JP2019211163A - バーナ及びその制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス等の燃料を燃焼させるバーナにおいて、電気ヒータを組み合わせて使用することにより、バーナによる排ガスを抑制し、バーナの熱効率を向上する。【解決手段】ガス等の燃料を加熱炉40内に噴射する燃料パイプ11及び噴射ノズル12と、噴射ノズル12により噴射された燃料の周りに燃焼用エアを供給するエアパイプ13と、加熱炉40内から環流された環流ガスを加熱炉40内に再循環するケーシング31と、ケーシング31により再循環される環流ガスを加熱するヒータ線22とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、ガス等の燃料を燃焼させて被加熱物を加熱するバーナ及びその制御装置に関する。
特許文献1には、ガスを燃料としたバーナの一例が開示されている。このバーナは、ガス噴射ノズルの周囲に燃焼用エアを供給してガスを燃焼させている。
特開2001−263619号公報
近年、地球温暖化対策、省エネ等の気運の高まりによりバーナの排ガスの抑制、熱効率の向上が求められている。
本発明の課題は、ガス等の燃料を燃焼させるバーナにおいて、電気ヒータを組み合わせて使用することにより、バーナによる排ガスを抑制し、バーナの熱効率を向上することにある。
本発明の第1発明は、加熱容器内でガス等の燃料を燃焼させて加熱容器内の被加熱物を加熱するバーナであって、ガス等の燃料を前記加熱容器内に噴射する燃料噴射ノズルと、該燃料噴射ノズルにより噴射された燃料の周りに燃焼用エアを供給するエアパイプと、前記加熱容器内から環流された環流ガスを前記加熱容器内に再循環するガス供給路と、該ガス供給路により再循環される環流ガスを加熱する電気ヒータとを備える。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記ガス供給路には、環流ガスに代えて燃焼用エアが通流され、前記ガス供給路は、当該ガス供給路に流れる燃焼用エアを前記エアパイプにより供給される燃焼用エアの周りに供給する。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記ガス供給路の流路中で、当該ガス供給路に流れる燃焼用エアとの間で熱交換可能に設置され、内部に前記加熱容器内から環流ガスを通流させる熱交換用パイプを備える。
本発明の第4発明は、上記第1発明において、前記加熱容器の要求熱量に応じてバーナを制御するバーナの制御装置であって、前記加熱容器内の温度を上昇させるとき、前記燃料噴射ノズルによる燃料の噴射、及び前記エアパイプによる燃焼用エアの供給を行って、燃料の燃焼による加熱を行う燃料燃焼手段と、前記加熱容器内の温度を維持するとき、前記電気ヒータを作動させ、前記燃料噴射ノズルによる燃料の噴射、及び前記エアパイプによる燃焼用エアの供給を停止する電気ヒータ作動手段とを備える。
本発明の第5発明は、上記第4発明において、前記加熱容器内の温度を上昇させるとき、前記燃料噴射ノズルによる燃料の噴射、及び前記エアパイプによる燃焼用エアの供給を行って、燃料の燃焼による加熱を行い、同時に、前記電気ヒータを作動させた状態で、前記ガス供給路に燃焼用エア及び/又は前記環流ガスを供給して燃焼用エア及び/又は前記環流ガスの温度を上昇させる複数熱源作動手段を備える。
本発明によれば、ガス供給路へ供給される燃焼用エア及び/又は加熱容器内からガス供給路へ環流される環流ガスを電気ヒータにより加熱するため、燃料の燃焼による加熱量を抑制することができる。そのため、燃料の燃焼による加熱量を抑制した分だけバーナによる排ガスを抑制し、バーナの熱効率を向上することができる。
本発明の第1実施形態としてのバーナを示す斜視図である。 第1実施形態の正面図である。 第1実施形態の側面図である。 図2のIV−IV線断面矢視拡大図である。 第1実施形態の先端部分を示す拡大断面図である。 第1実施形態のシステム構成図である。 第1実施形態の作動説明図であり、バーナ運転時を示す。 第1実施形態の作動説明図であり、ヒータ運転時を示す。 第1実施形態の制御回路を示すブロック図である。 上記制御回路による制御内容を示すフローチャートである。 上記制御内容を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態の制御回路による制御内容を示すフローチャートである。 上記制御内容を示すタイムチャートである。 本発明の第3実施形態としてのバーナを示す側面図である。 第3実施形態の正面図である。 第3実施形態の背面図である。 図14のXVII−XVII線断面矢視拡大図である。 図14のXVIII−XVIII線断面矢視拡大図である。 本発明の第4実施形態としてのバーナを示す側面図である。 図19のXX−XX線断面矢視図である。
<第1実施形態の構成>
