JP2019201029A - テープ自動搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアテープが搬送される搬送路の幅を自動的に変えることで、テープ幅の異なる複数種類それぞれのキャリアテープを適切に搬送路で搬送させること。【解決手段】部品収容用キャビティと送り穴とを有するキャリアテープ90を自動的に搬送するテープ自動搬送装置1は、キャリアテープ90が搬送される、テープ幅の異なる複数種類のキャリアテープ90に対応する搬送路10と、搬送路の幅方向に移動可能であり、搬送路の幅方向一端を位置決めするガイド可動部材23と、搬送路10に挿入されるキャリアテープ90のテープ幅を検知するテープ幅検知装置30と、テープ幅検知装置30により検知されるテープ幅に応じて、ガイド可動部材23を搬送路10の幅方向に可動させる制御装置50と、を備える。【選択図】図7

Description

本明細書は、テープ自動搬送装置に関する。
基板に装着される電子部品を収容するキャリアテープは、テープ幅方向の幅寸法(すなわち、テープ幅)が電子部品のサイズなどに応じて異なる複数種類、存在する。これら複数種類のキャリアテープに対応して搬送路の幅を変更可能な装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、まず、作業者による開閉レバーの開放操作により可動案内レールが固定案内レールから離間する幅方向に移動して搬送路の幅が拡大され、テープ挿入口からキャリアテープが挿入される。そして、その後、その開閉レバーの開放操作が解除されると、付勢力により可動案内レールが固定案内レールに接近する幅方向に移動して、搬送路の幅が縮小される。この場合、テープ挿入口から挿入されたキャリアテープは、一側面が可動案内レールに押圧されることで他側面が固定案内レールに押し付けられた状態になる。この状態でキャリアテープのテープ幅が検出される。
国際公開第2015/121928号
しかしながら、上記の装置では、キャリアテープのテープ幅を検出するうえで、作業者が手動で開閉レバーを操作することが必要である。そして、キャリアテープは、そのテープ幅の検出後、可動案内レールにより固定案内レールに押し付けられた状態で搬送路を搬送される。従って、テープ幅の異なる複数種類のキャリアテープそれぞれを搬送路上で搬送させるためには、作業者が手作業でその複数種類のキャリアテープのテープ幅に合わせて搬送路の幅を変えることが必要であり、手間がかかる。
本明細書は、キャリアテープが搬送される搬送路の幅を自動的に変えることで、テープ幅の異なる複数種類それぞれのキャリアテープを適切に搬送路で搬送させるテープ自動搬送装置を提供することを目的とする。
本明細書は、部品収容用キャビティと送り穴とを有するキャリアテープを自動的に搬送するテープ自動搬送装置であって、前記キャリアテープが搬送される、テープ幅の異なる複数種類の前記キャリアテープに対応する搬送路と、前記搬送路の幅方向に移動可能であり、前記搬送路の幅方向一端を位置決めするガイド可動部材と、前記搬送路に挿入される前記キャリアテープのテープ幅を検知するテープ幅検知装置と、前記テープ幅検知装置により検知される前記テープ幅に応じて、前記ガイド可動部材を前記搬送路の幅方向に可動させる制御装置と、を備える、テープ自動搬送装置を開示する。
本開示によれば、テープ幅の異なる複数種類のキャリアテープが搬送される搬送路の幅方向一端は、その搬送路の幅方向に移動可能なガイド可動部材により位置決めされる。ガイド可動部材は、テープ幅検知装置により検知される搬送路に挿入されるキャリアテープのテープ幅に応じて、搬送路の幅方向に可動される。このため、搬送路に挿入されるキャリアテープのテープ幅に応じて、その搬送路の幅を自動的に変えることができる。従って、テープ幅の異なる複数種類それぞれのキャリアテープを適切に搬送路上で搬送させることができる。
一実施形態のテープ自動搬送装置が組み込まれたスプライシング装置の斜視図である。 テープ自動搬送装置により搬送されるキャリアテープの斜め下方からの斜視図である。 キャリアテープの上面図である。 キャリアテープの図3に示すIV−IVで切断した際の断面図である。 スプライシングユニットによりスプライシングされる二本のキャリアテープの上面図である。 スプライシング装置の構成図である。 テープ自動搬送装置の要部の斜視図である。 テープ自動搬送装置により搬送されるキャリアテープがガイド部材にガイドされる状態を表した斜視図である。 テープ自動搬送装置により搬送されるキャリアテープがガイド部材にガイドされる状態を表した断面図である。 テープ自動搬送装置が備えるガイド可動部材の斜視図である。 テープ自動搬送装置が備えるテープ幅検知装置の有するドッグ部の上面図である。 テープ自動搬送装置が備えるガイド固定部材にキャリアテープがガイドされる状態を表した斜視図である。 テープ自動搬送装置が組み込まれたフィーダの斜視図である。
以下、テープ自動搬送装置を具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
テープ自動搬送装置1は、例えばスプライシング装置やリールローダ装置,フィーダなどに組み込まれた、キャリアテープ90を自動的に搬送する装置である。以下、テープ自動搬送装置1は、スプライシング装置60に搭載されるものとする。スプライシング装置60は、二本のキャリアテープ90を自動的に接合(スプライシング)するうえで用いられるユニットである。スプライシング装置60は、キャリアテープ90内に収容されている電子部品を基板へ移載して装着する部品装着機(図示せず)が設置された生産工場内において使用される。
スプライシング装置60は、図1に示す如く、台車部61に載置されている。尚、台車部61は、キャスタなどが取り付けられていることで移動可能であってよい。また、台車部61には、スプライシング装置60に電力供給を行うバッテリなどの電源装置や、スプライシング作業に伴って発生するキャリアテープ90の切り端或いは廃テープが捨てられるダストボックスなどが配設されていてよい。
