JP2019205098A - 信号中継システム、及び切り替え方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号中継装置の更新を迅速に実施することを可能とする技術を提供する。【解決手段】信号の中継を行うための信号中継システムにおいて、信号切替装置と、前記信号切替装置に接続される信号中継装置と、を備え、前記信号切替装置は、他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記信号中継装置に送信するように構成される。【選択図】図7

Description

本発明は、信号を中継する信号中継装置に関連し、特に信号中継装置を更改するための技術に関連するものである。
電話の接続や切断のための制御信号、あるいは電話網で提供される各種サービスの制御を行うための制御信号は共通線信号方式(例:Signaling System No.7、SS7とも呼ばれる)の網である共通線信号網により伝送される。
共通線信号網には、信号の中継を行うノードであるSTP(Signaling Transfer Point)が備えられる。例えば、電話網のノードであるSEP(Signaling End Point)から送信された信号は、共通線信号網におけるSTPが受信し、当該STPが他のSTPに信号を転送し、当該他のSTPが当該信号を別の電話網のノードに転送する。
特開平09−102820号公報
国際電話網等の複数国に渡る電話網では、共通線信号網も複数国に渡る網となる。例えば、ある国の通信事業者がSTP−Aを運用し、別の国の通信事業者がSTP−Bを運用し、STP−AとSTP−Bとで信号の送受信を行うことで国際電話網での電話接続等が実現される。
一般に設備が老朽化した場合、当該設備(古い設備)を廃棄し、新しい設備を導入する。これは、古い設備の更改と称される。なお、「更改」を「更新」と言い換えてもよい。STPも同様であり、これが老朽化すれば更改が実施される。
しかし、上記のように複数国に渡って複数STPが運用される場合には、ある国のSTPの更改を行うには、当該STPと通信する他の国のSTPの設定変更等を行わなければならず、調整等に多くの時間がかかるという課題があった。
なお、上記の課題は、複数国に渡って複数STPが運用される場合に限らず、同一国内で複数STPが運用される場合にも発生し得る課題である。また、上記の課題は、STPに限らず、信号を中継する装置全般に発生し得る課題である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、信号中継装置の更新を迅速に実施することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、信号の中継を行うための信号中継システムであって、
信号切替装置と、
前記信号切替装置に接続される信号中継装置と、を備え、
前記信号切替装置は、他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記信号中継装置に送信する
ことを特徴とする信号中継システムが提供される。
開示の技術によれば、信号中継装置の更新を迅速に実施することを可能とする技術が提供される。
共通線信号網の概要を説明するための図である。 STPが保持するテーブルの一例を示す図である。 STPの更改の例を説明するための図である。 STPの更改の例を説明するための図である。 STPの更改の例を説明するための図である。 STPの更改の例を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるSTPの更改を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるSTPの更改を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるSTPの更改を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるSTPの更改を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるSTPの更改を説明するための図である。 信号中継装置200の機能構成図である。 信号中継装置100のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。以下、一例として、国際電話網に対応する共通線信号網である国際信号網を例にとって説明するが、本発明は、一国内に閉じた信号網にも適用可能である。
また、以下で説明する例では、SS7等の共通線信号方式を例にとって説明するが、本発明は共通線信号方式に限らず、信号を中継する方式全般に適用可能である。
(全体構成について)
図1は、本実施の形態において対象となる共通線信号網を含む網の全体構成の例を示す図である。
共通線信号網は、電話音声等の通信路とは別に、電話の接続/切断やローミングサービスの位置情報等の転送等各種サービスの提供のための制御信号の送受信のための網である。図1に示すように、共通線信号網1と電話網2が示されている。図1に示す例では、一例として電話網2が1つだけ示されているが、一般には複数の電話網が共通線信号網1に接続される。また、電話網2は、固定電話網であってもよいし、携帯電話網であってもよい。
本実施の形態における共通線信号網1は、複数国に跨る国際共通線信号網であることを想定している。例えば、STP3(B)とSTP3(D)がある国(例:日本)に備えられて当該国の通信事業者により運用され、STP3(A)とSTP3(C)が別の国(例:米国)に備えられて当該別の国の通信事業者により運用される。
本実施の形態では、共通線信号網1が、タイムスロットで回線(チャネル)が識別される同期デジタル伝送網であることを想定しているが、これは例であり、共通線信号網1がIP網のようなパケット網であってもよい。
共通線信号網1には、一般に複数のSTP(Signaling Transfer Point)3が備えられる。STP3は、信号中継装置の例である。
STP3は、共通線信号網1において送受信される信号の中継を行う装置である。例えば、電話網2に備えられる交換機やゲートウェイ等のノードがSEP(Signaling End Point)となり、SEPから送信された信号をSTP3が受信し、当該STP3は他のSTPへ当該信号を転送する。
STP3には、シグナリングポイントコード(Signaling Point Code)と呼ばれるアドレスが付与される。1つのSTPに対し、複数のシグナリングポイントコードが付与されてもよい。1つのSTPに対し、複数のシグナリングポイントコードが付与される場合において、当該STPが接続する回線毎にシグナリングポイントコードが付与されてもよい。
SS7の共通線信号方式、シグナリングポイントコード等は、例えば、ITU−T Q.701〜Q.707(MTP)、Q.708(Signaling Point code)、Q.711〜714(SCCP)に規定されている。本実施の形態における信号の送受信はこれらの規定に準拠することを想定する。ただし、本実施の形態における信号の送受信は、これらの規定に準拠することは必須ではなく、これらの規定にはない動作が行われてもよい。
以下、記述の便宜上、シグナリングポイントコードをポイントコードと呼ぶ。
STP3には、例えば、図2に示すように、宛先番号、送信先のポイントコード、及び回線("回線"をリンクと呼んでもよい)を対応付けたテーブルが格納されている。例えば、STP3が、電話網2のノードから宛先番号(例:国番号)として「1」を指定した信号を受信すると、STP3は、図2に示す情報に基づき、「1」に対応する送信先のポイントコードとして、「Z−ZZ」を把握するとともに、ポイントコードがZ−ZZであるSTP3へ信号を転送するための回線として回線Aを把握する。
そして、STP3は、自身のポイントコードを送信元ポイントコードとして含み、Z−ZZを送信先のポイントコードとして含む信号を回線Aを使用して送信する。当該信号を受信する送信先のSTPにおいては、例えば、送信先ポイントコードが自身のポイントコードであるか否かをチェックし、信号が正しく届いたものかどうかをチェックする。
(STPの更改について:第1の更改方法)
STP3が老朽化した場合には、これを新しい設備に取り換える更改が行われる。更改方法の例として、第1の更改方法を図3〜図6を参照して説明する。図3に示すように、この例では、通信事業者A、通信事業者B、通信事業者Cが示されている。ここでは、一例として、通信事業者Aが米国の事業者であり、通信事業者B、Cが日本の事業者であることを想定する。通信事業者A、通信事業者BはそれぞれSTPを運用している。また、通信事業者Cは携帯電話事業者であることを想定しており、図3には、通信事業者CにおけるSTP6が示されている。
本実施の形態では、主に、通信事業者Bの視点から動作を説明している。図2に示すとおり、通信事業者Bにおけるある局舎において、廃棄をしようとしている現STP3と、更改先のSTPである新STP4が備えられている。また、通信事業者Aにおけるある局舎において、STP5が備えられている。なお、現STP3は、冗長化構成を有しており、例えば、現STP3が設置された局舎(例:東京)とは別の地域(例:大阪)の局舎に、冗長の現STP3が設置される。
更改前の段階において、現STP3とSTP5とはTDM回線(ここでは例としてE1回線)で接続されており、当該E1回線を介して、信号の送受信がなされる。また、現STP3にはポイントコードとしてX−XXが付与され、新STPにはY−YYが付与されている。
なお、通信事業者Bから見て、図3には、中継側に1つの通信事業者Aが示されているが、これは図示の便宜のためであり、実際には、中継側に複数の通信事業者が接続される。通信事業者Cの側も同様である。例えば、図3には、中継側に約30事業者が接続されることが示されている。
図3に示すように、最初のステップであるS1において、新STP4への更改に先立ち、相手事業者(通信事業者A)に依頼し、新STP4と、通信事業者AのSTP5との間で新規にE1回線を構築する。
図4に示すように、E1回線構築後、S2において、通信事業者C発(日本発)の通信事業者A向けの信号を新STP(Y−YY)経由で送信する。
続いて、図5に示すように、通信事業者Bから通信事業者Aに依頼し、通信事業者A発の通信事業者C着の信号を新STP(Y−YY)宛てに送信してもらう。つまり、通信事業者Aにおいては、S3において、日本向けの信号は、Y−YYを宛先として送信するようにSTP5の設定変更を実施する。このような設定変更が、通信事業者Bに接続される他の事業者(約30事業者)においても実施される。
図6に示すように、全事業者の切り替えが完了したら、S4において、通信事業者CにSTP6から発信される信号が新STP4を経由するように設定を切り替えてもらう。
上記の手順で更改を実施することが可能である。しかし、上記の第1の更改方法では、通信事業者Bは、通信事業者Bにとって海外である通信事業者Aと連携して移行対象の新STP4向けの回線構築工事、ポイントコード変更工事を実施する必要がある。そのため、通信事業者Bは海外の通信事業者Aと事前の接続条件や移行方法の交渉、及び切替スケジュールの調整を行う必要があり、新STP4への切り替え完了までに長期間を要するという課題がある。ただし、第1の更改方法でも、連携を密に行うことができる場合には、それほど時間を要さずに切り替えを行うことは可能なので、第1の更改方法を使用する場合があってもよい。
以下、上記の解題を解決し、迅速に更改を完了することを可能とする技術として、第2の更改方法を説明する。
(第2の更改方法)
第2の更改方法を図面を参照して説明する。第1の更改方法で用いた例と同様に、第2の更改方法においても、図7に示すように、通信事業者A、通信事業者B、通信事業者Cが示されている。一例として、通信事業者Aが米国の事業者であり、通信事業者Bが日本の事業者である。通信事業者A、通信事業者BはそれぞれSTPを運用している。また、通信事業者Cは携帯電話事業者であることを想定しており、図7には、通信事業者CにおけるSTP6が示されている。
図7に示すとおり、通信事業者Bにおけるある局舎において、廃棄をしようとしている現STP100と、更改先のSTPである新STP200が備えられている。また、通信事業者Aにおけるある局舎において、STP5が備えられている。なお、現STP100は、冗長化構成を有しており、例えば、現STP100が設置された局舎(例:東京)とは別の地域(例:大阪)の局舎に、冗長の現STP100が設置される。
通信事業者Bから見て、図7には、中継側に1つの通信事業者Aが示されているが、これは図示の便宜のためであり、実際には、中継側に複数の通信事業者が接続される。通信事業者Cの側も同様である。例えば、図7には、中継側に約30事業者が接続されることが示されている。
第2の更改方法では、現STP100の更改を実施する通信事業者Bにおいて、クロスコネクト装置300が備えられる。クロスコネクト装置300は、信号の切り替えを行う装置である。
デジタル伝送の例で説明すると、クロスコネクト装置300は、あるタイムスロット(回線(チャネルと称してもよい)に相当)に載せられた信号を受信し、当該信号を別のタイムスロット(別の回線)に載せ替えることで、信号の切り替えを実施する。
クロスコネクト装置300は、通信事業者AのSTP5と回線で接続されるとともに、現STP100及び新STP200のそれぞれと回線で接続される。また、現STP100及び新STP200との間が回線で接続される。
本実施の形態で説明するクロスコネクト装置300は信号切替装置の例である。信号網に適用されるネットワークの種類(デジタル網、IP網、イーサネット(登録商標)網等)に応じて、信号切替装置は、交換機であってもよいし、スイッチであってもよいし、ルータであってもよいし、これら以外の装置であってもよい。
図7に示すように、第2の更改方法では、現STP100においてSTP5との通信のためのポイントコードとしてX−XXが付与される。なお、あるSTPにおいてポイントコードが付与されるとは、当該STPにポイントコードを設定すると言い換えてもよい。
また、新STP200においてもSTP5との通信のためのポイントコードとしてX−XXが付与される。つまり、現STP100と新STP200とで同一のポイントコードが付与される。当該ポイントコードは、例えば、ITU−T Q.708信号フォーマットMTPのQ.702 Network Indicator:Internationalである。
また、図7に示すように、第2の更改方法では、現STP100と新STP200との間の通信のためのポイントコードとして、現STP100にはV−VVが付与され、新STP200にはW−WWが付与される。V−VV、W−WWはそれぞれ、特定のポイントコードに限定されるわけではないが、本実施の形態では、これらのポイントコードとして、各国で付与しないポイントコード(Network Indicator:International Spare)を使用している。このポイントコードをプライベートのポイントコード、あるいはプライベートのアドレスと称してもよい。
各国で付与しないポイントコードを使用することで、現STP100と新STP200との間の通信に、商用トラフィックで流通していない信号領域を利用できる。すなわち、現STP100と新STP200との間を論理的に商用トラフィックの領域と分離することで、意図しない信号流入を防止することとしている。
以下、図8〜図11を参照して、第2の更改方法における更改手順の例を説明する。以下の手順において、各装置におけるリンク(回線)の閉塞や設定変更等の動作は、プログラム等に基づいて、各装置が自動的に行ってもよいし、オペレータ端末等からオペレータが手動で行うこととしてもよい。
図8に示すように、S101において、現STP100における既存リンク(STP5との通信のための、現STP100とクロスコネクト装置300との間の回線)を閉塞し、現STP100における発着トラフィックを、冗長化した現STP170経由で迂回させる。冗長化した現STP経由で信号を迂回させること自体は既存技術である。なお、冗長化した現STP170には、V−VVとX−XXのいずれとも異なるポイントコードが割り当てられている。
次に、図9に示すように、S102において、クロスコネクト装置300における設定変更により、STP5と現STP100との間の接続(例:DS0:64Kbpsのパス)を、STP5と新STP200との間の接続に切り替える。
この切り替えにより、切り替え前にSTP5からクロスコネクト装置300に送信され、クロスコネクト装置300から現STP100に送信される信号は、切り替え後には、STP5からクロスコネクト装置300に送信され、クロスコネクト装置300から新STP200に送信される。また、新STP200に届いた信号は通信事業者CのSTP6に転送される。つまり、日本着トラフィックは新STP200経由となる。
続いて、図10のS103において、通信事業者CのSTP6から、通信事業者A向けに発信される信号(日本発信号)を、現STP100(送信元のポイントコードはV−VV)から新STP200(送信先のポイントコードはW−WW)にGT(Global Title)ルーティングで送信する。このための設定は、S103の時点で行うこととしてもよいし、S103よりも前に行ってもよい。なお、GTルーティングとは、図2を参照して説明した番号に基づくルーティングである。また、ここでのルーティングとして、GTルーティング以外のルーティング方法を用いてもよい。
新STP200に届いた信号は、クロスコネクト装置300を経由してSTP5に送信される。前述したとおり、(V−VV)と(W−WW)とは他通信事業者(通信事業者B以外の通信事業者)には見えない領域(Network Indicator=Intarnational Spare)のポイントコードである。
図11に示すように、全事業者の切り替えが完了したら、S104において、通信事業者Cに、STP6から発信される信号が新STP200を経由するように設定を切替えてもらう。
(装置構成例)
図12に、本実施の形態においてSTPとして説明される信号中継装置110の構成例を示す。信号中継装置110は、第2の更改方法で説明した現STP100であってもよいし、新STP200であってもよい。図12には、信号中継装置110に接続されるクロスコネクト装置300も示されている。図12に示すように、更改を行う前(老朽化前)であれば、更新用の信号中継装置は備えられなくてよい。また、更改を行う前(老朽化前)であれば、クロスコネクト装置300が備えられなくてよい。なお、信号中継装置110とクロスコネクト装置300とを有するシステムを信号中継システムと称してもよい。
図12に示すように、信号中継装置110は、通信部111と制御部112を含む。通信部111は、信号の送受信を行う機能部であり、1つ又は複数の回線と接続する1つ又は複数のインタフェースが備えられる。
制御部112は、例えば図2に示したテーブルを保持し、番号及びポイントコードに基づくルーティング制御を実施する。例えば、制御部112は、あるインタフェースに接続される回線で受信した信号における宛先番号を調べ、図2のテーブルに基づき、当該宛先番号に対応する送信先のポイントコードと、送信に使用する回線を把握し、通信部111に、当該回線で当該信号を送信するように指示する。
また、制御部112は、ある回線から受信した信号の送信先のポイントコードをチェックし、当該ポイントコードが、信号中継装置110における当該回線に対応するポイントコードと一致するかどうかをチェックし、一致すれば正しい信号であると判定する動作を行ってもよい。
信号中継装置110は、専用ハードウェアで実現することもできるし、汎用のコンピュータに、信号中継装置110での処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現することもできる。
図13は、上記コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図13のコンピュータは、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置150、補助記憶装置152、メモリ装置153、CPU154、インタフェース装置155、表示装置156、及び入力装置157等を有する。
当該コンピュータでの処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM又はメモリカード等の記録媒体151によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体151がドライブ装置150にセットされると、プログラムが記録媒体151からドライブ装置150を介して補助記憶装置152にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体151より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置152は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置153は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置152からプログラムを読み出して格納する。CPU154は、メモリ装置153に格納されたプログラムに従って、当該装置に係る機能を実現する。インタフェース装置155は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置156はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置157はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
(実施の形態の効果等について)
以上、説明した第2の更改方法は、少なくとも下記の3つの特徴を有する。ただし、3つ全てが必須でなくてもよい。
(1)接続する事業者(海外通信事業者等)に対して、信号の宛先を同一とするため、現STP100と新STP200に同一のポイントコードを付与する。
(2)現STP100と新STP200間の内部信号通信用に内部のみ通用する新たなポイントコードをそれぞれに付与し、通常運用で使用していないSS7の信号領域(Network Indicator: International Spare)を利用することで、商用通信と論理的に隔離して、商用通信に影響を与えないように移行を実施可能としている。
(3)現STP100から新STP200への物理的な切り替えについては、例えばTDM(2M E1)インターフェースで接続した各装置間を、例えばDS0(64Kbps)単位のクロスコネクトを可能とする装置(クロスコネクト装置)を用いて切り替える。これにより、相手事業者側の物理的接続は変えずに切り替えを実現できる。
第2の更改方法により、相手事業者(海外通信事業者等)の切替作業・設定を不要とし、自前の作業のみでSTP更改をできるようになり、その結果、迅速に新STPへの切り替えを完了できるようになる。
(実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本実施の形態によれば、信号の中継を行うための信号中継システムであって、信号切替装置と、前記信号切替装置に接続される信号中継装置と、を備え、前記信号切替装置は、他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記信号中継装置に送信することを特徴とする信号中継システムが提供される。
前記信号中継システムは、前記信号中継装置を更新するための更新用信号中継装置を更に備え、前記信号切替装置は、前記他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記更新用信号中継装置に送信する。
前記信号中継装置と前記更新用信号中継装置には、前記他の信号中継装置との通信のためのアドレスとして同一のアドレスが付与されるようにしてもよい。
前記信号中継装置と前記更新用信号中継装置との間の通信のためのアドレスとして、前記信号中継装置と前記更新用信号中継装置のそれぞれに、プライベートのアドレスが付与されることとしてもよい。
例えば、前記信号中継装置、及び前記他の信号中継装置はいずれも共通線信号方式における信号の中継を実行する装置である。
また、本実施の形態によれば、信号切替装置、信号中継装置、及び更新用信号中継装置とを備える信号中継システムにおける切り替え方法であって、前記信号切替装置において、他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記信号中継装置に送信する第1の設定を、前記他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記更新用信号中継装置に送信する第2の設定に切り替えるステップを備えることを特徴とする切り替え方法が提供される。
前記切り替え方法は、前記信号中継装置は、当該信号中継装置に接続されるノード装置から受信する信号を、前記更新用信号中継装置に送信し、当該更新用信号中継装置が、当該信号を前記信号切替装置を介して前記他の中継信号装置に送信するステップを更に備えてもよい。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 共通線信号網
2 電話網
3〜6 STP
100、170、200 STP
300 クロスコネクト装置
110 信号中継装置
111 通信部
112 制御部
150 ドライブ装置
151 記録媒体
152 補助記憶装置
153 メモリ装置
154 CPU
155 インターフェース装置
156 表示装置
157 入力装置

Claims (7)

  1. 信号の中継を行うための信号中継システムであって、
    信号切替装置と、
    前記信号切替装置に接続される信号中継装置と、を備え、
    前記信号切替装置は、他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記信号中継装置に送信する
    ことを特徴とする信号中継システム。
  2. 前記信号中継装置を更新するための更新用信号中継装置を更に備え、
    前記信号切替装置は、前記他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記更新用信号中継装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号中継システム。
  3. 前記信号中継装置と前記更新用信号中継装置には、前記他の信号中継装置との通信のためのアドレスとして同一のアドレスが付与される
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号中継システム。
  4. 前記信号中継装置と前記更新用信号中継装置との間の通信のためのアドレスとして、前記信号中継装置と前記更新用信号中継装置のそれぞれに、プライベートのアドレスが付与される
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の信号中継システム。
  5. 前記信号中継装置、及び前記他の信号中継装置はいずれも共通線信号方式における信号の中継を実行する装置である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の信号中継システム。
  6. 信号切替装置、信号中継装置、及び更新用信号中継装置とを備える信号中継システムにおける切り替え方法であって、
    前記信号切替装置において、他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記信号中継装置に送信する第1の設定を、前記他の信号中継装置から前記信号中継装置宛てに送信された信号を受信し、当該信号を前記更新用信号中継装置に送信する第2の設定に切り替えるステップ
    を備えることを特徴とする切り替え方法。
  7. 前記信号中継装置は、当該信号中継装置に接続されるノード装置から受信する信号を、前記更新用信号中継装置に送信し、当該更新用信号中継装置が、当該信号を前記信号切替装置を介して前記他の中継信号装置に送信するステップ
    を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の切り替え方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0654072A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Oki Electric Ind Co Ltd ノード間接続方式
JPH09102820A (ja) * 1995-10-05 1997-04-15 Fujitsu Ltd 交換ノードの収容替え方法
US20030161301A1 (en) * 1998-12-04 2003-08-28 Tekelec Method for processing an internet protocol (IP) encapsulated signaling system seven (SS7) user part message utilizing a signal transfer point (STP)

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