JP2019203264A - 接着系アンカの施工方法 - Google Patents

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【課題】接着系アンカの施工方法において、アンカボルトの埋設長さを長く確保することで定着部の大型化を抑制すると共に施工コストの増加を抑制する。【解決手段】第1カプセル式接着剤13を施工面11aの穿孔穴12に挿入する工程と、アンカボルト17を回転しながら穿孔穴12に挿入して第1カプセル式接着剤13を撹拌する工程と、アンカボルト17を穿孔穴12から引き抜く工程と、第2カプセル式接着剤18を穿孔穴12に挿入する工程と、アンカボルト17を回転しながら穿孔穴12に挿入して第2カプセル式接着剤18と第1カプセル式接着剤13を撹拌する工程と、第1カプセル式接着剤13と第2カプセル式接着剤18を硬化させる工程とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、カプセル式接着剤を用いてアンカボルトを固定する接着系アンカの施工方法に関するものである。
既設の支持構造物に対して補強工事を行うとき、支持構造物の定着部における既存コンクリート部の最大引張強度(コーン破壊面積)を向上させることが考えられる。コーン破壊面積を拡大するためには、新たなアンカボルトを埋設する必要がある。この場合、一般的に、カプセル式接着剤を用いてアンカボルトを固定する方法が適用される。
従来の接着系アンカの施工方法は、施工面を穿孔して穿孔穴を形成し、穿孔穴にカプセル式接着剤を挿入し、アンカボルトを回転させながら穿孔穴に挿入してカプセル式接着剤を破砕すると共に撹拌する。そして、アンカボルトの回転を停止して所定時間保持して接着剤が硬化すると、アンカボルトが施工面に固定される。このような接着系アンカの施工方法としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特公昭63−66997号公報
既設の支持構造物の補強工事を行うとき、コーン破壊面積を拡大するには、新たなアンカボルトの埋設長さが大きく影響する。ところが、一般的に用いられているカプセル式接着剤では、新たなアンカボルトの埋設長さを長くすることは困難であり、多数のアンカボルトを埋設することとなる。すると、アンカボルトに取付ける支持構造物の定着部が大型化してしまうという課題がある。また、支持構造物の定着部を大型化するためには、十分に施工スペースを確保する必要があり、周辺にある既設の干渉物を撤去しなければならないことから、支持構造物の種類によっては適用することが困難である。
なお、特許文献1には、複数のカプセル式接着剤を穿孔穴に挿入し、アンカボルトにより複数のカプセル式接着剤を順に破砕して撹拌することが記載されている。ところが、アンカボルトにより複数のカプセル式接着剤を順に破砕するには、アンカボルトを回転させながら打ち込むための過大なトルクが必要となり、アンカボルトを回転させながら打ち込むための装置の大型化を招くと共に、設備コストの増大を招いてしまう。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、アンカボルトの埋設長さを長く確保することで定着部の大型化を抑制すると共に施工コストの増加を抑制する接着系アンカの施工方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の接着系アンカの施工方法は、第1カプセル式接着剤を施工面の穿孔穴に挿入する工程と、アンカボルトを回転しながら前記穿孔穴に挿入して前記第1カプセル式接着剤を撹拌する工程と、前記アンカボルトを前記穿孔穴から引き抜く工程と、第2カプセル式接着剤を前記穿孔穴に挿入する工程と、前記アンカボルトを回転しながら前記穿孔穴に挿入して前記第2カプセル式接着剤と前記第1カプセル式接着剤を撹拌する工程と、前記第1カプセル式接着剤と前記第2カプセル式接着剤を硬化させる工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、アンカボルトにより穿孔穴内の第1カプセル式接着剤を撹拌した後、アンカボルトを穿孔穴から引き抜き、第2カプセル式接着剤を穿孔穴に挿入してアンカボルトにより第2カプセル式接着剤と第1カプセル式接着剤を撹拌する。即ち、まず、第1カプセル式接着剤だけを撹拌しておき、次に、第2カプセル式接着剤、第1カプセル式接着剤の順に撹拌して硬化させることで、硬化した接着剤によりアンカボルトを固定するためのアンカボルトの埋設長さを長く確保することができると共に、接着剤を撹拌するための駆動装置のトルクの増大を抑制することができる。その結果、アンカボルトにより支持される支持構造物の定着部の大型化を抑制することができると共に、駆動装置の大型化を抑制して施工コストの増加を抑制することができる。
本発明の接着系アンカの施工方法では、前記第2カプセル式接着剤は、容量が前記第1カプセル式接着剤の容量より少量であることを特徴としている。
従って、第2カプセル式接着剤の容量が少量であることから、第2カプセル式接着剤の撹拌時間を短縮することができ、穿孔穴内にある第1カプセル式接着剤が硬化する前に各カプセル式接着剤を撹拌することができ、十分に強度の高い定着部を形成することができる。
本発明の接着系アンカの施工方法では、前記第2カプセル式接着剤は、外径および全長が前記第1カプセル式接着剤の外径および全長より小さいことを特徴としている。
従って、既存のカプセル式接着剤を用いて第2カプセル式接着剤を構成することから、部品コストの増加を抑制することができる。
本発明の接着系アンカの施工方法では、前記アンカボルトを前記穿孔穴から引き抜くとき、前記アンカボルトを前記穿孔穴に挿入するときと逆方向に回転させることを特徴としている。
従って、アンカボルトを穿孔穴から容易に引き抜くことができると共に、アンカボルトと撹拌した第1カプセル式接着剤との離脱を容易に行うことができる。
本発明の接着系アンカの施工方法では、冷却された前記第1カプセル式接着剤を前記穿孔穴に挿入することを特徴としている。
従って、第1カプセル式接着剤を冷却して穿孔穴に挿入することで、撹拌された第1カプセル式接着剤の硬化を遅らせることができ、第2カプセル式接着剤を挿入した後の各カプセル式接着剤を撹拌するための駆動装置のトルクの増大を抑制することができると共に、第2カプセル式接着剤の挿入作業や撹拌作業の作業性を向上することができる。
本発明の接着系アンカの施工方法では、前記アンカボルトにより前記第2カプセル式接着剤を撹拌して前記アンカボルトを前記穿孔穴から引き抜いた後に第3カプセル式接着剤を前記穿孔穴に挿入する工程と、前記アンカボルトを回転しながら前記穿孔穴に挿入して前記第3カプセル式接着剤と前記第2カプセル式接着剤と前記第1カプセル式接着剤を撹拌する工程とを設けることを特徴としている。
従って、3個のカプセル式接着剤を用いることで、硬化した接着剤によりアンカボルトを固定するためのアンカボルトの埋設長さを更に長く確保することができ、アンカボルトにより支持される支持構造物の定着部の大型化を抑制することができる。
本発明の接着系アンカの施工方法によれば、アンカボルトの埋設長さを長く確保することで定着部の大型化を抑制することができると共に、施工コストの増加を抑制することができる。
図1は、本実施形態の接着系アンカの施工方法を説明するためのフローチャートである。 図2は、穿孔穴の穿孔工程を表す概略図である。 図3は、穿孔穴に対する第1カプセル式接着剤の挿入工程を表す概略図である。 図4は、アンカボルトによる第1カプセル式接着剤の撹拌工程を表す概略図である。 図5は、アンカボルトの引抜工程を表す概略図である。 図6は、穿孔穴に対する第2カプセル式接着剤の挿入工程を表す概略図である。 図7は、穿孔穴に対して第2カプセル式接着剤が挿入された状態を表す概略図である。 図8は、アンカボルトによる第2カプセル式接着剤の撹拌工程を表す概略図である。 図9は、工具取外工程を表す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る接着系アンカの施工方法の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本実施形態の接着系アンカの施工方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態にて、図1に示すように、接着系アンカの施工方法は、第1カプセル式接着剤を施工面の穿孔穴に挿入する工程と、アンカボルトを回転しながら穿孔穴に挿入して第1カプセル式接着剤を撹拌する工程と、アンカボルトを穿孔穴から引き抜く工程と、第2カプセル式接着剤を穿孔穴に挿入する工程と、アンカボルトを回転しながら穿孔穴に挿入して第2カプセル式接着剤と第1カプセル式接着剤を撹拌する工程と、第1カプセル式接着剤と第2カプセル式接着剤を硬化させる工程とを有する。
ここで、第1カプセル式接着剤と第2カプセル式接着剤は、例えば、ガラスやフィルムなどにより形成される容器内に、骨材(珪石など)と、樹脂材と、硬化剤とが混合して充填されたものである。なお、樹脂材と硬化剤を熱硬化性樹脂により構成してもよい。また、第2カプセル式接着剤は、容量が第1カプセル式接着剤の容量より少量である。具体的に、第2カプセル式接着剤は、外径および全長が第1カプセル式接着剤の外径および全長より小さいものとなっている。
以下、本実施形態の接着系アンカの施工方法を詳細に説明する。図2は、穿孔穴の穿孔工程を表す概略図、図3は、穿孔穴に対する第1カプセル式接着剤の挿入工程を表す概略図、図4は、アンカボルトによる第1カプセル式接着剤の撹拌工程を表す概略図、図5は、アンカボルトの引抜工程を表す概略図、図6は、穿孔穴に対する第2カプセル式接着剤の挿入工程を表す概略図、図7は、穿孔穴に対して第2カプセル式接着剤が挿入された状態を表す概略図、図8は、アンカボルトによる第2カプセル式接着剤の撹拌工程を表す概略図、図9は、工具取外工程を表す概略図である。
図1および図2に示すように、ステップS11にて、既設の基礎(鉄筋コンクリート)11の施工面11aに所定の切削工具により穿孔穴12を穿孔する。ステップS12にて、穿孔した穿孔穴12内に第1カプセル式接着剤13を挿入する。この場合、第1カプセル式接着剤13の寸法(外径)は、穿孔穴12の内径に応じて設定される。図1および図3に示すように、駆動モータ14は、駆動軸15にソケット16が固定されており、アンカボルト17は、基端部がソケット16に装着される。このアンカボルト17は、長さが穿孔穴12の深さより長く、外周面に螺旋溝17aが形成されると共に、先端部に傾斜面17bが形成されている。そのため、アンカボルト17は、駆動モータ14により回転しながら穿孔穴12内に挿入される。
図1および図4に示すように、ステップS13にて、アンカボルト17を回転しながら穿孔穴12に挿入して第1カプセル式接着剤13を撹拌する。すると、第1カプセル式接着剤13は、アンカボルト17の傾斜面17bにより骨材と樹脂材と硬化剤とが撹拌され、穿孔穴12の内壁面に密着する。アンカボルト17により第1カプセル式接着剤13を所定時間だけ撹拌すると、図1および図5に示すように、ステップS14にて、アンカボルト17を穿孔穴12から引き抜く。このとき、アンカボルト17を挿入時とは逆方向に回転して引き抜くことが好ましい。また、ここで、撹拌された第1カプセル式接着剤13の硬化が開始する。
図1および図6に示すように、ステップS15にて、第2カプセル式接着剤18を穿孔穴12に挿入する。一般的に、第2カプセル式接着剤18の寸法(外径)は、穿孔穴12の内径に応じて設定されるが、本実施形態にて、第2カプセル式接着剤18の寸法(外径)は、穿孔穴12の内径より小さい内径に応じて設定する。即ち、第2カプセル式接着剤18は、外径が第1カプセル式接着剤13の外径より小さいものを使用する。図1および図7に示すように、ステップS16にて、アンカボルト17を回転しながら穿孔穴12に挿入して第2カプセル式接着剤18を撹拌する。すると、図1および図8に示すように、第2カプセル式接着剤18は、アンカボルト17の傾斜面17bにより骨材と樹脂材と硬化剤とが撹拌され、穿孔穴12の内壁面に密着する。また、アンカボルト17は、第2カプセル式接着剤18を撹拌した後、撹拌されて硬化中の第1カプセル式接着剤13を撹拌する。すると、第1カプセル式接着剤13と第2カプセル式接着剤18は、投錨効果によりアンカボルト17を穿孔穴12に固定する。
即ち、第1カプセル式接着剤13と第2カプセル式接着剤18は、アンカボルト17の撹拌により一体となり、樹脂が穿孔穴12の内面の凹凸に係止すると共に、アンカボルト17の螺旋溝17aの凹凸に係止する。その後、アンカボルト17により第1カプセル式接着剤13と第2カプセル式接着剤18を所定時間だけ撹拌すると、モータ14によるアンカボルト17の回転を停止する。そして、図1に示すように、ステップS17にて、アンカボルト17の先端部がカプセル式接着剤13,18に保持された状態を所定時間維持することで、第1カプセル式接着剤13、第2カプセル式接着剤18を硬化させる。そして、第1カプセル式接着剤13と第2カプセル式接着剤18が硬化すると、図1および図9に示すように、ステップS18にて、アンカボルト17の基端部からソケット16を取り外す。
すると、アンカボルト17は、先端部側が穿孔穴12内に入り込んだ状態で、第1カプセル式接着剤13と第2カプセル式接着剤18が硬化したアンカ部19により穿孔穴12に固定される。そのため、基礎11の施工面11aにアンカボルト17が固定される。
なお、熱硬化性樹脂を用いた第1カプセル式接着剤13を使用した場合、穿孔穴12内でアンカボルト17により第1カプセル式接着剤13を撹拌すると、このときから硬化が開始される。そのため、事前に第1カプセル式接着剤13を冷却しておき、冷却された第1カプセル式接着剤13を穿孔穴12に挿入することが好ましい。
また、上述の説明では、第1カプセル式接着剤13と第2カプセル式接着剤18を用いたが、第3カプセル式接着剤を用いてもよい。即ち、アンカボルト17により第2カプセル式接着剤18を撹拌してアンカボルト17を穿孔穴12から引き抜いた後、第3カプセル式接着剤を穿孔穴12に挿入し、アンカボルト17を穿孔穴12に回転しながら挿入して第3カプセル式接着剤と第2カプセル式接着剤18と第1カプセル式接着剤13を撹拌する。更に、4個以上のカプセル式接着剤を用いてもよい。
このように本実施形態の接着系アンカの施工方法にあっては、第1カプセル式接着剤12を施工面11aの穿孔穴12に挿入する工程と、アンカボルト17を回転しながら穿孔穴12に挿入して第1カプセル式接着剤13を撹拌する工程と、アンカボルト17を穿孔穴12から引き抜く工程と、第2カプセル式接着剤18を穿孔穴12に挿入する工程と、アンカボルト17を回転しながら穿孔穴12に挿入して第2カプセル式接着剤18と第1カプセル式接着剤13を撹拌する工程と、第1カプセル式接着剤13と第2カプセル式接着剤18を硬化させる工程とを有している。
従って、まず、アンカボルト17により穿孔穴12内の第1カプセル式接着剤13だけを撹拌しておき、次に、アンカボルト17を引き抜き、穿孔穴12内に第2カプセル式接着剤18を挿入し、アンカボルト17により第2カプセル式接着剤18、第1カプセル式接着剤13の順に撹拌して硬化させる。そのため、硬化した接着剤によりアンカボルト17を固定するためのアンカボルト17の埋設長さを長く確保することができると共に、接着剤を撹拌するための駆動装置のトルクの増大を抑制することができる。その結果、アンカボルト17により支持される支持構造物の定着部の大型化を抑制することができると共に、駆動装置の大型化を抑制して施工コストの増加を抑制することができる。
本実施形態の接着系アンカの施工方法では、第2カプセル式接着剤18の容量を第1カプセル式接着剤13の容量より少量としている。従って、第2カプセル式接着剤18の撹拌時間を短縮することができ、穿孔穴12内にある第1カプセル式接着剤13が硬化する前に各カプセル式接着剤13,18を撹拌することができ、十分に強度の高い定着部を形成することができる。
本実施形態の接着系アンカの施工方法では、第2カプセル式接着剤18の外径および全長を第1カプセル式接着剤13の外径および全長より小さいものとしている。従って、既存のカプセル式接着剤を用いて第2カプセル式接着剤18を構成することから、部品コストの増加を抑制することができる。
本実施形態の接着系アンカの施工方法では、アンカボルト17を穿孔穴12から引き抜くとき、アンカボルト17を穿孔穴12に挿入するときと逆方向に回転させる。従って、アンカボルト17を穿孔穴12から容易に引き抜くことができると共に、アンカボルト17と撹拌した第1カプセル式接着剤13との離脱を容易に行うことができる。
本実施形態の接着系アンカの施工方法では、冷却された第1カプセル式接着剤13を穿孔穴12に挿入する。従って、第1カプセル式接着剤13を冷却して穿孔穴12に挿入することで、撹拌された第1カプセル式接着剤13の硬化を遅らせることができ、第2カプセル式接着剤18を挿入した後の各カプセル式接着剤13,18を撹拌するための駆動装置のトルクの増大を抑制することができると共に、第2カプセル式接着剤18の挿入作業や撹拌作業の作業性を向上することができる。
本実施形態の接着系アンカの施工方法では、アンカボルト17により第2カプセル式接着剤18を撹拌してアンカボルト17を穿孔穴12から引き抜いた後に第3カプセル式接着剤を穿孔穴12に挿入する工程と、アンカボルト17を回転しながら穿孔穴12に挿入して第3カプセル式接着剤と第2カプセル式接着剤18と第1カプセル式接着剤13を撹拌する工程とを設ける。従って、3個のカプセル式接着剤を用いることで、硬化した接着剤によりアンカボルト17を固定するためのアンカボルトの埋設長さを更に長く確保することができ、アンカボルト17により支持される支持構造物の定着部の大型化を抑制することができる。
11 基礎
11a 施工面
12 穿孔穴
13 第1カプセル式接着剤
14 モータ
15 駆動軸
16 ソケット
17 アンカボルト
18 第2カプセル式接着剤
19 アンカ部

Claims (6)

  1. 第1カプセル式接着剤を施工面の穿孔穴に挿入する工程と、
    アンカボルトを回転しながら前記穿孔穴に挿入して前記第1カプセル式接着剤を撹拌する工程と、
    前記アンカボルトを前記穿孔穴から引き抜く工程と、
    第2カプセル式接着剤を前記穿孔穴に挿入する工程と、
    前記アンカボルトを回転しながら前記穿孔穴に挿入して前記第2カプセル式接着剤と前記第1カプセル式接着剤を撹拌する工程と、
    前記第1カプセル式接着剤と前記第2カプセル式接着剤を硬化させる工程と、
    を有することを特徴とする接着系アンカの施工方法。
  2. 前記第2カプセル式接着剤は、容量が前記第1カプセル式接着剤の容量より少量であることを特徴とする請求項1に記載の接着系アンカの施工方法。
  3. 前記第2カプセル式接着剤は、外径および全長が前記第1カプセル式接着剤の外径および全長より小さいことを特徴とする請求項2に記載の接着系アンカの施工方法。
  4. 前記アンカボルトを前記穿孔穴から引き抜くとき、前記アンカボルトを前記穿孔穴に挿入するときと逆方向に回転させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の接着系アンカの施工方法。
  5. 冷却された前記第1カプセル式接着剤を前記穿孔穴に挿入することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の接着系アンカの施工方法。
  6. 前記アンカボルトにより前記第2カプセル式接着剤を撹拌して前記アンカボルトを前記穿孔穴から引き抜いた後に第3カプセル式接着剤を前記穿孔穴に挿入する工程と、前記アンカボルトを回転しながら前記穿孔穴に挿入して前記第3カプセル式接着剤と前記第2カプセル式接着剤と前記第1カプセル式接着剤を撹拌する工程とを設けることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の接着系アンカの施工方法。
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