JP2019201448A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスタ装置で採用されている通信方式に関わらず使用可能なモータ制御装置を実現する。【解決手段】スレーブ装置(90)は、再構成可能な再構成可能デバイスを含み、上位装置であるPLC(100)と通信ネットワークを介して通信するネットワーク通信部(120)と、PLC(100)の情報から、PLC(100)がネットワーク通信部(120)との通信に採用している通信方式を認識する認識部(140)と、を備え、ネットワーク通信部(120)は、認識部(140)の認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、認識部(140)の認識した通信方式で通信可能なように、再構成可能デバイスを再構成する。【選択図】図1

Description

本発明の一側面(一態様)は、モータを制御するモータ制御装置に関する。
FA(Factory Automation)システム等の産業システムにおいて、各機器間の動作条件を設定するための手法について、様々な工夫が提案されている。例えば、特許文献1には、通信処理装置の通信方式を、上位装置の指令に応じて変更する技術が開示されている。
特開2017−69777号公報
FAシステムにおいて、前記上位装置は、下位装置に指令を送って、該下位装置に各種制御を行わせる。例えば、上位装置であるマスタ装置は、下位装置の一種であるモータ制御装置に対しモータ制御に係る指令を送ることで、モータ制御装置にモータを制御させる。
ところで、従来のモータ制御装置の通信部は、予め設定された1つの通信方式のみに対応していた。そのため、例えばあるマスタ装置を、異なる通信方式を採用しているマスタ装置に変更する場合、全てのモータ制御装置を変更するか、全てのモータ制御装置に付加的な通信部を設ける必要があり、手間およびコストがかかっていた。
本発明は、前記問題を鑑みたものであり、マスタ装置で採用されている通信方式に関わらず使用可能なモータ制御装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るモータ制御装置は、モータを制御するモータ制御装置であって、再構成可能なプログラマブルロジックデバイスである再構成可能デバイスを含み、前記モータ制御装置に対する上位装置であるマスタ装置と通信ネットワークを介して通信するネットワーク通信部と、前記マスタ装置から前記ネットワーク通信部に送信される情報から、前記マスタ装置が前記ネットワーク通信部との通信に採用している通信方式を認識する認識部と、を備え、前記ネットワーク通信部は、前記認識部の認識した通信方式が再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、前記認識部の認識した通信方式で通信可能なように、前記再構成可能デバイスを再構成することを特徴とする。
前記の構成によれば、モータ制御装置は、マスタ装置の採用している通信方式を自装置で認識して、ネットワーク通信部において、該認識した通信方式での通信が可能なように、再構成可能デバイスを再構成することができる。すなわち、本発明の一態様に係るモータ制御装置は、付加的な通信部を設けることなく、1台で様々な通信方式のマスタ装置と通信することができる。つまり、該モータ制御装置は、マスタ装置で採用されている通信方式に関わらず使用することができる。
前記情報には、通信プロトコルの種類を示す識別子が1つ以上含まれていてもよい。そして、前記モータ制御装置の前記認識部は、前記識別子に基づいて、前記マスタ装置が前記ネットワーク通信部との通信に採用している通信方式を認識してもよい。
前記の構成によれば、モータ制御装置は、マスタ装置とネットワーク通信部との間の通信方式を、より正確に認識することができる。
前記識別子は、前記マスタ装置から前記ネットワーク通信部へ送信される情報におけるインターネットプロトコルのヘッダ部分に含まれている、ネットワーク層の種類を示す識別子であってもよい。
前記の構成によれば、モータ制御装置は、マスタ装置とネットワーク通信部との間の通信方式を、より正確に認識することができる。
前記モータ制御装置は、前記再構成可能デバイスの設定データを記憶した記憶部を備え、前記ネットワーク通信部は、前記認識部の認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、前記認識部の認識した通信方式に対応する設定データを前記記憶部から読み出して適用することで、前記再構成可能デバイスを再構成してもよい。
前記の構成によれば、モータ制御装置は、プログラマブルロジックデバイスの再構成可能デバイスの再構成が複雑な処理手順になった場合でも、迅速かつ確実に再構成可能デバイスを再構成することができる。
前記ネットワーク通信部は、前記認識部の認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、前記認識部の認識した通信方式に対応する設定データの送信を要求する送信リクエストを外部装置に送信し、前記外部装置から前記送信リクエストに応じた設定データを受信して適用することで、前記再構成可能デバイスを再構成してもよい。
