JP2019208160A - 放送受信装置 - Google Patents

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【課題】適切に放送局を検索できるようにすることを目的とする。【解決手段】車載受信装置1は、受信周波数の電波を受信するチューナー部13と、チューナー部13が受信する受信電波に基づいてラジオ放送局を検索する放送局検索処理を実行する制御部10と、を備え、制御部10は、放送局検索処理において、受信電波の電界強度が第1の範囲である場合に、受信電波に含まれるノイズのノイズレベルが第1のノイズレベル閾値以下であると、受信周波数に対して有局判定を行い、受信電波の電界強度が第1の範囲より低い第2の範囲である場合に、ノイズレベルが第1のノイズレベル閾値より高い第2のノイズレベル閾値以下であると、受信周波数に対して有局判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、放送受信装置に関する。
従来、放送局を検索する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、放送局の検索に際し、設定した検出レベル以上の電波に対してノイズの有無を検出し、ノイズが無いと判別した場合にはこの電波の受信周波数に対して受信可能な放送局が有ると判定する有局判定を行う受信機を開示する。
特開2005−130225号公報
ところで、電波の電界強度が低くなると電波に含まれるノイズのノイズレベルが大きくなるが、放送局から送信される電波に基づく音声品質は、ノイズレベルが大きくても良好な場合がある。特許文献1は、ノイズの有無で有局判定を行っているため、ノイズレベルが大きい電波の受信周波数に対して有局判定ができず、音声品質が良好な電波を送信する放送局を適切に検出できない場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、適切に放送局を検索できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放送受信装置は、受信周波数の電波を受信する受信部と、前記受信部が受信する前記電波に基づいて放送局を検索する放送局検索処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記放送局検索処理において、前記電波の電界強度が第1の範囲である場合に、前記電波に含まれるノイズのノイズレベルが第1の閾値以下であると、前記受信周波数に対して有局判定を行い、前記電波の電界強度が前記第1の範囲より低い第2の範囲である場合に、前記ノイズレベルが前記第1の閾値より高い第2の閾値以下であると、前記受信周波数に対して有局判定することを特徴とする。
また、本発明は、前記放送局検索処理は、前記受信部が受信可能な前記電波の周波数帯域を一方向に掃引して前記放送局を検索するシーク処理である構成としてもよい。
また、本発明は、前記制御部は、前記受信周波数に対して有局判定すると前記周波数帯域の掃引を停止し、有局判定した前記受信周波数の電波を送信する前記放送局を選局する構成としてもよい。
また、本発明は、前記制御部は、前記周波数帯域で前記受信周波数に対して有局判定しなかった場合、前記受信部の受信周波数を前記シーク処理前の受信周波数に戻す構成としてもよい。
また、本発明は、前記電波に含まれるノイズは、マルチパス妨害、及び隣接妨害の少なくともいずれかによるノイズである構成としてもよい。
本発明によれば、適切に放送局を検索できる。
車載受信装置の構成を示すブロック図である。 車載受信装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る車載受信装置1(放送受信装置)の構成を示すブロック図である。
車載受信装置1は、車両に搭載される受信装置であり、ラジオ放送局(放送局)によって放送されたラジオ放送を受信可能に構成される。本実施形態の車載受信装置1は、選局したアナログ方式の放送波(以下、「アナログ放送波」という。)を受信し、アナログ放送波に含まれるラジオ放送に係る音声(以下、「ラジオ音声」という。)を示すラジオ音声信号に基づいて、後述するスピーカー16を介してラジオ音声を出力する。
図1に示すように、車載受信装置1は、制御部10と、記憶部11と、操作部12と、チューナー部13(受信部)と、DSP(Digital Signal Processor)14と、パワーアンプ15と、スピーカー16とを備える。
