンが屈曲しにくい。このため、屈曲病変部においてバルーンのガイドワイヤへの追従性が良好とは言えず、また、バルーンの屈曲病変部に対する挿入の容易性及びステント内通過性も良好とは言えない。
特許文献1には、バルーン内に配置される内管シャフトの周面にコイルスプリング状のマーカー部を設けることが開示されている。このようにマーカー部をコイル状とすることにより、マーカー部の柔軟性を向上させることができる。
米国特許第4994032号明細書
特許文献1のように、マーカー部をコイル状とした場合、マーカー部が設けられた部分の柔軟性は向上するが、内管シャフトとの固定力が十分とは言えない。このため、バルーンが生体内で屈曲した際などに、マーカー部が軸方向に位置ずれを生じる可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、柔軟性を有しつつ軸方向の位置ずれを生じにくいマーカー部を有するカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するカテーテルは、長尺状の基部シャフトと、前記基部シャフトの先端側に配置される先端シャフトと、前記先端シャフトの先端部に設けられるバルーンと、少なくとも前記先端シャフトと前記バルーンの内部に配置される内管と、前記基部シャフトに接続され前記先端シャフトの内部に配置される補強体と、を有し、前記補強体の先端部は、造影性を有した少なくとも一つのコイルを有し、前記コイルは、前記バルーンの内部で前記内管に巻回される。
上記のように構成したカテーテルは、基部シャフトに接続されている補強体に柔軟性の高いコイルがマーカー部として形成されるので、バルーンの柔軟性を向上させつつ、マーカー部の軸方向の位置ずれを生じにくくすることができる。
本実施形態に係るカテーテルを示す平面図である。 カテーテルの先端部を示す断面図である。 補強体の平面図である。 図1のバルーン付近拡大図であって、バルーンの内部を表した図である。 内管シャフトの表面に補強体が位置している部分の拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法は、説明の都合上、誇張されて実際の寸法とは異なる場合がある。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。本明細書では、管腔に挿入する側を「先端側」、操作する手元側を「基端側」と称することとする。
本実施形態に係るカテーテル10は、ガイドワイヤルーメンが先端部にのみ設けられる、いわゆるラピッドエクスチェンジ型のバルーンカテーテルである。カテーテル10は、図1,2に示すように、長尺なシャフト20と、シャフト20の先端に設けられるバルーン30と、シャフト20の基端に固着されたハブ40と、シャフト20及びハブ40の接続部に設けられる耐キンクチューブ50とを有している。
シャフト20は、ハブ40に固定される管状の基端シャフト60と、基端シャフト60の先端部に固定される先端シャフト70と、補強体110とを備えている。先端シャフト70は、外管90と、外管90の基端部に固定される中間シャフト80と、外管90の内部に配置される内管100とを備えている。
外管90は、シャフト20の先端部に位置する管体である。外管90の先端部は、バルーン30の基端部と液密性を保った状態で接合されている。外管90の内部には、第1ルーメン71が形成されている。第1ルーメン71は、バルーン30を拡張させるための流体を流通させることができる。
中間シャフト80は、外管90と基端シャフト60の間に位置する管体である。中間シャフト80の先端部は、外管90の基端部に固定されている。第1ルーメン71は、中間シャフト80内部にも形成されている。中間シャフト80の基端部は、基端シャフト60の先端部を覆い、接着部81により基端シャフト60の外周面に固定されている。接着部81は、例えば接着剤が固化することで形成される。
内管100は、外管90及びバルーン30の内部を同軸状に貫通する管体である。内管100の先端部は、バルーン30の最先端よりも先端方向へ延在しており、バルーン30の先端部と液密性を保った状態で接合されている。内管100の基端部は、中間シャフト80の側面に形成された側口を通り、液密性を保った状態で中間シャフト80に固着されている。内管100の基端側開口部103は、中間シャフト80の外部に露出している。内管100の先端から基端側開口部103にかけての内部空間は、ガイドワイヤを挿入可能な第2ルーメン101である。なお、基端側開口部103は、中間シャフト80ではなく、外管90に設けられてもよく、また中間シャフト80と外管90の境界部に設けられてもよい。
