JP2019213381A - 水力発電所の運転支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】計画通りの出力で水力発電所を運転するための支援を行うことができる水力発電所の運転支援システムを提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、ダム付きの水力発電所の運転を支援するための水力発電所の運転支援システム1であって、水力発電所の制御を開始する制御開始時から制御終了時までの間に発電に使用できるダムの水量を予測し、該水量の水で発揮できる範囲内の水力発電所の目標出力値を導出し、該目標出力値に基づいて水力発電所の出力を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、水力発電所の運転を支援する水力発電所の運転支援システムに関する。
従来、水力発電所の運転を支援するためのシステムが種々提供されている。かかるシステムには、例えば、特許文献1に開示されているような、ダムへの水の流入量(他のダムからの水の流入量)を利用して水力発電所の運転時におけるダムの水位を予測し、この予測したダムの水位がダムの水位の上限以上又は下限以下となった場合に、ダムのゲートを制御する(すなわち、水の放流量を調整する)システムが知られている。
上記構成のシステムによれば、ダムの水位が上限又は下限に至ることを防止し、ダムから水が溢れたり、ダム内の水が枯渇したりすることを避けることができるとされている。
特開昭61−98128号公報
ところで、水力発電所では、出力の目標値(出力目標値)が予め定められており、実際の出力値がこの出力目標値に合うようにして運転が行われている。
しかしながら、上記従来のシステムは、ダムへの水の流入量に応じてダムからの水の放流量を調整(増減)させるように構成されているため、ダムから水力発電所に流れ込む水の量の変化に伴って、該水力発電所の出力も変化してしまうことがある。そのため、上記従来のシステムでは、水力発電所の出力が予め計画していた出力目標値から逸脱することがあった。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、計画通りの出力で水力発電所を運転するための支援を行うことができる水力発電所の運転支援システムを提供することを課題とする。
本発明の水力発電所の運転支援システムは、
ダム付きの水力発電所の運転を支援するための水力発電所の運転支援システムであって、
水力発電所の制御を開始する制御開始時の水位の予測を開始する予測開始時から、該制御開始時までのダムへの水の流入量を予測する制御前流入量予測手段と、
前記予測開始時から前記制御開始時までの間における前記水力発電所による前記ダム内の水の使用予定量を導出する使用予定量導出手段と、
前記制御前流入量予測手段で予測した前記流入量と前記使用予定量導出手段で導出した前記使用量とに基づいて前記制御開始時のダムの水位を予測する開始時水位予測手段と、
該水位予測手段で予測した前記制御開始時のダムの水位と制御終了時のダムの水位の目標値である目標水位とから導出した差分水位に基づいて前記制御開始時から前記制御終了時までの間に水力発電所で使用可能なダムの水量である使用可能量を導出する使用可能量導出手段と、
前記制御開始時から前記制御終了時までの間において該使用可能量の水で発揮できる範囲内の水力発電所の出力目標値を導出する出力値導出手段と、
該出力値導出手段で導出した前記出力目標値に基づいて、前記制御開始時から前記制御終了時までの間における水力発電所の出力を制御する制御手段とを備える。
上記構成の水力発電所の運転支援システムによれば、水力発電所の制御を開始する前の段階で、制御開始時から制御終了時までの間に水力発電所で使用できるダムの水の量を使用可能量として得られ、さらに、制御開始時から制御終了時までの間において該使用可能量の水で発揮できる範囲内の水力発電所の目標出力値が得られる。
従って、制御開始時から制御終了時までの間に使える水量から導出した目標出力値に基づいて水力発電所の出力が制御されるため、水力発電所の出力が制御開始時前に定めた出力から外れてしまうことを抑えることができる。
