以下に、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る申請/評価支援システム1の全体構成を示す概略図である。この申請/評価支援システム1は、大学の入学試験において、大学側が主体性や協調性などの受験生の個性に関する評価を行うために用いられる。詳細には、申請/評価支援システム1は、大学が設問および評価基準を設定し、受験生が設問に回答して申請し、大学が評価基準に従ってその申請を評価することを支援する。
(申請/評価支援システム1の全体構成)
図1に示すように、申請/評価支援システム1は、申請/評価支援システム1の運営者が管理する管理サーバ2と、大学の試験を管理する試験管理者が使用する試験管理者端末3と、受験生の申請を評価する複数の評価担当者が使用する評価担当者端末4−1,・・・,4−Nと、各申請に対する評価の責任者である評価責任者が使用する評価責任者端末5と、複数の受験生が使用する受験生端末6−1,6−2,6−3・・・,6−Nと、を有する。
なお、以下の説明では、評価担当者端末4−1,・・・,4−N・・・の各々を区別せずに共通の構成や機能を説明する際には、それぞれを「評価担当者端末4」と総称する。同様に、受験生端末6−1,6−2,6−3・・・,6−Nを「受験生端末6」と総称する。
また、申請/評価支援システム1における試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6の台数は、任意の台数にすることができる。
管理サーバ2は、通信ネットワーク7を介して試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6と接続されている。通信ネットワーク7は、例えば、インターネット、LAN、電話回線、移動体通信網、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)、その他の通信回線、またはそれらの組み合わせなどの何れで構成されてもよく、有線であるか無線であるかを問われない。
試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6は、通信ネットワーク7を介して他の通信機器と情報の送受信が可能であり、且つ、受信した情報に基づく画面表示が可能な表示部と、各々の使用者の操作を受け付け可能な入力部とを備える端末装置で構成される。具体的に、試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6としては、デスクトップパソコン、ノートパソコン(ノートブック)、タブレット端末、スマートフォン、およびPDA(Personal Digital Assistant)などを用いることができる。
試験管理者端末3では、試験管理者端末3の入力部を介して、試験区分、選考内容、評価観点、評価者、受験生への設問、および判定方法を設定するための所定操作(入力操作や選択操作)が試験管理者によって行われる。これらの設定内容の詳細は後述するが、ここで各設定内容について簡単に説明する。
試験区分とは、入学試験の区分のことである。試験区分は、募集区分と学部・学科の組み合わせで構成されている。すなわち、試験区分を示す情報は、募集区分を示す情報と、学部・学科を示す情報を有する。なお、募集区分は、例えば、一般入試、推薦入試、およびAO入試などのことである。
選考内容とは、受験生の個性を把握するための設問の最上位の区分である。選考内容として、例えば、活動実績、志望理由、および入学後の学習計画がある。
評価観点とは、大学側が設問に対する回答を評価するための観点のことである。評価観点としては、例えば、総合的評価、主体性、協調性、およびアドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)との関連性などがある。
評価者は、設問に対する回答を評価する大学職員、および職員(以下、単に「職員」という)のことであり、評価担当者と評価責任者に分かれる。評価担当者は、基本的には受験生の回答を個別に評価する担当者のことである。評価責任者は、基本的には、各最終的な評価に対して責任を負う立場の者のことである。
また、受験生への設問とは、受験生に回答させる事項である。受験生が回答した事項が受験生の申請内容となる。受験生への設問としては、選考内容に応じて異なるが、例えば、活動実績の概要、およびその内容に基づく設問などがある。
判定方法とは、評価担当者による評価の結果(評価素点)に基づいて受験生の申請を判定するための方法のことである。判定方法としては、例えば、評価担当者の評価素点を合算した合計点で判定する方法、評価担当者の評価素点を合算した合計点に基づいて算出される平均値で判定する方法、および評価担当者の評価素点の組み合わせに対応付けられた値で判定する方法などがある。
受験生端末6では、受験生端末6の入力部に対して、受験生が大学側から要求された設問に回答する申請を行うための所定操作(入力操作や選択操作)が受験生によって行われる。
評価担当者端末4では、評価担当者端末4の入力部に対して、受験生の回答を評価するための所定操作(入力操作や選択操作)が評価担当者によって行われる。
評価責任者端末5では、評価責任者端末5の入力部に対して、評価担当者が行った評価を変更または承認するための所定操作(入力操作や選択操作)が行われる。
(管理サーバ2)
次に、管理サーバ2について説明する。図2は、管理サーバ2の主要な機能構成を示すブロック図である。管理サーバ2は、申請/評価支援システム1を利用する大学毎に、受験生の個性という特定科目に関する試験(以下、「特定科目試験」という)を実施するためのサービスを提供する。管理サーバ2は、通信ネットワーク7を介して接続された試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6への所定操作(入力操作や選択操作)に基づいて様々な処理を行う。
管理サーバ2は、例えば、演算処理能力の高いコンピュータで構成され、試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6と連携して特定科目試験を管理するサーバ機能を実現する。なお、管理サーバ2は、特定科目試験以外の学科試験とも連動させて入学試験全般に対するサーバ機能を実現させても良い。
管理サーバ2には、サーバ通信部21と、サーバ制御部22と、サーバ記憶部23と、が含まれている。
サーバ通信部21は、外部装置と通信し、情報の送受信を行うインターフェースで構成されている。サーバ通信部21は、通信ネットワーク7を介して、試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6のそれぞれとの間で情報を相互に送受信可能である。なお、サーバ通信部21の外部装置との通信形式は無線または有線の何れであっても良い。
サーバ記憶部23は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体からなる物理デバイスの記憶領域が提供する半導体メモリまたはディスクドライブなどの記憶装置で構成される。サーバ記憶部23は、オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラムを含む各種プログラムおよびこれらのプログラムの実行中に使用される各種データを格納する。
具体的に、サーバ記憶部23には、後述するサーバ制御部22に実行させる管理プログラム23aと、管理プログラム23aの実行中に使用される各種データベースが記憶されている。各種データベースには、大学情報DB23b、試験管理者情報DB23c、職員情報DB23d、受験生情報DB23e、試験区分情報DB23f、選考内容情報DB23g、評価観点情報DB23h、評価担当者情報DB23i、評価責任者情報DB23j、設問情報DB23k、判定方法情報DB23l、回答情報DB23m、個別評価結果情報DB23n、観点別評価結果情報DB23o、および申請別評価結果情報DB23pが含まれている。
大学情報DB23bは、大学に関する情報(以下、「大学情報」という)を格納する。大学情報は、大学ごとに発行される大学ID、認証用のパスワード、大学の名称、および所在地などの情報を含む。なお、本実施形態においては、大学情報は、例えば、申請/評価支援システム1の運営者による所定操作や管理サーバ2による所定処理によって予め大学情報DB23bに格納されているものとする。
試験管理者情報DB23cは、試験管理者に関する情報(以下、「試験管理者情報」という)を格納する。試験管理者情報は、試験管理者ごとに発行される試験管理者ID、認証用のパスワード、大学名、試験管理者の担当者名、およびメールアドレスなどの情報を含む。また、試験管理者情報には、大学IDも含まれている。すなわち、試験管理者情報は、大学IDに紐づけられている。なお、本実施形態においては、試験管理者情報は、例えば試験管理者の試験管理者端末3に対する所定操作や管理サーバ2による所定処理によって予め試験管理者情報DB23cに格納されているものとする。
職員情報DB23dは、各大学の職員に関する情報(以下、「職員情報」という)を格納する。職員情報は、職員ごとに発行される職員ID、認証用のパスワード、氏名、およびメールアドレスなどの情報を含む。なお、本実施形態においては、職員情報は、例えば、試験管理者の試験管理者端末3に対する所定操作や管理サーバ2による所定処理によって予め職員情報DB23dに格納されているものとする。
受験生情報DB23eは、申請/評価支援システム1を用いて、各大学の入学試験を受験する受験生に関する情報(以下、「受験生情報」という)を格納する。受験生情報は、受験生ごとに発行される受験生ID、認証用のパスワード、氏名、住所、およびメールアドレスなどの情報を含む。また、受験生情報には、大学IDおよび後述する受験区分情報も含まれている。すなわち、受験生情報は、大学IDおよび受験区分情報に紐づけられている。受験生は、各大学で設定される試験区分単位で受験するからである。なお、本実施形態においては、受験生情報は、例えば、試験管理者の試験管理者端末3に対する所定操作もしくは受験生の受験生端末6に対する所定操作や管理サーバ2による所定処理によって予め受験生情報DB23eに格納されているものとする。
試験区分情報DB23fは、試験区分に関する情報(以下、「試験区分情報」という)を格納する。試験区分情報は、募集区分を示す情報(以下、「募集区分情報」という)、学部・学科を示す情報(以下、「学部・学科情報」という)を含む。なお、募集区分情報、および学部・学科情報は、試験管理者端末3への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。また、試験区分情報には、大学IDも含まれている。すなわち、試験区分情報は、大学IDに紐づけられている。
選考内容情報DB23gは、前述の活動実績などの選考内容を示す情報(以下、「選考内容情報」という)を格納する。選考内容情報は、選考内容の名称を示す情報(以下、「選考内容名称情報」)を含む。なお、選考内容名称情報は、試験管理者端末3への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
また、詳細は後述するが、選考内容が設定される際に、1つの選考内容に対する申請数の上限、および判定方法の上位区分も設定される。申請が複数あるということは、例えば、ある活動実績という1つの選考内容に対して、部活動に関する申請と、資格取得に関する申請の2つの申請を行うことができるということである。さらに、本実施形態では、判定方法の上位区分として、前述の合算判定とパターン判定がある。そして、選考内容情報には、申請数の上限を示す情報(以下、「申請数情報」という)と、判定方法の区分を示す情報(以下、「判定方法区分情報」という)も含まれる。なお、申請数情報、および判定方法区分情報は、試験管理者端末3への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
また、選考内容情報には、大学ID、および試験区分情報も含まれている。すなわち、選考内容情報は、大学ID、および試験区分情報に紐づけられている。選考内容は、各大学の試験区分ごとに設定されるからである。
評価観点情報DB23hは、前述の評価観点に関する情報(以下、「評価観点情報」という)を格納する。評価観点情報は、評価観点の識別番号である評価観点番号に関する情報(以下、「評価観点番号情報」という)、評価観点の名称に関する情報(以下、「評価観点名称情報」という)、評価観点に係る評価レベルに関する情報(以下、「評価レベル情報」という)、評価レベルに対応付けられた評価基準に関する情報(以下、「評価レベル基準情報」という)、および評価レベルに対応付けられた補足に関する情報(以下、「評価レベル補足情報」という)を含む。なお、評価観点番号情報、評価観点名称情報、評価レベル情報、評価レベル基準情報、および評価レベル補足情報は、試験管理者端末3への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
1つの評価観点について複数の評価レベルが設定される。すなわち、1つの評価観点について評価レベルの数だけ評価観点情報が格納される。例えば、評価観点1があり、評価観点1に対して評価レベルが4つ設定されると、この評価観点1については、評価観点1の評価レベル1、評価レベル2、評価レベル3、および評価レベル4を示す4つの評価観点情報が格納されることになる。
また、評価観点情報には、大学ID、試験区分情報、および選考内容名称情報も含まれている。すなわち、評価観点情報は、大学ID、試験区分情報、および選考内容情報に紐づけられている。評価観点は、各試験区分の選考内容ごとに設定されるからである。
評価担当者情報DB23iは、評価担当者に関する情報(以下、「評価担当者情報」という)を格納する。本実施形態では、評価担当者は、選考内容毎に複数名設定される。また、各評価担当者には、その選考内容で評価する評価観点が個別に割り当てられる。そして、評価担当者情報は、その選考内容に対する評価担当者番号、職員ID、および担当する評価観点などの情報(以下、「担当観点情報」)を含む。評価担当者番号とは、例えば、評価者1、評価者2、・・・などのように、その選考内容に対する評価担当者の識別番号のことである。なお、担当観点情報は、試験管理者端末3への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
また、評価担当者情報には、大学ID、試験区分情報、および選考内容名称情報も含まれている。すなわち、評価担当者情報は、大学ID、試験区分情報、および選考内容名称情報に紐づけられている。評価担当者は、各試験区分の選考内容ごとに設定されるからである。
評価責任者情報DB23jは、評価責任者に関する情報(以下、「評価責任者情報」という)を格納する。本実施形態では、評価責任者は、選考内容毎に1名設定される。そして、評価責任者情報は、職員IDを含む。また、評価責任者情報には、大学ID、および試験区分情報も含まれている。すなわち、評価責任者情報は、大学ID、および試験区分情報に紐づけられている。評価責任者は、試験区分ごとに設定されるからである。なお、評価責任者情報に含まれる職員IDは、試験管理者端末3への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
設問情報DB23kは、前述の活動実績などの設問に関する情報(以下、「設問情報」という)を格納する。設問情報は、設問ごとに生成される。設問は、1つの選考内容に対して複数設定される場合もある。このような場合には、設問情報は設問ごとに生成される。そこで、設問情報には、1つの選考内容における設問の順番を識別する番号である設問番号を示す情報(以下、「設問番号情報」という)が含まれる。
また、設問情報には、設問のタイトルに関する情報(以下、「設問タイトル情報」という)、設問を説明する教示文に関する情報(以下、「教示文情報」という)、受験生の回答に係る入力文字数の上限値に関する情報(以下、「入力最大文字数情報」)、およびその設問に対応付けられた評価観点に関する情報(以下、「対応観点情報」という)を含む。なお、設問番号情報、設問タイトル情報、教示文情報、入力最大文字数情報、および対応観点情報は、試験管理者端末3への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
さらに、設問情報には、大学ID、試験区分情報、および選考内容名称情報も含まれている。すなわち、設問情報は、大学ID、試験区分情報、および選考内容名称情報に紐づけられている。設問情報は、各試験区分の選考内容ごとに設定されるからである。
判定方法情報DB23lは、判定方法の詳細に関する情報(以下、「判定方法情報」という)を格納する。判定方法情報は、選考内容ごとに生成され、具体的な判定方法に関する情報(以下、「判定方法詳細情報」という)を含む。具体的な判定方法は、判定方法区分によって異なる。具体的な判定方法については後述する。なお、判定方法詳細情報は、試験管理者端末3への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
また、判定方法情報には、大学ID、試験区分情報、および選考内容名称情報も含まれている。すなわち、判定方法情報は、大学ID、試験区分情報、および選考内容名称情報に紐づけられている。判定方法情報は、各試験区分の選考内容ごとに設定されるからである。
回答情報DB23mは、受験生の回答に関する情報(以下、「回答情報」という)を格納する。回答情報は、設問ごとに生成される。回答情報には、回答の内容を表す情報(以下、「回答内容情報」という)が含まれている。なお、回答内容情報は、受験生端末6への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
また、回答情報には、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、申請番号情報、および設問番号情報も含まれている。すなわち、回答情報は、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、申請番号情報、および設問番号情報に紐づけられている。回答情報は、各選考内容の設問ごとに設定されるからである。
