以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
<路線バスにおける放送の例>
はじめに、路線バスにおける乗務員の放送業務について説明する。路線バス(以下、バスと称する)においては、放送される音声を聞かせる対象が異なる車内放送、車外放送、及びモニタ放送が行われる。
車内放送は、車内の乗客を対象とした放送であり、例えば、次に停まる停留所を案内する次停留所放送や、混在時に詰めるよう要請したり、優先席を案内したり、忘れ物を注意したりする様々なお知らせ放送等の音声が車内に出力される。
車外放送は、停留所等でバスを待っている乗客を対象とした放送であり、該バスの運行系統や行き先等を案内する行き先放送の音声が車外に出力される。
モニタ放送は、乗務員を対象とした放送であり、運転に関する注意喚起や業務連絡等の業務放送等の音声が運転席に出力される。
車内放送、車外放送、及びモニタ放送に対しては、他の放送が終了してから音声出力を開始する「他放送後」、他の放送を中断させて音声出力を開始する「他リセット」、及び、出力中の他の放送との重畳を容認して音声出力を開始する「他ミックス」の3種類の出力方法のいずれかが指定されている。
次に、バスにて行われる放送業務の具体例について説明する。図1は、バスにて行われる放送の流れの一例を示している。同図の例は、バスが出発点であるA停留所から、B停留所、C停留所を順に走行する場合を示している。
バスにおいては、例えば乗務員が始発ボタン211(図2)を操作してからA停留所を出発し、所定距離(例えば25m)だけ走行すると、「次はB停留所です」等の次停留所放送の音声が車内に出力される。次に、乗務員がお知らせボタン214(図2)を操作すると、所定のお知らせ放送の音声が車内に出力される。
その後、バスがB停留所に到着し、乗務員が扉開閉ボタン212(図2)を操作して扉を開放すると、「このバスはX駅行きです」等の行き先放送の音声が車外に出力される。客の乗降が終了し、乗務員が扉開閉ボタン212を操作して扉を閉鎖し、B停留所を出発して所定距離だけ走行すると、「次はC停留所です」等の次停留所放送の音声が車内に出力される。次に、例えば、バスの走行位置等に応じて業務放送がモニタ放送される。
その後、バスがC停留所に近づいても降車を知らせる乗客が居らず、且つ、C停留所に乗客が居ない場合、乗務員は、バスをC停留所に停車させずに通過させる。C停留所を通過した後、乗務員が通過ボタン213(図2)を操作すると、「次はD停留所です」等の次停留所放送の音声が車内に出力される。
以下に説明する放送制御装置は、上述したようなバスにおける放送業務を適切なタイミングで実行できるよう乗務員を支援するためのものである。
<本発明に係る一実施の形態である放送制御装置の構成例>
図2は、本発明に係る一実施の形態である放送制御装置の構成例を示している。
放送制御装置10は、制御部11、車両情報取得部12、画像処理部13、表示部14、記憶部15、通信部16、音声処理部17、操作入力部18、及びタッチパネル19を備える。
制御部11は、放送制御装置10を構成する各部を制御する。車両情報取得部12は、放送制御装置10が搭載されている車両(バス)から車両情報を取得して制御部11に供給する。車両情報には、例えば、走行速度を表す車速パルス、GPS(Global Positioning System)信号等の測位信号に基づいて測位した車両の位置情報等が含まれている。したがって、車両情報が供給される制御部11は、車両情報に基づき、バスの走行速度、走行距離、走行位置等を検知することができる。
画像処理部13は、本発明の表示制御部に相当する。画像処理部13は、音声放送情報DB151の音声放送情報1510(図4)に基づいて、放送画面200(図5)を表示させるための映像信号を生成して表示部14に出力する。また、画像処理部13は、メニュー画面500(図7)等を表示させるための映像信号を表示部14に出力する。
表示部14は、液晶パネル等の表示デバイスから成り、タッチパネル19と一体化した場合、乗務員が視認及び操作可能な運転席周辺に配置される。表示部14は、画像処理部13からの映像信号に基づき、放送画面200、メニュー画面500等を表示する。
記憶部15は、音声放送情報DB(データベース)151、及び音声DB152を記憶する。
音声放送情報DB151は、バスにおける放送の順序や放送内容等が記録された音声放送情報(本発明の放送情報に相当する)1510を保持している。音声放送情報1510は、例えば、メモリカードを用いて放送制御装置10に読み込ませたり、通信部16を介して接続するサーバ(不図示)から放送制御装置10がダウンロードしたりするようにしてもよい。なお、音声放送情報1510は、バス運行会社等において予め生成されている。以下、バス運行会社等において予め生成された音声放送情報1510を、初期設定の音声放送情報1510と称する。初期設定の音声放送情報1510は、放送制御装置10において乗務員等が編集することができる。