制御部10は、CPU100、ROM101、及びRAM102を備える。CPU100は、演算処理を実行するプロセッサーであり、ROM101に記憶された制御プログラム等を読み出して各種処理を実行する。ROM101は、CPU100が実行する制御プログラムの他、各種のデータを不揮発的に記憶する。RAM102は、CPU100のワークエリアとして機能し、各種データを一時的に記憶する。
制御部10は、CPU100がROM101に記憶された制御プログラムをRAM102に読み出して処理を実行する等、ハードウェア及びソフトウェアの協働により処理を実行して車載受信装置1の各部を制御する。
制御部10は、CPU101、及び記憶部11により構成される。記憶部11は、ROM101とRAM102とを備えており、CPU100が実行する制御プログラムや各種データ等を不揮発的に記憶し、また、各種データを揮発的に記憶する。
操作部12は、車載受信装置1に設けられた各種の操作スイッチ121、及びタッチパネル122を備え、操作スイッチ121、或いはタッチパネル122に対するユーザーの操作を検出し、検出結果を制御部10に出力する。制御部10は、操作部12から入力される検出結果に対応する処理を実行する。
チューナー部13は、制御部10によるPLL(Phase Locked Loop)回路(不図示)を介した制御の下、アンテナ2に到達するアナログ放送波を含む電波から受信周波数のRF(Radio Frequency)信号を抽出する。そして、チューナー部13は、抽出したRF信号をフィルタリング等の信号処理に適した中間周波数に周波数変換する。チューナー部13は、RF信号の周波数変換によって得られたIF(Intermediate Frequency)信号を増幅し、DSP14のA/Dコンバーター141に出力する。
また、チューナー部13は、電界強度検出部131、及び、ノイズレベル検出部132として機能する。
電界強度検出部131は、RF信号の周波数変換によって得られたIF信号に基づいて、アンテナ2に到達したアナログ放送波を含む電波のうち、受信周波数で受信される電波(以下、「受信電波」と表現する)(電波)の電界強度を検出し、検出した電界強度を示す信号を、制御部10に出力する。
ノイズレベル検出部132は、チューナー部13が受信電波を受信する際に、受信電波に混入するノイズのノイズレベルを検出し、検出結果を示す信号を、制御部10に出力する。受信電波に混入するノイズは、受信電波に含まれるノイズに相当する。
ノイズレベルとは、受信電波のシグナルに対して混入したノイズの割合を示す。本実施形態のノイズレベル検出部132は、隣接妨害、及びマルチパス妨害の少なくともいずれかによるノイズのノイズレベルを検出する。ノイズレベル検出部132は、既存の方法により、受信電波に混入した隣接妨害、及びマルチパス妨害の少なくともいずれかによるノイズのノイズレベルを検出する。
DSP14は、A/Dコンバーター141と、信号処理部142と、D/Aコンバーター143とを備える。
A/Dコンバーター141は、チューナー部13から入力されたIF信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換する。
信号処理部142は、A/Dコンバーター141から入力されたIF信号を、受信電波の帯域のIF信号となるように、帯域制限する。次いで、信号処理部142は、受信電波がアナログ放送波である場合、帯域制限されたIF信号をラジオ音声のオーディオ信号に復調する。信号処理部142は、復号したオーディオ信号をD/Aコンバーター143に入力する。
D/Aコンバーター143は、信号処理部142から入力されたオーディオ信号を、デジタル信号からアナログ信号に変換し、変換したオーディオ信号をパワーアンプ15に出力する。
パワーアンプ15は、入力されたオーディオ信号のレベルを、ユーザーにより指定されたボリュームに応じた増幅率で増幅し、スピーカー16を介してオーディオ信号に基づくラジオ音声を放音する。
以上の構成の下、本実施形態の車載受信装置1は、ラジオ音声の品質が良好なアナログ放送波を送信するラジオ放送局を検索する放送局検索処理を実行する。放送局検索処理の一例としては、シーク処理が挙げられる。シーク処理とは、所定の周波数帯域を一方向に掃引し受信周波数に対して受信可能なラジオ放送局が有るか否かを判定してラジオ放送局を検出し、ラジオ放送局を検出した場合に掃引を停止して検出したラジオ放送局を選局する処理である。
本実施形態の車載受信装置1は、このシーク処理の実行に際して以下に示す動作を実行する。