スプライシング装置60は、二本のキャリアテープ90のスプライシングを行う接合装置である。この二本のキャリアテープ90は、図2、図3、図4、及び図5に示す如く、部品装着機のテープフィーダに装填されていたリール(図示せず)に巻回されている部品切れ直前のキャリアテープ90(以下、旧キャリアテープ90aと称す。)と、補給用リール(図示せず)に巻回されている補給用の新たなキャリアテープ90(以下、新キャリアテープ90bと称す。)と、である。スプライシング装置60は、旧キャリアテープ90aの終端部と新キャリアテープ90bの始端部とを繋ぎ合わせてスプライシングを自動的に実行する。旧キャリアテープ90aと新キャリアテープ90bとは、スプライシングテープ(図示せず)を介してスプライシングされる。
スプライシング装置60は、略直方体形状をなす筐体内に組み込まれた本体63を有している。本体63の長手方向の両側側面には、内外を連通する挿入口64が設けられている。これら本体63の両側側面の挿入口64は、後に詳述するテープ搬送路を介して互いに連通されている。このテープ搬送路は、各挿入口64から挿入されたスプライシング対象の二本のキャリアテープ90a,90bを本体63の中央部まで挿入するための搬送路である。スプライシング装置60は、本体63の一方の挿入口64から挿入された旧キャリアテープ90aと、本体63の他方の挿入口64から挿入された新キャリアテープ90bと、を本体63内の中央で突き合わせてスプライシングテープを介してスプライシングする。
スプライシング装置60は、上部カバー65を備えている。上部カバー65は、本体63に対して開閉されるカバーであって、閉じられることにより本体63の内部を閉塞すると共に、開放されることにより本体63の内部を外部に連通させる。上記した挿入口64は、本体63と上部カバー65との境界部分に設けられ、本体63及び上部カバー65の一部を切り欠いて形成されている。スプライシング装置60は、上記のスプライシングが完了した場合に上部カバー65が開くことで、そのスプライシングが完了して旧キャリアテープ90aと新キャリアテープ90bとが接合されたキャリアテープ90を取り出せる状態となる。
次に、旧キャリアテープ90a及び新キャリアテープ90bの構成について説明する。尚、旧キャリアテープ90a及び新キャリアテープ90bは、互いに同一構造を有しているため、以下では、両キャリアテープ90a,90bを纏めてキャリアテープ90の構成を説明する。また、キャリアテープ90は、キャビティ部が下方に突出したエンボス型のテープ、又は、表面に凹型のキャビティ部が設けられた紙テープの何れであってもよい。
キャリアテープ90は、図2、図3、及び図4に示す如く、ベーステープ91と、トップテープ92と、を有している。ベーステープ91は、長尺状に形成されている。ベーステープ91は、テープ短手方向であるテープ幅方向に所定の幅寸法(すなわちテープ幅)を有している。ベーステープ91のテープ幅は、キャリアテープ90の種類に応じて異なり、予め規格として定められており、例えば、4mm、8mm、12mm、16mm、24mmなどである。ベーステープ91には、キャビティ93及び送り穴94が設けられている。
キャビティ93は、ベーステープ91に凹設された、電子部品100を収容する溝である。キャビティ93は、ベーステープ91のテープ幅方向の中央に設けられている。キャビティ93は、テープ長手方向に沿って複数設けられており、所定間隔で一列に並んでいる。送り穴94は、キャリアテープ90をテープ長手方向に搬送するために設けられた、ベーステープ91を貫通する円形穴である。送り穴94は、ベーステープ91のテープ幅方向の一端部に設けられている。送り穴94は、テープ長手方向に沿って複数設けられており、所定間隔で一列に並んでいる。
ベーステープ91は、キャビティ部91aと、第一突出部91bと、第二突出部91cと、を有するように形成されている。キャビティ部91aは、上記のキャビティ93が設けられた部位であって、ベーステープ91のテープ幅方向の中央に形成されている。第一突出部91bは、テープ幅方向の一端側に形成されており、キャビティ部91aからテープ幅方向外側に向けて突出する部位である。第一突出部91bには、上記の送り穴94がテープ長手方向に所定間隔で設けられている。第二突出部91cは、テープ幅方向の他端側、すなわち、第一突出部91bに対してキャビティ部91aを挟んで反対側に形成されており、キャビティ部91aからテープ幅方向外側に向けて突出する部位である。
第一突出部91b及び第二突出部91cはそれぞれ、下面が後述の如くテープ搬送路を形成するガイド部材に支持される。尚、キャリアテープ90が図2及び図4に示す如くエンボス型のテープである場合、第一突出部91b及び第二突出部91cはそれぞれ、キャビティ部91aの上端部からテープ幅方向外側に向けて突出するフランジ部となる。
トップテープ92は、ベーステープ91の上面に剥離可能に接着される。トップテープ92は、ベーステープ91の上面側に開口するキャビティ93を上方から覆うように配置される。トップテープ92は、長尺状に形成されている。トップテープ92は、テープ短手方向であるテープ幅方向に、ベーステープ91のテープ幅よりも小さい所定のテープ幅を有している。尚、トップテープ92のテープ幅は、キャリアテープ90の種類すなわちベーステープ91のテープ幅に応じて異なっていてよい。
スプライシング装置60は、図5に示す如く旧キャリアテープ90aを送り穴94の中心を通る切断箇所Cpaで切断することが可能であると共に、新キャリアテープ90bを送り穴94の中心を通る切断箇所Cpbで切断することが可能である。スプライシング装置60は、挿入口64に挿入された新旧のキャリアテープ90a,90bをそれぞれ切断した後、それらのキャリアテープ90a,90bを互いに近接する方向(以下、搬送方向Yと称す。)に搬送する。そして、スプライシング装置60は、切断により半円形となった送り穴94同士がスプライシング位置Lpで互いに突き合わされて一つの円形の送り穴94が形成されるように、新旧のキャリアテープ90a,90bを近接させた状態で、スプライシングテープを介してスプライシングを実行する。
次に、スプライシング装置の具体的な構成について説明する。尚、スプライシング装置60における旧キャリアテープ90a側の構成と新キャリアテープ90b側の構成とは、スプライシング装置60の長手方向中央のスプライシング位置Lpを中心として略対称となる関係にある。このため、以下では、スプライシング装置60における旧キャリアテープ90a側の構成及び新キャリアテープ90b側の構成を一つに纏めて説明する。