音声DB152は、バスにおける各放送の音声データを保持している。
通信部16は、携帯電話通信網等の双方向通信網を介してサーバ(いずれも不図示)に接続して音声放送情報1510等を通信する。
音声処理部17は、本発明の放送制御部に相当する。音声処理部17は、制御部11からの制御に従い、制御部11を介して取得する音声DB152の音声データを再生し、その音声をバスに設置された車内スピーカ171、車外スピーカ172、及びモニタスピーカ173の少なくとも1つに出力する。
車内スピーカ171は、バスの車内に配置されており、車内放送の音声を出力する。車外スピーカ172は、バスの車外に配置されており、車外放送の音声を出力する。モニタスピーカ173は、バスの運転席周辺に配置されており、モニタ放送の音声を出力する。
操作入力部18にはタッチパネル19及びスイッチボックス21が接続されている。操作入力部18は、タッチパネル19及びスイッチボックス21の各ボタンに対する、放送制御装置10のユーザである乗務員からの操作を受け付け、それに対応する操作信号を制御部11に出力する。
操作入力部18は、タッチパネル19、始発ボタン211、扉開閉ボタン212、通過ボタン213、及びお知らせボタン214を有する。
タッチパネル19は、表示部14に積層配置されて、表示部14に表示される放送画面200等を透過する。また、タッチパネル19は、放送画面200を用いて音声放送情報1510を編集する乗務員等からの操作を受け付ける。
スイッチボックス21は、始発ボタン211、扉開閉ボタン212、通過ボタン213、及び、お知らせボタン214を含み、乗務員が操作可能な運転席周辺に配置される。始発ボタン211は、バスが始発点を発車するときに操作される。扉開閉ボタン212は、バスの乗降扉を開閉する際に操作され、乗降扉の開放に対応して行き先放送の音声が車外に出力される。通過ボタン213は、バスを停留所に停車せず通過したときに操作され、次停留所放送の音声が車内に出力される。お知らせボタン214は、任意のタイミングで操作され、予め指定されているお知らせ放送の音声が車内に出力される。
<各放送区分の例>
次に、図3は、車内放送、車外放送、モニタ放送それぞれの例を示している。
車内放送に分類される次停留所放送は、次に停車する予定の停留所を案内する内容であり、出力方法の初期設定は他放送リセットとされている。車内放送に分類されるお知らせ放送は、優先席の案内や忘れ物の注意等の乗客に対する告知や呼びかけを行う内容であり、出力方法の初期設定は他放送終了後とされている。なお、本実施の形態の場合、お知らせ放送は15種類存在し、それぞれに1番から15番の番号が予め付与されている。車内放送に分類されるアイドリング放送は、信号待ち時等にアイドリングストップが行われた場合のBGM(Back Ground Music)であり、出力方法の初期設定は他放送終了後とされている。車内放送に分類される降車告知放送は、停留所等にて降車する乗客に対する告知を行う内容であり、出力方法の初期設定は他放送終了後とされている。車内放送に分類されるステップ放送は、扉付近に居る乗客に対する呼びかけを行う内容であり、出力方法の初期設定は他放送終了後とされている。
車外放送に分類される行き先放送は、停留所等の車外に対してバスの行き先を案内する内容であり、出力方法の初期設定は他放送リセットとされている。
モニタ放送に分類される注意喚起放送は、乗務員に対してバスの運行経路に関する情報を通知する内容であり、出力方法の初期設定は他放送ミックスとされている。モニタ放送に分類される業務放送は、乗務員に対してバスの運行経路の終点、経由地等を通知する内容であり、出力方法の初期設定は他放送リセットとされている。
<音声放送情報1510の一例>
次に、図4は、音声放送情報DB151に保持されている音声放送情報1510の一例を示している。
音声放送情報1510には、系統番号フィールド1511、行き先フィールド1512、停留所区間フィールド1513、第1放送枠フィールド1514、第2放送枠フィールド1515、及び第3放送枠フィールド1516が設けられている。
系統番号フィールド1511には、バスの運行経路を表す系統番号が格納される。行き先フィールド1512には、行き先を表す情報が格納される。停留所区間フィールド1513は、停留所区間毎に設けられ、各停留所区間フィールド1513には該停留所区間の始点及び終点の停留所を表す情報が格納される。
第1放送枠フィールド1514、第2放送枠フィールド1515、及び第3放送枠フィールド1516は、停留所区間毎に設けられる。
第1放送枠フィールド1514には、該停留所区間において1番目に予定されている放送に関する情報、具体的には、放送名称(次停留所放送(次)、行き先放送(行)、お知らせ放送等)、放送区分(車内放送、車外放送、モニタ放送)、出力方法(他放送リセット(他リ)、他放送後(他ホ)、又は他放送ミックス(他ミ))を表す情報が格納される。