個別評価結果情報DB23nは、各評価担当者が申請ごとに割り当てられた各評価観点に対して評価した評価レベルに関する情報(以下、「個別評価結果情報」という)を格納する。個別評価結果情報には、評価担当者の評価観点別の評価結果としての評価レベル(評価素点)を表す情報(以下、「評価素点情報」という)が含まれている。この情報は、前述の評価素点情報に相当する。なお、評価素点情報は、評価担当者端末4への所定操作によって通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に送信される。
また、個別評価結果情報には、受験生ID、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、申請番号情報、および評価観点番号情報も含まれている。すなわち、個別評価結果情報は、受験生ID、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、申請番号情報、および評価観点番号情報に紐づけられている。評価担当者の評価は、申請ごとに評価観点別で行われるからである。
観点別評価結果情報DB23oは、設問ごとに設定された各評価観点に関する評価結果に関する情報(以下、「観点別評価結果情報」)を格納する。観点別評価結果情報には、各評価観点に関する全ての評価担当者の評価素点に基づいて算出された得点(観点別得点)に関する情報(以下、「観点別得点情報」という)が含まれている。なお、本実施形態では、観点別得点として平均値が適用されている。観点別得点の算出方法は平均値に限られず適宜に設定可能である。
また、観点別評価結果情報には、受験生ID、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、申請番号情報、および評価観点番号情報も含まれている。すなわち、観点別評価結果情報は、受験生ID、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、申請番号情報、および評価観点番号情報に紐づけられている。受験生に対する評価は、申請ごとに評価観点別で行われるからである。
申請別評価結果情報DB23pは、1つの申請に係る全ての観点別評価結果に基づいて導出される1つの申請に対する総合的な評価結果に関する情報(以下、「申請別評価結果情報」という)を格納する。申請別評価結果情報には、その申請に係る全ての観点別得点に基づいて算出されたその申請に対する総得点(申請別得点)に関する情報(以下、「申請別得点情報」という)を格納する。
また、申請別評価結果情報には、受験生ID、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、および申請番号情報も含まれている。すなわち、申請別評価結果情報は、受験生ID、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、および申請番号情報に紐づけられている。受験生に対する最終的な評価は、各選考内容の申請ごとに行われるからである。
次に、サーバ制御部22について説明する。サーバ制御部22は、プロセッサ、すなわち、データの演算・加工や転送、プログラムの実行や他の装置の制御などを担う処理装置であり、CPUおよび各種レジスタから構成されている。
サーバ制御部22は、サーバ記憶部23に記憶されている各種プログラムを実行することで、管理サーバ2を中枢的に制御する。また、サーバ制御部22は、管理プログラムを実行することにより、試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6と連携して申請/評価の支援機能を実現する。
サーバ制御部22には、認証管理部22a、試験区分設定部22b、選考内容設定部22c、評価観点設定部22d、評価者設定部22e、設問設定部22f、判定方法設定部22g、回答登録部22h、個別評価結果登録部22i、観点別評価結果登録部22j、申請別評価結果登録部22k、評価結果変更部22l、および評価承認部22mを有する。
認証管理部22aは、試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、または受験生端末6から管理サーバ2へのログイン時の認証を行う。認証管理部22aは、試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、または受験生端末6がアクセスしてきた際に、各端末利用者のID、詳細には、試験管理者ID、職員ID、または受験生ID、および各自のパスワードを要求し、試験管理者情報DB23c、評価担当者情報DB23i、評価責任者情報DB23j、または受験生情報DB23eに格納されている各種情報に照合して認証を行う。なお、この際に、アクセスログを記録させても良い。
試験区分設定部22bは、試験管理者端末3から送信されてきた募集区分情報、および学部・学科情報に基づいて、試験区分情報を生成して試験区分情報DB23fに登録する。
選考内容設定部22cは、試験管理者端末3から送信されてきた選考内容名称情報、申請数情報、および判定方法区分情報に基づいて、選考内容情報を生成して選考内容情報DB23gに登録する。
評価観点設定部22dは、試験管理者端末3から送信されてきた評価観点番号情報、評価観点名称情報、評価レベル情報、評価レベル基準情報、評価レベル補足情報に基づいて、評価観点情報を生成して評価観点情報DB23hに登録する。
評価者設定部22eは、試験管理者端末3から送信されてきた評価担当者を示す職員ID、および担当観点情報に基づいて評価担当者情報を評価担当者情報DB23iに登録する。また、評価者設定部22eは、試験管理者端末3から送信されてきた評価責任者を示す職員IDに基づいて評価責任者情報を生成して評価責任者情報DB23jに登録する。
設問設定部22fは、試験管理者端末3から送信されてきた設問番号情報、設問タイトル情報、教示文情報、入力最大文字数情報、および対応観点情報に基づいて設問情報を生成して設問情報DB23kに登録する。
判定方法設定部22gは、試験管理者端末3から送信されてきた判定方法詳細情報に基づいて判定方法情報を生成して判定方法情報DB23lに登録する。
回答登録部22hは、受験生端末6から送信されてきた回答内容情報に基づいて、回答情報を回答情報DB23mに登録する。
個別評価結果登録部22iは、評価担当者端末4から送信されてきた評価素点情報に基づいて、個別評価結果情報を生成して個別評価結果情報DB23nに登録する。
観点別評価結果登録部22jは、各評価観点について、その評価観点に係る全ての評価担当者の評価担当者端末4から送信されてきて、個別評価結果情報DB23nに格納されている評価素点情報を用いて、その評価観点に対する判定方法に基づいて、観点別得点を算出して、観点別評価結果情報を生成して観点別評価結果情報DB23oに登録する。なお、判定方法は、判定方法情報DB23lに格納された判定方法情報の中で、その評価素点情報に関連付けられた受験生ID、大学ID、試験区分情報、選考内容名称情報、申請番号情報、および評価観点番号情報に関連付けられた判定方法情報が示す判定方法となる。
申請別評価結果登録部22kは、各申請について、その申請に係る全ての観点別評価結果情報が観点別評価結果情報DB23oに登録されると、観点別評価結果情報が示す観点別得点に基づいて、その申請に対する申請別得点を算出し、申請別評価結果情報を生成して申請別評価結果情報DB23pに登録する。
評価結果変更部22lは、評価責任者端末5から、後述する変更観点別得点を示す情報が送信されてくると、当該情報に対応し、個別評価結果情報DB23nに格納されている個別評価結果情報に含まれる評価素点情報を当該変更観点別得点情報に変更する。なお、変更観点別得点情報については後述する。
また、評価結果変更部22lは、変更観点得点情報に変更したことに応じて観点別得点を再度算出して、新たな観点別評価結果情報を生成して観点別評価結果情報DB23oに登録する。さらに、評価結果変更部22lは、観点別評価結果情報を新たに生成したことに応じて申請別得点を再度算出して、新たな申請別評価結果情報を生成して申請別評価結果情報DB23pに登録する。
評価承認部22mは、評価責任者端末5から、後述する評価承認情報が送信されてくると、当該評価承認情報に対応する選考内容の承認状況を示すステータスを「承認済」に変更する。
次に、申請/評価支援システム1の動作を説明する。図3は、申請/評価支援システム1の大まかな動作を示すフローチャートである。図3に示すように、申請/評価支援システム1では、最初に、試験管理者による設定処理が行われる(ステップS1)。次に、受験生による申請処理が行われる(ステップS2)。その後は、評価担当者による採点評価処理が行われる(ステップS3)。そして、最後に、評価責任者による評価変更承認処理が行われる(ステップS4)。
続いて、図3に示す申請/評価支援システム1の主要な動作フローに係る各処理を個別に説明する。最初に、ステップS1の設定処理について説明する。設定処理は、試験管理者が試験管理者端末3を操作することによって試験管理者端末3と管理サーバ2とで行われる。
図4は、試験管理者端末3、および管理サーバ2において実行される設定処理の代表的な処理を表すシーケンス図である。なお、設定処理では、図4に示す処理以外の処理も行われる場合がある。
まず、試験管理者端末3が管理サーバ2にアクセスすると(ステップS100)、管理サーバ2は試験管理者IDおよび試験管理者のパスワードを要求する(ステップS101)。具体的には、試験管理者端末3に、一般的な試験管理者用ログイン画面(図示なし)を表示させる。そこで、試験管理者端末3に対して、試験管理者IDおよびパスワードの入力を含み、試験管理者IDおよびパスワードを管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3は試験管理者IDおよびパスワードを管理サーバ2に送信する(ステップS102)。
管理サーバ2は、試験管理者IDおよびパスワードを受信すると、その試験管理者IDおよびパスワードを試験管理者情報DB23cに照会して認証を行う。管理サーバ2の認証が成功すると、管理サーバ2は、試験管理者トップ画面を試験管理者端末3に送信する(ステップS103)。なお、管理サーバ2は、試験管理者IDの試験管理者情報DB23cへの認証により、どの大学が試験区分を設定しようとしているのかを特定することができる。また、試験管理者トップ画面の詳細は後述するが、試験管理者トップ画面は、試験区分を設定するための画面である。
試験管理者端末3は、管理サーバ2から送信されてきた試験管理者トップ画面を表示する(ステップS104)。試験管理者端末3に対して、募集区分情報や学部・学科情報などの入力操作を含み、これらの情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3は募集区分情報などを管理サーバ2に送信する(ステップS105)。
管理サーバ2は、募集区分情報などを受信すると、これらの募集区分情報などに基づいて試験区分情報を生成して試験区分情報DB23fに登録する(ステップS106)と共に、選考内容設定画面を試験管理者端末3に送信する(ステップS107)。なお、管理サーバ2は、試験区分情報の試験区分情報DB23fへの登録により、どの大学がどの試験区分に対する選考内容を設定しようとしているのかを特定することができる。また、選考内容設定画面の詳細は後述するが、選考内容設定画面は、選考内容を設定するための画面である。
試験管理者端末3は、管理サーバ2から送信されてきた選考内容設定画面を表示する(ステップS108)。試験管理者端末3に対して、選考内容名称情報、申請数情報、および判定方法区分情報などの入力操作を含み、これらの情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3は選考内容名称情報などを管理サーバ2に送信する(ステップS109)。
管理サーバ2は、選考内容名称情報などを受信すると、これらの選考内容名称情報などに基づいて選考内容情報を生成して選考内容情報DB23gに登録する(ステップS110)と共に、選考内容詳細設定画面を試験管理者端末3に送信する(ステップS111)。なお、管理サーバ2は、選考内容情報の選考内容情報DB23gへの登録により、どの大学がどの試験区分のどの選考内容に対する選考内容の詳細を設定しようとしているのかを特定することができる。
選考内容詳細設定画面の詳細は後述するが、選考内容詳細設定画面には、評価観点を設定するための評価観点設定ページ、評価者を設定するための評価者設定ページ、設問を設定するための設問設定ページ、および判定方法の詳細を設定するための判定方法設定ページの何れかを開くことができるウィンドウが表示されている。なお、選考内容詳細設定画面が表示されたときには、評価観点設定ページが開いている。
試験管理者端末3は、管理サーバ2から送信されてきた選考内容詳細設定画面を表示する(ステップS112)。試験管理者端末3に対して、評価観点番号情報、評価観点名称情報、評価レベル情報、評価レベル基準情報、および評価レベル補足情報などの入力操作を含み、これらの情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3は評価観点番号情報などを管理サーバ2に送信する(ステップS113)。
管理サーバ2は、評価観点番号情報などを受信すると、これらの評価観点番号情報などに基づいて評価観点情報を生成して評価観点情報DB23hに登録する(ステップS114)と共に、評価観点設定ページから評価者設定ページへ切り替える旨を示す情報を試験管理者端末3に送信する(ステップS115)。
試験管理者端末3は、管理サーバ2から送信されてきた情報に基づいて評価者設定ページを表示する(ステップS116)。試験管理者端末3に対して、評価責任者を示す職員ID、ならびに評価担当者番号情報、各評価担当者番号に応じた職員ID、各評価担当者番号に応じた担当観点情報の入力操作を含み、これらの情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3はこれらの情報を管理サーバ2に送信する(ステップS117)。
管理サーバ2は、評価責任者を示す職員IDなどを受信すると、評価者情報の登録を行う。詳細には、管理サーバ2は、これらの職員IDなどに基づいて評価責任者情報、および評価担当者情報を生成して評価責任者情報DB23j、および評価担当者情報DB23iに登録する(ステップS118)と共に、評価者設定ページから設問設定ページへ切り替える旨を示す情報を試験管理者端末3に送信する(ステップS119)。なお、設問設定ページの詳細は後述するが、設問設定ページは、申請に係る設問内容、具体的には設問タイトルや設問を説明する教示文などの設問を設定するためのページである。
試験管理者端末3は、管理サーバ2から送信されてきた情報に基づいて設問設定ページを表示する(ステップS120)。試験管理者端末3に対して、設問番号情報、設問タイトル情報、教示文情報、入力最大文字数情報、および設問観点情報などの入力操作を含み、これらの情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3は設問番号情報などを管理サーバ2に送信する(ステップS121)。
管理サーバ2は、設問番号情報などを受信すると、これらの設問番号情報などに基づいて設問情報を生成して設問情報DB23kに登録する(ステップS122)と共に、設問設定ページから判定方法設定ページへ切り替える旨を示す情報を試験管理者端末3に送信する(ステップS123)。なお、判定方法設定ページの詳細は後述するが、判定方法設定ページは、判定方法の詳細を設定するための画面である。
試験管理者端末3は、管理サーバ2から送信されてきた情報に基づいて判定方法設定ページを表示する(ステップS124)。試験管理者端末3に対して、判定方法詳細情報の入力操作を含み、判定方法詳細情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3は判定方法詳細情報を管理サーバ2に送信する(ステップS125)。
管理サーバ2は、判定方法詳細情報を受信すると、その判定方法詳細情報に基づいて判定方法情報を判定方法情報DB23lに登録する(ステップS126)と共に、前述の選考内容設定画面を試験管理者端末3に送信する(ステップS127)。
試験管理者端末3は、管理サーバ2から送信されてきた選考内容設定画面を表示する(ステップS128)。ここで、試験管理者端末3に対して、試験管理者トップ画面を表示させることを要求するための入力操作を含み、そのことを表す試験管理者トップ画面表示要求情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3は試験管理者トップ画面表示要求情報を管理サーバ2に送信する(ステップS129)。
管理サーバ2は、試験管理者トップ画面表示要求情報を受信すると、前述の試験管理者トップ画面を試験管理者端末3に送信する(ステップS130)。
試験管理者端末3は、管理サーバ2から送信されてきた試験管理者トップ画面を表示する(ステップS131)。試験管理者端末3に対して、1つの選考に対する選考内容の設定完了を行うための入力操作を含み、そのことを表す選考内容設定完了情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、試験管理者端末3は選考内容設定完了情報を管理サーバ2に送信する(ステップS132)。
管理サーバ2は、選考内容設定完了情報を受信すると、その試験管理者に関する処理状況を示すステータス(試験管理者ステータス)を「設定完了」にする(ステップS133)。なお、この後に、選考内容設定画面が表示される際には、管理サーバ2は、その試験管理者ステータスを「設定完了」と表示する。
次に、申請処理について説明する。申請処理は、受験生が受験生端末6を操作することによって受験生端末6と管理サーバ2とで行われる。
図5は、受験生端末6、および管理サーバ2において実行される申請処理の代表的な処理を表すシーケンス図である。なお、申請処理では、以下に説明する図5に示す処理以外の処理も行われる場合がある。
まず、受験生端末6が管理サーバ2にアクセスすると(ステップS200)、管理サーバ2は受験生IDおよびパスワードを要求する(ステップS201)。具体的には、受験生端末6に受験生用のログイン画面を表示させる。そこで、受験生端末6に対して、受験生IDおよびパスワードの入力を含み、受験生IDおよびパスワードを管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、受験生端末6は受験生IDおよびパスワードを管理サーバ2に送信する(ステップS202)。
