JP2019208442A - 発酵風味液の製造方法および食品の製造方法 - Google Patents
発酵風味液の製造方法および食品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019208442A JP2019208442A JP2018108390A JP2018108390A JP2019208442A JP 2019208442 A JP2019208442 A JP 2019208442A JP 2018108390 A JP2018108390 A JP 2018108390A JP 2018108390 A JP2018108390 A JP 2018108390A JP 2019208442 A JP2019208442 A JP 2019208442A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yeast
- culture
- producing
- flour
- flavor liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Seasonings (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
Description
例えば、より香味を増強させかつ甘酒臭を付与し得る酒種の製造方法として、麦麹と、小麦もしくは米と小麦の混合物を混ぜ、これに清酒酵母を添加し、発酵せしめる方法(例えば、特許文献1参照)、高い発酵力を有し、良好な膨らみと酒様の風味を付与し得る酒種の製造方法として、麹と、アルコールと、酒粕とを含む混合物を発酵させる方法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
<1> (i)酵母を炭素源およびアミノ酸源含有培地中で培養する工程;
(ii)工程(i)で培養した酵母を、pH5〜9.5の範囲に調整した炭素源およびアミノ酸源含有培地にてさらに培養する工程;および
(iii)工程(ii)の培養物に麹および穀粉類を添加して、前記培養物に麹を作用させる工程を含むことを特徴とする発酵風味液の製造方法である。
<2> 工程(i)および(ii)の培養条件が、それぞれ温度20〜40℃で6〜72時間である前記<1>に記載の方法である。
<3> 工程(iii)の前から終了後のいずれかの段階で加熱処理を施す前記<1>または<2>に記載の方法である。
<4> 工程(i)において、炭素源が、グルコース、フルクトース、マルトース、スクロース、ラクトースおよびデキストリンからなる群から選択される1種以上であり、その濃度が、5〜20質量%である前記<1>〜<3>のいずれかに記載の方法である。
<5> 酵母が、サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)である前記<1>〜<4>のいずれかに記載の方法である。
<6> 麹が、黄麹、白麹および黒麹から選択されるいずれかである前記<1>〜<5>のいずれかに記載の方法である。
<7> 前記<1>〜<6>のいずれかに記載の方法により製造される発酵風味液を用いることを特徴とする食品の製造方法である。
<8> 食品が小麦粉焼成食品である前記<7>に記載の方法である。
本発明の発酵風味液の製造方法は、(i)酵母を炭素源およびアミノ酸源含有培地中で培養する工程(以下、「工程(i)」と称することがある)と、(ii)工程(i)で培養した酵母を、pH5〜9.5の範囲に調整した炭素源およびアミノ酸源含有培地にてさらに培養する工程(以下、「工程(ii)」と称することがある)と、(iii)工程(ii)の培養物に麹および穀粉類を添加して、前記培養物に麹を作用させる工程(以下、「工程(iii)」と称することがある)とを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の工程を含む。
前記工程(i)は、酵母を炭素源およびアミノ酸源含有培地中で培養する工程である。
前記酵母としては、食品に使用できるものであれば特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、サッカロミセス(Saccharomyces)属、トルロプシス(Torulopsis)属、ミコトルラ(Mycotorula)属、トルラスポラ(Torulaspora)属、キャンディダ(Candida)属、ロードトルラ(Rhodotorula)属、ピキア(Pichia)属などが挙げられ、具体的な菌株の例としては、Saccharomyces cerevisiae、Saccharomyces carlsbergensis、Saccharomyces uvarum、Saccharomyces rouxii、Torulopsis utilis、Torulopsis candida、Mycotorula japonica、Mycotorula lipolytica、Torulaspora delbrueckii、Torulaspora fermentati、Candida sake、Candida tropicalis、Candida utilis、Hansenula anomala、Hansenula suaveolens、Saccharomycopsis fibligera、Saccharomyces lipolytica、Rhodotorula rubra、Pichia farinosaなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、すっきりとした甘い香りとフルーティーな香りといった良好な風味を付与するという点で、Saccharomyces cerevisiaeが好ましい。