第2放送枠フィールド1515には、該停留所区間において2番目に予定されている放送に関する情報が格納される。
第3放送枠フィールド1516には、該停留所区間において3番目に予定されている放送に関する情報が格納される。
なお、同図に示す音声放送情報1510は、例えば、バス運行会社によって予め生成された初期設定のものであり、各停留所区間における第1放送枠フィールド1514、第2放送枠フィールド1515、及び第3放送枠フィールド1516の全てが放送に関する情報で埋められていなくてもよい。
また、同図の場合、各停留所区間に3回分の放送枠フィールドが設けられているが、各停留所区間に2回または4回以上分の放送枠フィールドを設けるようにしてもよい。
<放送画面200の表示例>
次に、図5は、表示部14に表示される放送画面200の表示例を示している。なお、図5の表示例は、図4に示された初期設定態の音声放送情報1510に対応するものであって、バスが停留所Aから停留所Bへの停留所区間を走行し始めた直後(次停留所放送が行われれる前)の表示例である。
放送画面200は、バスにおける現在放送中の放送、及び今後予定されている放送の放送名称、放送区分、出力方法等を乗務員に判り易く表示する表示機能を有する。また、放送画面200は、停車中において、乗務員による音声放送情報1510の編集機能を有する。
放送画面200には、QUEUE領域201、車内放送選択領域202、車外放送選択領域203、モニタ放送選択領域204、及び出力方法選択領域205(それぞれが本発明の編集領域に相当する)が設けられている。
QUEUE領域201は、上述した表示機能及び編集機能のために用いられる。QUEUE領域201には、現停留所区間領域2011と、次停留所区間領域2012と、放送中領域2013と、区間ボタン2014とが設けられている。
現停留所区間領域2011には、現在走行中の停留所区間を表す表示(同図の場合、停留所Aから停留所Bまでの区間を表すA⇒B)と、現在走行中の停留所区間における放送の順序を表す1〜3の番号が振られた表示枠が、放送区分(車内放送、車外放送、モニタ放送)毎に設けられている。
さらに、各表示枠は、上段20111、中段20112、下段20113に3分割されており、上段20111には、放送名称を表す情報(例えば、次停留所放送を表す「次」、行き先放送を表す「行」等)が表示される。中段20112には、該放送が初期設定されたものである場合にチェックマークが表示される。下段20113には、該放送の出力方法を表す情報(他放送リセットを表す「他リ」、他放送終了後を表す「他ホ」、他放送ミックスを表す「他ミ」)が表示される。
例えば、現在走行中の停留所区間にて1番目に車内放送が行われる場合、車内放送に対応する3つの表示枠のうちの1番の表示枠に放送名称を表す情報等が表示される。また例えば、現在走行中の停留所区間にて2番目にモニタ放送が行われる場合、モニタ放送に対応する3つの表示枠のうちの2番の表示枠に放送名称を表す情報等が表示される。また例えば、現在走行中の停留所区間にて3番目に車外放送が行われる場合、車外放送に対応する3つの表示枠のうちの3番の表示枠に放送名称を表す情報等が表示される。
同様に、次停留所区間領域2012には、次の停留所区間を表す表示(同図の場合、停留Bから停留所Cまでの区間を表すB⇒C)と、次の停留所区間における放送の順序を表す4〜6の番号が振られた表示枠が、放送区分毎に設けられている。
放送中領域2013には、放送区分毎に表示枠が設けられている。該表示枠には、バスにおいて放送中であれば、現在放送中の放送名称を表す情報(例えば、次停留所放送を表す「次」)が表示される。
図5の表示例では、現在走行中の停留所区間では、1番目に次停留所放送の音声が他放送を中断して車内に出力され、該次停留所放送はバス運行会社等による初期設定されたものであることを表している。また、現在走行中の停留所区間では、2番目に予定されている放送がなく、3番目に行き先放送の音声が他放送を中断して車外に出力され、該行き先放送はバス運行会社等による初期設定されたものであることを表している。
さらに、次の停留所区間では、1番目(現在走行中の停留所区間から数えると4番目)に次停留所放送の音声が他放送を中断して車内に出力され、該次停留所放送はバス運行会社等による初期設定されたものであることを表している。また、現在走行中の停留所区間では、2番目(現在走行中の停留所区間から数えると5番目)に予定されている放送がなく、3番目(現在走行中の停留所区間から数えると6番目)に行き先放送の音声が他放送を中断して車外に出力され、該行き先放送はバス運行会社等による初期設定されたものであることを表している。
また、放送中領域2013の各放送区分に対応する表示枠には何も表示されていないので、現在は何も放送されていないことを表している。