スプライシング装置60は、図6に示す如く、テープ自動搬送装置1と、切断装置70と、取込装置80と、を備えている。テープ自動搬送装置1、切断装置70、及び取込装置80は、旧キャリアテープ90a及び新キャリアテープ90bそれぞれに対応して、二組設けられている。テープ自動搬送装置1、切断装置70、及び取込装置80は、スプライシング装置60の本体63内に設けられている。テープ自動搬送装置1、切断装置70、及び取込装置80はそれぞれ、動作制御される。
テープ自動搬送装置1は、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90を搬送路に沿ってスプライシング位置Lpに向けて搬送する装置である。テープ自動搬送装置1は、図6及び図7に示す如く、テープ搬送路10と、ガイド装置20と、テープ幅検知装置30と、テープ供給装置40と、制御装置50と、を備えている。尚、テープ幅検知装置30は、旧キャリアテープ90a側の構成及び新キャリアテープ90b側の構成のうち何れか一方のみに設けられている。
テープ搬送路10は、本体63内において挿入口64からスプライシング位置Lpまで搬送方向Yに向けて略水平に延在している。テープ搬送路10は、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90を搬送方向Yへ搬送可能に支持する搬送路である。テープ搬送路10は、本体63の水平台63a上においてガイド装置20により周囲を囲まれることにより溝状に形成されている。水平台63aは、本体63の固定台(図示せず)に立設したプレート63bに取り付け固定されている。ガイド装置20は、溝状のテープ搬送路10を形成する。
ガイド装置20は、図8及び図9に示す如く、ガイド固定部材21を有している。ガイド固定部材21は、本体63に固定された固定ガイドである。ガイド固定部材21は、挿入口64からスプライシング位置Lpまで搬送方向Yに向けて略水平に延在している。ガイド固定部材21は、本体63において、テープ搬送路10上で搬送されるキャリアテープ90のテープ幅方向の送り穴94が設けられた一端側(すなわち第一突出部91b側)が進行する側に配置されている。ガイド固定部材21は、テープ搬送路10の幅方向の一端を位置決めする。ガイド固定部材21は、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90の第一突出部91b側をガイドする。ガイド固定部材21は、キャリアテープ90の第一突出部91bが係合するように溝状に形成されている。
ガイド固定部材21は、下面支持部21aと、側面対向部21bと、を有している。下面支持部21aは、キャリアテープ90の搬送時にその第一突出部91bの下面に当接されてその第一突出部91bを支持する部位である。下面支持部21aは、搬送方向Yに延びかつ搬送方向Yに直交する方向(以下、直交方向Xと称す。)に所定幅を有する略水平な面をなしている。尚、下面支持部21aの直交方向Xの幅は、キャリアテープ90の第一突出部91bの幅以上に設定されていることが好ましい。
側面対向部21bは、キャリアテープ90の搬送時にその第一突出部91bの側面にテープ幅方向で対向する部位である。側面対向部21bは、搬送方向Yに延びかつ上下方向に所定高さを有する略鉛直な面をなしている。側面対向部21bは、その上下方向高さがテープ厚が最小である種類のキャリアテープ90のテープ厚よりも小さくなるように形成されている。尚、側面対向部21bは、キャリアテープ90の搬送時にその第一突出部91bの側面に当接していてもよい。
ガイド装置20は、上面押さえ部材22を有している。上面押さえ部材22は、ガイド固定部材21の下面支持部21aに支持されているキャリアテープ90の上面を押さえる部材である。上面押さえ部材22は、板バネ状に形成されており、上下方向に撓むことが可能な弾性を有している。上面押さえ部材22は、上面を押さえるキャリアテープ90のテープ厚が変わっても、何れのキャリアテープ90の上面をも押さえることで、そのキャリアテープ90の搬送時にそのキャリアテープ90の浮き上がりを防止してその送り穴94を後述のスプロケットに確実に係合させる機能を有する。
尚、上面押さえ部材22の挿入口64側の端部は、キャリアテープ90を挿入し易くすべく、テープ搬送路10の入口側から搬送方向奥側にかけて(すなわち、搬送方向上流側から搬送方向下流側にかけて)テーパ状に(具体的には、高さ位置が徐々に低くなるようにすなわちテープ搬送路10の開口が徐々に小さくなるように)形成されていてよい。また、上面押さえ部材22には、キャリアテープ90の送り穴94に係合したスプロケットの先端部(すなわち、上端部)が進入可能な貫通孔22aが設けられている。
ガイド装置20は、また、図9及び図10に示す如く、ガイド可動部材23を有している。ガイド可動部材23は、本体63内においてスライド移動可能である可動ガイドである。ガイド可動部材23は、挿入口64からスプライシング位置Lpまで搬送方向Yに向けて略水平に延在している。ガイド可動部材23は、本体63において、テープ搬送路10上で搬送されるキャリアテープ90のテープ幅方向の送り穴94が設けられていない他端側(すなわち第二突出部91c側)が進行する側に配置されている。ガイド可動部材23は、テープ搬送路10の幅方向へスライド移動可能であって、テープ搬送路10の幅方向のガイド固定部材21側とは反対側の他端を位置決めする。ガイド可動部材23は、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90の第二突出部91c側をガイドする。ガイド可動部材23は、キャリアテープ90の第二突出部91cが係合するように溝状に形成されている。
ガイド可動部材23は、下面支持部23aと、上面対向部23bと、側面対向部23cと、を有している。下面支持部23aは、キャリアテープ90の搬送時にその第二突出部91cの下面に当接されてその第二突出部91cを支持する部位である。下面支持部23aは、搬送方向Yに延びかつ直交方向Xに所定幅を有する略水平な面をなしている。尚、尚、下面支持部23aの直交方向Xの幅は、キャリアテープ90の第二突出部91cの幅以上に設定されていることが好ましい。
