JP2014137194A - バーナ - Google Patents
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Abstract
【課題】バーナの寿命を延長すること。
【解決手段】燃料流体を噴出させる燃料噴射口25と、酸化剤を噴出させる酸化剤噴射口24と、水蒸気含有ガスを噴出させる水蒸気含有ガス噴射口23とを備えている。このとき、酸化剤噴射口24は、燃料流体噴射口25と水蒸気含有ガス噴射口23との間に配置されている。このようなバーナ11は、その酸化剤が流れる酸化剤供給流路19が、その燃料流体が流れる燃料供給流路20と、その水蒸気含有ガスが流れる水蒸気含有ガス流路18との間に配置されることにより、水蒸気含有ガス流路18がその燃料流体により冷却され難く、その燃料流体を加熱することなく、その水蒸気含有ガスに含まれる水蒸気が水蒸気含有ガス流路18で凝縮することをより確実に防止することができる。その結果、このようなバーナ11は、その蒸発・凝縮の繰返しを低減することにより、疲労破壊を防止し、寿命を延長することができる。
【選択図】図3
【解決手段】燃料流体を噴出させる燃料噴射口25と、酸化剤を噴出させる酸化剤噴射口24と、水蒸気含有ガスを噴出させる水蒸気含有ガス噴射口23とを備えている。このとき、酸化剤噴射口24は、燃料流体噴射口25と水蒸気含有ガス噴射口23との間に配置されている。このようなバーナ11は、その酸化剤が流れる酸化剤供給流路19が、その燃料流体が流れる燃料供給流路20と、その水蒸気含有ガスが流れる水蒸気含有ガス流路18との間に配置されることにより、水蒸気含有ガス流路18がその燃料流体により冷却され難く、その燃料流体を加熱することなく、その水蒸気含有ガスに含まれる水蒸気が水蒸気含有ガス流路18で凝縮することをより確実に防止することができる。その結果、このようなバーナ11は、その蒸発・凝縮の繰返しを低減することにより、疲労破壊を防止し、寿命を延長することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、バーナに関し、特に、石炭から形成される微粉炭をガス化することに利用されるバーナに関する。
石炭ガス化複合発電設備が知られている。その石炭ガス化複合発電設備は、石炭ガス化炉とチャー回収装置とガス精製設備とガスタービン設備と排熱回収ボイラと蒸気タービン設備とその発電機とを備えている。その石炭ガス化炉は、微粉炭をガス化することにより、可燃性を有する生成ガスを生成する。その生成ガスは、可燃性ガスにチャー等が混合されている。
そのチャー回収装置は、その生成ガスからそのチャーを除去することにより、チャー除去済生成ガスを生成する。そのガス精製設備は、そのチャー除去済生成ガスを精製することにより、精製済生成ガスを生成する。そのガスタービン設備は、その精製済生成ガスを燃焼させることにより高温・高圧の燃焼ガスを生成し、回転動力を生成する。その排熱回収ボイラは、その燃焼ガスから熱エネルギを回収し、高圧の蒸気を生成する。その蒸気タービン設備は、その蒸気を用いて回転動力を生成する。その発電機は、そのガスタービン設備とその蒸気タービン設備とにより生成された回転動力を電力に変換する。
その石炭ガス化炉は、石炭ガス化炉本体とバーナとを備えている。その石炭ガス化炉本体は、微粉炭をガス化するための雰囲気を環境から隔離する容器を形成している。そのバーナは、多重管構造を有し、燃料と酸化剤を別々に噴射し、その燃料と酸化剤とを石炭ガス化炉本体の内部で化学反応させることにより、その生成ガスを生成する(特開平8−35615号公報参照)。
このようなバーナは、微粉炭を燃焼またはガス化する際に、窒素または窒素化合物を生成する。バーナは、その酸化剤として、純酸素または酸素富化空気を用いることにより、酸化剤中の窒素量を低減することができる。しかしながら、酸化剤の酸素濃度が高いときに火炎の温度が上昇するために、バーナは、熱負荷が高くなり、バーナ管の変形、焼損を招くことがある。
酸化剤に水蒸気を混合して酸素濃度を低下させ、さらに水蒸気と炭素の吸熱反応を促進させることにより、火炎の温度を低減させることができる(特開2002−139203号公報参照)。
しかしながら、燃料を搬送する内管の温度が低いとときに、外管を通る酸化剤中の蒸気が内管表面で凝縮してしまうことがある。その凝縮により生成された水滴は、バーナ先端で蒸発するが、その凝縮と蒸発とが断続的に繰り返すことにより、バーナ先端のメタルが膨張・収縮を繰り返し疲労破壊してしまう恐れがある。そのバーナの寿命を延長することが望まれ、そのバーナの変形・焼損、疲労破壊を防止することが望まれている。
本発明の課題は、寿命が長いバーナを提供することにある。
本発明によるバーナは、燃料噴射口と酸化剤噴射口と水蒸気含有ガス噴射口とを備えている。その燃料噴射口は、燃料流体を噴出させる。その酸化剤噴射口は、その燃料流体を燃焼させる酸化剤を噴出させる。その水蒸気含有ガス噴射口は、水蒸気を含む水蒸気含有ガスを噴出させることにより、その燃料流体が燃焼することにより生成される火炎にその水蒸気含有ガスを供給する。その酸化剤噴射口は、その燃料流体噴射口とその水蒸気含有ガス噴射口との間に配置されている。