区間ボタン2014は、現停留所区間領域2011と次停留所区間領域2012との表示を1区間分だけ進める、又は戻すときに操作される。具体的には、区間ボタン2014の右側の三角マークが操作された場合、現停留所区間領域2011と次停留所区間領域2012との表示が1区間分だけ進められる。反対に、区間ボタン2014の左側の三角マークが操作された場合、現停留所区間領域2011と次停留所区間領域2012との表示が1区間分だけ戻される。
車内放送選択領域202は、編集機能で用いられる。車内放送選択領域202には、戻るボタン2021、お知らせボタン2022、次停留所ボタン2023、アイドリングボタン2024、降車告知ボタン2025、ステップボタン2026、及び取消ボタン2027が設けられている。
戻るボタン2021は、乗務員が放送画面200を用いて音声放送情報1510を編集した結果を確定するときに操作される。
お知らせボタン2022、次停留所ボタン2023、アイドリングボタン2024、降車告知ボタン2025、及びステップボタン2026は、乗務員が音声放送情報1510を編集する際、車内放送を具体的に選択する場合に操作される。
お知らせ放送ボタン2022は、それぞれ1〜15の異なる番号が割り振られた複数のボタンから成り、それぞれが異なるお知らせ放送が対応付けられている。次停留所ボタン2023には、次停留所放送が対応付けられている。アイドリングボタン2024には、アイドリングストップ放送が対応付けられている。降車告知ボタン2025には、降車告知放送が対応付けられている。ステップボタン2026には、ステップ放送が対応付けられている。
取消ボタン2027は、QUEUE領域201の車内放送に対応する表示枠に表示されている放送を削除する場合に操作される。
車外放送選択領域203は、編集機能で用いられる。車外放送選択領域203には、行先ボタン2031、及び取消ボタン2032が設けられている。
行先ボタン2031は、乗務員が音声放送情報1510を編集する際、車外を対象とする行き先放送を選択する場合に操作される。取消ボタン2032は、QUEUE領域201の車外放送に対応する表示枠に表示されている放送を削除する場合に操作される。
モニタ放送選択領域204は、編集機能で用いられる。モニタ放送選択領域204には、注意喚起ボタン2041、業務放送ボタン2042、及び取消ボタン2043が設けられている。
注意喚起ボタン2041、及び業務放送ボタン2042は、乗務員が音声放送情報1510を編集する際、乗務員を対象とする放送を選択する場合に操作される。注意喚起ボタン2041には、注意喚起放送が対応付けられている。業務放送ボタン2042には、業務放送が対応付けられている。取消ボタン2043は、QUEUE領域201のモニタ放送に対応する表示枠に表示されている放送を削除する場合に操作される。
出力方法選択領域205は、編集機能で用いられる。出力方法選択領域205には、他リセットボタン2051、他ミックスボタン2052、及び他放送後ボタン2053が設けられている。
他リセットボタン2051、他ミックスボタン2052、及び他放送後ボタン2053は、乗務員が音声放送情報1510を編集する際、放送の出力方法を選択する場合に操作される。
他リセットボタン2051には、出力方法としての他放送リセットが対応付けられている。他ミックスボタン2052には、出力方法としての他放送ミックスが対応付けられている。他放送後ボタン2053には、出力方法としての他放送後が対応付けられている。
<放送画面200を用いた音声放送情報編集処理>
次に、図6は、放送画面200を用いた音声放送情報編集処理の一例を説明するフローチャートである。
該音声放送情報編集処理は、例えば、乗務員が放送制御装置10に対して所定のメニュー画面表示操作を行ったことに対応して実行される。
はじめに、車両情報取得部12が、放送制御装置10が搭載されているバスから車速パルスを含む車両情報を取得して制御部11に出力し、制御部11が、車速パルスに基づいて、該バスが走行中であるか否かを判定する(ステップS1)。
ここで、走行中ではないと判定された場合(ステップS1でNO)、画像処理部13が、制御部11からの制御に従い、停車中のメニュー画面500を表示させるための映像信号を表示部14に出力する。該映像信号に基づき、表示部14が、停車中のメニュー画面500を表示する(ステップS2)。
図7は、停車中のメニュー画面500の表示例を示している。
メニュー画面500には、系統運行ボタン501、予約運行ボタン502、調整画面ボタン503、放送画面ボタン504、ダイヤ運行ボタン505、及びダイヤ運行(山飛ばし)ボタン506が設けられている。停車中のメニュー画面500では、各ボタンが操作可能とされている。
系統運行ボタン501は、該バスの系統番号を入力するための画面を表示させるときに操作される。予約運行ボタン502は、放送制御装置10が搭載されたバスが予約運行されるときの各種情報を入力するための画面を表示させるときに操作される。調整画面ボタン503は、放送制御装置10に対する各種の設定値を調整するための画面を表示させるときに操作される。