また、下面支持部23aは、図10に示す如く、テープ搬送路10の入口側から搬送方向奥側にかけて上り坂となるテーパ状に形成されている。すなわち、搬送方向上流側から搬送方向下流側にかけて高さ位置が徐々に高くなることで搬送方向下流部にてキャリアテープ90を水平に保持できるように形成されている。尚、下面支持部23aは、ガイド可動部材23にキャリアテープ90を挿入し易くすべく、搬送方向上流側の端部における幅方向の幅が搬送方向下流側の部位における幅方向の幅に比して大きくなるように形成されていてよい。
上面対向部23bは、キャリアテープ90の搬送時にその第二突出部91cの上面に上下方向で対向する部位である。上面対向部23bは、搬送方向Yに延びかつ直交方向Xに所定幅を有する略水平な面をなしており、下面支持部23aに対面して設けられている。下面支持部23aと上面対向部23bとは、テープ厚が最大であるキャリアテープ90のテープ厚よりも大きい距離で離間している。
側面対向部23cは、キャリアテープ90の搬送時にその第二突出部91cの側面にテープ幅方向で対向する部位である。側面対向部23cは、搬送方向Yに延びかつ上下方向に所定高さを有する略鉛直な面をなしている。側面対向部23cは、その上下方向高さがテープ厚が最大である種類のキャリアテープ90のテープ厚よりも大きくなるように形成されている。尚、側面対向部23cは、キャリアテープ90の搬送時にその第二突出部91cの側面に当接していてもよい。
ガイド可動部材23は、駆動プレート24に取り付けられている。駆動プレート24は、略水平に広がる板状の部材である。駆動プレート24は、本体63に対してテープ搬送路10の幅方向へスライド移動することにより、ガイド可動部材23をその幅方向へスライド移動させることが可能である。尚、駆動プレート24は、旧キャリアテープ90a側の構成と新キャリアテープ90b側の構成とに共用されて、スプライシング装置60に一つだけ設けられている。すなわち、駆動プレート24には、旧キャリアテープ90a側のガイド可動部材23と、新キャリアテープ90b側のガイド可動部材23と、がそれぞれ取り付けられている。
駆動プレート24には、ラックが設けられている。駆動プレート24のラックには、駆動モータ25の回転軸に取り付けられたピニオンが噛合している。駆動モータ25は、本体63に固定されている。駆動モータ25は、回転軸の回転駆動により駆動プレート24をテープ搬送路10の幅方向へスライド移動させることが可能である。ガイド可動部材23は、駆動モータ25による駆動プレート24のスライド移動に伴ってテープ搬送路10の幅方向へスライド移動する。
テープ幅検知装置30は、挿入口64に挿入されるキャリアテープ90のテープ幅を検知する装置である。テープ幅検知装置30は、旧キャリアテープ90a及び新キャリアテープ90bの何れか一方のテープ幅を検知する。テープ幅検知装置30は、キャリアテープ90のテープ幅の検知を、そのキャリアテープ90の側面に測定器具を直接に当接させて行う。テープ幅検知装置30は、レバー部31と、ドッグ部32と、センサ部33と、を有している。
レバー部31は、挿入口64よりも搬送方向下流側でその挿入口64に近い位置に配置されている。レバー部31は、テープ搬送路10に対してガイド可動部材23が配置された幅方向側に配置されており、そのガイド可動部材23よりも搬送方向上流側に配置されている。レバー部31は、翼状に形成されている。レバー部31は、本体63の水平台63aに対して鉛直方向に延びる支持軸34を中心にして回動旋回することが可能である。支持軸34は、本体63の固定台に取り付けられている。レバー部31は、支持軸34に軸支された根元側とは反対の先端側が幅方向のテープ搬送路10側に位置するように配置されている。
レバー部31は、支持軸34を中心にして付勢部材(図示せず)により一方向に付勢されている。レバー部31は、挿入口64にキャリアテープ90が挿入されていない初期状態において、付勢部材の付勢力により、そのレバー部31の先端がガイド固定部材21の側面対向部21bからキャリアテープ90の最小のテープ幅よりも僅かに小さい距離だけ離間するように構成されている。レバー部31は、支持軸34を中心にして、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90のテープ幅に応じた角度だけ回動旋回する。
ドッグ部32は、レバー部31と一体に設けられた筒状の回転軸31aに取り付けられている。回転軸31aは、支持軸34に対して回転可能である。ドッグ部32は、レバー部31の回動旋回に伴って一体的に回動旋回し、レバー部31の旋回角度に応じて移動する。ドッグ部32は、複数設けられている。ドッグ部32の数は、テープ搬送路10上で搬送されるキャリアテープ90の種類の数(例えば、5個)に対応している。複数のドッグ部32は、回転軸31aに沿って上下方向に並んで配置されていると共に、図11に示す如く、周方向にずれて配置されている。複数のドッグ部32の周方向ずれ量は、テープ搬送路10上で搬送されるキャリアテープ90の種類に応じたテープ幅の最小値から最大値までのずれ幅に対応している。
センサ部33は、本体63の固定台に立設したプレート63cに取り付け固定されている。センサ部33は、ドッグ部32の数に対応して複数個(例えば、5個)設けられている。複数のセンサ部33は、上下方向に並んで配置されている。各センサ部33はそれぞれ、対応のドッグ部32の離接に応じてオン/オフするリレースイッチなどである。各センサ部33はそれぞれ、予め定められたテープ幅を有するキャリアテープ90がテープ搬送路10上で搬送されている場合にオンし、それ以外の場合にオフする。
すべてのセンサ部33は、制御装置50に電気的に接続されている。各センサ部33の出力信号は、制御装置50に供給される。制御装置50は、複数のセンサ部33の出力信号に基づいて、テープ搬送路10上で搬送されるキャリアテープ90のテープ幅を検知して、スプライシング対象のキャリアテープ90の種類を特定する。
具体的には、テープ搬送路10上で搬送されるキャリアテープ90のテープ幅は、予め規格として定められた複数の値(例えば、4mm、8mm、12mm、16mm、24mmなど)のうちの何れかであるので、それらの値の中間値となることはない。一方、キャリアテープ90は、テープ搬送路10上での搬送中に下方に撓むことがある。そこで、複数のセンサ部33がそれぞれ検知対象とするテープ幅は、予め互いに重複しない範囲に定められており、各センサ部33はそれぞれ、検知したテープ幅が当該範囲内にあるときにオンするように構成されている。例えば、検知したテープ幅が4mmを超える一方で8mm以下であるときは、8mm検知用のセンサ部33のみがオンする。また、検知したテープ幅12mmを超える一方で16mm以下であるときは、16mm検知用のセンサ部33のみがオンする。
