JP2019209267A - 吸着素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸着素子として十分な柔軟性や強度と高い吸着材含有比率を両立した吸着素子を提供する。【解決手段】吸着材(Ax,:x=1,2,3・・・n)を少なくとも1種類以上を含む、多数の空気通路を有する吸着シート(吸着素子前駆体)を用いたハニカム状構造の吸着素子であって、吸着材(Ax)のタップ密度をAxa、吸着材粒子を球状と仮定した時に吸着材粒子の平均粒径から算出した球体積をAxb、吸着材が前記吸着シートに含まれる重量比率(%)をAxcとすると、前記吸着シート1gあたりに含まれる平均粒子数Axdは次の式1で表され、Axd=(1/Axa)×(1/Axb)×(Axc/100)(個/g)・・・式1、上記吸着シート1gあたりに含まれる少なくとも1種類以上の吸着材(Ax)の総平均粒子数は、以下の式2で表され、当該吸着素子の平面圧縮強度が3kPa以上である。【選択図】なし

Description

本発明は、例えば空気中に含まれる有機溶剤等の悪臭成分を吸着除去する排ガス処理装置等に使用される吸着素子に関するものである。
従来、吸着素子としては、吸着材、有機繊維、有機バインダー、無機バインダー等を含む吸着シートをハニカム成形機により、ハニカム成形用接着剤を使用し、ハニカム状に成形した物が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−352号公報
この吸着素子には、ゼオライトが吸着材として含まれると、特許文献1に記載されている。ゼオライトの形状には粉末状、粒子状、もしくはペレット状の形状がある。吸着素子の柔軟性や機械的強度には、骨格素材である有機繊維などが役割を担う。吸着素子として高い性能を発揮するには吸着材の含有比率を向上させることが有効であるが、反対に骨格素材である有機繊維や無機繊維の含有比率が下がるため、結果的には吸着素子の柔軟性や強度は低下するという課題があった。
吸着材には特有の見かけ密度(ゆるめかさ密度やタップ密度)があり、それには吸着材の化学的な種類(活性炭、ゼオライト種、シリカゲルなど)と、バルクとしての形状(粒径、繊維径など)が密接に関与する。単純に吸着素子に含まれる吸着材の含有量が同じであっても、見かけ密度と粒径から計算される粒子の個数には違いがあり、粒子数が多すぎて骨格素材の絡まりが少なくなり、実用上の強度が得られないという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、吸着素子として十分な柔軟性や強度と高い吸着材含有比率を両立した吸着素子を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意研究した結果、遂に本発明を完成するに到った。すなわち、本発明は以下の通りである。
この吸着素子によれば、吸着材(Ax,:x=1,2,3・・・n)を少なくとも1種類以上を含む、多数の空気通路を有する吸着シート(吸着素子前駆体)を用いたハニカム状構造の吸着素子であって、上記吸着材(Ax)のタップ密度をAxa、吸着材粒子を球状と仮定した時に吸着材粒子の平均粒径をから算出した球体積をAxb、上記吸着材が上記吸着シートに含まれる重量比率(%)をAxcとすると、上記吸着シート1gあたりに含まれる平均粒子数Axdは以下の式1で表される。
Figure 2019209267
上記吸着シート1gあたりに含まれる少なくとも1種類以上の上記吸着材(Ax)の総平均粒子数は、以下の式2で表される。当該吸着素子の平面圧縮強度が3kPa以上である。
Figure 2019209267
他の形態においては、上記ハニカム状構造は、セル数30〜70/cmを有する。
他の形態においては、上記吸着素子に含まれる少なくとも1種類以上の吸着材(Ax)の合計比率が、上記吸着素子の40重量%以上である。