前記の構成によれば、モータ制御装置は、設定データを記憶した記憶部を備えていない場合でも、設定データを用いて再構成可能デバイスを再構成することができる。したがって、プログラマブルロジックデバイスの再構成可能デバイスの再構成が複雑な処理手順になった場合でも、迅速かつ確実に再構成可能デバイスを再構成することができる。
本発明の一側面によれば、マスタ装置で採用されている通信方式に関わらず使用可能なモータ制御装置を実現することができる。
実施形態1に係るFAシステムの要部構成の一例を示す図である。 図1のFAシステムの全体構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図1のスレーブ装置における電源〜モータの回路構成の一例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図1〜3に基づいて説明する。本実施形態に係るFAシステムは、少なくとも、下位装置にモータ制御のための指令を送信する上位装置(マスタ装置)と、該上位装置からの指令を受けて、モータを制御する下位装置(モータ制御装置)と、該下位装置により制御されるモータとを含む。まず始めに、図1を用いて、本発明が適用される場面について、具体例を挙げて簡単に説明する。
§1 適用例
図1は、本実施形態(以下、実施形態1)に係るFAシステム1(モータ制御システム)の要部構成の一例を示す図である。図1に示すFAシステム1は、主に、上位装置であるPLC(Programmable Logic Controller)100と、下位装置であるスレーブ装置90と、モータ74とを含んでいる。
スレーブ装置90は、PLC100からモータの制御に係る指令を受信して、該指令に従ってモータ74を制御する。ところで、PLC100はその仕様によって、スレーブ装置90との通信方式として採用している通信方式(以下、単に「PLC100の通信方式」とも記載する)が異なる。なお、本実施形態における「通信方式」とは、例えばEtherCAT(Ethernet(登録商標) for Control Automation Technology)(登録商標)、PROFINET(登録商標)、SERCOS(登録商標)III、Powerlink、およびMECHATROLINK(登録商標)等、各データ層に対応する通信プロトコルの一群により規定される、PLC100とスレーブ装置90との間の種々の通信規格をまとめたものを意味する。
本実施形態に係るスレーブ装置90は、PLC100の通信方式に合わせて通信を行うために、認識部140と、ネットワーク通信部120とを備えている。認識部140は、PLC100の通信方式を自動的に認識する。なお、自動認識の方法については、後で詳述する。ネットワーク通信部120は、再構成可能な(書き換え可能な)PLD(Programmable Logic Device,プログラマブルロジックデバイス)である再構成可能デバイスを含む。
ネットワーク通信部120は、認識部140が認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、認識部140の認識した通信方式で通信可能なように、再構成可能デバイスを再構成する。これにより、ネットワーク通信部120はPLC100の通信方式で、PLC100と通信することができる。
以上の構成によれば、スレーブ装置90は、通信相手のPLC100の通信方式を自動的に認識して、必要に応じてネットワーク通信部120の再構成可能デバイスを再構成することができる。
従来のスレーブ装置は、予め1つの通信方式が設定された装置であった。そのため、ユーザは使用するPLCで採用されている通信方式に応じたスレーブ装置を準備するか、スレーブ装置に付加的な通信部を設ける必要があった。一方、本実施形態に係るスレーブ装置90は、上述のようにPLC100との通信に適切な通信方式を自動的に認識して、該適切な通信方式で通信を行うことができる。したがって、スレーブ装置90は、PLC100の通信方式を問わずに使用することができる。
§2 構成例
(FAシステム1の概要)
図2は、FAシステム1の全体構成を概略的に示す機能ブロック図である。FAシステム1は、情報処理装置1000、PLC100、およびスレーブ装置90を含む。FAシステム1は、工場内に設置される複数の機械から成る生産設備を機能ごとにまとめた単位である。FAシステム1は、工場製造工程の自動化を実現するシステムである。FAシステム1は、マスタ・スレーブ制御システムによって実現される。
FAシステム1において、PLC100(マスタ装置)は、ネットワークマスタと称されてもよい。これに対して、スレーブ装置90は、ネットワークスレーブと称されてもよい。PLC100は、1つ以上のスレーブ装置90を制御する。
情報処理装置1000は、FAシステム1の各部を統括的に制御する。情報処理装置1000は、PLC100を制御してよい。PLC100は、スレーブ装置90のそれぞれへデータを出力できる。また、PLC100は、スレーブ装置90のそれぞれからデータを取得できる。なお、IPC(Industrial PC Platform,産業用PCプラットフォーム)を、情報処理装置1000またはPLC100として用いてもよい。