制御装置50には、また、駆動モータ25が電気的に接続されている。制御装置50は、テープ搬送路10上で搬送されるキャリアテープ90のテープ幅の検知結果に基づいて、駆動モータ25を回転駆動させて、駆動プレート24ひいてはガイド可動部材23をテープ搬送路10の幅方向にスライド移動させる。尚、この場合、本体63の一方の挿入口64に挿入されるキャリアテープ90のテープ幅の検知により、旧キャリアテープ90aに対応するガイド可動部材23と新キャリアテープ90bに対応するガイド可動部材23とが、駆動プレート24により互いに一体でスライド移動される。
テープ供給装置40は、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90をテープ搬送路10上でスプライシング位置Lpに向けて送る送り装置である。テープ供給装置40は、テープ挿入検知部41と、スプロケット42と、駆動部43と、を有している。
テープ挿入検知部41は、挿入口64にキャリアテープ90が挿入されたか否かを検知するセンサである。テープ挿入検知部41は、挿入口64よりも搬送方向下流側でかつ係合位置Leよりも搬送方向上流側でその挿入口64に近い位置に配置されている。この係合位置Leは、キャリアテープ90の送り穴94とスプロケット42の有する歯42aとの係合が行われる位置である。テープ挿入検知部41は、例えば、テープ搬送路10の上方に配置された投光部と、テープ搬送路10の下方に配置された受光部と、を有する光電センサである。テープ挿入検知部41は、投光部から上記の係合位置Leよりも搬送方向上流側の検査位置L1へ光を照射し、受光部での受光状態に応じた信号を出力する。
尚、テープ挿入検知部41は、上記の光電センサに限ることなく、例えば、撮像により挿入口64へのキャリアテープ90の挿入有無を検知する画像認識装置などであってもよく、また、上記したテープ幅検知装置30と共通化して挿入口64に挿入されるキャリアテープ90のテープ幅が何れかのテープ幅として検知された場合に挿入口64にキャリアテープ90が挿入されたことを検知することとしてもよい。
テープ挿入検知部41は、制御装置50に電気的に接続されている。テープ挿入検知部41の出力信号は、制御装置50に供給される。制御装置50は、テープ挿入検知部41の出力信号に基づいて、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90の先端が検査位置L1に達したか否かを判別する。制御装置50は、例えば、テープ挿入検知部41の受光部にて投光部からの光が受光されるときは、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90の先端が検査位置L1に達しておらず、キャリアテープ90が検査位置L1まで挿入されていないと判定する。また、制御装置50は、テープ挿入検知部41の受光部にて投光部からの光が受光されなくなったときは、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90の先端が検査位置L1に達し、そのキャリアテープ90が検査位置L1まで挿入されたと判定する。
スプロケット42は、図6及び図12に示す如く、テープ搬送路10(具体的には、ガイド固定部材21の下面支持部21a)の下方に配置されている。スプロケット42は、本体63のプレート63bに回転可能に支持されている。スプロケット42は、略円板状に形成されている。スプロケット42は、径方向外側に向けて突出する歯42aを有している。歯42aは、全周に亘って等角度間隔で設けられている。歯42aの間隔は、キャリアテープ90の送り穴94の間隔に対応したものである。歯42aは、スプロケット42の少なくとも最上端に位置したときに、ガイド固定部材21の下面支持部21aに形成された貫通穴(図示せず)から搬送面上に突出する。この貫通穴が設けられた位置は、キャリアテープ90の送り穴94にその歯42aが係合する係合位置Leである。
駆動部43は、スプロケット42に連結されたギアに係合するモータなどである。駆動部43は、ギアを回転させることでスプロケット42を回転させる。駆動部43には、制御装置50が電気的に接続されている。制御装置50は、テープ挿入検知部41によりキャリアテープ90が検査位置L1まで挿入されたと判定すると、駆動部43を作動させる指令を発する。駆動部43は、制御装置50からの駆動指令に従ってスプロケット42を回転させる。
上記のガイド装置20が有する上面押さえ部材22は、テープ搬送路10の係合位置Leにおける上方を含むように形成されている。上面押さえ部材22は、テープ搬送路10上のキャリアテープ90をスプロケット42側に付勢する弾性部材であって、キャリアテープ90の送り穴94へのスプロケット42の歯42aの係合を促すものである。上面押さえ部材22の弾性力は、作業者による手作業で挿入口64に挿入されたキャリアテープ90がその弾性力に抗してその上面押さえ部材22を持ち上げ、その上面押さえ部材22とガイド固定部材21の下面支持部21aとの間に挿入可能な大きさに設定されている。キャリアテープ90は、上面押さえ部材22と下面支持部21aとの面間に挿入された状態で下方に付勢される。これにより、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90の送り穴94にスプロケット42の歯42aが挿入し易くなり、両者が係合し易くなる。
切断装置70は、キャリアテープ90をその送り穴94の中心を通る切断箇所Cpで切断する装置である。切断装置70は、例えば、上部カバー65に取り付けられている。切断装置70は、カッタ71と、押圧部材72と、を有している。カッタ71は、上記係合位置Leに対して搬送方向Yの下流側のテープ切断位置Lcに位置決めされたキャリアテープ90を切断する。押圧部材72は、テープ切断位置Lcに位置決めされたキャリアテープ90の切断箇所Cpの近傍を上面から押圧し、テープ搬送路10(具体的には、水平台63a)との間にキャリアテープ90を挟持する。切断装置70は、押圧部材72を用いてテープ搬送路10上に挟持固定したキャリアテープ90を、カッタ71を用いてその切断箇所Cpで切断する。
