JP2019203268A - 遮蔽シート設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複層階からなる住宅において、容易にシート状の遮蔽シートの取り替えができ、意匠性にすぐれた遮蔽シート設置構造を提供することを目的とする。【解決手段】 遮蔽シート設置構造1は、各階の上下同位置に屋外に面する床構造体3を設置し、少なくとも上階の床構造体3を片持ち構造で形成した複層階からなる住宅2の床構造体3に、シート状の遮蔽シート4を設置するための構造であって、上階の床構造体3の下部に設置され、遮蔽シート4を着脱自在に吊るす支持材5と、床構造体3の上面31に間隔を空けて立設し、相対向する側面61に遮蔽シート4の側端部を差込む溝状のガイドレール6aを形成した一対の柱材6と、上階の床構造体3の下面32端部に固定され、上階の床構造体3の下面32からガイドレール6aの上端までを屋外側から被覆する被覆材7と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、複層階からなる住宅に形成された片持ちの床構造体に、シート状の遮蔽シートを設置するための遮蔽シート設置構造に関する。
従来より、住宅のテラスやベランダにシート状のスクリーンを設置し、強い日差しや外部からの視線を遮る遮蔽装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)。これらの遮蔽装置は、外壁面から突出する庇や上階の床構造体にスクリーンを支持させ、必要に応じてスクリーンを昇降させることで日差しや外部からの視線を遮ることができる。
特開2001−182265号公報 特開2017−53104号公報 実用新案登録第3089980号公報
しかしながら、特許文献1から特許文献3に記載の発明では、構造が複雑なため設置されたスクリーンを居住者自身によって取り替えることが難しく、居住者は自身の好みや季節の変化に応じてスクリーンの種類を変えたい場合であっても、気軽にスクリーンを交換することができない。また、複層階からなる集合住宅などの場合、市販の簾や日よけスクリーンを住戸毎に個別設置すると外観上の統一性が失われ、雑多な印象の集合住宅となってしまう。
そこで、本発明は上述した課題を鑑みてなされたものであり、複層階からなる住宅において、シート状の遮蔽シートを居住者によって容易に取り替えることができるとともに、意匠性にすぐれた遮蔽シート設置構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の遮蔽シート設置構造は、各階の上下同位置に屋外に面する床構造体を設置し、少なくとも上階の前記床構造体を片持ち構造で形成した複層階からなる住宅の前記床構造体に、シート状の遮蔽シートを設置するための遮蔽シート設置構造であって、上階の前記床構造体の下部に設置され、前記遮蔽シートを着脱自在に吊るす支持材と、下階の前記床構造体の上面に間隔を空けて立設し、相対向する側面に前記遮蔽シートの側端部を差込む溝状のガイドレールを形成した一対の柱材と、上階の前記床構造体の下面端部に固定され、上階の前記床構造体の下面から前記ガイドレールの上端までを屋外側から覆う幕板材と、を備えることを特徴としている。
本発明の第2の遮蔽シート設置構造は、前記遮蔽シートが、回転機構を有する円柱状の芯材に昇降自在に巻き付けられることを特徴としている。
本発明の第3の遮蔽シート設置構造は、前記芯材が、両端面から軸方向へ延びる一対の差込穴を形成しており、前記支持材は、互いに間隔を空けて水平方向へ延び、一対の前記差込穴に挿入されて前記芯材を支持する一対の差込棒を有することを特徴としている。
本発明の第4の遮蔽シート設置構造は、前記差込棒が、上方に回動可能であることを特徴としている。
本発明の第5の遮蔽シート設置構造は、前記幕板材が、上階の前記床構造体の下面に固定される固定部と、該固定部の屋外側の端縁から垂下り、上階の前記床構造体の下面から前記ガイドレールの上端までを被覆する幕板部と、該幕板部の下端から前記遮蔽シートの屋外側の面まで略水平方向へ延びる水平部と、を有することを特徴としている。
本発明の第6の遮蔽シート設置構造は、前記床構造体が、各階同一平面形状で形成され、前記柱材は、各階の上下同位置に設置されることを特徴としている。