放送画面ボタン504は、音声放送情報1510に対応する放送画面200(図5等)を表示させるときに操作される。放送画面200は、音声放送情報1510の編集にも用いられる。
ダイヤ運行ボタン505は、該バスの運行計画を表示させるときに操作される。ダイヤ運行(山飛ばし)ボタン506は、該バスの山飛ばしの運行計画を表示させるときに操作される。
図6に戻る。次に、制御部11が、操作入力部18からの操作信号に基づき、表示されているメニュー画面500にて放送画面ボタン504が操作されたか否かを判定する(ステップS3)。ここで、制御部11が、放送画面ボタン504が操作されていないと判定した場合(ステップS3でNO)、処理をステップS1に戻して、ステップS1以降を繰り返す。反対に、制御部11が、放送画面ボタン504が操作されたと判定した場合(ステップS3でYES)、処理をステップS4に進める。
次に、制御部11が、記憶部15の音声放送情報DB151から音声放送情報1510を取得して画像処理部13に出力し、画像処理部13が、音声放送情報1510に基づき、放送画面200を表示させるための映像信号を表示部14に出力し、表示部14が、該映像信号に基づいて放送画面200を表示する(ステップS4)。
次に、制御部11が、操作入力部18から入力されるタッチパネル19への操作に対応する操作信号に基づき、表示されている放送画面200にて音声放送情報1510を編集する操作が行われたか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、放送画面200にて音声放送情報1510を編集する操作について説明する。
例えば、表示部14に表示されている放送画面200にて車内放送を追加するには、QUEUE領域201の現停留所区間領域2011または次停留所区間領域2012の車内放送に対応する表示枠のうち、空いている表示枠を押下して選択した後、車内放送選択領域202に設けられているお知らせボタン2022、次停留所ボタン2023、アイドリングボタン2024、降車告知ボタン2025、ステップボタン2026のいずれが1つを押下して選択する。さらに、出力方法選択領域205にて、他リセットボタン2051、他ミックスボタン2052、及び他放送後ボタン2053のいずれかを押下して出力方法を指定すればよい。
車外放送やモニタ放送を追加する場合についても同様に操作することができる。
また例えば、表示部14に表示されている放送画面200にて車内放送を削除するには、QUEUE領域201の現停留所区間領域2011または次停留所区間領域2012の車内放送に対応する表示枠のうち、既に埋められている表示枠を押下して選択した後、車内放送選択領域202に設けられている取消ボタン2027を操作すればよい。
車外放送やモニタ放送を削除する場合についても同様に操作することができる。
図6に戻る。ステップS5にて、制御部11が、音声放送情報1510を編集する操作が行われていないと判定した場合(ステップS5でNO)、処理をステップS4に戻してステップS4,S5を繰り返す。反対に、制御部11が、音声放送情報1510を編集する操作が行われたと判定した場合(ステップS5でYES)、放送画面200に編集内容を反映させる(ステップS6)。具体的には、画像処理部13が、制御部11からの制御に従い、放送画面200を表示させるための映像信号を、編集内容に応じて修正して表示部14に出力する。該映像信号に基づき、表示部14が放送画面200を表示する。
図8は、編集中の放送画面200の表示例を示している。図8の表示例では、図5の表示例に対して、QUEUE領域201の現停留所区間領域2011の車内放送に対応する2番目の表示枠301に1番のお知らせ放送が追加されており、その出力方法として他放送終了後が指定されている。また、QUEUE領域201の次停留所区間領域2012のモニタ放送に対応する2番(現停留所区間領域2011から数えて5番目)の表示枠303に注意喚起放送が追加されており、その出力方法として他ミックスが指定されている。
ただし、この段階においては、表示部14における放送画面200の表示が変更されただけであり、記憶部15の音声放送情報DB151における音声放送情報1510は更新されていない。
図6に戻る。次に、制御部11が、操作入力部18から入力される操作信号に基づき、放送画面200にて、戻るボタン2021が押下されたか否かを判定する(ステップS7)。ここで、制御部11が、戻るボタン2021が押下されていないと判定した場合(ステップS7でNO)、処理をステップS4に戻してステップS4以降を繰り返す。反対に、制御部11が、戻るボタン2021が押下されたと判定した場合(ステップS7でYES)、放送画面200にて編集された内容に対応して、記憶部15の音声放送情報DB151における音声放送情報1510を更新する(ステップS8)。
図9は、図8に示された放送画面200における編集内容を反映して更新された音声放送情報1510を示している。
