JP2019215667A - 指紋認証装置 - Google Patents

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Hiromi Ikeda
陽 池田
晃 伏見
Akira Fushimi
晃 伏見
裕紀 三村
Hironori Mimura
裕紀 三村
孝介 滝
Kosuke Taki
孝介 滝
恭久 太田
Yasuhisa Ota
恭久 太田
雄哉 後藤
Yuya Goto
雄哉 後藤
直幸 ▲高▼田
直幸 ▲高▼田
Naoyuki Takada
小川 大輔
Daisuke Ogawa
大輔 小川
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Abstract

【課題】指紋センサの放射ノイズ低減を可能にした指紋認証装置を提供する。【解決手段】指紋認証併用電子キーシステム3は、指紋を検出する指紋センサ35と、指紋センサ35の作動に伴い放射されるノイズを低減するような打ち消し電波をアンテナ31に送信させる作動制御部36とを備えている。作動制御部36は、指紋センサ35にタッチ操作がある場合に、指紋センサ35に指紋検出を実行させるとともに、アンテナ31に打ち消し電波を送信させる。【選択図】図1

Description

本発明は、指紋の正否を認証する指紋認証装置に関する。
従来、ユーザを特定するために指紋の認証を行う指紋認証装置が知られている。指紋認証装置は、指紋を検出する指紋センサと、指紋センサの検出結果を登録されたユーザの指紋情報と対比することで指紋認証を行う認証部とを備えている(特許文献1など参照)。
特開2011−141880号公報
指紋センサは、作動時に周囲にノイズを放射することがある。このノイズは、周辺の装置に影響を及ぼす可能性がある。そのため、指紋センサに対するエミッション対策のニーズがあった。
本発明の目的は、指紋センサの放射ノイズ低減を可能にした指紋認証装置を提供することにある。
上記課題を解決するための指紋認証装置は、機器を作動させる際に操作する操作部に設けられ、当該操作部の操作と同時にタッチされる指紋センサと、前記指紋センサの検出信号に基づいて指紋の正否を認証し、その認証結果が前記機器の作動許可の一条件とされる認証部と、作動時の前記指紋センサから放射されるノイズを低減する打ち消し電波を、アンテナから送信させる作動制御部とを備えている。
この構成によれば、ユーザが操作部を操作する場合、この操作と同時に指紋センサに指等がタッチされ、ユーザ認証として指紋認証が実行される。このとき、指紋を検出すべく作動状態となった指紋センサからノイズが放射された場合でも、このノイズを、アンテナから打ち消し電波を送信することで低減する。よって、周囲の無線機器にノイズの影響を及ぼし難くすることが可能となる。
前記指紋認証装置において、前記指紋センサへのタッチ操作の有無を判定するタッチ判定部を備え、前記作動制御部は、前記タッチ判定部がタッチ操作有りと判定した場合に、前記指紋センサの検出信号に基づく指紋認証の作動を実行させるとともに、前記アンテナからの前記打ち消し電波の送信を開始することが好ましい。
この構成によれば、作動制御部は、指紋センサへのタッチ操作があったことを契機として、指紋センサの作動を実行させる。よって、常時指紋検出する場合と比べて、最適なタイミングで打ち消し電波を送信することができる。
前記指紋認証装置において、前記アンテナは、前記操作部に隣接して配置されていることが好ましい。
この構成によれば、アンテナは、ノイズの発生源に隣接して打ち消し電波を送信することができる。これは、指紋センサからのノイズの拡散を抑制するのに有利である。
前記指紋認証装置において、前記アンテナは、前記機器を作動させる際に必要な電子キーとの近距離無線通信を通じた認証を行う場合に、当該電子キーと認証の通信を実行するアンテナであり、前記作動制御部は、前記近距離無線通信を通じた認証を行うために設けられた前記アンテナを利用して、前記打ち消し電波を送信させることが好ましい。
