JP2019209679A - ラインヘッドユニット - Google Patents

ラインヘッドユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2019209679A
JP2019209679A JP2018227856A JP2018227856A JP2019209679A JP 2019209679 A JP2019209679 A JP 2019209679A JP 2018227856 A JP2018227856 A JP 2018227856A JP 2018227856 A JP2018227856 A JP 2018227856A JP 2019209679 A JP2019209679 A JP 2019209679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
head
pin
line head
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018227856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7122611B2 (ja
Inventor
信 岡崎
Makoto Okazaki
信 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to CN201910060728.6A priority Critical patent/CN110561913B/zh
Publication of JP2019209679A publication Critical patent/JP2019209679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7122611B2 publication Critical patent/JP7122611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】ラインヘッドのベースプレートの面性状が変化することを防止し、印刷精度の低下を抑制することができるラインヘッドユニットを提供する。【解決手段】ノズルヘッド2を保持するベースプレート3と、ベースプレートを上下方向に貫通するヘッドフレーム5と、ヘッドフレームに固定され、ノズルヘッドを制御する制御ユニット6と、制御ユニットに固定され、制御ユニットを支持部材8に係止する係止部13と、を含む、ラインヘッドユニット9を用いる。【選択図】図1

Description

本開示は、ラインヘッドユニットに関する。
近年、インクジェットプリンタ、インクジェットプロッタ等の、インクジェット記録方式を利用したインクジェット装置が、電子回路の形成、液晶ディスプレイ用のカラーフィルタの製造、有機ELディスプレイの製造等の工業用途に広く利用されている。
インクジェット装置には、印刷速度の高速化が求められている。そこで、ノズルヘッドを主走査方向に移動させながら記録を行なうのではなく、ノズル孔が記録媒体の全幅にわたって複数配列されたノズルヘッドを用い、主走査方向に対して同時に印刷を行う、ラインタイプのインクジェット装置が知られている。
このようなインクジェット装置において、記録媒体の全幅をカバーできる長尺のラインヘッドが必要になる。このような長尺のラインヘッドは、一括で作製すると製造コストが高くなるため、分割して作製される。具体的には、複数のノズルヘッドが、ベースプレートに対して組み付けられる(例えば、特許文献1)。
図4は、従来のラインヘッドユニットを備えたインクジェット装置の概略構成図である。図5は、従来のラインヘッドの概略斜視図である。図6は、従来のラインヘッドユニットを、搬送パレットに載置した状態を示す概略構成図である。
図4に示すように、インクジェット装置101は、支持部材108と、支持部材108内に保持されたラインヘッドユニット109とを備えている。ラインヘッドユニット109は、ラインヘッド104、ヘッドフレーム105、制御ユニット106およびフレキシブル線107を有する。
ラインヘッド104は、インクを吐出する複数のノズル孔102aを備えたノズルヘッド102と、ベースプレート103とで構成されている。ヘッドフレーム105には、ノズルヘッド102を制御するための制御ユニット106が固定される。フレキシブル線107は、ノズルヘッド102と制御ユニット106とを電気的に接続する。
図5に示すように、ラインヘッド104において、ノズルヘッド102は、ノズル孔102aが設けられた面がベースプレート103の下面と平行になるように、ベースプレート103に対して組み付けられる。
