JP2019203596A - ねじ嵌合用筒状部の封止構造 - Google Patents

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【課題】信頼性の高いねじ嵌合用筒状部の封止構造を提供すること。【解決手段】箱状筐体20から起立するねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32がキャップ体40で封止されるねじ嵌合用筒状部の封止構造10であって、ねじ嵌合用筒状部30の先端側所定高さ範囲内にキャップ体係止部34が形成され、キャップ体40の内周面は、ねじ嵌合用筒状部30のキャップ体係止部34を含む外径寸法D1以上の第1内径寸法部46と、第1内径寸法46よりも小径でねじ嵌合用筒状部30のキャップ体係止部34を含まない外径寸法D2以上の第2内径寸法部48を有し、ねじ嵌合用筒状部30に第1内径寸法部46をキャップ体係止部34に対向配置し、キャップ体40を回転させ、キャップ体係止部34を第2内径寸法部48においてキャップ体40の肉厚方向に食い込ませ、キャップ体40でねじ嵌合用筒状部30を封止する。【選択図】図1

Description

本発明はねじ嵌合用筒状部の封止構造に関し、より詳細には、ベース体の表面に起立形成されたねじ嵌合用筒状部の先端開口部にキャップ体を取り付けて封止するねじ嵌合用筒状部の封止構造に関する。
電子部品搭載基板が収容された筐体の雌ねじ部に雄ねじ部を螺着させる際において、雌ねじ部と雄ねじ部との摩擦により発生した金属切粉が筐体内部に収容されている電子部品搭載基板に落下し、電子部品搭載基板の配線がショートしてしまうおそれがあるといった課題がある。このような課題を解決すべく、特許文献1(実開平6−67914号公報)においては、雌ねじ部の筐体内部側開口部に金属切粉を収容するためのねじカバーを取り付けた構成を提案している。
実開平6−67914号公報(請求項1、図1等)
特許文献1に開示されているねじカバーは、筐体に形成された雌ねじ部の筐体内部側開口部に両面テープにより貼着された構成であるため、温度変化や振動・衝撃の作用等の使用環境により貼着力が低下し、ねじカバーが外れてしまうおそれがある。また、ねじカバーへの両面テープの貼り付け作業や、ねじカバーを筐体に貼着する際における両面テープの剥離紙を取り外し作業が煩雑になるといった課題を有している。
そこで本発明は、使用環境の変化により封止構造が影響を受けにくく、キャップ体の取り付け時における煩雑な作業を省略し、装着し易く外れ難いねじ嵌合用筒状部の封止構造の提供を目的とする。
すなわち本発明は、ベース体の表面に起立形成された嵌合用筒状部にその先端開口部を覆うキャップ体が取り付けられて封止されるねじ嵌合用筒状部の封止構造であって、前記ねじ嵌合用筒状部の先端側所定高さ範囲内には、前記ねじ嵌合用筒状部の径外方向に突出するキャップ体係止部が形成され、前記キャップ体の内周面は、前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部を含む外径寸法以上に形成された第1内径寸法部と、前記第1内径寸法部よりも小径寸法であると共に、前記ねじ嵌合用筒状部の外径寸法以上である第2内径寸法部と、を有していて、前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部の平面視外側位置に前記キャップ体の前記第1内径寸法部が対向するように位置合わせして前記ねじ嵌合用筒状部の前記先端開口部に前記キャップ体を重ね合わせて配置し、前記キャップ体を前記ねじ嵌合用筒状部の中心軸周りに回転させ、前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部を前記第2内径寸法部に食い込ませることにより、前記ねじ嵌合用筒状部の前記先端開口部に前記キャップ体が抜け止め固定されていることを特徴とするねじ嵌合用筒状部の封止構造である。
これにより、使用環境によるねじ嵌合用筒状部へのキャップ体の封止構造に変化を生じさせることがなく、ねじ嵌合用筒状部の先端開口部を閉塞するキャップ体を固定する際における煩雑な作業を省略することができ、キャップ体を装着し易く、かつ、外れ難くしたねじ嵌合用筒状部の封止構造を提供することが可能になる。
また、前記キャップ体の外周面は、互いに平行面となる複数の平坦面が面取り形成されていることが好ましい。
これにより、面取りされた部分に沿ってキャップ体がつまみ易くなるため、子供や女性等であっても、キャップ体の内周面の第2内径寸法部にねじ嵌合用筒状部の突出部を食い込ませるために必要なトルクをかけることができる。
また、前記キャップ体の外周面には径外方向に突出する突出部が形成され、前記ベース体には、前記突出部がクリック留めされるストッパが形成されていることが好ましい。
これにより、キャップ体をねじ嵌合用筒状部の先端開口部に固定した後は、キャップ体の逆回転を規制し、キャップ体が緩み止めされるため、ねじ嵌合用筒状部の先端開口部からキャップ体を外れ難くすることができる。