管理サーバ2は、受験生IDおよびパスワードを受信すると、その受験生IDおよびパスワードを受験生情報DB23eに照会して認証を行う。管理サーバ2の認証が成功すると、管理サーバ2は、受験生トップ画面を試験管理者端末3に送信する(ステップS203)。なお、受験生IDの受験生情報DB23eへの認証により、管理サーバ2は、何れの受験生がどの大学に対して申請を行おうとしているのかを特定することができる。また、受験生トップ画面の詳細は省略するが、受験生トップ画面は、受験する試験区分を選択するための画面である。
受験生端末6は、管理サーバ2から送信されてきた受験生トップ画面を表示する(ステップS204)。受験生端末6に対して、試験区分を選択するための入力操作を含み、選択された試験区分を示す選択試験区分情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、受験生端末6は選択試験区分情報を管理サーバ2に送信する(ステップS205)。
管理サーバ2は、選択試験区分情報を受信すると、その選択試験区分情報をサーバ記憶部23の所定領域に記憶する(ステップS206)と共に、その試験区分に応じた選考内容選択画面を受験生端末6に送信する(ステップS207)。なお、この試験区分情報の記憶により、管理サーバ2は、何れの受験生がどの大学のどの試験区分に対する申請を行おうとしているのかを特定することができる。また、選考内容選択画面の詳細は後述するが、選考内容選択画面は、選考内容を選択するための画面である。これは、1つの試験区分に対して選考内容が1または複数設定されるからである。
受験生端末6は、管理サーバ2から送信されてきた選考内容選択画面を表示する(ステップS208)。受験生端末6に対して、申請する選考内容を選択するための入力操作を含み、選択された選考内容を示す申請選考内容情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、受験生端末6は申請選考内容情報を管理サーバ2に送信する(ステップS209)。
管理サーバ2は、申請選考内容情報を受信すると、その申請選考内容情報をサーバ記憶部23の所定領域に記憶する(ステップS210)と共に、その選考内容に応じた申請画面を受験生端末6に送信する(ステップS211)。なお、この選択選考内容情報の記憶により、管理サーバ2は、何れの受験生がどの大学のどの試験区分のどの選考内容に対する申請を行おうとしているのかを特定することができる。また、申請画面の詳細は後述するが、申請画面は、設問に回答するための画面である。
受験生端末6は、管理サーバ2から送信されてきた申請画面を表示する(ステップS212)。受験生端末6に対して、設問に対する回答の入力操作を含み、その回答内容を示す回答内容情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、受験生端末6は回答内容情報を管理サーバ2に送信する(ステップS213)。
管理サーバ2は、回答内容情報を受信すると、その回答内容情報に基づいて回答情報を生成して回答情報DB23mに登録する(ステップS214)。
続けて、受験生端末6に対して、1つの申請の入力を完了、すなわち1つの申請を登録させるための入力操作を含み、そのことを示す申請登録情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、受験生端末6は申請登録情報を管理サーバ2に送信する(ステップS215)。
管理サーバ2は、申請登録情報を受信すると、その申請の回答状況を表すステータスである受験生状況ステータスを「登録済」にすると共に、申請一覧画面を受験生端末6に送信する(ステップS216)。なお、申請一覧画面の詳細は後述するが、申請一覧画面は、1つの選考内容に対する申請の一覧を表す画面である。
受験生端末6は、管理サーバ2から送信されてきた申請一覧画面を表示する(ステップS217)。ここで、受験生端末6に対して、1つの選考内容に対する申請を確定させるための入力操作を含み、そのことを表す申請確定情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、受験生端末6は申請確定情報を管理サーバ2に送信する(ステップS218)。
管理サーバ2は、申請確定情報を受信すると、受験生状況ステータスを「確定済」にすると共に、受験生トップ画面を受験生端末6に送信する(ステップS219)。
次に、採点評価処理について説明する。採点評価処理は、評価担当者が評価担当者端末4を操作することによって評価担当者端末4と管理サーバ2とで行われる。
図6は、評価担当者端末4、および管理サーバ2において実行される採点評価処理の代表的な処理を表すシーケンス図である。なお、採点評価処理では、以下に説明する図6に示す処理以外の処理も行われる場合がある。
まず、評価担当者端末4が管理サーバ2にアクセスすると(ステップS300)、管理サーバ2は職員IDおよびパスワードを要求する(ステップS301)。具体的には、評価担当者端末4に評価担当者用のログイン画面を表示させる。そこで、評価担当者端末4に対して、職員IDおよびパスワードの入力を含み、職員IDおよびパスワードを管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価担当者端末4は職員IDおよびパスワードを管理サーバ2に送信する(ステップS302)。
管理サーバ2は、職員IDおよびパスワードを受信すると、その職員IDおよびパスワードを評価責任者情報DB23jに照会して認証を行う。管理サーバ2の認証が成功すると、管理サーバ2は、評価担当者トップ画面を評価担当者端末4に送信する(ステップS303)。なお、この職員IDの評価責任者情報DB23jへの認証により、管理サーバ2は、どの大学の何れの評価担当者が採点評価を行おうとしているのかを特定することができる。また、評価担当者トップ画面の詳細は後述するが、評価担当者トップ画面は、評価する試験区分の選考内容を選択するための画面である。
評価担当者端末4は、管理サーバ2から送信されてきた評価担当者トップ画面を表示する(ステップS304)。評価担当者端末4に対して、採点評価する選考内容を選択するための入力操作を含み、選択された選考内容を示す評価選考内容情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価担当者端末4は評価選考内容情報を管理サーバ2に送信する(ステップS305)。なお、採点評価される選考内容には、試験区分が関連付けられている。
管理サーバ2は、評価選考内容情報を受信すると、その評価選考内容情報をサーバ記憶部23の所定領域に記憶すると共に、その評価選考内容情報が示す試験区分、および選考内容に応じた評価対象一覧画面を評価担当者端末4に送信する(ステップS306)。なお、この評価選考内容情報の記憶により、管理サーバ2は、どの大学の何れの評価担当者がどの試験区分の選考内容の採点評価を行おうとしているのかを特定することができる。また、評価対象一覧画面の詳細は後述するが、評価対象一覧画面は、ある評価担当者のある試験区分の選考内容に対する評価対象の一覧を表示し、評価対象を選択するための画面である。
評価担当者端末4は、管理サーバ2から送信されてきた評価対象一覧画面を表示する(ステップS307)。評価担当者端末4に対して、評価対象を選択するための入力操作を含み、選択された評価対象を示す選択評価対象情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価担当者端末4は選択評価対象情報を管理サーバ2に送信する(ステップS308)。なお、後述するように選択される評価対象には、申請単位の評価対象と、観点単位の評価対象とがある。
管理サーバ2は、選択評価対象情報を受信すると、その選択評価対象情報をサーバ記憶部23の所定領域に記憶すると共に、その評価対象に応じた採点評価画面を評価担当者端末4に送信する(ステップS309)。なお、この選択評価対象情報の記憶により、管理サーバ2は、どの大学の何れの評価担当者がどの試験区分の選考内容の評価対象を採点評価しようとしているのかを特定することができる。また、採点評価画面の詳細は後述するが、採点評価画面は、ある受験生を申請別にまたは観点別に評価するための画面である。
評価担当者端末4は、管理サーバ2から送信されてきた採点評価画面を表示する(ステップS310)。評価担当者端末4に対して、評価レベルを選択する採点評価の入力操作を含み、その評価内容、具体的には採点した評価レベルを示す評価素点情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価担当者端末4は評価素点情報を管理サーバ2に送信する(ステップS311)。
管理サーバ2は、評価素点情報を受信すると、その評価素点情報に基づいて個別評価結果情報を生成して個別評価結果情報DB23nに登録する(ステップS312)。
基本的に、1人の評価担当者に対して複数の評価対象が割り当てられている。そのため、図6には図示されていないが、管理サーバ2は、1つの評価対象に対する個別評価結果情報を登録して1つの評価対象に対する採点評価が完了すると、順次、別の評価対象に係る採点評価画面を送信する。そして、評価担当者端末4はその採点評価画面を表示し、評価担当者による選択評価対象情報の送信操作を受け付ける。
また、後述するように、各評価対象に係る採点評価画面が表示されているときに、評価対象一覧画面に戻るための入力操作を行うことが可能である。よって、採点評価が繰り返し行われると、最終的には評価対象一覧画面が表示されることになる(ステップS313〜ステップS314)。
そして、評価対象一覧画面が表示されている評価担当者端末4に対して、評価中の選考内容に対する評価を確定させるための入力操作を含み、そのことを示す評価確定情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価担当者端末4は評価確定情報を管理サーバ2に送信する(ステップS315)。
管理サーバ2は、評価確定情報を受信すると、その選考区分の評価状況を表すステータスである評価担当者ステータスを「確定済」にする(ステップS316)。その後、管理サーバ2は、評価担当者端末4からの評価担当者トップ画面の要求に応じて、評価担当者トップ画面を評価担当者端末4に送信する(ステップS317)。なお、管理サーバ2は、各選考内容に対する評価担当者ステータスを「確定済」にするまでは、その選考内容に対する評価担当者ステータスを「未確定」に保持する。
評価担当者端末4は、管理サーバ2から送信されてきた評価担当者トップ画面を表示する(ステップS318)。以降、その評価担当者が受け持つ全ての選考に対する採点評価が終了するまで、ステップS300〜ステップS318が繰り返して行われる。
次に、評価変更承認処理について説明する。評価変更承認処理は、評価責任者が評価責任者端末5を操作することによって評価責任者端末5と管理サーバ2とで行われる。
図7は、評価責任者端末5、および管理サーバ2において実行される評価変更承認処理の代表的な処理を表すシーケンス図である。なお、評価変更承認処理では、以下に説明する図7に示す処理以外の処理も行われる場合がある。
まず、評価責任者端末5が管理サーバ2にアクセスすると(ステップS400)、管理サーバ2は職員IDおよびパスワードを要求する(ステップS401)。具体的には、評価責任者端末5に管理担当者用のログイン画面を表示させる。そこで、評価責任者端末5に対して、職員IDおよびパスワードの入力を含み、職員IDおよびパスワードを管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価責任者端末5は職員IDおよびパスワードを管理サーバ2に送信する(ステップS402)。
管理サーバ2は、職員IDおよびパスワードを受信すると、その職員IDおよびパスワードを評価担当者情報DB23iに照会して認証を行う。管理サーバ2の認証が成功すると、管理サーバ2は、評価責任者トップ画面を評価責任者端末5に送信する(ステップS403)。なお、この職員IDの評価担当者情報DB23iへの認証により、管理サーバ2は、どの大学の何れの評価責任者が選考内容全体の評価結果の変更または承認を行おうとしているのかを特定することができる。また、評価責任者トップ画面の詳細は後述するが、評価責任者トップ画面は、複数の評価担当者によって行われた採点評価に基づく評価結果を確認し、最終的に承認する選考内容を選択するための画面である。
評価責任者端末5は、管理サーバ2から送信されてきた評価責任者トップ画面を表示する(ステップS404)。評価責任者端末5に対して、確認する選考内容を選択するための入力操作を含み、選択された選考内容を示す確認選考内容情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価責任者端末5は確認選考内容情報を管理サーバ2に送信する(ステップS405)。なお、確認する選考内容には、試験区分が関連付けられている。
管理サーバ2は、確認選考内容情報を受信すると、その確認選考内容情報をサーバ記憶部23の所定領域に記憶すると共に、その選考内容が示す試験区分、および選考内容に応じた評価結果一覧画面を評価責任者端末5に送信する(ステップS406)。なお、この確認選考内容情報の記憶により、管理サーバ2は、どの大学の何れの評価責任者がどの試験区分の選考内容について評価結果を承認あるいは変更しようとしているのかを特定することができる。また、評価結果一覧画面の詳細は後述するが、評価結果一覧画面は、評価結果を承認または評価結果を変更するための画面である。
評価責任者端末5は、管理サーバ2から送信されてきた評価結果一覧画面を表示する(ステップS407)。評価結果一覧画面では、申請ごとの各観点に対する評価結果(観点別評価結果)、および申請ごとの総合的な評価結果(申請別評価結果)を表す表が表示される。この表は、申請を行で並べ、評価結果(観点別評価結果および申請別評価結果)を列で並べたマトリクスで構成されている。申請と評価結果からなるマスには、評価結果である得点が表示される。評価責任者端末5に対して、申請と評価観点からなるマスを選択するための入力操作を含み、選択されたマスを示す選択評価結果情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価責任者端末5は選択評価結果情報を管理サーバ2に送信する(ステップS408)。
管理サーバ2は、選択評価結果情報を受信すると、その選択評価結果情報が示す申請および評価観点を示す情報をサーバ記憶部23の所定領域に記憶すると共に、その申請および評価観点に応じた評価結果詳細小画面を評価責任者端末5に送信する(ステップS409)。なお、この選択評価結果情報の記憶により、管理サーバ2は、どの大学の何れの評価責任者がどの申請の評価観点について評価結果を変更しようとしているのかを特定することができる。また、評価結果詳細小画面の詳細は後述するが、評価結果詳細小画面は、その申請の評価観点についての各評価担当者の個別評価結果を確認すると共に、個別評価結果を変更する入力操作を行うことができる画面である。
評価責任者端末5は、管理サーバ2から送信されてきた評価結果詳細小画面を評価結果一覧画面に重畳的に表示する(ステップS410)。評価責任者端末5に対して、何れかの評価担当者の個別評価結果である評価レベルを変更するための入力操作を含み、その変更後の評価レベルを示す変更評価レベル情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価責任者端末5は変更評価レベルを管理サーバ2に送信する(ステップS411)。
管理サーバ2は、変更評価レベル情報を受信すると、その変更評価レベル情報に対応する個別評価結果を変更する(ステップS412)。すなわち、管理サーバ2は、受信した変更評価レベル情報に応じて個別評価結果情報DB23nに登録されている個別評価結果情報を変更する。さらには、管理サーバ2は、それに応じて観点別評価結果、および申請別評価結果を変更する。すなわち、管理サーバ2は、変更した個別評価結果に応じて、観点別評価結果情報DB23oに登録されている観点別評価結果情報、および申請別評価結果情報DB23pに登録されている申請別評価結果情報を変更する。なお、管理サーバ2は、変更評価レベル情報を受信すると、評価責任者端末5に評価結果詳細小画面を消去させる(ステップS413)。
そして、評価結果一覧画面が表示されている評価責任者端末5に対して、確認中の選考内容に対する評価結果を承認するための入力操作を含み、そのことを示す評価承認情報を管理サーバ2へ送信するための送信操作が行われると、評価責任者端末5は評価承認情報を管理サーバ2に送信する(ステップS414)。
管理サーバ2は、評価承認情報を受信すると、その選考内容の承認状況を表すステータスである評価責任者ステータスを「承認済」にする(ステップS415)。その後、管理サーバ2は、評価責任者端末5からの評価責任者トップ画面の要求に応じて、評価責任者トップ画面を評価責任者端末5に送信する(ステップS416)。なお、管理サーバ2は、各選考内容に対する評価責任者ステータスを「承認済」にするまでは、その選考内容に対する評価責任者ステータスを「未承認」に保持する。
評価責任者端末5は、管理サーバ2から送信されてきた評価責任者トップ画面を表示する(ステップS417)。以降、その評価責任者が全ての選考内容の評価結果に対する承認が終了するまで、ステップS400〜ステップS417が繰り返して行われる。
次に、試験管理者端末3、評価担当者端末4、評価責任者端末5、および受験生端末6で表示される各種画面について、ある程度、上述した設定処理、申請処理、採点評価処理、および評価変更承認処理のシーケンスに沿って説明する。最初に、試験管理者端末3に表示される試験管理者トップ画面、試験区分新規作成画面、選考内容設定画面、評価観点設定画面、設問設定画面、および判定方法詳細設定画面について説明する。