スレーブ装置90のそれぞれは、PLC100を介して、情報処理装置1000に接続されている。スレーブ装置90は、PLC100の指令に従って、製造工程に関する1または複数の機能を実行する。説明の便宜上、図2に示される3つのスレーブ装置90のそれぞれを、スレーブ装置90a〜90cとも称する。情報処理装置1000は、PLC100を介して、スレーブ装置90a〜90cを制御してよい。スレーブ装置90a〜90cは、PLC100を介して通信を行う。図2では、スレーブ装置90が複数である場合が例示されているが、スレーブ装置90は1つ(単数)であってもよい。
(回路構成の一例)
図3は、FAシステム1における電源70〜モータ74の回路構成の一例を示す図である。スレーブ装置90は、整流回路71、DC(Direct Current,直流)リンク72、インバータ73(電力変換部)を備える。制御部10は、インバータ73にモータ74を駆動させるためのモータ駆動信号(例:PWM(Pulse Width Modulation,パルス幅変調)信号)を、当該インバータ73に出力する。インバータ73は、PWM信号に基づいて、モータ74を駆動する。このように、制御部10は、インバータ73を介してモータ74を制御(駆動)する。
以下、モータ74が3相交流(Alternative Current,AC)誘導電動機(Induction Motor,IM)である場合を例示する。但し、モータ74は3相交流同期電動機(Synchronous Motor,SM)であってもよい。あるいは、モータ74は、単相または2相の交流電動機であってもよい。また、モータ74として、直流電動機を使用することもできる。
電源70は、公知の3相交流電源である。以下、3相交流の各相を、U相、V相、およびW相として表す。電源70は、整流回路71に接続されている。整流回路71は、6つの整流素子710を有する。一例として、整流素子710は、ダイオードである。整流回路71は、電源70から供給された交流電圧(交流電力)を整流することにより、当該交流電圧を直流電圧(直流電力)に変換する。整流回路71は、AC/DCコンバータとしての役割を担う。
6つの整流素子710は、3相全波整流回路を構成する。6つの整流素子710のうち、(i)2つの整流素子710は電源70のU相に、(ii)2つの整流素子710は電源70のV相に、(iii)2つの整流素子710は電源70のW相に、それぞれ接続されている。
図3では、これら6つの整流素子710のそれぞれを、
・整流素子710UH(U相上アーム整流素子)
・整流素子710UL(U相下アーム整流素子)
・整流素子710VH(V相上アーム整流素子)
・整流素子710VL(V相下アーム整流素子)
・整流素子710WH(W相上アーム整流素子)
・整流素子710WL(W相下アーム整流素子)
とも称する。
なお「上アーム整流素子」とは、DCリンク72(キャパシタ720)の節点N1と接続された整流素子710を総称的に指す。また、「下アーム整流素子」とは、DCリンク72の節点N2と接続された整流素子710を総称的に指す。「上アーム」および「下アーム」の意味合いについては、以下に述べるインバータ73についても同様である。
整流回路71は、DCリンク72を介して、インバータ73と接続されている。DCリンク72は、キャパシタ720を備える。キャパシタ720の2つの節点のうち、一方をN1、他方をN2と称する。キャパシタ720は、整流回路71から供給された直流電圧を平滑化する。図3の回路構成において、(i)節点N1はキャパシタ720の正極に、(ii)節点N2はキャパシタ720の負極に、それぞれ相当する。DCリンク72は、平滑回路と称されてもよい。
インバータ73は、6つのスイッチング素子730を有する。実施形態1では、インバータ73が電圧型インバータである場合を例示する。但し、インバータ73として、電流型インバータが用いられてもよい。インバータ73は、DCリンク72から供給された直流電圧(直流電力)をスイッチングすることにより、当該直流電圧を交流電圧(交流電力)に変換する。インバータ73は、DC/ACコンバータとしての役割を担う。
スイッチング素子730は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor,絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)とダイオード(還流ダイオード)とが並列接続されて構成されている。6つのスイッチング素子730のうち、(i)2つのスイッチング素子730はモータ74のU相に、(ii)2つのスイッチング素子730はモータ74のV相に、(iii)2つのスイッチング素子730はモータ74のW相に、それぞれ接続されている。「モータ74のU相」とは、より厳密には、「モータ74の固定子巻線のU相」を意味する。この点については、V相およびW相についても同様である。
図3では、これら6つのスイッチング素子730のそれぞれを、
・スイッチング素子730UH(U相上アームスイッチング素子)
・スイッチング素子730UL(U相下アームスイッチング素子)
・スイッチング素子730VH(V相上アームスイッチング素子)
