JP2019202257A - シーラー供給装置及びシーラー塗布装置 - Google Patents

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高橋 一彰
Kazuaki Takahashi
一彰 高橋
栄光 田島
Eiko Tajima
栄光 田島
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Abstract

【課題】既存設備を大きく変更することなく、小型な装置で、適切な吐出圧力によりシーラーを塗布することが可能で、かつシーラーの塗布作業を高精度で行うことが可能であり、既存工場の自動化拡大、品質向上、材料ロスへの貢献、比較的少量工場への自動化貢献を図るシーラー供給装置及びシーラー塗布装置の提供。【解決手段】第1供給室60と第2供給室70を有するシリンダ41と、第1供給室60に配置された第1ピストン42と、第2供給室70に配置された第2ピストン43と、第1ピストン42と第2ピストン43を連動して往復動させる駆動手段44と、を含み、第1ピストン42と第2ピストン43の往復動により、第1供給室60と第2供給室70に交互にシーラーを充填し、第1供給室60と第2供給室70を交互に加圧して充填されたシーラーをシーラーガン30に連続して供給する。【選択図】図5

Description

この発明は、例えば、車両ボディや車両用ドアなどのパーツの重ね合わせ部にシーラーを塗布するシーラー供給装置及びシーラー塗布装置に関する。
従来からシーラーの塗布作業は、複雑で、人手に頼るところが多く、全自動化が遅れている傾向にあるが、シーラーの塗布作業の自動化を図り、例えば、ロボットのアーム先端にシーラーガンを取り付け、シーラーガンのノズルの位置を車両ボディや車両用ドアなどのパーツの重ね合わせ部に対応するように位置制御してシーラーを塗布するものがある(特許文献1乃至特許文献4)。
特開2002−273280号公報 特開2003−117461号公報 特開2003−330511号公報 特開2015−202427号公報
このように、例えば、車両ボディや車両用ドアなどのパーツの重ね合わせ部にシーラーを塗布する作業の自動化は、合わせ目の品質まで保証する方向に向かう傾向にあるが、その品質を保証する自動化には、大型なシーラ―供給装置を備え、シーラーをシーラーガンに供給して塗付する必要がある。
このような品質を保証する自動化には、安定してシーラーを供給することが可能な大型装置や精度の高い設備が必要で高価になるため、大量生産工場および高額車生産工場が対象になる。また、設備や装置の大型化の問題もあり、既存工場や少量工場には、シーラー塗布の自動化を導入することが難しいなどの問題がある。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、既存設備を大きく変更することなく、小型な装置で、適切な吐出圧力によりシーラーを塗布することが可能で、かつシーラーの塗布作業を高精度で行うことが可能であり、既存工場の自動化拡大、品質向上、材料ロスへの貢献、比較的少量工場への自動化貢献を図るシーラー供給装置及びシーラー塗布装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、シーラーを塗布するシーラーガンにシーラーを供給するシーラー供給装置であり、
第1供給室と第2供給室を有するシリンダと、
前記第1供給室に配置された第1ピストンと、
前記第2供給室に配置された第2ピストンと、
前記第1ピストンと前記第2ピストンを連動して往復動させる駆動手段と、を含み、
前記第1ピストンと前記第2ピストンの往復動により、
前記第1供給室と前記第2供給室に交互にシーラーを充填し、前記第1供給室と前記第2供給室を交互に加圧して充填されたシーラーを前記シーラーガンに連続して供給することを特徴とするシーラー供給装置である。
請求項2に記載の発明は、シーラーガンにシーラーを合流して供給する第1供給配管と第2供給配管を備え、
前記シリンダの中央部に区画壁を設け、