前記工程(i)における培地は、炭素源と、アミノ酸源とを少なくとも含み、必要に応じてさらにその他の成分を含む。
前記炭素源としては、特に制限はなく、通常酵母の培養の際に培地に添加され得る炭素源の中から適宜選択することができるが、酵母を効率的に培養するという点で、糖類が好ましい。前記炭素源は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、前記糖類は、前記した糖類を含有する液糖類、果汁類、蜂蜜などの態様であってもよい。
前記アミノ酸源としては、特に制限はなく、通常酵母の培養の際に培地に添加され得るアミノ酸を含有する素材の中から適宜選択することができ、例えば、酵母エキス、麹エキス、ペプトンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記工程(i)の培地におけるその他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、各種無機塩、ビタミン類など、通常、酵母の培養の際に培地に添加され得る各種成分などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分は、市販品を使用してもよいし、適宜調製したものを使用してもよい。
前記その他の成分の前記工程(i)の培地における濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記工程(i)の培養の方法としては、特に制限はなく、通常、酵母の培養に用いられる方法を適宜選択することができる。
前記工程(ii)は、前記工程(i)で培養した酵母を、pH5〜9.5の範囲、好ましくはpH6〜8±1の範囲に調整した炭素源およびアミノ酸源含有培地にてさらに培養する工程である。
前記工程(ii)における酵母は、前記工程(i)で培養した酵母である。
前記工程(ii)における培地は、炭素源と、アミノ酸源とを少なくとも含み、必要に応じてさらにその他の成分を含み、pH5〜9.5の範囲、好ましくはpH6〜8±1の範囲に調整した培地である。
前記炭素源としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、上記した工程(i)の培地における炭素源と同様のものなどが挙げられる。
前記炭素源の前記工程(ii)の培地における濃度としても、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、上記した工程(i)の培地における濃度と同様とすることができる。
前記アミノ酸源としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、上記した工程(i)の培地における炭素源と同様のものなどが挙げられる。
前記アミノ酸源の前記工程(ii)の培地における濃度としては、特に制限はなく、適宜選択することができるが、酵母を効率的に培養するという点で、0.1〜5質量%が好ましく、0.3〜3質量%がより好ましい。
前記工程(ii)の培地におけるその他の成分としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、上記した工程(i)の培地におけるその他の成分と同様のものなどが挙げられる。
前記その他の成分の前記工程(ii)の培地における濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記工程(ii)の培養の方法としては、pH5〜9.5の範囲、好ましくはpH6〜8±1の範囲に調整した培地で培養する限り特に制限はなく、通常、酵母の培養に用いられる方法を適宜選択することができる。
前記工程(iii)は、前記工程(ii)の培養物に麹および穀粉類を添加して、前記培養物に麹を作用させ、発酵風味液を得る工程である。
前記培養物は、前記工程(ii)で得られた培養物である。なお、前記培養物は、必要に応じて、後述の加熱処理が施されたものであってもよい。
前記麹の種類としては、食品に使用できるものであれば特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、黄麹、白麹、黒麹などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、すっきりとした甘い香りやフルーティーな香りといった良好な風味を付与するという点で、黄麹がより好ましい。
前記穀粉類としては、麹が利用できるものであれば特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、米、小麦粉、大麦粉、コーンフラワーなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記工程(iii)では、前記工程(ii)の培養物に麹および穀粉類を接触させることにより、前記培養物に麹を作用させることができる。
本発明の方法では、前記工程(iii)の前から終了後のいずれかの段階で加熱処理を施してもよい。前記加熱処理は、1回であってもよいし、複数回であってもよい。
