JP2019216160A - 電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱伝導部材と放熱部品とを螺合することにより、冷却性能を向上できるようにした電子制御装置を提供すること。【解決手段】電子制御装置は、筐体と、筐体の内部に設けられる電子基板100とを備える電子制御装置であって、電子基板は、プリント配線基板130と、プリント配線基板の両面のうち第1面に搭載される発熱素子120と、プリント配線基板の両面のうち第1面に対向する第2面に搭載される放熱部品111aと、第1面から第2面へ貫通して設けられる熱伝導部材114aであって、一端側が第1面で発熱素子に接続され、他端側が第2面で放熱部品に接続される熱伝導部材とを含み、熱伝導部材の他端側と放熱部品とは螺合112aされている。【選択図】図4
Description
本発明は、電子制御装置に関する。
車両の内部には、電子制御装置が設けられている。電子制御装置は、燃料噴射装置、エンジン、変速機、ブレーキといった装置等を制御する。
プリント配線基板に放熱部を設け、発熱部品から放熱させる構造が知られている(特許文献1)。
特許文献1には、プリント配線基板に実装された発熱部品から放熱させるための基板について開示されている。この基板放熱構造では、発熱部品で発生した熱が、熱伝導コアを経て放熱部に伝導し、放熱部から放出される。
しかし、放熱部をプリント配線基板に半田を用いて実装する場合、熱伝導コアの端面と放熱部の端面の平面度が低いと、半田がのりにくい。すなわち、半田が付着しにくくなる。このために放熱部と熱伝導体の間に空間が形成されてしまい、発熱部品の熱を放熱部へ伝達しにくくなる。
そこで、本発明の目的は、熱伝導部材と放熱部品とを螺合することにより、冷却性能を向上できるようにした電子制御装置を提供することにある。
本発明に従う電子制御装置は、筐体と筐体の内部に設けられる電子基板とを備える電子制御装置であって、電子基板は、プリント配線基板と、プリント配線基板の両面のうち第1面に搭載される発熱素子と、第1面に対向する第2面に搭載される放熱部品と、第1面から第2面へ貫通して設けられる熱伝導部材であって、一端側が第1面で発熱素子に接続され、他端側が第2面で放熱部品に接続される熱伝導部材と、を含み、熱伝導部材の他端側と放熱部品とは螺合されている。
本発明によれば、放熱部品と熱伝導部材とを螺合させることにより、放熱部品と熱伝導部材とを熱的にかつ機械的に接続することができる。したがって、発熱素子の熱を、熱伝導部材を介して放熱部品へ伝達し、放熱部品から放出させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
以下に詳述するように、本実施形態では、電子制御装置2の電子基板100(図3参照)に放熱構造110a,110b,110c(図3,4参照)が備えられている。図4、5、6に後述するように、放熱構造110a,110b,110cは、「熱伝導部材」としてのインレイ114a,114b,114cと「放熱部品」の一例としてのヒートシンク111a,111b,111cとを有する。ヒートシンク111a,111b,111cは、インレイ114a,114b,114cに螺合される。特に区別しない場合は、「放熱構造110」、「ヒートシンク111」、「インレイ114」と呼ぶことがある。
本発明の理解及び実施のために、最初に電子制御装置2の全体構造について説明し、次に放熱構造110aについて説明する。
図1の車両1の側面図に示す通り、電子制御装置2は車両1の内部に配置される。電子制御装置2は、後述の電子基板100に実装されたマイクロプロセッサ等の電子回路が動作することにより、アクチュエータ等の装置を制御する装置である。
電子制御装置2は、例えば、エンジン室内、運転室内、トランク内等に配置することができる。電子制御装置2は、制御対象であるアクチュエータの近傍に配置することもできる。電子制御装置2は、アクチュエータと一体化して設けることもできる。この一体化した構成は、機電一体型と呼ばれる。
図2の斜視図に示すように、電子制御装置2は、後述する電子基板100と筐体200とを有する。筐体200は、電子制御装置2の外装である。筐体200は、例えば、樹脂製による有底の角筒状に形成される。筐体200の正面に開口部203が設けられる。開口部203は、後述のコネクタ140とシール部材(不図示)とを用いて、水密に施蓋されている。
図3の縦断面図に示すように、電子基板100は、筐体200の内部に取り付けられている。以下の説明では、一端とは図中の上側を示す。他端とは図中の下側を示す。
筐体200は、例えば、固定部201と支持台202とを備える。固定部201は、電子基板100の端部を挟持して固定する。支持台202は、前記端部の反対側の端部を支持する。筐体200の内部には、開口部203に連通する保護空間204が形成される。
電子基板100は、例えば、プリント配線基板130と、コネクタ140と、発熱素子120と、放熱構造110aとを有する。プリント配線基板130の第1面131側には、複数の発熱素子120が設けられる。第1面131は、プリント配線基板130の両面のうちの一面である。第2面133側には、少なくとも一つの放熱構造110の一部であるヒートシンク111が設けられる。第2面133は、プリント配線基板130の両面のうち第1面131に対向する面である。
