JP2019203104A - 粘着シート - Google Patents
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Abstract
Description
本開示の一実施形態である粘着シート(以下、本開示の粘着シートとする。)は、弾性発泡体層および上記弾性発泡体層の少なくとも一方の主面側に配置された粘着層を有し、上記粘着層が、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体を主成分として含み、さらに塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体を含む。
本開示における粘着層は、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体を主成分として含み、さらに塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体を含む。ここで、主成分とは、上記粘着層の組成の中でも含有量が最も多い成分をいう。
酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体は、酢酸ビニル−アクリル共重合体由来の繰り返し単位を含む化合物である。酢酸ビニル−アクリル共重合体は、分子中にカルボキシル基または水酸基を有する。
本開示における粘着層は、主成分である酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体の他に、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体をさらに含むことを特徴とする。上述したように、粘着層中の酢酸ビニル成分の含有量を、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体の酢酸ビニルモノマー単位の比率と塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体の酢酸ビニルモノマー単位の比率とで調整可能となるからである。
また、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体中の酢酸ビニルの含有量の上限は、特に限定されないが、50質量%とすることができる。
上記粘着層は、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体および塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体の他に、粘着付与樹脂を含むことができる。粘着層に粘着性を付与することができ、粘着層の粘着耐久性をさらに高めることができるからである。
(GPC測定条件)
・ゲル浸透クロマトグラフィー装置:Waters社製、商品名「Waters2695」
・カラム:GPC LF−804(Shodex製)、3本
・溶離液:THF
・流速:1mL/min、
・サンプル濃度:0.5質量%
・サンプル注入量:50μL
・測定温度:40℃
・検出器:RI
・標準物質:ポリスチレン
上記粘着層は、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体および塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体の他に、スチレン系樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂および石油系樹脂からなる炭化水素からなる群から選択される少なくとも1種の樹脂をさらに含むことができる。上記粘着層がこれらの樹脂をさらに含むことで、被着面が低極性を示す被着体に対しても、温水浸漬環境下において良好な接着耐久性および応力緩和性を発揮することができる。また、これらの樹脂は、酢酸ビニル−アクリル共重合体よりもガラス転移温度が高く、粘着層全体でのガラス転移温度も向上させることができるため、例えば、温水浸漬環境下において粘着層の軟化を抑制することができ、被着体の成分がブリードアウトする場合であっても、ブリードアウトした成分が粘着層内に入りにくく、粘着層の性能劣化を抑制することができると推量される。さらにまた、これらの樹脂は疎水性を示すことから、温水浸漬環境下において粘着層に水を寄せ付けにくくすることができ、その結果、粘着層の劣化を抑制することができると推量される。
上記粘着層は、架橋体を形成しない未反応分の酢酸ビニル−アクリル共重合体や酢酸ビニル樹脂等を含んでいてもよい。
本開示の粘着シートにおける弾性発泡体層は、粘着層を支持するとともに、粘着シートの被着体への追従性や衝撃吸収性を高める機能を有する。
本開示の粘着シートは、上記粘着層の弾性発泡体層に接する面と反対側の主面に剥離層を有することができる。上記剥離層としては、粘着シートの分野において汎用の材料を適宜選択して用いることができ、例えば、各種の樹脂フィルム類、紙類、布類、ゴムシート類、発泡体シート類、金属箔、これらの複合体(例えば、紙の両面にオレフィン系樹脂がラミネートされた積層構造のシート)等を適宜選択して用いることができる。上記剥離層は、表面にシリコーン系剥離処理剤、フッ素系剥離処理剤、長鎖アルキル系剥離処理剤等の剥離処理剤を含む剥離処理膜を有していてもよい。
本開示の粘着シートは、引張弾性率が、0.10MPa以上3.00MPa以下であることが好ましく、中でも0.15MPa以上2.00MPa以下であることが好ましく、特に0.20MPa以上1.00MPa以下であることが好ましい。
上記粘着シートの引張弾性率が上記の範囲内にあることで、被着体に対する追従性が良好となり、応力緩和性を発揮して接着保持状態を長時間維持することできると推量されるからである。
引張弾性率は、JIS Z0237に準拠した測定方法(試験片寸法:10mm×50mm、チャック間距離:25mm、引張速度:500mm/分)により測定される値とする。なお、粘着シートの引張弾性率とは、剥離層を除いた粘着シートの引張弾性率とする。
