JP2006125235A - 流量計測装置および流量計測方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 短い計測時間で高精度に流体噴射弁の噴射流量を計測する流量計測装置および流量計測方法を提供する。
【解決手段】 流量計測装置本体50のハウジング52の内部に形成された内部空間56は、隔壁54により第1流体室57と第2流体室58とに分離されている。第1流体室57にはポンプから噴射流体が供給され、第2流体室58から燃料噴射弁に噴射流体が供給される。フロート66は、隔壁54により、第1流体室57側および第2流体室58側に摺動自在に支持されている。受光部72は、発光部70が照射する平行光をフロート66が遮ることにより、平行光とフロート66の影との境界を検出する。燃料噴射弁が噴射すると第2流体室58の圧力が第1流体室57よりも低くなるので、この圧力差によりフロート66は第1流体室57から第2流体室58側に変位する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体噴射弁が噴射する噴射流量を計測する流量計測装置および流量計測方法に関する。
流体噴射弁の噴射流量を計測する流量計測装置において、特許文献1に開示されているような歯車ポンプを用いて流量を計測することが考えられる。
特許文献1では、流路中に歯車ポンプを設置し、歯車ポンプの上流と下流との間に生じる圧力差により移動するピストンの位置を検出し、ピストンを基準位置に戻すように歯車ポンプの歯車をモータで回転させる。流路を流れる噴射流量が増えると、歯車ポンプの上流と下流との圧力差が大きくなるので、この圧力差を解消してピストンを基準位置に戻すために歯車の回転数が増加する。したがって、歯車ポンプの歯車の回転数に基づいて流量を計測することができる。
実公昭51−38777号公報
しかしながら、特許文献1のように歯車ポンプを用いて流量を計測する場合、歯車が回転するときに圧力脈動が生じるので、ピストンの位置が不安定になる。その結果、歯車の回転数に基づいて流量を計測する歯車ポンプを用いた流量計測装置では、計測する流量の精度に限界がある。
また、歯車ポンプを用いる流量計測装置は、流路を連続して流れる流体の単位時間あたりの流量計測には適しているが、例えば、内燃機関用の燃料噴射弁のように断続して噴射を繰り返す流体噴射弁の噴射流量を計測する場合、高精度に流量を計測することは困難である。
また、流量を計測するために流体噴射弁が噴射を開始し、歯車ポンプの上流と下流との間に生じる圧力差を検出してから、モータを駆動して歯車が圧力差を解消する回転数になるまでに応答遅れが生じる。したがって、この応答遅れの間に検出される歯車の回転数は、正確な流量を表していない。それ故、正確な流量を計測するためには、応答遅れ中の歯車の回転数の検出値を採用せず、流体噴射弁が噴射を開始し所定時間経過してからの歯車の回転数を検出値として採用するか、あるいは応答遅れ中も含めて噴射回数を多くし、応答遅れによる誤差を吸収することが考えられる。しかし、いずれにしても、流量の計測時間が長くなるという問題がある。
本発明の目的は、短い計測時間で高精度に流体噴射弁の噴射流量を計測する流量計測装置および流量計測方法を提供することにある。
請求項1から14記載の発明によると、流体供給源から流体噴射弁に噴射流体を供給する流体通路にハウジングを設置し、ハウジングの内部空間を隔壁で第1流体室と第2流体室とに分離し、この隔壁に第1流体室側および第2流体室側に摺動自在に可動部材が設置されている。そして、両流体室の一方に流体供給源から流体が供給されると両流体室の他方から流体噴射弁に流体が供給される。この構成により、流体噴射弁が噴射すると第1流体室と第2流体室との間に圧力差が生じ、この圧力差により可動部材は変位する。
ここで、隔壁で分離された第1流体室と第2流体室との間に生じる圧力差は、流体噴射弁が噴射する噴射流量に応じて変化するので、可動部材は流体噴射弁の噴射流量に応じて変位する。したがって、可動部材の変位量に基づいて流体噴射弁が噴射する噴射流量を高精度に計測できる。
言い換えると、流体噴射弁の噴射回数に関わらず、流体噴射弁が噴射した噴射流量の合計量に応じて可動部材の変位量が決定されるので、少ない噴射回数であっても、流体噴射弁の噴射流量を高精度に計測できる。したがって、計測時間を短縮できる。
また、例えば、100回の噴射回数であれば殆ど噴射流量に差が生じない流体噴射弁同士であっても、各回の噴射流量のばらつきにより数回の噴射回数であれば噴射流量に差が生じることがある。したがって、少ない噴射回数で流体噴射弁の噴射流量を高精度に計測できることにより、流体噴射弁の噴射流量のばらつきを、より正確に計測できる。