図2は、車載受信装置1の動作を示すフローチャートである。
車載受信装置1の制御部10は、シーク処理を実行するか否かを判別する(ステップS1)。例えば、制御部10は、シーク処理の実行指示を示すユーザーの操作を操作部12が検出した場合、シーク処理を実行すると判別する(ステップS1:YES)。
制御部10は、シーク処理を実行しないと判別した場合(ステップS1:NO)、処理をステップS1に戻す。
一方で、制御部10は、シーク処理を実行すると判別した場合(ステップS1:YES)、不図示のPLL回路を介してチューナー部13を制御して、受信周波数を設定する(ステップS2)。
制御部10は、シーク処理においてステップS2を実行する度に、設定する受信周波数を、アナログ放送がなされている最低の周波数(以下、「最低周波数」という。)からアナログ放送がなされている最高の周波数(以下、「最高周波数」という。)まで所定のステップ(例えば、0.1MHz)で上げていく。そして、制御部10は、受信周波数を上げるたびにステップS3以降の処理を実行する。このように、制御部10は、シーク処理において、最低周波数から最高周波数までの帯域(所定の周波数帯域)を、周波数が上昇する方向(一方向)に掃引しつつ、ステップS3以降の処理を実行する。なお、初回のステップSB2の処理では、制御部10は、最低周波数を受信周波数として設定する。最低周波数と最高周波数とは予め定められており、記憶部11は、予め定められた最低周波数と最高周波数とを示す情報を記憶している。
次いで、制御部10は、電界強度検出部131から入力される信号に基づいて、ステップS2で設定した受信周波数で受信した電波の電界強度が、第1の電界強度閾値以上であるか否かを判別する(ステップS3)。
第1の電界強度閾値は、後述する第2の電界強度閾値より高い閾値であり、例えば20dB(デシベル)を示す閾値である。第1の電界強度閾値は、事前のテストやシミュレーション等によって定められ、記憶部11に記憶されている。第1の電界強度閾値以上の範囲は、本発明の「第1の範囲」に相当し、例えば20dB以上の範囲である。したがって、ステップS3の判別は、ステップS2で設定した受信周波数で受信した電波の電界強度が、第1の範囲内であるか否かの判別に相当する。
制御部10は、受信電波の電界強度が、第1の電界強度閾値以上でないと判別した場合(ステップS3:NO)、受信電波の電界強度が第2の電界強度閾値以上であるか否かを判別する(ステップS4)。
第2の電界強度閾値は、第2の電界強度閾値より低い閾値であり、例えば15dBを示す閾値である。第2の電界強度閾値は、事前のテストやシミュレーション等によって定められ、記憶部11に記憶されている。第2の電界強度閾値以上であって第1の電界強度閾値より低い範囲は、本発明の「第2の範囲」に相当し、例えば15dB以上20dB未満の範囲である。したがって、ステップS4の判別は、ステップS2で設定した受信周波数で受信した受信電波の電界強度が、第2の範囲内であるか否かの判別に相当する。
制御部10は、受信電波の電界強度が、第2の電界強度閾値以上でないと判別した場合(ステップS4:NO)、ステップS2で設定した受信周波数に受信可能なラジオ放送局がないと判定する(ステップS5)。ここでのステップS5の判定は、受信電波の電界強度が小さいため、受信電波をアナログ放送波とみなすことができず、受信周波数に、ラジオ音声の品質が良好なアナログ放送波を送信するラジオ放送局がないと判定したことを示している。
次いで、制御部10は、ステップS2で設定した受信周波数が最高周波数であるか否かを判別する(ステップS6)。制御部10は、ステップS2で設定した受信周波数が最高周波数でないと判別した場合(ステップS6:NO)、処理をステップS2に戻し、所定のステップ分周波数を上げて受信周波数を設定する。
一方で、制御部10は、ステップS2で設定した受信周波数が最高周波数であると判別した場合(ステップS6:YES)、ステップS7の処理を実行する。ステップS7の処理については、効果と共に後述する。
ステップS3の説明に戻り、制御部10は、受信電波の電界強度が、第1の電界強度閾値以上であると判別した場合(ステップS3:YES)、ノイズレベル検出部132から入力される信号に基づいて、受信電波に混入したノイズのノイズレベルが第1のノイズレベル閾値(第1の閾値)以下であるか否かを判別する(ステップS8)。