図9の音声放送情報1510は、図4に示された音声放送情報1510に対して、停留所Aから停留所Bまでの停留所区間における放送枠2が、1番のお知らせ放送、車内放送、他放送リセットで埋められ、停留所Bから停留所Cまでの停留所区間における放送枠2が、注意喚起放送、モニタ放送、他放送ミックスで埋められたものとなる。
図6に戻る。音声放送情報1510が更新された後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降が繰り返される。
なお、ステップS1で該バスが走行中であると判定された場合(ステップS1でYES)、画像処理部13が、制御部11からの制御に従い、走行中のメニュー画面500を表示させるための映像信号を表示部14に出力する。該映像信号に基づき、表示部14が、走行中のメニュー画面500を表示する(ステップS9)。
図10は、走行中のメニュー画面500の表示例を示している。走行中のメニュー画面500では、放送画面ボタン504が操作不可能とされており、他の操作可能なボタンと区別できるように、例えば、輝度が落とされたり、ハッチングされたりして表示される。なお、走行中のメニュー画面500にて、放送画面ボタン504以外の所定のボタンも操作不可能とし、操作可能なボタンと区別して表示するようにしてもよい。
走行中のメニュー画面500が表示部14に表示された後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降が繰り返される。以上で、該音声放送情報編集処理の説明を終了する。
以上に説明した音声放送情報編集処理によれば、ユーザである乗務員は放送画面200を用いて音声放送情報1510を編集することかできる。
<音声出力処理>
次に、図11は、乗務員の操作に対応する音声出力処理(放送画面200の変化を含む)の一例を説明するフローチャートである。
この音声出力処理は、例えば、放送制御装置10が起動された後に開始され、バスが出発点である停留所Aから停留所B,C、・・・を経て終点に到着するまで継続して実行される。また、記憶部15の音声放送情報DB151には、図9に示された音声放送情報1510が記憶されているものとする。
はじめに、制御部11が、記憶部15の音声放送情報DB151から音声放送情報1510を取得して画像処理部13に出力する(ステップS31)。次に、画像処理部13が、音声放送情報1510に基づき、放送画面200を表示させるための映像信号を表示部14に出力し、表示部14が、該映像信号に基づいて放送画面200を表示する(ステップS32)。
なお、このときに表示される放送画面200のように、メニュー画面500を経ずに表示される放送画面200は、音声放送情報1510の編集はできないようになっている。あるいは、メニュー画面500を経ずに表示される放送画面200は、QUEUE領域201だけを表示するようにし、その他の車内放送選択領域202、車外放送選択領域203、モニタ放送選択領域204、及び出力方法選択領域205は表示しないようにしてもよい。
放送画面200には、図8に示されたように、QUEUE領域201の現停留所区間領域2011には、停留所Aから停留所Bまで区間に予定されている各放送に関する情報が表示される。次停留所区間領域2012には、停留所Bから停留所Cまで区間に予定されている各放送に関する情報が表示される。また、放送中の表示枠は無表示とされている。
次に、制御部11が、操作入力部18からの操作信号に基づき、バスが出発点を発車したときに乗務員が操作する始発ボタン211が押下されたか否かを判定する(ステップS33)。ここで、制御部11が、始発ボタン211が押下されていないと判定した場合(ステップS33でNO)、始発ボタン211が押下されるまで操作入力部18からの操作信号の監視を継続する。その後、制御部11が、始発ボタン211が押下されたと判定した場合(ステップS33でYES)、処理をステップS34に進める。
次に、制御部11が、車両情報取得部12からの車両情報に基づき、始発ボタン211が押下されてから、所定距離(例えば、25m)以上走行したか否かを判定する(ステップS34)。ここで、制御部11が、バスが所定距離以上走行していないと判定した場合(ステップS34でNO)、車両情報に基づく走行距離の監視を継続する。その後、制御部11が、バスが所定距離以上走行したと判定した場合(ステップS34でYES)、処理をステップS35に進める。
次に、画像処理部13が、制御部11からの制御に従い、放送画面200の表示を更新する。具体的には、放送画面200を、図8に示された状態から、図12に示された状態となるように、現停留所区間領域2011の各表示枠に表示されている各放送に関する情報を1ずつ右側にずらしして表示する。これにより、QUEUE領域201の車内放送の放送中の表示枠311には、次停留所放送を表す「次」が表示される(ステップS35)。これと同時に、制御部11が、記憶部15の音声DB152から、次停留所放送に対応する音声データを取得して音声処理部17に出力し、音声処理部17が、設定されている出力方法に応じて(いまの場合、他放送を中断して)、該音声データを再生して得られる音声を車内スピーカ171から出力する(ステップS36)。
