JP2019203407A - 弁装置の特性調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 流体の流通特性の調整時間を短縮可能な弁装置の特性調整装置を提供する。【解決手段】 燃料噴射弁5の流量調整装置1は、試験油を供給可能な主ポンプ11、主ポンプ11に接続する主供給管13、主供給管13に設けられ燃料噴射弁5を接続可能な接続部15、燃料噴射弁5の噴射量を変更可能な調整部17、主供給管13を流れる試験油の流量を検出可能な流量計19、流量計19の上流及び下流に設けられる上流側絞り部21及び下流側絞り部23、下流側絞り部23と接続部15との間の主供給管13に設けられる第一切替弁25、第一切替弁25と接続部15との間の主供給管13に接続する副供給管31、試験油を副供給管31に供給可能な副ポンプ33、副供給管31に設けられる第二切替弁35、並びに、制御部40を備える。制御部40は、燃料噴射弁5と接続部15との接続状態に応じて第一切替弁25及び第二切替弁35を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、弁装置の特性調整装置に関する。
従来、弁装置の弁部材の位置を調整し、当該弁装置の流量特性を調整する弁装置の特性調整装置が知られている。例えば、特許文献1には、流体を流通可能な配管、配管に設けられる流量計、調整対象の弁装置を配管に接続可能な接続部、調整対象の弁装置の流量特性を調整可能な調整部、流量計と接続部との間の配管に設けられる制御弁、及び、流量計と制御弁との間の配管に設けられるダミー噴射部を備える弁装置の特性調整装置が記載されている。
特開2000−18138号公報
特許文献1に記載の弁装置の特性調整装置には、流量計を通る流体の圧力変動を抑制するため、当該流量計の前後に絞り弁が設けられている。しかしながら、接続部から調整対象の弁装置を取り外すと制御弁から接続部までの配管内が大気に開放される。制御弁から接続部までの配管内及び次の調整対象の弁装置内を充填するための流体は、二つの絞り弁を通るため、流体の充填が完了するまでに比較的時間がかかる。
また、特許文献1に記載の弁装置の特性調整装置では、高精度で調整対象の弁装置の流量特性を調整するため、当該流量計の前後における流体の圧力差をフィードバックすることによって流量の精度を向上させている。しかしながら、上述したように、制御弁から接続部までの配管内及び次の調整対象の弁装置内を充填するため比較的多くの流体を流す必要があり、配管内の流体の流量が安定するまでに比較的時間がかかる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、流体の流通特性の調整時間を短縮可能な弁装置の特性調整装置を提供することにある。
本発明は、弁装置の特性調整装置であって、第一流体供給部(11)、第一流体供給管(13)、接続部(15)、調整部(17)、流量検出部(19)、上流側絞り部(21)、下流側絞り部(23)、第一切替弁(25)、第二流体供給管(31)、第二流体供給部(33,43)、第二切替弁(35)、及び、制御部(40)を備える。
第一流体供給管は、第一流体供給部が供給する流体が流通可能である。
接続部は、第一流体供給管に設けられ、調整対象の弁装置(5)を接続可能である。
調整部は、調整対象の弁装置の流体の流通特性を変更可能である。
流量検出部は、第一流体供給部と接続部との間の第一流体供給管に設けられ、第一流体供給管を流れる流体の流量を検出可能である。
上流側絞り部は、流量検出部の上流側の第一流体供給管に設けられる。
下流側絞り部は、流量検出部の下流側の第一流体供給管に設けられる。
第一切替弁は、下流側絞り部と接続部との間の第一流体供給管に設けられ、第一流体供給管の流体の流れを制御可能である。
第二流体供給管は、第一切替弁と接続部との間の第一流体供給管に接続する。
第二流体供給部は、第二流体供給管に接続し、流体を供給可能である。
第二切替弁は、第二流体供給管に設けられ、第二流体供給部が供給する流体の流れを制御可能である。
制御部は、調整部、流量検出部、第一切替弁、及び、第二切替弁に電気的に接続し、調整対象の弁装置と接続部との接続状態に応じて第一切替弁及び第二切替弁を制御する。