他の形態においては、上記吸着材(Ax)のタップ密度が0.1g/cm以上である。
他の形態においては、上記吸着材(Ax)が、ゼオライトである。
この吸着素子によれば、吸着素子として十分な柔軟性や強度と高い吸着材含有比率を両立した吸着素子の提供を可能とする。
実施の形態における吸着素子の形状であるハニカム状の形状を示す図である。 実施の形態における吸着素子の形状であるハニカム状の形状を採用した吸着剤の部分拡大である。 実施の形態における吸着シートの各実施例および各比較例の各種特性を示す図である。
本発明に基づいた実施の形態の吸着素子について、以下、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
[湿式製法による混合抄造(吸着材を内添して紙を作る)]
吸着材と有機繊維や無機繊維などの骨格素材とを混合抄造して吸着シートをハニカム成形機により、ハニカム成形用接着剤を使用し、ハニカム状に成形した吸着素子を得る場合、吸着材は骨格素材同士の絡み合い点を減らしてしまう。そのため、吸着材の嵩密度および粒径の観点からすると、単位重量当たりの体積を表す比容積が小さい方が吸着材の占有体積が小さくなり、骨格素材同士の絡み合い点を減らしにくいため好ましい。
実際には、比容積の逆数である密度が大きい吸着材が好ましいことと同義である。吸着材の形状は粉末状、粒状、繊維状などがあり、吸着素子に含有される量を考えると、粉体1つ、粒子1つ、繊維1本ではなく多量の粉末、粒子、繊維が担持されるのが一般的である。そのため、粉末、粒子、繊維の集合体としての充填密度としてはゆるめかさ密度やタップ密度(かためかさ密度とも言う)があるが、吸着素子としてより吸着材を高含有重量比率にするためにも、より緻密に充填された状態を表すタップ密度が特に重要となる。
混合抄造が湿式抄紙の場合、吸着材は粉末や粒状が好ましく、粉末状が特に好ましい。粉末のタップ密度は0.1g/cm〜2.0g/cmが好ましく、さらに好ましくは0.2〜1.0g/cmの範囲であるとよい。
[粒径との関係]
吸着材(Ax)の粒径は、レーザー回折などで評価することができ、平均粒径0.001μm〜30.0μmの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.01μm〜20μmである。吸着材の粒径は吸着材の種類に依存する場合があり、特にゼオライトは結晶種によって結晶サイズが異なりやすい。ゼオライトの結晶種によっては3μm以下の結晶サイズがあり、その場合は完全な分散状態を得ることが難しく、レーザー回折では実際の粒径より大きな粒径(二次粒子径)を見ている場合もある。その場合は、SEM(走査電子顕微鏡:Scanning Electron Microscope)などの画像解析で確認された最小単位である結晶サイズの平均値を平均粒径とみなす。
実施の形態における吸着材は、活性炭またはゼオライトである。活性炭およびゼオライトは、低濃度の有機化合物を吸着および脱着するのに優れている。
活性炭の場合は、形態は、平均粒径が10μm以上50μm以下の粉末、または平均繊維径が10μm以上30μm以下の繊維が挙げられる。活性炭の原料は特に指定しないが、椰子柄、石炭、ピッチ、フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、セルロースなどがある。
実施の形態における吸着材は、好ましくはゼオライトが良い。ゼオライトは、耐熱温度が高く、活性炭よりも吸着時の有機溶剤などとの反応性が低いので、耐熱性に優れ、発熱の危険性が低い。またゼオライトは、活性炭よりもシャープな細孔構造を有するので、有機溶剤などの吸着性能が優れている。ゼオライトの場合は、形態は平均粒径が1μm以上20μm以下の粉末である。ゼオライトは、天然に産出されるゼオライトもあるが、人工合成ゼオライトが適している。具体的には、ベータ型、ZSM−5型、フェリエライト型、モルデナイト型、L型、Y型、A型などがある。