取込装置80は、切断装置70により切断されたキャリアテープ90の先端の不要部分を取り込む装置である。取込装置80は、テープ搬送路10に対して搬送方向下流側で連なる搬送路の一部をなす可動搬送路81を動かして開口82を形成することで、切断装置70により切断されたキャリアテープ90の先端の不要部分をその開口82からダクトを通じて廃却箇所まで案内する。
キャリアテープ90は、テープ供給装置40による搬送によりテープ切断位置Lcに位置決めされた状態で、切断装置70により切断箇所Cpで切断された後、そのテープ切断位置Lcからスプライシング位置Lpまでスプロケット42の回転によって搬送される。スプライシング装置60は、スプライシング位置Lpで旧キャリアテープ90aの切断箇所Cpaと新キャリアテープ90bの切断箇所Cpbとを互いに突き合わせた状態で、それらの切断箇所Cpa,Cpb近傍をスプライシングテープを介してスプライシングする。スプライシング装置60は、スプライシングを完了した後、上部カバー65が開けられて、そのスプライシングが完了したキャリアテープ(すなわち、旧キャリアテープ90aと新キャリアテープ90bとを接合したもの)90を取り出し可能とする。
次に、スプライシング装置60の動作について説明する。
作業者は、キャリアテープ90が部品切れ直前の状態になったことを認識すると、その部品切れ直前の旧キャリアテープ90aに新キャリアテープ90bをスプライシングするための作業を行う。尚、旧キャリアテープ90aに対するスプライシングの処理と新キャリアテープ90bに対するスプライシングの処理とは、略同じである。このため、以下では、適宜、両者を纏めてキャリアテープ90のスプライシングを説明する。
作業者は、まず、キャリアテープ90のスプライシングの処理のため、スプライシング装置60の本体63に設けられた起動スイッチをオン操作して、そのスプライシング装置60を起動状態とする。作業者は、スプライシング装置60の起動後、バーコードリーダなどを用いたスプライシングベリファイを実行し、そして、旧キャリアテープ90a及び新キャリアテープ90bをそれぞれの挿入口64から互いに向かい合うように本体63内に挿入する。具体的には、両キャリアテープ90a,90bそれぞれの第一突出部91bをガイド固定部材21の下面支持部21aと上面押さえ部材22との間に挿入する。
キャリアテープ90が挿入口64に挿入されると、そのキャリアテープ90の一方の側面がガイド固定部材21の側面対向部21bに当接した状態で、そのキャリアテープ90がテープ幅検知装置30のレバー部31の先端を搬送方向下流側に押圧して、そのレバー部31を支持軸34を中心にして回動旋回させる。この場合、レバー部31は、支持軸34を中心にして、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90のテープ幅に応じた角度だけ回動旋回する。
レバー部31が回動旋回すると、その旋回角度に応じた角度だけドッグ部32が移動する。この場合、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90のテープ幅に応じた特定の一のドッグ部32が対応のセンサ部33に近接して、そのセンサ部33がオンする。制御装置50は、起動後、何れか一のセンサ部33がオンした場合、挿入口64に挿入されたキャリアテープ90のテープ幅がそのセンサ部33に対応するテープ幅であることを検知して、スプライシング対象のキャリアテープ90の種類を特定する。
制御装置50は、上記の如く挿入口64に挿入されたキャリアテープ90のテープ幅を検知すると、そのテープ幅に応じて駆動モータ25を回転駆動させる。かかる制御が実行されると、ガイド可動部材23がテープ搬送路10の幅方向へスライド移動されてそのテープ幅に応じた位置に位置決めされる。この場合には、ガイド固定部材21とガイド可動部材23とがキャリアテープ90のテープ幅に応じた距離だけ離間することとなり、幅がキャリアテープ90のテープ幅に対応するテープ搬送路10が形成される。
また、キャリアテープ90が挿入口64に挿入されても、そのキャリアテープ90の先端が検査位置L1に達するまでは、スプロケット42が停止状態に維持される。作業者による手作業で挿入口64へのキャリアテープ90の挿入が継続されると、やがてそのキャリアテープ90の先端が検査位置L1に達する。この場合、制御装置50は、テープ挿入検知部41の出力信号に基づいて、キャリアテープ90が挿入口64に挿入されたことを検知する。
制御装置50は、挿入口64へのキャリアテープ90の挿入を検知すると、駆動部43を作動させる。この駆動部43の作動は、スプロケット42が回転するように行われる。このように駆動部43が作動されると、スプロケット42が回転され、そのキャリアテープ90の送り穴94とそのスプロケット42の歯42aとが係合位置Leで係合する。キャリアテープ90は、係合位置Leでの係合後、スプロケット42の継続回転により、搬送停止されることなく、テープ搬送路10に沿ってテープ切断位置Lc及びスプライシング位置Lpへ向けて搬送される。
この挿入口64からスプライシング位置Lpへのキャリアテープ90の搬送は、上記の如くガイド可動部材23により幅がそのキャリアテープ90のテープ幅に対応するように形成されたテープ搬送路10に沿って行われる。具体的には、キャリアテープ90は、その第一突出部91bがガイド固定部材21の下面支持部21aと上面押さえ部材22との間に挿入されて挟持されると共に、その第二突出部91cがガイド可動部材23の下面支持部23aと上面対向部23bとの間の隙間に挿入された状態で、テープ搬送路10に沿って搬送される。
制御装置50は、スプロケット42の回転によるキャリアテープ90の搬送中、スプロケット42の回転角度などに基づいて、そのキャリアテープ90の切断箇所Cpを特定し、カッタ71がその切断箇所Cpを切断するテープ切断位置Lcにキャリアテープ90が達したか否かを判別する。そして、キャリアテープ90の切断箇所Cpがテープ切断位置Lcに達したことを検出すると、駆動部43の作動を停止させてスプロケット42の回転を停止させ、キャリアテープ90の搬送を停止させると共に、切断装置70を制御して、カッタ71でキャリアテープ90の不要部分を切断する。