本発明の弁装置の特性調整装置では、第一切替弁と接続部との間の第一流体供給管に接続する第二流体供給管、及び、第二流体供給管に接続し流体を供給可能な第二流体供給部を備える。これにより、接続部から調整対象の弁装置を取り外してから次の調整対象の弁装置を取り付けたまでの間大気に開放されている第一切替弁と接続部との間の第一流体供給管内、及び、調整対象の弁装置内に、上流側絞り部及び下流側絞り部を通ることなく、流体を供給することができる。したがって、本発明の弁装置の特性調整装置は、比較的短時間で第一切替弁と接続部との間の第一流体供給管内及び調整対象の弁装置内に流体を充填できるため、調整対象の弁装置における流体の流通特性の調整時間を短縮することができる。
第一実施形態による弁装置の特性調整装置の模式図である。 第一実施形態による弁装置の特性調整装置における弁装置の特性調整方法のメインフローである。 第一実施形態による弁装置の特性調整装置における弁装置の特性調整方法のサブフローである。 第一実施形態による弁装置の特性調整装置の特性図である。 第一実施形態による弁装置の特性調整装置の作用図である。 第二実施形態による弁装置の特性調整装置の模式図である。
以下、本発明の複数の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第一実施形態)
第一実施形態による弁装置の特性調整装置を図1〜5に基づいて説明する。第一実施形態による「弁装置の特性調整装置」としての流量調整装置1は、ガソリンを燃料とするエンジンに設けられる「弁装置」としての燃料噴射弁5に対して、「流体の流通特性」としてのガソリンの噴射量を調整する装置である。
ここで、燃料噴射弁5の構成について説明する。燃料噴射弁5は、コイルに電流を流すと固定コイルと可動コイルとの間に発生する磁気吸引力によって弁部材を移動し燃料を噴射可能な噴孔を開閉する。燃料噴射弁5では、磁気吸引力が発生していないとき弁部材によって噴孔が閉じられるよう弁部材を付勢するばねを有する。ばねの付勢力は、燃料噴射弁5のハウジングに対して圧入されている図示しないアジャスティングパイプのハウジングに対する位置によって決定される。すなわち、燃料噴射弁5のガソリンの噴射量は、ハウジングに対するアジャスティングパイプの位置を調整することによって決定される。流量調整装置1は、燃料噴射弁5のガソリンの噴射量が所望の噴射量となるよう、ハウジングに対するアジャスティングパイプの位置を調整する。
次に、流量調整装置1の構成を図1に基づいて説明する。流量調整装置1は、「第一流体供給部」としての主ポンプ11、「第一流体供給管」としての主供給管13、接続部15、調整部17、「流量検出部」としての流量計19、上流側絞り部21、下流側絞り部23、第一切替弁25、「第二流体供給管」として副供給管31、「第二流体供給部」としての副ポンプ33、第二切替弁35、及び、制御部40を備える。図1に示す点線矢印F1は、流量調整装置1における試験油の流れを示す。
主ポンプ11は、燃料噴射弁5の流量調整に利用する流体である試験油を貯留可能な貯留タンク110に接続している。主ポンプ11は、制御部40に電気的に接続している。主ポンプ11は、制御部40が出力する指令信号にしたがって貯留タンク110内の試験油を加圧する。
主供給管13は、主ポンプ11に接続されている。主供給管13は、主ポンプ11が加圧した試験油が流通可能に形成されている。主供給管13には、主供給管13の各所の試験油の圧力を検出可能な三つの圧力センサ131,132,133、及び、背圧弁14が設けられている。圧力センサ131,132,133は、制御部40に電気的に接続され、主供給管13の各所における試験油の圧力に応じた信号を制御部40に出力する。背圧弁14は、圧力センサ131と圧力センサ132との間に設けられている。背圧弁14は、主供給管13を流れる試験油の圧力が燃料噴射弁5に設定されている噴射圧力に比べやや高い圧力となるよう調整する。圧力センサ133は、特許請求の範囲に記載の「圧力検出部」に相当する。
接続部15は、主供給管13の主ポンプ11に接続されている側とは反対側の端部に設けられている。接続部15は、調整対象の燃料噴射弁5を接続可能である。主供給管13を流れる試験油は、接続部15を介して燃料噴射弁5内に流入する。