図1〜8は、本発明の第1実施形態を示す。第1実施形態は、液化天然ガスを燃料とし、被加熱物としてのアルミニウム部材の溶体化や時効硬化と呼ばれる熱処理を行う加熱炉に設置して使用されるバーナに本発明を適用した例である。勿論、本発明のバーナの燃料及び用途はこれらに限定されない。例えば、セラミックスの焼成やアルミニウム地金の溶融のために用いてもよい。以下の説明では、各図中に矢印にて表示したように、バーナ1の火炎が発生される側を「先端側」と称し、その反対側を「基端側」と称する。
図1〜5のように、第1実施形態のバーナ1は、全体として複数の円筒体が重なった形状を成す。図4、5のように、バーナ1は、その円筒体の中心軸に沿ってUVセンサ用パイプ18aを備え、このUVセンサ用パイプ18aを中心として、同心円状に燃料パイプ11、エアパイプ13、ヒータホルダ21及びケーシング31を備える。
UVセンサ用パイプ18aは、耐熱ガラスから成り、その先端側がバーナ1により発生される火炎に臨むように配置されている。UVセンサ用パイプ18aの基端側には、光電センサ(図示略)が設けられ、光電センサにより耐熱ガラスを通して伝達されるバーナ1の火炎の光量を電気信号として検出している。
燃料パイプ11は、ステンレス製のパイプであり、UVセンサ用パイプ18aの周りの隙間に燃料のガスを基端側から先端側に向けて供給する。ガスはガスインテーク11aを通して外部配管から供給される。
エアパイプ13は、ステンレス製のパイプであり、燃料パイプ11の周りの隙間に燃焼用エアである空気を基端側から先端側に向けて供給する。空気は一次エアインテーク13aを通して外部配管から供給される。
燃料パイプ11の先端には、ステンレス製の噴射ノズル12が結合されている。噴射ノズル12の先端側部分には、外周側に向けて燃料を噴射する噴射口12aが複数個(この場合、4個)形成されており、また、先端側に向けて燃料を噴射する噴射口12bが複数個(この場合、4個)形成されている。燃料パイプ11及び噴射ノズル12は、本発明の燃料噴射ノズルに相当する。
エアパイプ13の先端で、噴射ノズル12の根元部に対応する位置には、エアパイプ13の先端を塞ぐように、ステンレス製の旋回羽根14が結合されている。図5のように、旋回羽根14は、エアパイプ13から噴射される空気流を旋回流14aとするため、捩じり羽根が複数個(この場合、2個)形成されている。
図示を省略したが、燃料パイプ11の外周側には、スパークロッドが設けられており、噴射ノズル12の噴射口12aからの燃料とエアパイプ13からの空気(旋回流14a)との混合気に着火可能としている。この混合気は、着火されると、空気の旋回流14aにより旋回火炎となり、噴射ノズル12の先端付近で一次燃焼としてのドーナツ形状の火炎を発生させる。
ヒータホルダ21は、ステンレス製のワイヤにより目の粗い篭状に形成されており、その内部で、エアパイプ13の外周側との間の隙間に、旋回させて多層巻きしたヒータ線22が設けられている。ヒータ線22は、その両端が一対の端子23(図4では一つのみ図示されている。)に電気的に接続されて、端子23を介して通電可能とされている。ヒータ線22は、本発明の電気ヒータに相当する。エアパイプ13、ヒータホルダ21及び端子23は、ベースプレート24により一体に支持されている。
エアパイプ13の先端の外周側には、ステンレス製で円筒形状のバーナヘッド15が固定されている。バーナヘッド15は、噴射ノズル12全体を被うように先端側に延びており、先端は、その先端側の開口を中心のみに限るためのドーナツ板状のオリフィス板15aにより被われている。オリフィス板15aが設けられることにより、一次燃焼の火炎は、バーナヘッド15内に閉じ込められ、噴射口12bからの燃料が、図4、5の矢印12cで示すように、未燃分を残した火炎として、オリフィス板15aの中央開口から先端側に噴射される。
バーナヘッド15の先端には、ステンレス製でドーナツ形状のエアノズル16が固定されている。エアノズル16は、ドーナツ形状の内周面が先端側に開いた傾斜面とされており、その傾斜面に開口する貫通孔16aが複数個(この場合、4個)形成されている。図5のように、貫通孔16aは、エアノズル16の基端側から傾斜面に向けて斜めに貫通している。
エアノズル16の外周側には、ステンレス製で円筒形状のケーシング31が設けられている。ケーシング31の基端側は、ベースプレート24により支持されており、内部にヒータホルダ21に保持されたヒータ線22を包み込んでいる。図1〜3のように、ケーシング31には、二次エアインテーク34が結合されており、二次エアインテーク34を介して外部から送られる空気がケーシング31内を通して図4、5の矢印16bで示すように貫通孔16aから噴出される。この空気が噴射口12bから噴射される未燃燃料を含む火炎を酸化させて二次燃焼させる。二次エアインテーク34、ケーシング31及び貫通孔16aは、本発明のガス供給路に相当する。