コネクタ140は、車両1内の他の電子回路(不図示)とプリント配線基板130とを電気的に接続する。コネクタ140は、プリント配線基板130の開口部203側に設けられている。コネクタ140に備えられるコネクタ端子141は、プリント配線基板130の電子回路に電気的に接続されると共に、図示せぬハーネスまたはケーブルを介して他の電子回路に電気的に接続される。
図4の電子基板100の縦断面図に示すように、
プリント配線基板130は、例えば、複数の導電層134と、複数の絶縁層135と、ソルダーレジスト132と、「貫通孔」の一例としての少なくとも一つの貫通ビア136とを有する。ソルダーレジスト132は、プリント配線基板130の表面を覆い、回路パターンを保護する絶縁膜となるインクである。
プリント配線基板130は、例えば、複数の導電層134と、複数の絶縁層135と、ソルダーレジスト132と、「貫通孔」の一例としての少なくとも一つの貫通ビア136とを有する。ソルダーレジスト132は、プリント配線基板130の表面を覆い、回路パターンを保護する絶縁膜となるインクである。
プリント配線基板130は、導電層134と絶縁層135とが交互に積層されて構成される。プリント配線基板130の第1面131のうち半田137の付着を禁ずる領域は、ソルダーレジスト132で被覆される。第1面131のうち半田137の付着を許す領域では、導電層134が露出する。
貫通ビア136は、第1面131から第2面133まで、貫通して形成される。貫通ビア136は、円筒状の貫通孔として形成してもよいし、例えば、第1面131から第2面133に向かうにつれて縮径するテーパ状に形成してもよい。貫通ビア136の断面は矩形状等の非円形でもよい。貫通ビア136の周面には、導電層134間を電気的に接続する導電膜(不図示)が形成される。
発熱素子120は、例えば、素子本体121と、端子122と、放熱フィン123とを有する。端子122は、例えば、素子本体121の側面から突出して設けられる。端子122を素子本体121の他端面にボール状に設けてもよい。端子122は、導電層134に半田137で取り付けられる。素子本体121は、プリント配線基板130と電気的に接続される。発熱素子120は、例えば、マイクロプロセッサ、電圧制御素子等の作動をすると発熱する部品である。また、電子回路には、例えば、コンデンサ等の発熱の少ない素子(不図示)も含まれる。
放熱フィン123は、熱伝導性を有する。放熱フィン123には、素子本体121から熱が伝導される。放熱フィン123は、例えば、素子本体121の底部に設けられる。放熱フィン123は、導電層134とインレイ114aの一端面とに、半田137により接続される。放熱フィン123は、半田137を介し、インレイ114aと熱的に接続される。
放熱構造110aは、例えば、インレイ114aとヒートシンク111aとを有する。ヒートシンク111aは、インレイ114aに接続される。
インレイ114aには、放熱フィン123から熱が伝導される。インレイ114aは、貫通ビア136の形状に対応するように形成される。インレイ114aは、貫通ビア136に圧入される。インレイ114aは、他端に雄ねじ形状をした螺合部115aを有する。インレイ114aは、例えば、銅や銅合金等の熱伝導性を有する金属材料から形成される。
ヒートシンク111aには、インレイ114aから熱が伝導される。ヒートシンク111aは、保護空間204の空気中に熱を放出する。ヒートシンク111aは、例えば、銅や銅合金等の熱伝導性を有する金属材料から形成される。
ヒートシンク111aは、一端に螺合部112aを有する。螺合部112aは、インレイ114aの螺合部115aと対応する雌ねじ状に形成される。螺合部112aと螺合部115aとが螺合することにより、ヒートシンク111aは、インレイ114aに固定される。螺合部115aと螺合部112aとは、隙間が生じることなく、熱的にかつ機械的に接続される。ヒートシンク111aは、接着剤113により、第2面133に固定される。
このように構成される本実施例によれば、素子本体121からヒートシンク111aまで熱的に接続される。ヒートシンク111aは、インレイ114aを介して素子本体121の熱が伝導される。これにより、放熱構造110aは、発熱素子120の温度上昇を抑制することができる。
ヒートシンク111aとインレイ114aとは螺合されるため、インレイ114aの他端面とヒートシンク111aの一端面との平面度に影響されることなく、取り付けることができる。ヒートシンク111aとインレイ114aとを螺合させるため、ヒートシンク111aとインレイ114aとを端面で接着させる場合に比べて、ヒートシンク111aとインレイ114aとの接触面積を大きくできる。これにより、インレイ114aからヒートシンク111aへの熱の伝導性を向上できる。
なお、車両1内に機電一体型に配置される電子制御装置2は、アクチュエータからの振動の影響を受ける。機電一体型の電子制御装置2に本実施例を適用した場合、ヒートシンク111aとインレイ114aとを螺合させることにより強固に接続することができる。したがって、放熱構造110aは、発熱素子120の温度上昇を抑制できる。