・スイッチング素子730VL(V相下アームスイッチング素子)
・スイッチング素子730WH(W相上アームスイッチング素子)
・スイッチング素子730WL(W相下アームスイッチング素子)
とも称する。
インバータ73は、変換後の電圧(交流電圧)を、モータ74に供給する。インバータ73を設けることにより、所望の波形の3相交流電圧(例:所望の周波数および振幅を有する3相交流電圧)を、モータ74に供給できる。従って、インバータ73の動作(6つのスイッチング素子730のそれぞれのON(導通)/OFF(開放))を制御することにより、モータ74の動作を制御できる。すなわち、モータ74を所望の運転条件によって駆動できる。実施形態1では、PWM制御によって、モータ74が駆動される。
(モータ74の制御方法の一例)
図1を再び参照し、モータ74の制御方法の一例について述べる。制御部10は、スレーブ装置90を統括的に制御するものである。制御部10は、第1FB(Feedback)信号取得部110(第1フィードバック信号取得部,フィードバック信号取得部)、第2FB信号取得部115(第2フィードバック信号取得部,フィードバック信号取得部)、ネットワーク通信部120、PWM信号出力部130(モータ駆動信号出力部)、および認識部140を備える。
第1FB信号取得部110および第2FB信号取得部115を総称的に、フィードバック信号取得部(FB信号取得部)と称する。換言すれば、実施形態1では、FB信号取得部が第1FB信号取得部110および第2FB信号取得部115を含む場合を例示する。FB信号取得部は、モータ74の動作状態に対応する所定の物理量を示すフィードバック信号(FB信号)を取得する。PWM信号出力部130は、PWM信号(モータ駆動信号)をインバータ73に出力する。
実施形態1では、FB信号取得部が、第1FB信号取得部110および第2FB信号取得部115を含む場合を例示する。つまり、実施形態1では、1FB信号取得部110および第2FB信号取得部115を用いてモータ74のフィードバック制御が行われる場合を例示する。このため、FB信号には、後述する第1FB信号および第2FB信号が含まれるものとする。但し、FB信号取得部は、第1FB信号取得部110または第2FB信号取得部115の一方のみによって構成されていてもよい。つまり、FB信号は、第1FB信号または第2FB信号の一方のみであってもよい。
FAシステム1は、モータ74の回転子の位置を検出するエンコーダ75(位置検出部)をさらに備える。エンコーダ75は、モータ74に設けられている(例:取り付けられている)。エンコーダ75は、例えばロータリーエンコーダである。エンコーダ75は、モータ74の回転子の位置(より具体的には、モータ74の回転角)(以下、θm)を検出する。「モータ74の回転角」とは、より厳密には、「モータ74の回転子の回転角」を意味する。θmは、モータ74の動作状態に対応する所定の物理量の一例である。エンコーダ75は、θmを示す信号(以下、角度検出信号)を出力する。角度検出信号は、例えばシリアルデータ信号(デジタルデータ)である。このように、エンコーダ75は、角度検出信号を、数値データを示す信号として出力する。
第1FB信号取得部110は、第1フィードバック信号(第1FB信号)としての角度検出信号を、エンコーダ75から取得する。具体的には、第1FB信号取得部110は、所定の周期(通信周期)ごとに、第1FB信号(角度検出信号)をエンコーダ75から取得する。第1FB信号取得部110は、例えば位置フィードバックのために用いられる。
第1FB信号取得部110は、公知のシリアル通信方式によって、エンコーダ75との通信(データの受信)を行う。公知のシリアル通信方式の例としては、RS422またはRS485を挙げることができる。当該構成では、第1FB信号取得部110は、第1FB信号を取得するためのデジタル処理を行う。
FAシステム1は、電流検出器76V・76Wをさらに備える。第2FB信号取得部115は、電流検出器76V・76Wを介して、インバータ73からモータ74に供給される電流を示す信号(以下、電流検出信号)を取得する。当該電流は、モータ74の動作状態に対応する所定の物理量の別の一例である。例えば、第2FB信号取得部115は、電流検出器76V・76Wを介して、インバータ73からモータ74の所定の2相(例:V相およびW相)に供給される電流を検出する(図1・図3を参照)。
一例として、電流検出器76V・76Wは、公知のアナログ式の電流検出器であってよい。電流検出器76Vは、インバータ73からモータ74のV相に供給される電流を検出する。電流検出器76Wは、インバータ73からモータ74のW相に供給される電流を検出する。電流検出器76V・76Wは、自身の検出結果を、電流検出信号として出力する。この場合、電流検出信号は、アナログ信号(アナログデータ)である。
一例として、第2FB信号取得部115は、デルタシグマ方式のAD(Analog-Digital)変換器によって構成される。第2FB信号取得部115は、電流検出器76V・76Wから取得したアナログ信号としての電流検出信号を、デジタル信号(デジタルデータ)に変換する。第2FB信号取得部115は、変換後の当該電流検出信号を、モータ74のトルク値に対応する第2フィードバック信号(第2FB信号)として取得する。但し、第2FB信号取得部115は、デルタシグマ方式を用いない一般的なAD変換器によって構成されてもよい。