図4に示すように、インクジェット装置101は、さらに、ローラ112を備えている。ローラ112は、回転することで、印刷ロール紙等の記録媒体111を搬送する。インクジェット装置101は、ローラ112で記録媒体111を搬送しながら、ノズルヘッド102のノズル孔102aからインクを吐出させることにより、記録媒体111に画像や文字などを記録させる。
ここで、ノズルヘッド102の位置合わせが正確でないと、ノズルヘッド102間でインク吐出の位置や方向が変化して、例えば、印刷物にスジが発生するなどの不具合が生じる。
このため、ノズルヘッド102を、印刷精度が低下しないように高い位置精度でベースプレート103に組み付け、高い位置精度を維持した状態で、ラインヘッドユニット109を支持部材108内に設置する必要がある。
また、ノズルヘッド102は、制御ユニット106からの微電圧信号に基づいて制御される。そのため、ノズルヘッド102と制御ユニット106とを電気的に接続しているフレキシブル線107には、電圧低下を防ぐため長さの制約があり、制御ユニット106をノズルヘッド102から遠く離して設置することができない。
また、図6に示すように、ラインヘッドユニット109は、搬送パレット118上に設置した状態で、単体での搬送が可能とされている。この場合にも、ノズルヘッド102のベースプレート103に対する高い組み付け精度を維持した状態で、ラインヘッドユニット109を搬送パレット118上に設置する必要がある。
特開2016−2672号公報
従来の構成では、上述のとおり、フレキシブル線107に長さの制約があるため、ベースプレート103上に、制御ユニット106を設置するためのヘッドフレーム105を設けている。
このような構成では、制御ユニット106およびヘッドフレーム105の重量によってベースプレート103にうねり等の面性状の変化が発生する。そのため、ノズルヘッド102のベースプレート103に対する組み付け精度が低下し、ノズル孔102aの位置が所望の位置からずれるおそれがある。その結果、インク吐出の位置や方向が変化して記録媒体111への印刷精度が低下するという問題があった。
本開示の目的は、ラインヘッドにおけるベースプレートの面性状が変化することを防止し、印刷精度の低下を抑制することができるラインヘッドユニットを提供することである。
本開示の一態様は、ノズルヘッドを保持するベースプレートと、前記ベースプレートを上下方向に貫通するヘッドフレームと、前記ヘッドフレームに固定され、前記ノズルヘッドを制御する制御ユニットと、前記制御ユニットに固定され、前記制御ユニットを支持部材に係止する係止部と、を含む、ラインヘッドユニットである。
また、本開示の他の一態様は、ノズルヘッドを保持するベースプレートと、前記ベースプレートを上下方向に貫通するヘッドフレームと、前記ヘッドフレームに固定され、前記ノズルヘッドを制御する制御ユニットと、を含み、前記ヘッドフレームの下部には、前記ベースプレートを上下方向に貫通する第1ピンが設けられたブロックが設けられており、前記ベースプレートには、前記第1ピンが貫通する第1孔が設けられている、ラインヘッドユニットである。
また、本開示のさらに他の一態様は、ノズルヘッドを保持するベースプレートと、前記ベースプレートを上下方向に貫通するヘッドフレームと、前記ヘッドフレームに固定され、前記ノズルヘッドを制御する制御ユニットと、を含み、前記ヘッドフレームの下端には、前記ベースプレートを上下方向に貫通する第2ピンが設けられており、前記ベースプレートには、前記第2ピンが貫通する第二孔が設けられている、ラインヘッドユニットである。
本開示によれば、ラインヘッドにおけるベースプレートの面性状が変化することを防止し、印刷精度の低下を抑制することができる。
実施形態に係るラインヘッドユニットを備えたインクジェット装置の概略構成図 実施形態に係るラインヘッドユニットを搬送パレット上に設置した状態を示す概略構成図 実施形態に係るラインヘッドユニットをノズルヘッド交換用治具上に設置した状態を示す概略構成図 従来のラインヘッドユニットを備えたインクジェット装置の概略構成図 従来のラインヘッドの概略斜視図 従来のラインヘッドユニットを搬送パレット上に設置した状態を示す概略構成図
(実施の形態1)
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本開示はこの実施形態により限定されるものではない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
(インクジェット装置)
図1は、実施形態に係るラインヘッドユニット9を備えたインクジェット装置1の概略構成図である。インクジェット装置1は、支持部材8と、ラインヘッドユニット9とを備えている。
