JP2019214990A - 内燃機関の吸気ダクト - Google Patents

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知世 大野
龍介 木村
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Abstract

【課題】通気抵抗を低減すること。【解決手段】内燃機関の吸気ダクト10は、筒状の側壁11を有している。側壁11は、側壁11の周方向において側壁11を分割して構成する第1分割体20と第2分割体40とを備えている。第1分割体20は、側壁11の内部を複数の流路に区画するとともに側壁11の延在方向に沿って延在するリブ23を有している。リブ23の突出方向におけるリブ23の先端部23aは、第2分割体40の内面から離間している。第2分割体40における先端部23aが対向する部分には、側壁11の内外を通気する通気部43aが設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の吸気ダクトに関する。
車載内燃機関の吸気通路には、筒状の側壁を有する吸気ダクトが設けられている。また、吸気負圧により側壁が変形して閉塞することを抑制するため、あるいは圧力損失を低減するためなどの目的から、吸気ダクトの内壁に、側壁の内部を複数の流路に区画するリブが設けられているものがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の吸気ダクトの側壁は、半割筒状をなす一対の分割体により構成されている。一方の分割体には、当該分割体の側壁を内側へ突出することにより形成されるとともに、他方の分割体の内面を支持する支持部が上記リブとして設けられている。
特開2004−196180号公報
ところで、特許文献1に記載の吸気ダクトの場合、車両振動や吸気負圧の変動などによって側壁が振動することにより、支持部(以下、リブ)の先端面が、他方の分割体の内面と干渉することにより異音や摩耗が生じるおそれがある。そこで、こうした不都合の発生を抑制するために、リブの先端面を他方の分割体の内面から離間させることが考えられる。
ところが、吸気ダクトにおいては、側壁の内面付近及びリブ側面付近に加えて、リブの先端面と他方の分割体の内面との間において乱流境界層が発生する。そのため、こうした乱流境界層によって吸気の主流の流路断面積が制限されることで、吸気の圧力損失が増大するとともに通気抵抗が増大することとなる。
本発明の目的は、通気抵抗を低減することのできる内燃機関の吸気ダクトを提供することにある。
上記目的を達成するための内燃機関の吸気ダクトは、筒状の側壁を有するものであって、前記側壁は、前記側壁の周方向において前記側壁を分割して構成する第1分割体と第2分割体とを備えており、前記第1分割体は、前記側壁の内部を複数の流路に区画するとともに前記側壁の延在方向に沿って延在するリブを有しており、前記リブの突出方向における前記リブの先端部は、前記第2分割体の内面から離間しており、前記第2分割体における前記先端部が対向する部分には、前記側壁の内外を通気する通気部が設けられている。
同構成によれば、第2分割体におけるリブの先端部に対向する部分に、側壁の内外を通気する通気部が設けられている。このため、内燃機関の運転に伴って吸気ダクトの内部に発生する吸気負圧によって、外気が、通気部を通じて吸気ダクトの内部に吸い込まれるようになる。そして、こうした外気の吸い込みによって、リブの先端部付近で生じる乱流境界層に対して運動エネルギが供給されることにより、乱流境界層の厚さが低減される。このため、吸気の主流の流路断面積が制限されることを抑制できる。したがって、通気抵抗を低減することができる。
本発明によれば、通気抵抗を低減することができる。
内燃機関の吸気ダクトの一実施形態における斜視図。 図1の2−2線に沿った断面図。 変更例の吸気ダクトにおける図2に対応する断面図。 他の変更例の吸気ダクトにおける図2に対応する断面図。 他の変更例の吸気ダクトにおける図2に対応する断面図。
以下、図1及び図2を参照して、内燃機関の吸気ダクト(以下、吸気ダクト10)の一実施例について説明する。なお、以降において、吸気ダクト10内における吸気の流れ方向の上流側及び下流側をそれぞれ単に上流側及び下流側と称する。
図1に示すように、吸気ダクト10は全体として四角筒状の側壁11を有し、上流側端部には吸気が導入される導入口12が設けられ、下流側端部にはエアクリーナ等に接続される接続口14が設けられている。
側壁11は、第1分割体20と第2分割体40とから構成されている。第1分割体20及び第2分割体40は、側壁11をその周方向において2つに分割して構成している。