このようなバーナは、その火炎にその水蒸気含有ガスを供給することにより、その酸化剤の濃度を低下させ、かつ、その燃料流体と水蒸気との吸熱反応を促進させることにより、その火炎の温度を低減させることができ、その燃料噴射口とその酸化剤噴射口とに印加される熱負荷を低減し、その燃料噴射口とその酸化剤噴射口とが変形・焼損することを防止することができる。このようなバーナは、その酸化剤が流れる酸化剤供給流路が、その燃料流体が流れる燃料供給流路と、その水蒸気含有ガスが流れる水蒸気含有ガス流路との間に配置される。このため、このようなバーナは、その水蒸気含有ガス流路がその燃料流体により冷却され難く、その燃料流体を加熱することなく、その水蒸気含有ガスに含まれる水蒸気がその水蒸気含有ガス流路で凝縮することをより確実に防止することができる。その結果、このようなバーナは、寿命を延長することができる。
本発明によるバーナは、その酸化剤を加熱するヒータをさらに備えている。このようなバーナは、その水蒸気含有ガス流路の温度がその水蒸気含有ガスの露点以上になるようにその酸化剤を加熱することにより、その水蒸気含有ガス流路が結露することをより確実に防止することができる。そのヒータとしては、外部から供給される電力を利用してその酸化剤を加熱する電気加熱ヒータ、その火炎により加熱された排ガスとその酸化剤とを熱交換することによりその酸化剤を加熱する熱交換器、深冷分離装置の排熱を利用してその酸化剤を加熱する熱交換器が例示される。その熱交換器が適用されたバーナは、その電気加熱ヒータが適用されたバーナに比較して、ランニングコストをより低減することができる。
その酸化剤とその水蒸気含有ガスとが混合された混合ガスの旋回流がその火炎に供給されるように、その混合ガスを旋回させる旋回翼をさらに備えている。このとき、その酸化剤噴射口とその水蒸気含有ガス噴射口とは、その酸化剤噴射口またはその水蒸気含有ガス噴射口からその火炎までの距離が、その燃料噴射口からその火炎までの距離より長くなるように、配置されている。
このようなバーナは、その混合ガスをその燃料流体とより適切に混合させることができ、その旋回翼を備えていない他のバーナに比較して、その燃焼ガスの燃焼性を向上させることができる。このようなバーナは、さらに、その火炎からその旋回翼までの距離がその火炎からその燃料噴射口までの距離より長くなるように、その旋回翼を配置することができる。このため、このようなバーナは、小型化が可能であり、その酸化剤が流れる流路が狭い場合でも、その旋回翼をより容易に形成させることができる。
本発明によるバーナは、その燃料噴射口とその酸化剤噴射口とその水蒸気含有ガス噴射口とを冷却する冷却外管をさらに備えている。その冷却外管は、その燃料噴射口とその酸化剤噴射口とその水蒸気含有ガス噴射口とを囲むように配置されている。その冷却外管は、その冷却外管からその火炎までの距離がその燃料噴射口からその火炎までの距離より短くなるように、配置されている。
このようなバーナは、その火炎からその燃料噴射口に届く輻射を低減することができ、その燃料噴射口とその酸化剤噴射口とその水蒸気含有ガス噴射口とを形成するノズルが焼損することを防止することができる。
本発明による石炭ガス化炉は、本発明によるバーナと、炭素を含有する炭素含有燃料をガス化するガス化炉本体とを備えている。このような石炭ガス化炉は、そのバーナの寿命が延長されることにより、そのバーナを交換する頻度を低減することができ、ランニングコストを低減することができる。
本発明によるバーナは、酸化剤が流れる酸化剤供給流路が、燃料流体が流れる燃料供給流路と、水蒸気含有ガスが流れる水蒸気含有ガス流路との間に配置されることにより、その水蒸気含有ガス流路が冷却され難く、その水蒸気含有ガスが凝縮しにくい。このため、本発明によるバーナは、その水蒸気含有ガス流路が結露することをより確実に防止することができ、疲労破壊を防止し、寿命を延長することができる。
図面を参照して、本発明によるバーナの実施の形態を記載する。そのバーナは、石炭ガス化複合発電設備に適用されている。その石炭ガス化複合発電設備10は、図1に示されているように、石炭ガス化炉1とチャー回収装置2とガス精製設備3とそのガスタービン設備と排熱回収ボイラ6と蒸気タービン設備7と発電機8とを備えている。石炭ガス化炉1は、微粉炭をガス化することにより、可燃性を有する生成ガスを生成する。その生成ガスは、可燃性ガスにチャー等が混合されている。
チャー回収装置2は、その生成ガスからそのチャーを除去することにより、チャー除去済生成ガスを生成する。ガス精製設備3は、そのチャー除去済生成ガスを精製することにより、精製済生成ガスを生成する。そのガスタービン設備は、その精製済生成ガスを燃焼させることにより高温・高圧の燃焼ガスを生成し、回転動力を生成する。排熱回収ボイラ6は、その燃焼ガスから熱エネルギを回収し、高圧の蒸気を生成する。蒸気タービン設備7は、その蒸気を用いて回転動力を生成する。発電機8は、そのガスタービン設備と蒸気タービン設備7とにより生成された回転動力を電力に変換する。
石炭ガス化炉1は、石炭ガス化炉本体とバーナとを備えている。その石炭ガス化炉本体は、微粉炭をガス化するための雰囲気を環境から隔離する容器を形成している。