前記区画壁の両側に前記第1供給室と前記第2供給室を配置し、
前記区画壁に前記第1供給室と連通する第1通路と、前記第2供給室と連通する第2通路を設け、
前記第1供給配管に前記第1通路を連通し、前記第1通路の連通部に第1切換手段を配置し、
前記第2供給配管に前記第2通路を連通し、前記第2通路の連通部に第2切換手段を配置し、
前記第1切換手段と前記第2切換手段は、シーラーの充填とシーラーの供給を切り換える構成であり、
前記第1ピストンにより加圧して前記第1供給室よりシーラーを、前記第1通路、前記第1切換手段を介して前記第1供給配管から前記シーラーガンに供給し、と同時に前記第2ピストンの連動で、前記第2供給配管からシーラーを、前記第2切換手段、前記第2通路を介して前記第2供給室に充填し、
前記第2ピストンにより加圧して前記第2供給室よりシーラーを、前記第2通路、前記第2切換手段を介して前記第2供給配管から前記シーラーガンに供給し、と同時に前記第1ピストンの連動で第1供給配管からシーラーを、前記第1切換手段、前記第1通路を介して前記第1供給室に充填する作動を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のシーラー供給装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第1切換手段は、
前記第1通路の連通部の両側に配置した第1下流側開閉弁と第1上流側開閉弁とで構成し、
前記第2切換手段は、
前記第2通路の連通部の両側に配置した第2下流側開閉弁と第2上流側開閉弁とで構成し、
前記第1下流側開閉弁を開く、
前記第1上流側開閉弁を閉じ、
前記第2下流側開閉弁を閉じ、
前記第2上流側開閉弁を開く、
弁の切り換えタイミングを同じにして前記第1供給室を加圧してシーラーを供給し、前記第2供給室にシーラーを充填し、
前記第1下流側開閉弁を閉じ、
前記第1上流側開閉弁を開く、
前記第2下流側開閉弁を開く、
前記第2上流側開閉弁を閉じ、
弁の切り換えタイミングを同じにして前記第1供給室にシーラーを充填し、前記第2供給室を加圧してシーラーを供給することを特徴とする請求項2に記載のシーラー供給装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1切換手段は、
前記第1通路の連通部の両側に配置した第1下流側開閉弁と第1上流側開閉弁とで構成し、
前記第2切換手段は、
前記第2通路の連通部の両側に配置した第2下流側開閉弁と第2上流側開閉弁とで構成し、
前記第1下流側開閉弁を開く、
前記第1上流側開閉弁を閉じ、
前記第2下流側開閉弁を閉じ、
前記第2上流側開閉弁を開く、
弁の切り換えタイミングは、前記第2上流側開閉弁を開くタイミングのみを早くし、前記第1供給室を加圧してシーラーを供給し、前記第2供給室に供給圧にてシーラーを充填し、
前記第1下流側開閉弁を閉じ、
前記第1上流側開閉弁を開く、
前記第2下流側開閉弁を開く、
前記第2上流側開閉弁を閉じ、
弁の切り換えタイミングは、前記第1上流側開閉弁を開くタイミングのみを早くして前記第1供給室に供給圧にてシーラーを充填し、前記第2供給室を加圧してシーラーを供給することを特徴とする請求項2に記載のシーラー供給装置である。
請求項5に記載の発明は、産業用ロボットを備え、
前記産業用ロボットに、
前記シーラーガンと、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の前記シーラー供給装置と、を搭載したことを特徴とするシーラー塗布装置である。
請求項6に記載の発明は、前記シーラーガンは、
シーラーを吐出させて塗布するノズル部を有し、
前記ノズル部は、
固定ノズル体と可動ノズル体とで吐出開口を形成し、
前記可動ノズル体により前記吐出開口を可変してシーラーの吐出量を制御することが可能な構成であることを特徴とする請求項5に記載のシーラー塗布装置である。
請求項7に記載の発明は、シーラーを循環する循環系を備え、
前記循環系に前記シーラー供給装置を配置し、