本開示の粘着シートの製造方法は特に限定されないが、例えば、剥離層または弾性発泡体層の表面に、酢酸ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、および硬化剤を少なくとも含む粘着剤組成物の溶液を塗布し、塗膜を加熱硬化して粘着層を形成する方法により得ることができる。本開示の粘着シートの製造に用いられる粘着剤組成物については、後述の「B.粘着剤組成物」の項で説明する。
本開示の一実施形態である粘着剤組成物(以下、本開示の粘着剤組成物とする。)は、酢酸ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、および硬化剤を少なくとも含む。
本開示の粘着剤組成物は、酢酸ビニル−アクリル共重合体を主剤として含む。酢酸ビニル−アクリル共重合体の詳細については、上記「A.粘着シート」の項で説明したため、ここでの説明は省略する。
本開示の粘着剤組成物は、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体を含む。塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体の詳細、およびそれを含むことによる効果については、上記「A.粘着シート」の項で説明したため、ここでの説明は省略する。
本開示の粘着剤組成物は、硬化剤を含む。上記粘着剤組成物は、加熱することで、酢酸ビニル−アクリル共重合体が有する官能基と硬化剤との熱硬化反応が生じ、酢酸ビニル−アクリル共重合体の繰り返し単位の間に所望の架橋結合を有する酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体が形成される。硬化剤は、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体を得ることが可能な材料であれば特に限定されず、酢酸ビニル−アクリル共重合体を主剤とする粘着剤に用いられる公知の硬化剤から適宜選択することができる。このような硬化剤としては、例えば、イソシアネート系硬化剤、エポキシ系硬化剤および金属キレート系硬化剤からなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。
また、例えば硬化剤がエポキシ系硬化剤であれば、酢酸ビニル−アクリル共重合体の固形分100質量部に対して、0.01質量部以上10.00質量部以下であることが好ましく、中でも0.05質量部以上5.00質量部以下であることが好ましく、特に0.10質量部以上3.00質量部以下であることが好ましい。
例えば硬化剤が金属キレート系硬化剤であれば、酢酸ビニル−アクリル共重合体の固形分100質量部に対して、0.01質量部以上10.00質量部以下であることが好ましく、中でも0.05質量部以上5.00質量部以下であることが好ましく、特に0.10質量部以上3.00質量部以下であることが好ましい。
本開示の粘着剤組成物は、粘着付与樹脂をさらに含むことができる。粘着付与樹脂の詳細、および粘着付与樹脂を含むことによる効果については、上記「A.粘着シート」の項で説明したため、ここでの説明は省略する。
本開示の粘着剤組成物は、スチレン系樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂および石油系樹脂からなる炭化水素からなる群から選択される少なくとも1種の樹脂をさらに含むことができる。これらの樹脂の詳細、およびこれらの樹脂を含むことによる効果については、上記「A.粘着シート」の項で説明したため、ここでの説明は省略する。
本開示の粘着剤組成物は、レベリング剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、着色剤(顔料、染料等)、帯電防止剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤等の添加剤を含むことができる。これらの添加剤の配合量は、本開示の粘着剤組成物の特性を損なわない範囲で適宜設定することができる。
本開示の粘着剤組成物は、酢酸ビニル成分の含有量が、粘着剤組成物の全固形分100質量%中1.0質量%以上50.0質量%以下であることが好ましく、中でも5.0質量%以上45.0質量%以下であることが好ましく、特に10.0質量%以上40.0質量%以下であることが好ましい。
粘着剤組成物中の酢酸ビニル成分とは、酢酸ビニル−アクリル共重合体に含まれる酢酸ビニルモノマー単位や、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体に含まれる酢酸ビニルモノマー単位、共重合体を形成していない未反応分の酢酸ビニル等をいう。粘着剤組成物中の酢酸ビニル成分の含有量は、上記「A.粘着シート」の項で説明した粘着層中の酢酸ビニル成分の含有量の算出方法により特定することができる。
下記材料を表1に示す配合比で混合して、粘着剤組成物の塗工液を調製した。上記塗工液を、剥離処理がされた樹脂フィルム(剥離層)に塗工し、オーブンで乾燥して溶媒を除去して粘着層(乾燥後厚み:40μm)を得た。上記粘着層を、厚み1.2mmの両面粘着アクリルフォームテープ(スリーエム社製「Y−4180−12」)の一方の面に貼り合せて常温で一週間養生し、粘着層/アクリル系弾性発泡体層の積層構成を有する粘着シートを得た。なお、上記積層構成中「/」は積層界面を意味する。
・粘着剤A:酢酸ビニル−アクリル共重合体含有溶剤型粘着剤(サイデン化学社製「サイビノールAT−262」、固形分43質量%、酢酸ビニル−アクリル共重合体43質量%および酢酸ビニル2.1質量%含有)
・粘着剤B:アクリル酸共重合体含有溶剤型粘着剤(サイデン化学社製「サイビノールAT−287K」、固形分45質量%、酢酸ビニル−アクリル共重合体および酢酸ビニル非含有)
<塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体含有溶液>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体含有溶液A:塩化ビニル−酢酸ビニル−ジカルボン酸共重合物(日信化学工業社製「ソルバインM5」、数平均分子量32000、塩化ビニル:酢酸ビニル:ジカルボン酸=85:14:1(質量%))をメチルエチルケトン(MEK)で溶解した25質量%濃度溶液