調整部17は、調整対象の燃料噴射弁5に接続可能に形成されている。調整部17は、燃料噴射弁5のアジャスティングパイプを押し込み可能な構成となっている。調整部17は、燃料噴射弁5とともに制御部40に電気的に接続している。調整部17は、制御部40の指令信号にしたがって燃料噴射弁5におけるハウジングに対するアジャスティングパイプの位置を変更し、燃料噴射弁5のガソリンの噴射量が規定範囲内の噴射量となるよう調整する。
流量計19は、主供給管13の圧力センサ132と第一切替弁25との間に設けられている。流量計19は、主供給管13を流れる試験油の流量を検出可能である。流量計19は、検出した試験油の流量に応じた信号を、電気的に接続している制御部40に出力する。
上流側絞り部21は、主供給管13の圧力センサ132と流量計19との間に設けられている。上流側絞り部21は、流量計19の上流側において主供給管13を流れる試験油の圧力変動を抑制する。
下流側絞り部23は、主供給管13の圧力センサ132と第一切替弁25との間に設けられている。下流側絞り部23は、流量計19の下流側において主供給管13を流れる試験油の圧力変動を抑制する。
第一切替弁25は、主供給管13の下流側絞り部23と接続部15との間に設けられている。第一切替弁25は、制御部40に電気的に接続している。第一切替弁25は、制御部40の指令信号にしたがって主供給管13の試験油の流れを制御可能である。
副供給管31は、一端が第一切替弁25と接続部15との間の主供給管13に接続し、他端が副ポンプ33に接続している。副供給管31は、試験油を流通可能に形成されている。
副ポンプ33は、貯留タンク110と副供給管31とに接続している。副ポンプ33は、試験油の圧力を可変可能に設けられ、制御部40の指令信号にしたがって貯留タンク110内の試験油を設定された圧力に加圧する。加圧された試験油は、副供給管31を流れる。
第二切替弁35は、副ポンプ33と主供給管13との間の副供給管31に設けられている。第二切替弁35は、制御部40に電気的に接続している。第二切替弁35は、制御部40の指令信号にしたがって副供給管31の試験油の流れを制御可能である。
制御部40は、演算手段としてのCPU、並びに、記憶手段としてのRAM及びROMを有するマイクロコンピュータなどから構成されている。制御部40は、主ポンプ11、圧力センサ131,132,133、調整部17、流量計19、第一切替弁25、副ポンプ33、及び、第二切替弁35に電気的に接続している。また、制御部40は、調整対象の燃料噴射弁5に電気的に接続可能に形成されている。制御部40は、流量計19が検出する試験油の流量に基づいてアジャスティングパイプの位置を調整するよう調整部17に指令を出力する。また、制御部40は、燃料噴射弁5の付け替えに応じて第一切替弁25及び第二切替弁35の作動を制御する。
次に、流量調整装置1による燃料噴射弁5の流量調整方法について説明する。
最初に、ステップ(以下、単に「S」という)1において、調整対象の燃料噴射弁5を流量調整装置1に取り付ける。具体的には、調整対象の燃料噴射弁5を接続部15に接続するとともに、調整部17を燃料噴射弁5にセットする。また、制御部40と燃料噴射弁5とを電気的に接続する。このとき、流量調整装置1では、第一切替弁25及び第二切替弁35は、別の燃料噴射弁5の流量調整が終了するときから閉じられたままとなっている。
次に、S2において、試験油の漏れチェックを行う。制御部40は、第二切替弁35を開くとともに副ポンプ33を駆動する。第二切替弁35を開くと、副ポンプ33が加圧する試験油が副供給管31及び主供給管13の第一切替弁25と接続部15との間を流れ、燃料噴射弁5内に供給される。第二切替弁35を開いた後、接続部15と燃料噴射弁5との接続箇所などから試験油が漏れていないか否かをチェックする。
次に、S3において、フラッシングを行う。具体的には、制御部40は、第二切替弁35を開いたまま、燃料噴射弁5を開閉する信号を燃料噴射弁5に出力する。これにより、燃料噴射弁5から試験油が一定時間噴射され、燃料噴射弁5内の空気が除去される。
次に、S4において、燃料噴射弁5の流量調整を行う。具体的には、制御部40は、燃料噴射弁5には主供給管13が供給する試験油のみが流入するよう、第二切替弁35を閉じたあと第一切替弁25を開く。このとき、制御部40は、圧力センサ133の値が変動しないよう第一切替弁25及び第二切替弁35の作動を制御する。
S4では、流量計19が検出する試験油の流量に基づいて燃料噴射弁5の流量調整を行う。S4における燃料噴射弁5の流量調整の方法について、図3,4に基づいて説明する。図3には、図2のS4における燃料噴射弁5の流量調整の方法のサブフローを示している。
最初に、S41において、主供給管13における試験油の圧力が安定するまで待つ。具体的には、圧力センサ133の値が安定するまで一定時間待機する。
次に、S42において、調整部17によって燃料噴射弁5内でのアジャスティングパイプの押し込みを開始する。
S42におけるアジャスティングパイプの押し込みによって流量計19の値が第一規定量Rr1(図4参照)に到達すると、S43において、アジャスティングパイプの押し込み速度を減速する。このとき、制御部40は、調整部17にアジャスティングパイプの押し込み速度を減速する減速信号を出力する(図4の時刻t11参照)。これにより、図4に示すように、試験油の流量の減少速度は低下する。
S43におけるアジャスティングパイプの押し込みによって流量計19の値が第二規定量Rr2(図4参照)に到達すると、S44において、アジャスティングパイプの押し込みを停止する。このとき、制御部40は、調整部17にアジャスティングパイプの押し込みを停止する停止信号を出力する(図4の時刻t12参照)。これにより、試験油の流量は、時刻t12からある程度の時間が経過した時刻t13において、仮の設定流量R0となる。
本実施形態では、制御部40は、流量計19から入力される一定時間のパルス信号数を計測することによって流量を確認し、流量を検出しつつ調整部17によってアジャスティングパイプを押し込む一連の動作を連続的に並行して行っている。なお、上述した第一規定流量及び第二規定流量は、実験などによって事前に求められたものである。
次に、図2に戻り、S5において、制御部40は、燃料噴射弁5の仮の設定流量R0が規定範囲内(図4の二本の二点鎖線RH0、RL0で挟まれる流量範囲参照)に入っているか否かを判定する。燃料噴射弁5の仮の設定流量R0が規定範囲内に入っている場合、S6に進む。S6において、制御部40は、燃料噴射弁5の仮の設定流量R0を真の設定流量とし、第一切替弁25を閉じる。第一切替弁25を閉じた後、燃料噴射弁5を接続部15から外すとともに、調整部17を燃料噴射弁5から取り外す。また、制御部40と燃料噴射弁5との電気的な接続を解除する。
また、S5において、燃料噴射弁5の仮の設定流量R0が規定範囲外である場合、S7に進む。S7において、制御部40は、アジャスティングパイプの押し込みの微調整を行う。アジャスティングパイプの押し込みの微調整を行った後、再度、S5において、制御部40は、燃料噴射弁5の仮の設定流量R0が規定範囲内に入っているか否かを判定する。
次に、本実施形態による流量調整装置1の効果について、図5に基づいて説明する。図5には、燃料噴射弁5の取り外し及び取り付けにおける圧力センサ133の値である主供給管13の試験油の圧力の時間変化を示す。図5には、比較例として、副供給管31、副ポンプ33、及び、第二切替弁35を備えていない流量調整装置における圧力センサ133の値の時間変化を点線L0で示す。
時刻t21において第一切替弁25を閉じたあと燃料噴射弁5を接続部15から取り外す時刻t22まで、圧力センサ133の値は一定となっている。時刻t22において燃料噴射弁5を接続部15から取り外すと、圧力センサ133の値は低下し0となる(図5の時刻t23)。
時刻t23の後の時刻t24において次の調整対象の燃料噴射弁5を流量調整装置1に取り付け、第二切替弁35を開く(図5の時刻t25)。これにより、圧力センサ133の値は急速に増加し、圧力センサ133の値が所定の値P0となる。圧力センサ133の値が所定の値P0となるまでの時間は、時刻t25から時刻t26までの間の時間となる。
一方、比較例の流量調整装置では、図5に点線L0で示しているように、圧力センサ133の値が所定の値P0となるまで時間は、主供給管13に設けられている絞り部を試験油が通るため、流量調整装置1に比べ長くなる(例えば、図5に示す時刻t25から時刻t06までの間)。
流量調整装置1では、時刻t26の後の時刻t27において第二切替弁35を閉じ、時刻t28において第一切替弁25を開く。これにより、流量調整装置1では、時刻t28以降において、燃料噴射弁5の流量調整が可能となる。
一方、比較例の弁装置の流量調整装置では、燃料噴射弁5の流量調整が可能となるのは、圧力センサ133の値が所定の値P0となる時刻t06以降となる。
(a)第一実施形態による流量調整装置1は、第一切替弁25と接続部15との間の主供給管13に接続する副供給管31、及び、副供給管31に接続し試験油を供給可能な副ポンプ33を備える。これにより、接続部15から燃料噴射弁5を取り外し次の燃料噴射弁5を取り付けた後、大気に開放された第一切替弁25と接続部15との間の主供給管13内、及び、調整対象の燃料噴射弁5内に、上流側絞り部21及び下流側絞り部23を通ることなく、試験油を供給することができる。したがって、第一実施形態は、比較的短時間で第一切替弁25と接続部15との間の主供給管13内、及び、調整対象の燃料噴射弁5内に試験油を充填できるため、燃料噴射弁5の流量を調整する時間を短縮することができる。
(b)また、流量調整装置1は、試験油の圧力を変化させることが可能な副ポンプ33を備えている。これにより、第二切替弁35の閉じた後の主供給管13内の圧力変化を想定し、副ポンプ33によって供給される試験油の圧力を設定することができる。したがって、第一実施形態は、燃料噴射弁5を調整可能な圧力である所定の圧力P0となるまでの時間をさらに短縮することができるため、燃料噴射弁5の調整時間をさらに短縮することができる。
(c)また、流量調整装置1では、時刻t27における第二切替弁35の閉弁と時刻t28における第一切替弁25の開弁とのタイミング、及び、これらの切替弁の開閉に伴う容積変化をあわせこむことによって、切替弁の開閉に伴う容積変化を小さくすることができる。これにより、第一実施形態は、燃料噴射弁5を調整可能な圧力である所定の圧力P0となるまでの時間をさらに短縮することができるため、調整対象の燃料噴射弁5の調整時間をさらに短縮することができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態による弁装置の特性調整装置を図6に基づいて説明する。第二実施形態は、第二流体供給部の構成が第一実施形態と異なる。
第二実施形態による「弁装置の特性調整装置」としての流量調整装置2は、主ポンプ11、主供給管13、接続部15、調整部17、流量計19、上流側絞り部21、下流側絞り部23、第一切替弁25、副供給管31、「第二流体供給部」としてのバイパス管43、「圧力調整弁」としての背圧弁44、第二切替弁35、及び、制御部40を備える。図2に示す点線矢印F2は、流量調整装置2における試験油の流れを示す。
バイパス管43は、一端が主ポンプ11と背圧弁14との間の主供給管13に接続し、他端が第二切替弁35に接続している。バイパス管43を通る試験油は、主ポンプ11が加圧した試験油であって、上流側絞り部21、流量計19、下流側絞り部23を通ることなく燃料噴射弁5に供給される。
背圧弁44は、バイパス管43に設けられている。背圧弁44は、バイパス管43を流れる試験油の圧力が燃料噴射弁5に設定されている噴射圧力に比べやや高い圧力となるよう調整する。
第二実施形態による流量調整装置2は、副供給管31に接続し試験油を供給可能なバイパス管43を備える。したがって、第二実施形態は、第一実施形態の効果(a)、(c)を奏する。
また、流量調整装置2では、主ポンプ11が供給する試験油を、上流側絞り部21、流量計19、下流側絞り部23を通ることなく燃料噴射弁5に供給する。これにより、副ポンプ33を備える第一実施形態に比べ、製造コストを低減することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、「弁装置」として、ガソリンを燃料とするエンジンに設けられる燃料噴射弁であるとした。しかしながら、「弁装置」はこれに限定されない。流体の流れを制御可能な装置であればよい。また、「弁装置」を流れる流体はガソリンに限定されない。例えば、軽油であってもよいし、気体であってもよい。