前記シーラー供給装置の立上げ運転時に、シーラーを前記循環系に循環させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のシーラー塗布装置である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1乃至請求項7に記載の発明では、第1ピストンと第2ピストンが連動して往復動し、第1供給室と第2供給室に交互に充填し、第1供給室と第2供給室から交互に加圧して充填されたシーラーをシーラーガンに連続して供給することで、既存設備を大きく変更することなく、小型な装置で、適切な吐出圧力によりシーラーを塗布することが可能で、かつシーラーの塗布作業を高精度で行うことが可能であり、既存工場の自動化拡大、品質向上、材料ロスへの貢献、比較的少量工場への自動化貢献を図ることができる。
シーラー塗布装置の概略構成図である。 車両ボディや車両用ドアなどのパーツの重ね合わせ部にシーラーを塗布する説明図である。 シーラーガンの外観図である。 ノズル部を示す図である。 シーラー供給装置の構成を説明する図である。 シーラー供給装置のシリンダ部の断面図である。 シーラー供給装置のシリンダ部の平面図である。 シーラー供給装置のシリンダ部の斜視図である。 第1切換手段及び第2切換手段の弁の切り換えタイミングを説明する図である。
以下、この発明のシーラー供給装置及びシーラー塗布装置の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
(シーラー塗布装置の概略)
この実施の形態のシーラー塗布装置を、図1及び図2に基づき説明する。図1はシーラー塗布装置の概略構成図、図2は車両ボディや車両用ドアなどのパーツの重ね合わせ部にシーラーを塗布する説明図である。
このシーラー塗布装置10は、産業用ロボット20を備え、産業用ロボット20に、シーラーガン30と、シーラー供給装置40と、を搭載した構成である。シーラーを供給する供給系の配管200と、シーラーを循環する循環系の配管300は、本体装置50に接続され、配管200を介してシーラー供給装置40に所定の圧力でシーラーを送り、シーラー供給装置40の作動によりシーラーをシーラーガン30に供給し、シーラーガン30によりシーラーを連続塗布する。
この実施の形態は、循環系の配管300にシーラー供給装置40を配置した構成であり、シーラー供給装置40の立上げ運転時に、シーラーを循環系の配管300に循環させ、シーラーが所定の塗布温度になると、塗布運転を行い、シーラーをシーラーガン30に供給して連続塗布する。
このシーラー塗布装置10は、例えば、搬送されたワークの現在位置を産業用ロボット20に搭載したカメラによる3次元測定で検出し、検出された現在位置と基準位置との誤差に基づいて補正して、シーラーガン30によりシーラー塗布部分にシーラーを塗布する。
シーラー塗布部分として、例えば、車両ボディや車両用ドアなどのパーツの重ね合わせ部があり、図2(a)は、車両ボディのパネル100の外縁とパネル101の外縁を重ね合わせた部分を示し、図2(b)は、車両用ドアのアウターパネル103の外縁とインナーパネル104の外縁とを重ね合わせ部分を示す。このように、車両ボディや車両用ドアなどのパーツの重ね合わせ部に、防水性や防錆性等を高めるべく、シーラー110を塗布する。
(シーラーガンの構成)
この実施の形態のシーラーガンを、図3及び図4に基づいて説明する。図3はシーラーガンの外観図、図4はノズル部を示す図である。
このシーラーガン30は、ガン本体31を有し、このガン本体31は、ブラケット32により産業用ロボット20のアームに取付けられる。ガン本体31は、先端にシーラーを吐出して塗布するノズル部33を有し、後端にシーラーを供給する配管を接続するための配管接続部34を有する。
ノズル部33は、固定ノズル体33aと可動ノズル体33bとで吐出開口33cを形成し、ノズル駆動手段35により可動ノズル体33bを駆動し、この可動ノズル体33bにより吐出開口33cを可変してシーラーの吐出量を制御することが可能な構成である。