支持部材8は、内部空間を有し、下面に開口を有する箱型形状をなし、設置された筐体、または、装置の一部である。支持部材8は、アルミ製である。支持部材8は、記録媒体11に画像や文字などを記録させる際に、ラインヘッドユニット9を保持する機能を有する。支持部材8の内面には、受け部14が固定されている。受け部14については後述する。
ラインヘッドユニット9は、ラインヘッド4、ヘッドフレーム5、制御ユニット6、フレキシブル線7および係止部13を有する。
ラインヘッド4は、複数のノズルヘッド2と、ベースプレート3とで構成されている。ラインヘッド4は、複数のノズルヘッド2が、ベースプレート3に位置合わせをされ、複数列並べられた状態で、組み付けられたものである。
ノズルヘッド2は、内部空間を有する概略直方体形状をなす。ノズルヘッド2は、ステンレススチール製である。ノズルヘッド2には、複数のノズル孔2aが設けられている。ノズルヘッド2の内部空間には、インクが保持されている。
ベースプレート3は、長方形のプレート形状をなす。ベースプレート3は、ステンレススチール製である。ベースプレート3の中央部には、フレキシブル線7をノズルヘッド2に接続するための複数の開口3aが設けられている。
開口3aよりも搬送方向上流側および下流側には、図1に示すように、それぞれ、上下方向に貫通する第1孔17、第2孔20および孔10aが列をなして設けられている。
なお、図1では、搬送方向上流側の第1孔17、第2孔20および10aと、搬送方向下流側の第1孔17、第2孔20および10aとそれぞれ一組ずつ示されている。第1孔17、第2孔20および10aの組は、搬送方向と直交する方向に、所定のピッチ間隔で、複数組設けられている。
第1孔17には、ヘッドフレーム5の第1ピン16が挿通される。第2孔20には、ヘッドフレーム5の第2ピン19が挿通される。
第1ピン16と第2ピン19とは、主に、実施の形態2,3で利用される。しかし、ラインヘッドユニット9の支持部材8への組み入れ、取り外しなどの時に、ベースプレート3とヘッドフレーム5とを組として、取り扱うことができるのであるのが好ましい。
孔10aには、位置決めピン10が挿通される。孔10aの直径は、位置決めピン10の直径よりも僅かに大きい。ベースプレート3は、支持部材8に対して、位置決めピン10で位置決めされる。なお、位置決めピン10は、ステンレススチール製であり、円筒形状をなす。
位置決めするための位置決め機構は、位置決めピン10には限定されず、他の位置決め機構でもよい。また、ピンと孔が逆の部材に存在してもよい。
ヘッドフレーム5は、ノズルヘッド2の周辺に位置する枠体であり、物理的な柱やフレームなどである。ヘッドフレーム5は、ベースプレート3の上方に配置されている。ヘッドフレーム5は、ステンレススチール製である。ヘッドフレーム5には、制御ユニット6が載置され、固定される載置部5aと、載置部5aから下方に延出する脚部5bとを備える。
脚部5bの下端には、上述の第2ピン19が設けられている。第2ピン19の直径は、ベースプレート3に設けられた第2孔20の直径より小さい。第2ピン19の長さは、ベースプレート3の厚さ(上下方向の長さ)より長い。第2ピン19は、ステンレススチール製であり、円筒形状をなす。
脚部5bの下部には、ブロック15が設けられている。ブロック15は、直方体形状をなす。ブロック15は、ステンレススチール製である。ブロック15は、搬送方向と直交する方向に、所定のピッチ間隔で、複数設けられている。
ブロック15の下端には、上述の第1ピン16が設けられている。第1ピン16の直径は、ベースプレート3に設けられた第1孔17の直径より小さい。第1ピン16の長さは、ベースプレート3の厚さ(上下方向の長さ)より長い。第1ピン16は、ステンレススチール製であり、円筒形状をなす。
ヘッドフレーム5は、ベースプレート3に対してボルト締結等により固定されていない。すなわち、図1の状態で、ヘッドフレーム5は、ベースプレート3と分離しており、ベースプレート3と非接触である。
制御ユニット6は、上下方向に延在する基板を複数列並べて構成されている。制御ユニット6は、ヘッドフレーム5の載置部5aに載置され、載置部5aに固定される。制御ユニット6は、ノズルヘッド2を制御する。具体的には、制御ユニット6は、ノズルヘッド2の複数のノズル孔2aから吐出されるインクの吐出タイミングを制御する。
フレキシブル線7は、薄膜状の絶縁体ベースフィルムの上に接着層が形成され、さらにその上に導体箔が貼付された構造である。フレキシブル線7は、ノズルヘッド2と制御ユニット6とを電気的に接続する。
