JP2019210111A - エスカレータ監視方法及び監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時においても効率的な復旧作業を支援できるシステムを提供する。【解決手段】データ収集装置は、無線センサ端末に測定データの取得を指示する制御部と、無線センサ端末と無線で通信するための第1の無線通信部と、制御部および第1の無線通信部に電力を供給する第1の蓄電部を備える。無線センサ端末は、測定データを取得するセンサ部と、データ収集装置と無線で通信するための第2の無線通信部と、センサ部および第2の無線通信部に電力を供給する第2の蓄電部を備える。データ収集装置は、異常検知信号を受けると、第1の蓄電部からの電力供給により、第1の無線通信部を介して、無線センサ端末に測定データの取得の指示を行う。一方、無線センサ端末は、測定データの取得の指示を受けると、第2の蓄電部からの電力供給により、測定データを取得し、第2の無線通信部を介して、測定データをデータ収集装置に送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、エスカレータの保全装置に係り、地震などの広域災害において、早期復旧支援を行うセンシングシステムを備えたエスカレータに関する。
エスカレータは、設備の異常を検出する装置として、例えば、非常停止ボタン、ステップチェーン切断検出装置、ステップ異常検出装置など多くの監視用のセンサを有している。監視用センサは、ステップやチェーンなどの駆動箇所を含むエスカレータ内部にも設置される。監視用センサから有線で測定データを取り出す場合、配線がチェーンなど付近の駆動箇所に巻き込まれてしまうおそれがあるため、特許文献1に示されるように、無線により測定データを無線センサ端末からデータ収集装置、さらに通信回線を介し、遠隔地に存在する監視センタに送信する方法が提案されている。
特開2011−116495号公報
特許文献1記載の監視用センサは、通常稼働時における異物挟み込み検出、乗客の安全を確保した緊急停止方法、作業員による復旧作業支援を想定している。しかし、停電を伴う地震などの広域災害発生時においては、データ収集装置への給電が断たれてしまい、災害発生前後の測定データを制御装置に収集することが困難である。
従って、特許文献1記載の技術では通常稼働時における緊急停止の実行には問題ないが、広域災害発生時などにおける作業員による復旧作業支援に寄与することができない。本発明は、停電時においても効率的な復旧作業を支援できるシステムを提供することを目的としている。
本発明の好ましい一側面は、データ収集装置と、無線センサ端末とを備えるエスカレータ監視システムである。データ収集装置は、無線センサ端末に測定データの取得を指示する制御部と、無線センサ端末と無線で通信するための第1の無線通信部と、制御部および第1の無線通信部に電力を供給する第1の蓄電部を備える。無線センサ端末は、測定データを取得するセンサ部と、データ収集装置と無線で通信するための第2の無線通信部と、センサ部および第2の無線通信部に電力を供給する第2の蓄電部を備える。データ収集装置は、異常検知信号を受けると、第1の蓄電部からの電力供給により、第1の無線通信部を介して、無線センサ端末に測定データの取得の指示を行う。一方、無線センサ端末は、測定データの取得の指示を受けると、第2の蓄電部からの電力供給により、測定データを取得し、第2の無線通信部を介して、測定データをデータ収集装置に送信する。
本発明の好ましい他の一側面は、エスカレータを監視するエスカレータ監視方法である。エスカレータに、第1の蓄電部からの給電が可能なデータ収集装置、および第2の蓄電部から給電が可能な無線センサ端末を配置し、データ収集装置は、通信回線を介して監視センタと通信が可能である。データ収集装置は、異常検知時に、第1の蓄電部からの電力供給により、無線通信によって無線センサ端末に測定データの取得の指示を行い、測定データの取得の指示を受けた無線センサ端末は、第2の蓄電部からの電力供給により、測定データの取得を行い、測定データの取得を行った無線センサ端末は、第2の蓄電部からの電力供給により、無線通信によってデータ収集装置に測定データの送信を行い、データ収集装置は、受信した測定データおよび測定データの処理結果の少なくとも一つを、通信回線を介して監視センタに送信する。