また、前記キャップ体は前記ねじ嵌合用筒状部よりも柔らかい材料により形成されていて、前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部が、前記キャップ体の前記第2内径寸法部に押し当てられて前記キャップ体を変形させながら食い込んでいることが好ましい。
これにより、一旦キャップ体がねじ嵌合用筒状部の先端開口部に固定されれば、キャップ体の弾性変形が復元することにより突出部がキャップ体の第2内径寸法部に埋設された状態になり、キャップ体を抜け止め、かつ、緩み止めされた状態にすることができる。
また、前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部は、前記ねじ嵌合用筒状部の先端部を押圧して塑性変形させて形成したものであって、前記キャップ体の回転方向に沿って徐々に肉厚が増加する傾斜面が形成されていることが好ましい。
これにより、突出部の形成が容易になり、ねじ嵌合用筒状部の封止構造を安価に製造することができる。また、キャップ体を回転させるとキャップ体係止部の傾斜面によりキャップ体がベース体の側に向かって押し当てられる力が強くなり、より強固にキャップ体を固定することができる。
また、前記ねじ嵌合用筒状部の内周面には、雌ねじ部が形成されていることが好ましい。
これにより、ねじ嵌合用筒状部に雄ねじを螺着させても金属切粉がキャップ体の内底部で受け止められ、ねじ嵌合用筒状部の先端開口部から落下してしまうことがない。
本発明におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造の構成によれば、温度変化等によるねじ嵌合用筒状部へのキャップ体の固定強度の変化を生じさせることがなく、ねじ嵌合用筒状部にキャップ体を固定する際における煩雑な作業を省略することができ、使い勝手に優れたねじ嵌合用筒状部の封止構造を提供することが可能になる。
本実施形態におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造の一例を示す箱状筐体の断面図である。 本実施形態におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造におけるねじ嵌合用筒状部の正面図である。 本実施形態におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造におけるねじ嵌合用筒状部の平面図である。 本実施形態におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造におけるキャップ体の平面図である。 本実施形態におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造におけるキャップ体の底面図である。 本実施形態におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造において、ねじ嵌合用筒状部の先端開口部にキャップ体をセットした状態を示す一部透視平面図である。 図6に示すキャップ体を図6中の矢印VII方向に回転させた状態を示す一部透視平面図である。
本発明におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造について実施形態に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態におけるねじ嵌合用筒状部の封止構造10は、ベース体としての箱状筐体20の内表面から箱状筐体20の内部空間に向けて起立形成させたねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32をキャップ体40で覆うことにより封止するための構造である。このような構成は、例えばカーナビゲーションシステムやカーオーディオシステム等における箱状筐体20に取付用アタッチメント50を装着させる際において用いて好適な形態である。
本実施形態における箱状筐体20は、冷延圧延鋼板材等に代表される金属薄板を板金加工することにより形成されている。箱状筐体20の内部空間には絶縁基板62に配線パターン64が形成され、その配線パターン64に電子部品66が電気的に接続された電子部品搭載基板60が収容されている。このような箱状筐体20に取付用アタッチメント50を装着させる際においては、取付用アタッチメント50の側からねじ留めが行われるが、ねじ留めをする際に金属切粉(図示はせず)がねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32から箱状筐体20の内部空間に落下してしまうおそれがある。この金属切粉が電子部品搭載基板60に落下すると、金属切粉により配線パターン64や電子部品66がショートしてしまうおそれがあるものの、閉塞空間である箱状筐体20に落下した金属切粉を箱状筐体20から取り出すことは実質的に不可能である。このため、箱状筐体20のねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32に金属切粉をキャッチする(箱状筐体20の内部空間への金属切粉の落下を防止する)ためのキャップ体40が固定される。