図2に示すように、第1分割体20は、樹脂成形体からなり、平板状の頂壁21を有している。頂壁21の幅方向(同図の左右方向)の両端部21bよりも内側の部分には、第2分割体40に向かって突設された一対の接合部24aが設けられている。各接合部24aは、側壁11の延在方向の全体にわたって延在している。
第2分割体40は、繊維成形体からなり、第1分割体20の頂壁21に対向する底壁43と、底壁43の幅方向の両端から屈曲するとともに第1分割体20の各接合部24aに向かって延在する一対の側壁42とを有しており、樋状をなしている。第2分割体40の各側壁42の内面と、第1分割体20の各接合部24aの内面とは平らに連なっている。
各側壁42の端部には、外側に向かって突出するフランジ44が設けられている。各フランジ44は、第1分割体20の頂壁21に向かって延在するとともに接合部24aの外面に接合された第1接合部44aと、第1接合部44aから屈曲して外側に向かって延在するとともに頂壁21の端部21bに接合された第2接合部44bとを有している。フランジ44は、側壁11の延在方向の全体にわたって設けられている。なお、第1分割体20の両接合部24a及び両端部21bと、第2分割体40の両接合部44a,44bとは例えば接着剤を介して接合されている。
第1分割体20の頂壁21には、側壁11の内部を2つの流路に区画する板状のリブ23が突設されている。図1に示すように、リブ23は導入口12よりも下流側の位置を始点として側壁11の延在方向に沿って側壁11の途中まで延在している。
図2に示すように、リブ23は、樹脂成形体からなり、第1分割体20と一体成形されている。リブ23の先端部23aは、底壁43から離間している。
第2分割体40の底壁43のうち、リブ23の先端部23aと対向する部分には、通気性の通気部43aが設けられている。通気部43aの幅方向における両端は、リブ23の両側面よりもそれぞれ外側に位置している。また、通気部43aは、リブ23の延在方向全体にわたって設けられている(図1参照)
次に、第2分割体40を構成する繊維成形体の構成について説明する。
繊維成形体は、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)からなる芯部と同PET繊維よりも融点の低い変性PETからなる鞘部(いずれも図示略)とを有する周知の芯鞘型の複合繊維からなる不織布と、PET繊維からなる不織布とにより構成されている。なお、上記複合繊維の鞘部をなす変性PETが繊維同士を結合するバインダとして機能する。
変性PETの配合割合は30〜70%であることが好ましい。本実施形態では、変性PETの配合割合が50%とされている。
なお、こうした複合繊維としては他に、PETよりも融点の低いPP(ポリプロピレン)を有するものであってもよい。
繊維成形体の目付け量は、500g/m〜1500g/mであることが好ましい。本実施形態では、繊維成形体の目付け量が800g/mとされている。
第2分割体40は、所定の厚さ(例えば30〜100mm)の上記不織布シートを熱圧縮(熱プレス)することにより成形されている。
具体的には、第2分割体40の導入口12、接続口14、側壁42、底壁43のうち通気部43a以外の部分、及びフランジ44はいずれも非通気性の高圧縮部である。また、通気部43aは、上記高圧縮部よりも低い圧縮率にて熱圧縮成形された通気性の低圧縮部である。
高圧縮部の通気度(JISL1096,A法(フラジール形法))は、略0cm/cm・sとされている。また、高圧縮部の板厚としては、0.5〜1.5mmであることが好ましい。本実施形態では、高圧縮部の板厚が0.7mmとされている。
低圧縮部の通気度は、3cm/cm・sとされている。また、低圧縮部の板厚としては、0.8〜3.0mmであることが好ましい。本実施形態では、低圧縮部の板厚が1.0mmとされている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図2に示すように、吸気ダクト10においては、側壁11の内面付近及びリブ23の側面付近に乱流境界層Lが生じる。また、リブ23の先端部23aと第2分割体40の底壁43との間においても、乱流境界層L1が生じることとなる。乱流境界層L,L1においてはエアの運動エネルギが0となる。
本実施形態によれば、リブ23の先端部23aに対向する部分に、側壁11の内外を通気する通気部43aが設けられているため、内燃機関の運転に伴って吸気ダクト10の内部に発生する吸気負圧によって、外気が、通気部43aを通じて吸気ダクト10の内部に吸い込まれるようになる。そして、こうした外気の吸い込みによって、リブ23の先端部23a付近に生じる乱流境界層L1に対して運動エネルギが供給されることにより、乱流境界層L1の厚さが低減される。このため、吸気の主流の流路断面積が乱流境界層L1によって制限されることを抑制できる。したがって、通気抵抗を低減することができる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