また、本発明の水力発電所の運転支援システムは、
前記制御開始時から前記制御終了時までの間における前記ダムに流入する水の量を示す増加水量を予測する制御中流入量予測手段を備え、
前記使用可能量導出手段は、前記差分水量に前記増加水量を加算して得た水量を前記使用可能量とし、
前記出力値導出手段は、該使用可能量に基づいて出力目標値を導出する、ように構成されていてもよい。
上記構成の水力発電所の運転支援システムによれば、前記制御開始時から前記制御終了時までの間にダムに流入する水の量も水力発電所で使用できる水として把握できるため、目標出力値の設定幅が広がる。
また、本発明の水力発電所の運転支援システムにおいて、
前記増加水量には、上流に設置されているダムからの放水量が含まれる、ようにしてもよい。
かかる構成によれば、支援対象の水力発電所とは別の水力発電所の運転状況を考慮に入れた目標出力値が導出されるため、支援対象の水力発電所の出力が、該別の水力発電所の運転状況の影響を受けて変動することを抑えることができる。
以上のように、本発明の水力発電所の運転支援システムは、実際に使える水量を予測し、その予測領内で出力値を決めるため、計画通りの出力で水力発電所を運転するための支援を行うことができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、複数のダムと水力発電所で構成される水系の概要図である。 図2は、ダムと水力発電所の構成を説明するためのブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る水力発電所の機能ブロック図である。 図4は、ダムの水位の変化を示すグラフである。 図5は、同実施形態に係る水力発電所の運転支援システムのフローチャートである。 図6は、同実施形態に係る水力発電所の運転支援システムにおける、制御開始時のダムの水位を予測する処理のフローチャートである。 図7は、同実施形態に係る水力発電所の運転支援システムにおける、水力発電所で使用できるダムの水量を予測する処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る水力発電所の運転支援システム(以下、運転支援システムと称する)について添付図面を参照しつつ説明を行う。
運転支援システムは、図1に示すように、ダムDmと、該ダムDmから放流された水を使用して発電を行う水力発電所Gmとで構成される水力発電設備Pm(図2参照)に構築されている。
運転支援システムが構築されている水力発電設備Pmの上流側には、別のダムDsと水力発電所Gsとを一組にした水力発電設備Ps(図2参照)が、河川等の水路を介してつながっており、これにより、水系が構成されている。
なお、本実施形態では、運転支援システムが構築されている水力発電設備Pmを第一の水力発電設備Pmと称し、該第一の水力発電設備Pmを構成するダムDmと水力発電所Gmとをそれぞれ第一のダムDm、第一の水力発電所Gmと称する。
また、運転支援システムが構築されている水力発電設備Psとは別の水力発電設備Psを第二の水力発電設備Psと称し、該第二の水力発電設備Psを構成するダムDsと水力発電所Gsとをそれぞれ第二のダムDs、第二の水力発電所Gsと称する。
図2に示すように、第一の水力発電設備Pmと複数の第二の水力発電設備Psとは、無線又は有線によって相互に情報通信可能となるように接続されている。
そして、第一のダムDmには、貯留している水の放出量を制御するゲートDm1が設けられている。
第一の水力発電所Gmは、河川を介して上流側から流れ込む水を使用して発電を行う発電ユニットGm1を備えている。発電ユニットGm1は、水車や、該水車に接続された発電器等を含む構成である。
また、本実施形態に係る第一の水力発電所Gmには、パソコン等の処理装置Mが設けられており、本実施形態に係る運転支援システムは、この処理装置Mに構築されている。
第二のダムDsにも、貯留している水の放出量を制御するゲート(図示しない)が設けられている。また、第二の水力発電所Gsも、河川を介して上流側から流れ込む水を使用して発電を行う発電ユニットを備えており、この発電ユニットは、水車や、該水車に接続された発電器等を含む構成であればよい。