この構成によれば、電子キーとの近距離無線通信を行う指紋認証装置において、近距離無線通信のために予め設けられたアンテナを用いて打ち消し電波を送信できる。これにより、それぞれに別の部材を設ける場合と比較して、部品点数の増加を抑制できる。
本発明の指紋認証装置は、指紋センサの放射ノイズを低減可能にする。
一実施形態の指紋認証併用電子キーシステムの構成図。 エンジンスイッチの斜視図。 指紋認証併用電子キーシステムにおける指紋認証の流れを示すフロー。
以下、指紋認証装置の一実施形態として指紋認証併用電子キーシステムについて図1〜3を用いて説明する。
図1に示すように、車両1は、電子キー2のID照合と指紋認証とを併用してユーザを認証する指紋認証併用電子キーシステム3(以降、電子キーシステム3と記載する)を備えている。本例の電子キーシステム3は、ID照合として、キー操作フリーシステムとイモビライザーシステムとを備える。キー操作フリーシステムは、車両1からの通信を契機に電子キー2と狭域無線(通信距離が数m)によってID照合を実行するシステムである。イモビライザーシステムは、電子キー2が電池切れで、スマート照合を行えないときにユーザに課す代替の照合機能である。イモビライザーシステムは、車両1と電子キー2との間の近距離無線通信(通信距離が数cm)によってID照合を実行するシステムである。なお、以降は、キー操作フリーシステムによるID照合を「スマート照合」とし、イモビライザーシステムによるID照合を「イモビライザー照合」と記すとともに、それぞれの通信を「スマート通信」及び「イモビライザー通信」と記す。
車両1は、認証部としての照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載電装品の電源を管理するボディECU5と、エンジン6を制御するエンジンECU7とを備えている。これらECUは、車内の通信線8を通じて接続されている。通信線8は、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)からなる。照合ECU4は、ID照合及び指紋認証を実行する。照合ECU4のメモリ9には、車両1に登録された電子キー2の電子キーID及びイモビライザーIDが書き込み保存されている。また、メモリ9には、ユーザが車両1に登録した指紋情報Dfpが書き込み保存されている。ボディECU5は、車両のドアに設けられたドアカーテシスイッチ10の検出信号に基づき、ユーザの乗車を検出する。
車両1は、室外に電波を送信する室外送信機11と、室内に電波を送信する室内送信機12と、車両1において電波を受信する車両受信機13とを備える。室外送信機11及び室内送信機12は、例えばLF(Low Frequency)帯の電波を送信する。車両受信機13は、例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。
電子キー2は、電子キー2の動作を制御するキー制御部20と、電子キー2において電波を受信する受信部21と、電子キー2において電波を送信する送信部22とを備えている。キー制御部20のメモリ23には、電子キー2が有する固有のIDである電子キーID及びイモビライザーIDが書き込み保存されている。受信部21は、例えばLF電波を受信する。送信部22は、例えばUHF電波を送信する。
キー操作フリーシステムにおいて、室外送信機11及び室内送信機12は、電子キー2を探索すべくウェイク信号を定期的にLF送信する。そして、ウェイク信号の受信に対する応答(アック)が電子キー2から返信されると車両1及び電子キー2の間でスマート通信が確立される。スマート通信が確立すると、スマート照合が開始される。スマート照合には、車両1が持つ固有の車両コードを認証する車両コード照合と、暗号鍵を使用したチャレンジレスポンス認証と、電子キーIDを認証する電子キーID照合とが含まれる。照合ECU4は、室外送信機11及び室内送信機12の送信電波に対する電子キー2の応答を受信し、電子キー2との間でスマート照合の全てが成立する場合に、スマート照合が成立されたとみなす。また、照合ECU4は、室外送信機11及び室内送信機12のどちらによって電子キー2とのスマート通信が確立しているかを確認することで、電子キー2が室内に位置するか、室外に位置するかを認識する。