試験管理者トップ画面は、大学ごとに設定されており、試験管理者のログイン後、最初に表示され、その大学の試験区分の一覧を表す画面である。図8は、試験管理者トップ画面を例示する模式図である。図8に示す試験管理者トップ画面30には、試験区分一覧表301が表示されている。試験区分一覧表301は、試験区分を表す項目(試験区分項目)と、各試験区分の設定状況を示す試験管理者ステータスを表す項目(ステータス項目)と、各試験区分の詳細設定または設定完了を行う操作ボタン(試験区分設定ボタン)が設けられた項目(試験区分設定項目)と、試験区分の削除を行う操作ボタン(試験区分削除ボタン)が設けられた項目(試験区分削除項目)とを列で配列して構成している。
試験区分一覧表301では、試験区分項目が基準的な主要項目として位置づけられ、ステータス項目、試験区分設定項目、および試験区分削除項目が試験区分項目に付随する項目として関連付けられている。言い換えると、試験区分一覧表301では、試験区分が行を識別するための配列基準となっている。なお、以下において、試験区分一覧表301で、試験区分単位で、試験区分と試験管理者ステータス、試験区分設定ボタン、および試験区分削除ボタンとで構成される行を「試験区分レコード302」とする。
試験区分は、一般入試、推薦入試、およびAO入試などの入試方式と、各入試方式に設定された学部・学科とで構成される。なお、第1実施形態では、入試方式が上位の分類群を構成し、学部・学科が下位の分類群を構成する。
また、試験管理者ステータスとして、選考内容の設定が完了されていない「未設定」と、設定が完了された「設定完了」とがある。さらに、試験管理者ステータスには、後述するように評価責任者によって、その試験区分全体に対して評価が承認された「承認済」と、その試験区分の試験が終了した「終了」とがある。これらの試験管理者ステータスの管理・表示は、管理サーバ2が状況に応じて適宜に行う。
各試験区分レコード302の試験区分設定項目には、詳細ボタン3021と、設定完了ボタン3022と、が設けられている。すなわち、詳細ボタン3021と設定完了ボタン3022とで試験区分設定ボタンを構成している。
詳細ボタン3021は、試験区分の詳細事項である選考内容を設定するための入力操作を受け付けることができる。詳細ボタン3021に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、その詳細ボタン3021に係る試験区分の選考内容の設定を開始することを示す選考内容設定開始情報を管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、選考内容設定開始情報を受信すると、その情報が示す試験区分に対する選考内容の設定が行われていることを示す情報をサーバ記憶部23の所定領域に記憶すると共に、試験管理者端末3に選考内容設定画面を送信する。試験管理者端末3は、選考内容設定画面を受信すると、選考内容設定画面を表示する。選考内容設定画面について後述する。なお、管理サーバ2は、選考内容設定開始情報を記憶することによって、何れの試験区分について選考内容が設定されているのかを特定することができる。
設定完了ボタン3022は、当該設定完了ボタン3022に係る試験区分の設定を完了させるための入力操作を受け付けることができる。設定完了ボタン3022に対する入力操作が行われると、その設定完了ボタン3022に係る試験区分の設定が完了したことを示す試験区分設定完了情報を管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、試験区分設定完了情報を受信すると、その情報が示す試験区分に対するステータスを「未設定」から「設定完了」に変更すると共に、試験管理者端末3にステータス項目の表示を「設定完了」に変更することを示す情報を送信する。試験管理者端末3は、その情報を受信すると、ステータス項目を「未設定」から「設定完了」に変更する。
試験区分削除ボタン3023は、当該試験区分削除ボタン3023に係る試験区分を削除するための入力操作を受け付けることができる。試験区分削除ボタン3023に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、その試験区分削除ボタン3023に係る試験区分を削除することを示す試験区分削除情報を管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、試験区分削除情報を受信すると、試験区分情報DB23fに登録されているその情報が示す試験区分に係る試験区分情報を削除する。なお、試験区分削除ボタン3023の入力操作を受け付けるのは、試験管理者ステータスが「未設定」の場合だけである。また、管理サーバ2は、試験区分削除情報を受信すると、試験管理者端末3に、その情報が示す試験区分に係る試験区分レコード302を削除すると共に、それより下に配置されている試験区分レコード302を適宜に上側にシフトさせる。
また、試験管理者トップ画面30には、ログアウトボタン303、および試験区分新規作成ボタン304が設けられている。
ログアウトボタン303は、試験管理者トップ画面からログアウトするための入力操作を受け付けることができる。ログアウトボタン303に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、試験管理者用ログイン画面を管理サーバ2に要求する。管理サーバ2は、これに応じて試験管理者端末3に試験管理者用ログイン画面を表示させる。
試験区分新規作成ボタン304は、試験区分の新規作成を開始するための入力操作を受け付けることができる。試験区分新規作成ボタン304に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に試験区分新規作成画面を要求する。管理サーバ2は、これに応じて試験管理者端末3に試験区分新規作成画面を表示させる。
図9は、試験区分新規作成画面を例示する模式図である。図9に示す試験区分新規作成画面31には、募集区分入力欄311と、学部・学科入力欄312と、が設けられている。試験管理者は、募集区分入力欄311に、所望の募集区分を入力し、学部・学科入力欄312に、所望の学部・学科を任意に入力することができる。
また、試験区分新規作成画面31には、保存して戻るボタン313と、保存せずに戻るボタン314と、が設けられている。募集区分入力欄311、および学部・学科入力欄312に入力されている状態で保存して戻るボタン313に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、募集区分入力欄311に入力されている内容を募集区分情報、学部・学科入力欄312に入力されている内容を学部・学科情報として送信する。
募集区分情報、および学部・学科情報が送信されると、前述の通り、管理サーバ2は、募集区分情報、および学部・学科情報に基づいて試験区分情報を生成して試験区分情報DB23fに登録し、さらには、試験管理者端末3に試験管理者トップ画面を送信する。ただし、ここでの試験管理者トップ画面30の試験区分一覧表301には、新規作成された試験区分が試験区分項目になっている試験区分レコード302が追加されている。なお、試験区分レコード302の追加方法は適宜に設定される。例えば、試験区分新規作成画面31が表示される前の試験区分一覧表301の一番下の試験区分レコード302の下に新しい試験区分レコード302が追加されるようにしても良い。
また、保存せずに戻るボタン314に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して試験管理者トップ画面を要求する。管理サーバ2は、これに応じて、試験管理者端末3に試験管理者トップ画面を送信する。ただし、ここでの試験管理者トップ画面は、試験区分新規作成画面31が表示される前の試験管理者トップ画面である。
次に、前述の選考内容設定画面について説明する。図10は、選考内容設定画面を例示する模式図である。図10に示す選考内容設定画面32には、試験区分表示欄320と、選考内容入力欄321と、申請件数入力欄322と、判定方法区分入力欄323と、キャンセルボタン324と、追加ボタン325と、が設けられている。
試験区分表示欄320は、現在行われている選考内容の設定の対象となる試験区分を表示する。この試験区分は、入力操作された設定完了ボタン3022が属する試験区分レコード302の試験区分項目の試験区分である。また、試験管理者は、選考内容入力欄321に、選考内容の名称を任意に入力し、申請件数入力欄322に、1つの選考内容に対して申請可能な最大の申請件数を任意に入力し、判定方法区分入力欄323に、判定方法の上位区分である判定方式を入力することができる。
選考内容とは、例えば、高校生活における活動実績、志望理由、入学してからの学習計画などの選考の主題のことである。また、申請件数とは、例えば選考内容が活動実績である場合は、部活動、ボランティア活動、および資格取得など複数の活動実績を申請可能であるので、1つの選考に対する最大の申請数である。
また、判定方法区分入力欄323は、ラジオボタンで構成されており、判定方法の上位の区分を構成する合算判定とパターン判定の何れか一方を選択可能に構成されている。本実施形態では、選考内容設定画面32が表示された時に合算判定が選択されている状態になっている。そして、判定方法区分入力欄323において、合算判定またはパターン判定の何れか一方を選択操作することが、判定方式を入力することに相当する。
また、キャンセルボタン324に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、試験管理者トップ画面に戻る旨の情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、この情報を受信すると、試験管理者端末3に試験管理者トップ画面を送信する。
追加ボタン325は、試験区分表示欄320が表示する試験区分に係る選考内容を追加するための操作を受け付け可能である。追加ボタン325に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、選考内容入力欄321に入力されている内容を選考内容名称情報、申請件数入力欄322に入力されている内容を申請数情報、判定方法区分入力欄323に入力されている内容を判定方法区分情報として送信する。
選考内容名称情報、申請数情報、および判定方法区分情報が送信されると、管理サーバ2は、これらの情報に基づいて選考内容情報を生成して選考内容情報DB23gに登録し、さらには、試験管理者端末3に、後述する選考内容一覧表326に、新たに登録した選考内容情報が示す選考内容を追加することを指示する情報を送信する。試験管理者端末3は、その情報を受信すると、選考内容一覧表326に、新たに登録した選考内容を表す選考内容レコードを追加する。
また、選考内容設定画面32には、選考内容一覧表326が表示されている。選考内容一覧表326は、選考内容を表す項目(選考内容項目)と、各選考内容に対する申請件数および判定方式を表す項目(申請件数判定方式項目)、各選考内容の詳細の設定状況を示す詳細設定状況ステータスを表す項目(ステータス項目)と、各選考内容の詳細を設定するための操作ボタン(詳細内容設定ボタン)が設けられた項目(詳細内容設定項目)と、設定された選考内容を削除するための操作ボタン(選考内容削除ボタン)が設けられた項目(選考内容削除項目)とを列で配列した表で構成されている。
選考内容一覧表326では、選考内容項目が基準的な主要項目として位置づけられ、申請件数判定方式項目、ステータス項目、詳細内容設定項目、および選考内容削除項目が選考内容項目に付随する項目として関連付けられている。言い換えると、選考内容一覧表326では、選考内容が行を識別するための配列基準となっている。なお、以下において、選考内容一覧表326で、選考内容単位で、選考内容と、申請件数および判定方式、詳細設定状況ステータス、詳細内容設定ボタン、ならびに選考内容削除ボタンとで構成される行を「選考内容レコード327」とする。
前述のように、選考内容設定画面32が表示されているときに追加ボタン325に対する入力操作が行われると、選考内容レコード327が追加される。このとき、追加された選考内容レコード327の選考内容項目には、そのときに選考内容入力欄321に入力されている内容が表示され、申請件数判定方式項目には、申請件数入力欄322に入力されている内容、および判定方法区分入力欄323に入力されている内容が縦に並んで表示される。また、詳細内容設定項目には詳細内容設定ボタン3271が設けられ、選考内容削除項目には選考内容削除ボタン3272が設けられている。さらに、ステータス項目には後述する「未設定」が表示される。
詳細設定状況ステータスとして、選考内容の詳細設定が完了されていない「未設定」と、設定が完了された「設定完了」とがある。さらに、詳細設定状況ステータスには、後述するように評価責任者によって、その試験区分全体に対して評価が承認された「承認済」と、その試験区分の試験が終了した「終了」とがある。これらの試験管理者ステータスの管理・表示は、管理サーバ2が状況に応じて適宜に行う。
詳細内容設定項目には、選考内容ごとにその選考内容の詳細の設定を開始するための操作を受け付け可能な詳細内容設定ボタン3271が設けられている。詳細内容設定ボタン3271に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、その詳細内容設定ボタン3271に係る試験区分の選考内容の詳細設定を開始することを示す選考内容詳細設定開始情報を管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、選考内容詳細設定開始情報を受信すると、その情報が示す試験区分に対する選考内容の設定が行われていることを示す情報をサーバ記憶部23の所定領域に記憶すると共に、試験管理者端末3に選考内容詳細設定画面を送信する。試験管理者端末3は、選考内容詳細設定画面を受信すると、選考内容詳細設定画面を表示する。選考内容詳細設定画面について後述する。なお、管理サーバ2は、選考内容詳細設定開始情報を記憶することによって、どの選考内容の詳細設定が行われているのかを特定することができる。
また、詳細内容削除項目には、選考内容ごとに選考内容そのものを削除するための操作を受け付け可能な選考内容削除ボタン3272が設けられている。選考内容削除ボタン3272は、当該選考内容削除ボタン3272に係る選考内容を削除するための入力操作を受け付けることができる。選考内容削除ボタン3272に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、その選考内容削除ボタン3272に係る選考内容を削除することを示す選考内容削除情報を管理サーバ2に送信する。
管理サーバ2は、選考内容削除情報を受信すると、選考内容情報DB23gに登録されているその情報が示す選考内容に係る選考内容情報を消去する。なお、選考内容削除ボタン3272の入力操作を受け付けるのは、詳細設定状況ステータスが「未設定」の場合だけである。また、管理サーバ2は、選考内容削除情報を受信すると、試験管理者端末3に、その情報が示す選考内容に係る選考内容レコード327を削除すると共に、それより下に配置されている選考内容レコード327を適宜に上側にシフトさせる。
また、選考内容一覧表326の直下には試験管理者画面トップへ戻るボタン328が設けられている。試験管理者端末3は、試験管理者画面トップへ戻るボタン328に対する入力操作が行われると、管理サーバ2に試験管理者トップ画面を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、試験管理者端末3に試験管理者トップ画面を送信する。そして、試験管理者端末3は、選考内容設定画面32から試験管理者トップ画面30に切り替える。
次に、選考内容詳細設定画面について説明する。図11は、選考内容詳細設定画面を例示する模式図である。図11に示す選考内容詳細設定画面33には、試験区分・選考内容表示欄330と、選考内容の詳細を設定するための表示領域(選考内容詳細設定表示領域)331と、が設けられている。
選考内容詳細設定表示領域331はウィンドウで構成されている。詳細には、選考内容詳細設定表示領域331は、評価観点の設定を行うページ(以下、「評価観点設定ページ」という)、評価者の設定を行うページ(以下、「評価者設定ページ」という)、設問の設定を行うページ(以下、「設問設定ページ」という)、および判定方法の詳細設定を行うページ(以下、「判定方法設定ページ」という)を切り替えて表示させることが可能に構成されている。言い換えると、選考内容詳細設定表示領域331において、評価観点設定ページ、評価者設定ページ、設問設定ページ、および判定方法設定ページの何れかのページが表示される。
試験区分・選考内容表示欄330は、評価観点設定画面、評価者設定画面、設問設定画面、および判定方法設定画面の何れが表示されているときでも表示される。試験区分・選考内容表示欄330には、現在行われている選考内容の詳細の設定の対象となる試験区分が表示される試験区分領域3301と、現在行われている選考内容の詳細設定の対象となる選考内容が表示される選考内容領域3302とが設けられている。
選考内容詳細設定表示領域331には、タブとして機能する評価観点設定タブ340、評価者設定タブ350、設問設定タブ360、および判定方法設定タブ370とが表示されている。
評価観点設定タブ340、評価者設定タブ350、設問設定タブ360、および判定方法設定タブ370は、評価観点設定ページ、評価者設定ページ、設問設定ページ、および判定方法設定ページの何れが表示されているときでも表示されており、各ページに切り替えるための操作を受け付け可能に構成されている。
評価観点設定タブ340が入力操作されると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して評価観点設定ページへの切り替えを要求する。これにより、管理サーバ2は試験管理者端末3に評価観点設定ページを表示させる。同様に、評価者設定タブ350、設問設定タブ360、または判定方法設定タブ370が入力操作されると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して評価者設定ページ、設問設定ページ、または判定方法設定ページへの切り替えを要求する。これにより、管理サーバ2は試験管理者端末3に評価者設定ページ、設問設定ページ、または判定方法設定ページを表示させる。