旧キャリアテープ90aの不要部分及び新キャリアテープ90bの不要部分がそれぞれ切断されると、制御装置50は、旧キャリアテープ90aと新キャリアテープ90bとの切断箇所Cpa,Cpb同士を突き合わせてスプライシングテープを用いたスプライシングを実施させる。制御装置50は、上記のスプライシングを完了すると、スプライシングされた新旧のキャリアテープ90a,90bを上部カバー65から取り出し可能とする。
このように、テープ自動搬送装置1が組み込まれたスプライシング装置60においては、本体63の両側面それぞれに設けられた挿入口64に旧キャリアテープ90a及び新キャリアテープ90bを挿入して、両キャリアテープ90a,90bを本体63内の中央まで搬送させて互いに突き合わせてスプライシングすることができる。
また、挿入口64に挿入されるキャリアテープ90のテープ幅に応じて、テープ搬送路10を形成する片側のガイド可動部材23を幅方向にスライド移動させるので、キャリアテープ90が搬送されるテープ搬送路10の幅を自動的に変えることができる。従って、テープ幅の異なる複数種類それぞれのキャリアテープ90を、テープ搬送路10の幅を適宜変えて適切にテープ搬送路10上で搬送させることができる。このため、テープ幅の異なる複数種類のキャリアテープ90ごとに対応させた個別のテープ自動搬送装置1や個別のスプライシング装置60を設けることは不要である。すなわち、テープ幅の異なる複数種類のキャリアテープ90を搬送させるのに複数のテープ自動搬送装置1や複数のスプライシング装置60を用意することは不要であって、初期投資などを抑え、テープ自動搬送装置1の生産性や作業性を向上させてその作業効率化を図ることができる。
また、スプライシング装置60においては、キャリアテープ90のテープ幅を検知するテープ幅検知装置30が、旧キャリアテープ90aに対応したテープ自動搬送装置1と新キャリアテープ90bに対応したテープ自動搬送装置1とのうち何れか一方に設けられている。そして、その一のテープ幅検知装置30が検知したテープ幅に応じて、旧キャリアテープ90a側のテープ搬送路10及び新キャリアテープ90b側のテープ搬送路10の双方の幅が変更される。互いにスプライシングされる旧キャリアテープ90aのテープ幅と新キャリアテープ90bのテープ幅とは、互いに同じである。
従って、一方のキャリアテープ90のテープ幅の検知により、旧キャリアテープ90a側のテープ搬送路10の幅と新キャリアテープ90b側のテープ搬送路10の幅とを互いに同じ幅に変更しても、両キャリアテープ90a,90bをそれぞれテープ搬送路10上で適切に搬送することが可能である。そして、両キャリアテープ90a,90bをそれぞれ適切にテープ搬送路10で搬送させるうえで、個別にテープ幅を検知するテープ幅検知装置30を設けることは不要であるので、スプライシング装置60のテープ自動搬送装置1を簡素な構成で実現することができる。同様に、両キャリアテープ90a,90bをそれぞれ適切にテープ搬送路10で搬送させるうえで、個別にガイド可動部材23を取り付ける駆動プレート24や個別にガイド可動部材23をスライド移動させる駆動モータ25を設けることは不要であるので、スプライシング装置60のテープ自動搬送装置1を簡素な構成で実現することができる。
また、キャリアテープ90のテープ幅に応じてテープ搬送路10の幅を変更するガイド可動部材23において、下面支持部23aが、テープ搬送路10の入口側から搬送方向奥側にかけて上り坂となるテーパ状に形成されている。この構造によれば、キャリアテープ90がガイド可動部材23にガイドされる直前に自重で下方へ撓んだ場合にもそのガイド可動部材23に達したときに、その第二突出部91cをその下面支持部23aの上方に位置させることができ、その後の搬送中に、キャリアテープ90の下面を支持してその下方への撓みを解消させることができる。
また、ガイド可動部材23において、側面対向部23cの上下方向高さが、テープ厚が最大である種類のキャリアテープ90のテープ厚よりも大きい。このため、何れの種類のキャリアテープ90でも、その第二突出部91cをガイド可動部材23の下面支持部23aに支持させながら搬送方向Yに搬送させることができる。
また、ガイド固定部材21において、側面対向部21bの上下方向高さが、テープ厚が最小である種類のキャリアテープ90のテープ厚よりも小さい。このため、何れの種類のキャリアテープ90でも、その第一突出部91bを上面押さえ部材22に当接させることができるので、その第一突出部91bを上面押さえ部材22と下面支持部21aとの間に挟み込むことができる。従って、キャリアテープ90の搬送時の浮き上がりを防止して、キャリアテープ90の送り穴94とスプロケット42とを確実に係合させることができる。
ところで、上記の実施形態においては、ガイド装置20のガイド可動部材23が、テープ搬送路10の入口側から搬送方向奥側にかけて上り坂となるテーパ状に形成されている。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。ガイド装置20のガイド固定部材21も、テープ搬送路10の入口側から搬送方向奥側にかけて上り坂となるテーパ状に形成されていてもよい。この構造によれば、キャリアテープ90がガイド固定部材21にガイドされる直前に自重で下方へ撓んだ場合にもそのガイド固定部材21に達したときに、その第一突出部91bをその下面支持部21aの上方に位置させることができ、その後の搬送中に、キャリアテープ90の下面を支持してその下方への撓みを解消させることができる。
また、上記の実施形態においては、テープ幅検知装置30が、レバー部31と、ドッグ部32と、センサ部33と、を有し、キャリアテープ90の側面にレバー部31を直接に当接させてそのキャリアテープ90のテープ幅を検知するものとしている。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。テープ幅検知装置30が、テープ搬送路10に挿入されるキャリアテープ90を撮像するカメラと、そのカメラの撮像画像を処理する処理部と、を有し、処理部で処理されるカメラの撮像画像に基づいて、非接触で、テープ搬送路10に挿入されるキャリアテープ90のテープ幅を検知するものとしてもよい。また、テープ幅検知装置30が、テープ搬送路10に挿入されるキャリアテープ90に向けて光を照射する投光部と、反射光を受光する受光部と、を有し、受光部での受光状態(受光した位置と受光しなかった位置との境界位置)に基づいて、非接触で、テープ搬送路10に挿入されるキャリアテープ90のテープ幅を検知するものとしてもよい。