運転支援システムは、第一の水力発電所Gmの出力を制御し始める制御開始時から第一の水力発電所Gmの出力を制御し終える制御終了時までの間に、発電(第一の水力発電所Gmでの発電)に使用できる第一のダムDmの水量を予測した後に、この水量で発揮できる範囲内の出力を導出し、該出力に基づいて第一の水力発電所Gmの出力を制御するように構成されている。
より具体的に説明すると、本実施形態に係る運転支援システムは、図3に示すように、現在(第一の水力発電所Gmの制御を開始する制御開始時の水位を予測し始める時点)の水位(以下、現在水位と称する)を導出する現在水位導出手段2と、第一の水力発電所Gmの制御を開始する制御開始時の水位を予測する予測開始時から、該制御開始時までの第一のダムDmへの水の流入量(以下、制御前流入量と称する)を予測する制御前流入量予測手段3と、前記予測開始時から前記制御開始時までの間における第一の水力発電所Gmによる第一のダムDm内の水の使用量(以下、制御前使用量と称する)を導出する使用予定量導出手段4と、前記制御前流入量及び前記制御前使用量とに基づいて制御開始時の第一のダムDmの水位(以下、開始時水位と称する)を予測する開始時水位予測手段5と、第一の水力発電所Gmの制御を終了する制御終了時の水位の目標値(以下、目標水位と称する)を導出する目標水位導出手段6と、制御開始時から第一の水力発電所Gmの制御を終了する制御終了時までの間に第一のダムDmに流入する水の量(以下、増加水量)を予測する制御中流入量予測手段7と、開始時水位、目標水位、増加水量、のそれぞれに基づいて制御開始時から制御終了時までの間に第一の水力発電所Gmで使用可能な第一のダムDmの水量(以下、使用可能量と称する)を予測する使用可能量予測手段8と、前記使用可能量の水で発揮できる範囲内の第一の水力発電所Gmの出力値を導出する出力値導出手段9と、該出力値導出手段9で導出した目標出力値に基づいて、前記予測開始時から前記制御開始時までの間における第一の水力発電所Gmの出力を制御する制御手段10とを備えている。なお、図4には、予測開始時をT1、制御開始時をT2、制御終了時をT3で示し、制御開始時の水位をL1、制御終了時の水位をL2で示している。
現在水位導出手段2は、例えば、第一のダムDmから水位を示す水位情報を取得し、該水位情報に基づいて現在水位を導出するように構成されていればよい。
制御前流入量予測手段3は、第一のダムDmにつながる河川の水の流量(河川流量)と、河川の水の流量が時間とともに減少する割合を示す減少率(河川の水の流量が自然に減少する割合)とに基づいて制御前流入量を予測するように構成されている。
制御前流入量は、例えば、河川流量に減少率を乗算して導出すればよい。また、河川流量が単位時間あたりに河川を流れる水の量を表す場合は、導出した制御前流入量に対して制御前流入量に予測開始時から制御開始時までの時間をさらに乗算してもよい。
使用予定量導出手段4は、予測開始時から制御開始時の間における第一の水力発電所Gmの出力と、該出力を発揮するために必要な必要水量と、を導出し、この必要水量を制御前使用水量とするように構成されている。
開始時水位予測手段5は、制御前流入量の水が流入することによる水位の上昇値を導出し、また、制御前使用量の水を放流することによる水位の減少値を導出するように構成されており、開始時水位L1、上昇値I1、減少値D1、とした場合、下式1により開始時水位L1を導出する。

Figure 2019213381
目標水位導出手段6は、例えば、予め処理装置Mに記憶させておいた目標水位を、該処理装置Mから読み出すように構成されていればよい。なお、目標水位導出手段6は、予測開始時から使用可能量予測手段8が使用可能量を予測し始めるまでの間に目標水位を入力するように構成されていてもよい。
制御中流入量予測手段7は、制御開始時から制御終了時までの間における河川の流量と、制御開始時から制御終了時までの間に運転する第二の水力発電設備Psからの放水量と、を導出し、それぞれの流量に基づいて(本実施形態では加算して)増加水量とするように構成されている。