エアノズル16の外周側には、ステンレス製でパイプ形状のSUSヘッド17が取付けられている。SUSヘッド17は、オリフィス板15aの中央開口から噴射された未燃燃料を残した火炎の流れ12c及びエアノズル16の貫通孔16aから供給される空気流16bが外乱により乱されないようにエアノズル16の先端側を被っている。SUSヘッド17の内側では、オリフィス板15aの中央開口から噴射された火炎の未燃燃料がエアノズル16の貫通孔16aから供給される空気流16bにより燃焼されて二次燃焼が安定して行われる。
図4のように、ケーシング31の外周側は、先端側部分を残して環状の断熱材33により被われている。また、断熱材33の外周側は、カバー32により被われている。更に、エアパイプ13のベースプレート24より基端側は、ケーシング35により被われている。ケーシング35には、端子23への電気接続を行うための作業孔19が設けられている。
図4のように、バーナ1は、ケーシング31の先端側が加熱炉40の取付孔に挿入して固定されている。従って、SUSヘッド17内における二次燃焼の火炎は、加熱炉40内を加熱する。加熱炉40は、本発明の加熱容器に相当する。
<第1実施形態のシステム構成>
図6のように、バーナ1の燃料パイプ11につながるガスインテーク11aには、ガス流路50aが接続されており、ガス流路50aを通じて燃料のガスがバーナ1に供給されている。ガス流路50aには、開閉弁51が介挿されており、バーナ1へのガスの供給・供給停止を選択可能としている。
バーナ1のエアパイプ13につながる一次エアインテーク13aには、一次エア流路50bが接続されており、一次エア流路50bを通じてブロア52からの空気がバーナ1に供給されている。一次エア流路50bには、スロットル弁53が介挿されており、バーナ1への空気の供給量を制御可能としている。
バーナ1のケーシング31内空間につながる二次エアインテーク34には、二次エア流路50cが接続されており、二次エア流路50cを通じてブロア52からの空気がバーナ1に供給されている。二次エア流路50cには、スロットル弁54が介挿されており、バーナ1への空気の供給量を制御可能としている。
二次エア流路50cには、再循環ガス流路60aが並列接続されており、再循環ガス流路60aを通じてブロア61によって環流される加熱炉40内の燃焼済ガス(環流ガス)がバーナ1に供給されている。再循環ガス流路60aには、スロットル弁62が介挿されており、バーナ1への再循環ガスの供給量を制御可能としている。
ガス流路50a、一次エア流路50b及び二次エア流路50cは、バーナ回路50を構成し、バーナ1により燃料ガスを燃焼させる場合は、バーナ回路50の各流路50a、50b、50cを介してガス及び空気がバーナ1に供給される。
再循環ガス流路60aは、ヒータ回路60を構成し、バーナ1のヒータ線22により加熱炉40内を加熱する場合は、ヒータ回路60の再循環ガス流路60aを介して加熱炉40内の環流ガスを再循環させる。
図9のように、バーナ回路50及びヒータ回路60は、制御回路80により制御されている。具体的には、バーナ回路50の開閉弁51の開閉作動、ブロア52の作動、スロットル弁53、54の開閉作動、並びにヒータ回路60のブロア61の作動、スロットル弁62の開閉作動が、制御回路80により制御されている。また、ヒータ線22の通電制御が制御回路80により行われている。
<制御回路80のプログラム内容>
図10は、制御回路80をプログラム制御のコンピュータにより構成した場合のプログラム内容の主要部を示す。図10のプログラムは、図11(A)のような加熱炉40の加熱制御を行う処理ルーチンであり、この処理ルーチンは100ミリ秒程度の周期で繰り返し実行される。なお、この周期は一例であり、任意に設定できる。
ステップS10では、加熱開始指示があるのを待つ。加熱開始指示があると、ステップS10は肯定判断され、ステップS21においてバーナ回路50(図6参照)の開閉弁51(51a、51b)の開度が全開とされる。また、ステップS22においてスロットル弁53、54の開度制御が行われる。スロットル弁53、54の開度制御は、開閉弁51を介して供給されるガス量に対して、好適な一次燃焼及び二次燃焼が行われるように、スロットル弁53、54を介して供給されるブロア52からの空気量を制御する。
ステップS31aでは、加熱炉40内の温度tが目標温度t0に達したか否かが判定される。加熱炉40内の温度tが目標温度t0に達するまでは、ステップS31aは否定判断されてステップS21、S22の処理を継続する。図11の時刻T1の時点で、加熱炉40内の温度tが目標温度t0に達すると、ステップS31aは肯定判断され、ステップS32において時間計測用のカウンタCがクリアされ、時間計測を開始する。そして、ステップS33aにおいて開閉弁51の開度は減少される。この様子が図11(B)の時刻T1に示されており、開閉弁51の開度減少の一例として開度が半分となった状態を示している。また、ステップS34においてスロットル弁53、54の開度制御が行われる。スロットル弁53、54の開度は、開閉弁51の開度が減少し、バーナ1に供給されるガス量が減らされたのに合わせて絞られる。更に、ステップS35aにおいてヒータ線22への通電が開始される。同時に、ブロア61が作動され、スロットル弁62が開度制御される。このため、ヒータ回路60を介して加熱炉40内から還流される環流ガスが再循環される。この様子が図11(C)の時刻T1に示されている。
以上の処理では、図11の時刻T1の時点で、加熱炉40内の温度tが目標温度t0に達したのに応じて、加熱炉40内を加熱するための熱源をガス(バーナ回路50)からヒータ線22による電気ヒータ(ヒータ回路60)に切り換えている。
ステップS36aでは、カウンタCの値が予め設定した値C1に達したか否かが判定される。カウンタCの値がC1に達するまでは、ステップS36aは否定判断されてステップS33a〜S35aの処理を継続する。図11の時刻T2の時点で、カウンタCの値がC1に達すると、ステップS36aは肯定判断され、ステップS37aにおいて開閉弁51a及び開閉弁51bの開度が共に全閉とされる。そのため、開閉弁51は全閉とされ、ガスのバーナ1への供給が停止される。この様子が図11(B)の時刻T2に示されている。また、ステップS38aにおいてスロットル弁53、54の開度が、開閉弁51の開度に合わせて全閉とされる。
以上の処理では、図11の時刻T1の時点で、ヒータ線22への通電が開始されたのに応じてバーナ1に供給されるガス量を減少したが、カウンタCの値がC1に達するのに対応した時間が経過した時点でバーナ1に供給されるガスを遮断して、加熱炉40内の加熱をヒータ線22による発熱のみにより行うように切り換えている。このように、ガスの遮断をヒータ線22への通電が開始と同時の時刻T1の時点で行わず、所定の時間(カウンタCがC1に達するまでの時間)をかけて段階的に行うことにより、ガス(バーナ回路50)から電気ヒータ(ヒータ回路60)への切換時に加熱炉40へ供給する熱量が一時的に低下することを防止している。温度低下が許容される範囲に収まる場合は、C1=0とすることも可能である。更に、T1〜T2間で多段階に分けて開閉弁51の開度を調整してもよい。
ステップS41aでは、加熱炉40内の温度tが目標温度t0よりも高い温度t1に達したか否かが判定される。加熱炉40内の温度tが温度t1に達するまでは、ステップS41aは否定判断されてステップS37a〜S38aの処理を継続する。図11の時刻T3の時点で、加熱炉40内の温度が温度t1に達すると、ステップS41aは肯定判断され、ステップS42においてヒータ線22への通電量を低減し、それに合わせてブロア61の作動も抑制される。この様子が図11(C)の時刻T3に示されている。
以上の処理では、ヒータ線22による加熱量が大きいため、加熱炉40内の温度tが目標温度t0よりも高くなってしまうのに対し、ヒータ線22による加熱量を小さくして、加熱炉40内の温度tを目標温度t0に維持するようにしている。なお、図10及び図11(C)には記載していないが、加熱炉40内の温度tを目標温度t0に維持するようにヒータ線22による加熱量はフィードバック制御されることが望ましい。
ステップS51では、加熱終了指示があるのを待つ。図11の時刻T4の時点で加熱終了指示があると、ステップS51は肯定判断され、ステップS52においてヒータ線22への通電が停止される。この様子が図11(C)の時刻T4に示されている。
<第1実施形態の作用(起動時、昇温時)>
バーナ1を起動するとき、図7のように、ガス流路50aの開閉弁51を開いてバーナ1内にガスを供給し、同時に、一次エア流路50b及び二次エア流路50cのスロットル弁53、54を開くとともに、ブロア52を作動してバーナ1内に一次燃焼用エア、二次燃焼用エアを供給する。このとき、スパークロッド(図示略)により一次燃焼用エアとガスとの混合気に着火して、バーナヘッド15内で一次燃焼を行わせ、一次燃焼を種火としてSUSヘッド17内で二次燃焼を行わせる。
<第1実施形態の作用(フレームレス燃焼時、昇温時)>
二次燃焼では、公知(例えば、特開2017−32196号公報)のように、混合気中の酸素濃度及び混合気の温度の条件が整うようにすることにより、フレームレス燃焼を実現することができる。そのため、スロットル弁54を調整して二次燃焼用エア量を調整し、しかも、ヒータ線22に通電して二次燃焼用エアの温度を高め、フレームレス燃焼の条件が整うようにする。フレームレス燃焼が実現すれば、バーナ1に供給されたガスを完全燃焼させて熱効率を高めることができ、しかも、排ガス中の窒素酸化物を抑制することができる。なお、上記条件が満たされずフレームレス燃焼に至らない場合でも、ヒータ線22により二次燃焼用エアの温度が高められることにより排ガス中の窒素酸化物を抑制する効果は得られる。
<第1実施形態の作用(省エネ運転時、温度維持時)>
バーナ1が起動されて加熱炉40内の温度が高まった状態では、図11のT1〜T4の期間と同様に加熱炉40内の温度を維持する制御内容となる。即ち、図8のように、スロットル弁62を開くと同時に、ブロア61を作動して、加熱炉40内の燃焼済ガスを再循環させる。同時に、ヒータ線22に通電する。一方、ガス流路50aの開閉弁51を閉じてバーナ1内へのガス供給を停止し、また、一次エア流路50b及び二次エア流路50cのスロットル弁53、54を閉じてバーナ1内への一次燃焼用エア、二次燃焼用エアの供給を停止する。
その結果、ガスの燃焼による加熱炉40内の加熱は停止するが、ヒータ線22による再循環ガスの加熱が行われる。ヒータ線22による加熱は、加熱炉40内の温度が低下しない程度でよい。このとき、加熱炉40の排気口(図示略)が封鎖されて加熱炉40からの排気が行われない状態となる。このため、排気による熱損失がゼロとなり、しかも、ヒータ線22による加熱熱量も僅かで済み、加熱炉40の熱効率は高められる。
ヒータ線22による再循環ガスの加熱を行うとき、ガス流路50aの開閉弁51、並びに一次エア流路50b及び二次エア流路50cのスロットル弁53、54を完全に閉じず、ある程度開いた状態とすることもできる。このとき、バーナ1に供給される燃料及び空気は少なく、排気も抑制されるため、加熱炉40の排気口の開度は少なくされる。そのため、排気に伴う熱損失が抑制され、ガスによる加熱のみでヒータ線22による加熱を行わない場合に比べて加熱炉40の熱効率を高めることができる。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態によれば、加熱炉40内から二次エアインテーク34へ環流される環流ガスをヒータ線22により加熱して加熱炉40内へ再循環するため、燃料の燃焼による加熱量を抑制することができる。そのため、燃料の燃焼による加熱量を抑制した分だけバーナ1による排ガスを抑制し、バーナ1の熱効率を向上することができる。
また、二次エアインテーク34を通じて加熱炉40内へ供給されるガスとして、二次エア流路50cを通じて二次燃焼用エアを供給することにより、フレームレス燃焼のような二次燃焼を行うことができる。
<第1実施形態の構成と本発明の構成との対応関係>
図10の処理ルーチンにおいて、ステップS21、S22の処理は、本発明の燃料燃焼手段に相当する。また、図10の処理ルーチンにおいて、ステップS37a〜S42の処理は、本発明の電気ヒータ作動手段に相当する。
<第2実施形態>
図12は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、加熱炉40内の温度tが目標温度t0に達するまでの時間を短縮し、急速加熱する制御内容とした点である。その他の構成は、両者同一であり、同一部分には同一の符号を付して再度の説明は省略する。
ステップS10aでは、急速加熱開始指示があるのを待つ。急速加熱開始指示があると、ステップS10aは肯定判断され、ステップS21においてバーナ回路50(図6参照)の開閉弁51(51a、51b)の開度が全開とされる。また、ステップS22においてスロットル弁53、54の開度制御が行われる。ステップS21、S22の処理内容は、第1実施形態と同様である。この結果、バーナ回路50によりバーナ1において一次燃焼及び二次燃焼が行われる。
更に、ステップS23においてヒータ線22への通電が開始される。同時に、ブロア61が作動され、スロットル弁62が開度制御される。このため、ヒータ回路60(図6参照)を介して加熱炉40内から還流される環流ガスが加熱されて再循環される。その結果、二次エアインテーク34には、二次エア流路50cからの二次燃焼用エアと加熱炉40内から還流される環流ガスの両方が通流される。従って、二次燃焼における酸素濃度が抑制される。
以上の処理では、図13のように、バーナ回路50及びヒータ回路60は、同時に作動開始され、加熱炉40内の温度は急速に加熱される。
ステップS31bでは、加熱炉40内の温度tが目標温度t0より少し低い温度t2に達したか否かが判定される。加熱炉40内の温度tが温度t2に達するまでは、ステップS31bは否定判断されてステップS21〜S23の処理を継続する。図11の時刻T1の時点で、加熱炉40内の温度tが温度t2に達すると、ステップS31bは肯定判断され、ステップS32において時間計測用のカウンタCがクリアされ、時間計測を開始する。そして、ステップS33bにおいて開閉弁51a、開閉弁51bの開度が低減される。例えば、開閉弁51としての開度は全開の75%程度とされる。この様子が図13(B)の時刻T1に示されている。また、ステップS34aにおいてスロットル弁53、54の開度制御が行われる。スロットル弁53、54の開度は、開閉弁51の開度が75%程度となり、バーナ1に供給されるガス量が75%程度に減らされたのに合わせて絞られる。