別の例として、電流検出器76V・76Wは、公知のデジタル式の電流検出器であってもよい。この場合、電流検出信号は、例えばシリアルデータ信号(デジタルデータ)である。この場合、第2FB信号取得部115は、第2FB信号としての電流検出信号を、電流検出器76V・76Wから取得する。第2FB信号取得部115は、公知のシリアル通信方式によって、電流検出器76V・76Wとの通信(データの受信)を行う。このように、第2FB信号は、シリアル通信によって第2FB信号取得部115に供給されてもよい。この場合、第2FB信号取得部115にAD変換機能を設けることが不要となる。従って、第2FB信号取得部の構成を簡単化できる。
第1FB信号取得部110は、ネットワーク通信部120およびPWM信号出力部130に接続されている。第1FB信号取得部110は、ネットワーク通信部120およびPWM信号出力部130の少なくともいずれかに、第1FB信号を供給できる。同様に、第2FB信号取得部115は、ネットワーク通信部120およびPWM信号出力部130に接続されている。第2FB信号取得部115は、ネットワーク通信部120およびPWM信号出力部130の少なくともいずれかに、第2FB信号を供給できる。このように、FB信号取得部は、ネットワーク通信部120およびPWM信号出力部130の少なくともいずれかに、FB信号を供給できる。
ネットワーク通信部120は、スレーブ装置90とPLC100との間の通信インターフェースである。スレーブ装置90とPLC100との間の通信方式の例としては、EtherCAT、PROFINET、SERCOS III、およびPowerlinkが挙げられる。なお、スレーブ装置90とPLC100との間の通信方式は、フィールドネットワークに準拠した公知の通信方式であれば特に限定されない。
ネットワーク通信部120は、認識部140の認識した通信方式(すなわち、PLC100の通信方式)が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、認識部140の認識した通信方式で通信可能なように、再構成可能デバイスを再構成する。
再構成可能デバイスの一例としては、FPGA(Field Programmable Gate Arrays,フィールドプログラマブルゲートアレイ)を挙げることができる。実施形態1では、ネットワーク通信部120がFPGAを用いて構成されている場合を例示する。但し、ネットワーク通信部120に適用可能な再構成可能デバイスは、FPGAに限定されない。例えば、DRP(Dynamically Reconfigurable Processor,動的再構成可能プロセッサ)を用いて、ネットワーク通信部120を構成することもできる。
認識部140は、PLC100からネットワーク通信部120に送信される情報の少なくとも一部を読み取ることで、該情報から、PLC100が採用している通信方式を自動的に認識する。なお、ここで言う「情報」の種類は、認識部140が通信方法を認識できるものであれば、その形式および内容は特に限定されない。例えば、PLC100から送信される情報は、何らかのコマンドであっても良いし、種々のデータ、データ群、もしくはフィールドネットワークの通信網を周回するデータブロック群であってもよい。
より詳しくは、認識部140は、ネットワーク通信部120がPLC100から受信した情報に含まれている、通信プロトコルの種類を示す識別子(以下、単に識別子と称する)を読み取る。そして、認識部140は、該識別子が示す通信プロトコルの種類から、PLC100が採用している通信方式を認識する。認識部140は、認識した通信方式をネットワーク通信部120に伝える。
なお、認識部140がPLC100の通信方式を一意に特定できるのであれば、前記識別子は、どのデータ層の通信プロトコルの種類を示していてもよい。また、認識部140は、1つ以上の識別子を読み取ることで、複数のデータ層の通信プロトコルの種類を特定し、その組合せからPLC100の通信方式を認識してもよい。
例えば、認識部140は、ネットワーク通信部120がPLC100から受信するEthernet frameを前記識別子として読み取ってもよい。より詳しくは、認識部140は、該Ethernet frameのヘッダ部分(Ethernet header)に記載されているEtherTypeから、PLC100の通信方式を認識してもよい。EtherTypeとは、Ethernetで使用される、ネットワーク層の種類を示す識別子である。
PLC100は、ユーザによって設定されたモータ74の動作条件に基づいて、当該モータ74に対する1つ以上の指令信号を生成する(例:当該モータ74に対する1つ以上の指令値を算出する)。一例として、PLC100は、第1指令値(モータ74の回転角についての指令値)および第2指令値(モータ74に供給される電流についての指令値)を生成する。PLC100は、第1FB信号によって示されるθmを、第1指令値に対するフィードバック値(第1FB値)として用いる。また、PLC100は、第2FB信号によって示される電流の値を、第2指令値に対するフィードバック値(第2FB値)として用いる。