本実施例によれば、インレイ114aとヒートシンク111aとを螺合させて接続するため、発熱素子120の熱を金属製の筐体等へ伝達させずに、発熱素子120の温度上昇を抑制することができる。本実施例によれば、筐体200を樹脂材料から形成することができ、かつ、インレイ114aとヒートシンク111aの平面度を上げる平面加工が不要になるため、整合コストを抑制できる。
図5を用いて第2実施例を説明する。本実施例を含む以下の各実施例は、第1実施例の変形例に該当するため、第1実施例との差異を中心に説明する。図5の縦断面図に示すように、本実施例に係る放熱構造110bは、インレイ114bとヒートシンク111bとを有する。
インレイ114bの他端には、雌ねじ形状をした螺合部115bが形成されている。ヒートシンク111bの一端には、雄ねじ形状の螺合部112bが形成されている。螺合部112bは、インレイ114bの螺合部115bに対応する。螺合部112bと螺合部115bとが螺合することにより、ヒートシンク111bは、インレイ114bに固定される。螺合部115bと螺合部112bとは、隙間が生じることなく、熱的にかつ機械的に接続される。このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。
図6を用いて第3実施例を説明する。図6の縦断面図に示すように、本実施例に係る放熱構造110cは、インレイ114cとヒートシンク111cとを有する。
インレイ114cの他端には、雄ねじ形状をした螺合部115cが形成されている。ヒートシンク111cの一端には、雌ねじ形状の螺合部112cが形成されている。螺合部112cは、インレイ114cの螺合部115cに対応する。螺合部112cは、ヒートシンク111cの一端面から他端面に貫通するように形成される。螺合部112cと螺合部115cとが螺合することにより、ヒートシンク111cは、インレイ114cに固定される。螺合部115cと螺合部112cとは、隙間が生じることなく、熱的にかつ機械的に接続される。このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。
1:車両、2:電子制御装置、100:電子基板、110,110a,110b,110c:放熱構造、111,111a,111b,111c:ヒートシンク、112a,112b,112c:螺合部、113:接着剤、114a,114b,114c:インレイ、115a,115b,115c:螺合部、120:発熱素子、121:素子本体、122:端子、123:放熱フィン、130:プリント配線基板、131:第1面、132:ソルダーレジスト、133:第2面、134:導電層、135:絶縁層、136:貫通ビア、137:半田、140:コネクタ、141:コネクタ端子、200:筐体、201:固定部、202:支持台、203:開口部、204:保護空間
Claims (5)
- 筐体と前記筐体の内部に設けられる電子基板とを備える電子制御装置であって、
前記電子基板は、
プリント配線基板と、
前記プリント配線基板の両面のうち第1面に搭載される発熱素子と、
前記プリント配線基板の両面のうち前記第1面に対向する第2面に搭載される放熱部品と、
前記第1面から前記第2面へ貫通して設けられる熱伝導部材であって、一端側が前記第1面で前記発熱素子に接続され、他端側が前記第2面で前記放熱部品に接続される熱伝導部材と、
を含み、
前記熱伝導部材の他端側と前記放熱部品とは螺合されている、
電子制御装置。 - 前記熱伝導部材の他端側には雄ねじ部が形成されており、
前記放熱部品には前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている、
請求項1に記載の電子制御装置。 - 前記熱伝導部材の他端側には雌ねじ部が形成されており、
前記放熱部品には前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が形成されている、
請求項1に記載の電子制御装置。 - 前記筐体は密閉されている、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子制御装置。 - 前記筐体は、前記電子基板の制御対象であるアクチュエータに近接して設けられる、
請求項4に記載の電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018111925A JP2019216160A (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | 電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=68918877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018111925A Pending JP2019216160A (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | 電子制御装置 |
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Country | Link |
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2018
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