前記その他の工程としては、本発明の効果を損なわない限り特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、上記した加熱処理などが挙げられる。
本発明の食品の製造方法は、上記した本発明の製造方法により製造される発酵風味液を用いる限り、特に制限はなく、公知の食品の製造方法を適宜選択することができる。
前記食品の種類としては、すっきりとした甘い香りとフルーティーな香りといった良好な風味を付与することが有用な食品であれば特に限定はされないが、ベーカリー製品(パン類及び菓子類)等の小麦粉焼成食品を好適に例示することができる。
前記発酵風味液は、単独で食品の製造に供してもよいし、あるいは、他の成分と混合して食品の製造に供してもよい。
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、pH調整剤;ショ糖、ブドウ糖、果糖、各種糖アルコール等の糖類;澱粉や穀粉;ステビア、アスパルテーム等の甘味料;デキストリン;有機酸やその塩、グリシンやDL−アラニン等の制菌作用がある成分;調味・呈味成分;香料;色素;アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、フェルラ酸、チャ抽出物等の酸化防止剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
以下のようにして、実施例1の発酵風味液を製造した。
<工程(i)>
下記配合の原料(1)を温度25℃で24時間培養した。
−原料(1)の配合−
・ アミノ酸源(酵母エキス) ・・・ 1質量%
・ 炭素源(グルコース) ・・・ 5質量%
・ 水 ・・・ 35質量%
・ 酵母 ・・・ 2質量%(1.0×105個)
(Saccharomyces cerevisiae:パン酵母「香芳」、オリエンタル酵母工業社製)
なお、上記配合の割合は、原料(1)、後述の原料(2)、(3)の合計を100質量%とした場合の値である。
工程(i)の培養物に、下記配合の原料(2)を加え、pH6±1の範囲に調整しながら、温度25℃で40時間培養した。
−原料(2)配合−
・ アミノ酸源(酵母エキス) ・・・ 0.5質量%
・ 炭素源(グルコース) ・・・ 10質量%
・ 水 ・・・ 38.5質量%
なお、上記配合の割合は、原料(1)、原料(2)、後述の原料(3)の合計を100質量%とした場合の値である。
前記工程(ii)の培養物を60℃まで加熱した。
前記加熱処理後の培養物に、下記配合の原料(3)を加え、麹を作用させた。室温まで降温させたものを実施例1の発酵風味液とした。
−原料(3)配合−
・ 米(米粉) ・・・ 5質量%
・ 麹(黄麹:清酒用) ・・・ 3質量%
なお、上記配合の割合は、原料(1)、原料(2)、原料(3)の合計を100質量%とした場合の値である。
工程(ii)において、pH8±1の範囲に調整した以外は実施例1と同様にして、実施例2の発酵風味液を製造した。
実施例1において、工程(iii)を行わなかった点以外は、実施例1と同様にして、比較例1の発酵風味液を得た。
工程(ii)において、pH調整を行わない(pH5未満)以外は実施例1と同様にして、比較例2の発酵風味液を製造した。
実施例1〜2又は比較例1〜2で製造した発酵風味液を用い、下記配合及び工程にて、あんぱんを製造した。また、発酵風味液に代えて甘酒、日本酒(吟醸)または酒種を用いた場合、発酵風味液、甘酒、日本酒(吟醸)または酒種を用いなかった場合(対照)についても、同様にしてあんぱんを製造した。
<配合>
中種 本捏
・ 小麦粉 70質量部 30質量部
・ イースト 3質量部 −
・ 砂糖 3質量部 26質量部
・ 全卵 10質量部 −
・ 脱脂粉乳 − 3質量部
・ 食塩 − 1質量部
・ ショートニング − 10質量部
・ 発酵風味液、甘酒、日本酒(吟醸)または酒種 − 10質量部
・ 水 34質量部 12質量部(※)
※ : 発酵風味液、甘酒、日本酒(吟醸)または酒種を用いなかった場合(対照)は、20質量部。
中種 本捏
・ ミキシング時間(分) L2M2 L2M3↓M4H1
・ 捏上温度 26℃ 27℃
・ フロア時間 2時間(28℃、湿度80%) 20分
・ 分割重量 − 30g×12個
・ ベンチ時間 − 20分
・ 成型 − こしあん 25g
成型(包あん)
・ ホイロ条件 − 32℃、湿度85%、
50分
・ 焼成条件 − 200℃、8分
なお、上記工程において、Lは低速、Mは中速、Hは高速を表し、↓はショートニングの添加を表す。
製造したあんぱんを食し、以下の項目について評価した。結果を表1に示す。なお、発酵風味液、甘酒、日本酒(吟醸)または酒種を用いずに製造したあんぱんを対照とした。
・風味1(甘み、甘い香り)
◎: 対照と比べて、すっきりとした甘み・甘い香りに富む。
〇: 対照と比べて、すっきりとした甘み・甘い香りがある。
△: 対照と差が感じられない。
×: 対照と比べて、甘みにやや劣る。
・風味2(フルーティーさ)
◎ : 対照と比べて、吟醸酒のようなフルーティーな香りに富む。
○ : 対照と比べて、吟醸酒のようなフルーティーな香りがある。
△ : 対照と差が感じられない。
× : 対照と比べて、エタノール臭がある。
・総合評価
◎ : すっきりとした甘い香りとフルーティーな香りのバランスがよく、きわめて良好。
○ : すっきりとした甘い香りとフルーティーな香りがあり、良好。
△ : すっきりとした甘い香り、フルーティーな香りのいずれかが無く、やや不良。