そのバーナ11は、その雰囲気に配置され、図2に示されるように、第1ノズル14と第2ノズル15と第3ノズル16とを備えている。第1ノズル14は、金属から形成されている。第1ノズル14は、管に形成され、中心軸17の周りに回転することにより得られる回転体に形成されている。第2ノズル15は、金属から形成されている。第2ノズル15は、第1ノズル14より細い管に形成されている。第2ノズル15は、第1ノズル14の内側に配置され、中心軸17の周りに回転することにより得られる回転体に形成されるように配置されている。第3ノズル16は、金属から形成されている。第3ノズル16は、第2ノズル15より細い管に形成されている。第3ノズル16は、第2ノズル15の内側に配置され、中心軸17の周りに回転することにより得られる回転体に形成されるように配置されている。
バーナ11は、さらに、第1流路18と第2流路19と第3流路20とを形成している。第1流路18は、第1ノズル14と第2ノズル15との間に形成されている。第2流路19は、第2ノズル15と第3ノズル16との間に形成されている。第3流路20は、第3ノズル16の内側に形成されている。
第1ノズル14は、図3に示されるように、一端が第2ノズル15に接合されることにより、第2ノズル15に固定され、第1流路18の一端を閉鎖している。第2ノズル15は、一端が第3ノズル16に接合されることにより、第3ノズル16に固定され、第2流路19の一端を閉鎖している。
バーナ11は、さらに、第1噴射口23と第2噴射口24と第3噴射口25とを形成している。第1噴射口23は、第1ノズル14と第2ノズル15との間に形成され、第1流路18の閉鎖されている端の反対側の端に形成されている。第2噴射口24は、第2ノズル15と第3ノズル16との間に形成され、第2流路19の閉鎖されている端の反対側の端に形成され、第1噴射口23に囲まれるように形成されている。第3噴射口25は、第3ノズル16の内側に形成され、第3流路20の端に形成され、第2噴射口24に囲まれるように形成されている。
バーナ11は、さらに、第1ノズル14と第2ノズル15と第3ノズル16とのそれぞれの先端の位置が中心軸17の方向に一致している。すなわち、バーナ11は、第1ノズル14の第1噴射口23に近い側の端を中心軸17に正射影した点が、第2ノズル15の第1噴射口23に近い側の端を中心軸17に正射影した点に一致するように、形成されている。バーナ11は、さらに、第2ノズル15の第2噴射口24に近い側の端を中心軸17に正射影した点が、第3ノズル16の第2噴射口24に近い側の端を中心軸17に正射影した点に一致するように、形成されている。
バーナ11は、さらに、水蒸気供給流路26と酸化剤ヒータ27と酸化剤供給流路28と燃料供給流路29とを備えている。水蒸気供給流路26は、第1流路18に接続され、図示されない水蒸気供給装置から第1流路18に水蒸気含有ガスを供給する。その水蒸気含有ガスは、水蒸気を含有している。その水蒸気含有ガスとしては、水蒸気そのもの、水蒸気と空気との混合ガス、水蒸気と酸化剤との混合ガスが例示される。
酸化剤ヒータ27は、石炭ガス化炉1が生成する排ガスと図示されない酸化剤供給装置から供給される酸化剤ガスとを熱交換することにより、その酸化剤ガスの温度がその水蒸気含有ガスの露点より高くなるように、その酸化剤ガスを加熱する。その酸化剤ガスは、その微粉炭を酸化させ、その微粉炭から可燃性ガスを生成する酸化剤を含んでいる。その酸化剤ガスとしては、酸素、酸素富化空気が例示される。酸化剤供給流路28は、酸化剤ヒータ27により加熱された酸化剤ガスを第2流路19に供給する。
燃料供給流路29は、第3流路20に接続され、図示されない微粉炭供給装置から第3流路20に燃料流体を供給する。その燃料流体は、微粉炭と搬送ガスとの混合物である。その搬送ガスとしては、窒素が例示される。その燃料流体の温度は、その水蒸気含有ガスの露点より低いことがある。
バーナ11は、その燃料流体が第3流路20に供給されているときに、第3噴射口25からその燃料流体をその石炭ガス化炉本体の内部に噴射する。バーナ11は、その酸化剤ガスが第2流路19に供給されているときに、第2噴射口24からその酸化剤ガスをその石炭ガス化炉本体の内部に噴射する。バーナ11は、水蒸気含有ガスが第1流路18に供給されているときに、第1噴射口23からその水蒸気含有ガスをその石炭ガス化炉本体の内部に噴射する。バーナ11は、その燃料流体とその酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとを並行して噴射することにより、その燃料流体とその酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとが混合された混合ガスを生成する。バーナ11は、さらに、その石炭ガス化炉本体の内部でその燃料流体とその酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとを化学反応させることにより、その石炭ガス化炉本体の内部のうちの第3噴射口25からその燃料流体が噴射される領域に火炎30を生成させ、生成ガスを生成する。