本実施形態においては、図2および図3に示すように箱状筐体20を形成する前の金属薄板の状態で、金属薄板の表面(箱状筐体20の内表面)から起立する方向に突出するねじ嵌合用筒状部30を絞り加工により形成している。ねじ嵌合用筒状部30の突出高さは、使用する金属薄板の板厚寸法にもよるが、雄ねじ部をねじ嵌合用筒状部30の内周面に対して少なくとも3回転させることができる程度の突出高さに形成されていることが好ましい。また、ねじ嵌合用筒状部30の先端側所定高さ範囲内には、ねじ嵌合用筒状部30の径外方向に突出するキャップ体係止部34が形成されている。
本実施形態においては、ねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32(ねじ嵌合用筒状部30の先端部)において、ねじ嵌合用筒状部30の肉厚部分をプレス加工により塑性変形させてキャップ体係止部34を形成した。より詳細には、ねじ嵌合用筒状部30の肉厚部分の半分から外側部分の範囲に対してポンチ等により押圧させるようにしてプレス加工した。これによりキャップ体係止部34は、常にねじ嵌合用筒状部30の外周面の側に突出させることができる。
また、本実施形態におけるキャップ体係止部34は、キャップ体40の回転方向に沿って徐々に突出高さおよび板厚が徐々に増加し最大突出高さおよび最大板厚となる平面位置に鋭利部34Aを有する傾斜面34Bを形成している。ここでは、ねじ嵌合用筒状部30の同一直径上に鋭利部34Aが形成されていて、鋭利部34Aの部分が最も低い位置となる傾斜面34Bに形成されている。
本実施形態におけるねじ嵌合用筒状部30の内周面には、タップ加工により雌ねじ部36が形成されている。なお、ねじ嵌合用筒状部30にタッピングねじを螺着させる使用形態を採用する場合には、ねじ嵌合用筒状部30の内周面への雌ねじ部36の形成を省略することもできる。
このようにして形成されたねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32を封止するためのキャップ体40について図4及び図5に基づいて説明する。本実施形態におけるキャップ体40は、箱状筐体20に用いられている金属薄板よりも柔らかい材料により形成されていることが好ましい。ここではポリプロピレンやポリエチレン等に代表される合成樹脂を用いた樹脂成形により、側周面42と底面44とを有する断面コの字形状に形成されている(図1参照)。また、本実施形態におけるキャップ体40の側周面42には互いに平行面となる2つの平坦面42A,42Aが面取り形成されているが、平面視円形の側周面42に形成することもできる。
図5に示すように、キャップ体40の内周面には、内径寸法(曲率半径)が異なる第1内径寸法部46および第2内径寸法部48が形成されている。ここで、第1内径寸法部46は、ねじ嵌合用筒状部30に形成されたキャップ体係止部34を含むねじ嵌合用筒状部30の第1外径寸法D1(図3参照)以上の径寸法に形成されている。また、第2内径寸法部48は、第1外径寸法D1よりも小径寸法であると共に、ねじ嵌合用筒状部30においてねじ嵌合用筒状部30のキャップ体係止部34を含まない第2外径寸法D2(図3参照)以上に形成されている。
このようなキャップ体40とすることで、図6に示すようにねじ嵌合用筒状部30のキャップ体係止部34の平面視外側位置に第1内径寸法部46が対向するように位置合わせして、ねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32にキャップ体40を重ね合わせて配置することができる。また、ねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32に重ね合わせて配置したキャップ体40をねじ嵌合用筒状部30の中心軸周り(図6中の矢印VII)に回転させれば、図7に示すように、ねじ嵌合用筒状部30のキャップ体係止部34がキャップ体40に押し当てられることによってキャップ体40を変形させる。これによりキャップ体40の第2内径寸法部48において、キャップ体係止部34をキャップ体40の肉厚方向に食い込ませることができる。
そして、キャップ体40の回転角度の増加に伴って第2内径寸法部48へのキャップ体係止部34の食い込み深さが増加すると、キャップ体係止部34により形成された傾斜面34Bの作用により、キャップ体40がベース体である箱状筐体20の側に引き寄せられる。これにより、キャップ体40がねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32に抜け止め固定され、キャップ体40による封止性を向上させることができる。