以上の処理では、図11の時刻T1の時点で、加熱炉40内の温度tが温度t2に達したのに応じて、バーナ回路50による加熱炉40内に対する加熱量を75%程度に抑制している。加熱炉40内の温度tが目標温度t0に達する前に加熱炉40内に対する加熱量を抑制する理由は、バーナ回路50及びヒータ回路60を同時に作動して、加熱炉40内の温度を急速に上昇させている影響で、加熱炉40内の温度tが目標温度t0に達してから加熱量を抑制するように制御するでは、加熱炉40内の温度tが目標温度t0を超えてオーバーシュートしてしまうからである。
ステップS36aでは、カウンタCの値が予め設定した値C1に達したか否かが判定される。カウンタCの値がC1に達するまでは、ステップS36aは否定判断されてステップS33b、S34aの処理を継続する。図13の時刻T2の時点で、カウンタCの値がC1に達すると、ステップS36aは肯定判断され、ステップS37bにおいて開閉弁51a、開閉弁51bの開度が更に低減される。例えば、開閉弁51としての開度は全開の半分程度とされる。この様子が図13(B)の時刻T2に示されている。また、ステップS34bにおいてスロットル弁53、54の開度が、開閉弁51の開度に合わせて半分程度とされる。
ステップS36bでは、カウンタCの値が予め設定した値C2に達したか否かが判定される。カウンタCの値がC2に達するまでは、ステップS36bは否定判断されてステップS37b、S34bの処理を継続する。カウンタCの値がC2に達すると、ステップS36bは肯定判断され、ステップS37cにおいて開閉弁51a、開閉弁51bの開度が更に低減される。例えば、開閉弁51としての開度は全開の25%程度とされる。また、ステップS34cにおいてスロットル弁53、54の開度が、開閉弁51の開度に合わせて25%程度とされる。
ステップS36cでは、カウンタCの値が予め設定した値C3に達したか否かが判定される。カウンタCの値がC3に達するまでは、ステップS36cは否定判断されてステップS37c、S34cの処理を継続する。カウンタCの値がC3に達すると、ステップS36cは肯定判断され、ステップS37aにおいて開閉弁51a及び開閉弁51bの開度が共に全閉とされる。そのため、開閉弁51は全閉とされ、ガスのバーナ1への供給が停止される。この様子が図13(B)の時刻T3に示されている。また、ステップS38bにおいてスロットル弁53、54の開度が、開閉弁51の開度に合わせて全閉とされる。
以上の処理では、図13(B)に示すように、開閉弁51の開度を時間をかけて閉鎖して、図13(A)に示すように、加熱炉40内の温度が目標温度t0にオーバーシュートすることなく到達して、目標温度t0に安定して維持されるようにしている。なお、開閉弁51の開度は、加熱炉40内の温度制御の精度を高めるため、図13(B)の仮想線で示すように階段状の変化をより細かくするか、連続的に変化するように制御してもよい。また、図13(B)における階段の各段の高さ(開閉弁51の開度)又は幅(C1〜C3の値)を互いに変えて、バーナ回路50による加熱特性を必要なパターンに変更することもできる。
図12の処理ルーチンでは、加熱炉40内の温度tが温度t2に達した時刻T1の時点から時刻T3の時点までの間で、バーナ回路50による加熱を段階的に停止して、加熱炉40内の温度tが目標温度t0となるようにしている。しかし、加熱炉40内の温度tを目標温度t0に精度良く制御するためには、ヒータ回路60のヒータ線22による加熱量をフィードバック制御して、加熱炉40内の温度tが目標温度t0となるようにすることが望ましい。
ステップS41bでは、加熱炉40内の温度tが目標温度t0よりも高い温度t3に達したか否かが判定される。加熱炉40内の温度tが温度t3に達するまでは、ステップS41bは否定判断されてステップS37a、S38bの処理を継続する。図11の時刻T4の時点で、加熱炉40内の温度が温度t3に達すると、ステップS41bは肯定判断され、ステップS42においてヒータ線22への通電量が低減され、それに合わせてブロア61の作動も抑制される。例えば、ヒータ線22の通電量は50%程度とされる。この様子が図13(C)の時刻T4に示されている。
以上の処理では、ヒータ線22による加熱量が大きいため、加熱炉40内の温度tが目標温度t0よりも高くなってしまうのに対し、ヒータ線22による加熱量を小さくして、加熱炉40内の温度tを目標温度t0に維持するようにしている。加熱炉40内の温度tを目標温度t0に精度良く制御するためには、ヒータ回路60のヒータ線22による加熱量をフィードバック制御することが望ましい。
ステップS51では、加熱終了指示があるのを待つ。図13の時刻T5の時点で加熱終了指示があると、ステップS51は肯定判断され、ステップS52においてヒータ線22への通電が停止される。この様子が図13(C)の時刻T5に示されている。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態によれば、バーナ回路50及びヒータ回路60を同時に作動開始して、加熱炉40内の温度は急速に加熱することができる。また、加熱炉40内の温度tが目標温度t0に達するタイミングでは、バーナ回路50による加熱量を徐々に抑制して、加熱炉40内の温度tが目標温度t0を超えてオーバーシュートしないようにすることができる。