係止部13は、上下方向および搬送方向に延在するL字型の形状をなす。係止部13は、ステンレススチール製である。係止部13は、制御ユニット6の側面(搬送方向上流側の面および搬送方向下流側の面)に固定されている。係止部13は、受け部14と協働して、制御ユニット6およびヘッドフレーム5の荷重がベースプレート3に掛かるのを防止する機能を有する。
受け部14は、上下方向および搬送方向に延在するL字型の形状をなす。受け部14は、ステンレススチール製である。受け部14は、支持部材8の内面に固定されている。受け部14は、係止部13と協働して、制御ユニット6およびヘッドフレーム5の荷重がベースプレート3に掛かるのを防止する機能を有する。
なお、受け部14と係止部13の構造は、上記以外でもよい。係止部13が、受け部14に、着脱可能に、接続されればよい。
インクジェット装置1は、さらに、ローラ12を備えている。ローラ12は、回転することで、印刷ロール紙等の記録媒体11を搬送方向に搬送する。インクジェット装置1は、ローラ12で記録媒体11を搬送しながら、ノズルヘッド2のノズル孔2aからインクを吐出させることにより、記録媒体11に画像や文字などを記録させる。
以上説明したように、本実施形態では、ベースプレート3とヘッドフレーム5とは、ボルト等で連結固定されていない。そのため、ベースプレート3と、ヘッドフレーム5とは、互いに分離した状態である。また、制御ユニット6およびヘッドフレーム5を、係止部13および受け部14によって、支持部材8で保持している。
その結果、ベースプレート3とヘッドフレーム5との非接触状態を維持することができる。そのため、ベースプレート3に、制御ユニット6およびヘッドフレーム5の荷重が掛からない構成とすることができる。よって、ラインヘッド4におけるベースプレート3の面性状が変化することを防止し、印刷精度の低下を抑制することができる。
(実施の形態2)
図2は、実施形態に係るラインヘッドユニット9を、搬送パレット18の上に設置した状態を示す概略構成図である。搬送パレット18は、ラインヘッドユニット9を運搬するものである。
ラインヘッドユニット9は、交換などで、運搬、保管される。この時、ラインヘッドユニット9を、搬送パレット18の上に設置する。ラインヘッドユニット9は、運搬、保管時も、その精度を維持させる必要がある。
運搬、保管時には、ラインヘッドユニット9は、支持部材8内に設置されていない。そのため、制御ユニット6およびヘッドフレーム5を、係止部13および受け部14によって支持部材8で保持することはできない。
搬送パレット18は、上面が凹んだ凹型形状をなす。搬送パレット18は、アルミ製である。搬送パレット18は、ラインヘッドユニット9を搬送するのに用いられる。
搬送パレット18には、複数の受け部分18aが設けられている。上述のブロック15、第1ピン16および第1孔17は、それぞれ、受け部分18aのピッチと同じピッチで設けられている。
上述のとおり、第1ピン16の直径は、第1孔17の直径より小さい。また、第1ピン16の長さは、ベースプレート3の厚さより長い。そのため、第1ピン16は、ベースプレート3で位置規制されることなく、搬送パレット18の受け部分18aに接触する。
なお、第1ピン16は、搬送パレット18に位置し、受け部分18aが、ブロック15に位置しても、同様によい。
なお、第2ピン19は、実施の形態2では使用しない。
そのため、制御ユニット6およびヘッドフレーム5を、第1ピン16を介して、搬送パレット18で支持することができる。そのため、ベースプレート3に、制御ユニット6およびヘッドフレーム5の荷重が掛からない構成とすることができる。
よって、ラインヘッド4におけるベースプレート3の面性状が変化することを防止し、搬送パレット18による搬送後の印刷精度の低下を抑制することができる。
<ラインヘッドユニット9組み立て順と、支持部材8内への取り付け方法>
(1) ベースプレート3を、上下反転させて、フレキシブル線7が設けられたノズルヘッド2を上方向から取り付ける。
(2) ノズルヘッド2が設置された状態のベースプレート3を上下反転させて、搬送パレット18上に設置する。
(3) ブロック15、第1ピン16、第2ピン19が設けられたヘッドフレーム5をベースプレート3に設置する。
(4) 係止部13が設けられた制御ユニット6をヘッドフレーム5上に設置する。
(5) ノズルヘッド2の上にあるフレキシブル線7を制御ユニット6に配線する。
(6) 上記により組み立てられた搬送パレット18上のラインヘッドユニット9は、設備に設置されている上下リフターに搬送パレット18とラインヘッドユニット9が乗せられ、ラインヘッドユニット9のみが支持部材8内への取り付けられる。
<図1から図2へ>
なお、図1の状態から、図2の搬送パレット18を用いて、ラインヘッドユニット9を支持部材8内から取り外す。
搬送パレット18上の、ラインヘッドユニット9を、実施の形態3のノズルヘッド交換用治具21に預ける。