電子キー2が室外に位置するときに車両1及び電子キー2の間でスマート通信(室外スマート通信)が確立すると、スマート照合(室外スマート照合)が開始される。本例では、室外スマート照合が成立した状態において、車両1のドアに設けられた操作部(図示略)が操作されると、車両1のドアの施解錠が実行される。
電子キー2が室内に位置するときに車両1及び電子キー2の間でスマート通信(室内スマート通信)が確立すると、スマート照合(室内スマート照合)が開始される。本例では、室内スマート照合は、エンジン6の始動許可の一条件になっている。
電子キー2は、イモビライザー通信により車両1と電波を送受信する通信部24を備えている。イモビライザー通信は、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)の規格に則った近距離無線通信が使用されている。通信部24は、起動電波を受信すると、その誘起電力を利用してイモビライザーIDを無線送信する。
図2に示すように、車両1のエンジンスイッチ30は、電子キー2の通信部24との近距離無線通信においてイモビライザーIDを受信するアンテナ31を備えている。エンジンスイッチ30は、車両1の電源状態(例えば、ACCオン、IGオン、エンジンスタート、IGオフ)を切り替えるときに操作される。
エンジンスイッチ30は、支持体としてのスイッチ筐体32と、スイッチ筐体32に対して直線往復動可能に設けられたノブ33とを備えたプッシュスイッチである。スイッチ筐体32の内部には、ノブ33を取り囲むように形成された環状のベゼル34の裏側において、アンテナボビン(図示略)に巻かれたアンテナ31が設けられている。アンテナ31は、例えばアンテナ線が複数周巻かれたコイルアンテナである。アンテナ31は、照合ECU4によって給電されることにより、アンテナ31の周囲数cmの範囲に駆動電波を送信する。また、エンジンスイッチ30は、照合ECU4に接続されるとともに、ノブ33が押下操作された場合、その操作信号を照合ECU4へ出力する。
イモビライザーシステムにおいて、通信部24とアンテナ31との間でイモビライザー通信が行われる。アンテナ31からの駆動電波の範囲に電子キー2が位置したとき、通信部24は、駆動電波を受信すると、それを電源にイモビライザーIDを無線送信する。アンテナ31によって通信部24から送信されたイモビライザーIDを受信すると、照合ECU4は、イモビライザー照合を行う。照合ECU4は、受信したイモビライザーIDと車両1に記憶されたイモビライザーIDとの照合が成立した場合に、イモビライザー照合が成立したとみなす。
電子キーシステム3は、ユーザの指紋情報Dfpを検出する指紋センサ35を備えている。本例の指紋センサ35は、エンジンスイッチ30のノブ33に設けられている。本例の場合、ノブ33の中央に孔部33aが形成され、孔部33aに指紋センサ35が組み付けられている。指紋センサ35は、静電容量式のセンサであることが好ましい。静電容量式の指紋センサ35は、センサ面においてタッチ有りの箇所が早く放電するとともにタッチ無しの箇所が緩やかに放電する現象をとり、その電圧差から指の凹凸(指紋画像)を検出する。照合ECU4は、指紋センサ35により指紋情報Dfpを取得すると、予め登録された指紋情報Dfpとの対比によって指紋認証を行う。指紋センサ35が取得した指紋情報Dfpが正規のユーザのものであると判定した場合、照合ECU4は、指紋認証が成立したとみなす。
照合ECU4は、室内スマート照合及び指紋認証が成立した場合に、エンジンスイッチ30の操作によるエンジン6の始動を許可する。また、照合ECU4は、イモビライザー照合が成立した場合にも、エンジンスイッチ30の操作によるエンジン6の始動を許可する。なおエンジンの始動を許可する条件には、ブレーキペダルが踏まれていることや、走行レンジがパーキングに入っていることなどを含んでもよい。