ノズル駆動手段35は、ステッピングモータ35aと、ステッピングモータ35aにより回転する駆動軸35bと、駆動軸35bの先端に設けた傘歯車35cと、可動ノズル体33bに螺合する傘歯車35dから構成する。
例えば、ステッピングモータ35aの正方向の回転により駆動軸35bを介して傘歯車35cが回転し、この傘歯車35cに連動して傘歯車35dが回転し、可動ノズル体33bが前進して吐出開口33cを狭くしシーラーの吐出量を少なくする。一方、ステッピングモータ35aの負方向の回転により駆動軸35bを介して傘歯車35cが回転し、この傘歯車35cに連動して傘歯車35dが回転し、可動ノズル体33bが後進して吐出開口33cを広くしシーラーの吐出量を多くする。
このシーラーガン30は、シーラーを吐出させて塗布するノズル部33を有し、ノズル部33は、吐出開口33cを可変してシーラーの吐出量を制御することで、自由に塗布パターンを変えることができる。また、ノズル部33は、固定ノズル体33aと可動ノズル体33bとで吐出開口33cを形成し、可動ノズル体33bにより吐出開口33cを可変するコンパクト、かつ簡単な可変機構、可変駆動形式で、コンパクト化かつ作業性向上を可能にしている。
このように、塗布パターンを自由にコントロールできることで、塗布部位の形状、幅、深さに応じて、一つのノズルでの塗布を可能とし、設備、材料のロスを削減し、少量生産工場の自動化にも貢献することができる。
(シーラー供給装置の構成)
この実施の形態のシーラー供給装置を、図5乃至図8に基づいて説明する。図5はシーラー供給装置の構成を説明する図、図6はシーラー供給装置のシリンダ部の断面図、図7はシーラー供給装置のシリンダ部の平面図、図8はシーラー供給装置のシリンダ部の斜視図である。
このシーラー供給装置40は、第1供給室60と第2供給室70を有するシリンダ41と、第1供給室60に配置された第1ピストン42と第2供給室70に配置された第2ピストン43を有する駆動軸44と、駆動軸44を駆動する駆動手段45と、を含み、シリンダ部を構成する。
駆動手段45は、駆動モータ45aと、駆動モータ45aの駆動により往復動する往復駆動機構45eと、駆動軸44に連結した連結軸45cを含む。駆動モータ45aの駆動により往復駆動機構45eが作動し、連結軸45cに連結した駆動軸44を介して第1ピストン42と第2ピストン43が連動して往復動する。往復駆動機構45eは、例えば、駆動モータ45aの出力軸に設けたスクリューと連結軸45cに設けたスクリューを噛み合わせ駆動モータ45aにより連結軸45cを往復動させる構成、また連結軸45cに設けたカムピンと、このカムピンにより回転カムと、を含み、駆動モータ45aにより連結軸45cを往復動させる構成などを用いる。
シリンダ41の中央部に区画壁46を設け、区画壁46の両側に第1供給室60と、第2供給室70を配置し、区画壁46に第1供給室60と連通する第1通路61と、第2供給室70と連通する第2通路71を設ける。シリンダ41は、分割シリンダを用い、一方の分割シリンダを区画壁46の一方側に組み付け、他方の分割シリンダを区画壁46の他方側に組み付けた構成であり、この構成により簡単に区画壁46の両側に第1供給室60と、第2供給室70を配置することができる。
第1通路61は、シーラーガン30にシーラーを供給する第1供給配管80に連通し、第1通路61の連通部に第1切換手段81を配置する。第2通路71は、シーラーガン30にシーラーを供給する第2供給配管90に連通し、第2通路71の連通部に第2切換手段91を配置する。
第1供給配管80及び第2供給配管90の上流側は、配管200aに合流し、配管200aには、レギュレータ102、開閉弁103及び圧力センサS1が順に配置され、所定の圧力を第1供給配管80及び第2供給配管90に与え、シーラーをシーラー供給装置40に充填する。
第1供給配管80及び第2供給配管90の下流側は、配管200bに合流し、配管200bを介してシーラーをシーラーガン30に供給する。配管200bには、圧力センサS2が配置され、シーラーガン30に所定の圧力でシーラーを送る。シーラーを送る配管200は、配管200aと配管200bで構成される。