本発明の第7の遮蔽シート設置構造は、前記住宅が、各階同一平面形状で形成された集合住宅であることを特徴としている。
本発明の第1の遮蔽シート設置構造によると、遮蔽シートは支持材に着脱自在に吊るされるので、居住者は、バルコニーやベランダなどの床構造体から自身の好みや季節に応じて遮蔽シートを交換することができ、快適な住環境を構築することができる。また、支持材に吊るされた遮蔽シートは、側端部を柱材のガイドレールに差し込まれるので柱材と遮蔽シートとの間にほとんど隙間を生じることがなく、花粉や粉塵などが遮蔽シートよりも屋内側へ侵入することを効果的に防止することができる。そして、幕板材は上階の床構造体の下面からガイドレールの上端までを屋外側から覆うので、住宅を屋外側から見た時に支持材や支持材と遮蔽シートとの接合部など雑多な部分が視認されず、住宅の外観の意匠性を損なうことがない。また、床構造体は、各階の上下同位置に形成されているので、上下階の床構造体同士を柱材が繋いでいるような印象的な外観の住宅を構築することができる。
本発明の第2の遮蔽シート設置構造によると、遮蔽シートは、回転機構を有する円柱状の芯材に昇降自在に巻き付けられるので、居住者は遮蔽シートを所望する位置まで上げ下ろしすることができ、利便性を向上させることができる。
本発明の第3の遮蔽シート設置構造によると、遮蔽シートを巻き付けられる芯材は、両端面に形成された差込穴に一対の差込棒を挿入されるだけで支持材に支持されるので、居住者は容易な動作を行うだけで遮蔽シートを支持材に装着することができる。
本発明の第4の遮蔽シート設置構造によると、差込棒は、上方に回動可能であるので、遮蔽シートの巻き付けられた芯材を支持材に装着する際は、差込棒の下方から芯材を上方へ移動させるだけで差込棒を差込穴に係止させることができ、反対に芯材を支持材から外す時は、芯材を上方へ移動させるだけで差込棒を差込穴から抜くことができる。したがって、容易な動作を行うだけで遮蔽シートを着脱することができ、居住者の利便性を向上させることができる。
本発明の第5の遮蔽シート設置構造によると、水平部は、幕板部の下端から遮蔽シートの屋外側の面まで略水平方向へ延びているので、幕板部と遮蔽シートとの間の隙間から花粉や粉塵、小さな虫などが屋内側へ侵入することを効果的に防止できる。
本発明の第6の遮蔽シート設置構造によると、床構造体は各階同一平面形状で形成され、また、柱材は、各階の上下同位置に設置されるので、バルコニーやベランダなどの床構造体が各階同一平面形状で形成された住宅の場合、外観に統一性を持たせるとともに特徴的な意匠とすることができる。
本発明の第7の遮蔽シート設置構造によると、住宅は、各階同一平面形状で形成された集合住宅であるので、外観に統一性を持たせるとともに特徴的な意匠とすることができ、単一的となりやすい集合住宅の外観に変化を持たせることができる。
遮蔽シート設置構造を示す斜視図。 遮蔽シート設置構造を示す断面図。 屋内側から見た遮蔽シート設置構造を示す断面図。 遮蔽シート設置構造を示す分解斜視図。 (a)は図2のA部拡大断面図を示し、(b)は、水平部と補助幕板部を有する幕板材を示す断面図である。 遮蔽シートを巻き付けた芯材の着脱する様子を示す側面図。 支持材を示す断面図。 左右方向に複数の住戸を有する集合住宅を示す正面図。
以下、遮蔽シート設置構造の最良の実施形態について各図を参照しつつ説明する。遮蔽シート設置構造1は、図1に示すように、各階の上下同位置に屋外に面する床構造体3を設置した複層階からなる住宅2の床構造体3に、シート状の遮蔽シート4を設置するための構造であり、主に各階同一平面形状の集合住宅に好適に用いることができるが、床構造体3が各階の上下同位置に形成されていれば戸建住宅やその他の住宅であってもよい。本実施形態では、住宅2が、各階同一平面形状で形成された集合住宅である場合について説明する。
遮蔽シート設置構造1は、図1から図3に示すように、上階の床構造体3の下部に設置され、遮蔽シート4を着脱自在に吊るす支持材5と、下階の床構造体3の上面31に間隔を空けて立設する一対の柱材6と、上階の床構造体3の下面32の端部に固定され、上階の床構造体3の下面32から柱材6の上端までを屋外側から覆う幕板材7と、を備えている。