電子キーシステム3は、指紋センサ35の作動に伴い放射されるノイズを低減する打ち消し電波Dclをアンテナ31に送信させる作動制御部36を備えている(図1参照)。本例の作動制御部36は、照合ECU4に設けられる。打ち消し電波Dclは、例えば指紋センサ35から発生するノイズに対して、それを打ち消すような強度、波形、周波数、位相などになるように生成されている。本例の打ち消し電波Dclの波形データは、実際に指紋センサ35を作動させてノイズの測定を行い、その測定結果を基に生成される。このように生成された打ち消し電波Dclの波形データは、照合ECU4のメモリ9に記憶されている。また、作動制御部36は、指紋センサ35の指紋検出を制御する。
電子キーシステム3は、指紋センサ35へのタッチ操作があったかどうかを判定するタッチ判定部37を備えている(図1参照)。本例のタッチ判定部37は、照合ECU4に設けられる。本例の場合、指紋センサ35は、タッチ検出機能を備えている。指紋センサ35は、例えば静電容量式の複数の検出電極のうち一部を起動してタッチ操作を検出する。このとき、周囲へノイズが放射しないように指紋センサ35が起動する検出電極の本数は制限されることが好ましい。例えば指紋センサ35は、指紋検出する場合には、検出電極を数万本起動させるのに対し、タッチ操作を検出する場合には、検出電極を数本起動させる。タッチ判定部37は、指紋センサ35のタッチ検出結果に基づいて指紋センサ35へのタッチ操作があったかどうかを判定する。
作動制御部36は、タッチ判定部37が指紋センサ35にタッチ操作があったと判定した場合に、指紋センサ35に指紋の検出を実行させるとともに、アンテナ31に打ち消し電波Dclを送信させる。なお、作動制御部36が指紋センサ35に指紋の検出を実行させる条件には、ボディECU5によってユーザが乗車したと判定されたこと、電子キー2と室内スマート照合が成立したこと、車両1のブレーキペダルが踏み込み操作されていること、及びこれらの組み合わせを含んでもよい。
次に、電子キーシステム3の作用及び効果について、図3を用いて説明する。ここでは、車両1に電子キー2を所持したユーザが乗車し、エンジン6を始動させるためにエンジンスイッチ30の操作を行う場合を説明する。
図3に示すように、ステップS101では、照合ECU4は、指紋認証の開始条件が成立するまで待機状態で待機する。本例の開始条件は、ボディECU5がユーザの乗車を確認すること、室内スマート照合が成立していること、ブレーキペダルが踏み込み操作されていること、及びタッチ判定部37が指紋センサ35にタッチ操作があると判定していることである。照合ECU4が待機状態である場合、指紋センサ35は、静電容量式の複数の検出電極のうち一部を起動してタッチ操作を検出する。また、照合ECU4が待機状態である場合、アンテナ31は、イモビライザー通信の駆動電波を送信している。照合ECU4は、指紋認証の開始条件が成立している場合、待機状態からステップS102へ移行する。
ステップS102では、指紋認証の開始条件の全てが成立している場合、照合ECU4の作動制御部36は、指紋センサ35に指紋検出を実行させるとともに、アンテナ31に打ち消し電波Dclを送信させる。ところで、指紋センサ35が指紋の検出をしているとき、指紋センサ35から周辺の機器に悪影響を与えるノイズが放射されることがある。本例の場合、指紋センサ35が指紋検出を実行するとき、アンテナ31が打ち消し電波Dclを送信する。これにより、指紋センサ35が放射するノイズが、打ち消し電波Dclによって低減される。よって、周辺の無線機器へのノイズ影響が低減される。
ステップS103では、照合ECU4は、指紋センサ35が検出した指紋情報Dfpを基に指紋認証を行う。照合ECU4は、指紋情報Dfpが登録されたユーザの指紋であると判定した場合、指紋認証が成立したとみなす。指紋認証が成立した場合、照合ECU4は、ステップS104へ移行する。一方、指紋認証が成立しなかった場合、照合ECU4は、ステップS105へ移行する。
ステップS104では、照合ECU4は、エンジンスイッチ30による電源状態の遷移操作を許可する。これにより、例えばブレーキペダルが踏み込み操作された状態でエンジンスイッチ30のノブ33が押下操作されると、エンジン6が始動する。