一例として、制御部10には、FB演算処理(フィードバック演算処理)の機能が付与されている。この場合、制御部10は、ネットワーク通信部120を介して、PLC100から各指令値(第1指令値および第2指令値)を取得する。そして、制御部10は、各指令値と各FB値との比較結果(例:各指令値と各FB値との差)に基づいて、モータ74を制御する処理(モータ制御処理)を行う。つまり、制御部10は、前記比較結果に基づいて、モータ74を制御するためのFB演算処理を行う。このように、制御部10は、各FB信号に基づいて、モータ制御処理(FB演算処理)を行うことができる。一例として、実施形態1では、制御部10は、FB演算処理の結果(以下、FB演算処理結果)を、PWM信号出力部130に供給する。PWM信号出力部130は、FB演算処理結果に基づいて、PWM信号(モータ駆動信号)を生成する。
PWM信号は、インバータ73の6つのスイッチング素子730のそれぞれのON/OFFを制御する信号である。PWM信号は、インバータ73を介してモータ74を駆動する信号とも理解できる。このように、PWM信号は、モータ駆動信号(インバータ73にモータ74を駆動させる信号)の一例である。一例として、PWM信号出力部130は、FB演算処理結果に基づいて、PWM信号のデューティ比(デューティサイクルとも称される)を調整する。
なお、上述の例とは異なり、PLC100にFB演算処理を行わせてもよい。つまり、PLC100に実質的なモータ制御を行わせてもよい。この場合、ネットワーク通信部120は、第1FB信号取得部110から取得した第1FB信号を、PLC100に供給してよい。また、ネットワーク通信部120は、第2FB信号取得部115から取得した第2FB信号を、PLC100に供給してよい。さらに、ネットワーク通信部120は、PLC100からFB演算処理結果を取得してよい。
また、スレーブ装置90には、記憶部95が備えられている。記憶部95は、PLDの再構成可能デバイスの設定データを記憶している。設定データは、ネットワーク通信部120が自己の再構成可能デバイスを再構成する際に参照するデータである。設定データは、通信方式情報の一例であり、1つの設定データは、1つの通信方式に対応している。設定データは予め準備され、記憶部95に格納される。記憶部95には、少なくとも2つの設定データが記憶されている。なお、記憶部95に格納されている設定データの種類および最大数は特に限定されない。しかしながら、記憶部95には、PLC100が採用し得る通信方式を網羅できるように設定データが記憶されていることが望ましい。
(通信方式の認識と再構成可能デバイスの再構成)
フィールドネットワークを用いた通信において、PLC100から出力されるデータの形式は、PLC100の仕様に応じて異なりうる。従って、PLC100とネットワーク通信部120との間の通信方式の種類は、PLC100の仕様に応じて異なりうる。
一例として、ある1つのPLC(便宜上、タイプAのPLCと称する)の製造業者と別の1つのPLC(便宜上、タイプBのPLCと称する)の製造業者とが異なる場合を考える。このような場合、タイプAのPLCとネットワーク通信部120との間の通信方式(以下、タイプAの通信方式)と、タイプBのPLCとネットワーク通信部120との間の通信方式(以下、タイプBの通信方式)とが相違する場合がある。例えば、タイプAの通信方式およびタイプBの通信方式が、いずれもフィールドネットワークに準拠した通信方式であるが、その通信プロトコルが相違している場合がある。以下、このような相違の一例として、タイプAの通信方式がEtherCATであり、タイプBの通信方式がMECHATROLINKである場合を例示する。
従来では、PLCの仕様に応じて、予め特定の1つの通信方式が設定されたモータ制御装置を準備することが必要であった。例えば、タイプAのPLCとモータ制御装置とを組みわせて使用する場合には、タイプAの通信方式による通信が可能な通信部(以下、タイプAの通信部)を有するモータ制御装置を準備することが必要であった。これに対して、タイプBのPLCとモータ制御装置とを組みわせて使用する場合には、タイプBの通信方式による通信が可能な通信部(以下、タイプBの通信部)を有するモータ制御装置を準備することが必要であった。このように、従来では、異なる仕様のPLCに対応するためには、複数のモータ制御装置を準備することが必要であった。それゆえ、モータ制御装置の在庫管理が煩雑となるという問題があった。
また、従来では、1つのモータ制御装置によって異なる仕様のPLCに対応するためには、1つのモータ制御装置に複数の通信部を設ける必要があった。一例として、1つのモータ制御装置によって、タイプAのPLCおよびタイプBのPLCの両方に対応する場合を考える。この場合、1つのモータ制御装置に、タイプAの通信部とタイプBの通信部との2つの通信部を設けることが必要であった。このように、1つのモータ制御装置によって異なる仕様のPLCに対応する場合には、モータ制御装置の構成の複雑化が生じるという問題があった。