実施の形態における吸着材は、更に好ましくは、シリカ/アルミナ比の高いハイシリカゼオライトが好ましい。ハイシリカゼオライトは、被処理ガス中から有機溶剤などを吸着するにあたって、被処理ガス中の水分、湿度の影響を受けにくいためである。シリカ/アルミナ比は15以上が良く、更には50以上がより良い。
実施の形態における吸着素子は、吸着材を少なくとも1つ含む。前述の各種の活性炭およびゼオライトのうちの1つまたは複数を選択してもよい。複数の吸着材が選択される場合、その割合は特に限定されない。吸着材は、被処理ガスの処理条件に応じて、適宜選択されればよい。
吸着材(Ax)のタップ密度を[Axa]、吸着材粒子を球状と仮定した時の平均粒径をから算出した球体積を[Axb]、吸着材が吸着シートに含まれる重量比率を[Axc]とすると、吸着素子1gあたりに含まれる平均粒子数[Axd]は、以下の[式1]のように表される。
Figure 2019209267
先述したように、吸着材と有機繊維や無機繊維などの骨格素材とを混合抄造して吸着シートを得る場合、吸着材は骨格素材同士の絡み合い点を減らしてしまうため吸着シートの強度低下を招きやすい。そのため、実用的な強度を得るには一定量以下の粒子総数に抑えることが好ましく、吸着シート1gあたりに含まれる少なくとも1種類以上の吸着材Axの総平均粒子数は、以下の[式2]で表され、8.0×1012以下であることが好ましい。
Figure 2019209267
[有機繊維B−1]
本実施の形態における有機成分(B)は、吸着シート製造時に吸着材(Ax)を担持し、吸着シート成形後も担持する担体として作用する成分で、パルプ状や繊維長10mm以下程度の短繊維の有機繊維、ことに融点もしくは熱分解温度が300℃以上の耐熱性に優れた繊維である。熱分解温度が300℃未満では、吸・脱着操作中に遭遇する高温下で著しい強度低下が避けられない。具体的にはアラミド、メタアラミド、ポリベンズイミダゾール(PBI)、ポリベンゾオキサゾール(PBO)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルケトン等から作られた繊維である。
[有機バインダーB−2]
有機成分(B)は、上記耐熱性有機成分(B−1)の他に熱分解温度が300℃未満の物質を含むのが好ましい。該低温度分解性有機成分(B−2)は吸着シート製造時、吸着材(Ax)を吸着シートに高比率に担持させるバインダーの作用を有する。低温度分解性有機成分としては、PVA(ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol))、澱粉、あるいはポリアクリロニトリル等が挙げられるが、PVAが望ましい。
低温度分解性有機成分(B−2)による吸着材(Ax)の被覆が大きく吸着性能が著しく低い場合は、吸着シートを高温熱処理することにより低温度分解性有機成分(B−2)を炭化物あるいは分解消失せしめ、吸着材(Ax)の被覆を少なくすることも可能である。
[無機バインダーC]
本実施の形態では、吸着シートの高温下での吸着材(Ax)と骨格素材とを定着維持させ、また、図1および図2に示すように、多数の空気通路を有する吸着シートにおいて、ハニカムを構成するフルート部2aとライナー部2bを定着維持させるのに無機バインダー(C)を付与しても構わない。
例えば水に可溶であり、バインダーがシートに均一に分散され、熱処理の際、反応、ゲル化等によって硬化し、その硬化の際に吸着材と骨格素材を強固に定着せしめるものである。また熱分解温度が300℃以上であり、反応性の高い有機溶剤により反応熱を生じ、シートの着火、燃焼の原因となる触媒性が低く、吸着材(Ax)の吸着性能をその被覆により低下させにくい物であることが好ましい。例えば、ヘキサメタリン酸ソーダ等のリン酸塩系バインダー、ケイ酸ソーダ等のケイ酸塩系バインダーが好ましい。