本発明は、停電時においても効率的な復旧作業を支援できるシステムを提供することができる。
実施例に関わるエスカレータの側面図。 無線センサ端末の概略ブロック図。 データ収集装置と監視センタの概略ブロック図。 異常検出時の無線センサ端末、データ収集装置の動作フローチャート。 監視センタを含む、監視システム全体の動作フローチャート。 通常時測定モードと異常時測定モードの処理を示すフローチャート。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、重複する説明は省略することがある。
同一あるいは同様な機能を有する要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、複数の要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数、順序、もしくはその内容を限定するものではない。また、構成要素の識別のための番号は文脈毎に用いられ、一つの文脈で用いた番号が、他の文脈で必ずしも同一の構成を示すとは限らない。また、ある番号で識別された構成要素が、他の番号で識別された構成要素の機能を兼ねることを妨げるものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
以下で説明される実施例に係るエスカレータ管理システムは、エスカレータに設置された無線センサ端末と、この無線センサ端末から送信された測定データを受信するデータ収集装置を備えている。また、予備電源を供給する蓄電機構を備えるとともに、データ収集装置の一部として、あるいは別途、無線センサ端末の動作を制御する制御部を有する。制御部は、広域災害などの異常検知時、エスカレータの非常停止動作中あるいは非常停止までの間に、予備電源からの電力供給により、無線センサ端末にデータ測定開始の指示を行うことができる。無線センサ端末は測定されたデータをデータ収集装置に送信する機能を有する。ここで、停止とはエスカレータが物理的に停止(静止)することをいうものとする。
図1を参照し、以下、本発明に係るエスカレータ監視システムの実施形態を説明する。本発明に係る監視システムの一実施形態が適用されるエスカレータ100は、例えば、図1のエスカレータの側面図に示すように、エスカレータ100の各部に設置された無線センサ端末101と、無線センサ端末101で測定したデータを収集するデータ収集装置102を有する。また、エスカレータに電力を供給する配電盤110およびエスカレータの動作を制御するエスカレータ制御部111を備える。
無線センサ端末101は、エスカレータ各部に複数設置されてもよく、例えば、上下の機械室103a,103b、ステップ104、トラス105、ギヤ106の軸受などに設置してもよい。あるいは、エスカレータの手摺107、ステップチェーン108、駆動装置109などに設置しても良い。
図2Aは無線センサ端末101の構成を示すブロック図である。無線センサ端末101は、例えばセンサ部1と、センサ制御部2と、センサ側無線通信部3を備えている。また、センサ部1、センサ制御部2、センサ側無線通信部3に電源を供給するセンサ用蓄電部4を有している。
センサ部1は種々のセンサを備える。センサとしては、例えばエスカレータ内部の音を測定するマイク、加速度を測定する振動検出器、磁界を測定する磁気検出器、光センサ、温度を測定する赤外線カメラなどがある。センサ自体の構成は公知のものを使用可能である。センサ部1は複数あってもよく、複数のセンサ部がある場合、それぞれ異なる種類のセンサでセンサ部1を構成してもよい。
センサ制御部2は、例えばマイクロコンピュータで構成され、センサ部1に対して所定のタイミングで測定の指示を行い、測定したデータはセンサ側無線通信部3を介してデータ収集装置102に無線送信される。
エスカレータ100の内部の配線は、駆動箇所に巻き込まれる可能性もあるため、特に跡付けの配線は避けることが望ましい。そこで、複数の無線センサ端末101の一部または全部は、配線を伴わない無線通信によりデータをデータ収集装置102に送信する。また、センサ用蓄電部4を用いることにより、複数の無線センサ端末101の一部または全部への電源配線を省略することができる。センサ用蓄電部4としては、充電可能な蓄電池などを用いることができる。
データ収集装置102は、エスカレータ100内部の建屋電源から給電可能な箇所、例えば機械室103内部の配電盤110付近に設置される。