外管90、内管100及び中間シャフト80の構成材料は、特に限定されないが、例えばポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、またはこれら二種以上の混合物など)、ポリオレフィンの架橋体、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、フッ素樹脂、ポリイミドなどの高分子材料またはこれらの混合物などを好適に使用できる。
バルーン30は、拡張することで生体管腔の狭窄部を押し広げる部材である。バルーン30は、所定の範囲を効率よく押し広げられるよう、軸方向中央部に略円筒状で形成されてほぼ同一径の筒状部31を有している。バルーン30は、筒状部31の先端側に、先端側へ向かって径がテーパ状に縮小して形成される第1縮径部32を備えている。また、バルーン30は、筒状部31の基端側に、基端側へ向かって径がテーパ状に縮小して形成される第2縮径部33を備えている。
第1縮径部32の先端側は、内管100の外壁面に液密性を保った状態で接合されている。第2縮径部33の基端側は、外管90の先端部の外壁面に液密性を保った状態で接合されている。バルーン30の内部は、第1ルーメン71と連通し、この第1ルーメン71を介して、基端側から拡張用の流体を流入可能である。バルーン30は、拡張用流体の流入により拡張し、流入した拡張用流体の排出により収縮する。
バルーン30の構成材料は、ある程度の可撓性を有する材料により形成されることが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あるいはこれら二種以上の混合物等のポリオレフィンや、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用できる。バルーン30を拡張させるための拡張用流体は、例えば、造影剤や生理食塩水を好適に使用できる。
基端シャフト60は、管状であり、内部に基端ルーメン61が形成されている。基端ルーメン61は、第1ルーメン71と連通している。基端ルーメン61は、バルーン30を拡張させるための流体を流通させることができる。基端シャフト60は、先端よりも所定長さ基端側の外周面で、接着部81により中間シャフト80に固定されている。基端シャフト60は、外周面に、目視で挿入長さを推定するための1つ以上の深度マーカー64が固定されている。
基端シャフト60の内径は、特に限定されないが、例えば0.3〜0.6mmである。基端シャフト60の外径は、特に限定されないが、例えば0.4〜0.8mmである。
基端シャフト60の構成材料は、カテーテル10の押し込み力を向上させるために、比較的剛性の高い材質であることが好ましく、例えばステンレス鋼、ステンレス延伸性合金、Ni−Ti合金、真鍮、アルミニウム等の金属や、ポリイミド、塩化ビニル、ポリカーボネート等の樹脂を好適に使用できる。
ハブ40は、図1に示すように、基端シャフト60の基端ルーメン61と連通して拡張用の流体を流入及び排出させるポート41を備えている。ハブ40は、基端シャフト60と液密性を保った状態で固定されている。
耐キンクチューブ50は、ハブ40の先端付近における基端シャフト60のキンク(折れ曲がり)を防止するために、基端シャフト60の外側に載置されている。
補強体110は、基端シャフト60の先端部に固定され、先端方向へ延在する長尺な部材である。補強体110は基端部に基端固定部111を有している。基端固定部111は、レーザー照射による溶接により基端シャフト60に固定されている。なお、補強体110と基端シャフト60の接合方法は、溶接に限定されず、例えば接着であってもよい。
図3に示すように、補強体110の基端固定部111より先端側の部分は、先端シャフト70の第1ルーメン71内に位置する先端シャフト配置部113である。先端シャフト配置部113は、先端側に向かって細くなるテーパ部として形成されている。これにより、補強体110の物性が長さ方向に沿って連続的に変化し、物性が急激に変化することによるプッシャビリティの低下を抑制できる。なお、先端シャフト配置部113は、中間シャフト80、外管90及び内管100に対して固定されていない。