なお、河川の流量は、上述のように、河川の流量と、河川の水の流量が時間とともに減少する割合を示す減少率をとに基づいて(乗算して)増加水量を導出すればよい。
使用可能量予測手段8は、増加水量の水が流入することにより上昇する第一のダムDmの水位の上昇値を導出する。そして、目標水位をL2、上昇値をL3、第一のダムDm内の単位水位当たりの水量をXとした場合、下式2により使用可能量Aを導出する。

Figure 2019213381
出力値導出手段9は、上述のように、使用可能量で発揮できる範囲内で第一の水力発電所Gmの出力値を導出するように構成されていればよいが、使用可能量で発揮できる上限の出力値を導出するように構成されていることが好ましい。このようにすれば、目標水位と制御終了時の実際の第一のダムDmの水位との間に生じるずれを抑えることができる。
本実施形態に係る運転支援システム1の構成は以上の通りである。続いて、本実施形態に係る運転支援システム1の動作を説明する。
本実施形態に係る運転支援システム1は、第一の水力発電所Gmの運転支援を開始する制御開始時までの間に、該制御開始時から該制御終了時までの間において第一の水力発電所Gmで使用できる水の量を予測し、この予測した水の量で生み出せる出力の範囲内の出力値を決定し、該出力値を満たすようにして第一の水力発電所Gmを制御する。
より具体的に説明すると、運転支援システム1は、図5に示すように、制御開始時の第一のダムDmの水位の予測(S1)、制御終了時の第一のダムDmの水位(目標水位)の設定(S2)、制御開始時から制御終了時までの間に第一の水力発電所Gmで使用できる第一のダムDmの水量の予測(S3)、第一の水力発電所Gmの出力値の決定(S4)、該出力値に基づく第一の水力発電所Gmの運転制御(S5)、の各処理が順番に実行される。
制御開始時の第一のダムDmの水位を予測する処理では、図6に示すように、現在水位導出手段2が現時点(予測開始時)の第一のダムDmの水位を導出し(S6)、制御前流入量予測手段3が予測開始時から制御開始時までの第一のダムDmへの水の流入量(制御前流入量)を予測する(S7)。
さらに、使用予定量導出手段4が、予測開始時から制御開始時までの間における第一の水力発電所Gmによる第一のダムDm内の水の使用量(制御前流入量)を導出する(S8)。そして、開始時水位予測手段5が、現在水位と、制御前流入量と、制御前使用量とに基づいて制御開始時の第一のダムDmの水位(開始時水位)を導出する(S9)。
(終了時水位の予測)
続いて、目標水位を設定する処理では、目標水位導出手段6が、制御終了時の水位を導出する(図5のS2)。
そして、制御開始時から制御終了時までの間に第一の水力発電所Gmで使用できる第一のダムDmの水量を予測する処理では(図5のS3)、制御中流入量予測手段7が第一のダムDmの上流側につながる河川の流量を導出する(S9)。また、図7に示すように、制御開始時から制御終了時までの間に同じ水系の上流側で運転する水力発電施設がある場合(S10でYes)は、制御中流入量予測手段7が該水力発電施設から放水される水の量(制御中放水量)を導出する(S11)。そして、制御中流入量予測手段7は、河川の流量と制御中放水量とに基づいて増加水量を導出する(S12)。
そして、使用可能量導出手段が、開始時水位と、目標水位と、制御中放水量とに基づいて前記制御開始時から前記制御終了時までの間に第一の水力発電所Gmで使用可能な水の量である使用可能量を導出する(S13)。
さらに、出力値導出手段9が使用可能量に基づいて第一の水力発電所Gmの出力値を導出(設定)し(図5のS4)、前記制御開始時から前記制御終了時までの間においては、制御手段10がこの出力値に合わせて第一の水力発電所Gmの出力を制御する(図5のS5)。
以上のように、本実施形態に係る運転支援システム1によれば、第一の水力発電所Gmの制御を開始する前の段階で、制御開始時から制御終了時までの間に第一の水力発電所Gmで使用できる第一のダムDmの水の量を使用可能量として得られ、さらに、制御開始時から制御終了時までの間において該使用可能量の水で発揮できる範囲内の第一の水力発電所Gmの目標出力値が得られる。