第1のノイズレベル閾値は、第2のノイズレベル閾値より低い値であり、例えば「30パーセント(%)」を示す閾値である。第1のノイズレベル閾値は、受信電波の電界強度が第1の電界強度閾値以上であり、且つ、ノイズレベルが第1のノイズレベル閾値以下である場合に、受信電波に基づくラジオ音声の品質が良好となるように定められた閾値である。第1のノイズレベル閾値は、事前に定められ、記憶部11に記憶されている。
制御部10は、受信電波に混入したノイズのノイズレベルが第1のノイズレベル閾値以下でないと判別した場合(ステップS8:NO)、すなわちノイズレベルが第1のノイズレベル閾値より高いと判別した場合、ステップS2で設定した受信周波数に受信可能なラジオ放送局が無いと判定する(ステップS5)。ここでのステップS5の判定は、受信電波をアナログ放送波と見做すことができるが、ノイズレベルが大きく、ラジオ音声の品質が良好でないために、ステップS2で設定した受信周波数に受信可能なラジオ放送局でないと判定していることを示している。
一方で、制御部10は、受信電波に混入したノイズのノイズレベルが第1のノイズレベル閾値以下であると判別した場合(ステップS8:YES)、ステップS2で設定した受信周波数に有局判定する(ステップS9)。すなわち、ステップS9において、制御部10は、ステップS2で設定した受信周波数に、ラジオ音声の品質が良好であって受信可能なラジオ放送局が有ると判定する。
ステップS4の説明に戻り、制御部10は、受信電波の電界強度が、第2の電界強度閾値以上であると判別した場合(ステップS4:YES)、ノイズレベル検出部132から入力される信号に基づいて、受信電波に混入したノイズのノイズレベルが第2のノイズレベル閾値(第2の閾値)以下であるか否かを判別する(ステップS10)。
第2のノイズレベル閾値は、第1のノイズレベル閾値より高い値であり、例えば「40パーセント(%)」を示す閾値である。第2のノイズレベル閾値は、受信電波の電界強度が第2の電界強度閾値以上第1の電界強度閾値未満であり、且つ、ノイズレベルが第2のノイズレベル閾値以下である場合に、受信電波に基づくラジオ音声の品質が良好となるように定められた閾値である。第2のノイズレベル閾値は、事前に定められ、記憶部11に記憶されている。
制御部10は、受信電波に混入したノイズのノイズレベルが第2のノイズレベル閾値以下でないと判別した場合(ステップS10:NO)、ステップS2で設定した受信周波数に受信可能なラジオ放送局が無いと判定する(ステップS5)。ここでのステップS5の判定は、受信電波をアナログ放送波と見做すことができるが、ノイズレベルが大きく、ラジオ音声の品質が良好でないために、ステップS2で設定した受信周波数に受信可能なラジオ放送局が無いと判定していることを示している。
一方で、制御部10は、受信電波に混入したノイズのノイズレベルが第2のノイズレベル閾値以下であると判別した場合(ステップS10:YES)、ステップS2で設定した受信周波数に有局判定する(ステップS9)。すなわち、ステップS9において、制御部10は、ステップS2で設定した受信周波数に、ラジオ音声の品質が良好であって受信可能なラジオ放送局が有ると判定する。
このように、制御部10は、受信電波の電界強度が第1の範囲である場合、受信電波に混入したノイズのノイズレベルが第1のノイズレベル閾値以下であると、ステップS2で設定した受信周波数に対して有局判定する。また、制御部10は、受信電波の電界強度が第2の範囲である場合、ノイズレベルが第2のノイズレベル閾値以下であると、ステップS2で設定した受信周波数に対して有局判定する。
一般に、受信電波にノイズが混入している場合、受信電波の電界強度が低くなるとノイズレベルが大きくなる。しかし、ノイズレベルが大きい場合でも、アナログ放送の放送内容が聴取できる等、ラジオ音声の品質が良好である場合がある。仮に、電界強度が第2の範囲内である受信電波に対して第1のノイズレベル閾値でステップS10の判別を行うと、制御部10は、ラジオ音声の品質が良好であるにも関わらず受信周波数に対して有局判定を行わず、シーク処理において、この受信電波を送信するラジオ放送局を検出しない可能性がある。
そこで、制御部10は、電界強度が低い場合にはノイズレベルの閾値を上げてノイズレベルを判定する。これにより、ノイズレベルが大きい場合でも、受信周波数に対して、ラジオ音声の品質が良好で受信可能なラジオ放送局が有ると判定できる。したがって、制御部10は、シーク処理において適切にラジオ放送局を検索できる。
制御部10は、受信周波数に有局判定を行うと(ステップS9)、受信周波数の掃引を停止して、有局判定した受信周波数の電波を送信するラジオ放送局を選局する(ステップS11)。これにより、制御部10は、シーク処理において、ノイズレベルが大きい場合でもラジオ音声の品質が良好なラジオ放送局を選局できる。