次に、制御部11が、操作入力部18からの操作信号に基づき、お知らせ放送を行うときに乗務員が操作するお知らせボタン214が押下されたか否かを判定する(ステップS37)。ここで、制御部11が、お知らせボタン214が押下されたと判定した場合(ステップS37でYES)、処理をステップS38に進める。
次に、画像処理部13が、制御部11からの制御に従い、放送画面200の表示を更新する。具体的には、放送画面200を、図12に示された状態から、図13に示された状態となるように、現停留所区間領域2011の各表示枠に表示されている各放送に関する情報を1ずつ右側にずらしして表示する。これにより、QUEUE領域201の車内放送の放送中の表示枠311には、1番のお知らせ放送を表すマーク(丸囲み数字)が表示される(ステップS38)。これと同時に、制御部11が、記憶部15の音声DB152から、1番に対応付けられているお知らせ放送に対応する音声データを取得して音声処理部17に出力し、音声処理部17が、設定されている出力方法に応じて、(いまの場合、他放送終了後に)、該音声データを再生して得られる音声を車内スピーカ171から出力する(ステップS39)。この後、処理はステップS40に進められる。
なお、ステップ37で、制御部11が、お知らせボタン214が押下されていないと判定した場合(ステップS37でNO)、ステップS38,S39をスキップして処理をステップS40に進める。
次に、制御部11が、操作入力部18からの操作信号に基づき、バスを停留所に停車させて乗降扉を開放するための扉開閉ボタン212に対する操作が行われたか否かを判定する(ステップS40)。ここで、制御部11が、乗降扉を開放するための扉開閉ボタン212に対する操作が行われたと判定した場合(ステップS40でYES)、処理をステップS41に進める。
次に、画像処理部13が、制御部11からの制御に従い、放送画面200の表示を更新する。具体的には、放送画面200を、図13に示された状態から、図14に示された状態となるように、現停留所区間領域2011の各表示枠に表示されている各放送に関する情報を1ずつ右側にずらしして表示する。これにより、QUEUE領域201の車外放送の放送中の表示枠312には、行き先放送を表す「行」が表示される(ステップS41)。これと同時に、制御部11が、記憶部15の音声DB152から、行き先放送に対応する音声データを取得して音声処理部17に出力し、音声処理部17が、設定されている出力方法に応じて(いまの場合、他放送を中断して)、該音声データを再生して得られる音声を車外スピーカ172から出力する(ステップS42)。この後、処理はステップS43に進められる。
次に、制御部11が、操作入力部18からの操作信号に基づき、乗降扉を閉鎖するための扉開閉ボタン212に対する操作が行われたか否かを判定する(ステップS43)。ここで、制御部11が、乗降扉を閉鎖するための扉開閉ボタン212に対する操作が行われていないと判定した場合(ステップS43でNO)、操作入力部18からの操作信号の監視を継続する。その後、乗降扉を閉鎖するための扉開閉ボタン212に対する操作が行われたと判定した場合(ステップS43でYES)、処理をステップS44に進める。
次に、画像処理部13が、制御部11からの制御に従い、放送画面200の表示を更新する(ステップS44)。具体的には、放送画面200を、図14に示された状態から、図15に示された状態となるように、QUEUE領域201の現停留所区間領域2011には、停留所Bから停留所Cまで区間に予定されている各放送に関する情報が表示される。次停留所区間領域2012には、停留所Cから停留所Dまで区間に予定されている各放送に関する情報が表示される。また、放送中の表示枠は無表示の状態のままとされる。この後、処理はステップS34に戻り、ステップS34以降が繰り返される。
なお、ステップS40にて、制御部11が、乗降扉を開放するための扉開閉ボタン212に対する操作が行われていないと判定した場合(ステップS40でNO)、処理をステップS45に進める。
次に、制御部11が、操作入力部18からの操作信号に基づき、バスを停留所に停車させずに通過させたときに乗務員が操作する通過ボタン213が押下されたか否かを判定する(ステップS45)。ここで、制御部11が、通過ボタン213が押下されていないと判定した場合(ステップS45でNO)、処理をステップS37に戻して、それ以降を繰り返す。反対に、制御部11が、通過ボタン213が押下されたと判定した場合(ステップS45でYES)、処理はステップS46に進められる。
次に、画像処理部13が、制御部11からの制御に従い、放送画面200の表示を更新する(ステップS46)。具体的には、QUEUE領域201の現停留所区間領域2011には、それまで次停留所区間領域2012に表示されていた各番組に関する情報が表示され、次停留所区間領域2012には、さらに次の停留所区間にて予定されている各放送に関する情報が表示される。この後、処理はステップS35に戻り、ステップS35以降が繰り返される。
