JP2019203591A - ボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじ - Google Patents

ボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじ Download PDF

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【課題】ボールがナットと循環部品との間の境界部を通過する際に発生する振動や騒音を抑制することができるボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじを提供する。【解決手段】ナット20のボール戻し通路42が形成される位置に、ボール戻し通路42の形状が写し取られた、成形治具50のボール戻し通路成形部51を配置する工程と、ボール戻し通路成形部51を含んで形成される空間に、接着剤、又は硬化性樹脂61を流し込んで硬化させて、ボール戻し通路42を有する循環こま40を形成する工程と、成形治具50をナット20から取り外す工程と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじに関する。
ボールねじは、内部に形成される無限循環路内を複数のボールが循環することで、回転運動を直線運動に変換する装置であり、工作機械、射出成形機、半導体製造装置などに広く用いられている。ボールねじのボールの循環方式としては、例えば、こま式、エンドキャップ方式、エンドデフレクタ方式などが挙げられる。
こま式のボールねじでは、ボールがねじ軸の外径を乗り越えながら循環する。また、ボールねじのナットは、一般的に、金属や樹脂などを用いて製作され、ボール戻し通路を有するこまを、ナットに組み付けて接着剤などで固定してボールを循環させており、構造上、ナットの外径をコンパクトにできる。
一方、こま式のボールねじでは、こまのボール戻し通路とナットのボール溝との境界部の段差が大きくなる場合があり、該段差をボールが通過するときに振動が発生したり、トルクが局所的に上昇するなどの問題が懸念されている。また、こまが接着材などで固定されるため、段差の調整や、こまの再組み付けなども困難である課題があった。
特許文献1に記載の駒式ボールねじでは、ナットのねじ溝に接合する駒部材の両端部に別体の弾性部材からなる緩衝部材を装着し、ナットのねじ溝とこまのボール循環溝との接合部の段差をボールが通過することによって発生する騒音および振動を低減させている。
特開2004−138179号公報
特許文献1に記載されているボールねじは、駒部材のボール循環溝とナットのボール溝との間に緩衝部材を挿入することで段差による悪影響の低減を図っているが、部品点数の増加に加えて、駒部材のボール循環溝とナットのボール溝との間の段差を根本的に解消できていない。また、緩衝部材の組み込みスペースが必要となり、ナット外径が大径化する可能性があり、改善の余地があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボールがナットと循環部品との間の境界部を通過する際に発生する振動や騒音を抑制することができるボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内周面に螺旋状のねじ溝が形成されるナットに、該ねじ溝に接続されるボール戻し通路を有する循環部品を設置するためのボールねじ用循環部品の製造方法であって、
前記循環部品のボール戻し通路が形成される位置に、前記ボール戻し通路の形状が写し取られた、成形治具のボール戻し通路成形部を配置する工程と、
前記ボール戻し通路成形部を含んで形成される空間に、接着剤、又は硬化性樹脂を流し込んで硬化させ、該空間に、前記ボール戻し通路を有する循環部品を形成する工程と、
前記成形治具を前記ナットから取り外す工程と、
を備えることを特徴とするボールねじ用循環部品の製造方法。
(2) 前記循環部品は、径方向に貫通する前記ナットの貫通孔内に成形される循環こまであって、
前記成形治具は、外周面の円周方向の一部に前記ボール戻し通路成形部が形成される部分を備えて軸状に形成され、
前記成形治具は、前記ボール戻し通路が形成される位置に前記ボール戻し通路成形部が配置されるように、前記ナットの内部に挿入され、
前記接着剤、又は前記硬化性樹脂は、前記ボール戻し通路成形部及び前記貫通孔によって形成される空間に流し込んで硬化されることを特徴とする、(1)に記載のボールねじ用循環部品の製造方法。
(3) 前記成形治具は、前記ボール戻し通路成形部と連続し、前記ねじ溝の形状が写し取られたねじ溝嵌合部をさらに備え、
前記成形時には、前記ねじ溝嵌合部を前記ナットのねじ溝に嵌合させることで、前記ボール戻し通路が形成される位置に前記ボール戻し通路成形部が配置されることを特徴とする、(2)に記載のボールねじ用循環部品の製造方法。
(4) 前記貫通孔の側面には、凹溝が形成されることを特徴とする(2)又は(3)に記載のボールねじ用循環部品の製造方法。
(5) 前記硬化性樹脂は、エポキシ系樹脂、又は2液性のエポキシ系樹脂であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のボールねじ用循環部品の製造方法。
(6) 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