吸着材(Ax)と構成繊維分とを定着維持させる無機バインダー(C−1)とハニカムを構成するフルート部2aとライナー部2bを定着維持させる無機バインダー(C−2)は同種類のバインダーを使用する必要は無く、生産性により適したバインダーを使用する事が望ましい。
[吸着剤Ax含有量]
本実施の形態の吸着素子に含まれる吸着材(Ax)の量は40重量%以上がよい。吸着性能及び生産性、吸着材の脱落を考慮すると50重量%以上が好ましい。吸着材(Ax)の含有量が40%未満では充分な吸着性能が得られない。吸着剤の重量の上限に制限はないが、吸着素子の形状を維持するには80重量%以下が限界である。80重量%を超えると、吸着シートの柔軟性が不足し加工しにくくなる。本実施の形態の吸着素子に含まれる有機成分(B)の量は、吸着素子前駆体(前駆体素子)製造時に用いた有機成分及び加熱処理を行った場合はその熱酸化物を合わせた量として5〜60重量%である。
有機成分(B)の含有量が5%未満では吸着材の担持能が不足し、60%以上では吸着材の使用量を少なくしなければならない不都合が生じる。本実施の形態の吸着素子に含まれる無機バインダー成分(C)の量は5重量%〜30重量%である。5重量%未満では吸着材(Ax)と骨格素材同士の定着性が乏しくなり、30重量%以上になると柔軟性が不足する為好ましくない。
[ハニカム状構造]
本実施の形態における吸着素子の構造は、機械強度および製造コストの観点からハニカム状構造体が良く、セル数が30個/cm〜70個/cmが良い。更に好ましくは、セル数が50〜70個/cmが良い。セル数が30個/cm未満であると吸着性能が低下し、70個/cmを超えると、ハニカム状構造体の隔壁を構成するシートの厚みを薄くする必要があるが、シートの機械強度が弱くなり、シートの製造ができない。ハニカム状構造体のセル形状は特に指定しないが、図1に示すセル形状を例にとると、波高が1mm〜3mm、波長が2mm〜4mmである。更に好ましくは、波高が1mm〜1.6mm、波長が2mm〜2.6mmが良い。ここで、ハニカム状構造とは、空間が側壁で囲まれた複数の小空間(セル形状)で構成される立体構造全般を表すものとする。
本実施の形態における吸着素子を構成するハニカム状構造体の隔壁厚みは、0.16mm〜0.25mmが良い。0.16mm未満の場合、隔壁を構成するシートの厚みをより薄くする必要があるが、シートの機械強度が弱くなり、シートの製造ができない。0.25mmを超えると、隔壁が厚くなり、前述のセル数を得られない。
本実施の形態における吸着素子を構成するシートの坪量は、65g/m〜90g/mが良い。65g/m未満の場合、シートの機械強度が弱くなり、熱処理後のハニカム状構造体の機械強度を維持できない。90g/mを超えると、隔壁が厚くなり、前述のセル数を得られない。
[吸着素子の製造方法]
本実施の形態における吸着素子は、吸着材(Ax)、有機成分(B)及び無機バインダー(C)でシート状物をハニカム成形機により、ハニカム成形用接着剤を使用し、ハニカム状に成形したハニカム状物(前駆体素子)を作製した後、前駆体素子を有機成分(B)の耐熱性有機成分の融点もしくは分解温度以下の温度、低温度分解性有機成分の分解温度以上の温度で1分〜60分熱処理することにより低温度分解性有機成分を熱酸化分解せしめ、大部分を炭化物もしくは分解消失させることにより製造することができる。
[製法におけるB−1とB−2の考え方]
本実施の形態の吸着素子の製造に用いられる有機成分(B)は上記アラミド繊維等の耐熱性有機繊維(B−1)の他に150℃〜300℃で熱分解する低温度分解性有機成分(B−2)を用いる事が望ましい。低温度分解性有機成分(B−2)は湿式抄紙時の(Ax)成分を(B−1)成分に及び(B−1)成分同士を接合させるためのバインダーとして働く。(B−2)成分はシート状物、ハニカム状物成形後の最終吸着素子(本実施の形態の吸着素子)の吸着材を被覆するため、著しく吸着性能を阻害する場合は、高温熱処理を行い(B−2)を炭化物とするか、または分解消失せしめて最終吸着素子(本実施の形態の吸着素子)の吸着材を被覆を少なくすることも可能である。
上記シート状物及びハニカム状物で熱処理を行う場合、加熱オーブン等を用い空気雰囲気中で実施するのが好ましい。熱処理温度は耐熱性有機成分(B−1)の融点もしくは分解温度(T1℃)以下好ましくは5℃〜20℃低く(T1−5〜T1−20℃)、低温度分解成分(B−2)の分解温度(T2℃)以上、好ましくは分解温度の100℃〜200℃以上(T2+100〜T2+200℃)の温度で処理時間は1分〜60分好ましくは1分〜30分である。通常350℃〜450℃で1分〜10分である。
吸着素子の平面圧縮張強度は3kPa以上が好ましい。3kPaより小さい強度では吸着素子がつぶれやすく、多数の空気通路がつぶれによってなくなることで吸着素子としての性能が出ないため実用的ではない。
吸着シートの坪量(g/m)に特に制限はないが、10g/m〜200g/mが好ましい。10g/m未満の場合、シートの機械強度が弱くなり、ハニカム状構造体の機械強度を維持できない。200g/mを超えると、シート厚みが厚くなりすぎるためシートの柔軟性がなくなり、シートのひび割れや吸着材の脱落が生じやすい。
(実施例)
本実施の形態における吸着シートの諸特性の測定法は次の通りである。各実施例および各比較例の各種特性を図3に示す。
(1)吸着材のタップ密度の測定方法
恒量した容器に吸着材約40gを入れ、180℃15時間以上真空乾燥させる。デシケータ内で20分放冷したのち、乾燥質量を0.1mgの桁まで測る。この乾燥試料の質量をS(g)とする。200mLメスシリンダーにこの乾燥試料を全量入れ、3分間メスシリンダーの底面をタッピング(メスシリンダー底面をたたく)する。3分後の容積(mL)を1mLの桁まで読み取る。これを充填容積をA(mL)とすると、タップ密度L(g/mL)は次式で求める。また、1mLは1cmであるため、タップ密度Lの単位はg/mLとg/cmは同義である。
Figure 2019209267
(2)吸着材の平均粒径の測定方法および粒子を球形と仮定した時の球体積の算出方法
吸着材は事前にSEM画像観察で結晶粒径を確認し、結晶粒径が3μm以上の場合はレーザー回折散乱式粒度分布測定装置による平均粒径の測定方法を用い、結晶粒径が3μmより小さい場合は、SEM画像解析による平均粒径の測定方法を用い、吸着材の平均粒径を算出する。
<レーザー回折散乱式粒度分布測定装置による平均粒径の測定方法>
測定装置に、堀場製作所のLA―950V2を使用し、測定セルには、湿式循環型セル(フローセル)を使用し、分散媒としては、ヘキサメタリン酸ナトリウム(0.1mass%水溶液)を使用し、測定対象の屈折率設定には、ケイ酸アルミニウム−水系(屈折率:1.66―1.33)を使用する。
[測定手順]
1.測定セルに分散媒を規定量注水し,光学系の初期調整,およびブランク測定を行う。
2.ブランク測定後,分散媒の透過率がおよそ90%〜70%の範囲に入るように、セルに吸着材を投入する。
3.脱泡のために数秒程度超音波(周波数20kHz)を印加した後、1度測定を行う。
4.測定後,超音波を規定時間(5分)印加してサンプルを分散させた後、再度測定を行う。
5.超音波を規定時間(5分)印加して再度測定を行ったデータから解析を行い、メジアン径(累積頻度が50%になる粒径)を平均粒径とする。
<SEM画像解析による平均粒径の測定方法>
測定装置には、日立走査電子顕微鏡(SU1510)を用い、加速電圧は、15.0kVとする。
[測定手順]
1.SEM観察台に両面テープを張り、吸着材を両面テープに散布し、過剰量の吸着材を取り除く。
2.吸着材を塗布したSEM観察台に白金蒸着を行う。
3.SEM画像観察装置に2.の観察台をセットする。
4.上記の加速電圧で3000倍の写真を場所を変えて3枚撮影する。
5.3000倍で撮影した写真が紙面にすべておさまる最大のサイズでA4の紙に印刷する。