以上に説明した音声出力処理によれば、乗務員からの操作に応じ、車内放送等を実行することができ、放送画面200の表示の更新を、各放送の音声出力と同時に行うことができる。よって、乗務員は、放送制御装置10を用いることで、現在出力中の放送や、走行中の停留所区間や次の停留所区間において予定されているの放送の内容や放送区分、出力方法を容易に把握できる。したがって、放送制御装置10によれば、バスの乗務員の放送業務を支援することが可能となる。
なお、本実施の形態では、放送は音声によるものとしたが、放送は映像によるもの、または音声及び映像によるものであってもよい。
ところで、上述した放送制御装置10については、ハードウェアにより構成することもできるし、ソフトウェアにより実現することもできる。放送制御装置10をソフトウェアにより実現する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等が含まれる。
図16は、放送制御装置10をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
このコンピュータ600において、CPU(Central Processing Unit)601,ROM(Read Only Memory)602,RAM(Random Access Memory)603は、バス604により相互に接続されている。
バス604には、さらに、入出力インターフェース605が接続されている。入出力インターフェース605には、入力装置606、出力装置607、記憶装置608、通信装置609、およびドライブ610が接続されている。
また、入出力インターフェース605には、GPS受信機等の測位信号受信装置、OBD(On board diagnostics)ポート等の自動車の車内ネットワークに接続するための接続部、ジャイロセンサ、加速度センサ、FM多重放送受信装置等が接続されていてもよい。
入力装置606は、キーボード、タッチパネル、マウス、マイクロフォン等より成る。出力装置607は、ディスプレイやスピーカ等を含む。記憶装置608は、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)等をより成る。通信装置609は、携帯電話モジュールや無線通信モジュール等より成る。ドライブ610は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブルメディア611を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ600では、CPU601が、例えば、記憶装置608に記憶されているプログラムを、入出力インターフェース605およびバス604を介して、RAM603にロードして実行することにより、放送制御装置10の制御部111、車両情報取得部12、画像処理部13、及び音声処理部17が実現される。
放送制御装置10の表示部14は、出力装置607により実現できる。記憶部15は、記憶装置608により実現できる。通信部16は、通信装置609により実現できる。操作入力部18は、入力装置606により実現できる。
コンピュータ600(CPU601)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア611に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、通信ネットワーク、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータ600では、プログラムは、リムーバブルメディア611をドライブ610に装着することにより、入出力インターフェース605を介して、記憶装置608にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信装置609で受信し、記憶装置608にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM602や記憶装置608に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータ600が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現されてもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、HDD、SSD等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明は、放送制御装置、及び情報表示方法だけでなく、コンピュータ読み取り可能なプログラム等の様々な態様で提供することができる。