前記ねじ軸の周囲に配置され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
対向する両ねじ溝により形成される転走路内に収容される複数のボールと、
前記ナットに取り付けられ、前記転走路の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路を有する循環部品と、
を備えるボールねじであって、
前記循環部品は、接着剤、又は硬化性樹脂からなることを特徴とするボールねじ。
(7) 前記循環部品は、径方向に貫通する前記ナットの貫通孔内に成形される循環こまであって、
前記貫通孔の側面には、凹溝が形成され、
該凹溝には、前記接着剤、又は硬化性樹脂が充填されることを特徴とする(6)に記載のボールねじ。
(8) 前記硬化性樹脂は、エポキシ系樹脂、又は2液性のエポキシ系樹脂であることを特徴とする(6)又は(7)に記載のボールねじ。
本発明のボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじによれば、ねじ軸のねじ溝とナットのねじ溝により形成される転走路内に収容される複数のボールを、転走路の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路を有する循環部品は、ボール戻し通路が形成される位置に、ボール戻し通路の形状が写し取られた成形治具のボール戻し通路成形部を配置し、ボール戻し通路成形部を含んで形成される空間に、接着剤、又は硬化性樹脂を流し込んで硬化させて循環部品を形成した後、成形治具をナットから取り外して形成されるので、ナットのねじ溝と循環部品のボール戻し通路との間の境界部を段差なく形成することができ、これによりボールがナットと循環部品との間の境界部を通過する際に発生する振動や騒音を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るボールねじの斜視図である。 図1のボールねじのナットの製造手順を示す説明図である。 第2実施形態のボールねじのナットの斜視図である。 (a)は、第1変形例のボールねじのナットの斜視図であり、(b)は、第2変形例のボールねじのナットの斜視図である。
以下、本発明に係る各実施形態のボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじを図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態の内部循環方式のボールねじ1は、工作機械や産業機械等の搬送や精密位置決めに用いられるものであり、特に、金型加工などの高精度の加工に用いられる高精度工作機械に好適に用いられる。
このボールねじ1は、ねじ軸10と、ナット20と、複数のボール30と、複数の循環こま40と、を備えて構成されている。ねじ軸10は、中心軸CLを中心とした円筒形状に形成され、その外周面に所定のリードを有する螺旋状の第1ねじ溝11が形成されている。
ナット20は、略円筒状をなし、その内径はねじ軸10の外径よりも大きく形成されており、ねじ軸10に所定の隙間をもって外嵌している。ナット20の一端部には、案内対象と結合するためのフランジ25が設けられている。ナット20の内周面には、ねじ軸10の第1ねじ溝11と等しいリードを有し、第1ねじ溝11と対向する第2ねじ溝21が形成されている。そして、ねじ軸10の第1ねじ溝11とナット20の第2ねじ溝21とによって断面略円形状の不図示の転動路が形成されている。この転動路内に複数のボール30が転動可能に充填配置されている。
また、ナット20には、ボール30を手前の転動路に戻すための循環部品である複数の循環こま40が装着されている。この循環こま40は、以下に説明する製造方法によって、接着剤、又は硬化性樹脂から構成されている。各循環こま40の内面には、転動路の一端と一巻き手前の転動路の他端とを連結する略S字型のボール戻し通路42が形成されている。このボール戻し通路42により、各循環こま40に向かって転動路を転がってくるボール30をねじ軸10の径方向にすくい上げ、さらに、ねじ軸10のねじ山12を乗り越えさせ、一巻き手前(一リード手前)の転動路に戻すことでボール30を循環可能にしている。
そして、このボール戻し通路42及び転動路によってねじ軸10の外側に略円環状の不図示の無限循環路が形成される。これにより、ナット20に対するねじ軸10の相対的な回転に伴って、複数のボール30が無限循環路内を無限循環することによって、ナット20とねじ軸10とがねじ軸10の軸方向に相対的に直線運動することが可能となる。
次に、第2ねじ溝21とボール戻し通路42を備えるナット20の製造方法について、図2を参照して説明する。本実施形態のナット20の製造方法は、ボール戻し通路42が形成された循環こま40を、成形冶具50を用いてナット20に一体に成型して、第2ねじ溝21とボール戻し通路42との境界部が段差なくつながるように、ナット20に設置する方法である。
図2(a)に示すように、まず、成形冶具50をナット20の内側に挿入する。ナット20は、上述したように、フランジ25を有するナット20の内周面に第2ねじ溝21が形成され、また、ボール戻し通路42が形成される位置に径方向に貫通する丸孔からなる貫通孔23が形成されている。