図11に示すように、本実施形態では、最初に選考内容詳細設定画面33が表示されたときには、初期状態として、選考内容詳細設定表示領域331に評価観点設定ページ34が表示される。図11に示す評価観点設定ページ34には、評価観点番号表示欄341と、観点名入力欄342と、評価レベル一覧表343と、評価レベルレコード344と、評価レベル追加ボタン345と、評価観点追加ボタン346と、評価観点削除ボタン347と、保存して次の設定へ進むボタン348と、保存して選考内容設定へ戻るボタン349と、が含まれている。
評価観点番号表示欄341には、評価観点を識別するための評価観点番号が表示される。また、当該評価観点番号表示欄341からその下方に表示される評価レベル追加ボタン345の少し下までの範囲を実線で囲んだ部分34−1は、当該評価観点番号表示欄341に表示される1つの評価観点の設定内容を表す。なお、以下において、この実線で囲んだ部分34−1のことを「評価観点内容表示領域34−1」という。
また、試験管理者は、観点名入力欄342に、評価観点の名称を任意に入力することができる。
評価レベル一覧表343は、評価レベルを表す項目(評価レベル項目)と、各評価レベルに対する評価基準を表す項目(評価基準項目)、各評価レベルに対する補足事項を表す項目(補足事項項目)と、各評価レベルの設定内容を削除するための削除ボタン(評価レベル削除ボタン)が設けられた項目(評価レベル削除項目)とを列で配列した表で構成されている。
評価レベル一覧表343では、評価レベル項目が基準的な主要項目として位置づけられ、評価基準項目、補足事項項目、および評価レベル削除項目が評価レベル項目に付随する項目として関連付けられている。言い換えると、評価レベル一覧表343では、評価レベルが行を識別するための配列基準となっている。なお、以下において、評価レベル一覧表343で、評価レベル単位で、評価レベルと評価基準、補足事項、および評価レベル削除ボタンとで構成される行を「評価レベルレコード344」とする。
評価レベルレコード344を構成する評価レベル項目には、評価レベル入力欄3441が設けられている。試験管理者は、評価レベル入力欄3441に、例えば「5」、「1」などの評価レベルを任意に入力することができる。
また、評価レベルレコード344を構成する評価基準項目には、評価基準入力欄3442が設けられている。試験管理者は、評価基準入力欄3442に、対応する評価レベルに対する評価基準の説明文を任意に入力することができる。
さらに、評価レベルレコード344を構成する補足事項項目には、補足事項入力欄3443が設けられている。試験管理者は、補足事項入力欄3443に、「ぜひ入学させたい」や「入学させてもよい」などの評価レベルに対する評価基準の補足事項を任意に入力することができる。
評価レベルレコード344を構成する評価レベル削除項目には、評価レベル削除ボタン3444が設けられている。評価レベル削除ボタン3444に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、その評価レベル削除ボタン3444が含まれる評価レベルレコード344の削除を要求する。これにより、管理サーバ2は、試験管理者端末3にその評価レベルレコード344を削除させると共に、それより下に配されていた評価レベルレコード344を適宜にシフトさせる。
評価レベル追加ボタン345に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、新たな評価レベルレコード344の追加を要求する。これにより、管理サーバ2は、試験管理者端末3に、その評価レベル一覧表343の中で一番下に配されている評価レベルレコード344の下に新たな評価レベルレコード344を追加させる。
なお、評価レベル追加ボタン345に対する入力操作は、評価レベルを追加するための操作を構成している。また、新たに追加された評価レベルレコード344に含まれる評価レベル入力欄3441、評価基準入力欄3442、および補足事項入力欄3443はブランク状態である。
また、評価観点追加ボタン346に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、新たな評価観点内容表示領域34−1の追加を要求する。これにより、管理サーバ2は、試験管理者端末3に、その評価観点設定ページ34の中で一番下に配されている評価レベル一覧表343と評価観点追加ボタン346との間に挿入させるように評価観点内容表示領域34−1を追加させる。
例えば、図11に示す状況で、評価観点追加ボタン346に対する入力操作が行われると、図12に示すように評価観点内容表示領域34−1が追加される。図12に示すように、追加された評価観点内容表示領域34−1の評価観点番号表示欄341に表示される評価観点番号は、評価観点の表示順に対応している。
なお、評価観点追加ボタン346に対する入力操作は、評価観点を追加するための操作を構成している。また、新たに追加された評価観点内容表示領域34−1に含まれる観点名入力欄342、評価レベル入力欄3441、評価基準入力欄3442、および補足事項入力欄3443はブランク状態である。
また、評価観点削除ボタン347は、評価観点番号表示欄341の中に設けられている。評価観点削除ボタン347は、その評価観点削除ボタン347が設けられている評価観点番号表示欄341が表示している評価観点番号に係る評価観点内容表示領域34−1を削除する操作を受け付け可能である。
評価観点削除ボタン347に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、その評価観点削除ボタン347に係る評価観点番号に係る評価観点内容表示領域34−1の消去を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、試験管理者端末3に、その評価観点内容表示領域34−1を削除すると共に、それより下の部分を適宜にシフトする。
また、保存して次の設定へ進むボタン348に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および現在表示されている評価観点設定ページ34に対して入力された内容を示す情報を管理サーバ2に送信する。具体的に、評価観点設定ページ34に対して入力された内容を示す情報は、観点名入力欄342に入力されている内容を示す評価観点名称情報、評価レベル入力欄3441に入力されている内容を示す評価レベル情報、評価基準入力欄3442に入力されている内容を示す評価レベル基準情報、および補足事項入力欄3443に入力されている内容を示す評価レベル補足情報で構成される。
ここで、評価観点名称情報は評価観点番号に関連付けられている。また、評価レベル情報、評価レベル基準情報、および評価レベル補足情報は、評価観点番号、および評価レベルに関連付けられている。
管理サーバ2は、評価観点名称情報、評価レベル情報、評価レベル基準情報、および評価レベル補足情報を受信すると、これらの情報に基づいて、評価観点情報を生成して評価観点情報DB23hに登録すると共に、評価者の選定を行うための評価者設定画面に切り替える旨の情報を試験管理者端末3に送信する。これに応じて、試験管理者端末3は、評価者設定画面に切り替える。なお、評価者設定画面については後述する。
また、保存して選考内容設定へ戻るボタン349に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、保存して次の設定へ進むボタン348の場合と同様に、評価観点名称情報、評価レベル情報、評価レベル基準情報、および評価レベル補足情報を管理サーバ2に送信する。そして、管理サーバ2も、保存して次の設定へ進むボタン348の場合と同様に、評価観点情報を生成して評価観点情報DB23hに登録する。また、管理サーバ2は、選考内容詳細設定画面33が表示される前の選考内容設定画面32を送信する。これに応じて、試験管理者端末3は、選考内容詳細設定画面33から、その選考内容設定画面32に切り替える。
(評価者設定ページ)
図13は、評価者設定ページが表示されているときの選考内容詳細設定画面を例示する模式図である。図13に示す評価者設定ページ35は評価者設定ページの初期状態を表している。評価者設定ページ35には、評価者設定タブ350と、評価責任者入力欄351と、評価担当者・観点一覧表352と、評価担当者・観点レコード353と、評価担当者追加ボタン354と、保存して次の設定へ進むボタン355と、保存して選考内容設定へ戻るボタン356と、が含まれている。
試験管理者は、評価責任者入力欄351に、評価責任者を任意に入力することができる。ここでは、例えば、職員IDなどの管理サーバ2に格納されている情報に応じた情報で入力される。
評価担当者・観点一覧表352は、評価担当者を表す項目(評価担当者項目)と、各評価担当者が採点評価を行い得る全ての評価観点を表す項目(評価観点項目)、各評価担当者の設定内容を削除するため操作ボタンが設けられた項目(評価担当者削除項目)とを列で配列した表で構成されている。
評価担当者・観点一覧表352では、評価担当者項目が基準的な主要項目として位置づけられ、評価観点項目、および評価担当者削除項目が評価担当者項目に付随する項目として関連付けられている。言い換えると、評価担当者・観点一覧表352では、評価担当者が行を識別するための配列基準となっている。なお、以下において、評価担当者一覧表352で、評価担当者単位で、評価担当者と評価観点、および評価担当者削除ボタンとで構成される行を「評価担当者・観点レコード353」とする。
評価担当者・観点レコード353を構成する評価担当者項目には、評価担当者入力欄3531が設けられている。試験管理者は、評価担当者入力欄3531に、評価担当者を任意に入力することができる。ここでは、例えば、職員IDなどの管理サーバ2に格納されている情報に応じた情報で入力される。
また、評価担当者・観点レコード353を構成する評価観点項目は、前述の評価観点設定ページ34が表示されているときに設定された評価観点に対応付けられている。例えば、評価観点が5つ設定されていれば、図13に示すように、評価担当者・観点レコード353に、評価観点1〜評価観点5の5つの評価観点項目が含まれることになる。なお、図13では、評価観点1〜評価観点5は、「観点1・観点2・観点3・観点4・観点5」と表示されている。
各評価観点項目には、評価観点選択欄3532が設けられている。試験管理者は、各評価観点選択欄3532に対して評価観点を選択するための入力操作を行うことができる。ここでは、各評価観点選択欄3532はチェックボックスで構成されており、そこに入力操作が行われる度に所定のチェックマークの入力と解除が繰り返される。チェックマークが入力されている状態が、その評価観点選択欄3532に対応する評価観点が選択されていることを表す。
評価担当者・観点レコード353を構成する評価担当者削除項目には、削除ボタン3533が設けられている。削除ボタン3533に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、その削除ボタン3533が含まれる評価担当者・観点レコード353の削除を要求する。これにより、管理サーバ2は、試験管理者端末3にその評価担当者・観点レコード353を削除させて、それより下に配されていた評価担当者・観点レコード353を適宜にシフトする。
また、評価担当者追加ボタン354に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、新たな評価担当者・観点レコード353の追加を要求する。これにより、管理サーバ2は、試験管理者端末3に、評価観点設定ページ34に表示されている評価担当者・観点レコード353の中で一番下に配されている評価担当者・観点レコード353の下に新たな評価担当者・観点レコード353を追加させる。
なお、評価担当者追加ボタン354に対する入力操作は、評価担当者を追加するための操作を構成している。また、新たに追加された評価担当者・観点レコード353に含まれる評価担当者入力欄3531、および評価観点選択欄3532はブランク状態である。
また、保存して次の設定へ進むボタン355に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および評価者設定ページ35に対して入力されている内容を示す情報、具体的には、評価責任者入力欄351に入力されている内容を示す職員ID、評価担当者入力欄3531に入力されている内容を示す職員ID、および評価観点選択欄3532がチェックされている評価観点を示す情報(担当観点情報)を管理サーバ2に送信する。ここで、担当観点情報は、対応する評価担当者の職員IDに関連付けられて送信される。
管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、評価責任者情報を生成して評価責任者情報DB23jに登録し、評価担当者情報を生成して評価担当者情報DB23iに登録すると共に、設問の設定を行うための設問設定ページに切り替える旨を送信する。これに応じて、試験管理者端末3は、評価者設定ページ35から設問設定ページ36に切り替える。なお、設問設定ページについては後述する。
保存して選考内容設定へ戻るボタン356に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、保存して次の設定へ進むボタン355の場合と同様に、評価責任者を示す職員ID、評価担当者を示す職員ID、および担当観点情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、保存して次の設定へ進むボタン355の場合と同様に、評価責任者情報を生成して評価責任者情報DB23jに登録し、評価担当者情報を生成して評価担当者情報DB23iに登録する。そして、管理サーバ2は、選考内容詳細設定画面33が表示される前の選考内容設定画面32を送信する。これに応じて、試験管理者端末3は、選考内容詳細設定画面33から選考内容設定画面32に切り替える。
(設問設定ページ)
図14は、ウィンドウが設問設定ページに切り替えられたときの選考内容詳細設定画面33の例示である。図14に示す設問設定ページ36には、設問設定タブ360と、設問番号表示欄361と、設問タイトル入力欄362と、教示文入力欄363と、入力エリア最大文字数入力欄364と、対応観点入力欄365と、設問追加ボタン366と、設問削除ボタン367と、保存して次の設定へ進むボタン368と、保存して選考内容設定へ戻るボタン369と、が含まれている。
設問番号表示欄361には、設問1、設問2、・・・などの設問を識別するための設問番号が表示される。また、設問番号表示欄361からその下方に表示される設問追加ボタン366の少し下までの範囲を実線で囲んだ部分36−1は、当該設問番号表示欄361に表示される1つの設問の設定内容を表す。なお、以下において、この実線で囲んだ部分36−1のことを「設問内容表示領域36−1」という。
また、試験管理者は、設問のタイトルを設問タイトル入力欄362に任意に入力することができる。さらに、試験管理者は、設問の内容を説明するための教示文を教示文入力欄363に任意に入力することができる。加えて、試験管理者は、受験生の設問に対する回答の最大文字数を入力エリア最大文字数入力欄364に任意に入力することができる。
対応観点入力欄365は、当該設問に対する評価観点を選択するために設けられている。対応観点入力欄365で選択可能な評価観点は、評価観点設定ページ34が表示されているときに設定された評価観点番号および評価観点の名称に対応付けられている。
対応観点入力欄365には、評価観点毎にチェックボックスが設けられている。図14では、評価観点番号順に左から右に並んでいる。各評価観点に対応するチェックボックスに入力操作が行われる所定のチェックマークの入力と解除が繰り返される。チェックマークが入力されている状態が、その評価観点が選択されていることを表す。なお、本実施形態では、1つの対応観点入力欄365に対して複数のチェックボックスを選択することが可能である。
設問追加ボタン366は、設問を追加する操作を行うために設けられている。設問追加ボタン366に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、設問の追加を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、試験管理者端末3に、その設問追加ボタン366に係る設問内容表示領域36−1と、保存して次の設定へ進むボタン368との間に、設問内容表示領域36−1を割り込むように追加させる。
なお、新たに追加された設問内容表示領域36−1に含まれる設問番号表示欄361の設問番号は設問設定ページ36に表示されている設問内容表示領域36−1の表示順に応じた番号である。例えば、新たに追加された設問内容表示領域36−1が、上から2つ目であればその設問番号は「設問2」となり、上から5つ目であればその設問番号は「設問5」となる。また、新たに追加された設問内容表示領域36−1に設けられている設問タイトル入力欄362、教示文入力欄363、入力エリア最大文字数入力欄364、および対応観点入力欄365はブランク状態である。
設問削除ボタン367は、設問番号表示欄361の中に設けられている。設問削除ボタン367は、その設問削除ボタン367が設けられている設問番号表示欄361が表示している設問番号の設問そのもの、具体的にはその設問番号に係る設問内容表示領域36−1を削除する操作を受け付け可能に構成されている。
設問削除ボタン367に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、その設問削除ボタン367に係る設問番号の設問内容表示領域36−1の削除を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、試験管理者端末3に、その設問削除ボタン367に係る設問番号の設問内容表示領域36−1を削除させると共に、それより下の部分を適宜にシフトさせる。
また、保存して次の設定へ進むボタン368に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および設問設定ページ36に対して入力された内容を示す情報、具体的には、設問内容表示領域36−1毎に、設問番号を示す情報(設問番号情報)、設問タイトル入力欄362に入力されている内容を示す情報(設問タイトル情報)、教示文入力欄363に入力されている内容を示す情報(教示文情報)、入力エリア最大文字数入力欄364に入力されている内容を示す情報(最大文字数情報)、および対応観点入力欄365でチェックされている評価観点を示す情報(対応観点情報)を管理サーバ2に送信する。なお、設問タイトル情報、教示文情報、最大文字数情報、および対応観点情報は対応する設問番号情報と関連付けられて送信される。