火炎30は、熱線を輻射し、その熱線により第1ノズル14と第2ノズル15と第3ノズル16とを加熱する。バーナ11は、火炎30にその水蒸気含有ガスが供給することにより、その酸化剤の濃度を低下させ、かつ、石炭をガス化させる化学反応のうちの吸熱反応を促進させ、火炎30の温度を低減させることができる。このため、バーナ11は、第1ノズル14と第2ノズル15と第3ノズル16との温度を低減することができ、第1ノズル14と第2ノズル15と第3ノズル16とが変形・焼損することを防止することができる。
バーナ11は、第1流路18と第3流路20との間に第2流路19が配置されることにより、その燃料流体に第2ノズル15が直接に接触しないで、その燃料流体により第2ノズル15が冷却され難く、第2ノズル15の温度がその水蒸気含有ガスの露点より低くなることを防止することができる。このため、バーナ11は、その水蒸気含有ガスが第1流路18を流れるときに、その水蒸気含有ガスに含有される水蒸気が第2ノズル15に接触することにより凝縮することが防止される。
もし仮に、第2ノズル15が結露すると、その凝縮した水滴は、火炎30の熱により蒸発する。第2ノズル15は、その凝縮と蒸発とが断続的に繰り返すことにより、膨張・収縮を繰り返す。その膨張・収縮は、第2ノズル15が疲労破壊するまでの期間を短縮することがある。バーナ11は、第2ノズル15が結露することを防止することにより、第2ノズル15の膨張・収縮を低減することができ、第2ノズル15が疲労破壊するまでの期間を延長することができる。このため、石炭ガス化炉1は、バーナ11の寿命が延長されることにより、バーナ11を交換する頻度を低減することができ、ランニングコストを低減することができる。
図4は、本発明によるバーナの実施の他の形態を示している。そのバーナ31は、第1ノズル34と第2ノズル35と第3ノズル36とを備えている。第1ノズル34は、金属から形成されている。第1ノズル34は、管に形成され、中心軸37の周りに回転することにより得られる回転体に形成されている。第2ノズル35は、金属から形成されている。第2ノズル35は、第1ノズル34より細い管に形成されている。第2ノズル35は、第1ノズル34の内側に配置され、中心軸37の周りに回転することにより得られる回転体に形成されるように配置されている。第3ノズル36は、金属から形成されている。第3ノズル36は、第2ノズル35より細い管に形成されている。第3ノズル36は、第2ノズル35の内側に配置され、中心軸37の周りに回転することにより得られる回転体に形成されるように配置されている。
バーナ31は、さらに、第1流路38と第2流路39と第3流路40とを形成している。第1流路38は、第1ノズル34と第2ノズル35との間に形成されている。第2流路39は、第2ノズル35と第3ノズル36との間に形成されている。第3流路40は、第3ノズル36の内側に形成されている。
第1ノズル34は、一端が第2ノズル35に接合されることにより、第2ノズル35に固定され、第1流路38の一端を閉鎖している。第2ノズル35は、一端が第3ノズル36に接合されることにより、第3ノズル36に固定され、第2流路39の一端を閉鎖している。
バーナ31は、さらに、第1噴射口43と第2噴射口44と第3噴射口45とを形成している。第1噴射口43は、第1ノズル34と第2ノズル35との間に形成され、第1流路38の閉鎖されている端の反対側の端に形成されている。第2噴射口44は、第2ノズル35と第3ノズル36との間に形成され、第2流路39の閉鎖されている端の反対側の端に形成され、第1噴射口43に囲まれるように形成されている。第3噴射口45は、第3ノズル36の内側に形成され、第3流路40の端に形成され、第2噴射口44に囲まれるように形成されている。
バーナ11は、さらに、第1ノズル34と第3ノズル36とのそれぞれの先端の位置が中心軸37の方向に一致し、第2ノズル35の先端が第3ノズル36の先端より奥に配置されている。すなわち、バーナ31は、さらに、第1ノズル34の第1噴射口43に近い側の端を中心軸37に正射影した点が、第3ノズル36の第1噴射口43に近い側の端を中心軸37に正射影した点に一致するように、形成されている。バーナ31は、さらに、第2ノズル35の第2噴射口44に近い側の端を中心軸37に正射影した点が、第3ノズル36の第2噴射口44に近い側の端を中心軸37に正射影した点より、第2流路39の閉鎖されている端に近くなるように、形成されている。
バーナ31は、さらに、水蒸気供給流路46と酸化剤ヒータ47と酸化剤供給流路48と燃料供給流路49とを備えている。水蒸気供給流路46は、第1流路38に接続され、図示されない水蒸気供給装置から第1流路38に水蒸気含有ガスを供給する。その水蒸気含有ガスは、水蒸気を含有している。その水蒸気含有ガスとしては、水蒸気そのもの、水蒸気と空気との混合ガス、水蒸気と酸化剤との混合ガスが例示される。