図2Bはデータ収集装置102の構成を示すブロック図である。データ収集装置102は、データ収集装置側無線通信部5、データ記録部6、データ収集装置制御部7、予備電源を供給するデータ収集装置用蓄電部8を有する。
データ収集装置用蓄電部8は、エスカレータ100が設置された建屋電源に接続され、通常は建屋電源でデータ収集装置102を駆動し、データ収集装置用蓄電部8への充電も併せて実施する。データ収集装置用蓄電部8は、大規模災害等による建屋電源遮断の際に、バックアップ電源としてデータ収集装置102を動作可能である。また、このデータ収集装置は、無線センサ端末101のセンサ部1と同様にセンサ部を有してもよい。センサ部(図示せず)は、例えば音を測定するマイク、加速度を測定する振動検出器、駆動装置に流れる電流を測定する電流計、温度を測定する赤外線カメラなどを有する。
データ収集装置102は、ゲートウェイ(GW)としての機能を備え、通信回線9を介して、遠隔地に存在する監視センタ10との通信機能を有する。また、データ収集装置102の無線通信部5は、センサ側無線通信部3との通信が可能である。データ収集装置側無線通信部5は、制御部7の指示により無線センサ端末101にデータ収集の指示を行なうことができる。また、データ収集の指示に応じて収集されたデータを、無線センサ端末101から受信することができる。受信したデータはデータ記録部6に記録することができる。また、データは通信回線9を介して、遠隔地に存在する監視センタ10に送信することができる。
データ収集装置側無線通信部5は、さらに保守作業員11の持つ携帯用のパソコン12などとの通信機能を有してもよい。パソコン12は、たとえば携帯用情報端末である。このようにすれば、監視センタ10を介さずに、保守作業員のパソコン12にデータ記録部6のデータや解析結果を送信することができる。このような機能は、広域災害により通信回線9の通信に支障が生じている場合特に有用である。また、パソコン12からデータ収集装置102の制御が可能なソフトウェアインターフェースを有してもよい。
本実施例では、データ収集装置102は小型のサーバで構成し、無線通信部5やデータ収集装置制御部7の機能はソフトウエアで実装することにした。データ記録部6として、磁気ディスク装置あるいは不揮発性半導体メモリを用いた記憶装置を用いることにした。
図3は異常検出時の無線センサ端末101、データ収集装置102の動作フローチャートである。
図4は監視センタを含む、監視システム全体の動作フローチャートである。図1、図2Aおよび図2Bで説明したエスカレータ監視システムの動作を、図3及び図4を用いて説明する。
エスカレータの運転開始後、データ収集装置102は、広域災害などの異常が発生していないか、エスカレータ100の動作監視を行う(S301)。このとき、無線センサ端末101はスリープモードに移行しており、センサ部1やセンサ側無線通信部3などの動作を停止して蓄電部4の電力消費を抑制する。
広域災害などの異常を監視する手段としては、例えば、監視センタ10からの異常発生通知の信号受信(S401)がある。あるいは、エスカレータ制御部111からの緊急停止信号受信、機械室内配電盤110または駆動装置109への通電状態監視、別途設けられた地震検知用の振動検出装置(図示せず)での一定以上の加速度検出などが挙げられる。
広域災害などの異常が検出された場合、データ収集装置102は無線センサ端末101にエスカレータが緊急停止するまでのデータ測定を開始する異常時測定モード命令を送信する(S302、S402)。
以降の動作において、無線センサ端末101は無線センサ端末内のセンサ用蓄電部4によって動作する。また、データ収集装置102はデータ収集装置内のデータ収集装置用蓄電部8または配電盤110からの給電によって動作する。このとき、異常が検出された場合、配電盤110からの給電が停電などにより停止している場合のみ、データ収集装置用蓄電部8を用いるようにすることができる。あるいは、異常が検出された場合は常に蓄電部8を用いるようにしてもよい。予備電源を供給するデータ収集装置用蓄電部8を有することにより、本動作は広域災害などによる停電発生の有無によらず、安定して実現される。