成形冶具50は、ボール戻し通路42を成形するためのボール戻し通路成形部51及び第2ねじ溝21と嵌合可能なねじ溝嵌合部52を有する半円柱状部53と、成形冶具50を操作するために該半円柱状部53から延設された把持部54とを備えて軸状に形成される。
ボール戻し通路成形部51は、ボール戻し通路42の形状が写し取られ、ねじ溝嵌合部52は、貫通孔23周辺の第2ねじ溝21の形状が写し取られ、いずれも半円柱状部53の外周面に凸状に形成されている。ボール戻し通路成形部51とねじ溝嵌合部52とは、段差なく滑らかに接続されている。
また、ボール戻し通路成形部51以外の貫通孔23に対応する円形の周辺部分55は、循環こま40のボール戻し通路42以外の内面に対応して形成されている。
このように、成形冶具50の半円柱状部53は、貫通孔23周辺の内周面形状に対応して形成されており、また、ナット20に形成された第2ねじ溝21の内径側で軸方向及び径方向に移動可能なように、ナット20の内径より小さい。なお、本実施形態の半円柱状部53の形状は、貫通孔23周辺の内周面形状に対応するものであれば、これに限らず、半円柱状よりも小さくても良いし、或いは、円柱状であってもよい。
そして、成形冶具50の半円柱状部53をナット20の内側に挿入した後、さらに外径方向に移動させて、ねじ溝嵌合部52をナット20の第2ねじ溝21に嵌合させ、ボール戻し通路成形部51を貫通孔23のボール戻し通路42が形成される位置に位置決めする。
このように、ねじ溝嵌合部52を第2ねじ溝21に嵌合することで、ナット20に対するボール戻し通路成形部51の位置が正確に位置決めされる。また同時に、貫通孔23の底部が成形冶具50のボール戻し通路成形部51及び周辺部分55で閉鎖されて、上方に開放された空間である凹部26が形成される。
次いで、図2(b)に示すように、予め容器60内に準備した接着剤、或いは硬化性樹脂61を凹部26に流し込み、硬化させる。そして、接着剤、或いは硬化性樹脂61が十分に硬化した後、ナット20から成形冶具50を取り外すことで、ボール戻し通路42を有する循環こま(ボールねじ用循環部品)40が、貫通孔23に固着されて形成される。
このように、循環こま40は、ねじ溝嵌合部52と段差なく滑らかに接続された成形冶具50のボール戻し通路成形部51によって成形されるので、ボール戻し通路42と第2ねじ溝21との境界部に段差が生じることがなく、滑らかな転動面を有するナット20が製作される。
なお、硬化性樹脂61としては、強度や成形性の観点からエポキシ樹脂や2液性のエポキシ樹脂とするのが好ましい。
以上説明したように、本実施形態のボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじよれば、ねじ軸10の第1ねじ溝11とナット20の第2ねじ溝21により形成される転走路内に収容される複数のボール30を、転走路の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路42を有する循環こま40は、ボール戻し通路42が形成される位置に、ボール戻し通路42の形状が写し取られた成形治具50のボール戻し通路成形部51を配置し、ボール戻し通路成形部51を含んで形成される貫通孔23内に、接着剤、又は硬化性樹脂61を流し込んで硬化させて循環こま40を形成した後、成形治具50をナット20から取り外すことで形成されるので、ナット20の第2ねじ溝21と循環こま40のボール戻し通路42との境界部を段差なく形成することができ、これにより、ボール30がナット20と循環こま40との間の境界部を通過する際に発生する振動や騒音を抑制することができる。また、ボール30が第2ねじ溝21とボール戻し通路42との境界部を通過する際の振動やトルクの局所的な上昇を抑制できる。
さらに、循環こま40がナット20に接着して形成されるので、従来のボールねじと比較して循環こま40を固定するためスペースが不要となり、ナット20の外径を小さくすることができる。
また、貫通孔23は、丸孔であるので、加工が容易であり、コストダウンや品質管理が容易となる。
また、硬化性樹脂は、エポキシ系樹脂、又は2液性のエポキシ系樹脂であるので、強度を確保しつつ、機械精度よくボール戻し通路42を成形できる。
また、成形治具50は、ボール戻し通路成形部51と連続し、第2ねじ溝21の形状が写し取られたねじ溝嵌合部52をさらに備え、成形時には、ねじ溝嵌合部52をナット20の第2ねじ溝21に嵌合させることで、ボール戻し通路42が形成される位置にボール戻し通路成形部51が配置されるので、ボール戻し通路成形部51を精度よく位置決めすることができ、第2ねじ溝21とボール戻し通路42との境界部に段差のない滑らかな面を形成できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るボールねじ用循環部品の製造方法及びボールねじについて、図3を参照して説明する。第2実施形態では、貫通孔23の側面に凹溝24が形成されている点において第1実施形態のナット20と異なる。その他の部分については、成形冶具50も含めて、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
