JP2019200354A - 映り込み防止層付偏光板 - Google Patents
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Abstract
Description
1つの実施形態においては、上記映り込み防止層と上記映り込み防止層用基材との間に配向膜がさらに備えられる。この配向膜はポリビニルアルコール系樹脂を含む。
1つの実施形態においては、上記粘着剤層の厚みは10μm〜40μmである。
1つの実施形態においては、本発明の映り込み防止層付偏光板は、反射防止層、および、反射防止層用基材が前記映り込み防止層用基材にさらに積層されている。
図1は本発明の1つの実施形態による映り込み防止層付偏光板の概略断面図である。映り込み防止層付偏光板100は、偏光子11および偏光子11の一方の側に設けられた保護層12を有する偏光板10と、映り込み防止層20と、映り込み防止層用基材30とをこの順に備える。偏光板10の保護層12と映り込み防止層20とは粘着剤層40を介して貼り合わせられている。映り込み防止層20は、液晶化合物の配向固化層である。本発明の映り込み防止層付偏光板において、粘着剤層40のクリープ値は40μm/h以上である。このような粘着剤層を介して、偏光板10と映り込み防止層20とを貼り合わせることにより、高温高湿環境下においても映り込み防止層の剥がれおよびシワの発生を抑制することができる。本明細書において「配向固化層」とは、液晶化合物が層内で所定の方向に配向し、その配向状態が固定されている層をいう。なお、「配向固化層」は、液晶モノマーを硬化させて得られる配向硬化層を包含する概念である。映り込み防止層20は、代表的には、映り込み防止層用基材30に形成された配向膜(図示せず)の表面に液晶化合物を含む組成物を塗布し、当該塗布層を固化および/または硬化させることにより
偏光板10は、偏光子11およびその一方の面に備えられた保護層12を含む。偏光板10の水分率は、例えば、0.5重量%以上であり、好ましくは0.6重量%以上であり、より好ましくは0.8重量%以上であり、さらに好ましくは1.0重量%以上である。偏光板の水分率は、例えば、2.0重量%以下である。偏光板がこのような高い水分率を有することにより、偏光板の吸湿膨張が顕著に抑制され得る。その結果、高温高湿環境下における偏光板の寸法変化(特に、偏光子の吸収軸方向の寸法変化)が顕著に抑制され得る。映り込み防止層付偏光板がさらに反射防止層を備える場合、反射防止層の水分率を調整することで相乗的な効果により、映り込み防止層付偏光板においては、高温高湿環境下における映り込み防止層(液晶化合物の配向固化層)の剥がれおよびシワがさらに抑制され得る。さらに、偏光板がこのような高い水分率を有することにより、本発明の実施形態による映り込み防止層付偏光板は、高温高湿環境下において仮にカールが発生するとしても、当該カールの向きが通常と逆方向となる。その結果、本発明の実施形態による映り込み防止層付偏光板は、仮にカールが発生したとしても、画像表示装置に与える悪影響が小さくなり得る。以上のように、偏光板が高い水分率を有することによる寸法変化の抑制とカールの向きとの相乗的な効果により、映り込み防止層付偏光板は、画像表示装置に適用された場合に、高温高湿環境下における反り、剥がれ、および/または表示特性の低下を顕著に抑制し得る。
偏光子11は、代表的には、二色性物質を含む樹脂フィルムで構成される。
保護層12としては、任意の適切な樹脂フィルムが用いられる。樹脂フィルムの形成材料としては、例えば、(メタ)アクリル系樹脂、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース等のセルロース系樹脂、ノルボルネン系樹脂等のシクロオレフィン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂等のエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、これらの共重合体樹脂等が挙げられる。なお、「(メタ)アクリル系樹脂」とは、アクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂をいう。
映り込み防止層は、画像表示装置の使用者の顔、画像表示装置のキーボード、外光(例えば、蛍光灯)等の映り込みを防止するために設けられる。本発明の実施形態においては、映り込み防止層20は、液晶化合物の配向固化層である。本明細書において「配向固化層」とは、液晶化合物が層内で所定の方向に配向し、その配向状態が固定されている層をいう。なお、「配向固化層」は、液晶モノマーを硬化させて得られる配向硬化層を包含する概念である。液晶化合物は、棒状液晶化合物であってもよく、ディスコティック(円盤状)液晶化合物であってもよく、それらの組み合わせであってもよい。
映り込み防止層用基材30は、映り込み防止層20を形成するために用いられる。映り込み防止層用基材としては、任意の適切な樹脂フィルムが用いられる。樹脂フィルムの形成材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、ノルボルネン系樹脂等のシクロオレフィン系樹脂、シクロオレフィン(例えば、ノルボルネン)とα−オレフィン(例えば、エチレン)との付加重合により得られる樹脂(COC)、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、アクリル系樹脂等が挙げられる。
粘着剤層40は偏光板10と映り込み防止層20との間に設けられる。図示例では、偏光板10と映り込み防止層20とは保護層12と映り込み防止層20とが粘着剤層40を介して積層されているが、偏光板10が保護層12と反対側に設けられた別の保護層のみを有する場合、偏光子10と映り込み防止層20とが粘着剤層40を介して積層されていてもよい。
F−1.反射防止層用基材本体
反射防止層用基材は、反射防止層を形成するために用いられる。後述するように、反射防止層用基材に反射防止層を形成し、反射防止層用基材/反射防止層の積層体を偏光板に貼り合わせることにより、偏光板を反射防止層形成プロセス(代表的には、スパッタリング)に供する必要がなくなる。
反射防止層用基材の反射防止層側の表面には、ハードコート層が形成されていてもよい。ハードコート層を形成することにより、鉛筆硬度の向上という利点がある。さらに、ハードコート層と反射防止層との屈折率差を適切に調整することにより、反射率をさらに低下させることができる。
反射防止層の構成としては、任意の適切な構成が採用され得る。反射防止層の代表的な構成としては、(1)光学膜厚が120nm〜140nmである、屈折率1.35〜1.55程度の低屈折率層の単一層;(2)反射防止層用基材側から順に中屈折率層と高屈折率層と低屈折率層とを有する積層体;(3)高屈折率層と低屈折率層との交互多層積層体;が挙げられる。
第1の位相差層は、目的に応じて任意の適切な光学的特性および/または機械的特性を有する位相差フィルムで構成され得る。1つの実施形態においては、第1の位相差層は、λ/2板として機能し得る。第1の位相差層がλ/2板として機能することにより、λ/4板として機能する第2の位相差層との積層後の波長分散特性(特に、位相差がλ/4を外れる波長範囲)について、位相差が適切に調節され得る。このような第1の位相差層の面内位相差Re(550)は、好ましくは220nm〜320nmであり、より好ましくは240nm〜300nmであり、さらに好ましくは250nm〜280nmである。
第2の位相差層は、目的に応じて任意の適切な光学的特性および/または機械的特性を有する位相差フィルムで構成され得る。第1の位相差層がλ/2板として機能する場合、第2の位相差層は、代表的にはλ/4板として機能し得る。λ/4板として機能する第2の位相差層の波長分散特性を、上記λ/2板として機能する第1の位相差層の光学特性によって補正することによって、広い波長範囲での円偏光機能を発揮することができる。このような第2の位相差層の面内位相差Re(550)は、好ましくは100nm〜180nmであり、より好ましくは110nm〜170nmであり、さらに好ましくは120nm〜160nmである。
本発明の1つの実施形態による映り込み防止層付偏光板の製造方法は、偏光子および保護層を含む偏光子積層体(偏光板)を作製すること、映り込み防止層用基材に映り込み防止層を形成し、映り込み防止積層体を作製すること、および、該偏光子積層体、および、該映り込み防止積層体を貼り合わせることを含む。映り込み防止層付偏光板が反射防止層および反射防止層用基材をさらに含む場合、映り込み防止層付偏光板の製造方法は、反射防止層用基材に反射防止層を形成し、反射防止積層体を作製すること、および、上記偏光子積層体および映り込み防止積層体と、該反射防止積層体とを貼り合わせる工程をさらに含む。