データ測定を開始する命令を受信した無線センサ端末101は(S303)、スリープモードから異常時測定モードに移行し(S304)、緊急停止(S305)までのエスカレータ動作中のセンサ部1のデータを測定する。一般に、エスカレータの制御装置においては、危険防止のため停電時に急激な減速や停止を行うことなく、所定時間運転を持続できる構成が知られている。本実施例では、異常検出から一定時間は運転が持続する構成を前提とする。
測定されたデータは、センサ側無線通信部3により、データ収集装置側無線通信部5に無線送信され(S306、S403)、データ収集装置102内のデータ記録部6に保存される。
データ収集装置102は、保存されたデータを解析し、緊急停止までに故障した箇所、故障程度を推定する(S307)。推定された結果は、データ記録部6に保存され、また、監視センタ10にも送信される(S404)。このとき、測定データを送信して、監視センタ側で分析してもよい。ただし、データ量で通信網を圧迫するため、通信網の負荷低減のためには、推定結果のみを送信する方が好ましい。データの送信後、無線センサ端末101はスリープモードに移行する。データ収集装置102は、配電盤110からの給電が行われていない場合は、スリープモードに移行し電力消費を抑制する。
監視センタ10は、受信した故障箇所、程度の結果をもとに、保守作業員11がエスカレータ復旧作業時に携行すべき修理部品リスト、及び故障箇所を記載した作業指示工程を出力することができる。これらの情報は、電子的に、あるいは作業指示書などの紙出力によって、保守作業員11に伝達される(S405)。
また、複数のエスカレータで復旧作業が必要な場合は、監視センタ10では、受信した解析結果から復旧作業に要する時間をもとに、エスカレータ間で保守作業員11を派遣する優先順位を決定することができる。
故に、保守作業員11は復旧作業内容、修理部品リストが判明した状態で復旧作業を開始することができ、エスカレータ復旧作業を効率良く実施することができる。
センサ側無線通信部3によって、無線センサ端末101からデータ収集装置102に測定データを送信する際は、複数の無線センサ端末101からの通信が同時に行われ、送信されたデータが欠落しないように、また隣接した別のエスカレータ監視システムからの通信が混線しないようにすることが望ましい。このため、無線センサ端末101設置時に、予め無線センサ端末101がデータ収集装置102に送信する順番、送信先を決定しておくことが望ましい。例えば、同じ電力で無線センサ端末101がデータを送信した場合の、データ収集装置102における受信信号強度順などで順番を決定すれば良い。また、例えば、送信データに無線センサ端末101の識別情報(ID)を測定データと合わせて送信することで、別のエスカレータ監視システムからの混線を防止することができる。
データ収集装置102の無線通信部5が保守作業員11の持つパソコン12との通信機能を有している場合、保守作業員11は、現場での復旧作業時に、データ収集装置側無線通信部5を介してデータ収集装置102から解析処理前の測定データを直接取得できる。従って、パソコン12を用いて追加の調査、別方法での解析を行うことができ、復旧作業内容の精査を行うことができる。
また、データ収集装置102の無線通信部5が保守作業員11の持つパソコン12との通信機能を有している場合、保守作業員11が持つパソコン12からデータ収集装置102の制御を行い、能動的に必要なデータを取得することができる。たとえば、無線センサ端末101及びデータ収集装置102内の蓄電部4,8からの給電により、本監視システムをエスカレータの運転テスト中のデータ測定に利用することができる。ここで、運転テストとは、保守作業員11がエスカレータに対して必要な点検あるいは作業を終了し、運転が可能となった後に行なう動作テストをいう。
保守作業員11が能動的に必要なデータを取得するシーケンスは、図4に示した処理とほぼ同様である。ただし、監視センタ10からの異常発生通知(S401)に代えて、保守作業員11からデータ収集装置102にデータ収集指示を送信する。具体的には、パソコン12からデータ収集装置102の制御部に指示を与え、データ収集装置102は図4に示したS402〜S403のシーケンスと同様に、無線センサ端末101にデータ取得の指示を与えることができる。取得したデータはデータ収集装置102から直接パソコン12に送信される。これにより、保守作業員11は任意のタイミングで、追加のデータ取得または復旧作業完了後の動作チェックが可能となり、さらなる復旧作業の効率化が可能である。