ノズルヘッド交換用治具21はノズルヘッド2下に空間ができるのでノズルヘッド2を下方向へ脱着可能にできる。
(実施の形態3)
図3は、実施形態に係るラインヘッドユニット9を、ノズルヘッド交換用治具21上に設置した状態を示す概略構成図である。
ノズルヘッド交換用治具21は、ノズルヘッド2設置状態のベースプレート3を取り外すことなく、ノズルヘッド2を下方向へ脱着可能にするもの、すなわち、ノズルヘッド2を交換するものである。
ベースプレート3の中央部には、フレキシブル線7をノズルヘッド2に接続するための複数の開口3aが設けられている。開口3aはフレキシブル線7が通るくらいの開口でノズルヘッド2よりも小さい。
よってヘッドフレーム5側からのへノズルヘッド2取り付けや、取り外しができない。
複数あるノズルヘッド2を交換する方法として、ラインヘッドユニット9から、ノズルヘッド2が設置された状態のベースプレート3を取り外し、ノズルヘッド2が上方向にくるようにノズルヘッド2が設置された状態のベースプレート3を、上下反転させてノズルヘッド2を上方向へ脱着させる。
または、ラインヘッドユニット9からノズルヘッド2が設置された状態のベースプレート3を取り外し、ノズルヘッド交換用治具21のような治具に預けノズルヘッド2を下方向へ脱着させる。
どちらにせよ、ラインヘッドユニット9からノズルヘッド2が設置された状態のベースプレート3の取り外しが必要だが、実施の形態2と形態3を用いるとノズルヘッド2設置状態のベースプレート3を取り外すことなく、ノズルヘッド2を下方向へ脱着可能にすることができる。
なお、第2ピン19は、ノズルヘッド交換用治具21に位置しても同様によい。
実施の形態2と同様、ラインヘッドユニット9を、ノズルヘッド交換用治具21上に設置する場合も、ラインヘッドユニット9の精度を維持する必要がある。
この状態では、ラインヘッドユニット9は、支持部材8内に設置されていない。そのため、制御ユニット6およびヘッドフレーム5を、係止部13および受け部14によって支持部材8で保持することはできない。
また、この状態では、ラインヘッドユニット9は、搬送パレット18上に設置されていない。そのため、制御ユニット6およびヘッドフレーム5を、第1ピン16を介して搬送パレット18で支持することができない。
ノズルヘッド交換用治具21は、上面に開口を有する箱形形状をなす。ノズルヘッド交換用治具21は、鋼製である。ノズルヘッド交換用治具21は、ノズルヘッド2を交換するのに用いられる。
ノズルヘッド交換用治具21には、複数の受け部分21aが設けられている。上述の第2ピン19および第2孔20は、それぞれ、受け部分21aのピッチと同じピッチで設けられている。
上述のとおり、第2ピン19の直径は、第2孔20の直径より小さい。また、第2ピン19の長さは、ベースプレート3の厚さより長い。そのため、第2ピン19は、ベースプレート3に位置規制されることなく、ノズルヘッド交換用治具21の受け部分21aに接触する。
そのため、制御ユニット6およびヘッドフレーム5を、第2ピン19を介して、ノズルヘッド交換用治具21で支持することができる。そのため、ベースプレート3に、制御ユニット6およびヘッドフレーム5の荷重が掛からない構成とすることができる。
よって、ラインヘッド4におけるベースプレート3の面性状が変化することを防止し、ノズルヘッド交換用治具21を用いてノズルヘッド2を交換した後の印刷精度の低下を抑制することができる。
本実施形態では、ラインヘッドユニット9を搬送パレット18上に設置する際に、第1ピン16を用い、ノズルヘッド交換用治具21上に設置する際に、第2ピン19を用いるようにしている。
換言すると、ラインヘッドユニット9を搬送パレット18上に設置する際に用いるピンと、ノズルヘッド交換用治具21上に設置する際に用いるピンとを、使い分けている。
そのため、搬送パレット18にラインヘッドユニット9を設置した状態で、ラインヘッドユニット9をノズルヘッド交換用治具21に受け渡すことができる。
また、ノズルヘッド交換用治具21にラインヘッドユニット9を設置した状態で、ラインヘッドユニット9を搬送パレット18に受け渡すことができる。
第1ピン16と第2ピン19とは同じピンではよくない。搬送パレット18からノズルヘッド交換用治具21へ、ラインヘッドユニット9の受け渡し、または受け取りをする場合に、第1ピン16と第2ピン19が同じピンだと受け渡しができない。
つまり、図2の状態で、図3のノズルヘッド交換用治具21が、下部より搬送パレット18を覆う。つまり、ノズルヘッド交換用治具21の開口に、搬送パレット18が入り込む。
ノズルヘッド交換用治具21が、ラインヘッドユニット9を、第2ピン19で支える。結果、搬送パレット18が取り除かれる。