本発明の実施形態による映り込み防止層付偏光板は、画像表示装置に適用され得る。代表的には、映り込み防止層が視認側となるようにして画像表示装置の視認側に配置され得る。また、映り込み防止層付偏光板が反射防止層をさらに備える場合、映り込み防止層付偏光板は、反射防止層が視認側となるようにして画像表示装置の視認側に配置され得る。画像表示装置の代表例としては、液晶表示装置、有機エレクトロルミネセンス(EL)表示装置、量子ドット表示装置が挙げられる。
幅10mm×長さ50mmに切断した測定試料の端部(幅10mm×長さ10mm)をステンレス板に、粘着剤層を介して貼着し、50℃、5気圧、15分のオートクレーブ処理後、室温で1時間放置した後、ステンレス板に貼着した端部とは反対側の端部に、23℃下で、500gの荷重(引っ張り加重)を1時間負荷したとき粘着剤層のズレ量(変形量)を測定し、これを粘着剤層のクリープ値とした(レーザー式クリープ試験機)。
実施例および比較例で得られた映り込み防止層付偏光板を、偏光子の吸収軸方向が短辺となるように300mm×180mmに切り出し、ガラス板に貼り合わせて測定試料とした。この測定試料を加湿条件下(65℃および90%RHのオーブン)に72時間置き、各試料の四隅の剥がれおよびシワの有無を目視で確認した。剥がれおよびシワが発生している場合には、各隅の頂点から剥がれおよびシワまでの距離(R)を定規により測定した。四隅で測定した距離(R)の平均値を偏光板の距離(R)とした。距離(R)が5mm以下である場合、実用に耐え得る。
冷却管、窒素導入管、温度計および撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル100部、アクリル酸5部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル0.075部および2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.3部を酢酸エチルと共に加えて溶液を調製した。次いで、この溶液に窒素ガスを吹き込みながら撹拌して、60℃で4時間反応させて、重量平均分子量220万のアクリル系ポリマーを含有する溶液を得た。さらに、このアクリル系ポリマーを含有する溶液に、酢酸エチルを加えて固形分濃度を30%に調整したアクリル系ポリマー溶液(A1)を得た。
得られたアクリル系ポリマー溶液(A1)の固形分100部に対して、架橋剤として、0.6部のイソシアネート基を有する化合物を主成分とする架橋剤(日本ポリウレタン(株)製,商品名「コロネートL」)と、シランカップリング剤として、0.075部のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、商品名「KMB−403」)とをこの順に配合して、粘着剤1を調製した。
冷却管、窒素導入管、温度計及び撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル99部、アクリル酸4−ヒドロキシブチル1.0部および2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.3部を酢酸エチルと共に加えて窒素ガス気流下、60℃で4時間反応させた。次いで、反応液に酢酸エチルを加えて、重量平均分子量165万のアクリル系ポリマーを含有する溶液(固形分濃度30%)を得た。
得られたアクリル系ポリマー溶液の固形分100部あたり0.15部のジベンゾイルパーオキシド(日本油脂製(株)製、商品名:ナイパーBO−Y)、0.08部のトリメチロールプロパンキシレンジイソシアネート(三井武田ケミカル(株)製、商品名:タケネートD110N)および0.2部のシランカップリング剤(綜研化学株式会社製、商品名:A−100、アセトアセチル基含有シランカップリング剤)をアクリル系ポリマー溶液に添加して、粘着剤2を調製した。
アクリル系ポリマー溶液の固形分100部あたり0.15部のジベンゾイルパーオキシド(日本油脂(株)製、商品名:ナイパーBO−Y)、0.02部のトリメチロールプロパンキシレンジイソシアネート(三井武田ケミカル(株)製、商品名:タケネートD110N)および0.2部のシランカップリング剤(綜研化学株式会社製、商品名:A−100、アセトアセチル基含有シランカップリング剤)をアクリル系ポリマー溶液に添加したこと以外は合成例2と同様にして、粘着剤3を調製した。