補強体110の先端シャフト配置部113より先端側には、先端接続部115aを介して補強体先端部115が設けられる。補強体110と補強体先端部115は、溶接または接着により先端接続部115aで固定することができる。補強体先端部115は、補強体110の先端部における径と同等あるいはそれより細い径を有する線状に形成される。
補強体先端部115の先端側部分は、バルーン30の内部に配置される。先端接続部115aは、バルーン30の基端位置より基端側に配置されることが望ましい。拡張用流体を流通させる第1ルーメン71は、バルーン30の基端位置において最も狭くなっているので、先端接続部115aがそれより基端側に配置されていることで、補強体110による第1ルーメン71における流体流通の阻害を最低限にすることができる。
補強体先端部115は、造影性を有するマーカー部として基端側コイル116と先端側コイル118とを有している。基端側コイル116と先端側コイル118の間は、線状の中間部117で接続されている。
図4に示すように、基端側コイル116は、線状の補強体先端部115が内管100に巻回されてコイル状に形成されている。先端部コイル117も、線状の補強体先端部115が内管100に巻回されてコイル状に形成されている。
中間部117は、内管100の長さ方向に沿って直線状に延びている。中間部117が内管100の長さ方向に沿う直線状であることにより、シャフト20を生体内に挿入していく際に、中間部117では長さ方向に沿って真っ直ぐに押圧力を伝えることができる。このため、カテーテル10のプッシャビリティを良好にすることができる。
先端側コイル118は、内管100に対してカシメにより固定されている。すなわち、先端側コイル118を形成する補強体先端部115は、内管100の外表面から肉厚方向に食い込むように固着されている。このため、先端側コイル118は内管100に対して長さ方向に移動することができない。なお、先端側コイル118の固定方法はカシメ以外であってもよく、例えば補強体先端部115の線を内管100に対して強く巻きつけることにより固定するようにしてもよい。
基端側コイル116は、内管100に対して固定されていない。このため、基端側コイル116は、内管100に対して長さ方向に沿って摺動することができる。
補強体110は、基端固定部111で基部シャフト60に固定されているので、補強体先端部115に設けられる基端側コイル116や先端側コイル118の位置を、生体への挿入時においてずれにくくすることができる。また、先端側コイル118は内管100に固定されているので、先端側コイル118は、内管100やバルーン30に対して長さ方向に位置がずれない。基端側コイル116は、内管100に対して固定されていないので、内管100の長さ方向にいくらか摺動する一方、その部分の柔軟性を高くできるため、屈曲部等における追従性を良好にすることができる。
基端側コイル116と先端側コイル118のコイル形状は、ピッチを小さくして密に巻回した方が、造影時の視認性を高くすることができる。一方、コイル形状のピッチを大きくして疎に巻回することで、柔軟性を向上させることができる。したがって、基端側コイル116と先端側コイル118のコイル形状のピッチは、視認性と柔軟性のバランスを考慮して設定される。
基端側コイル116と先端側コイル118は、コイル形状であるため、マーカー部分に角部が形成されない。このため、バルーン30の耐擦過性を向上させることができる。また、補強体先端部115の先端は、角部を有しない曲線状であることが望ましい。これにより、バルーン30の耐擦過性をより向上させることができる。
基端側コイル116及び先端側コイル118を形成する線状の補強体先端部115は、断面形状が扁平形状を有している。扁平形状は任意に設定できるが、角部を有しない扁平形状として楕円形状が好適である。図5に示すように、基端側コイル116または先端側コイル118において、補強体先端部115は、断面の長軸方向が内管100の表面と平行な方向となる。これにより、基端側コイル116や先端側コイル118の最大径の大きさを、断面円形の場合より小さくすることができ、バルーン30の通過性を良好にすることができる。