管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、これらの情報に基づいて設問情報を生成して設問情報DB23kに登録すると共に、判定方法の詳細設定を行うための判定方法設定ページに切り替える旨を送信する。これに応じて、試験管理者端末3は、判定方法設定ページに切り替える。なお、判定方法設定ページについては後述する。
また、保存して選考内容設定へ戻るボタン369に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、保存して次の設定へ進むボタン368の場合と同様に、設問番号情報、設問タイトル情報、教示文情報、最大文字数情報、および対応観点情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、保存して次の設定へ進むボタン368の場合と同様に、設問情報を生成して設問情報DB23kに登録する。また、管理サーバ2は、当該選考内容詳細設定画面33が表示される前の選考内容設定画面32を送信する。これに応じて、試験管理者端末3は、選考内容詳細設定画面33から選考内容設定画面32に切り替える。
(判定方法設定ページ:合算判定)
次に、判定方法設定ページについて説明する。判定方法設定ページは、前述の選考内容設定において選択された判定方法が合算判定であるかパターン判定であるかで異なる。判定方法によって、判定方法の詳細設定が異なるからである。最初に、合算判定の場合の判定方法設定ページについて説明する。図15は、ウィンドウで合算判定の判定方法設定ページに切り替えられたときの選考内容詳細設定画面33の例示である。
図15に示す合算判定の判定方法設定ページ37には、判定方法設定タブ370と、判定詳細設定選択欄371と、保存して選考内容設定へ戻るボタン372と、が含まれている。
判定詳細設定選択欄371は、合算判定の詳細な判定方法を選択操作するために設けられている。判定詳細設定選択欄371には、合算判定の詳細な判定方法に対応付けられたチェックボックスが含まれている。図15では、2つの合算判定の詳細な判定方法が左右に並んでいる。具体的には、評価観点別に評価担当者全員の合計点を算出する方法(左側)と、その合計点から平均点を算出する方法(右側)である。判定方法設定ページ37が表示されたときには、左側のチェックボックスにチェックマークが付されており、左側の詳細な判定方法が選択されている状態になっている。以降は、ブランクになっているチェックボックスに入力操作が行われると、チェックマークがそちらのチェックボックスに移動し、選択されている詳細な判定方法が切り替わる。すなわち、何れか一方の詳細な判定方法しか選択できないようになっている。
保存して選考内容設定へ戻るボタン372に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、その旨を示す情報、および現在選択されている詳細な判定方法を示す情報(判定方法詳細情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、判定方法詳細情報に基づいて判定方法情報を生成して判定方法情報DB23lに登録すると共に、当該選考内容詳細設定画面33が表示される前の選考内容設定画面32を送信する。これに応じて、試験管理者端末3は、選考内容詳細設定画面33から選考内容設定画面32に切り替える。
(判定方法設定ページ:パターン判定)
次に、パターン判定の場合の判定方法設定ページについて説明する。図16は、ウィンドウでパターン判定の判定方法設定ページに切り替えられたときの選考内容詳細設定画面33の例示である。
図16に示すパターン判定の判定方法設定ページ38には、判定方法設定タブ370と、採点協議選択欄381と、重み入力欄382と、保存して選考内容設定へ戻るボタン383と、が含まれている。
採点協議選択欄381は、パターン判定の詳細な判定方法を選択操作するために設けられている。パターン判定は、個別評価結果である評価レベルと各評価レベルを評価した人数との組み合わせパターンで得点を算出する判定方法である。そして、基本的にはその組み合わせパターンに得点が対応付けられるが、採点された評価レベルのバラつきが大きい場合は評価責任者に判断を委ねる協議となる。そこで、パターン判定の詳細設定として、組み合わせに得点を対応付ける得点判定と、評価責任者に判断を委ねる協議判定とがある。
なお、図16では、組み合わせパターンを構成する評価レベルが1〜4の4段階であり、評価担当者の人数が3名を前提としており、表中の一番上を除く行が1つの組み合わせパターンを表している。
採点協議選択欄381は、ラジオボタンで構成されており、パターン判定の詳細設定に対応付けられた選択肢が含まれている。図16では、各組み合わせパターンに対して、左側に配された得点判定用の選択肢と、右側に配された協議判定用の選択肢とが含まれている。判定方法設定ページ38が表示されたときには、左側の選択肢(得点判定用の選択肢)にチェックマークが付されており、左側の詳細設定が選択されている状態になっている。以降は、ブランクになっている選択肢に入力操作が行われると、選択肢がそちらの選択肢に移動し、選択されている詳細な判定方法が切り替わる。すなわち、何れか一方の詳細な判定方法しか選択できないようになっている。
重み入力欄382は、得点判定用の選択肢がチェックされているときに、その組み合わせパターンに対応付ける得点を任意に入力することが可能である。
保存して選考内容設定へ戻るボタン383に対する入力操作が行われると、試験管理者端末3は、その旨を示す情報、および現在選択されている詳細設定を示す情報(判定方法詳細情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、判定方法詳細情報に基づいて判定方法情報を判定方法情報DB23lに登録すると共に、当該選考内容詳細設定画面33が表示される前の選考内容設定画面32を送信する。これに応じて、試験管理者端末3は、選考内容詳細設定画面33から選考内容設定画面32に切り替える。
次に、受験生端末6に表示される選考内容選択画面、基本情報入力画面、設問回答入力画面、および申請一覧画面について説明する。
選択内容選択画面は、受験生がログインして受験生トップ画面(図示無し)で試験区分を選択した後に表示され、その試験区分に設定された選考内容の一覧を表す画面である。図17は、選択内容選択画面を例示する模式図である。
ここでは、試験管理者端末3による選考内容設定処理において、ある試験区分の選考内容として、特色加点、および志望理由が設定されたと仮定する。そのことに応じて、管理サーバ2は、受験生端末6に、選択内容選択画面60が表示される際に、特色加点に回答するための特色加点回答ボタン601、および志望理由に回答するための志望理由回答ボタン602を表示させている。
なお、特色加点回答ボタン601、および志望理由回答ボタン602のように、選考内容に回答するための操作を受け付け可能なボタンに表示される選考内容の名称(特色加点や志望理由)やその数は、試験管理者端末3による選考内容設定処理に応じて変更される。
特色加点回答ボタン601、または志望理由回答ボタン602が入力操作されると、受験生端末6は、管理サーバ2に、その旨を示す情報を送信する。管理サーバ2は、その情報を受信すると、その情報が示す選考内容をサーバ記憶部23の所定領域に記憶すると共に、設問情報DB23kに登録されている設問情報に基づいて、その選考内容に回答するための画面を受験生端末6に送信する。試験管理者端末3は、選考内容に回答するための画面を受信すると、その画面を表示する。
また、図17に示す選択内容選択画面60には、特色加点回答ボタン601、および志望理由回答ボタン602の他にログアウトボタン603が設けられている。ログアウトボタン603に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、受験生用のログイン画面(図示無し)を管理サーバ2に要求する。管理サーバ2は、これに応じて受験生端末6に受験生用のログイン画面を表示させる。なお、受験生のログイン画面は、申請/評価支援システム1によって受験するために、受験生に受験生ID、およびパスワードを入力させてログインさせる画面である。
次に、選考内容に回答するための画面について説明する。この画面は選考内容によって異なる。ここでは、図17の特色加点回答ボタン601に対する入力操作が行われ、特色加点に回答すると仮定して、特色加点に回答するための画面(以下、「特色加点回答画面」という)について説明する。
図18は、特色加点回答ボタン601に対する入力操作が行われて、最初に表示される特色加点回答画面を例示する模式図である。図18に示す特色加点回答画面は、受験生が特色加点に回答するために申請する経験の基本情報を入力するための画面である。そこで、図18に示す特色加点回答画面を、特色加点基本情報回答画面61とする。
特色加点基本情報回答画面61には、名称入力欄611、活動期間入力欄612、保存せずに戻るボタン613、一時保存ボタン614、および一時保存して次に進むボタン615が設けられている。
受験生は、例えば、申請の題材となる活動・実績などの名称を名称入力欄611に任意に入力することができる。活動・実績としては、例えば、部活動、資格取得、受賞、およびボランティア活動などがある。さらに、受験生は、その活動・実績などの活動期間を活動期間入力欄612に任意に入力することができる。
保存せずに戻るボタン613に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、1つ前の画面である選択内容選択画面60を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、受験生端末6に選択内容選択画面60を送信する。そして、受験生端末6は、特色加点基本情報回答画面61から選択内容選択画面60に切り替える。
一時保存ボタン614に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および特色加点基本情報回答画面61に対して入力されている内容を示す情報、具体的には、名称入力欄611に入力されている内容を示す情報(活動・実績名称情報)、および活動期間入力欄612に入力されている情報(活動期間情報)を含む基本情報回答情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、基本情報回答情報に基づいて、受験生ID、回答している選考内容、および申請番号ならびに基本情報であることを関連付けた回答情報を生成して回答情報DB23mに登録する。
一時保存して次に進むボタン615に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、一時保存ボタン614の場合と同様に、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および活動・実績名称情報、および活動期間情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、一時保存ボタン614の場合と同様に、基礎回答情報を生成して回答情報DB23mに登録する。また、管理サーバ2は、設問情報DB23kに登録されている設問情報に基づいて、特色加点の設問に回答するための設問加点特色回答画面を送信する。これに応じて、受験生端末6は、特色加点基本情報回答画面61から特色加点設問回答画面に切り替える。
次に、特色加点設問回答画面について設問する。特色加点設問回答画面は、受験生が特色加点に係る設問に回答するための画面である。本実施形態では、特色加点に係る設問が2つ設定されていると仮定する。そして、特色加点設問回答画面は設問ごとに用意されている。1つめの設問に対する特色加点設問回答画面を第1特色加点設問回答画面とし、2つめの設問に対する特色加点設問回答画面を第2特色加点設問回答画面とする。
図19は第1特色加点設問回答画面を例示する模式図である。図19に示す第1特色加点設問回答画面62には、設問1入力欄621、保存せずに戻るボタン623、一時保存ボタン624、および一時保存して次に進むボタン625が設けられている。
また、第1特色加点設問回答画面62の「設問1:活動・実績等の概要」と表示されている部分が設問番号および設問のタイトルであり、前述の設問番号1に係る設問内容表示領域36−1の設問タイトル入力欄362に入力された内容である。さらに、第1特色加点設問回答画面62の設問1の下に表示されている文章「申請する活動または実績等の概要について、・・・可能な限り記入してください)。」が設問1に対する説明文であり、前述の設問番号1に係る設問内容表示領域36−1の教示文入力欄363に入力された内容である。また、設問1入力欄621の下に表示されている「最大文字数400字」は当該設問1入力欄621に入力可能な最大文字数であり、前述の設問番号1に係る設問内容表示領域36−1の入力エリア最大文字数入力欄364に入力された内容である。すなわち、管理サーバ2は、設問情報DB23kに登録されている設問情報に基づいて、第1特色加点設問回答画面62を受験生端末6に送信したことになる。
受験生は、設問1入力欄621に、設問1に対する回答を任意に入力することができる。なお、ここで入力できる文字数は、前述の設問番号1に係る設問内容表示領域36−1の入力エリア最大文字数入力欄364に入力された文字数となる。
保存せずに戻るボタン623に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、1つ前の画面である特色加点基本情報回答画面61を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、受験生端末6に、選択内容選択画面を送信する。そして、受験生端末6は、第1特色加点設問回答画面62から特色加点基本情報回答画面61に切り替える。
また、一時保存ボタン624に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および第1特色加点設問回答画面62に対して入力されている内容、詳細には設問1入力欄621に入力されている内容を示す情報(設問1回答内容情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、設問1回答内容情報に基づいて、受験生ID、回答している選考内容、申請番号、および設問の情報を関連付けた回答情報を生成して回答情報DB23mに登録する。
一時保存して次に進むボタン625に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および第1特色加点設問回答画面62に対して入力されている内容、詳細には設問1入力欄621に入力されている内容を示す情報(設問1回答内容情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、設問1回答内容情報に基づいて、受験生ID、回答している選考内容、申請番号、および設問の情報を関連付けた回答情報を生成して回答情報DB23mに登録すると共に、次の画面である第2特色加点設問回答画面を送信する。これに応じて、受験生端末6は、第1特色加点設問回答画面62から第2特色加点設問回答画面に切り替える。なお、第2特色加点設問回答画面については後述する。
なお、管理サーバ2は、設問1回答内容情報が示す設問1の回答の文字数が最大文字数を超えている場合、設問1回答情報を回答情報DB23mに登録せずに、例えば、最大文字数を超えていることを示すエラー表示を受験生端末6に行わせる。
次に、第2設問特色加点回答画面について説明する。図20は第2特色加点設問回答画面を例示する模式図である。図20に示す第2特色加点設問回答画面63には、設問2入力欄631、保存せずに戻るボタン633、一時保存ボタン634、および登録ボタン636が設けられている。
また、第2特色加点設問回答画面63の「設問2:主体的な行動について」と表示されている部分が設問番号および設問のタイトルであり、設問番号2に係る設問内容表示領域36−1の設問タイトル入力欄362に入力された内容である。さらに、第2特色加点設問回答画面63の設問2の下に表示されている文章「申請する活動を振り返ってみて、・・・何が起こったか等)。」が設問2に対する説明文であり、設問番号2に係る設問内容表示領域36−1の教示文入力欄363に入力された内容である。また、設問2入力欄631の下に表示されている「最大文字数400字」は当該設問2入力欄631に入力可能な最大文字数であり、設問番号2に係る設問内容表示領域36−1の入力エリア最大文字数入力欄364に入力された内容である。すなわち、管理サーバ2は、設問情報DB23kに登録されている設問情報に基づいて第2特色加点設問回答画面63を受験生端末6に送信したことになる。
受験生は、設問2入力欄631に、設問2に対する回答を任意に入力することができる。なお、ここで入力できる文字数は、設問番号2に係る設問内容表示領域36−1の入力エリア最大文字数入力欄364に入力された文字数となる。
保存せずに戻るボタン633に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、1つ前の画面である第1特色加点設問回答画面62を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、受験生端末6に、第1特色加点設問回答画面62を送信する。そして、受験生端末6は、第2特色加点設問回答画面63から第1特色加点設問回答画面62に切り替える。
また、一時保存ボタン634に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および第2特色加点設問回答画面63に対して入力されている内容、詳細には設問2入力欄631に入力されている内容を示す情報(設問2回答内容情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、設問2回答内容情報に基づいて、回答している選考内容、申請番号、および設問の情報を関連付けた回答情報を生成して回答情報DB23mに登録する。