図1に示す床構造体3は、ベランダやバルコニー、テラスなど屋外に面する水平方向へ突出する構造体で、2階以上の各階に位置する床構造体3は、住宅2内部に設置される図外の梁材などの構造材に一端のみを支持される片持ち構造で形成されている。床構造体3の構造は特に限定されず、鉄筋コンクリート造や鉄骨造、及び木造などで形成される。図1及び図2に示すように、下階の床構造体3の上面31には、外壁21に接する端部を除くその他の端部に手摺り33及び柱材6が立設しており、手摺り33の上端と上階の床構造体3の下面32との間は開放されている。
図1に示す遮蔽シート4は、シート状の面材で、図示例では強い日差しの熱や光を遮る遮熱性及び遮光性に優れたスクリーン状の面材としているが、その他にも簾やネットのように通風を確保できる面材や、透光性や可視性を確保するとともに花粉や粉塵、小さな虫などが浸入することを防止する透明なビニル面材などでもよく、居住者は、自身の好みや季節に応じて所望する面材を選択することができる。また、ネット状の面材とした場合は、屋内側への浸入を防止したい対象物の大きさに応じてネットの目の粗さを可変してもよい。
また遮蔽シート4は、図4及び図5に示すように、予め円柱状の芯材8にロール状に巻かれており、遮蔽シート4を別の種類の遮蔽シート4に交換する際は芯材8ごと取り替えることができる。芯材8は、図4に示すように、両端面から軸方向へ延びる一対の差込穴8aを有し、また、一端部には従来公知のチェーン式の回転機構8bが巻き付けられており、回転機構8bに垂れ下がったチェーン8cを操作することにより、回転機構8bを介して芯材8を回転させることができ、この芯材8を正回転又は逆回転させることによって、遮蔽シート4を昇降させることができる。なお、回転機構8bは必ずしもチェーン式とする必要はなく、例えば、芯材8の内部に従来公知のスプリング式の回転機構8bを設置しておき、遮蔽シート4の下端にウェイトバーを設けてウェイトバーの端部に垂下がるコードを操作することで遮蔽シートを昇降するようにしてもよい。また、同様の効果が得られるものであれば他の機構を用いてもよい。
図3から図5に示す支持材5は、上階の床構造体3の下部に設置される部材で、本実施形態では各柱材6の上端にそれぞれ固定されており、図4及び図5に示すように、柱材6の上端に固定される基部5aと、基部5aから対向する支持材5に向けて水平方向に延び、前記差込穴8aに挿入される差込棒5bと、から構成されている。基部5aは、柱材6よりも断面形状が小さく、柱材6の上端に屋外側に寄せて固定されている。なお、支持材5は、上階の床構造体3の下部に設置されていれば必ずしも柱材6に固定される必要はなく、幕板材7に固定されていてもよいし、上階の床構造体3に固定されてもよい。
図6及び図7(a)に示すように、差込棒5bは上方向へ回動可能に基部5aに連結されており、基部5a内部には、差込棒5bを回動させるための従来公知の回動機構5cが設けられている。図7に示すように、回動機構5cは、差込棒5bが上方向へ回動した際に差込棒5bを収納する凹溝状の収納部5dと、収納部5dの両側面から突出し、差込棒5bの両側面に設けられた穴5eに挿入されて差込棒5bを回動可能に支持する支持棒5fと、一端を差込棒5bの基端部に連結された可撓性を有する引張材5gと、引張材5gの他端と連結され、引張方向へ付勢されたコイルバネ5hと、からなる。通常時、差込棒5bは、水平方向に向けられた状態で収納部5dの下端部に設けられた支持棒5fを穴5eに係止させている。この状態で差込棒5bの先端部に上方向の力を加えると、差込棒5bが上方向へ回動するとともに引張材5gとコイルバネ5hとが引張力を受ける。そして、差込棒5bに加えた力を抜くと、コイルバネ5hの付勢力で差込棒5bは再び水平方向を向く。なお、差込棒5bは、必ずしも上方向へ回動可能とする必要はなく、常時、水平方向を向いた状態で基部5aに固定されていてもよい。その場合は、差込棒5bに係止した芯材8を左右方向へ摺動させて差込棒5bから抜けるよう差込棒5bの長さを調整して形成することができる。