圧力センサS2の下流側には、配管300が接続されている。配管300には、開閉弁121が接続され、シーラー供給装置40の立上げ運転時に、開閉弁121を開きシーラーを循環系の配管300に循環させ、シーラーが所定の塗布温度になると塗布運転を行い、シーラーをシーラーガン30に供給して連続塗布する。
第1切換手段81と第2切換手段91は、シーラーの充填と供給を切り換える構成である。第1切換手段81は、第1下流側開閉弁81aと第1上流側開閉弁81bを含み、第1下流側開閉弁81aと第1上流側開閉弁81bの間に第1通路61が接続され、第1上流側開閉弁81b側に逆止弁81cが配置されている。第2切換手段91は、第2下流側開閉弁91aと第2上流側開閉弁91bを含み、第2下流側開閉弁91aと第2上流側開閉弁91bの間に第2通路71が接続され、第2上流側開閉弁91b側に逆止弁91cが配置されている。
第1切換手段81と第2切換手段91は、この実施の形態に限定されず、三方弁を用いてシーラーの充填と供給を切り換える構成でもよい。
(シーラー塗布装置の作動)
次に、シーラー塗布装置の作動を、図5に基づいて説明する。駆動手段45により駆動軸44を介して第1ピストン42と第2ピストン43が連動して往復動する。
例えば、図5(a)において、第1ピストン42により加圧して第1供給室60よりシーラーを、第1通路61、第1切換手段81、第1供給配管80を介して配管200bからシーラーガン30に供給し、連動する第2ピストン43により第2供給配管90、第2切換手段91、第2通路71を介して配管200aから第2供給室70にシーラーを充填する。
一方、図5(b)において、第2ピストン43により加圧して第2供給室70よりシーラーを、第2通路71、第2切換手段91、第2供給配管90を介して配管200bからシーラーガン30に供給し、連動する第1ピストン42により第1供給配管80、第1切換手段81、第1通路61を介して配管200aから第1供給室60にシーラーを充填する。このように、第1ピストン42と第2ピストン43の往復動によりシーラーをシーラーガン30に供給し、シーラーガン30によりシーラーを連続塗布する。
(第1切換手段及び第2切換手段の開閉制御)
次に、第1切換手段81及び第2切換手段91の弁の切り換えタイミングを、図9に基づいて説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1の弁の切り換えタイミングを、図9(b)に示す。この実施の形態1では、第1下流側開閉弁81aを開く、第1上流側開閉弁81bを閉じ、第2下流側開閉弁91aを閉じ、第2上流側開閉弁91bを開く、弁の切り換えタイミングを同じにして第1供給室60を加圧してシーラーを供給し、第2供給室70に供給圧にてシーラーを充填する。そして、第1下流側開閉弁81aを閉じ、第1上流側開閉弁81bを開く、第2下流側開閉弁91aを開く、第2上流側開閉弁91bを閉じ、弁の切り換えタイミングを同じにして第1供給室60に供給圧にてシーラーを充填し、第2供給室70を加圧してシーラーを供給する。
[実施の形態2]
実施の形態2の弁の切り換えタイミングを、図9(c)に示す。この実施の形態2では、第1下流側開閉弁81aを開く、第1上流側開閉弁81bを閉じ、第2下流側開閉弁91aを閉じ、第2上流側開閉弁91bを開く、弁の切り換えタイミングは、第1下流側開閉弁81aを開く、第1上流側開閉弁81bを閉じ、第2下流側開閉弁91aを閉じの弁の切り換えタイミングが同じであり、第2上流側開閉弁91bを開くタイミングのみを時間t早くし、第1供給室60を加圧してシーラーを供給し、第2供給室70に供給圧にてシーラーを充填する。そして、第1下流側開閉弁81aを閉じ、第1上流側開閉弁81bを開く、第2下流側開閉弁91aを開く、第2上流側開閉弁91bを閉じの弁の切り換えタイミングは、第1下流側開閉弁81aを閉じ、第2下流側開閉弁91aを開く、第2上流側開閉弁91bを閉じの弁の切り換えタイミングが同じであり、第1上流側開閉弁81bを開くタイミングのみを時間t早くし、第1供給室60に供給圧にてシーラーを充填し、第2供給室70を加圧してシーラーを供給する。