補強体110の外径は、特に限定されないが、例えば0.1〜0.4mmである。補強体110の長さは、特に限定されないが、例えば100〜300mmである。
補強体110の構成材料は、例えば、ステンレス鋼線、若しくはピアノ線、または超弾性合金線、若しくはNi−Ti合金、Cu−Zn合金、Ni−Al合金、タングステン、タングステン合金、チタン、チタン合金、コバルト合金、タンタル等の各種金属を好適に使用できる。また、補強体110の構成材料は、比較的剛性の高い樹脂であってもよい。
補強体先端部115は、造影性を有する材料で形成されていることが望ましく、補強体110について説明したように、金属を好適に使用できる。また、補強体先端部115が造影性を有しない材料で形成されている場合には、少なくとも基端側コイル116と先端側コイル118の部分に、造影性を有する材料をコーティングすることで、これらに造影性を持たせることができる。
次に、本実施形態に係るカテーテル10の使用方法を、血管に挿入して使用する場合を例として説明する。
まず、血管の狭窄部を治療する前に、カテーテル10内の空気をできる限り抜き取り、生理食塩水に置換しておく。このとき、バルーン30は、収縮している。
次に、患者の血管にシースを留置し、第2ルーメン101内にガイドワイヤ(図示しない)を挿通させた状態で、ガイドワイヤ及びシャフト20をシースの内部より血管内へ挿入する。続いて、ガイドワイヤを先行させつつシャフト20を進行させ、バルーン30を狭窄部へ到達させる。このとき、カテーテル10の基端側開口部103よりも先端側は、ガイドワイヤを挿入されるために曲がり難い。また、カテーテル10の基端シャフト60は、中間シャフト80よりも曲げ剛性を高く設定されている。このため、カテーテル10は、中間シャフト80において曲がりやすい。補強体110は、カテーテル10の曲がりやすい中間シャフト80を補強し、カテーテル10の押し込み性を向上させる。このため、術者は、カテーテル10を目的の位置へ容易に押し込むことができる。
血管内でシャフト20を進行させる際、補強体110が有する基端側コイル116及び先端側コイル118が適宜造影されて、術者がバルーン30の位置を確認することができる。
バルーン30が狭窄部に位置したら、ハブ40のポート41より、インデフレータ、シリンジ、またはポンプ等を用いて拡張用流体を所定量注入する。ポート41より注入された拡張用流体は、基端ルーメン61及び第1ルーメン71を通って、バルーン30の内部に流入する。これにより、収縮しているバルーン30が拡張し、狭窄部を押し広げることができる。この後、拡張用流体をポート41より吸引して排出し、バルーン30を収縮させる。
バルーン30を収縮させた後、シースを介して血管よりガイドワイヤ及びシャフト20を抜去する。これにより、手技が終了する。
以上のように、本実施形態に係るカテーテル10は、長尺状の基部シャフト60と、基部シャフト60の先端側に配置される先端シャフト70と、先端シャフト70の先端部に設けられるバルーン30と、少なくとも先端シャフト70とバルーン30の内部に配置される内管100と、基部シャフト60に接続され先端シャフト70の内部に配置される補強体110と、を有し、補強体110の先端部115は、造影性を有した少なくとも一つのコイル116,118を有し、コイル116,118は、バルーン30の内部で内管100に巻回される。
上記のように構成したカテーテル10は、基部シャフト60に接続されている補強体110に柔軟性の高いコイル116,118が形成されるので、バルーン30の柔軟性を向上させつつ、マーカー部となるコイル116,118の軸方向の位置ずれを生じにくくすることができる。
また、コイル116,118は内管に固定されていてもよい。これにより、コイル116,118がバルーン30に対してずれないようにすることができる。
また、コイル116,118は断面扁平状の線で形成されてもよい。これにより、コイル116,118の厚みを抑えてバルーンの最大径の大きさを抑え、通過性を良好にすることができる。
また、補強体110は、少なくとも一部に先端側に向かって細くなるテーパ部113を有していてもよい。これにより、補強体110の物性が長さ方向に沿って連続的に変化するので、物性が急激に変化することによるプッシャビリティの低下を抑制できる。
また、補強体110の先端部115は、基端側コイル116と先端側コイル118とを有し、基端側コイル116と先端側コイル118は線状の中間部117で接続されてもよい。これにより、基端側コイル116と先端側コイル118のいずれも補強体110の一部で形成され、基部シャフト60に接続されるので、長さ方向の位置ずれを生じにくくすることができる。
また、先端側コイル118は内管100に固定され、基端側コイル116は内管100に対し軸方向に摺動可能に接触するようにしてもよい。これにより、先端側コイル118が内管100に対してずれないようにする一方、基端側コイル116の柔軟性を確保することができる。
また、補強体110の先端部115は、コイル116,118以外の部分が内管100に固定されていないようにしてもよい。これにより、補強体先端部115が内管100に拘束されることなく力を伝達できるので、プッシャビリティを良好にすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、カテーテルは、バルーンにステントが搭載されてもよい。
また、カテーテルを挿入する生体管腔は、血管に限定されず、例えば、脈管、尿管等であってもよい。
また、外管と中間シャフトは、一体的に形成されてもよい。また、外管と内管は、一体的に形成されてもよい。また、内管と中間シャフトは、一体的に形成されてもよい。
また、カテーテルは、ラピッドエクスチェンジ型以外、例えばオーバー・ザ・ワイヤー型であってもよい。
また、上述の実施形態において補強体110は、先端シャフト配置部113の先端側に補強体先端部115が接合されているが、全長に渡って単一の部材で形成されていてもよい。この場合、上述の実施形態で先端シャフト配置部113が有する先端側に向かって細くなるテーパ形状は、補強体の全長に渡って形成されてもよい。
また、コイルは、バルーン30の長さ方向いずれかの位置に1箇所のみ設けられてもよい。この場合、コイルは内管100に対して固定される。
また、補強体先端部は、先端側コイル118より先端側まで延びていてもよく、先端部がバルーン30の先端部あるいはそれより先端側まで達していてもよい。
10 カテーテル
20 シャフト
30 バルーン
31 筒状部
32 第1縮径部
33 第2縮径部
40 ハブ
50 耐キンクチューブ
60 基部シャフト
61 基端ルーメン
64 深度マーカー
70 先端シャフト
71 第1ルーメン
80 中間シャフト
81 接着部
90 外管
100 内管
101 第2ルーメン
103 基端側開口部
110 補強体
111 基端固定部
113 先端シャフト配置部
115 補強体先端部
116 基端側コイル
117 中間部
118 先端側コイル

Claims (7)

  1. 長尺状の基部シャフトと、
    前記基部シャフトの先端側に配置される先端シャフトと、
    前記先端シャフトの先端部に設けられるバルーンと、
    少なくとも前記先端シャフトと前記バルーンの内部に配置される内管と、
    前記基部シャフトに接続され前記先端シャフトの内部に配置される補強体と、を有し、
    前記補強体の先端部は、造影性を有した少なくとも一つのコイルを有し、
    前記コイルは、前記バルーンの内部で前記内管に巻回されるカテーテル。
  2. 前記コイルは前記内管に固定されている請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記コイルは断面扁平状の線で形成される請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記補強体は、少なくとも一部に先端側に向かって細くなるテーパ部を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のカテーテル。
  5. 前記補強体の先端部は、基端側コイルと先端側コイルとを有し、該基端側コイルと先端側コイルは線状の中間部で接続される請求項1〜4のいずれか1項に記載のカテーテル。
  6. 前記先端側コイルは前記内管に固定され、前記基端側コイルは前記内管に対し軸方向に摺動可能に接触する請求項5に記載のカテーテル。
  7. 前記補強体の先端部は、前記コイル以外の部分が前記内管に固定されていない請求項1〜6のいずれか1項に記載のカテーテル。
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