図1から図3に示すように、柱材6は、上面31の端部に間隔を空けて立設する上下方向に長尺な部材で、各階の上下同位置に設置されている。図4に示すように、柱材6は手摺33内に納まるように立設され、互いに隣り合う一対の柱材6は、相対向する第1側面61に柱材6の上端から手摺33の上端まで上下方向へ延びる溝状のガイドレール6aを形成されており、このガイドレール6aに遮蔽シート4の側端部を差込むことができる。図示するように、柱材6を遮蔽シート4の幅に応じて複数本立設する場合や、下階の床構造体3の角部に柱材6を立設する場合は、相対向する柱材6に面するそれぞれの第1側面61にガイドレール6aを形成する。また、図5に示すように、ガイドレール6aは、芯材8に巻き付けられた遮蔽シート4を昇降する際に、遮蔽シート4の側端部が溝に差し込まれるよう左右方向の位置を調整して第1側面61に設けられている。なお、柱材6は、手摺33よりも屋内側に立設させてもよく、その場合は、ガイドレール6aを柱材6の上端から下端まで形成し、遮蔽シート4を下階の床構造体3の上面31まで降ろしてもよい。なお、柱材6は、上端部を上階の床構造体3に固定支持されることが望ましいが、上階の床構造体3を支持するための構造材ではないため、必ずしも固定される必要はない。
図4及び図5(a)に示すように、幕板材7は、上階の床構造体3の下面32に設置される部材で、下面32の端部に固定される長尺な板状の固定部71と、固定部71の屋外側の端縁から垂下がる長尺な板状の幕板部72と、を有している。図1及び図5に示すように、幕板部72は、上階の床構造体3の角〜角間の距離と略同一の長さを有し、上階の床構造体3の下面32から柱材6のガイドレール6aの上端までの長さと略同一の高さを有している。すなわち、幕板材7を上階の床構造体3の下面32に設置すると、幕板部72が下面32からガイドレール6aの上端までを屋外側から覆うので、下面32と遮蔽シート4との間の隙間から屋内側へ侵入する花粉や粉塵の量を低減することができる。さらに、図5(b)に示すように、幕板部72の下端から遮蔽シート4の屋外側の面まで略水平方向へ延びる水平部73を設けておけば、幕板部72と遮蔽シート4との間の隙間を閉塞できるので、より効果的に花粉や粉塵の屋内側への侵入を防止することができる。
また、幕板部72を設けることにより、住宅2を屋外側から見る際に支持材5や支持材5と遮蔽シート4との接合部など雑多な部分が隠蔽されるので、住宅2の外観の意匠性を損なうことがない。さらに、図5(b)に示すように、固定部71の屋内側の端縁から垂下る補助幕板部74を固定部71に回動可能に固定するとともに補助幕板部74の屋内側の面にフックを設置しておき、補助幕板部74の下端部を上階の床構造体3の下面32へ近接するように回動させ、フックを下面32に係止するようにしてもよい。このような補助幕板部74を設けることで、遮蔽シート4を着脱する時以外は屋外側からも支持材5と遮蔽シート4との接合部を視認することがないので、通常時において、下階の床構造体3に滞在する居住者に雑多な印象を与えることがない。
次に、遮蔽シート4の着脱方法と使い勝手について説明する。まず、居住者は自身の好みや季節などに応じて所望する遮蔽シート4を選択する。図4に示すように、遮蔽シート4は予め芯材8に巻き付けられており、居住者は脚立や椅子などの上に登って芯材8を支持材5に装着することができる。芯材8を装着する際は、図6(a)に示すように、遮蔽シート4を巻き付けられた芯材8の上端を支持材5の差込棒5bの下端部に当接し、先述したコイルバネ5hの弾性力に抗して差込棒5bを上方へ回動させる。そして、差込棒5bを差込穴8aに挿入して差込棒5bの先端部が差込穴8aの内周面に当接すると、図6(b)に示すように、差込棒5bはコイルバネ5hの付勢力によって再び水平方向を向き、芯材8を差込棒5bに装着することができる。
このように装着された遮蔽シート4は、芯材8のチェーン8cを操作して手摺33の上端までの任意の位置に降ろすことができる。このとき、図3及び図5に示すように、遮蔽シート4の側端部は、柱材6のガイドレール6aに差し込まれており、また、幕板部72を設けているので、柱材6と遮蔽シート4との間、下面32と遮蔽シート4との間から花粉や粉塵が屋内側へ侵入することを防止できる。また遮蔽シート4は、簡単に柱材6から取り外すことができる。すなわち、芯材8のチェーン8cで遮蔽シート4を上方へ巻き上げ、脚立や椅子に登り、図6(c)に示すように、遮蔽シート4を巻き付けられた芯材8を上方へ持ち上げて差込棒5bを上方へ回動させ、差込棒5bから芯材8を抜くだけでよい。