酸化剤ヒータ47は、バーナ31が適用された石炭ガス化炉が生成する排ガスと図示されない酸化剤供給装置から供給される酸化剤ガスとを熱交換することにより、その酸化剤ガスの温度がその水蒸気含有ガスの露点より高くなるように、その酸化剤ガスを加熱する。その酸化剤ガスは、その微粉炭を酸化させ、その微粉炭から可燃性ガスを生成する酸化剤を含んでいる。その酸化剤ガスとしては、酸素、酸素富化空気が例示される。酸化剤供給流路48は、酸化剤ヒータ47により加熱された酸化剤ガスを第2流路39に供給する。
燃料供給流路49は、第3流路40に接続され、図示されない微粉炭供給装置から第3流路40に燃料流体を供給する。その燃料流体は、微粉炭と搬送ガスとの混合物である。その搬送ガスとしては、窒素が例示される。その燃料流体の温度は、その水蒸気含有ガスの露点より低いことがある。
バーナ31は、さらに、複数の旋回翼41−1〜41−n(n=2,3,4,…)を備えている。複数の旋回翼41−1〜41−nの任意の旋回翼41−i(i=1,2,3,…,n)は、図5に示されているように、第1ノズル34と第3ノズル36との間に配置され、溶接により第3ノズル36に固定されている。旋回翼41−iは、さらに、第1噴射口43から噴射される流体と第2噴射口44噴射される流体とが複数の旋回翼41−1〜41−nにより混合されるように、かつ、第1噴射口43と第2噴射口44とから噴射される流体が複数の旋回翼41−1〜41−nにより旋回流に形成されるように、翼に形成されている。
バーナ31は、既述の実施の形態におけるバーナ11と同様にして、第3噴射口45からその燃料流体を噴射し、第2噴射口44からその酸化剤ガスを噴射し、第1噴射口43からその水蒸気含有ガスを噴射する。バーナ31は、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとを並行して噴射することにより、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとを混合し、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとが混合された混合ガスの旋回流をその石炭ガス化炉本体の内部に噴射する。バーナ31は、さらに、その石炭ガス化炉本体の内部でその燃料流体とその混合ガスとを化学反応させることにより、その石炭ガス化炉本体の内部のうちの第3噴射口45からその燃料流体が噴射される領域に火炎50を生成させ、生成ガスを生成する。
バーナ31は、既述の実施の形態におけるバーナ11と同様にして、火炎50の温度を低減させることができ、第1ノズル34と第2ノズル35と第3ノズル36とが変形・焼損することを防止することができる。バーナ31は、さらに、第1流路38と第3流路40との間に第2流路39が配置されることにより、その水蒸気含有ガスに含有される水蒸気が第2ノズル35に接触することにより凝縮することが防止され、第2ノズル35が疲労破壊するまでの期間を延長することができる。このため、バーナ31が適用された石炭ガス化炉は、ランニングコストを低減することができる。
バーナ31は、さらに、その旋回流を生成することにより、既述の実施の形態におけるバーナ11に比較して、その燃料流体とその混合ガスとをより適切に混合させることができ、その燃料流体をより適切に燃焼させることができる。
バーナ31は、その燃料流体をより適切に燃焼させるために、その酸化剤ガスの流速を速くすることが望まれている。このとき、バーナ31は、第2ノズル35と第3ノズル36との隙間を小さくすることにより、その酸化剤ガスの流速を向上させることがある。バーナ31は、さらに、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとの両方が噴射される領域に複数の旋回翼41−1〜41−nを配置することにより、第2ノズル35と第3ノズル36との間に旋回翼を備える他のバーナに比較して、第2ノズル35と第3ノズル36との隙間が小さい場合でも、複数の旋回翼41−1〜41−nがより容易に第3ノズル36に溶接されることができ、より容易に作製されることができる。
図6は、本発明によるバーナの実施のさらに他の形態を示している。そのバーナ51は、水冷ジャケット52と第1ノズル54と第2ノズル55と第3ノズル56とを備えている。水冷ジャケット52は、金属から形成されている。水冷ジャケット52は、管状に形成され、中心軸57の周りに回転することにより得られる回転体に形成されている。水冷ジャケット52は、さらに、冷媒流路53が内部に形成されている。
第1ノズル54は、金属から形成されている。第1ノズル54は、水冷ジャケット52より細い管に形成され、中心軸57の周りに回転することにより得られる回転体に形成されている。第2ノズル55は、金属から形成されている。第2ノズル55は、第1ノズル54より細い管に形成されている。第2ノズル55は、第1ノズル54の内側に配置され、中心軸57の周りに回転することにより得られる回転体に形成されるように配置されている。第3ノズル56は、金属から形成されている。第3ノズル56は、第2ノズル55より細い管に形成されている。第3ノズル56は、第2ノズル55の内側に配置され、中心軸57の周りに回転することにより得られる回転体に形成されるように配置されている。