6.印刷した写真に鉛筆で対角線を2本描き、対角線上にある境界が明確な粒子を20個選定し、短径と長径の2か所を定規で測る。SEM写真のスケール(μm)の長さを定規で測り、定規で測った粒子の短径と長径をμmに換算する。
7.6.の作業を3000倍で撮影した3枚の写真で行い、合計60個の粒子の短径と長径を算出し、すべての値の平均値をSEM観察による平均粒径(μm)とする。
<粒子を球形と仮定した時の球体積の算出方法>
レーザー回折またはSEM画像解析で算出した平均粒径をR(μm)とすると、粒子を球形と仮定した時の粒子1個あたりの球体積Q(cm/個)は次の式4で求める。
Figure 2019209267
(3)比引張強さの測定方法
JIS−P−8113「紙および板紙−引っ張り特性の試験方法」に準じて測定した。
試験幅は、15mm、長さは50mmとした。
(4)平面圧縮強度の測定方法
JIS−Z−0403−1「段ボール−第1部:平面圧縮強さ試験方法」に準じて測定した。試験幅は30mm、長さは30mmとした。
以下の実施例および比較例に基づいて本発明の吸着素子について詳細に説明する。
<実施例1>
吸着材A1としてタップ密度が0.54g/cm、レーザー回折による平均粒径が3.3μmのZSM−5(MFI)ゼオライトを37.5重量%、吸着材A2としてタップ密度が0.36g/cm、SEM画像解析から算出した平均粒径が1.2μmのY型(FAU)ゼオライトを37.5重量%、耐熱性有機成分としてパルプ状をおよび短繊維状アラミド繊維(耐熱性有機成分:B−1)を17重量%、熱分解性有機バインダーとしてPVA(低温熱分解性有機成分:B−2)を8重量%とを、坪量75g/mとなる重量にて湿式抄紙装置を使いシート状物を作成した。
次にこのシート状物を無機バインダーとしてヘキサメタリン酸ソーダ7重量%水溶液に含浸し、100℃のエアーにて乾燥させ、ヘキサメタリン酸ソーダを5重量%シートに定着させ前駆体シートを得た。
次にこの前駆体シートをハニカム成形機を用い、ハニカム成形用接着剤に固形分50%のポリ酢酸ビニールエマルジョンを使用しセル数15個/cmのハニカム(吸着素子前駆体)に成形した。その際に使用したハニカム成形用接着剤の量は含浸後シート重量に対して約3重量%である。その後、このハニカム状物を焼成炉にて空気中400℃で約3分間熱処理を行い、吸着素子を得た。
<実施例2>
吸着材A1としてタップ密度が0.39g/cm、レーザー解析による平均粒径が9.9μmのZSM−5(MFI)ゼオライトを37.5重量%、吸着材A2としてタップ密度が0.34g/cm、SEM写真解析から算出した平均粒径が0.7μmのY型(FAU)ゼオライトを37.5重量%、耐熱性有機成分としてパルプ状をおよび短繊維状アラミド繊維(耐熱性有機成分:B−1)を17重量%、熱分解性有機バインダーとしてPVA(低温熱分解性有機成分:B−2)を8重量%とを、坪量100g/mとなる重量にて湿式抄紙装置を使いシート状物を作成した。
次にこのシート状物を無機バインダーとしてヘキサメタリン酸ソーダ7重量%水溶液に含浸し、100℃のエアーにて乾燥させ、ヘキサメタリン酸ソーダを5重量%シートに定着させ前駆体シートを得た。
次にこの前駆体シートをハニカム成形機を用い、ハニカム成形用接着剤に固形分50%のポリ酢酸ビニールエマルジョンを使用しセル数15個/cmのハニカムのハニカム(吸着素子前駆体)に成形した。その際に使用したハニカム成形用接着剤の量は含浸後シート重量に対して約3重量%である。その後、このハニカム状物を焼成炉にて空気中400℃で約3分間熱処理を行い、吸着素子を得た。
<実施例3>
吸着材A1としてタップ密度が0.54g/cm、レーザー解析による平均粒径が3.2μmのZSM−5(MFI)ゼオライトを60重量%、吸着材A2としてタップ密度が0.36g/cm、SEM写真解析から算出した平均粒径が1.2μmのY型(FAU)ゼオライトを37.5重量%、耐熱性有機成分としてパルプ状をおよび短繊維状アラミド繊維(耐熱性有機成分:B−1)を17重量%、熱分解性有機バインダーとしてPVA(低温熱分解性有機成分:B−2)を8重量%とを、坪量75g/mとなる重量にて湿式抄紙装置を使いシート状物を作成した。