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体含有溶液B:塩化ビニル−酢酸ビニル−カルボン酸共重合物(カネカ社製「カネビニールT5DA」、酢ビ含有量18%)をメチルエチルケトン(MEK)で溶解した25質量%濃度溶液
<スチレン系樹脂含有溶液>
・スチレン系樹脂含有溶液A:スチレン系モノマー/脂肪族系モノマー共重合体(三井化学社製「FTR6110」、軟化点110℃、重量平均分子量1600、数平均分子量1100)をメチルエチルケトン(MEK)で溶解した50質量%濃度溶液
・スチレン系樹脂含有溶液B:スチレン系モノマー/脂肪族系モノマー共重合体(三井化学社製「FTR6100」、軟化点95℃、重量平均分子量1200、数平均分子量900)をメチルエチルケトン(MEK)で溶解した50質量%濃度溶液
<ロジン系樹脂含有溶液>
・ロジン系樹脂含有溶液A:重合ロジン系エステル樹脂(ハリマ化成社製「PCJ」、軟化点118℃〜128℃、重量平均分子量1500)をメチルエチルケトン(MEK)で溶解した50質量%濃度溶液
<硬化剤>
・イソシアネート系硬化剤A(サイデン化学社製「サイビノール硬化剤AL」、固形分:45質量%)
実施例1〜11および比較例1〜2の粘着シートについて、下記の評価を行った。
粘着シートを、長さ100mm×幅10mmに切断し、粘着層側とは反対側の面を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート基材(商品名「コスモシャインA4100」、東洋紡社製)に貼り合わせた。次に、該粘着シートの粘着層側の面をSUS430J1L(ブライトアニール処理品)に2kgローラーで片道圧着し、試験片とした。常温で24時間放置後、引張速度50mm/分で180度剥離強度を測定した。測定は、引張試験機(エー・アンド・デイ社製、製品名「RTG−1250」)を用い、測定雰囲気を温度23℃、湿度50%RHとした。結果を下記表3に示す。
(1)温水浸漬耐久性評価1
ジュラルミン板(ジェラルミンA2017、15mm×75mm)に、粘着シート(10mm×50mm)の粘着層側とは反対側の面を2kgローラーで片道圧着し、室温で24時間放置後、粘着シートの粘着層側の面を、被着体Aに2kgローラーで片道圧着して試験片とした。得られた試験片を室温で24時間放置後、図3(a)、(b)で示すように、試験片の端を強制的に2.0mm押し開き、温度40℃の恒温水槽中に100時間放置して、はがれの有無を確認した。はがれなかったものを「○」、はがれたものを「×」とした。被着体Aには、金属板(SUS板、SUS430J1L、ブライトアニール処理品)を用いた。なお、図3(a)、(b)は、温水浸漬耐久性試験の試験方法を説明する模式図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は断面図である。また、図3(a)、(b)中の符号10は粘着シート、符号51はジェラルミン板、符号52は被着体、符号53はスペーサー、符号54はネジを示す。スペーサー53の厚さは粘着シート10の厚さと同じとした。結果を下記表3に示す。
上記表1より、粘着層が、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体を主成分として含み、さらに塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体を含む、実施例1〜11の粘着シートでは、温水浸漬環境下に置いても被着体Aから剥がれなかった。これにより、実施例1〜11の粘着シートは、温水浸漬環境下での被着体Aに対する接着耐久性および応力緩和性が良好であることが示唆された。一方、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体を主成分として含まない比較例1、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体を主成分として含むが塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体を含まない比較例2の粘着シートでは、常態接着力が実施例1〜11の粘着シートと同程度であったにもかかわらず、温水浸漬環境下で被着体Aからの剥がれが確認された。これは、比較例1、2の粘着シートでは、粘着層に含まれる酢酸ビニル成分が少ないため、温水浸漬環境下であっても被着体Aに対する接着耐久性および応力緩和性が劣ったと推量される。
被着体Aの代わりに被着体Bを用いたこと以外は、上記「(1)温水浸漬耐久性評価1」と同様にして試験片を作製し、温水浸漬耐久性評価を行った。被着体Bには、鋼板表面に樹脂塗膜(関西ペイント社製 溶剤着色ベース塗料組成物「レタンPGエコクリヤーHX(Q)」)が形成された塗装板を用い、塗膜側表面を被着面とした。結果を下記表4に示す。
被着体Aの代わりに被着体Cを用いたこと以外は、上記「(1)温水浸漬耐久性評価1」と同様にして試験片を作製し、温水浸漬耐久性評価を行った。被着体Cには、ポリ塩化ビニル材質の着色樹脂フィルム層を表層に有する塗装代替フィルム(スリーエム社製「ラップフィルムシリーズ1080」)を用い、着色樹脂フィルム層側表面を被着面とした。結果を下記表4に示す。
上記表4より、粘着層がさらにスチレン系樹脂またはロジン系樹脂を含む実施例3〜11の粘着シートは、温水浸漬環境下に置いても被着体B、被着体Cから剥がれなかった。被着体B、被着体Cは、被着面の材質が樹脂であるため、被着面の材質が金属である被着体Aよりも被着面が低極性であると思われるが、実施例3〜11の粘着シートは、低極性の被着面に対しても、温水浸漬環境下であっても接着耐久性および応力緩和性が良好であることが示唆された。
2 … 弾性発泡体層
10 … 粘着シート
Claims (25)
- 弾性発泡体層および前記弾性発泡体層の少なくとも一方の主面側に配置された粘着層を有し、
前記粘着層が、酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体を主成分として含み、さらに塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体を含む、粘着シート。 - 前記粘着層が前記弾性発泡体層の両方の主面側にそれぞれ配置されている、請求項1に記載の粘着シート。