登録ボタン636に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および第2特色加点設問回答画面63に対して入力されている内容、詳細には設問2入力欄631に入力されている内容を示す情報(設問2回答内容情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、設問2回答内容情報に基づいて、回答している選考内容、申請番号、および設問の情報を関連付けた回答情報を生成して回答情報DB23mに登録すると共に、申請一覧画面を送信する。これに応じて、受験生端末6は、第2特色加点設問回答画面63から申請一覧画面に切り替える。なお、申請一覧画面については後述する。
なお、管理サーバ2は、設問2回答内容情報が示す設問2の回答の文字数が最大文字数を超えている場合、設問2回答情報を回答情報DB23mに登録せずに、例えば、最大文字数を超えていることを示すエラー表示を受験生端末6に行わせる。
次に、申請一覧画面について説明する。申請一覧画面は、各受験生の1つの選考内容に対する申請の一覧を表す画面である。図21は申請一覧画面を例示する模式図である。図21に示す申請一覧画面64には、申請1〜申請2の2つの申請が表示されている。具体的には、申請番号、およびその申請番号に係る基本情報回答情報に含まれている活動・実績等の名称が表示されている。さらに、各申請に対して、申請編集ボタン642、および申請削除ボタン643が設けられている。なお、図21に表示の「申請1、申請2」が申請番号であり、「〇〇部活動を3年間継続、全国大会〇〇賞の受賞」が活動・実績等の名称である。
申請編集ボタン642に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その申請編集ボタン642に対する入力操作が行われた旨を示す情報を管理サーバ2に送信する。この情報には、申請番号に関する情報が含まれている。管理サーバ2は、その情報を受信すると、回答情報DB23mに登録されているその申請に係る基本情報回答情報が反映された特色加点基本情報回答画面61を送信する。これに応じて、受験生端末6は、申請一覧画面64から特色加点基本情報回答画面61に切り替える。これにより、受験生はその申請に係る回答を編集することができる。
申請削除ボタン643に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その申請削除ボタン643に対する入力操作が行われた旨を示す情報を管理サーバ2に送信する。この情報には、申請番号に関する情報が含まれている。管理サーバ2は、その情報を受信すると、回答情報DB23mに登録されているその申請に係る回答情報を消去すると共に、その申請に係る申請番号、および活動・実績等の名称の表示、ならびに申請編集ボタン642、および申請削除ボタン643を削除する旨の情報を受験生端末6に送信する。これに応じて、受験生端末6は、申請番号、および活動・実績等の名称の表示、ならびに申請編集ボタン642、および申請削除ボタン643を削除する。
また、申請一覧画面64には、申請追加ボタン644、一時保存をしてログアウトボタン645、および申請確定ボタン646が設けられている。
申請追加ボタン644に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、その情報を受信すると、新しいブランク状態の特色加点基本情報回答画面61を受験生端末6に送信する。これに応じて、受験生端末6は、特色加点基本情報回答画面61を表示する。これによって、受験生は新たな申請を行うことができる。なお、新たな申請を完了して、申請一覧画面64に戻ってきた場合、図21の申請2の下に、申請3として入力した活動・実績の名称、申請編集ボタン642、および申請削除ボタン643が表示される。
一時保存をしてログアウトボタン645に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、この情報を受信すると、受験生用のログイン画面を送信する。これに応じて、受験生端末6は、申請一覧画面64から受験生用のログイン画面に切り替える。
また、申請確定ボタン646に対する入力操作が行われると、受験生端末6は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、この申請に係る選考内容のステータスを「確定」にすると共に、不図示の受験生用のログイン画面を送信する。これに応じて、受験生端末6は、申請一覧画面64から受験生用のログイン画面に切り替える。
次に、評価担当者端末4に表示される評価担当者トップ画面、評価対象一覧画面、個別評価画面、および観点別評価画面について説明する。
評価担当者トップ画面は、評価担当者のログイン後、最初に表示され、その評価担当者が所属する大学の試験区分の一覧を表す画面である。図22は、評価担当者トップ画面を例示する模式図である。図22に示す評価担当者トップ画面40には、選考内容一覧表401が表示されている。
選考内容一覧表401は、試験区分項目と、選考内容を示す項目(選考内容項目)、評価担当者による各選考内容の評価状況を示すステータスを表す項目(評価担当者ステータス項目)、および各選考内容に対して評価を行うための操作を受け付け可能な評価開始ボタン4021が設けられた項目(評価開始操作項目)を列で配列した表で構成されている。言い換えると、選考内容一覧表401は、選考内容単位で、試験区分項目、選考内容項目、評価担当者ステータス項目、および評価開始操作項目を構成要素とした行が選考内容の分だけ縦方向に配列されている。
なお、評価担当者ステータスとしては、その選考内容に対する評価が行われていない「未確定」と、評価が行われているが確定はしてない「評価中」と、評価が確定した「確定済」とが設けられている。評価担当者ステータスは管理サーバ2が個別評価結果情報DB23nに登録されている個別評価結果情報に基づいて適宜に表示する。
評価開始ボタン4021に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、管理サーバ2に、その評価開始ボタン4021に対する入力操作が行われた旨を示す情報(評価選考内容情報)を管理サーバ2に送信する。この評価選考内容情報には、その評価開始ボタン4021に係る試験区分、および選考内容に関する情報が含まれている。管理サーバ2は、評価選考内容情報を受信すると、回答情報DB23mに登録されている回答情報などに基づいて、その情報が示す試験区分および選考内容に係る評価対象一覧画面を適宜に生成して送信する。これに応じて、評価担当者端末4は、評価担当者トップ画面40から評価対象一覧画面に切り替える。評価対象一覧画面については後述する。
また、ログアウトボタン403に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、管理サーバ2に評価担当者用ログイン画面(図示無し)を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、評価担当者端末4に、評価担当者トップ画面40から評価担当者用ログイン画面に切り替えさせる。
次に、評価対象一覧画面について説明する。図23は、評価対象一覧画面を例示する模式図である。図23に示す評価対象一覧画面41には、試験区分・選考内容表示欄411と、評価対象一覧表412が表示されている。
試験区分・選考内容表示欄411には、評価対象の試験区分、および選考内容が表示されている。
評価対象一覧表412は、申請別に、受験生を識別する整理番号、評価担当者の評価状況を示すステータス(申請別評価ステータス)、その申請に対する評価結果を列の項目とした表である。具体的には、整理番号、その整理番号の選考内容について申請された申請番号、申請別評価ステータス、および評価結果を列で配列し、申請を行で配列した表が評価対象一覧表412を構成している。
なお、評価結果は、前述の試験管理者端末3による評価者の設定で評価担当者に対応付けられた評価観点で分けられている。すなわち、評価観点別の評価結果が表示される。図23では、評価観点1、評価観点2、評価観点4、および評価観点5がこの評価担当者に対応付けられていることになる。また、申請別評価ステータスとして、その申請に対する評価が1つも行われていない「未評価」と、評価が1つ以上行われているが全ては完了していない「評価中」、および評価が確定した「確定中」とがある。申請別評価ステータスは管理サーバ2が個別評価結果情報DB23nに登録されている個別評価結果情報に基づいて適宜に表示する。
また、評価対象一覧表412における申請の列を構成する各セルには、申請番号が表示された申請別評価開始ボタン413が設けられている。申請別評価開始ボタン413に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、その申請別評価開始ボタン413の入力操作が行われたことを示す情報(選択申請情報)を管理サーバ2に送信する。この選択申請情報には、その申請別評価開始ボタン413に対応する整理番号に応じた受験生ID、および申請番号に関する情報が含まれている。管理サーバ2は、選択申請情報を受信すると、回答情報DB23mに登録された回答情報などに基づいて、その受験生IDの申請番号に対する評価を行うための画面(申請別評価画面)を生成して評価担当者端末4に送信する。これに応じて評価担当者端末4は、その申請別評価画面を表示する。申請別評価画面については後述する。
さらに、評価対象一覧表412における各評価観点の列の見出しには、評価観点が表示された観点別評価開始ボタン414が設けられている。観点別評価開始ボタン414に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、その観点別評価開始ボタン414の入力操作が行われたことを示す情報(選択観点情報)を管理サーバ2に送信する。この選択観点情報には、その観点別評価開始ボタン414に係る評価観点番号に関する情報が含まれている。管理サーバ2は、選択観点情報を受信すると、その評価観点に対する評価を行うための画面(観点別評価画面)を生成して評価担当者端末4に送信する。これに応じて評価担当者端末4は、その観点別評価画面を表示する。観点別評価画面については後述する。
また、評価対象一覧画面41には、評価確定ボタン415、および評価担当者画面トップへ戻るボタン416が設けられている。
評価確定ボタン415に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、その旨を示す情報(評価確定情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、この評価確定情報を受信すると、試験区分・選考内容表示欄411に表示されている選考内容に係る評価担当者ステータスを「確定済」に変更すると共に、評価担当者端末4に、評価担当者トップ画面を送信する。これに応じて、評価担当者端末4は評価担当者トップ画面を表示する。なお、このときの評価担当者トップ画面40では、評価確定ボタン415への入力操作が行われた選考内容に対する評価担当者ステータスが「確定済」と表示されている。
また、評価担当者画面トップへ戻るボタン416に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、管理サーバ2に評価担当者用ログイン画面を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、評価担当者端末4に、評価対象一覧画面41から評価担当者用ログイン画面に切り替えさせる。なお、このときの評価担当者トップ画面では、評価確定ボタン415の操作が行われた選考内容に対する評価担当者ステータスは、前画面で評価が1つでも行われている状況であれば「評価中」と表示され、前画面で評価が1つも行われていない状況であれば「未確定」と表示される。
(申請別評価画面)
次に、申請別評価画面について説明する。図24は、申請別評価画面を例示する模式図である。図24に示す申請別評価画面42には、申請番号等表示欄421と、申請内容表示欄422と、評価観点表423と、保存せずに一覧に戻るボタン424と、保存して一覧に戻るボタン425と、保存して次の申請に進むボタン426と、が設けられている。
申請番号等表示欄421には、試験区分、選考内容、およびこの画面の評価対象に関する情報が表示されている。申請番号等表示欄421は、試験区分、および選考内容を表示する試験区分等表示領域4201と、整理番号、申請に係る活動・実績等の名称を表示する整理番号等表示領域4202と、で構成されている。また、申請内容表示欄422には、その申請に対する基本情報、および各設問に対する回答が表示されている。
申請内容表示欄422と各種ボタン424,425,426との間に評価観点表423が表示されている。評価観点表423は、評価観点別に設けられている。評価観点表423の上側近傍には、当該表423のタイトルとして評価観点番号およびその評価観点の名称が表示されている。
なお、図24に示す申請別評価画面42には、評価観点1の評価観点表423のみが表示されている。しかし、例えば、ある申請に対して評価する評価観点が複数ある場合は、評価観点の分だけ評価観点表423が評価観点番号順に表示される。また、申請別評価画面42に表示される評価観点表423に係る評価観点は、前述の試験管理者端末3による設問設定および担当者設定によって決められる。
評価観点表423は、評価レベル、各評価レベルに対する評価基準、および補足事項、ならびに各評価レベルを選択する入力操作を行うための選択肢(中が空白になった小さな円)を列として配列し、評価レベルを行として配列する表で構成されている。1つの評価観点表423に対して、1つの評価レベル入力欄4230が設けられている。評価レベル入力欄4230は、ラジオボタンで構成されている。すなわち、評価レベル入力欄4230は、当該評価レベル入力欄4230を構成する選択肢群の中で何れか1つの選択肢のみを選択可能に構成されている。
なお、評価レベル入力欄4230を構成する選択肢に対して入力操作が行われると、その選択肢に所定のチェックマークが入力され、その選択肢に対応する評価レベルが選択されている状態となる。選択肢にチェックマークが入力される際には、その前に選択肢が入力されていた選択肢のチェックマークは解除される。
保存せずに一覧に戻るボタン424に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、管理サーバ2に対して、評価対象一覧画面41を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、評価担当者端末4に、申請別評価画面42から評価対象一覧画面41に切り替えさせる。
また、保存して一覧に戻るボタン425に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および評価観点毎に申請別評価画面42に対して入力されている評価レベルを示す情報(評価素点情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、評価素点情報に基づいて、当該評価担当者の職員ID、ならびに評価対象を示す入試区分、選考内容、整理番号(受験生ID)、申請番号、設問の番号、および評価観点番号を関連付けた個別評価結果情報を生成して個別評価結果情報DB23nに登録すると共に、評価対象一覧画面41を評価担当者端末4に送信する。これを受けて、評価担当者端末4は、申請別評価画面42から評価対象一覧画面41に切り替える。
(観点別評価画面)
次に、観点別評価画面について説明する。図25は、観点別評価画面を例示する模式図である。図25に示す観点別評価画面43には、評価観点番号等表示欄431と、申請評価表432と、保存せずに一覧に戻るボタン434と、保存して一覧に戻るボタン435と、が設けられている。
評価観点番号等表示欄431には、試験区分、選考内容、および、この画面の評価対象である評価観点番号が表示されている。評価観点番号等表示欄431は、試験区分、および選考内容を表示する試験区分等表示領域4301と、評価観点番号、およびその番号の名称を表示する評価観点番号等表示領域4302と、で構成されている。
申請評価表432は、整理番号、申請内容(基本情報および設問の回答)、および評価レベルの入力操作を行うための評価レベル入力欄4320を列として配列し、申請単位で行を配列する表で構成されている。評価担当者は、評価レベル入力欄4320に、評価レベルを任意に入力することができる。
保存せずに一覧に戻るボタン434に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、管理サーバ2に対して、評価対象一覧画面41を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、評価担当者端末4に、観点別評価画面43から評価対象一覧画面41に切り替えさせる。
また、保存して一覧に戻るボタン435に対する入力操作が行われると、評価担当者端末4は、管理サーバ2に対して、その旨を示す情報、および申請毎に観点別評価画面43に対して入力されている評価レベルを示す情報(評価素点情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、評価素点情報に基づいて、当該評価担当者の職員ID、ならびに評価対象を示す入試区分、選考内容、整理番号(受験生ID)、申請番号、設問の番号、および評価観点番号を関連付けた個別評価結果情報を生成して個別評価結果情報DB23nに登録すると共に、評価対象一覧画面41を評価担当者端末4に送信する。これを受けて、評価担当者端末4は、観点別評価画面43から評価対象一覧画面41に切り替える。
なお、管理サーバ2は、ある申請のある評価観点について、当該評価観点に係る全ての評価担当者の評価が確定されると、試験管理者端末3による判定方法詳細設定によって設定された詳細な判定方法に基づいて、観点別得点を算出する。そして、管理サーバ2は、算出した観点別得点を含む観点別評価結果情報を生成して観点別評価結果情報DB23oに登録する。