バーナ51は、さらに、第1流路58と第2流路59と第3流路60とを形成している。第1流路58は、第1ノズル54と第2ノズル55との間に形成されている。第2流路59は、第2ノズル55と第3ノズル56との間に形成されている。第3流路60は、第3ノズル56の内側に形成されている。
第1ノズル54は、一端が第2ノズル55に接合されることにより、第2ノズル55に固定され、第1流路58の一端を閉鎖している。第2ノズル55は、一端が第3ノズル56に接合されることにより、第3ノズル56に固定され、第2流路59の一端を閉鎖している。
バーナ51は、さらに、第1噴射口63と第2噴射口64と第3噴射口65とが形成されている。第1噴射口63は、第1ノズル54と第2ノズル55との間に形成され、第1流路58の閉鎖されている端の反対側の端に形成されている。第2噴射口64は、第2ノズル55と第3ノズル56との間に形成され、第2流路59の閉鎖されている端の反対側の端に形成され、第1噴射口63に囲まれるように形成されている。第3噴射口65は、第3ノズル56に内側に形成され、第3流路60の端に形成され、第2噴射口64に囲まれるように形成されている。
バーナ51は、さらに、第1ノズル54の第1噴射口63に近い側の端を中心軸57に正射影した点が、第3ノズル56の第1噴射口63に近い側の端を中心軸57に正射影した点に一致するように、形成されている。バーナ51は、さらに、第2ノズル55の第2噴射口64に近い側の端を中心軸57に正射影した点が、第3ノズル56の第2噴射口64に近い側の端を中心軸57に正射影した点より、第2流路59の閉鎖されている端に近くなるように、形成されている。バーナ51は、さらに、水冷ジャケット52の第1噴射口63の側の端を中心軸57に正射影した点が、第3ノズル56の第1噴射口63に近い側の端を中心軸57に正射影した点より、第2流路59の閉鎖されている端から遠くなるように、形成されている。
バーナ51は、さらに、水蒸気供給流路66と酸化剤ヒータ67と酸化剤供給流路68と燃料供給流路69と冷媒供給流路71と冷媒排水流路72とを備えている。水蒸気供給流路66は、第1流路58に接続され、図示されない水蒸気供給装置から第1流路58に水蒸気含有ガスを供給する。その水蒸気含有ガスは、水蒸気を含有している。その水蒸気含有ガスとしては、水蒸気そのもの、水蒸気と空気との混合ガス、水蒸気と酸化剤との混合ガスが例示される。
酸化剤ヒータ67は、バーナ51が適用された石炭ガス化炉が生成する排ガスと図示されない酸化剤供給装置から供給される酸化剤ガスとを熱交換することにより、その酸化剤ガスの温度がその水蒸気含有ガスの露点より高くなるように、その酸化剤ガスを加熱する。その酸化剤ガスは、その微粉炭を酸化させ、その微粉炭から可燃性ガスを生成する酸化剤を含んでいる。その酸化剤ガスとしては、酸素、酸素富化空気が例示される。酸化剤供給流路68は、酸化剤ヒータ67により加熱された酸化剤ガスを第2流路59に供給する。
燃料供給流路69は、第3流路60に接続され、図示されない微粉炭供給装置から第3流路60に燃料流体を供給する。その燃料流体は、微粉炭と搬送ガスとの混合物である。その搬送ガスとしては、窒素が例示される。その燃料流体の温度は、その水蒸気含有ガスの露点より低いことがある。
冷媒供給流路71は、水冷ジャケット52の冷媒流路53に接続され、図示されない冷媒供給装置から冷媒流路53に冷却水を供給する。その冷却水は、水から形成され、その酸化剤ガスの温度がその水蒸気含有ガスの露点より温度が高い。冷媒排水流路72は、冷媒流路53に接続され、水冷ジャケット52により温められた冷却水を冷媒流路53から排水する。
バーナ51は、さらに、複数の旋回翼61−1〜61−nを備えている。複数の旋回翼61−1〜61−nの任意の旋回翼61−iは、第1ノズル54と第3ノズル56との間に配置され、溶接により第3ノズル56に固定されている。旋回翼61−iは、さらに、第1噴射口63から噴射される流体と第2噴射口64噴射される流体とが複数の旋回翼61−1〜61−nにより混合されるように、かつ、第1噴射口63と第2噴射口64とから噴射される流体が複数の旋回翼61−1〜61−nにより旋回流に形成されるように、翼に形成されている。
バーナ51は、冷却水が冷媒流路53に供給されることにより、水冷ジャケット52が第1ノズル54と第2ノズル55と第3ノズル56とを冷却する。バーナ51は、さらに、既述の実施の形態におけるバーナ11と同様にして、第3噴射口65からその燃料流体を噴射し、第2噴射口64からその酸化剤ガスを噴射し、第1噴射口63からその水蒸気含有ガスを噴射する。バーナ51は、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとを並行して噴射することにより、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとを混合し、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとが混合された混合ガスの旋回流をその石炭ガス化炉本体の内部に噴射する。バーナ51は、さらに、その石炭ガス化炉本体の内部でその燃料流体とその混合ガスとを化学反応させることにより、その石炭ガス化炉本体の内部のうちの第3噴射口65からその燃料流体が噴射される領域に火炎70を生成させ、生成ガスを生成する。
バーナ51は、既述の実施の形態におけるバーナ11と同様にして、火炎70の温度を低減させることができ、第1ノズル54と第2ノズル55と第3ノズル56とが変形・焼損することを防止することができる。バーナ51は、さらに、第1流路58と第3流路60との間に第2流路59が配置されることにより、その水蒸気含有ガスに含有される水蒸気が第2ノズル55に接触することにより凝縮することが防止され、第2ノズル55が疲労破壊するまでの期間を延長することができる。このため、バーナ51が適用される石炭ガス化炉は、バーナ51の寿命が延長されることにより、バーナ51を交換する頻度を低減することができ、ランニングコストを低減することができる。
バーナ51は、さらに、既述の実施の形態におけるバーナ31と同様にして、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとが混合された混合ガスの旋回流を生成することにより、その燃料流体をより適切に燃焼させることができる。バーナ51は、さらに、その酸化剤ガスとその水蒸気含有ガスとの両方が噴射される領域に複数の旋回翼61−1〜61−nを配置することにより、より容易に作製されることができる。
バーナ51は、冷却ジャケット52の端が第3ノズルの端より火炎70の側に突出していることにより、既述の実施の形態における第3ノズル36から見た火炎50の立体角に比較して、第3ノズル56から見た火炎70の立体角がより小さい。このため、バーナ51は、既述の実施の形態におけるバーナ31に比較して、火炎70から第3ノズル56に届く熱線の量を低減することができ、第3ノズル56の温度を低減することができ、第3ノズル56の焼損を防止することができる。
なお、本発明によるバーナは、第1噴射口23、43、63から燃料流体が噴射されるように、かつ、第3噴射口25、45、65から水蒸気含有ガスが噴射されるように、形成されることもできる。このようなバーナは、第1流路18、38、58と第3流路20、40、60との間に第2流路19、39、59が配置されることにより、第1流路18、38、58を流れる燃料流体により第3流路20、40、60が冷却され難く、第3流路20、40、60が結露されることが防止される。
なお、酸化剤ヒータ27、47、67は、熱交換器と異なる他のヒータに置換されることもできる。そのヒータとしては、外部から供給される電力を利用してその酸化剤を加熱する電気加熱ヒータ、深冷分離装置の排熱を利用してその酸化剤を加熱する熱交換器が例示される。このようなヒータが適用されたバーナは、既述の実施の形態におけるバーナと同様にして、水蒸気含有ガスを凝縮することを防止することができる。ここで、その熱交換器が適用されたバーナは、その電気加熱ヒータが適用されたバーナに比較して、ランニングコストをより低減することができる。
さらに、酸化剤ヒータ27、47、67は、水蒸気含有ガスが流れる流路が結露する程度に酸化剤ガスにより冷却されないときに、省略されることもできる。酸化剤ヒータ27、47、67が省略されたバーナも、その酸化剤ガスが流れる流路が、その燃料流体が流れる流路と、その水蒸気含有ガスが流れる流路との間に配置されることにより、その水蒸気含有ガスが流れる流路がその燃料流体により冷却され難く、その水蒸気含有ガス流路が結露することを防止することができる。
1 :石炭ガス化炉
2 :チャー回収装置
3 :ガス精製設備
6 :排熱回収ボイラ
7 :蒸気タービン設備
8 :発電機
10:石炭ガス化複合発電設備
11:バーナ
14:第1ノズル
15:第2ノズル
16:第3ノズル
17:中心軸
18:第1流路
19:第2流路
20:第3流路
23:第1噴射口
24:第2噴射口
25:第3噴射口
26:水蒸気供給流路
27:酸化剤ヒータ
28:酸化剤供給流路
29:燃料供給流路
30:火炎
31:バーナ
34:第1ノズル
35:第2ノズル
36:第3ノズル
37:中心軸
38:第1流路
39:第2流路
40:第3流路
41−1〜41−n:複数の旋回翼
43:第1噴射口
44:第2噴射口
45:第3噴射口
46:水蒸気供給流路
47:酸化剤ヒータ
48:酸化剤供給流路
49:燃料供給流路
50:火炎
51:バーナ
52:ジャケット
53:冷媒流路
54:第1ノズル
55:第2ノズル
56:第3ノズル
57:中心軸
58:第1流路
59:第2流路
60:第3流路
61−1〜61−n:複数の旋回翼
63:第1噴射口
64:第2噴射口
65:第3噴射口
66:水蒸気供給流路
67:酸化剤ヒータ
68:酸化剤供給流路
69:燃料供給流路
70:火炎
71:冷媒供給流路
72:冷媒排水流路
2 :チャー回収装置
3 :ガス精製設備
6 :排熱回収ボイラ
7 :蒸気タービン設備
8 :発電機
10:石炭ガス化複合発電設備
11:バーナ
14:第1ノズル
15:第2ノズル
16:第3ノズル
17:中心軸
18:第1流路
19:第2流路
20:第3流路
23:第1噴射口
24:第2噴射口
25:第3噴射口
26:水蒸気供給流路
27:酸化剤ヒータ
28:酸化剤供給流路
29:燃料供給流路
30:火炎
31:バーナ
34:第1ノズル
35:第2ノズル
36:第3ノズル
37:中心軸
38:第1流路
39:第2流路
40:第3流路
41−1〜41−n:複数の旋回翼
43:第1噴射口
44:第2噴射口
45:第3噴射口
46:水蒸気供給流路
47:酸化剤ヒータ
48:酸化剤供給流路
49:燃料供給流路
50:火炎
51:バーナ
52:ジャケット
53:冷媒流路
54:第1ノズル
55:第2ノズル
56:第3ノズル
57:中心軸
58:第1流路
59:第2流路
60:第3流路
61−1〜61−n:複数の旋回翼
63:第1噴射口
64:第2噴射口
65:第3噴射口
66:水蒸気供給流路
67:酸化剤ヒータ
68:酸化剤供給流路
69:燃料供給流路
70:火炎
71:冷媒供給流路
72:冷媒排水流路
Claims (5)
- 燃料流体を噴出させる燃料噴射口と、
前記燃料流体を燃焼させる酸化剤を噴出させる酸化剤噴射口と、
水蒸気を含む水蒸気含有ガスを噴出させることにより、前記燃料流体が燃焼することにより生成される火炎に前記水蒸気含有ガスを供給する水蒸気含有ガス噴射口とを備え、
前記酸化剤噴射口は、前記燃料流体噴射口と前記水蒸気含有ガス噴射口との間に配置されるバーナ。 - 前記酸化剤を加熱するヒータをさらに備える請求項1に記載されるバーナ。
- 前記酸化剤と前記水蒸気含有ガスとが混合された混合ガスの旋回流が前記火炎に供給されるように、前記混合ガスを旋回させる旋回翼をさらに備え、
前記酸化剤噴射口と前記水蒸気含有ガス噴射口とは、前記酸化剤噴射口または前記水蒸気含有ガス噴射口から前記火炎までの距離が、前記燃料噴射口から前記火炎までの距離より長くなるように、配置される請求項1〜請求項2のうちのいずれか一項に記載されるバーナ。 - 前記燃料噴射口と前記酸化剤噴射口と前記水蒸気含有ガス噴射口とを冷却する冷却外管をさらに備え、
前記冷却外管は、前記燃料噴射口と前記酸化剤噴射口と前記水蒸気含有ガス噴射口とを囲むように配置され、
前記冷却外管は、前記冷却外管から前記火炎までの距離が前記燃料噴射口から前記火炎までの距離より短くなるように、配置される請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載されるバーナ。 - 請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載されるバーナと、
炭素を含有する炭素含有燃料をガス化するガス化炉本体とを備える石炭ガス化炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013006511A JP2014137194A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013006511A JP2014137194A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | バーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014137194A true JP2014137194A (ja) | 2014-07-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013006511A Pending JP2014137194A (ja) | 2013-01-17 | 2013-01-17 | バーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014137194A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017032254A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | トヨタ自動車株式会社 | バーナー |
JP2019211163A (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 株式会社エコム | バーナ及びその制御装置 |
-
2013
- 2013-01-17 JP JP2013006511A patent/JP2014137194A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017032254A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | トヨタ自動車株式会社 | バーナー |
JP2019211163A (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 株式会社エコム | バーナ及びその制御装置 |
JP7181519B2 (ja) | 2018-06-06 | 2022-12-01 | 株式会社エコム | バーナ及びその制御装置 |
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