以上の点を踏まえ、本願の発明者(以下、発明者)は、モータ制御装置の利便性を向上させるための構成については、改善の余地があると考えた。実施形態1に係るスレーブ装置90の構成は、発明者によって新たに想到された工夫点の一例である。
具体的には、実施形態1に係るスレーブ装置90の主たる特徴点は、認識部140と、ネットワーク通信部120とを備えている点にある。以下、認識部140およびネットワーク通信部120における処理について、より詳細に説明する。
PLC100とスレーブ装置90とをケーブル等で接続し、両者の電源をオンにすると、両者の通信が開始される。具体的には、PLC100はスレーブ装置90との接続を確立させるために、スレーブ装置90のネットワーク通信部120に情報(例えばEthernet frameのデータブロック群)を送信する。認識部140は、ネットワーク通信部120を監視しており、ネットワーク通信部120が該データブロック群を受信すると、Ethernet frameのヘッダ部分(Ethernet Header)に含まれている、EthernetTypeを読み取る。認識部140は、読み取ったEthernetTypeの内容に応じて、PLC100の通信方式を特定する。
例えば、EthernetTypeが0x88A4である場合、PLC100の通信方式はEtherCATである。また例えば、EthernetTypeが0x8892である場合、PLC100の通信方式はPROFINETである。また例えば、EthernetTypeが0x88CDである場合、PLC100の通信方式はSERCOS IIIである。また例えば、EthernetTypeが0x88ABである場合、PLC100の通信方式はPowerlinkである。認識部140は、認識した通信方式をネットワーク通信部120に伝える。
ネットワーク通信部120は、認識部140の認識した通信方式と、自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式とが合致しているか否かを判定する。合致している場合、ネットワーク通信部120は、そのままPLC100との通信を開始する。
一方、合致していない場合、すなわち、認識部140の認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、ネットワーク通信部120は、認識部140の認識した通信方式に対応する設定データを、記憶部95から読み出す。そして、ネットワーク通信部120は、読み出した設定データに基づいて自己の再構成可能デバイスを再構成する。これにより、認識部140が認識した通信方式で通信が可能になる。
例えば、認識部140が認識した通信方式がEtherCATであった場合、ネットワーク通信部120は、記憶部95からEtherCATに対応する設定データを読み出し、該設定データの記述に従って、再構成可能デバイスを再構成する。これにより、ネットワーク通信部120は、EtherCATでの通信に対応することができる。また例えば、認識部140が認識した通信方式がPROFINETであった場合、ネットワーク通信部120は、記憶部95からPROFINETに対応する設定データを読み出し、該設定データの記述に従って、再構成可能デバイスを再構成する。これにより、ネットワーク通信部120は、PROFINETでの通信に対応することができる。このように、ネットワーク通信部120は再構成可能デバイスを再構成することで、PLC100の種々の通信方式に合わせて通信することができる。
また、スレーブ装置90は、設定データを予め準備し記憶部95に記憶させており、該設定データの記述に従って再構成可能デバイスを再構成する。そのため、ネットワーク通信部120において再構成可能デバイスの再構成が、大幅な再構成、または複雑な処理手順を経る再構成になった場合でも、迅速かつ確実に再構成可能デバイスを再構成することができる。
なお、認識部140における通信方式の認識のタイミングは、上述の例に限定されない。例えば、認識部140は、ネットワーク通信部120の通信が正常に行われているか否かを監視しておき、ネットワーク通信部120の通信が正常に行われていない場合(すなわち、何らかの通信エラーが起こった場合)に、PLC100から受信した最新のEthernet frameのEthernet Headerに含まれるEthernetTypeを読み取ることで、PLC100の通信方式を特定および認識してもよい。
また、スレーブ装置90において、記憶部95は必須ではない。例えば、スレーブ装置90のネットワーク通信部120は、認識部140が認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、認識部140が認識した通信方式を指定する情報とともに、認識部140の認識した通信方式に対応する設定データの送信を要求する送信リクエストを外部装置に送信してもよい。そして、ネットワーク通信部120は、該外部装置から、認識部140が認識した通信方式に応じた設定データを受信して適用することで、前記再構成可能デバイスを再構成してもよい。なお、外部装置は、自装置が予め記憶している、種々の通信方式についての設定データから、該送信リクエストが指定する通信方式に対応する設定データを選択して送信してもよい。もしくは、外部装置は、送信リクエストが指定する通信方式に対応する設定データを、都度生成して送信してもよい。