次にこのシート状物を無機バインダーとしてヘキサメタリン酸ソーダ7重量%水溶液に含浸し、100℃のエアーにて乾燥させ、ヘキサメタリン酸ソーダを5重量%シートに定着させ前駆体シートを得た。
次にこの前駆体シートをハニカム成形機を用い、ハニカム成形用接着剤に固形分50% のポリ酢酸ビニールエマルジョンを使用しセル数15個/cmのハニカム(吸着素子前駆体)に成形した。その際に使用したハニカム成形用接着剤の量は含浸後シート重量に対して約3重量%である。その後、このハニカム状物を焼成炉にて空気中400℃で約3分間熱処理を行い、吸着素子を得た。
<実施例4>
吸着材A1としてタップ密度が0.39g/cm、レーザー解析による平均粒径が9.9μmのZSM−5(MFI)ゼオライトを75重量%、耐熱性有機成分としてパルプ状をおよび短繊維状アラミド繊維(耐熱性有機成分:B−1)を17重量%、熱分解性有機バインダーとしてPVA(低温熱分解性有機成分:B−2)を8重量%とを、坪量75g/mとなる重量にて湿式抄紙装置を使いシート状物を作成した。
次にこのシート状物を無機バインダーとしてヘキサメタリン酸ソーダ20重量%水溶液に含浸し、100℃のエアーにて乾燥させ、ヘキサメタリン酸ソーダを5重量%シートに定着させ前駆体シートを得た。
次にこの前駆体シートをハニカム成形機を用い、ハニカム成形用接着剤に固形分50%のポリ酢酸ビニールエマルジョンを使用しセル数15個/cmのハニカム(吸着素子前駆体)に成形した。その際に使用したハニカム成形用接着剤の量は含浸後シート重量に対して約3重量%である。
<比較例1>
吸着材A1としてタップ密度が0.39g/cm、レーザー解析による平均粒径が10.7μmのZSM−5(MFI)ゼオライトを15重量%、吸着材A2としてタップ密度が0.34g/cm、SEM画像解析から算出した平均粒径が0.7μmのY型(FAU)ゼオライトを60重量%耐熱性有機成分としてパルプ状をおよび短繊維状アラミド繊維(耐熱性有機成分:B−1)を17重量%、熱分解性有機バインダーとしてPVA(低温熱分解性有機成分:B−2)を8重量%とを、坪量75g/mとなる重量にて湿式抄紙装置を使いシート状物を作成した。
次にこのシート状物を無機バインダーとしてヘキサメタリン酸ソーダ20重量%水溶液に含浸し、100℃のエアーにて乾燥させ、ヘキサメタリン酸ソーダを5重量%シートに定着させ前駆体シートを得た。
次にこの前駆体シートをハニカム成形機を用い、ハニカム成形用接着剤に固形分50%のポリ酢酸ビニールエマルジョンを使用しセル数15個/cmのハニカム(吸着素子前駆体)に成形した。しかし、シートの強度が弱いため、ハニカム形成時にシートの亀裂や破断が目立ち、適正なハニカム成形ができなかった。
<比較例2>
吸着材A1としてタップ密度が0.54g/cm、レーザー解析による平均粒径が3.2μmのZSM−5(MFI)ゼオライトを15重量%、吸着材A2としてタップ密度が0.36g/cm、SEM画像解析から算出した平均粒径が1.3μmのY型(FAU)ゼオライトを60重量%、耐熱性有機成分としてパルプ状をおよび短繊維状アラミド繊維(耐熱性有機成分:B−1)を17重量%、熱分解性有機バインダーとしてPVA(低温熱分解性有機成分:B−2)を8重量%とを、坪量75g/mとなる重量にて湿式抄紙装置を使いシート状物を作成した。
次にこの前駆体シートをハニカム成形機を用い、ハニカム成形用接着剤に固形分50%のポリ酢酸ビニールエマルジョンを使用しセル数15個/cmのハニカム(吸着素子前駆体)に成形した。しかし、シートの強度が弱いため、ハニカム形成時にシートの亀裂や破断が目立ち、適正なハニカム成形ができなかった。
<比較例3>