冷却管、窒素導入管、温度計および撹拌装置を備えた反応容器に、ブチルアクリレート81.9部、ベンジルアクリレート13部、アクリル酸5部、4−ヒドロキシブチルアクリレート0.1部および重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.1部を酢酸エチル100部と共に仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入して窒素置換した。次いで、フラスコ内の液温を55℃付近に保って8時間重合反応を行い、アクリル系ポリマー溶液を調製した。
得られたアクリル系ポリマー溶液の固形分100部に対して、0.45部のイソシアネート架橋剤(日本ポリウレタン工業社製、商品名:コロネートL、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネートのアダクト体)、0.1部のベンゾイルパーオキシサイド(日本油脂社製、商品名:ナイパーBMT)、および、0.1部のシランカップリング剤(信越化学工業(株)製、商品名:KBM403)をアクリル系ポリマー溶液に添加して、粘着剤4を調製した。
1.偏光板(偏光子積層体)の作製
樹脂基材として、長尺状で、吸水率0.75%、Tg75℃の非晶質のイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート(IPA共重合PET)フィルム(厚み:100μm)を用いた。基材の片面に、コロナ処理を施し、このコロナ処理面に、ポリビニルアルコール(重合度4200、ケン化度99.2モル%)およびアセトアセチル変性PVA(重合度1200、アセトアセチル変性度4.6%、ケン化度99.0モル%以上、日本合成化学工業社製、商品名「ゴーセファイマーZ200」)を9:1の比で含む水溶液を25℃で塗布および乾燥して、厚み11μmのPVA系樹脂層を形成し、積層体を作製した。
得られた積層体を、120℃のオーブン内で周速の異なるロール間で縦方向(長手方向)に2.0倍に自由端一軸延伸した(空中補助延伸)。
次いで、積層体を、液温30℃の不溶化浴(水100重量部に対して、ホウ酸を4重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(不溶化処理)。
次いで、液温30℃の染色浴に、偏光板が所定の透過率となるようにヨウ素濃度、浸漬時間を調整しながら浸漬させた。本実施例では、水100重量部に対して、ヨウ素を0.2重量部配合し、ヨウ化カリウムを1.5重量部配合して得られたヨウ素水溶液に60秒間浸漬させた(染色処理)。
次いで、液温30℃の架橋浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを3重量部配合し、ホウ酸を3重量部配合して得られたホウ酸水溶液)に30秒間浸漬させた(架橋処理)。
その後、積層体を、液温70℃のホウ酸水溶液(水100重量部に対して、ホウ酸を4重量部配合し、ヨウ化カリウムを5重量部配合して得られた水溶液)に浸漬させながら、周速の異なるロール間で縦方向(長手方向)に総延伸倍率が5.5倍となるように一軸延伸を行った(水中延伸)。
その後、積層体を液温30℃の洗浄浴(水100重量部に対して、ヨウ化カリウムを4重量部配合して得られた水溶液)に浸漬させた(洗浄処理)。
続いて、積層体のPVA系樹脂層(偏光子)表面に、PVA系樹脂水溶液(日本合成化学工業社製、商品名「ゴーセファイマー(登録商標)Z−200」、樹脂濃度:3重量%)を塗布して、保護層を構成するメタクリル樹脂フィルム(厚み:25μm、グルタルイミド構造を有する)を貼り合わせ、これを60℃に維持したオーブンで5分間加熱した。その後、樹脂基材をPVA系樹脂層から剥離した。続いて,積層体のPVA系樹脂層表面(樹脂基材剥離面)に、PVA系樹脂水溶液(日本合成化学工業社製、商品名「ゴーセファイマー(登録商標)Z−200」、樹脂濃度:3重量%)を塗布して、保護層を構成するメタクリル樹脂フィルム(厚み:40μm、グルタルイミド構造を有する)を貼り合わせ、これを60℃に維持したオーブンで5分間加熱した。このようにして、偏光子積層体(保護層/偏光子/保護層の構成を有する偏光板)を得た。なお、偏光子の厚みは5μm、単体透過率は42.3%であった。