また、上記の実施形態においては、スプライシング装置60のテープ自動搬送装置1が、本体63に挿入される二本のキャリアテープ90a,90bのうち一方のキャリアテープ90のテープ幅をテープ幅検知装置30を用いて検知して、旧キャリアテープ90a側のテープ搬送路10の幅と新キャリアテープ90b側のテープ搬送路10の幅とを互いに同じ幅に変更することとしている。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。スプライシング装置60のテープ自動搬送装置1は、旧キャリアテープ90aのテープ幅及び新キャリアテープ90bのテープ幅をそれぞれ別のテープ幅検知装置30を用いて検知して、一のテープ幅検知装置30の検知結果に応じて旧キャリアテープ90a側のテープ搬送路10の幅を変更すると共に、他のテープ幅検知装置30の検知結果に応じて新キャリアテープ90b側のテープ搬送路10の幅を変更することとしてもよい。この場合、旧キャリアテープ90a側のガイド可動部材23と新キャリアテープ90b側のガイド可動部材23とはそれぞれ、別体の駆動プレートに取り付けられ、別の駆動モータ25を用いてテープ搬送路10の幅方向へスライド移動するものとすればよい。
また、上記の変形形態の如く旧キャリアテープ90aのテープ幅と新キャリアテープ90bのテープ幅とがそれぞれ別のテープ幅検知装置30を用いて検知される構成では、両検知結果を比較して、旧キャリアテープ90aと新キャリアテープ90bとのテープ幅異常の有無を判定することとしてもよい。一般に、互いにスプライシングされる二本のキャリアテープ90のテープ幅は、互いに同じである。この点、スプライシング装置60の本体63の両側面にある挿入口64に、テープ幅の異なる二本のキャリアテープ90が挿入されたときに、その状態をテープ幅異常として処理することができるので、作業者に異常通知して誤作業や誤スプライシングを防止させることができる。
更に、上記の実施形態においては、テープ自動搬送装置1が、二本のキャリアテープ90をスプライシングするスプライシング装置60に組み込まれるものとしている。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。テープ自動搬送装置1は、図13に示す如き部品装着機に部品を供給するフィーダ2や、かかるフィーダ2にキャリアテープ90を装填するリールローダ装置などに組み込まれたものであってもよい。
1:テープ自動搬送装置、10:テープ搬送路、20:ガイド装置、21:ガイド固定部材、22:上面押さえ部材、23:ガイド可動部材、23a:下面支持部、23b:上面対向部、23c:側面対向部、30:テープ幅検知装置、31:レバー部、32:ドッグ部、33:センサ部、40:テープ供給装置、50:制御装置、60:スプライシング装置、64:挿入口、90:キャリアテープ、91:ベーステープ、91a:キャビティ部、91b:第一突出部、91c:第二突出部、93:キャビティ、94:送り穴、100:電子部品。

Claims (8)

  1. 部品収容用キャビティ(93)と送り穴(94)とを有するキャリアテープ(90)を自動的に搬送するテープ自動搬送装置(1)であって、
    前記キャリアテープが搬送される、幅寸法の異なる複数種類の前記キャリアテープに対応する搬送路(10)と、
    前記搬送路の幅方向に移動可能であり、前記搬送路の幅方向一端を位置決めするガイド可動部材(23)と、
    前記搬送路に挿入される前記キャリアテープのテープ幅を検知するテープ幅検知装置(30)と、
    前記テープ幅検知装置により検知される前記テープ幅に応じて、前記ガイド可動部材を前記搬送路の幅方向に可動させる制御装置(50)と、
    を備える、テープ自動搬送装置。
  2. 前記テープ幅検知装置は、
    前記搬送路の入口に設けられた、前記テープ幅に応じた角度だけ旋回するレバー部(31)と、
    前記レバー部の旋回角度に応じて移動するドッグ部(32)と、
    前記キャリアテープの前記複数種類に対応して設けられた、前記ドッグ部を検知するセンサ部(33)と、
    を有する、請求項1に記載のテープ自動搬送装置。
  3. 前記テープ幅検知装置は、前記搬送路に挿入される前記キャリアテープを撮像するカメラの撮像画像に基づいて、前記テープ幅を検知する、請求項1に記載のテープ自動搬送装置。
  4. 前記キャリアテープは、
    前記部品収容用キャビティが設けられたキャビティ部(91a)と、
    テープ幅方向の一端側に前記キャビティ部からテープ幅方向外側に向けて突出して形成される、テープ長手方向に所定間隔で前記送り穴が設けられた第一突出部(91b)と、
    テープ幅方向の前記第一突出部に対して前記キャビティ部を挟んだ反対側である他端側に前記キャビティ部からテープ幅方向外側に向けて突出して形成される第二突出部(91c)と、
    を有し、
    前記ガイド可動部材は、
    前記第二突出部の下面を支持する下面支持部(23a)と、
    前記第二突出部の側面に対向する側面対向部(23c)と、
    を有する、請求項1乃至3の何れか一項に記載のテープ自動搬送装置。
  5. 前記ガイド可動部材の前記下面支持部は、前記搬送路の入口から搬送方向奥側にかけて上り坂となるテーパ状に形成されている、請求項4に記載のテープ自動搬送装置。
  6. 前記テープ自動搬送装置は、前記搬送路に対して固定された、前記第一突出部の下面を支持すると共に前記第一突出部の側面に対向するガイド固定部材(21)を備える、請求項4又は5に記載のテープ自動搬送装置。
  7. 前記ガイド固定部材における前記第一突出部の下面を支持する部位は、前記搬送路の入口から搬送方向奥側にかけて上り坂となるテーパ状に形成されている、請求項6に記載のテープ自動搬送装置。
  8. 前記テープ自動搬送装置は、板バネ状に形成された、前記第一突出部の上面を押さえる上面押さえ部材(22)を備える、請求項6又は7に記載のテープ自動搬送装置。
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