この実施の形態では、駆動手段45の駆動により第1ピストン42と第2ピストン43が連動して往復動し、シーラーを第1供給室60と第2供給室70に交互に供給圧にて充填し、この第1供給室60と第2供給室70から交互に加圧して充填されたシーラーをシーラーガン30に供給する。この駆動手段45の駆動による往復運動の中で、充填する動力を利用して、加圧して充填されたシーラーを供給し、ピストン42と第2ピストン43の駆動に、シーラーを充填するための圧力を補助的に使うことで、駆動手段45を構成する駆動モータ45aの必要駆動トルクを小さくでき、かつその分シリンダ−容量を少なくして装置の小型化が可能である。
また、駆動手段45を構成する駆動モータ45aの必要駆動トルクを小さくでき、塗布量(変化)に対し、安定して追従でき、かつ産業用ロボット20の搭載が容易で、既存設備(サーキュレーション・スペースなど)に大きな改造を必要としない、コンパクトな供給設備とすることができる。
また、実施の形態1の弁の切り換えタイミングでは、弁の切り換えタイミングを同じにする簡単な構造で、第1ピストン42と第2ピストン43の往復動によりシーラーをシーラーガン30に供給し、シーラーガン30によりシーラーを連続塗布することができる。
実施の形態2の弁の切り換えタイミングでは、シーラーを充填する弁の切り換えタイミングのみを早くすることで、シーラーの供給がピストンの作動の切り換えに依るシーラーの圧力の落ち込みを防ぐことができ、シーラーガン30によるシーラーの連続塗布が安定する。
この発明は、例えば、車両ボディや車両用ドアなどのパーツの重ね合わせ部にシーラーを塗布するシーラー供給装置及びシーラー塗布装置に適用でき、既存設備を大きく変更することなく、小型な装置で、適切な吐出圧力によりシーラーを塗布することが可能で、かつシーラーの塗布作業を短時間に高精度で行うことが可能であり、既存工場の自動化拡大、品質向上、材料ロスへの貢献、比較的少量工場への自動化貢献を図ることが可能である。
10 シーラー塗布装置
20 産業用ロボット
30 シーラーガン
31 ガン本体
32 ブラケット
33 ノズル部
34 配管接続部
33a 固定ノズル体
33b 可動ノズル体
33c 吐出開口
35 ノズル駆動手段
35a ステッピングモータ
35b 駆動軸
35c,35d 傘歯車
40 シーラー供給装置
41 シリンダ
42 第1ピストン
43 第2ピストン
44 駆動軸
45 駆動手段
45a 駆動モータ
45b 連結軸
45e 往復駆動機構
46 区画壁
50 シーラー充填装置
60 第1供給室
61 第1通路
70 第2供給室
71 第2通路
80 第1供給配管
81 第1切換手段
90 第2供給配管
91 第2切換手段
102 レギュレータ
103,121 開閉弁
200,300 配管
200a,200b 配管
S1,S2 圧力センサ

Claims (7)

  1. シーラーを塗布するシーラーガンにシーラーを供給するシーラー供給装置であり、
    第1供給室と第2供給室を有するシリンダと、
    前記第1供給室に配置された第1ピストンと、
    前記第2供給室に配置された第2ピストンと、
    前記第1ピストンと前記第2ピストンを連動して往復動させる駆動手段と、を含み、
    前記第1ピストンと前記第2ピストンの往復動により、
    前記第1供給室と前記第2供給室に交互にシーラーを充填し、前記第1供給室と前記第2供給室を交互に加圧して充填されたシーラーを前記シーラーガンに連続して供給することを特徴とするシーラー供給装置。
  2. シーラーガンにシーラーを合流して供給する第1供給配管と第2供給配管を備え、
    前記シリンダの中央部に区画壁を設け、
    前記区画壁の両側に前記第1供給室と前記第2供給室を配置し、
    前記区画壁に前記第1供給室と連通する第1通路と、前記第2供給室と連通する第2通路を設け、
    前記第1供給配管に前記第1通路を連通し、前記第1通路の連通部に第1切換手段を配置し、
    前記第2供給配管に前記第2通路を連通し、前記第2通路の連通部に第2切換手段を配置し、