- 前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体が、ウレタン結合を有する、請求項1または請求項2に記載の粘着シート。
- 前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体が、エポキシ結合を有する、請求項1または請求項2に記載の粘着シート。
- 前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体が、金属キレート結合を有する、請求項1または請求項2に記載の粘着シート。
- 前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体は、酢酸ビニル−アクリル共重合体を硬化剤により架橋した硬化物であり、
前記硬化剤が、イソシアネート系硬化剤である、請求項1または請求項2に記載の粘着シート。 - 前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体は、酢酸ビニル−アクリル共重合体を硬化剤により架橋した硬化物であり、
前記硬化剤が、エポキシ系硬化剤である、請求項1または請求項2に記載の粘着シート。 - 前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体は、酢酸ビニル−アクリル共重合体を硬化剤により架橋した硬化物であり、
前記硬化剤が、金属キレート系硬化剤である、請求項1または請求項2に記載の粘着シート。 - 前記塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体は、数平均分子量が3000以上100000以下である、請求項1から請求項8までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記粘着層中の前記塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体の含有量が、前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体100質量部に対して0.5質量部以上25質量部以下である、請求項1から請求項9までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体が、前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体と相溶している、請求項1から請求項10までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記粘着層が、粘着付与樹脂をさらに含む、請求項1から請求項11までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記粘着付与樹脂の重量平均分子量が200以上8000以下である、請求項12に記載の粘着シート。
- 前記粘着付与樹脂の軟化点が60℃以上200℃以下である、請求項12または請求項13に記載の粘着シート。
- 前記粘着付与樹脂の、前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体100質量部に対する含有量が3質量部以上60質量部以下である、請求項12から請求項14までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記粘着付与樹脂が、スチレン系樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂および石油系樹脂からなる炭化水素からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項12から請求項15までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記粘着付与樹脂が、スチレン系モノマーと脂肪族系モノマーとの共重合体である、請求項12から請求項16までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記粘着層が、スチレン系樹脂、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂および石油系樹脂からなる炭化水素からなる群から選択される少なくとも1種の樹脂をさらに含む、請求項1から請求項11までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記群から選択される少なくとも1種の樹脂が、スチレン系樹脂およびロジン系樹脂の少なくとも一方である、請求項18に記載の粘着シート。
- 前記群から選択される少なくとも1種の樹脂が、スチレン系モノマーと脂肪族系モノマーとの共重合体である、請求項18または請求項19に記載の粘着シート。
- 前記群から選択される少なくとも1種の樹脂の重量平均分子量が200以上8000以下である、請求項18から請求項20までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記群から選択される少なくとも1種の樹脂の軟化点が60℃以上200℃以下である、請求項18から請求項21までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記群から選択される少なくとも1種の樹脂の、前記酢酸ビニル−アクリル共重合体の架橋体100質量部に対する含有量が3質量部以上60質量部以下である、請求項18から請求項22までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記粘着層が、実質的に光重合開始剤を含まない、請求項1から請求項23までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
- 前記粘着層の厚みが3μm以上200μm以下である、請求項1から請求項24までのいずれかの請求項に記載の粘着シート。
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