また、運転テストの結果を監視センタ10に送信することで、エスカレータ100の復旧状況を監視センタ10が把握し、以降の復旧作業員派遣の優先順位決定に反映することができる。
異常時測定モード(S304)においては、故障箇所、程度のより正確な推定が望ましいため、後に記載する通常時測定モード時と比較し、より消費電力が大きな、高分解能、高サンプリングレートである方が望ましい。
データ収集装置102での解析内容としては、例えば、周波数解析、実効値の比較などが挙げられる。たとえば、周波数解析においては、故障時に特有の周波数成分を振動データから抽出することにより故障判定が可能となる。
上記の実施例では、データ収集装置102の制御部7が無線センサ端末101の制御を行なうものとしたが、当該制御の一部または全部をエスカレータ制御部111に実行させてもよい。この場合には、エスカレータ制御部111は、データ収集装置用蓄電部8と同様のバックアップ電源を準備する必要がある。
実施例1では、主に地震など広域災害によるエスカレータの異常終了時の動作監視について説明した。ただし、本実施例のエスカレータ監視装置及びシステムは、モードを切り替えることにより通常の運転停止時における日常検査にも使用することができる。
図5に、エスカレータの通常終了時における通常時測定モードと異常終了時の異常時測定モードの、データ測定のフローチャートを示す。
まず、データ収集装置102あるいはエスカレータ制御部111がエスカレータ動作モードを監視し、正常動作か異常動作かを判定する(S501)。通常の運転の終了を監視する手段としては、例えば、エスカレータ制御部111からの通常の停止信号受信、機械室内配電盤110または駆動装置109への通電状態監視、運転終了時を知らせるブザー音検出などが挙げられる。通常の運転の終了とは、例えばデパートの営業終了時にエスカレータを停止させる場合である。異常な運転の終了を監視する手段としては、実施例1で説明した方法を用いる。
通常運転の終了が検出された場合、データ収集装置102は無線センサ端末101に、通常時測定モードによる測定指示命令を送信する(S502)。通常時測定モードを受けて、無線センサ端末101はエスカレータ100が完全に運転停止するまでのデータ測定を開始する。通常運転の終了の場合には、エスカレータは、例えばステップが1周回転してから停止するようにエスカレータ制御部111で制御されている。以降の動作において、無線センサ端末101は無線センサ端末内のセンサ用蓄電部4、データ収集装置はデータ収集装置内のデータ収集装置用蓄電部8または配電盤110からの給電によって動作する。
命令を受けた無線センサ端末101は通常動作中のデータを測定する。運転停止までに測定されたデータは、センサ側無線通信部3により、データ収集装置102に送信され、データ収集装置102内のデータ記録部6に保存される。データ収集装置102は、保存されたデータを解析し、データ記録部6に保存する(S503)。このとき、測定データを監視センタ10に送信してもよい。送信後、無線センサ端末101はスリープモードに移行する。データ収集装置102は、配電盤110からの給電が行われていない場合は、スリープモードに移行し電力消費を抑制する。
通常運転時のデータ収集の目的は、たとえば経年劣化判定である。データの取得方法としては、例えば営業時間最後のエスカレータ運転終了時に、ステップ1周分のデータを測定する。通常時測定モードにおいては、無線センサ端末内のセンサ用蓄電部4の消耗を抑制し、稼働年数を長寿命化することが望ましいため、異常時測定モードと比較し、より消費電力が小さな、低分解能、低サンプリングレートである方が望ましい。経年劣化判定の目的のために、例えば毎日測定されるデータであれば、その値の変化はゆっくりであることが想定される。よって、低分解能、低サンプリングレートのデータで十分である。このようにすることで、センサ用蓄電部4のメインテナンス頻度を抑制することができる。
正常動作か異常動作の判定(S501)において、異常な運転の終了を検出した場合には、データ収集装置102は無線センサ端末101に、異常時測定モードによる測定指示命令を送信する(S504)。異常時測定モードを受けて、無線センサ端末101はエスカレータ100が完全に運転停止するまでのデータ測定を開始する(S505)。異常時測定モード時の動作詳細については、実施例1で説明したとおりである。