ステップS105では、照合ECU4は、エンジンスイッチ30による電源状態の遷移操作を禁止する。これにより、仮にブレーキペダルが踏み込み操作された状態でエンジンスイッチ30のノブ33が押下操作されても、エンジン6は始動しない。
本例では、エンジンスイッチ30を作動させる際に操作するノブ33に指紋センサ35と、作動時の指紋センサ35から放射されるノイズを低減する打ち消し電波Dclをアンテナ31に送信させる作動制御部36とを備えた。これにより、指紋を検出すべく作動状態となった指紋センサ35からノイズが放射された場合でも、このノイズを、アンテナ31から打ち消し電波Dclを送信することで低減する。よって、周囲の無線機器にノイズの影響を及ぼし難くすることができる。
本例では、指紋センサ35へのタッチ操作があるかどうかを判定するタッチ判定部37を備え、指紋センサ35へのタッチ操作がある場合に、指紋センサ35に指紋の検出を実行させるとともに、アンテナ31に打ち消し電波Dclの送信を実行させる。この構成によれば、作動制御部36は、指紋センサ35へのタッチ操作があったことを契機として、指紋センサ35に指紋検出を実行させる。よって、常時指紋検出を実行させる場合と比べて、最適なタイミングで打ち消し電波を送信することができる。
本例では、スイッチ筐体32に直線往復動可能に設けられたノブ33に指紋センサ35を備え、スイッチ筐体32においてノブ33を取り囲むように隣接して形成されたベゼル34の裏側にアンテナ31を備える構成とした。この構成によれば、アンテナ31は、ノイズの発生源に隣接して打ち消し電波Dclを送信することができるので、指紋センサ35からのノイズの拡散を抑制するのに有利である。
本例では、照合ECU4は、電子キー2とのイモビライザー照合を行い、アンテナ31は、イモビライザー照合において電子キー2の通信部24と通信を行う。この構成によれば、電子キーシステム3にイモビライザー照合を行う機能を設けるのであれば、アンテナ31は、通信部24との通信のために予め設けられる部材である。本例のアンテナ31は、通信部24との間でイモビライザー通信を行うだけでなく、打ち消し電波Dclも送信する。これにより、それぞれに別の部材を設ける場合と比較して、部品点数の増加を抑制できる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・本実施形態において、アンテナ31はイモビライザー通信の機能を担っていなくてもよい。すなわち、アンテナ31は通信部24と無線通信できるようになっていなくてもよい。ただし、イモビライザー通信のためのアンテナに打ち消し電波Dclを送信させることによって、イモビライザー通信と打ち消し電波Dclの送信とで別の部材を設ける場合と比較して、部品点数の削減が可能になる。
・本実施形態において、指紋センサ35とアンテナ31とは、近傍に設けられなくてもよい。指紋センサ35から放射されたノイズを低減できる位置にあれば、アンテナ31の設置位置は限定されない。すなわち、アンテナ31は、指紋センサ35に隣接して配置されることに限定されない。ただし、隣接して配置させることで、打ち消し電波Dclの強度を小さくできるなど、ノイズを低減するのに有利となる。
・本実施形態において、指紋センサ35の指紋検出の開始条件は特に限定されない。例えば、ユーザが乗車したと確認されたこと、電子キー2が室内に位置する状況においてスマート照合が成立したこと、車両1のブレーキペダルが踏まれたこと、指紋センサ35にタッチ操作があること、及びこれらの組み合わせを含んでもよい。
・本実施形態において、打ち消し電波Dclの強度、波形、周波数、位相などの波形データは特に限定されない。例えば、ノイズの波形データや周辺機器におけるノイズレベルなどに応じて適宜変更可能である。
・本実施形態において、打ち消し電波Dclは、指紋センサ35から発生するノイズを完全に打ち消すものでなくてもよく、少なくともノイズを低減するものであればよい。ノイズを低減するとは、ノイズの強度が弱くなること、ノイズの到達距離が短くなること、周辺の機器の作動にノイズの影響がないとみなせるような状態になることを含む。