    前記第1切換手段と前記第2切換手段は、シーラーの充填とシーラーの供給を切り換える構成であり、
    前記第1ピストンにより加圧して前記第1供給室よりシーラーを、前記第1通路、前記第1切換手段を介して前記第1供給配管から前記シーラーガンに供給し、と同時に前記第2ピストンの連動で、前記第2供給配管からシーラーを、前記第2切換手段、前記第2通路を介して前記第2供給室に充填し、
    前記第2ピストンにより加圧して前記第2供給室よりシーラーを、前記第2通路、前記第2切換手段を介して前記第2供給配管から前記シーラーガンに供給し、と同時に前記第1ピストンの連動で第1供給配管からシーラーを、前記第1切換手段、前記第1通路を介して前記第1供給室に充填する作動を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のシーラー供給装置。
  3. 前記第1切換手段は、
    前記第1通路の連通部の両側に配置した第1下流側開閉弁と第1上流側開閉弁とで構成し、
    前記第2切換手段は、
    前記第2通路の連通部の両側に配置した第2下流側開閉弁と第2上流側開閉弁とで構成し、
    前記第1下流側開閉弁を開く、
    前記第1上流側開閉弁を閉じ、
    前記第2下流側開閉弁を閉じ、
    前記第2上流側開閉弁を開く、
    弁の切り換えタイミングを同じにして前記第1供給室を加圧してシーラーを供給し、前記第2供給室にシーラーを充填し、
    前記第1下流側開閉弁を閉じ、
    前記第1上流側開閉弁を開く、
    前記第2下流側開閉弁を開く、
    前記第2上流側開閉弁を閉じ、
    弁の切り換えタイミングを同じにして前記第1供給室にシーラーを充填し、前記第2供給室を加圧してシーラーを供給することを特徴とする請求項2に記載のシーラー供給装置。
  4. 前記第1切換手段は、
    前記第1通路の連通部の両側に配置した第1下流側開閉弁と第1上流側開閉弁とで構成し、
    前記第2切換手段は、
    前記第2通路の連通部の両側に配置した第2下流側開閉弁と第2上流側開閉弁とで構成し、
    前記第1下流側開閉弁を開く、
    前記第1上流側開閉弁を閉じ、
    前記第2下流側開閉弁を閉じ、
    前記第2上流側開閉弁を開く、
    弁の切り換えタイミングは、前記第2上流側開閉弁を開くタイミングのみを早くし、前記第1供給室を加圧してシーラーを供給し、前記第2供給室に供給圧にてシーラーを充填し、
    前記第1下流側開閉弁を閉じ、
    前記第1上流側開閉弁を開く、
    前記第2下流側開閉弁を開く、
    前記第2上流側開閉弁を閉じ、
    弁の切り換えタイミングは、前記第1上流側開閉弁を開くタイミングのみを早くして前記第1供給室に供給圧にてシーラーを充填し、前記第2供給室を加圧してシーラーを供給することを特徴とする請求項2に記載のシーラー供給装置。
  5. 産業用ロボットを備え、
    前記産業用ロボットに、
    前記シーラーガンと、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の前記シーラー供給装置と、を搭載したことを特徴とするシーラー塗布装置。
  6. 前記シーラーガンは、
    シーラーを吐出させて塗布するノズル部を有し、
    前記ノズル部は、
    固定ノズル体と可動ノズル体とで吐出開口を形成し、
    前記可動ノズル体により前記吐出開口を可変してシーラーの吐出量を制御することが可能な構成であることを特徴とする請求項5に記載のシーラー塗布装置。
  7. シーラーを循環する循環系を備え、
    前記循環系に前記シーラー供給装置を配置し、
    前記シーラー供給装置の立上げ運転時に、シーラーを前記循環系に循環させることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のシーラー塗布装置。
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