× : すっきりとした甘い香りもフルーティーな香りも無く、不良。
実施例1で製造した発酵風味液を用い、小麦粉焼成食品の他の一例としてチョコブレッドを製造した。配合及び工程は、以下のとおりである。また、実施例1で製造した発酵風味液を用いなかった以外は同様にして、対照のチョコブレッドを製造した。
<配合>
中種 本捏
・ 小麦粉 70質量部 30質量部
・ イースト 2質量部 2.5質量部
・ 砂糖 − 15質量部
・ ショートニング − 5質量部
・ 脱脂粉乳 − 2質量部
・ 食塩 − 1.5質量部
・ 全卵 − 5質量部
・ 発酵風味液 − 10質量部
・ チョコレートスプレッド − 30質量部
・ 水 40質量部 1質量部(※)
※ : 発酵風味液を用いなかった場合は、11質量部。
中種 本捏
・ ミキシング時間(分) L2M2 L2M6↓M3H2
・ 捏上温度 24℃ 27℃
・ フロア時間 4時間 40分
・ 分割重量 − 230g×3個
・ ベンチ時間 − 20分
・ 成型 − U字づめ(1.5斤)
・ ホイロ条件 − 35℃、湿度85%、45分
・ 焼成条件 − 180℃、40分
なお、上記工程において、Lは低速、Mは中速、Hは高速を表し、↓はショートニングの添加を表す。
実施例2で製造した発酵風味液を用い、小麦粉焼成食品の他の一例としてブリオッシュクリームパンを製造した。配合及び工程は、以下のとおりである。また、実施例2で製造した発酵風味液を用いなかった以外は同様にして、対照のブリオッシュクリームパンを製造した。
<配合>
中種 本捏
・ 小麦粉 70質量部 30質量部
・ イースト 3質量部 −
・ 砂糖 3質量部 20質量部
・ 全卵 20質量部 −
・ ショートニング − 40質量部
・ 脱脂粉乳 − 3質量部
・ 食塩 − 1.2質量部
・ 卵黄 − 10質量部
・ 発酵風味液 − 10質量部
・ 水 24質量部 −(※)
※ : 発酵風味液を用いなかった場合は、10質量部。
中種 本捏
・ ミキシング時間(分) L2M2 L2M6↓M6H1
・ 捏上温度 26℃ 27℃
・ フロア時間 2時間 30分
・ 分割重量 − 40g
・ ベンチ時間 − 20分
・ 成型 − パーカー型、カスタードクリーム 60g
・ ホイロ条件 − 32℃、湿度75%、45分
・ 焼成条件 − 190℃、9分
なお、上記工程において、Lは低速、Mは中速、Hは高速を表し、↓はショートニングの添加を表す。
実施例1で製造した発酵風味液を用い、小麦粉焼成食品の他の一例として焼き菓子であるクラッカーを製造した。配合及び工程は、以下のとおりである。また、実施例1で製造した発酵風味液を用いなかった以外は同様にして、対照のクラッカーを製造した。
<配合>
・ 小麦粉 100質量部
・ イースト 0.3質量部
・ ベーキングパウダー 1質量部
・ 砂糖 1質量部
・ 食塩 1.5質量部
・ ショートニング 10質量部
・ 発酵風味液 10質量部
・ 水 25質量部(※)
※ : 発酵風味液を用いなかった場合は、水32質量部。
・ ミキシング時間(分) ↓L3M7
・ 捏上温度 21℃
・ シーティング 3つ折り1回(厚さ1.6mm)
・ リタード 16時間、20℃
・ 成型 型抜き、4g
・ ラック時間 30分
・ 焼成条件 190℃、15分
なお、上記工程において、Lは低速、Mは中速を表し、↓はショートニングの添加を表す。
Claims (8)
- (i)酵母を炭素源およびアミノ酸源含有培地中で培養する工程;
(ii)工程(i)で培養した酵母を、pH5〜9.5の範囲に調整した炭素源およびアミノ酸源含有培地にてさらに培養する工程;および
(iii)工程(ii)の培養物に麹および穀粉類を添加して、前記培養物に麹を作用させる工程を含むことを特徴とする発酵風味液の製造方法。 - 工程(i)および(ii)の培養条件が、それぞれ温度20〜40℃で6〜72時間である請求項1に記載の方法。
- 工程(iii)の前から終了後のいずれかの段階で加熱処理を施す請求項1または2に記載の方法。
- 工程(i)において、炭素源が、グルコース、フルクトース、マルトース、スクロース、ラクトースおよびデキストリンからなる群から選択される1種以上であり、その濃度が、5〜20質量%である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 酵母が、サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 麹が、黄麹、白麹および黒麹から選択されるいずれかである請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の方法により製造される発酵風味液を用いることを特徴とする食品の製造方法。
- 食品が小麦粉焼成食品である請求項7に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018108390A JP7026580B2 (ja) | 2018-06-06 | 2018-06-06 | 発酵風味液の製造方法および食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018108390A JP7026580B2 (ja) | 2018-06-06 | 2018-06-06 | 発酵風味液の製造方法および食品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019208442A true JP2019208442A (ja) | 2019-12-12 |