請求項2記載の発明によると、可動部材は密封された中空筒状部材であるから、例えば、中空筒状部材の肉厚を調整することにより、内部空間の容積も含めた中空筒状部材の比重を噴射流体の比重に一致させることが可能となる。これにより、隔壁に摺動自在に設置された可動部材が噴射流体中で上昇および下降せず、滑らかに移動する効果を期待できる。
請求項3記載の発明によると、可動部材を摺動自在に支持する隔壁の支持部は可動部材と同一材質であるから、可動部材と隔壁の支持部との膨張率が一致する。これにより、温度変化が生じても、隔壁の支持部と可動部材との摺動クリアランスが変化することを防止できるので、可動部材が滑らかに移動する。
請求項5記載の発明によると、第1開閉弁および第2開閉弁を開弁すれば、流体噴射弁の噴射に伴い可動部材が一方向に移動し、この可動部材の変位量に基づいて流体噴射弁の噴射流量を計測できる。
請求項6記載の発明によると、第3開閉弁および排出弁を開弁することにより、可動部材を初期位置に戻すことができる。これにより、初期位置に可動部材を戻さず同じ方向に変位する可動部材の変位量で複数の流体噴射弁の噴射流量を計測する場合に比べ、可動部材の変位量の範囲が狭くなる。したがって、ハウジングおよび可動部材を有する流量計測装置本体を小型化できる。
請求項7記載の発明によると、第1開閉弁および第2開閉弁を開弁し第3開閉弁および第4開閉弁を閉弁すれば、流体噴射弁の噴射に伴い可動部材が一方向に移動し、第3開閉弁および第4開閉弁を開弁し第1開閉弁および第2開閉弁を閉弁すれば、流体噴射弁の噴射に伴い可動部材が反対方向に移動する。したがって、可動部材が移動する双方向の各変位量に基づいて流体噴射弁の噴射流量を計測できる。
ところで、第1流体室または第2流体室に空気が混入すると、温度変化または圧力により空気の体積が変化するので、流体噴射弁の噴射流量に対して可動部材の変位量がばらつく恐れがある。
そこで、請求項8記載の発明によると、空気抜き弁を開弁することにより、両流体室から空気を排出し、両流体室を噴射流体で満たすことができる。これにより、流体噴射弁の噴射流量に対して可動部材の変位量がばらつくことを防止し、可動部材の変位量に基づいて高精度に噴射流量を計測できる。
請求項11および13記載の発明によると、可動部材の一方向の変位量に基づいて噴射流量を計測する場合も、可動部材の双方向の各変位量に基づいて噴射流量を計測する場合も、各流体噴射弁の計測を開始する前に、初期位置に可動部材を移動する。これにより、初期位置に可動部材を移動せず同じ方向に変位する可動部材の変位量で複数の流体噴射弁の噴射流量を計測する場合に比べ、可動部材の変位量の範囲が狭くなる。したがって、ハウジングおよび可動部材を有する流量計測装置本体を小型化できる。
請求項14記載の発明によると、流体噴射弁から噴射を開始する前に、両流体室から空気を排出するので、流体噴射弁の噴射流量に対して可動部材の変位量がばらつくことを防止し、可動部材の変位量に基づいて高精度に噴射流量を計測できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による流量計測装置を図2に示す。図2に示す流量計測装置は、燃料噴射弁1の噴射流量を計測しながら、燃料噴射弁1のアジャスティングパイプ14の圧入位置を調整しスプリング12の付勢力を調整することにより、燃料噴射弁1に要求される動的流量を調整するシステムに用いられている。図2は、燃料噴射弁1から噴射している状態を示している。
動的流量とは、ニードル22の1回の開閉動作である1ストローク当たりに噴射される噴射流量を表す。燃料噴射弁1は、ニードル22が弁座20から離座することにより噴孔18から噴射流体として試験流体を噴射する。試験流体としては、引火等を防止するため燃料とほぼ同一の粘性を有する不燃性の液体を用いる。スプリング12は、弁座20に着座する方向、つまり噴孔18を閉塞する方向にニードル22を付勢している。アジャスティングパイプ14は圧入により燃料噴射弁1のハウジング10内に送られ、圧入位置が確定し目標の動的流量が得られると、かしめ等によりハウジング10に固定される。コイル24に電流を供給すると、スプリング12の付勢力に抗し固定コア16側にニードル22を吸引する磁気力が発生し、ニードル22が弁座20から離座する。ニードル22の最大リフト量は固定コア16の位置により規定される。
モータ30とともに回転するモータギア32はねじギア34と噛み合っている。ねじギア34は送りねじ36とねじ結合しており、ねじギア34が回転すると、送りねじ36はアジャスティングパイプ14側またはその反対側に移動する。送りねじ36がアジャスティングパイプ14側に移動すると、アジャスティングパイプ14はハウジング10内に送り込まれる。パーソナルコンピュータ(以下、「パーソナルコンピュータ」をPCという)40は、流量計測装置から送出される検出信号を入力し、現在のアジャスティングパイプ14の圧入位置における動的流量を計測する。PC40は、算出した動的流量と目標の動的流量との差に基づき駆動回路42を制御することにより駆動回路42からモータ30に供給する制御電流を制御し、アジャスティングパイプ14の次回の圧入位置を算出する。
ポンプ200はタンク202から試験流体を吸い上げ燃料噴射弁1に供給する。圧力計204は燃料噴射弁1に供給する流体圧力を計測する。背圧弁206は、燃料噴射弁1に供給される流体圧力を所定圧に調圧する。背圧弁206に代え減圧弁を用いてもよい。
流量計測装置は、パソコン(PC)40、流量計測装置本体50、発光部70、受光部72、電磁弁140、142、144、146、150、152、絞り145、147、151を有している。
図1に示すように、流量計測装置本体50は、ハウジング52、隔壁54、ストッパ62、64、およびフロート66からなる。ハウジング52は、隔壁54を挟んだ2個の筒状部材からなる。そして、2部材からなるハウジング52の内部に形成された内部空間56は、隔壁54により第1流体室57と第2流体室58とに分離されている。
第1流体室57を形成しフロート66の変位方向と交差する方向で互いに向き合うハウジング52の対向壁に、光透過部60がそれぞれ設けられている。光透過部60は、光を透過する透明な材質で形成されている。ストッパ62、64は、フロート66を係止し、第1流体室57側および第2流体室58側へのフロート66の移動を規制する。
フロート66は、隔壁54と同じ材質の、例えばステンレスにより密封されて形成された中空筒状部材である。フロート66は、内部空間を含んだ比重が試験流体と同じ比重になるように肉厚を調整されている。また、フロート66は、第1流体室57側および第2流体室58側に摺動自在ではあるが、隔壁54との摺動箇所を通り第1流体室57と第2流体室58との間で漏れがない程度のクリアランスで隔壁54に支持されている。
図1に示す発光部70および受光部72は検出手段を構成しており、それぞれ光透過部60の外側に設置されている。発光部70から照射された平行光は、向かい合う光透過部60、第1流体室57の流体中を通過して受光部72に受光される。受光部72は、発光部70が照射する平行光をフロート66が遮ることにより、平行光とフロート66の影との境界を検出し、検出信号としてPC40に出力する。この受光部72が検出する平行光とフロート66が平行光を遮る影との境界がフロート66の変位位置を表している。フロート66の第1流体室57側の端部は、受光部72が平行光とフロート66が平行光を遮る影との境界を検出できる範囲内を移動する。
図2に示す電磁弁140、142、144、146、150、152は、それぞれ設置されている流路を開閉する開閉弁である。フロート66の一方向の変位量を検出する第1実施形態では、電磁弁140は第1開閉弁に、電磁弁142は第2開閉弁に、電磁弁144、150は空気抜き弁に、電磁弁146は排出弁に、電磁弁152は第3開閉弁にそれぞれ対応する。
電磁弁140は、流体供給源であるポンプ200から第1流体室57に試験流体を供給する流路に設置され、電磁弁142は、第2流体室58から燃料噴射弁1に試験流体を供給する流路に設置されている。電磁弁144および電磁弁146は、第1流体室57を大気開放する流路に設置され、電磁弁150は、第2流体室58を大気開放する流路に設置されている。電磁弁152は、ポンプ200から第2流体室58に試験流体を供給するときに使用する電磁弁である。
また、絞り145、151は、それぞれ第1流体室57、第2流体室58から空気および蒸発した試験流体を排出するときの排出量を調整する。また絞り147は、フロート66を初期位置に戻すときに第1流体室57から排出される試験流体の排出量を調整し、フロート66が初期位置に戻る戻り時間を調整する。
次に、流量計測装置を用いた流量計測方法について図1から図3に基づいて説明する。以下に述べるステップ番号は図3のフローチャートの各ステップに対応する。また、ここでは流量計測方法についてだけ説明し、流量を計測しながらどのようにアジャスティングパイプ14の圧入量を調整するかについては説明を省略する。以下に説明する電磁弁140、142、144、146、150、152、燃料噴射弁1の制御はPC40からの制御信号により行われる。
(1)まず、ワークである燃料噴射弁1をセットする(ステップ300)。このとき、電磁弁140、142、144、146、150、152は閉弁している。
(2)次に、電磁弁140、142、144、150、152を開弁することにより、ポンプ200から第1流体室57および第2流体室58に試験流体を供給し、第1流体室57および第2流体室58に混入している空気および蒸発した試験流体を大気側に排出する(ステップ302)。
(3)所定時間経過し第1流体室57および第2流体室58から空気および蒸発した試験流体を排出すると(ステップ304)、電磁弁140、144、150を閉弁し、電磁弁146を開弁する。電磁弁142、152は開弁したままである。これにより、ポンプ200から電磁弁140を通り第1流体室57への試験流体の供給を停止し、ポンプ200から電磁弁152、142を通り第2流体室58への試験流体の供給を継続する。その結果、第2流体室58の圧力が第1流体室57よりも高くなるので、フロート66は第1流体室57に向けて移動する(ステップ306)。フロート66の移動により第1流体室57の試験流体は電磁弁146、絞り147を通り大気側に流出する。
(4)フロート66がストッパ62に係止され初期位置に戻ると(ステップ308)、電磁弁142、146、152を閉弁する。このとき、フロート66が初期位置に戻ったかどうかは、受光部72から出力される検出信号に基づき、PC40が判定する。
(5)図2に示すように電磁弁140、142を開弁し、ポンプ200から電磁弁140を通り第1流体室57に試験流体を供給する。そして、第2流体室58から電磁弁142を通り燃料噴射弁1に試験流体が供給される。電磁弁140、142が開弁した状態で、所定開弁時間で燃料噴射弁1が複数回噴射するパルス信号をPC40の指示により駆動回路42から燃料噴射弁1のコイル24に供給する(ステップ310)。
燃料噴射弁1が1回噴射すると、1回分の噴射流量に応じて第2流体室58の圧力が第1流体室57よりも低くなるので、フロート66は第1流体室57から第2流体室58側に移動する。
ここで、フロート66の断面積をS、フロート66の変位量をt、燃料噴射弁1の1回の噴射流量をQとすると、Q=S×tを満たす変位量tをフロート66が移動すると、第1流体室57と第2流体室58との圧力差が無くなり、フロート66は停止する。したがって、燃料噴射弁1が所定回数噴射すると、ΣQ=S×tを満たす変位量tをフロート66は移動する。ΣQは燃料噴射弁1が所定回数噴射した噴射流量の合計である。
(6)燃料噴射弁1が所定回数噴射したら、電磁弁140、142を閉弁する。そして、フロート66の変位量を検出し受光部72が出力する検出信号に基づき、PC40は、所定のn回噴射した燃料噴射弁1の噴射流量の合計ΣQから、1回の噴射流量をΣQ/nとして計測する(ステップ312)。
(7)ここで、例えば計測した1回の噴射流量、または1回毎のフロート66の変位量が正常範囲から外れているかを判定する(ステップ314)。正常な計測値であれば、計測中の燃料噴射弁1を取り外し(ステップ316)、ステップ300に戻る。
計測値が正常範囲から外れた異常値であり、この異常結果が所定回数目であれば(ステップ318)、計測異常を表示して計測中の燃料噴射弁1を取り外し(ステップ316)、ステップ300に戻る。異常結果がまだ所定回数に達していないと、ステップ306に戻り、再度噴射流量を計測する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による流量計測装置および流量計測方法について図4、5、6に基づいて説明する。尚、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。図4は、燃料噴射弁1から噴射している状態を示している。
第1実施形態では、燃料噴射弁1の流量計測を開始する毎に、フロート66を第1流体室57のストッパ62に係止させて同じ初期位置に戻す。つまり、フロート66の一方向への変位量だけを検出して燃料噴射弁1の噴射流量を計測する。これに対し第2実施形態では、一方向ではなく、第1流体室57側から第2流体室58側、ならびに第2流体室58側から第1流体室57側に変位するフロート66の双方向の各変位方向においてフロート66の変位量を検出し、燃料噴射弁1の噴射流量を計測する。
また、双方向の各変位方向においてフロート66の変位量を検出する第2実施形態では、電磁弁140は第1開閉弁に、電磁弁142は第2開閉弁に、電磁弁144、150は空気抜き弁に、電磁弁152は第4開閉弁に、電磁弁154は第3開閉弁にそれぞれ対応する。
第2実施形態の流量計測装置が第1実施形態と異なる点は、ポンプ200から電磁弁152に試験流体を供給する位置が、電磁弁140のポンプ200側ではなく流量計測装置本体50の第1流体室57側であることと、電磁弁140のポンプ200側から電磁弁142の第2流体室58側に試験流体を供給する流路を設け、この流路に電磁弁154が設置されている点である。それ以外の構成は第1実施形態と実質的に同一である。
以下、第2実施形態の流量計測方法について具体的に説明する。尚、以下に述べるステップ番号は図5、6のフローチャートの各ステップに対応する。
(1)まず、ワークである燃料噴射弁1をセットする(ステップ400)。このとき、電磁弁140、142、144、146、150、152、154は閉弁している。
(2)次に、電磁弁140、144、150、154を開弁することにより、ポンプ200から第1流体室57および第2流体室58に試験流体を供給し、第1流体室57および第2流体室58に混入している空気および蒸発した試験流体を大気側に排出する(ステップ402)。
(3)所定時間経過し第1流体室57および第2流体室58から空気および蒸発した試験流体を排出すると(ステップ404)、電磁弁144、150、154を閉弁し、電磁弁142、146、152を開弁する。電磁弁140は開弁したままである。これにより、ポンプ200から電磁弁140、152、142を通り第2流体室58に試験流体を供給し、第1流体室57から電磁弁146、絞り147を通り試験流体を大気側に排出する。その結果、第2流体室58の圧力が第1流体室57よりも高くなるので、フロート66は第1流体室57に向けて移動する(ステップ406)。
(4)フロート66がストッパ62に係止され第1初期位置に移動すると(ステップ408)、電磁弁140、142、146、152を閉弁する。このとき、フロート66が第1初期位置に移動したかどうかは、受光部72から出力される検出信号に基づき、PC40が判定する。
(5)図4に示すように電磁弁140、142を開弁し、ポンプ200から電磁弁140を通り第1流体室57に試験流体を供給する。そして、第2流体室58から電磁弁142を通り燃料噴射弁1に試験流体が供給される。電磁弁140、142が開弁した状態で、所定開弁時間で燃料噴射弁1が複数回噴射するパルス信号をPC40の指示により駆動回路42から燃料噴射弁1のコイル24に供給する(ステップ410)。
燃料噴射弁1が1回噴射すると、1回分の噴射流量に応じて第2流体室58の圧力が第1流体室57よりも低くなるので、フロート66は第1流体室57から第2流体室58側に移動する。第1実施形態と同様に、Q=S×tを満たす変位量tをフロート66が移動すると、第1流体室57と第2流体室58との圧力差が無くなり、フロート66は停止する。したがって、燃料噴射弁1が所定回数噴射すると、ΣQ=S×tを満たす変位量tをフロート66は移動する。
(6)燃料噴射弁1が所定回数噴射したら、電磁弁140、142を閉弁する。そして、フロート66の変位量を検出し受光部72が出力する検出信号に基づき、PC40は、所定のn回噴射した燃料噴射弁1の噴射流量の合計ΣQから、1回の噴射流量をΣQ/nとして計測する(ステップ412)。
(7)そして、例えば計測した1回の噴射流量、または1回毎のフロート66の変位量が正常範囲から外れているかを判定する(ステップ414)。正常な計測値であれば、計測中の燃料噴射弁1を取り外し(ステップ416)、図6のステップ422に移行する。
計測値が正常範囲から外れた異常値であり、この異常結果が所定回数目であれば(ステップ418)、計測異常を表示し(ステップ420)、計測中の燃料噴射弁1を取り外して(ステップ416)、図6のステップ422に移行する。異常結果がまだ所定回数に達していないと、図6のステップ428に移行し、再度噴射流量の計測を開始する。
(8)ステップ422において次に計測する燃料噴射弁1を取り付け、ステップ424、426において、ステップ402、404と同様に、第1流体室57および第2流体室58の空気および蒸発した試験流体を大気側に排出する。
(9)次に、電磁弁140、150を開弁し、ポンプ200から電磁弁140を通り第1流体室57に試験流体を供給する。これにより、第1流体室57の圧力が第2流体室58よりも高くなるので、フロート66は第2流体室58に向けて移動する(ステップ428)。フロート66の移動により第2流体室58の試験流体は電磁弁150、絞り151を通り大気側に流出する。
(10)フロート66がストッパ64に係止され第2初期位置に移動すると(ステップ430)、電磁弁140、150を閉弁する。このとき、フロート66が第2初期位置に移動したかどうかは、受光部72から出力される検出信号に基づき、PC40が判定する。
(11)電磁弁152、154を開弁し、ポンプ200から電磁弁154を通り第2流体室58に試験流体を供給する。そして、第1流体室57から電磁弁152を通り燃料噴射弁1に試験流体が供給される。電磁弁152、154が開弁した状態で、所定開弁時間で燃料噴射弁1が複数回噴射するパルス信号をPC40の指示により駆動回路42から燃料噴射弁1のコイル24に供給する(ステップ432)。
(12)燃料噴射弁1が所定回数噴射したら、電磁弁152、154を閉弁する。そして、フロート66の変位量を検出し受光部72が出力する検出信号に基づき、PC40は、燃料噴射弁1の噴射流量の合計から1回の噴射流量を計測する(ステップ434)。
(13)そして、例えば計測した1回の噴射流量、または1回毎のフロート66の変位量が正常範囲から外れているかを判定する(ステップ436)。正常な計測値であれば、計測中の燃料噴射弁1を取り外し(ステップ438)、図5のステップ400に移行する。
計測値が正常範囲から外れた異常値であり、この異常結果が所定回数目であれば(ステップ440)、計測異常を表示し(ステップ442)、計測中の燃料噴射弁1を取り外して(ステップ438)、図5のステップ400に移行する。異常結果がまだ所定回数に達していないと、図5のステップ406に移行し、再度噴射流量の計測を開始する。
第2実施形態では、フロート66を第2初期位置に移動する場合、電磁弁140、150を開弁したが、電磁弁140、142を開弁し、燃料噴射弁1から噴射することによりストッパ64にフロート66を係止させ、第2初期位置にフロート66を移動してもよい。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図7に基づいて説明する。尚、第2実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
第3実施形態では、フロート66をストッパ64に係止させ第2初期位置に移動するために、図4に示す第2実施形態の流量計測装置にさらに電磁弁160、絞り161を追加した。
電磁弁140、160を開弁することにより、ポンプ200から電磁弁140を通り第1流体室57に試験流体を供給し、第2流体室58から電磁弁160、絞り161を通り大気側に試験流体を排出する。これにより、第1流体室57の圧力が第2流体室58よりも高くなるので、フロート66は第2流体室58側に移動する。そして、フロート66は、ストッパ64に係止される第2初期位置まで移動する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図8に基づいて説明する。尚、第1実施形態から第3実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。また、第1実施形態から第3実施形態において使用した流量計測装置本体50を第4実施形態の流量計測装置本体100と置き換える以外は、第1実施形態から第3実施形態と同一の流量計側装置の構成を採用できる。
流量計測装置本体100は、ハウジング102、隔壁104、106、フロート110、ストッパ114、116からなる。ハウジング102は、隔壁104、106を交互に挟んだ3個の筒状部材からなる。そして、3部材からなるハウジング102の内部に形成された内部空間120は、隔壁104、106により、第1流体室121、第2流体室122、第1流体室121と第2流体室122の間の中間室123の3室に分離されている。
フロート110は、中空筒状部112と、中空筒状部112の軸方向中央部に向けられた円板部113とからなる。中空筒状部112は、隔壁104、106と同じ材質の、例えばステンレスにより密封されて形成されており、両端部で隔壁104、106に摺動時自在に支持されている。中空筒状部112の肉厚は、中空筒状部112の内部空間および円板部113を含んだフロート110の比重が試験流体と同じ比重になるように調整されている。
また、フロート110は、第1流体室57側および第2流体室58側に摺動自在ではあるが、第1流体室121と中間室123、ならびに第2流体室122と中間室123との間で漏れがない程度のクリアランスで隔壁104、106に支持されている。円板部113は中間室123内に設置されている。
中間室123を形成しフロート110の変位方向と交差する方向で互いに向き合うハウジング102の対向壁に、光透過部108がそれぞれ設けられている。光透過部108は、光を透過する透明な材質で形成されている。ストッパ114、116は、フロート110の両端を係止し、第1流体室121側および第2流体室122側へのフロート110の移動を規制する。
発光部70および受光部72は、それぞれ光透過部108の外側に設置されている。発光部70から照射された平行光は、向かい合う光透過部108、中間室123の試験流体中を通過して受光部72に受光される。受光部72は、発光部70が照射する平行光をフロート110の円板部113が遮ることにより、平行光と円板部113の影との境界を検出し、検出信号としてPC40に出力する。この受光部72が検出する平行光とフロート110の円板部113が平行光を遮る影との境界がフロート110の変位位置を表している。フロート110の円板部113は、受光部72が平行光と円板部113が平行光を遮る影との境界を検出できる範囲内を移動する。
第4実施形態では、フロート110の両端部を隔壁104、106で支持したので、フロート110のがたつきを低減できる。
以上説明した上記複数の実施形態では、ハウジングの密封された内部空間を隔壁で第1流体室および第2流体室に分離し、両流体室で中空筒状部材であるフロートを摺動自在に支持した。両流体室の一方に試験流体が供給され、両流体室の他方から燃料噴射弁に試験流体が供給され、燃料噴射弁から試験流体が噴射されることにより、両流体室に圧力差が生じ、この圧力差によりフロートは移動する。フロートは、燃料噴射弁が噴射した噴射流量分を移動すると停止する。したがって、フロートの変位量とフロートの断面積とから、燃料噴射弁の噴射流量を高精度に計測できる。
さらに、上記複数の実施形態の流量計測装置本体では、両流体室の圧力差によりフロートが変位し両流体室の圧力差を解消するので、流量計測装置本体から圧力脈動が発生しない。その結果、フロートの位置がずれないので、フロートの変位量を高精度に検出し、噴射流量を高精度に計測できる。
このように、上記複数の実施形態では、燃料噴射弁の各噴射に対応してフロートが変位し噴射流量を高精度に計測できるので、少ない噴射回数であっても、燃料噴射弁の噴射流量を高精度に計測できる。したがって、各燃料噴射弁の噴射流量を短時間で計測できる。
また、燃料噴射弁の各噴射に対応してフロートが変位するので、複数回噴射した場合にも、フロートの変位量の変位率から1回の噴射毎の流量を計測できる。
また上記複数の実施形態では、各燃料噴射弁の計測を開始する前に、初期位置にフロートを移動するので、初期位置にフロートを移動せず同じ方向に変位するフロートの変位量で複数の燃料噴射弁の噴射流量を計測する場合に比べ、フロートの変位量の範囲が狭くなる。したがって、流量計測装置本体を小型化できる。
また、流量計測装置本体は可動部材としてのフロートを内部に収容し、光透過部を含むハウジングにより密封空間を形成しているので、ハウジングからの試験流体の漏れを防止する構造が簡単である。
(他の実施形態)
上記複数の実施形態では、フロートの変位量を検出する検出手段として発光部70および受光部72からなる非接触の光センサを使用したが、フロートの変位量を検出できるのであれば、他の位置センサを使用してもよい。
上記複数の実施形態では、ステンレス製のフロートを中空筒状部材とすることによりフロートの比重を噴射流体である試験流体とほぼ同じにしたが、フロートの材質をステンレス等の金属ではなく他の材質に変更し、フロートを中実にして試験流体とほぼ同じ比重にしてもよい。また、フロートの比重と試験流体の比重が異なっていてもよい。
また、フロートを摺動自在に支持する隔壁の支持部とフロートとを異なる材質にしてもよい。
上記複数の実施形態では、フロートの一方向または双方向の変位において、1回の計測毎に初期位置にフロートを移動したが、初期位置までの移動量に余裕があれば、複数回計測してから初期位置にフロートを移動してもよい。
上記第4実施形態では、フロート110の変位位置に関わらず、フロート110の中空筒状部112の両端は、隔壁104、106から常に第1流体室121、第2流体室122に突出する構成とした。これに対し、例えばフロート110の中空筒状部112の長さを短くし、フロート110の変位位置によっては、中空筒状部112の両端が隔壁104、106内に収容され、隔壁104、106の軸受け部分が第1流体室121、122の一部を形成してもよい。また、フロート110の変位位置に関わらず、フロート110の中空筒状部112の両端が第1流体室121、第2流体室122に突出せずに常に隔壁104、106内に収容され、隔壁104、106の軸受け部分が第1流体室121、122の一部を形成してもよい。
本発明の第1実施形態による流量計測装置本体を示す模式的断面図である。 第1実施形態の流量計測装置を示す模式的構成図である。 第1実施形態の流量計測方法を示すフローチャートである。 第2実施形態の流量計測装置を示す模式的構成図である。 第2実施形態の流量計測方法を示すフローチャートである。 第2実施形態の流量計測方法を示すフローチャートである。 第3実施形態の流量計測装置を示す模式的断面図である。 第4実施形態の流量計測装置本体を示す模式的断面図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁、50、100 流量計測装置本体、52、102 ハウジング、54、104、106 隔壁、56、120 内部空間、57、121 第1流体室、58、122 第2流体室、60、108 光透過部、66、110 フロート、70 発光部(検出手段)、72 受光部(検出手段)

Claims (14)

  1. 流体噴射弁が噴射する噴射流量を計測する流量計測装置において、
    流体供給源から前記流体噴射弁に噴射流体を供給する流路に連通する内部空間を有し、前記内部空間は第1流体室と第2流体室とに分離され、前記両流体室の一方に前記流体供給源から流体が供給され、前記両流体室の他方から前記流体噴射弁に流体が供給されるハウジングと、
    前記内部空間を前記両流体室に分離する隔壁と、
    前記隔壁に前記第1流体室側および前記第2流体室側に摺動自在に設置され、前記両流体室の圧力差により前記第1流体室側および前記第2流体室側に往復移動する可動部材と、
    前記可動部材の変位量を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする流量計測装置。
  2. 前記可動部材は密封された中空筒状部材であることを特徴とする請求項1記載の流量計測装置。
  3. 前記可動部材を摺動自在に支持する前記隔壁の支持部は前記可動部材と同一材質であることを特徴とする請求項1または2記載の流量計測装置。
  4. 前記可動部材の変位方向と交差する方向で互いに向き合う前記ハウジングの対向壁に前記対向壁の一部を構成する光透過部を設け、
    前記検出手段は、互いに向き合う前記光透過部の一方の外側に設置された発光部、ならびに前記光透過部の他方の外側に設置され前記発光部が照射する光を受光する受光部を有し、
    前記発光部から前記受光部に向かう光を遮って前記可動部材は変位することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の流量計測装置。
  5. 前記流体供給源から前記両流体室の一方に噴射流体を供給する流路を開閉する第1開閉弁と、
    前記両流体室の他方から前記流体噴射弁に噴射流体を供給する流路を開閉する第2開閉弁と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の流量計測装置。
  6. 前記流体供給源から前記他方の流体室に噴射流体を供給する流路を開閉する第3開閉弁と、
    前記一方の流体室から大気側に噴射流体を排出する流路を開閉する排出弁と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の流量計測装置。
  7. 前記流体供給源から前記両流体室の一方に噴射流体を供給する流路を開閉する第1開閉弁と、
    前記両流体室の他方から前記流体噴射弁に噴射流体を供給する流路を開閉する第2開閉弁と、
    前記流体供給源から前記他方の流体室に噴射流体を供給する流路を開閉する第3開閉弁と、
    前記一方の流体室から前記流体噴射弁に噴射流体を供給する流路を開閉する第4開閉弁と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の流量計測装置。
  8. 前記両流体室から空気を排出する空気抜き弁をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の流量計測装置。
  9. 流体噴射弁が噴射する噴射流量を計測する流量計測方法において、
    流体供給源から前記流体噴射弁に噴射流体を供給する流路に連通する内部空間を有し、前記内部空間は第1流体室と第2流体室とに分離され、前記両流体室の一方に前記流体供給源から流体が供給され、前記両流体室の他方から前記流体噴射弁に流体が供給されるハウジングと、
    前記内部空間を前記両流体室に分離する隔壁と、
    前記隔壁に前記第1流体室側および前記第2流体室側に摺動自在に設置され、前記両流体室の圧力差により前記第1流体室側および前記第2流体室側に往復移動する可動部材と、
    を備える流量計測装置を用い、
    前記流体噴射弁の噴射に伴い変位する前記可動部材の変位量に基づいて前記流体噴射弁の噴射流量を計測することを特徴とする流量計測方法。
  10. 前記両流体室の一方から他方側に変位する前記可動部材の一方向の変位量に基づいて前記流体噴射弁の噴射流量を計測することを特徴とする請求項9記載の流量計測方法。
  11. 各流体噴射弁の計測を開始する前に、前記他方の流体室から前記一方の流体室側の初期位置に前記可動部材を移動することを特徴とする請求項10記載の流量計測方法。
  12. 前記第1流体室側から前記第2流体室側、ならびに前記第2流体室側から前記第1流体室側前に変位する前記可動部材の各変位方向における変位量に基づいて前記流体噴射弁の噴射流量を計測することを特徴とする請求項9記載の流量計測方法。
  13. 各流体噴射弁の計測を開始する前に、前回計測した変位方向側の初期位置に前記可動部材を移動することを特徴とする請求項12記載の流量計測方法。
  14. 各流体噴射弁の計測を開始する前に、前記両流体室から空気を抜くことを特徴とする請求項9から13のいずれか一項記載の流量計測方法。
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