(1)吸気ダクト10は、筒状の側壁11を有している。側壁11は、側壁11の周方向において側壁11を分割して構成する第1分割体20と第2分割体40とを備えている。第1分割体20は、側壁11の内部を複数の流路に区画するとともに側壁11の延在方向に沿って延在するリブ23を有している。リブ23の突出方向におけるリブ23の先端部23aは、第2分割体40の内面から離間している。第2分割体40における先端部23aが対向する部分には、側壁11の内外を通気する通気部43aが設けられている。
こうした構成によれば、上述した作用を奏することから、通気抵抗を低減することができる。
(2)第2分割体40は、繊維成形体からなる。
こうした構成によれば、第2分割体40の本体部と別体の通気部43aとが一体化された構成に比べて、第2分割体40の部品点数を低減することができる。
(3)第2分割体40は、通気性の低圧縮部と、低圧縮部よりも高い圧縮率にて成形された非通気性の高圧縮部とを有しており、通気部43aは低圧縮部である。
こうした構成によれば、繊維成形体の圧縮度合に応じて通気部43aにおける通気度を容易に制御することができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。また、以下の各変更例において、上記実施形態と同一の構成については同一の符号を付すことにより重複する説明を省略する。また、図3に示す変更例では、上記実施形態と対応する構成について「100」を加算した符号「1**」を付し、図4に示す変更例では、「200」を加算した符号「2**」を付し、図5に示す変更例では、「300」を加算した符号「3**」を付すことにより、重複する説明を省略する。
・側壁11の延在方向に互いに間隔をおいて複数のリブ23を設けることもできる。この場合、各リブ23の先端部23aに対応して通気部43aを設ければよい。
・図3に示すように、第1分割体120の頂壁121に、幅方向に互いに間隔をおいて、2つのリブ123A、123Bを設けてもよい。この場合、第2分割体140の底壁143のうちリブ123A,123Bの各先端部123a,123bが対向する部分を含む範囲に、共通の通気部143aを設けることもできる。また、リブ123A,123Bの先端部123a,123bにそれぞれ対応して2つの通気部を設けることもできる。
・図4に示すように、第2分割体240の底壁243全体を通気部243aとすることもできる。
・図5に示すように、第1分割体20及び第2分割体340の双方が樹脂成形体によって形成されるものであってもよい。この場合、第2分割体340の底壁343のうちリブ23の先端部23aと対向する部分に、繊維成形体からなる別体の通気部343aを設ければよい。この場合、通気部343aは、底壁343のうち自身と隣接する樹脂部343bに対して接着剤などを介して接合してもよいし、通気部343aをインサートして第2分割体340の底壁343及び側壁342を成形してもよい。
10…吸気ダクト、11…側壁、12…導入口、14…接続口、20,120…第1分割体、21,121…頂壁、23,123A,123B…リブ、23a,123a,123b…先端部、24a…接合部、40,140,240,340…第2分割体、42,142,242,342…側壁、43,143,243,343…底壁、43a,143a,243a,343a…通気部、44…フランジ、44a…第1接合部、44b…第2接合部、343b…樹脂部。

Claims (3)

  1. 筒状の側壁を有する内燃機関の吸気ダクトであって、
    前記側壁は、前記側壁の周方向において前記側壁を分割して構成する第1分割体と第2分割体とを備えており、
    前記第1分割体は、前記側壁の内部を複数の流路に区画するとともに前記側壁の延在方向に沿って延在するリブを有しており、
    前記リブの突出方向における前記リブの先端部は、前記第2分割体の内面から離間しており、
    前記第2分割体における前記先端部が対向する部分には、前記側壁の内外を通気する通気部が設けられている、
    内燃機関の吸気ダクト。
  2. 前記第2分割体は、繊維成形体からなる、
    請求項1に記載の内燃機関の吸気ダクト。
  3. 前記第2分割体は、通気性の低圧縮部と、前記低圧縮部よりも高い圧縮率にて成形された非通気性の高圧縮部とを有しており、
    前記通気部は前記低圧縮部である、
    請求項2に記載の内燃機関の吸気ダクト。
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