<第2実施形態の構成と本発明の構成との対応関係>
図12の処理ルーチンにおいて、ステップS21〜S23の処理は、本発明の複数熱源作動手段に相当する。
<第3実施形態の構成>
図14〜18は、本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、第1実施形態のバーナ1に対し、熱交換器70を追加した点である。その他の構成は、両者同一であり、同一部分には同一の符号を付して再度の説明は省略する。但し、若干の寸法や形状の変化は図面の記載のとおりである。
図15、17、18のように、ケーシング31の外周側には、ケーシング31と並列配置のパイプをケーシング31の半径方向に2層に重ねた構造の熱交換用パイプ71が配置されている。熱交換用パイプ71は、そのパイプの長手方向の3か所に分割配置されたフィン72を介してケーシング31の外周上に支持されている。熱交換用パイプ71及びフィン72の外周側には、熱交換器用のケーシング36が被せられている。また、ケーシング36の外周側は、空気が通る通路を挟んでカバー32により被われている。
熱交換用パイプ71は、先端側の端部がケーシング31の先端側外周に開口しており、基端側の端部がケーシング31の基端側外周に開口している。熱交換用パイプ71の先端側開口は、加熱炉40の内側にあり、熱交換用パイプ71の基端側開口は、排気ポート73に隣接して配置されている。
カバー32の基端側端部付近には、二次エアインテーク34が接続され、カバー32の内側通路に二次燃焼用エアを供給するように構成されている。ケーシング36の先端側は、二次燃焼用エアがケーシング36の先端側を回り込んで熱交換用パイプ71の周りに流れるように隙間があけられている。また、フィン72は、上述のように分割配置された各フィン72が周方向の3分の2程度をカバーする大きさとされており、各フィン72は、周方向の3分の1程度の開口が互い違いとなるように配置されている。また、各フィン72のうち最も基端側に位置するものよりも基端側に位置するケーシング31には、その周方向に複数の開口31aが穿設されている。その結果、二次エアインテーク34から供給された二次燃焼用エアは、図17の矢印34aで示すように流れて、熱交換用パイプ71からの熱を受けて加熱される。その二次燃焼用エアは、エアノズル16の貫通孔16aから噴射される。なお、二次エアインテーク34、カバー32、ケーシング36、ケーシング31及び貫通孔16aは、本発明のガス供給路に相当する。
図16、17のように、燃料パイプ11に沿ってスパークロッド18bが設けられている。スパークロッド18bは、その先端側が噴射ノズル12付近に位置し、基端側がバーナ1の基端側に突出し、スパーク発生回路(図示略)に接続可能とされている。
<第3実施形態のシステム構成>
第3実施形態のバーナ1のシステム構成は、第1実施形態のものと同一であるが、排気ポート73に接続された排気路(図示略)が第1実施形態に比べて追加されている。その排気路には、スロットル弁(図示略)が設けられており、熱交換器70を機能させるときは、スロットル弁を開放して熱交換用パイプ71に加熱炉40内の燃焼済ガスを通流させ、熱交換器70を機能させないときは、スロットル弁を閉鎖して熱交換用パイプ71に加熱炉40内の燃焼済ガスを通流させないようにしている。
<第3実施形態の作用(起動時、昇温時)>
上述の第1実施形態の場合と全く同様にバーナ1が起動されて一次燃焼及び二次燃焼が行われる。
<第3実施形態の作用(フレームレス燃焼時、昇温時)>
上述の第1実施形態の場合と全く同様にフレームレス燃焼を行わせることができる。第1実施形態では、二次燃焼用エアの温度を高めるためにヒータ線22に通電したが、第3実施形態の場合、熱交換器70を作動状態とすることによっても二次燃焼用エアの温度を高めることができる。従って、第3実施形態の場合、ヒータ線22及び熱交換器70を適宜使い分けて二次燃焼用エアの温度を高めることができる。
<第3実施形態の作用(省エネ運転時、温度維持時)>
上述の第1実施形態の場合と全く同様に省エネ運転を行うことができる。このとき、排気ポート73に接続されたスロットル弁は閉鎖されて熱交換器70の機能を停止する。
<第3実施形態の効果>
第3実施形態においては、バーナ1をフレームレス燃焼させる場合、熱交換器70を機能させることで、ヒータ線22への通電を停止、若しくは抑制することができ、バーナ1の熱効率を高めることができる。
<第4実施形態の構成>
図19、20は、本発明の第4実施形態を示す。第4実施形態が第3実施形態に対して特徴とする点は、第3実施形態のバーナ1に対し、ヒータ線25を追加した点である。その他の構成は、両者同一であり、同一部分には同一の符号を付して再度の説明は省略する。