ステップS6の説明に戻り、制御部10は、ステップS2で設定した受信周波数が最高周波数であると判別した場合(ステップS6:YES)、シーク処理の実行前に設定した受信周波数に戻す(ステップS7)。本実施形態では、制御部10は、最低周波数から最高周波数に向かって所定のステップで受信周波数を上げていく。したがって、ステップS6での肯定判別では、最低周波数から最高周波数までの帯域で受信電波に有局判定しなかったことを示している。このように、制御部10は、最低周波数から最高周波数までの帯域で受信周波数に有局判定しなかった場合、受信周波数を、シーク処理の実行前に設定していた周波数に戻す。ユーザーは、シーク処理を実行してラジオ放送局が検索できなかった場合、シーク処理前に聴取できていたチャンネルに戻すことが想定される。そこで、制御部10は、シーク処理前に設定した受信周波数へ自動的に戻すことで、受信周波数を戻す手間がかかることなく、ユーザーの利便性を向上できる。
上述した動作では、放送局検索処理としてシーク処理を例示した。しかしながら、上述した動作は、シーク処理以外の放送局検索処理でも同様の効果の奏することができる。例えば、ユーザーが指定したチャンネルに対応するラジオ放送局を検索する際、制御部10は、電界強度が第1の範囲である場合、受信電波のノイズレベルが第1のノイズレベル閾値以下であると有局判定し、電界強度が第2の範囲である場合、受信電波のノイズレベルが第2のノイズレベル閾値以下であると有局判定する。このように、ユーザーが指定したチャンネルに対応するラジオ放送局を検索する際において、制御部10は、ノイズレベルが大きいでも適切にラジオ放送局を検索できる。
以上、説明したように、車載受信装置1(放送受信装置)は、受信電波(電波)を受信するチューナー部13(受信部)と、チューナー部13が受信する受信電波に基づいて、受信可能なラジオ放送局(放送局)を検索する放送局検索処理を実行する制御部10と、を備える。制御部10は、放送局検索処理において、受信電波の電界強度が第1の電界強度閾値以上の範囲(第1の範囲)である場合、受信電波に含まれるノイズのノイズレベルが第1のノイズレベル閾値(第1の閾値)以下であると、受信周波数に対して有局判定する。また、制御部10は、受信電波の電界強度が第1の電界強度閾値未満で第2の電界強度閾値以上である範囲(第2範囲)である場合、ノイズレベルが第1のノイズレベル閾値より高い第2のノイズレベル(第2の閾値)以下であると、受信周波数に対して有局判定する。
この構成によれば、ノイズレベルが大きい場合でも、受信周波数に、ラジオ音声の品質が良好で受信可能なラジオ放送局があると判定できる。したがって、制御部10は、適切にラジオ放送局を検索できる。
また、放送局検索処理は、チューナー部13が受信可能な受信電波の周波数帯域を一方向に掃引してラジオ放送局を検索するシーク処理である。
この構成によれば、制御部10は、シーク処理において適切にラジオ放送局を検索できる。
また、制御部10は、受信周波数に有局判定すると周波数帯域の掃引を停止し、有局判定した受信周波数の電波を送信するラジオ放送局を選局する。
この構成によれば、制御部10は、シーク処理においてノイズレベルが大きい場合でもラジオ音声の品質が良好なラジオ放送局を選局できる。
また、制御部10は、周波数帯域で受信周波数に有局判定をしなかった場合、チューナー部13の受信周波数をシーク処理前の受信周波数に戻す。
この構成によれば、制御部10は、シーク処理前に設定した受信周波数へ自動的に戻すことで、シーク処理でラジオ放送局が検出できなかった場合に受信周波数をシーク処理前の周波数に戻す手間がかからない。したがって、制御部10は、ユーザーの利便性を向上できる。
また、受信電波に含まれるノイズは、マルチパス妨害、及び隣接妨害の少なくともいずれかによるノイズである。
この構成によれば、マルチパス妨害、及び隣接妨害の少なくともいずれかのノイズのノイズレベルが大きい場合でも、受信周波数に対して、ラジオ音声の品質が良好で受信可能なラジオ放送局が有ると判定できる。したがって、制御部10は、受信電波にマルチパス妨害、及び隣接妨害によるノイズが混入した場合でも、適切にラジオ放送局を検索できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び、応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、シーク処理において、最低周波数から最高周波数までの周波数帯域を、周波数が上昇する方向に掃引する場合を説明したが、最高周波数を起点として周波数が低下する方向に掃引してもよい。