このように、構成される遮蔽シート設置構造1は、容易に遮蔽シート4を着脱できるので、居住者は自身のライフスタイルに応じた遮蔽シート4を自由に設置することができ、快適な住環境を構築することができる。また、柱材6が各階の上下同位置に設けられるので、各戸が異なる種類の遮蔽シート4を選択したとしても統一性のある外観を有した住宅2とすることができる。そして、幕板部72が上階の床構造体3の下面32から柱材6のガイドレール6aの上端までを被覆しているので、遮蔽シート4と支持材52との接合部などの雑多な部分が住宅2の外部から視認されることはなく、住宅2の外観の意匠性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、図1に示すように、1階の床構造体3を地盤面に当接させているが、他階同様片持ち構造の床構造体3としてもよい。また、図示例では各階の床構造体3に手摺33を設けているが、1階の床構造体3は、手摺33を設置しない屋外床としてもよい。さらに、遮蔽シート4は、必ずしも芯材8に巻き付けられている必要はなく、市販のシート面材の上端にフックなどの差込棒5bに引掛けられる引掛材を取付けておき、シート面材を巻いてフックを差込棒5bに掛けて吊っておいてもよい。このように、遮蔽シート4として各戸ごとに異なる市販のシート面材を使用したとしても、本発明の遮蔽シート設置構造1は、柱材6及び幕板材7を備えているので、住宅2の外観が雑多なものになることはない。
また図8に示すように、住宅2は、各階同一平面形状の住戸を左右方向に複数形成した集合住宅としてもよい。そうすることによって、各住戸同士の床構造体3を統一感のある外観とすることができ、住宅2を特徴的で意匠性の高い外観とすることができる。
本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
本発明に係る遮蔽シート設置構造は、集合住宅のベランダやバルコニーにおいて好適に使用することができる。
1 遮蔽シート設置構造
2 住宅
3 床構造体
31 上面
32 下面
4 遮蔽シート
5 支持材
5b 差込棒
6 柱材
61 第1側面(側面)
6a ガイドレール
7 幕板材
71 固定部
72 幕板部
73 水平部
8 芯材

Claims (7)

  1. 各階の上下同位置に屋外に面する床構造体を設置し、少なくとも上階の前記床構造体を片持ち構造で形成した複層階からなる住宅の前記床構造体に、シート状の遮蔽シートを設置するための遮蔽シート設置構造であって、
    上階の前記床構造体の下部に設置され、前記遮蔽シートを着脱自在に吊るす支持材と、
    下階の前記床構造体の上面に間隔を空けて立設し、相対向する側面に前記遮蔽シートの側端部を差込む溝状のガイドレールを形成した一対の柱材と、
    上階の前記床構造体の下面端部に固定され、上階の前記床構造体の下面から前記ガイドレールの上端までを屋外側から覆う幕板材と、を備えることを特徴とする遮蔽シート設置構造。
  2. 前記遮蔽シートは、回転機構を有する円柱状の芯材に昇降自在に巻き付けられることを特徴とする請求項1に記載の遮蔽シート設置構造。
  3. 前記芯材は、両端面から軸方向へ延びる一対の差込穴を形成しており、
    前記支持材は、互いに間隔を空けて水平方向へ延び、一対の前記差込穴に挿入されて前記芯材を支持する一対の差込棒を有することを特徴とする請求項2に記載の遮蔽シート設置構造。
  4. 前記差込棒は、上方に回動可能であることを特徴とする請求項3に記載の遮蔽シート設置構造。
  5. 前記幕板材は、上階の前記床構造体の下面に固定される固定部と、該固定部の屋外側の端縁から垂下り、上階の前記床構造体の下面から前記ガイドレールの上端までを被覆する幕板部と、該幕板部の下端から前記遮蔽シートの屋外側の面まで略水平方向へ延びる水平部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の遮蔽シート設置構造。
  6. 前記床構造体は、各階同一平面形状で形成され、
    前記柱材は、各階の上下同位置に設置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の遮蔽シート設置構造。
  7. 前記住宅は、各階同一平面形状で形成された集合住宅であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の遮蔽シート設置構造。
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