また、管理サーバ2は、ある申請について、当該申請に係る全ての評価観点の観点別得点が登録されると、当該申請の申請別得点を算出する。具体的には、全ての観点別得点を加算する。そして、管理サーバ2は、算出した申請別得点を含む申請別評価結果情報を生成して申請別評価結果情報DB23pに登録する。
次に、評価責任者端末5に表示される評価責任者トップ画面、合算判定評価結果一覧画面、およびパターン判定評価結果一覧画面について説明する。
評価責任者トップ画面は、評価責任者のログイン後、最初に表示され、その評価責任者が所属する大学の試験区分の一覧を表す画面である。図26は、評価責任者トップ画面を例示する模式図である。図26に示す評価責任者トップ画面50には、選考内容一覧表501が表示されている。
選考内容一覧表501は、選考内容項目、評価責任者による各選考内容の承認状況を示すステータスを表す(評価責任者ステータス項目)、および各選考内容に対して承認または変更を行うための操作を受け付け可能な承認変更開始ボタン502が設けられた項目(承認変更開始操作項目)を列で配列した表で構成されている。言い換えると、選考内容一覧表501は、選考内容単位で、試験区分項目、選考内容項目、評価責任者ステータス項目、および承認変更開始操作項目を構成要素とした行が選考内容の分だけ縦方向に配列されている。
なお、評価責任者ステータスとしては、その選考内容に対する承認が行われていない「未承認」と、その選考内容に対する承認が行われた「承認済」とが設けられている。また、承認変更開始操作項目とは、図26の選考内容一覧表501において一番右端の項目である。各承認変更開始操作項目には、評価責任者が選考内容を確認すると共に、承認または評価結果を変更するための承認変更開始ボタン502が設けられている。
承認変更開始ボタン502に対する入力操作が行われると、評価責任者端末5は、管理サーバ2に対して、その承認変更開始ボタン502に対する入力操作が行われた旨を示す情報(確認選考内容情報)を管理サーバ2に送信する。確認選考内容情報には、その承認変更開始ボタン502が対応付けられた試験区分および選考内容に関する情報が含まれている。管理サーバ2は、確認選考内容情報を受信すると、その選考内容に対する評価結果一覧が表示され、評価結果を確認すると共に、承認または変更するための画面(評価結果一覧画面)を送信する。これに応じて、評価責任者端末5は、評価責任者トップ画面50から評価結果一覧画面に切り替える。
なお、評価責任者トップ画面50は、その選考内容に対する評価が合算判定で行われている場合には合算判定評価結果一覧画面となる一方、その選考内容に対する評価がパターン判定で行われている場合にはパターン判定評価結果一覧画面となる。これらの画面については後述する。
また、ログアウトボタン503に対する入力操作が行われると、評価責任者端末5は、管理サーバ2に評価責任者用ログイン画面を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、評価責任者端末5に、評価責任者トップ画面50から評価責任者用ログイン画面に切り替えさせる。
次に、合算判定評価結果一覧画面について説明する。図27は、合算判定評価結果一覧画面を例示する模式図である。図27に示す合算判定評価結果一覧画面52には、試験区分・選考内容表示欄511と、評価結果一覧表512と、承認ボタン518と、評価責任者画面トップへ戻るボタン519と、が設けられている。なお、合算判定評価結果一覧画面52が表示されたときには、最初は、後述する評価結果詳細小画面513は表示されていないものとする。
試験区分・選考内容表示欄511には、試験区分、および選考内容が表示されている。
承認ボタン518に対する入力操作が行われると、評価責任者端末5は、その旨を示す情報(評価承認情報)を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、この情報を受信すると、サーバ記憶部23の所定領域に記憶されている確認操作中の入試区分の選考内容に対する評価責任者ステータスを「承認済」に変更すると共に、評価責任者端末5に、評価責任者トップ画面を送信する。これに応じて、評価責任者端末5は合算判定評価結果一覧画面52から評価責任者トップ画面50に切り替える。なお、このときの評価責任者トップ画面50では、承認ボタン518の操作が行われた選考内容に対する評価責任者ステータスが「承認済」と表示されている。
また、評価責任者画面トップへ戻るボタン519に対する入力操作が行われると、評価責任者端末5は、管理サーバ2に評価責任者トップ画面を要求する。これに応じて、管理サーバ2は、評価責任者端末5に、評価結果一覧画面51から評価責任者トップ画面に切り替えさせる。なお、このときの評価責任者トップ画面には、承認ボタン518の操作が行われた選考内容に対する評価責任者ステータスが「未承認」と表示される。
評価結果一覧表512は、申請別に、受験生を識別する整理番号、その申請に対する評価担当者全体の評価状況を示すステータス(評価担当者全体ステータス)、その申請に対する評価観点別の評価結果(観点別得点)、および申請別の総合的な評価結果(申請別得点)を横に並べて配列させた表である。具体的には、評価結果一覧表511は、整理番号、その整理番号の選考内容について申請された申請番号、評価担当者全体ステータス、観点別得点、および申請別得点を列で配列し、申請を行で配列した表で構成されている。
なお、観点別得点は、評価観点別に算出された得点である。具体的には、各申請に係る各評価観点に対する全ての評価担当者の評価結果に基づいて、合算判定、詳細には、試験管理者端末3による判定方法詳細設定で設定された判定方法によって算出された値である。また、申請別得点は、各申請に係る全ての観点別得点を集計した値(申請別得点)である。また、評価結果一覧表512の列の見出しの「観点1」〜「観点5」の下に表示されている数字が、各申請に対する各観点の観点別得点を表す。また、評価結果一覧表512の列の見出しの「得点」の下に表示されている数字が、各申請の申請別得点を表す。
さらに、評価担当者全体ステータスとして、その申請に対して全ての評価担当者が評価を確定させた「評価済」と、一部の評価担当者が評価を確定させた「評価中」と、一人の評価担当者も評価を確定させていない「未評価」とがある。
また、評価結果一覧表512を構成し、各申請の観点別得点および申請別得点を表示するセル5122には、観点別得点および申請別得点が表示されている。そして、このセル5122は、観点別評価結果の詳細を確認する入力操作を受け付け可能に構成されている。観点別得点が表示されているセル5122に対して入力操作が行われると、評価責任者端末5は、そのセル5122への入力操作が行われたことを示す情報(選択評価結果情報)を管理サーバ2に送信する。この選択評価結果情報には、当該セル5122に係る整理番号に対応する整理番号(受験生ID)、申請番号、および評価観点番号に関する情報が含まれている。
管理サーバ2は、選択評価結果情報を受信すると、個別評価結果情報DB23nに格納されている個別評価結果情報、および観点別評価結果情報DB23oに登録されている観点別評価結果情報などに基づいて、その整理番号(受験生ID)、申請番号および評価観点番号に関する評価結果の詳細、具体的には各評価担当者の評価結果を確認することができる画面(評価結果詳細小画面)を評価責任者端末5に送信する。これに応じて、評価責任者端末5は、入力操作を行ったセル5122が隠れないように評価結果詳細小画面513を評価結果一覧表511に重ねて表示する。
評価結果詳細小画面513には、各評価担当者の個別評価結果に基づいて算出された現時点での観点別得点を表示する現在観点別得点表示領域5131(図27において「現在」)と、後述するように何れかの評価レベルを変更した場合の観点別得点を表示する変更観点別得点表示領域5132(図27におおいて「評価レベル(編集後)」)とが、左右に並んで設けられている。
なお、以下において、観点別得点の変更操作が行われて変更の前後で観点別得点を区別する場合には、変更前の観点別得点のことを「変更前観点別得点」と称し、変更後の観点別得点のことを「変更後観点別得点」と称する。また、観点別得点の変更操作が行われるまで、変更観点別得点表示領域5132には、変更された観点別得点がないことを表す「−」が表示される。
また、評価結果詳細小画面513には、評価担当者と各評価担当者の評価結果との関係を示す詳細評価結果一覧表5133が設けられている。詳細評価結果一覧表5133では、左端の列に、この選考内容を評価した評価担当者が縦に並んで表示されている。そして、評価結果一覧表5133では、変更の有無に関係なく、各評価担当者に対応させて、変更前の評価結果が表示されている。
また、評価結果一覧表5133には、各評価担当者が評価した評価結果を変更するための入力操作を受け付け可能な評価レベル変更欄5134が設けられている。評価レベル変更欄5134は、評価担当者に対応付けて設けられている。評価責任者は、評価レベル変更欄5134に任意に評価レベルを入力することができる。この入力した評価レベルが、変更前の評価結果と異なっている場合には、評価結果を変更したことになる。
また、評価結果詳細小画面513の詳細評価結果一覧表5133の直下には、キャンセルボタン5135と、確認ボタン5136と、が設けられている。
キャンセルボタン5135に対する入力操作が行われると、評価責任者端末5は、その旨を示す情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2は、この情報を受信すると、評価責任者端末5に評価結果詳細小画面513を消去させる。なお、キャンセルボタン5135への入力操作が行われる際に、評価レベル変更欄5134に何らかの値が入力されていてもその値に関する情報は管理サーバ2には送信されない。すなわち、表示されていた評価結果詳細小画面513に係る観点別得点の変更処理自体がキャンセルされる。
一方、確認ボタン5136に対する入力操作が行われると、全ての評価レベル変更欄5134に評価レベルが入力されていることを条件として、評価責任者端末5は、その入力操作が行われたことを示す旨の情報、および評価担当者毎に評価レベル変更欄5134に入力されている評価レベルを示す情報(変更評価レベル情報)を管理サーバ2に送信する。変更評価レベル情報には、評価担当者、受験生ID、申請番号、および評価観点番号に関する情報も含まれている。
管理サーバ2は、これらの情報を受信すると、まずは各変更評価レベル情報を、個別評価結果情報DB23nに登録されて、変更評価レベル情報に対応する個別評価結果情報に上書きして新たに登録する。
また、管理サーバ2は、個別評価結果である評価レベルが変更された場合、この選考内容について試験管理者端末3による判定方法詳細設定によって設定された詳細な判定方法に基づいて、新たな観点別得点を算出する。そして、新たに算出した観点別得点を、観点別評価結果情報DB23oに登録され、当該観点別得点に対応する観点別評価結果情報に含まれる観点別得点に上書きして新たに登録し、変更観点別得点表示領域5132に表示させると共に、評価結果一覧表512に表示されていた変更前観点別得点を変更後観点別得点に変更させる。
さらに、管理サーバ2は、評価責任者端末5に、変更された観点別得点が表示されているセル5122に、観点別得点が変更されたことを表す変更アイコン517を表示させる。
また、管理サーバ2は、新たな観点別得点に基づいて、その観点別得点の対象である評価観点に係る申請の申請別得点を新たに算出して、申請別評価結果情報DB23pに登録され、当該申請別得点に対応する申請別評価結果情報に含まれる申請別得点に上書きして新たに登録し、評価結果一覧表512に表示されている申請別得点を変更する。
そして、評価責任者は、評価結果詳細小画面513に設けられたクローズボタン5137に対する入力操作によって評価結果詳細小画面513を閉じることができる。なお、観点別得点の変更が行われた後にも、その観点別得点に係る評価結果詳細小画面513を再度、表示させることができる。この場合は、変更された観点別得点が変更前観点別得点として扱われる。
次に、パターン判定評価結果一覧画面について説明する。図28は、パターン判定評価結果一覧画面を例示する模式図である。図28に示すパターン判定評価結果一覧画面52には、試験区分・選考内容表示欄521と、評価結果一覧表522と、承認ボタン528と、評価責任者トップへ戻るボタン529と、が設けられている。
試験区分・選考内容表示欄521、承認ボタン528、および評価責任者トップに戻るボタン529は、基本的には前述の試験区分・選考内容表示欄511、承認ボタン518、および評価責任者トップに戻るボタン519と同じ構成である。そのため、それらの説明は省略する。
また、評価結果一覧522の基本構成も、合算判定に係る評価結果一覧512の基本構成と同じであるが、パターン判定では、合算判定の場合に観点別評価結果として導出されない協議が含まれているので、パターン判定による観点別評価結果が「協議」となった場合について説明する。
ある申請の評価観点に対する評価がパターン判定によって「協議」となってしまった場合は、図28に示すように、その申請の評価観点に係るセル5222に「協議」と表示される。そして、そのセル5222に対して入力操作が行われると、図27の場合と同様に、その評価観点に係る評価結果詳細小画面523が表示される。
ここで、前述の現在観点別得点表示領域5131に対応する現在観点別得点表示領域5231では、「協議」と表示されている。そして、評価結果詳細小画面523では、前述の評価結果詳細小画面513と同様に、評価者が表示され、各評価者に対する評価レベル変更欄5134が設けられている。
そして、評価レベル変更欄5234に評価レベルを入力することで、各評価者の評価レベルを変更させることができる。そして、管理サーバ2は、判定方法詳細設定で設定された判定方法に基づいて、図27の場合と同様に、観点別得点および申請別得点を更新する。
以上のように構成された申請/評価支援システム1によれば、試験管理者端末3、評価担当者端末4、および受験生端末6が通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に接続され、試験管理者端末3への入力操作によって、受験生への設問を設定でき、受験生端末6への入力操作によって、受験生が設問に回答でき、評価担当者端末4への入力操作によって、評価担当者が受験生の回答を評価することができるので、入学試験に対する利便性および汎用性を向上させることができる。
また、試験管理者端末3、評価担当者端末4、および受験生端末6の他に評価責任者端末5も通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に接続され、評価責任者端末5への入力操作によって、評価担当者の評価を承認することができるので、入学試験に対する利便性および汎用性を向上させることができる。
さらに、評価責任者端末5への入力操作によって、評価担当者の評価を確認して変更修正することができるので、入学試験に対する評価結果の信憑性および正当性を向上させることができる。
さらに、試験管理者端末3への入力操作によって、選考区分ごとに評価担当者を設定することができるので、試験に対する評価体制の多様化を図ることができる。
また、前述した実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
例えば、本発明の申請/評価支援システムを用いる対象は前述の実施形態に限られない。その一例として、申請/評価支援システム1のように大学の入学試験の受験生側と、大学側との間で適用するのではなく、民間企業または国や地方自治体の就職・転職などの採用試験について、受験者と、民間企業または国や地方自治体との間で本発明の申請/評価支援システムを適用させても良い。この場合、入社希望者が受験生に対応し、民間企業または国や地方自治体が大学に対応する。あるいは、資格の試験や所定の組織内における登用試験について本発明の申請/評価支援システムを適用させても良い
また、申請/評価支援システムで各種端末に表示される画面構成も本実施形態に限られず、適宜に変更しても良い。さらに、評価観点の内容、設問の内容、および判定方法も前述の実施形態に限られず、適宜に変更しても良い。加えて、所定事項を入力する際の操作方法も、コピー機能、ダウンロード機能、およびドロップダウンリスト機能を採用しても良い。例えば、評価担当者や評価責任者を設定する場合、事前に職員に関する情報をcsvファイルでサーバ記憶部23に格納しておき、インポートで読み込むようにしても良い。
また、前述の実施形態では、大学側で使用される端末は、試験管理者端末3、評価担当者端末4、および評価責任者端末5の3種類あるが、例えば、評価責任者端末5の機能を試験管理者端末3に統合させるようにして、2種類にしても良い。あるいは、申請/評価支援システム1から評価責任者端末5そのものを省くようにしても良い。
さらに、前述の実施形態では、評価担当者および評価責任者は、設問を設定する前に選考内容ごとに設定されているが、試験区分ごとに設定するようにしても良い。また、評価担当者および評価責任者は、設問を設定した後に、設問ごとに設定するようにしても良い。
また、前述の実施形態では、入試区分を、募集区分と学部・学科で構成させたが、入試区分の構成はこれに限られない。例えば、入試区分を、募集区分と、入試方式と、学部・学科との組み合わせで構成させても良い。ここでの入試方式とは、例えば、英語重視、2科目、スポーツ、および一芸などで構成される入試の方式のことである。
また、前述の実施形態では、1つの申請/評価支援システム1に対して1つの管理サーバ2が設けられているが、複数の管理サーバ2が設けられるようにしても良い。この場合、1つの管理サーバ2に対して1つの大学または複数の大学を割り当てるようにしても良い。
また、前述の実施形態では、サーバ制御部22は、管理サーバ2が備えるサーバ記憶部23に記憶されている様々なプログラムや情報に基づいて様々な機能を実現しているが、サーバ記憶部23に記憶されている様々なプログラムを、通信ネットワーク7を介して管理サーバ2に接続されているクラウドベースに記憶させても良い。
さらに、前述の実施形態に開示されている処理は、単一のCPU,複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、前述の実施形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。