従って、制御開始時から制御終了時までの間に使える水量から導出した目標出力値に基づいて第一の水力発電所Gmの出力が制御されるため、第一の水力発電所Gmの出力が制御開始時前に定めた出力から外れてしまうことを抑えることができる。このように、実際に使える水量を予測し、その予測領内で出力値を決めるため、計画通りの出力で第一の水力発電所Gmを運転するための支援を行うことができるという優れた効果を奏し得る。
また、制御開始時から制御終了時までの間にダムに流入する水の量も水力発電所で使用できる水として把握できるため、目標出力値の設定幅が広がる。
さらに、支援対象の第一の水力発電所Gmとは別の第二の水力発電所Gsの運転状況を考慮に入れた目標出力値が導出されるため、支援対象の第一の水力発電所Gmの出力が、該別の第二の水力発電所Gsの運転状況の影響を受けて変動することを抑えることもできる。
なお、本発明の運転支援システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において特に言及しなかったが、制御前流入量予測手段3は、予測開始時から制御開始時までの間に運転する第二の発電設備Psがある場合は、該第二の発電設備Psから流入する水量を制御前流入量に加えるように構成されていてもよい。
また、上記実施形態において特に言及しなかったが、制御前流入量予測手段3は、予測開始時から制御開始時までの間の降水量を取得して制御前流入量に加えるようにしてもよい。なお、制御中流入量予測手段7も、制御開始時から制御終了時までの間の降水量を取得して増加水量に加えるようにしてもよい。
1…運転支援システム、2…現在水位導出手段、3…制御前流入量予測手段、4…使用予定量導出手段、5…開始時水位予測手段、6…目標水位導出手段、7…制御中流入量予測手段、8…使用可能量予測手段、9…出力値導出手段、10…制御手段、Dm…ダム(第一のダム)、Dm1…ゲート、Ds…ダム(第二のダム)、Gm…水力発電所(第一の水力発電所)、Gm1…発電ユニット、Gs…水力発電所(第二の水力発電所)、M…処理装置、Pm…水力発電設備(第一の水力発電設備)、Ps…水力発電設備(第二の水力発電設備)

Claims (3)

  1. ダム付きの水力発電所の運転を支援するための水力発電所の運転支援システムであって、
    水力発電所の制御を開始する制御開始時の水位の予測を開始する予測開始時から、該制御開始時までのダムへの水の流入量を予測する制御前流入量予測手段と、
    前記予測開始時から前記制御開始時までの間における前記水力発電所による前記ダム内の水の使用予定量を導出する使用予定量導出手段と、
    前記制御前流入量予測手段で予測した前記流入量と前記使用予定量導出手段で導出した前記使用量とに基づいて前記制御開始時のダムの水位を予測する開始時水位予測手段と、
    該水位予測手段で予測した前記制御開始時のダムの水位と制御終了時のダムの水位の目標値である目標水位とから導出した差分水位に基づいて前記制御開始時から前記制御終了時までの間に水力発電所で使用可能なダムの水量である使用可能量を導出する使用可能量導出手段と、
    前記制御開始時から前記制御終了時までの間において該使用可能量の水で発揮できる範囲内の水力発電所の出力目標値を導出する出力値導出手段と、
    該出力値導出手段で導出した前記出力目標値に基づいて、前記制御開始時から前記制御終了時までの間における水力発電所の出力を制御する制御手段とを備える、
    水力発電所の運転支援システム。
  2. 前記制御開始時から前記制御終了時までの間における前記ダムに流入する水の量を示す増加水量を予測する制御中流入量予測手段を備え、
    前記使用可能量導出手段は、前記差分水量に前記増加水量を加算して得た水量を前記使用可能量とし、
    前記出力値導出手段は、該使用可能量に基づいて出力目標値を導出する、
    請求項1に記載の水力発電所の運転支援システム。
  3. 前記増加水量には、上流に設置されているダムからの放水量が含まれる、
    請求項2に記載の水力発電所の運転支援システム。
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