実施例1で述べたように、異常時測定モード時には通常時測定モード時と比較し、高分解能、高サンプリングレートである方が望ましい。そのために、センサ部1の動作として、より消費電力が大きな動作を許容する。また、複数の無線センサ端末101がある場合、通常時測定モード時と比較し、より多くの無線センサ端末101あるいはセンサ部1により測定を行なうようにしてもよい。例えば、通常時測定モード時には消費電力のよりすくない振動センサにより測定を行い、異常時測定モード時にはさらにマイクによる測定を追加する。マイクでは、消費電力が比較的大きいが、背景音その他追加的な情報も取得することができる。
また、データ収集装置102内のデータ収集装置用蓄電部8は、無線センサ端末101内のセンサ用蓄電部4と同一の構成であり、取り外し可能で相互に交換可能であることが好ましい。このように互換性が保証される場合、エスカレータの定期点検時に、無線センサ端末101のセンサ用蓄電部4の残量が十分でない場合、データ収集装置内のデータ収集装置用蓄電部8と交換することで、無線センサ端末101の蓄電量回復及び、データ収集装置102に接続された配電盤110から蓄電部への充電を容易に行うことができる。なお、例えばデータ収集装置用蓄電部8として、センサ用蓄電部4に用いる電池を複数用いることにして、より強力な電源として構成してもよい。
以上の実施例は、主に通信回線9を介して設置された監視センタ10と通信を行う場合について記載した。しかし、本実施例のシステムは、監視センタ10と通信しない場合、あるいは通信途絶などにより通信不可能なでも利用することができる。その場合、データ収集装置102内のデータ記録部6に保存された解析結果及び測定データを、保守作業員11の持つパソコン12と、監視センタ10を介さずに通信することで、同様に広域災害時の復旧作業の効率化を行うことができる。
以上説明した実施例によれば、広域災害などの異常検出時、エスカレータの非常停止動作中あるいは非常停止までの間の測定データを、通常電源の有無に関わらず蓄電機構からの給電によりデータ収集装置に収集、保存することができる。これにより、復旧作業員は、停電発生時においても、測定データ、および測定データを解析した結果から必要作業を簡便に判断することができ、広域災害時などにおける復旧作業効率を向上させることができる。
また、複数のエスカレータを監視する監視センタでは、複数のエスカレータの複数のデータ収集装置からの情報を集約することで、各エスカレータの状況を俯瞰的に把握することができる。従って、複数のデータ収集装置からの情報に基づいて、各エスカレータへの保守作業員の割り当ての優先順位を決定することが可能となる。よって、複数の設備が同時に被害を受けることが想定される広域災害時にも、効率的な復旧作業が可能となる。
エスカレータ100、無線センサ端末101、データ収集装置102

Claims (15)

  1. データ収集装置と、無線センサ端末とを備えるエスカレータ監視システムであって、
    前記データ収集装置は、
    前記無線センサ端末に測定データの取得を指示する制御部と、前記無線センサ端末と無線で通信するための第1の無線通信部と、前記制御部および前記第1の無線通信部に電力を供給する第1の蓄電部を備え、
    前記無線センサ端末は、
    前記測定データを取得するセンサ部と、前記データ収集装置と無線で通信するための第2の無線通信部と、前記センサ部および前記第2の無線通信部に電力を供給する第2の蓄電部を備え、
    前記データ収集装置は、異常検知信号を受けると、前記第1の蓄電部からの電力供給により、前記第1の無線通信部を介して、前記無線センサ端末に測定データの取得の指示を行い、
    前記無線センサ端末は、前記測定データの取得の指示を受けると、前記第2の蓄電部からの電力供給により、前記測定データを取得し、前記第2の無線通信部を介して、前記測定データを前記データ収集装置に送信することを特徴とするエスカレータ監視システム。
  2. 前記データ収集装置から前記第1の蓄電部が取り外し可能であり、前記第2の蓄電部と交換可能であることを特徴とする請求項1記載のエスカレータ監視システム。
  3. 前記制御部は、前記異常検知信号を受けたときにエスカレータを停止させる際に測定データを取得する異常時測定モードと、通常時にエスカレータを停止させる際に測定データを取得する通常時測定モードとを区別して、前記無線センサ端末に前記測定データの取得の指示を行うことを特徴とする請求項1記載のエスカレータ監視システム。