また、例えば、上述する実施形態では、チューナー部13が電界強度検出部131とノイズレベル検出部132として機能する構成を例示したが、制御部10が電界強度検出部131とノイズレベル検出部132として機能する構成としてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、放送受信装置を、車両に搭載される車載受信装置1として例示したが、放送受信装置の形態は任意であり、例えば歩行者が携帯するポータブル型の装置でも良い。
また、例えば、本実施形態は、制御部10が一つのプロセッサー(CPU)を備え、このプロセッサーが制御プログラムに従った処理を実行することで制御部10の機能を実現するが、複数のプロセッサー又は半導体チップにより制御部10の機能を実現してもよい。例えば、制御部10が、SoC(System-on-a-Chip)やMCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の副処理装置(co-processor)をさらに備える構成であってもよい。また、制御部10は、CPU及び副処理装置の双方を協働させるか、あるいは双方のうちの一方を選択的に用いて各種の制御を行ってもよい。
また、例えば、図1は、本願発明を理解容易にするために、車載受信装置1の機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、車載受信装置1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、例えば、図2のフローチャートの処理単位は、車載受信装置1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。車載受信装置1の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。
1 車載受信装置(放送受信装置)
10 制御部
13 チューナー部(受信部)

Claims (5)

  1. 受信周波数の電波を受信する受信部と、
    前記受信部が受信する前記電波に基づいて放送局を検索する放送局検索処理を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記放送局検索処理において、
    前記電波の電界強度が第1の範囲である場合に、前記電波に含まれるノイズのノイズレベルが第1の閾値以下であると、前記受信周波数に対して有局判定を行い、
    前記電波の電界強度が前記第1の範囲より低い第2の範囲である場合に、前記ノイズレベルが前記第1の閾値より高い第2の閾値以下であると、前記受信周波数に対して有局判定する、
    ことを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記放送局検索処理は、前記受信部が受信可能な前記電波の周波数帯域を一方向に掃引して前記放送局を検索するシーク処理である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記制御部は、
    前記受信周波数に対して有局判定すると前記周波数帯域の掃引を停止し、有局判定した前記受信周波数の電波を送信する前記放送局を選局する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の放送受信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記周波数帯域で前記受信周波数に対して有局判定しなかった場合、前記受信部の受信周波数を前記シーク処理前の受信周波数に戻す、
    ことを特徴とする請求項2又は3のいずれか一項に記載の放送受信装置。
  5. 前記電波に含まれるノイズは、マルチパス妨害、及び隣接妨害の少なくともいずれかによるノイズである、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の放送受信装置。
JP2018103414A 2018-05-30 2018-05-30 放送受信装置 Active JP7000252B2 (ja)

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