図3の状態から図2の状態へは、上記の逆に実施すればできる。
(全体として)
実施の形態1〜3は組み合わせることができる。
本開示に掛かるラインヘッドユニットによれば、ラインヘッドにおけるベースプレートの面性状が変化することを防止し、印刷精度の低下を抑制することができ、産業上の利用可能性は多大である。
1 インクジェット装置
2 ノズルヘッド
2a ノズル孔
3 ベースプレート
3a 開口
4 ラインヘッド
5 ヘッドフレーム
5a 載置部
5b 脚部
6 制御ユニット
7 フレキシブル線
8 支持部材
9 ラインヘッドユニット
10 位置決めピン
10a 孔
11 記録媒体
12 ローラ
13 係止部
14 受け部
15 ブロック
16 第1ピン
17 第1孔
18 搬送パレット
18a 受け部分
19 第2ピン
20 第2孔
21 ノズルヘッド交換用治具
21a 受け部分
101 インクジェット装置
102 ノズルヘッド
102a ノズル孔
103 ベースプレート
104 ラインヘッド
105 ヘッドフレーム
106 制御ユニット
107 フレキシブル線
108 支持部材
109 ラインヘッドユニット
111 記録媒体
112 ローラ
118 搬送パレット

Claims (16)

  1. ノズルヘッドを保持するベースプレートと、
    前記ベースプレートを上下方向に貫通するヘッドフレームと、
    前記ヘッドフレームに固定され、前記ノズルヘッドを制御する制御ユニットと、
    前記制御ユニットに固定され、前記制御ユニットを支持部材に係止する係止部と、を含む、
    ラインヘッドユニット。
  2. 前記ベースプレートは、前記支持部材に載置され、
    前記係止部は、前記支持部材に固定された受け部と係合する、
    請求項1に記載のラインヘッドユニット。
  3. 前記ベースプレートは、前記支持部材に位置決めされるための位置決め機構を有する請求項1または2に記載のラインヘッドユニット。
  4. 前記ヘッドフレームの下部には、前記ベースプレートを上下方向に貫通する第1ピンが設けられており、
    前記ベースプレートには、前記第1ピンが貫通する第1孔が設けられている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のラインヘッドユニット。
  5. 前記第1ピンは、前記ラインヘッドユニットを運搬する搬送パレットと接触し、
    前記制御ユニットは、前記第1ピンを介して前記搬送パレットに支持される、
    請求項4に記載のラインヘッドユニット。
  6. 前記ラインヘッドユニットを運搬する搬送パレットがあり、前記搬送パレットには、前記ベースプレートを上下方向に貫通する第1ピンが設けられており、
    前記ベースプレートには、前記第1ピンが貫通する第1孔が設けられている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のラインヘッドユニット。
  7. 前記第1ピンは、前記前記ヘッドフレームと接触し、
    前記制御ユニットは、前記第1ピンを介して前記搬送パレットに支持される、
    請求項6に記載のラインヘッドユニット。
  8. 前記ヘッドフレームの下端には、前記ベースプレートを上下方向に貫通する第2ピンが設けられており、
    前記ベースプレートには、前記第2ピンが貫通する第2孔が設けられている、
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載のラインヘッドユニット。
  9. 前記第2ピンは、ノズルヘッド交換用治具と接触し、
    前記制御ユニットは、前記第2ピンを介して前記ノズルヘッド交換用治具に支持される、
    請求項8に記載のラインヘッドユニット。
  10. 前記ノズルヘッドを交換するノズルヘッド交換用治具があり、前記ノズルヘッド交換用治具には、前記ベースプレートを上下方向に貫通する第2ピンが設けられており、
    前記ベースプレートには、前記第2ピンが貫通する第2孔が設けられている、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のラインヘッドユニット。
  11. 前記第2ピンは、前記ヘッドフレームと接触し、
    前記制御ユニットは、前記第2ピンを介して前記ノズルヘッド交換用治具に支持される、
    請求項10に記載のラインヘッドユニット。
  12. ノズルヘッドを保持するベースプレートと、
    前記ベースプレートを上下方向に貫通するヘッドフレームと、
    前記ヘッドフレームに固定され、前記ノズルヘッドを制御する制御ユニットと、を含み、
    前記ヘッドフレームの下部には、前記ベースプレートを上下方向に貫通する第1ピンが設けられたブロックが設けられており、
    前記ベースプレートには、前記第1ピンが貫通する第1孔が設けられている、
    ラインヘッドユニット。
  13. 前記第1ピンは、搬送パレットと接触し、
    前記制御ユニットは、前記第1ピンを介して前記搬送パレットに支持される、
    請求項12に記載のラインヘッドユニット。
  14. ノズルヘッドを保持するベースプレートと、
    前記ベースプレートを上下方向に貫通するヘッドフレームと、
    前記ヘッドフレームに固定され、前記ノズルヘッドを制御する制御ユニットと、を含み、
    前記ヘッドフレームの下端には、前記ベースプレートを上下方向に貫通する第2ピンが設けられており、
    前記ベースプレートには、前記第2ピンが貫通する第2孔が設けられている、
    ラインヘッドユニット。
  15. 前記第2ピンは、交換用治具と接触し、
    前記制御ユニットは、前記第2ピンを介して前記交換用治具に支持される、
    請求項14に記載のラインヘッドユニット。
  16. 前記ベースプレートは、前記支持部材に位置決めされるための位置決め機構を有する請求項12〜15のいずれか1項に記載のラインヘッドユニット。
JP2018227856A 2018-06-05 2018-12-05 ラインヘッドユニット Active JP7122611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201910060728.6A CN110561913B (zh) 2018-06-05 2019-01-21 行式喷头单元

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107522 2018-06-05
JP2018107522 2018-06-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019209679A true JP2019209679A (ja) 2019-12-12
JP7122611B2 JP7122611B2 (ja) 2022-08-22

Family

ID=68844529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018227856A Active JP7122611B2 (ja) 2018-06-05 2018-12-05 ラインヘッドユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7122611B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6471335B1 (en) * 2001-08-06 2002-10-29 Creo Inc. Method for mutual spatial registration of inkjet cartridges
JP2010030297A (ja) * 2008-07-03 2010-02-12 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2011062851A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Seiko Epson Corp 液体吐出装置
JP2011189584A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2013163319A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Fujifilm Corp 液滴吐出装置
JP2016002672A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 パナソニック株式会社 ラインヘッドの製造方法
JP2017537823A (ja) * 2014-12-18 2017-12-21 パダルーマ インク−ジェット−ソリューションズ ゲーエムベーハー ウント コー カー ゲー プリントヘッドモジュール

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6471335B1 (en) * 2001-08-06 2002-10-29 Creo Inc. Method for mutual spatial registration of inkjet cartridges
JP2010030297A (ja) * 2008-07-03 2010-02-12 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2011062851A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Seiko Epson Corp 液体吐出装置
JP2011189584A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2013163319A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Fujifilm Corp 液滴吐出装置
JP2016002672A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 パナソニック株式会社 ラインヘッドの製造方法
JP2017537823A (ja) * 2014-12-18 2017-12-21 パダルーマ インク−ジェット−ソリューションズ ゲーエムベーハー ウント コー カー ゲー プリントヘッドモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP7122611B2 (ja) 2022-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5062339B2 (ja) インクジェット装置
US8430585B2 (en) Print bar lift and method
JP2008213434A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置
US8632170B2 (en) Liquid ejecting head
JP2012161992A (ja) 液滴吐出ヘッドの位置決め機構、液滴吐出装置、画像形成装置、液滴吐出ヘッドの位置決め方法ならびに交換方法
JP2007062087A (ja) 記録ユニット及びその記録ユニットを備える画像記録装置
US20100026752A1 (en) Method of manufacturing liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
US8353566B2 (en) Print bar lift
JP4701765B2 (ja) 液滴吐出ヘッドバー、液滴吐出装置、及び、液滴吐出ヘッドバー製造方法
JP2006264181A (ja) 液滴吐出ヘッドバー、液滴吐出装置、及び、液滴吐出ヘッドバー製造方法
JP2007112067A (ja) 液滴吐出装置
JP2008179081A (ja) 液滴吐出装置及び液滴吐出装置の製造方法
JP2019209679A (ja) ラインヘッドユニット
US8205984B2 (en) Web printer and support structure
US9662883B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
CN110561913B (zh) 行式喷头单元
JP2010201828A (ja) キャリッジユニット、液体噴射記録装置および液体噴射ヘッドの固定方法
JP2009066909A (ja) 画像形成装置
US8702203B2 (en) Liquid jetting apparatus
JP2006256051A (ja) 液滴吐出ヘッドバー、液滴吐出装置、及び、液滴吐出ヘッドバー製造方法
CN112046155B (zh) 液体喷射头以及液体喷射记录装置
KR101808880B1 (ko) 잉크젯 기록 장치
JP5593281B2 (ja) インクジェット記録装置
US8662639B2 (en) Flexible circuit
KR20070035845A (ko) 화상형성장치의 일체형 프레임

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210602

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20211014

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20211018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220714

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7122611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151