また、合成樹脂製のキャップ体40が、キャップ体係止部34の食い込みによって弾性変形している場合においては、キャップ体40の回転操作が終了する(ここでは、キャップ体40を90度回転させた状態とした)と、キャップ体40の弾性変形部分が復元し、キャップ体係止部34をキャップ体40の肉厚内に埋設させた状態にすることができる。このようなキャップ体40の弾性変形によっても、ねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32からのキャップ体40の脱落を防止することができる。
このように、キャップ体係止部34がキャップ体40の内周面を弾性変形させた場合および塑性変形させた場合のいずれの場合においても、キャップ体係止部34はキャップ体40の内周面からキャップ体40の肉厚方向に食い込ませた(埋設させた)状態にすることができ、キャップ体40によるねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32の閉塞状態を維持することができる。
さらに本実施形態におけるキャップ体40の側周面42には、少なくとも一箇所に突出部42Bが形成されている。突出部42Bは平面視円弧状に形成されていることが好ましい。キャップ体40に突出部42Bを形成した場合には、ねじ嵌合用筒状部30を起立させている基部の近傍位置に突出部42Bをクリック留めさせるためのストッパ38を設けておくことが好ましい。このようなストッパ38は、ポンチ等を用いて金属薄板の所定位置にプレス加工によって形成することができる。
ストッパ38を設ける平面位置は、突出部42Bがストッパ38を乗り越えた直後にキャップ体係止部34のすべてがキャップ体40に食い込むように適宜位置を決定することが好ましい。このようにキャップ体40の外周面に形成された突出部42Bをねじ嵌合用筒状部30の基部におけるストッパ38に対してクリック留めさせることにより、回り(緩み)止めし、ねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32からのキャップ体40の逸脱を確実に防止することができる。
以上に説明したねじ嵌合用筒状部の封止構造10を用いたねじ嵌合用筒状部30のキャップ体40による封止方法について説明する。金属薄板の表面から起立するねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32に対し、キャップ体40の第1内径寸法部46がキャップ体係止部34の平面視外側位置で対向するように位置合わせし、キャップ体40をねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32に重ね合わせた状態で配置する。続いて、ねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32に重ね合わせたキャップ体40をねじ嵌合用筒状部30の中心軸周りに、キャップ体40の突出部42Bがストッパ38を乗り越えるまで回転させる。キャップ体40を回転させる際には、プライヤやソケットレンチ等の公知の締結用工具を用いれば女性等であってもキャップ体40を容易に回転させることができる。
以上により、キャップ体係止部34がキャップ体40の第2内径寸法部48に食い込んだ状態が維持され、キャップ体40によりねじ嵌合用筒状部30を封止することができる。このようにねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32がキャップ体40により封止された状態でキャップ体40が内側になるように金属薄板を板金加工すれば、ねじ留めの際に内部空間への金属切粉の落下が防止された箱状筐体20を得ることができる。本実施形態におけるキャップ体40はねじ嵌合用筒状部30から脱落することがなく、長期にわたって信頼性の高いカーオーディオシステムやカーナビゲーションシステムを提供することができる点において好都合である。
以上に本発明について実施形態に基づき詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば本実施形態においては、ベース体として箱状筐体20を用いた形態について説明しているが、ベース体は箱状筐体20に限定されるものではない。要は、ねじ嵌合用筒状部30を起立させための表面を構成することができれば、その具体的な形状は特に限定されるものではない。
また、本実施形態においては、ねじ嵌合用筒状部30を金属薄板を絞り加工により形成し、キャップ体係止部34をプレス加工により形成した形態について説明しているが、ねじ嵌合用筒状部30またはねじ嵌合用筒状部30およびキャップ体係止部34は、鋳造等の他の製造方法により形成することもできる。
そして、本実施形態においてはキャップ体係止部34を、ねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32に設けているが、キャップ体係止部34は、キャップ体40の内周面の高さ範囲内であればねじ嵌合用筒状部30の先端側所定高さ範囲内の任意の高さ位置に設けることができる。