吸着材A1としてタップ密度が0.34g/cm、SEM画像解析から算出した平均粒径が0.7μmのY型(FAU)ゼオライトを75重量%、耐熱性有機成分としてパルプ状をおよび短繊維状アラミド繊維(耐熱性有機成分:B−1)を17重量%、熱分解性有機バインダーとしてPVA(低温熱分解性有機成分:B−2)を8重量%とを、坪量75g/m2となる重量にて湿式抄紙装置を使いシート状物を作成した。
次にこのシート状物を無機バインダーとしてヘキサメタリン酸ソーダ20重量%水溶液に含浸し、100℃のエアーにて乾燥させ、ヘキサメタリン酸ソーダを5重量%シートに定着させ前駆体シートを得た。その後、焼成炉にて空気中400℃で約3分間熱処理を行い、吸着シートを得た。
次にこの前駆体シートをハニカム成形機を用い、ハニカム成形用接着剤に固形分50%のポリ酢酸ビニールエマルジョンを使用しセル数15個/cmのハニカム(吸着素子前駆体)に成形した。しかし、シートの強度が弱いため、ハニカム形成時にシートの亀裂や破断が目立ち、適正なハニカム成形ができなかった。
本実施の形態の吸着素子は、吸着材を少なくとも1種類以上有し、吸着材は吸着素子の強度と吸着材の高含有重量比率が両立するように、吸着材の嵩密度および粒径から算出される吸着素子中に含まれる総粒子数を適切に設定し、融点または熱分解温度が300℃以上の有機成分と熱分解温度が300℃未満の有機成分と無機バインダーを骨格素材とすることで、吸着素子としての柔軟性や強度に優れ、また、吸着材の含有重量比率が極めて高く吸着性能が優れている。
以上説明したとおり、吸着素子に含まれる吸着材粒子の総数によって吸着素子の強度は明確に差があり、粒子の総数を8.0×1012個以下にすることで実用性に十分な強度を持つ吸着素子を得ることができた。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2a フルート部、2b ライナー部。
他の形態においては、上記吸着シートは、骨格素材として繊維を有する、
他の形態においては、上記吸着シートは、厚みが0.16〜0.25mmである、
他の形態においては、上記ハニカム状構造は、セル数30〜70/cmを有する。
他の形態においては、上記吸着素子に含まれる少なくとも1種類以上の吸着材(Ax)の合計比率が、上記吸着素子の40重量%以上である。

Claims (5)

  1. 吸着材(Ax,:x=1,2,3・・・n)を少なくとも1種類以上を含む、多数の空気通路を有する吸着シート(吸着素子前駆体)を用いたハニカム状構造の吸着素子であって、
    前記吸着材(Ax)のタップ密度をAxa、
    吸着材粒子を球状と仮定した時に吸着材粒子の平均粒径をから算出した球体積をAxb、
    前記吸着材(Ax)が前記吸着シートに含まれる重量比率(%)をAxcとすると、
    前記吸着シート1gあたりに含まれる平均粒子数Axdは以下の式1で表され、
    Figure 2019209267
    当該吸着シート1gあたりに含まれる少なくとも1種類以上の前記吸着材(Ax)の総平均粒子数は、以下の式2で表され、
    Figure 2019209267
    当該吸着素子の平面圧縮強度が3kPa以上である、吸着素子。
  2. 前記ハニカム状構造は、セル数30/cm〜70/cmを有する、請求項1記載の吸着素子。
  3. 前記吸着素子に含まれる少なくとも1種類以上の前記吸着材(Ax)の合計比率が、前記吸着素子の40重量%以上である、請求項1または請求項2に記載の吸着素子。
  4. 前記吸着材(Ax)のタップ密度が0.1g/cm以上である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸着素子。
  5. 前記吸着材(Ax)が、ゼオライトである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸着素子。
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