・本実施形態において、打ち消し電波Dclの波形データは、車両1のメモリに記録されている構成としたが、これに限定されない。例えば、ノイズの波形を検出しつつ、検出したノイズを基に生成した打ち消し電波Dclを送信するようにしてもよい。すなわち、波形データの生成方法は特に限定されない。
・本実施形態において、打ち消し電波Dclは、指紋センサ35へのタッチ操作がされている期間中送信されてもよいし、タッチ操作があってから一定時間送信されるものとしてもよい。
・本実施形態において、指紋センサ35は、静電容量式に限定されない。例えば、光学式、又は電解強度式でもよい。
・本実施形態において、アンテナ31は、コイルアンテナに限定されず、種々のアンテナが適用可能である。
・本実施形態において、認証部は、照合ECU4に限定されない。例えば、照合ECU4とは別に設けられてもよい。
・本実施形態において、指紋認証装置によって作動が許可される機器とは、車両1のエンジン6に限定されない。
・本実施形態において、指紋認証装置はエンジンスイッチ30以外の箇所に設けられてもよい。すなわち、操作部は、エンジンスイッチ30のノブ33に限定されない。
・本実施形態において、指紋認証装置は指紋認証併用電子キーシステム3に限定されない。種々の指紋認証装置に適用可能である。
・本実施形態において、車両1(照合ECU4)に指紋情報Dfpを登録する方法は、例えば車内のカーナビゲーションシステムを操作して車両1を登録モードに移行させ、この状態で指紋センサ35に触れることで、ユーザの指紋情報Dfpを登録するようにしてもよい。
次に、上述した実施形態やその変形例から把握できる技術的思想について、以下に記載する。
(イ)前記電子キーとの前記近距離無線通信を通じた認証が成立した場合に、前記指紋センサの検出信号に基づく指紋認証の作動を実行させるとともに、前記アンテナからの前記打ち消し電波の送信を開始する指紋認証装置。この構成によれば、近距離無線通信を通じた認証が成立したことを契機として、指紋センサに指紋検出を実行させるので、常時指紋検出する場合と比べて、最適なタイミングで打ち消し電波を送信することができる。
1…車両、2…電子キー、3…指紋認証併用電子キーシステム、4…照合ECU、24…通信部、30…エンジンスイッチ、31…アンテナ、32…スイッチ筐体、33…ノブ、34…ベゼル、35…指紋センサ、36…作動制御部、37…タッチ判定部、Dfp…指紋情報、Dcl…打ち消し電波。

Claims (4)

  1. 機器を作動させる際に操作する操作部に設けられ、当該操作部の操作と同時にタッチされる指紋センサと、
    前記指紋センサの検出信号に基づいて指紋の正否を認証し、その認証結果が前記機器の作動許可の一条件とされる認証部と、
    作動時の前記指紋センサから放射されるノイズを低減する打ち消し電波を、アンテナから送信させる作動制御部とを備えている指紋認証装置。
  2. 前記指紋センサへのタッチ操作の有無を判定するタッチ判定部を備え、
    前記作動制御部は、前記タッチ判定部がタッチ操作有りと判定した場合に、前記指紋センサの検出信号に基づく指紋認証の作動を実行させるとともに、前記アンテナからの前記打ち消し電波の送信を開始する
    請求項1に記載の指紋認証装置。
  3. 前記アンテナは、前記操作部に隣接して配置されている
    請求項1又は2に記載の指紋認証装置。
  4. 前記アンテナは、前記機器を作動させる際に必要な電子キーとの近距離無線通信を通じた認証を行う場合に、当該電子キーと認証の通信を実行するアンテナであり、
    前記作動制御部は、前記近距離無線通信を通じた認証を行うために設けられた前記アンテナを利用して、前記打ち消し電波を送信させる
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の指紋認証装置。
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