また、本実施形態におけるキャップ体40は外周面を構成する側周面42の一部に互いに平行面となる2つの(複数の)平坦面42A,42Aが面取り形成されている形態について説明しているが、キャップ体40の外周面の平面視形状が多角形をなす形状に形成するようにしてもよい。キャップ体40の外周面の平面視形状を六角形にすれば、キャップ体40を回転させる際にソケットレンチ等の公知の締結用工具を用いることができるため好都合である。
また、本実施形態においては、キャップ体係止部34はねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32において対向する平面位置となる2箇所に設けた形態について説明しているが、キャップ体係止部34は3箇所以上に設けるようにしても良い。
また、本実施形態においては、キャップ体40をねじ嵌合用筒状部30の先端開口部32に固定する際におけるキャップ体40の回転角度は90度としているが、任意の回転角度に設定することができる。
さらには、以上の実施形態における構成に対し、明細書中に記載されている変形例や、他の公知の構成を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10 ねじ嵌合用筒状部の封止構造,
20 箱状筐体(ベース体),
30 ねじ嵌合用筒状部,
32 先端開口部,34 キャップ体係止部 34A 鋭利部,34B 傾斜面,
36 雌ねじ部,38 ストッパ,
40 キャップ体,
42 側周面,42A 平坦面,42B 突出部,44底面,
46 第1内径寸法部,48 第2内径寸法部,
50 取付用アタッチメント,
60 電子部品搭載基板,
62 絶縁基板,64 配線パターン,66 電子部品

Claims (6)

  1. ベース体の表面に起立形成された嵌合用筒状部にその先端開口部を覆うキャップ体が取り付けられて封止されるねじ嵌合用筒状部の封止構造であって、
    前記ねじ嵌合用筒状部の先端側所定高さ範囲内には、前記ねじ嵌合用筒状部の径外方向に突出するキャップ体係止部が形成され、
    前記キャップ体の内周面は、前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部を含む外径寸法以上に形成された第1内径寸法部と、前記第1内径寸法部よりも小径寸法であると共に、前記ねじ嵌合用筒状部の外径寸法以上である第2内径寸法部と、を有していて、
    前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部の平面視外側位置に前記キャップ体の前記第1内径寸法部が対向するように位置合わせして前記ねじ嵌合用筒状部の前記先端開口部に前記キャップ体を重ね合わせて配置し、
    前記キャップ体を前記ねじ嵌合用筒状部の中心軸周りに回転させ、前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部を前記第2内径寸法部に食い込ませることにより、前記ねじ嵌合用筒状部の前記先端開口部に前記キャップ体が抜け止め固定されていることを特徴とするねじ嵌合用筒状部の封止構造。
  2. 前記キャップ体の外周面は、互いに平行面となる複数の平坦面が面取り形成されていることを特徴とする請求項1記載のねじ嵌合用筒状部の封止構造。
  3. 前記キャップ体の外周面には径外方向に突出する突出部が形成され、
    前記ベース体には、前記突出部がクリック留めされるストッパが形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のねじ嵌合用筒状部の封止構造。
  4. 前記キャップ体は前記ねじ嵌合用筒状部よりも柔らかい材料により形成されていて、
    前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部が、前記キャップ体の前記第2内径寸法部に押し当てられて前記キャップ体を変形させながら食い込んでいることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のねじ嵌合用筒状部の封止構造。
  5. 前記ねじ嵌合用筒状部の前記キャップ体係止部は、前記ねじ嵌合用筒状部の先端部を押圧して塑性変形させて形成したものであって、前記キャップ体の回転方向に沿って徐々に肉厚が増加する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のねじ嵌合用筒状部の封止構造。
  6. 前記ねじ嵌合用筒状部の内周面には、雌ねじ部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のねじ嵌合用筒状部の封止構造。
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