ヒータ線25は、カバー32の外周側の先端側に巻き付けられている。ヒータ線25は、ヒータ線22と同様、通電されることにより発熱し、二次エアインテーク34から供給され、カバー32の内周側を通る二次燃焼用エア又は加熱炉40内から還流される環流ガスを伝熱により加熱する。ヒータ線25は、ヒータ線22と同時に通電されるように接続するか、ヒータ線22とは独立して通電されるように接続される。
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、第3実施形態に対してヒータ線25が追加されているため、ヒータ線22と同時にヒータ線25を作動させることにより、二次燃焼用エア又は環流ガスに対する加熱量をより多くすることができる。また、ヒータ線22とは違うタイミングでヒータ線25を作動させることにより、二次燃焼用エア又は環流ガスに対する加熱量の制御のバリエーションをより多くすることができる。
<その他の実施形態>
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、燃料としては、ガス化された液体又は個体燃料、噴霧化された液体燃料、微粉化された個体燃料等を使用することができる。
上記実施形態では、バーナを加熱炉に設置したが、蒸気発生用ボイラーに設置してもよい。
燃料の燃焼による加熱は、上記実施形態のように、二次燃焼を伴うものに限定されない。一次燃焼のみで加熱を行うものでもよい。その場合、二次燃焼用エアを供給する経路は除去可能となる。
第4実施形態では、ヒータ線22とヒータ線25とを同時に備えるものとしたが、電気ヒータとしてヒータ線25のみを備え、ヒータ線22を備えない構成としてもよい。
1 バーナ
11 燃料パイプ(燃料噴射ノズル)
11a ガスインテーク
12 噴射ノズル(燃料噴射ノズル)
12a、12b 噴射口
13 エアパイプ
13a 一次エアインテーク
14 旋回羽根
14a 旋回流
15 バーナヘッド
15a オリフィス板
16 エアノズル
16a 貫通孔(ガス供給路)
17 SUSヘッド
18a UVセンサ用パイプ
18b スパークロッド
19 作業孔
21 ヒータホルダ
22 ヒータ線(電気ヒータ)
23 端子
24 ベースプレート
25 ヒータ線(電気ヒータ)
31 ケーシング(ガス供給路)
31a 開口
32 カバー(ガス供給路)
33 断熱材
34 二次エアインテーク(ガス供給路)
35 ケーシング
36 ケーシング(ガス供給路)
40 加熱炉(加熱容器)
50 バーナ回路
50a ガス流路
50b 一次エア流路
50c 二次エア流路
51 開閉弁
52 ブロア
53 スロットル弁
54 スロットル弁
60 ヒータ回路
60a 再循環ガス流路
61 ブロア
62 スロットル弁
70 熱交換器
71 熱交換用パイプ
72 フィン
73 排気ポート
80 制御回路

Claims (5)

  1. 加熱容器内でガス等の燃料を燃焼させて加熱容器内の被加熱物を加熱するバーナであって、
    ガス等の燃料を前記加熱容器内に噴射する燃料噴射ノズルと、
    該燃料噴射ノズルにより噴射された燃料の周りに燃焼用エアを供給するエアパイプと、
    前記加熱容器内から環流された環流ガスを前記加熱容器内に再循環するガス供給路と、
    該ガス供給路により再循環される環流ガスを加熱する電気ヒータと
    を備えるバーナ。
  2. 請求項1において、
    前記ガス供給路には、環流ガスに代えて燃焼用エアが通流され、
    前記ガス供給路は、当該ガス供給路に流れる燃焼用エアを前記エアパイプにより供給される燃焼用エアの周りに供給する
    バーナ。
  3. 請求項2において、
    前記ガス供給路の流路中で、当該ガス供給路に流れる燃焼用エアとの間で熱交換可能に設置され、内部に前記加熱容器内から環流ガスを通流させる熱交換用パイプを備える
    バーナ。
  4. 請求項1において、
    前記加熱容器の要求熱量に応じてバーナを制御するバーナの制御装置であって、
    前記加熱容器内の温度を上昇させるとき、前記燃料噴射ノズルによる燃料の噴射、及び前記エアパイプによる燃焼用エアの供給を行って、燃料の燃焼による加熱を行う燃料燃焼手段と、
    前記加熱容器内の温度を維持するとき、前記電気ヒータを作動させ、前記燃料噴射ノズルによる燃料の噴射、及び前記エアパイプによる燃焼用エアの供給を停止する電気ヒータ作動手段と
    を備えるバーナの制御装置。
  5. 請求項4において、
    前記加熱容器内の温度を上昇させるとき、前記燃料噴射ノズルによる燃料の噴射、及び前記エアパイプによる燃焼用エアの供給を行って、燃料の燃焼による加熱を行い、同時に、前記電気ヒータを作動させた状態で、前記ガス供給路に燃焼用エア及び/又は前記環流ガスを供給して燃焼用エア及び/又は前記環流ガスの温度を上昇させる複数熱源作動手段を備える
    バーナの制御装置。
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