また、ネットワーク通信部120が、設定データを使用せずに再構成可能デバイスを再構成することが可能である場合は、記憶部95および外部装置は必須ではない。そして、ネットワーク通信部120は、設定データを受信する必要は無い。例えば、ネットワーク通信部120は、認識部140から伝えられた通信方式に応じて設定データに相当するデータを自ら生成可能な場合は、記憶部95、外部装置、および設定データは不要である。
このように、スレーブ装置90は、PLC100の採用している通信方式を自動認識して、ネットワーク通信部120に、PLC100の採用している通信方式で通信を行う通信部としての機能を付与することができる。すなわち、付加的な通信部を設けることなく、1つのスレーブ装置90が、様々な仕様のPLC100と通信することができる。つまり、PLC100で採用されている通信方式に関わらず、スレーブ装置90を使用することができる。
これにより、従来のように、PLC100の仕様変更に伴って全てのモータ制御装置を変更するか、全てのモータ制御装置に付加的な通信部を設けるかする場合に比べ、手間およびコストを削減することができる。また、従来に比べ、スレーブ装置90の構成の複雑化を避けることもできる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
スレーブ装置90の制御ブロック(特に制御部10、ネットワーク通信部120、および認識部140)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、スレーブ装置90は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、前記コンピュータにおいて、前記プロセッサが前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の一側面の目的が達成される。前記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一側面は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
本発明の一側面は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の一側面の技術的範囲に含まれる。
1、2 FAシステム
74 モータ
90 スレーブ装置(モータ制御装置)
100 PLC(マスタ装置)
120 ネットワーク通信部
140 認識部
95 記憶部

Claims (5)

  1. モータを制御するモータ制御装置であって、
    再構成可能なプログラマブルロジックデバイスである再構成可能デバイスを含み、前記モータ制御装置に対する上位装置であるマスタ装置と通信ネットワークを介して通信するネットワーク通信部と、
    前記マスタ装置から前記ネットワーク通信部に送信される情報から、前記マスタ装置が前記ネットワーク通信部との通信に採用している通信方式を認識する認識部と、を備え、
    前記ネットワーク通信部は、前記認識部の認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、前記認識部の認識した通信方式で通信可能なように、前記再構成可能デバイスを再構成することを特徴とする、モータ制御装置。
  2. 前記情報には、通信プロトコルの種類を示す識別子が1つ以上含まれており、
    前記認識部は、前記識別子に基づいて、前記マスタ装置が前記ネットワーク通信部との通信に採用している通信方式を認識することを特徴とする、請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記識別子は、前記マスタ装置から前記ネットワーク通信部へ送信される情報のヘッダ部分に含まれていることを特徴とする、請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記再構成可能デバイスの設定データを記憶した記憶部を備え、
    前記ネットワーク通信部は、前記認識部の認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、前記認識部の認識した通信方式に対応する設定データを前記記憶部から読み出して適用することで、前記再構成可能デバイスを再構成することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記ネットワーク通信部は、
    前記認識部の認識した通信方式が自己の再構成可能デバイスにおいて現在対応可能な通信方式と異なる場合、前記認識部の認識した通信方式に対応する設定データの送信を要求する送信リクエストを外部装置に送信し、
    前記外部装置から前記送信リクエストに応じた設定データを受信して適用することで、前記再構成可能デバイスを再構成することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
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