第2実施形態では、凹溝24が貫通孔23の内周面の周方向に沿って、180度位相間隔で一対(図では、一方のみ図示)形成されている。そして、本実施形態の製造方法においても、貫通孔23の底部がボール戻し通路成形部51及び周辺部分55により閉鎖された凹部26に接着剤、或いは硬化性樹脂61を流し込んで硬化させる(図2参照)。接着剤、或いは硬化性樹脂61は、貫通孔23の側面に形成された凹溝24にも充填されて硬化するので、循環こま40が接着剤の接着力に加えて機械的にもナット20に固着される。これにより、貫通孔23と循環こま40との固定力が高まり、貫通孔23からのこま外れを防止できる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、貫通孔23を円孔としているが、図4(a)に示す変形例のように、貫通孔23Aは、ナット20の中心軸CLに対して傾斜する、換言すれば、ボール戻し通路42の軸方向に長軸を有する長孔として形成されてもよい。この場合、成形治具50の周辺部分55も、貫通孔23Aに対応する長孔形状となる。
また、図4(b)に示す変形例のように、貫通孔23Aの側面に一対の凹溝24A(図では、一方のみ図示)が形成されてもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、循環部品を循環こまとするこま式のボールねじについて説明したが、これに限定されず、循環部品をエンドキャップやエンドデフレクタとするエンドキャップ式やエンドデフレクタ式のボールねじにも同様に適用できる。
1 ボールねじ
10 ねじ軸
11 第1ねじ溝(ねじ溝)
20 ナット
21 第2ねじ溝(ねじ溝)
23,23A 貫通孔
24,24A 凹溝
26 凹部(空間)
30 ボール
40 循環こま(循環部品)
42 ボール戻し通路
50 成形冶具
51 ボール戻し通路成形部
52 ねじ溝嵌合部
61 接着剤又は硬化性樹脂

Claims (8)

  1. 内周面に螺旋状のねじ溝が形成されるナットに、該ねじ溝に接続されるボール戻し通路を有する循環部品を設置するためのボールねじ用循環部品の製造方法であって、
    前記循環部品のボール戻し通路が形成される位置に、前記ボール戻し通路の形状が写し取られた、成形治具のボール戻し通路成形部を配置する工程と、
    前記ボール戻し通路成形部を含んで形成される空間に、接着剤、又は硬化性樹脂を流し込んで硬化させ、該空間に、前記ボール戻し通路を有する循環部品を形成する工程と、
    前記成形治具を前記ナットから取り外す工程と、
    を備えることを特徴とするボールねじ用循環部品の製造方法。
  2. 前記循環部品は、径方向に貫通する前記ナットの貫通孔内に成形される循環こまであって、
    前記成形治具は、外周面の円周方向の一部に前記ボール戻し通路成形部が形成される部分を備えて軸状に形成され、
    前記成形治具は、前記ボール戻し通路が形成される位置に前記ボール戻し通路成形部が配置されるように、前記ナットの内部に挿入され、
    前記接着剤、又は前記硬化性樹脂は、前記ボール戻し通路成形部及び前記貫通孔によって形成される空間に流し込んで硬化されることを特徴とする、請求項1に記載のボールねじ用循環部品の製造方法。
  3. 前記成形治具は、前記ボール戻し通路成形部と連続し、前記ねじ溝の形状が写し取られたねじ溝嵌合部をさらに備え、
    前記成形時には、前記ねじ溝嵌合部を前記ナットのねじ溝に嵌合させることで、前記ボール戻し通路が形成される位置に前記ボール戻し通路成形部が配置されることを特徴とする、請求項2に記載のボールねじ用循環部品の製造方法。
  4. 前記貫通孔の側面には、凹溝が形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載のボールねじ用循環部品の製造方法。
  5. 前記硬化性樹脂は、エポキシ系樹脂、又は2液性のエポキシ系樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のボールねじ用循環部品の製造方法。
  6. 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
    前記ねじ軸の周囲に配置され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
    対向する両ねじ溝により形成される転走路内に収容される複数のボールと、
    前記ナットに取り付けられ、前記転走路の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路を有する循環部品と、
    を備えるボールねじであって、
    前記循環部品は、接着剤、又は硬化性樹脂からなることを特徴とするボールねじ。
  7. 前記循環部品は、径方向に貫通する前記ナットの貫通孔内に成形される循環こまであって、
    前記貫通孔の側面には、凹溝が形成され、
    該凹溝には、前記接着剤、又は硬化性樹脂が充填されることを特徴とする請求項6に記載のボールねじ。
  8. 前記硬化性樹脂は、エポキシ系樹脂、又は2液性のエポキシ系樹脂であることを特徴とする請求項6又は7に記載のボールねじ。
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JPH0328564A (ja) * 1989-05-30 1991-02-06 Neff Gmbh ボールねじのナットのボール戻し装置の製造方法

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