映り込み防止層用基材としてのコニカミノルタ株式会社製のTACフィルム(製品名:KC4UY、厚み:40μm)の片面に、特開2014−214177号公報の<実施例1>に記載の方法に準じて配向膜および液晶化合物の配向固化層(映り込み防止層)を形成し、映り込み防止積層体を作製した。なお、映り込み防止層は、面内位相差Re(550)が270nmであり、その遅相軸が偏光子の吸収軸に対して45°の角度をなすように形成した。
コニカミノルタ株式会社製のTACフィルム(製品名:KC2UA、厚み:25μm)の片面にハードコート処理によりハードコート(HC)層(厚み:7μm)を形成することにより、HC−TACフィルム(厚み:32μm)を得た。このHC−TACフィルムを反射防止層用基材として用いた。反射防止層用基材のHC層表面に、SiOxからなる密着層(厚み:10nm)をスパッタリングにより形成し、さらに、当該密着層上にNb2O5膜(高屈折率層)、SiO2膜(低屈折率層)、Nb2O5膜(高屈折率層)、およびSiO2膜(低屈折率層)を順次製膜することにより、反射防止層(厚みまたは光学膜厚:200nm)を形成した。さらに、反射防止層上にパーフルオロポリエーテル基を有するアルコキシシラン化合物からなる防汚層(厚み:10nm)を形成し、反射防止積層体を作製した。
偏光子積層体(偏光板)の40μm保護層面に、合成例1で得られた粘着剤1を乾燥後の厚みが20μmとなるよう塗布し、映り込み防止積層体の映り込み防止層を貼り合わせた。得られた積層体の映り込み防止層用基材の表面に、粘着剤1を乾燥後の厚みが20μmとなるよう塗布して、反射防止積層体のHC−TACフィルムを貼り合わせ、反射防止層をさらに含む映り込み防止層付偏光板を得た。得られた映り込み防止層付偏光板を上記(1)および(2)の評価に供した。結果を表1に示す。
映り込み防止層積層体と偏光子積層体の貼り合わせに合成例2で得られた粘着剤2を用いた以外は実施例1と同様にして映り込み防止層付偏光板を作製した。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
映り込み防止層積層体と偏光子積層体の貼り合わせに合成例3で得られた粘着剤3を用いた以外は実施例1と同様にして映り込み防止層付偏光板を作製した。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
映り込み防止用基材として、TACフィルムに代えてアクリル系樹脂フィルム(厚み:40μm)を用いた以外は実施例1と同様にして映り込み防止層付偏光板を作製した。
映り込み防止用基材として、TACフィルムに代えてシクロオレフィン系樹脂フィルム(厚み:40μm)を用いた以外は実施例1と同様にして映り込み防止層付偏光板を作製した。
映り込み防止層積層体と偏光子積層体の貼り合わせに合成例4で得られた粘着剤4を用いた以外は実施例1と同様にして映り込み防止層付偏光板を作製した。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を表1に示す。
11 偏光子
12 保護層
20 映り込み防止層
30 映り込み防止層用基材
40 粘着剤層
100 映り込み防止層付偏光板
Claims (4)
- 偏光子および該偏光子の一方の側に設けられた保護層を有する偏光板と、
該保護層に貼り合わせられた液晶化合物の配向固化層である映り込み防止層と、
映り込み防止層用基材と、
該偏光板と該映り込み防止層との間に設けられた粘着剤層とを備える映り込み防止層付偏光板であって、
該粘着剤層のクリープ値が40μm/h以上である、映り込み防止層付偏光板。 - 前記映り込み防止層と前記映り込み防止層用基材との間に配向膜をさらに備え、該配向膜がポリビニルアルコール系樹脂を含む、請求項1に記載の映り込み防止層付偏光板。
- 前記粘着剤層の厚みが10μm〜40μmである、請求項1または2に記載の映り込み防止層付偏光板。
- 反射防止層、および、反射防止層用基材が前記映り込み防止層用基材にさらに積層された、請求項1から3のいずれかに記載の映り込み防止層付偏光板。
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