上述の実施形態では、S4における燃料噴射弁の流量調整において、制御部は、圧力センサの値が変動しないよう第一切替弁及び第二切替弁の作動を制御するとした。しかしながら、S4における制御部による制御はこれに限定されない。例えば、接続部と燃料噴射弁との接続状況を制御部が電気的に検出することのみによって第一切替弁及び第二切替弁の作動を制御してもよい。
第一実施形態では、「第二流体供給部」は、副ポンプであるとした。また、第二実施形態では、「第二流体供給部」は、バイパス管であるとした。しかしながら、「第二流体供給部」は、これらに限定されない。
上述の実施形態で説明した流量調整装置による燃料噴射弁の流量調整方法は、一例であって、これに限定されない。例えば、フラッシングはなくてもよい。また、流量計の値を比較する第一規定量及び第二規定量の設定は、これに限定されない。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1,2・・・・流量調整装置(弁装置の特性調整装置)
11・・・主ポンプ(第一流体供給部)
13・・・主供給管(第一流体供給管)
19・・・流量計(流量検出部)
21・・・上流側絞り部
23・・・下流側絞り部
25・・・第一切替弁
31・・・副供給管(第二流体供給管)
33・・・副ポンプ(第二流体供給部)
43・・・バイパス管(第二流体供給部)
35・・・第二切替弁
40・・・制御部

Claims (4)

  1. 弁装置の特性調整装置であって、
    第一流体供給部(11)と、
    前記第一流体供給部が供給する流体が流通可能な第一流体供給管(13)と、
    前記第一流体供給管に設けられ、調整対象の弁装置(5)を接続可能な接続部(15)と、
    調整対象の前記弁装置の流体の流通特性を変更可能な調整部(17)と、
    前記第一流体供給部と前記接続部との間の前記第一流体供給管に設けられ、前記第一流体供給管を流れる流体の流量を検出可能な流量検出部(19)と、
    前記流量検出部の上流側の前記第一流体供給管に設けられる上流側絞り部(21)と、
    前記流量検出部の下流側の前記第一流体供給管に設けられる下流側絞り部(23)と、
    前記下流側絞り部と前記接続部との間の前記第一流体供給管に設けられ、前記第一流体供給管の流体の流れを制御可能な第一切替弁(25)と、
    前記第一切替弁と前記接続部との間の前記第一流体供給管に接続する第二流体供給管(31)と、
    前記第二流体供給管に接続し、流体を供給可能な第二流体供給部(33,43)と、
    前記第二流体供給管に設けられ、前記第二流体供給部が供給する流体の流れを制御可能な第二切替弁(35)と、
    前記調整部、前記流量検出部、前記第一切替弁、及び、前記第二切替弁に電気的に接続し、調整対象の前記弁装置と前記接続部との接続状態に応じて前記第一切替弁及び前記第二切替弁を制御する制御部(40)と、
    を備える弁装置の特性調整装置。
  2. 前記第一切替弁と前記接続部との間の前記第一流体供給管に設けられ、前記第一流体供給管の流体の圧力を検出可能な圧力検出部(133)をさらに備え、
    前記制御部は、前記圧力検出部と電気的に接続し、前記圧力検出部が検出する前記第一流体供給管の流体の圧力に応じて前記第二切替弁を制御する請求項1に記載の弁装置の流量調整装置。
  3. 前記第二流体供給部は、前記第一流体供給部とは別に設けられるポンプである請求項1または2に記載の弁装置の特性調整装置。
  4. 前記第二流体供給部は、前記第一流体供給部と前記上流側の絞り部との間の前記第一流体供給管に接続されるバイパス管であって、
    前記バイパス管に設けられる圧力調整弁(44)をさらに備える請求項1または2に記載の弁装置の特性調整装置。
JP2018097670A 2018-05-22 2018-05-22 弁装置の特性調整装置 Active JP7056373B2 (ja)

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