  4. 前記無線センサ端末は、前記異常時測定モードの指示を受けた場合には、前記通常時測定モードの指示を受けた場合に比較して、高分解能での前記測定データの取得の指示を行うことを特徴とする請求項3記載のエスカレータ監視システム。
  5. 前記無線センサ端末は、前記異常時測定モードの指示を受けた場合には、前記通常時測定モードの指示を受けた場合に比較して、高サンプリングレートでの前記測定データの取得の指示を行うことを特徴とする請求項3記載のエスカレータ監視システム。
  6. 前記無線センサ端末を複数備え、
    前記異常時測定モードの指示を受けた場合には、前記通常時測定モードの指示を受けた場合に比較して、より多くの前記無線センサ端末あるいはより多くの前記センサ部が前記測定データの取得を行うことを特徴とする請求項3記載のエスカレータ監視システム。
  7. 前記データ収集装置は、通信回線を介して監視センタと通信する通信機能を有し、前記測定データを前記監視センタに送信することを特徴とする請求項1記載のエスカレータ監視システム。
  8. 前記異常検知信号は、前記監視センタからの異常発生通知、エスカレータの制御部からの緊急停止信号、エスカレータの配電盤または駆動装置への通電状態監視信号、および地震検知用の振動検出装置の検出信号のすくなくとも一つを含むことを特徴とする請求項7記載のエスカレータ監視システム。
  9. 前記第1の無線通信部は、さらに携帯用情報端末との通信機能を有し、前記監視センタを介さずに、前記携帯用情報端末に前記測定データを送信可能であることを特徴とする請求項7記載のエスカレータ監視システム。
  10. 前記データ収集装置は、前記携帯用情報端末からの指示を受けることにより、前記異常検知信号を受けた場合と同様の処理を行なうことを特徴とする請求項9記載のエスカレータ監視システム。
  11. 前記データ収集装置は、異常検知信号を受けると、他の電力の供給が断たれている場合のみ、前記第1の蓄電部からの電力供給により動作することを特徴とする請求項1記載のエスカレータ監視システム。
  12. エスカレータを監視するエスカレータ監視方法であって、
    前記エスカレータに、第1の蓄電部からの給電が可能なデータ収集装置、および第2の蓄電部から給電が可能な無線センサ端末を配置し、
    前記データ収集装置は、通信回線を介して監視センタと通信が可能であり、
    前記データ収集装置は、異常検知時に、前記第1の蓄電部からの電力供給により、無線通信によって前記無線センサ端末に測定データの取得の指示を行い、
    前記測定データの取得の指示を受けた前記無線センサ端末は、前記第2の蓄電部からの電力供給により、前記測定データの取得を行い、
    前記測定データの取得を行った前記無線センサ端末は、前記第2の蓄電部からの電力供給により、無線通信によって前記データ収集装置に前記測定データの送信を行い、
    前記データ収集装置は、受信した前記測定データおよび前記測定データの処理結果の少なくとも一つを、前記通信回線を介して前記監視センタに送信する、
    ことを特徴とするエスカレータ監視方法。
  13. 前記監視センタは複数のエスカレータを監視し、複数の前記データ収集装置から前記測定データおよび前記測定データの処理結果の少なくとも一つの送信を受け、前記測定データおよび前記測定データの処理結果の少なくとも一つに基づいて、前記複数のエスカレータの作業優先順位を決定することを特徴とする請求項12記載のエスカレータ監視方法。
  14. 前記監視センタからの異常発生通知、エスカレータの制御部からの緊急停止信号、エスカレータの配電盤または駆動装置への通電状態監視信号、および地震検知用の振動検出装置の検出信号のすくなくとも一つに基づいて異常検知を行なうことを特徴とする請求項12記載のエスカレータ監視方法。
  15. 前記異常検知時にエスカレータを停止させる際に測定データを取得する異常時測定モードと、通常時にエスカレータを停止させる際に測定データを取得する通常時測定モードとを区別して、前記無線センサ端末に前記測定データの取得の指示を行うことを特徴とする請求項12記載のエスカレータ監視方法。
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