JP7026580B2 JP7026580B2 (ja) | 2022-02-28 |
Family
ID=68843798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018108390A Active JP7026580B2 (ja) | 2018-06-06 | 2018-06-06 | 発酵風味液の製造方法および食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7026580B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017042070A (ja) * | 2015-08-25 | 2017-03-02 | 日本ピュアフード株式会社 | 野菜発酵エキスの製造方法 |
JP2017216952A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | オリエンタル酵母工業株式会社 | 発酵風味液の製造方法及び食品の製造方法 |
-
2018
- 2018-06-06 JP JP2018108390A patent/JP7026580B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017042070A (ja) * | 2015-08-25 | 2017-03-02 | 日本ピュアフード株式会社 | 野菜発酵エキスの製造方法 |
JP2017216952A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | オリエンタル酵母工業株式会社 | 発酵風味液の製造方法及び食品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7026580B2 (ja) | 2022-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2414149C2 (ru) | НОВЫЙ ЗАМЕНИТЕЛЬ СОЛИ NaCl, ЕГО ПРИМЕНЕНИЕ, ПРОДУКТЫ С ЕГО СОДЕРЖАНИЕМ | |
JP6696835B2 (ja) | 発酵風味液の製造方法及び食品の製造方法 | |
JP2000300156A (ja) | 製パン用品質改良剤 | |
TW201922103A (zh) | 包括阿洛酮糖之麵包及其製造方法 | |
KR101769863B1 (ko) | 백하수오를 이용한 천연 발효 빵의 제조 방법 | |
KR102621015B1 (ko) | 도토리 꽃가루를 함유하는 빵 및 그 제조방법 | |
EP0654218A2 (en) | Baking and pastry products with long conservation | |
JPS58201960A (ja) | 食品用風味賦与剤の製造方法 | |
JP7026580B2 (ja) | 発酵風味液の製造方法および食品の製造方法 | |
RU2573352C2 (ru) | Улучшение хлебобулочных изделий с высоким содержанием дрожжей | |
JP2004321097A (ja) | ホップス酵母種 | |
JP2018139535A (ja) | 油糧種子含有熟成発酵種 | |
JP5273864B2 (ja) | イーストドーナツの製造方法 | |
CN110367308A (zh) | 一种阿胶吐司面包及其制备工艺 | |
JP2003265126A (ja) | 乾燥発酵種の製造法、乾燥発酵種及びその利用 | |
JP2020010690A (ja) | 麹飲食物・麹調味料の製造方法 | |
JPH07147882A (ja) | コメ風味をもった発酵パンの生地、その蒸しパンおよびそれらの製造方法 | |
JP6942620B2 (ja) | 発酵風味液の製造方法及び食品の製造方法 | |
JP2006042679A (ja) | 酒種入りパン類 | |
KR20140000845A (ko) | 된장발효액종을 이용한 제빵용 도우의 제조방법 | |
JP2002345392A (ja) | ほのかな香りと甘みを有するパン及びその製造法 | |
JP2018088872A (ja) | 小麦ふすま素材およびこれを用いたパン類の製造方法 | |
JP2001120163A (ja) | パン及びその製造方法 | |
JP2023081669A (ja) | ドウ加熱食品の香味を改良する剤、発酵臭、蒸れ臭および/またはイースト臭を抑制する剤ならびにそれらを用いるドウおよびドウ加熱食品の製造方法 | |
WO2022202996A1 (ja) | パン用大豆ホエイ発酵風味材の製造方法及びそれを含むパン類の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190220 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7026580 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |