JP2019200300A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】後処理装置(フィニッシャ)との通信に異常が生じた場合でも両面印刷処理を効率的に行う画像形成システムを提供する。【解決手段】画像形成システム10は、画像形成装置1及びフィニッシャ2を備える。フィニッシャ2は、両面印刷を行う際に用紙を反転させるための両面反転ガイド170を、開放時に連動して移動させるフィニッシャドア184を備える。画像形成装置1は、画像形成装置1の動作を制御するとともに、フィニッシャ2と通信を行ってフィニッシャ2の動作を制御する。画像形成装置1は、両面印刷を行う際にフィニッシャ2と通信を行えない場合に、フィニッシャドア184の開閉状態を確認するようにユーザに指示を行い、ユーザがフィニッシャドア184の確認を行うと画像形成を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式等の画像形成装置を有する画像形成システムに関する。
感光体にレーザービームを照射して静電潜像を形成する電子写真方式の画像形成装置に、用紙の後処理を行うための後処理装置(以下、「フィニッシャ」という。)を搭載する画像形成システムがある。フィニッシャは、モータ、ファン等の様々な部品を備える。これらの部品のいずれかが故障することで、フィニッシャは、一部の後処理機能を実行できなくなることがある。この場合、フィニッシャ自体の使用を禁止すると、故障した部品の修理が完了するまでフィニッシャが使用できなくなる。特許文献1には、故障した部品を使用する後処理を禁止するが、該部品を使用しない後処理は許可する後処理装置を開示する。これによりフィニッシャは、部品が故障した場合であっても、有効に利用される。この他に、部品の故障によりフィニッシャ自体の使用ができない場合に、フィニッシャの使用を禁止して、フィニッシャを使用しない印刷を許可する技術が知られている。
特開2001−335232号公報
画像形成装置の上部にフィニッシャが搭載される場合、フィニッシャ内部に両面印刷のために用紙を反転するための搬送ガイド(以下、「両面反転ガイド」という。)が設けられることがある。フィニッシャのさらに上部に画像読取装置が設けられる場合、画像読取装置が脱落しないように、画像形成装置、フィニッシャ、及び画像読取装置が固定される必要がある。この場合、ユーザがフィニッシャの取り外しを容易に行えない構成とされる。そのためにユーザは、問題の生じたフィニッシャを容易に取り外して修理を行うことが困難である。
フィニッシャは、両面搬送ガイドで紙詰まりが発生した場合の対策としてドアを備える。フィニッシャのドアが開放されたまま両面印刷が行われると、フィニッシャ内部の両面反転ガイドがドアに連動して移動することで反転経路を遮り、紙詰まりが発生することがある。そのために画像形成装置は、フィニッシャのドアが閉じていることが確認できなければ両面印刷を行うことができない。通常、画像形成装置は、フィニッシャと通信可能に接続されており、フィニッシャの状態を確認することができる。画像形成装置とフィニッシャとの通信に異常が発生した場合、画像形成装置は、フィニッシャのドアの開閉状態を確認することができなくなる。
本発明は、上記の問題に鑑み、後処理装置との通信に異常が生じた場合でも両面印刷処理を効率的に行う画像形成システムを提供することを主たる課題とする。
本発明の画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置と、画像が形成された前記用紙に所定の後処理を行う後処理装置と、を備える画像形成システムであって、前記後処理装置は、両面印刷を行う際に前記用紙の表裏を反転させるために前記用紙が搬送される両面反転ガイドと、開放に連動して前記両面反転ガイドを移動させるドアと、前記ドアの開閉状態を検出するためのドアセンサと、を備え、前記画像形成装置は、両面印刷を行う際に前記両面反転ガイドから搬送された前記用紙が搬送される両面搬送経路と、前記画像形成装置の動作を制御するとともに前記後処理装置と通信を行い、前記ドアセンサの検出結果に基づいて前記ドアの開閉状態を判定する制御手段と、を備え、前記制御手段は、両面印刷を行う際に前記後処理装置と通信を行えない場合に、前記ドアの開閉状態を確認することをユーザに促す指示を行い、ユーザによる前記ドアの確認結果の入力に基づいて、前記画像形成手段による画像の形成を制御することを特徴とする。
本発明によれば、後処理装置との通信に異常が生じた場合でも両面印刷処理を従来よりも効率的に行うことが可能となる。
画像形成システムの構成図。 コントローラの説明図。 印刷情報の説明図。 フィニッシャを備えない画像形成システムの構成図。 本体ドア及びフィニッシャドアの開放時の搬送経路の説明図。 印刷処理を表すフローチャート。 (a)、(b)は、コピー画面の例示図。 フィニッシャの異常チェック処理を表すフローチャート。 (a)、(b)は、報知画面の例示図。 ドアの開閉状態のチェック処理を表すフローチャート。 ジャムチェック処理を表すフローチャート。 (a)〜(d)は、報知画面の例示図。 印刷処理を表すフローチャート。
本発明について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置を含む画像形成システムの構成図である。画像形成システム10は、画像形成装置1、所定の後処理を行う後処理装置であるフィニッシャ2、操作表示部190、及びスキャナ等の画像読取装置191を備える。画像形成装置1は、フィニッシャ2が上部に搭載される。フィニッシャ2は、操作表示部190及び画像読取装置191が上部に設けられる。画像形成装置1とフィニッシャ2とは、それぞれコントローラを有し、コントローラ同士が通信可能に接続される。画像形成装置1と、操作表示部190及び画像読取装置191とは、通信可能に接続される。画像形成装置1は、操作表示部190からユーザによる指示を取得する。画像形成装置1は、操作表示部190に各種の画面を表示させる。画像形成装置1は、画像読取装置191の動作を制御して、原稿等から画像を読み取って画像形成処理(印刷処理)に用いる画像データを取得する。
画像形成装置1は、用紙Pを収納する給紙カセット100を有し、給紙カセット100から搬送経路に用紙Pを1枚ずつ給送する。画像形成装置1は、印刷が完了した用紙Pを本体排紙トレイ160及びフィニッシャ2に設けられるフィニッシャ排紙トレイ161のいずれか一方に排出する。両面印刷を行う場合、一方の面(第1面)に画像が形成された用紙Pは、フィニッシャ2内に設けられる両面反転ガイド170をスイッチバック搬送されることにより表裏が反転された後に、他方の面(第2面)に画像が形成される。つまり、画像形成装置1とフィニッシャ2とにより、用紙Pの表裏を反転して両面印刷を行うための両面印刷用経路が形成される。フィニッシャ2は、不図示のシフト機構により、印刷が完了した用紙Pを、仕分けのために位置をずらしながらフィニッシャ排紙トレイ161へ排出する後処理を行うことができる。
画像形成装置1は、用紙Pに画像を形成するために感光ドラム120、現像器121、転写部122、及び定着器130を備える。感光体である感光ドラム120は、帯電された後にレーザービームが照射されることで、静電潜像が形成される。現像器121は、静電潜像を現像する。これにより感光ドラム120に画像(トナー像)が形成される。
用紙Pは、搬送経路に設けられるピックアップローラ102、カセットフィード/リタードローラ103、及びレジストローラ110により、給紙カセット100から感光ドラム120に向けて給送される。ピックアップローラ102は、給紙カセット100から用紙Pを取り込む。カセットフィード/リタードローラ103は、ピックアップローラ102が取り込んだ用紙Pを1枚ずつ分離してレジストローラ110へ搬送する。レジストローラ110は、用紙Pの斜行を補正して、感光ドラム120に画像が形成されるタイミングに合わせて、用紙Pを感光ドラム120に向けて搬送する。
転写部122は、レジストローラ110から搬送される用紙Pに、感光ドラム120に形成された画像を転写する。画像が転写された用紙Pは定着器130へ搬送される。定着器130は、画像が転写された用紙Pを、例えば加熱及び加圧することで用紙Pに画像を定着させる。画像が定着された用紙Pは、排出される場合には本体排紙トレイ160及びフィニッシャ排紙トレイ161のいずれか一方へ排出される。また、両面印刷の場合、用紙Pは、フィニッシャ2内に設けられる両面反転ガイド170へ搬送される。
定着器130から本体排紙トレイ160までの本体排出経路には、排紙ローラ142が設けられる。定着器130からフィニッシャ排紙トレイ161までのフィニッシャ排出経路には、フィニッシャ入口ローラ150及びフィニッシャ排紙ローラ151が設けられる。定着器130から両面反転ガイド170の入口までの画像形成装置1側の搬送路には、搬送ローラ及びその駆動モータを有する両面反転部180が設けられる。本体排出経路、フィニッシャ排出経路、及び反転経路のいずれかに用紙Pを搬送するために、両面フラッパ140及び排紙フラッパ141が設けられる。なお、フィニッシャ2に設けられる両面反転ガイド170には、フィニッシャ2が駆動する搬送ローラは配置されていない。
用紙Pを本体排出経路を経由して本体排紙トレイ160へ排出する場合、両面フラッパ140は、図1の実線の向きに設定され、排紙フラッパ141は、図1の実線の向きに設定される。用紙Pをフィニッシャ排出経路を経由してフィニッシャ排紙トレイ161へ排出する場合、両面フラッパ140は、図1の実線の向きに設定され、排紙フラッパ141は、図1の破線の向きに設定される。
用紙Pを反転経路を経由して両面反転ガイド170へ搬送する場合、両面フラッパ140は、図1の破線の向きに設定される。両面印刷の場合、両面反転部180が正回転することで両面反転ガイド170へ搬送された用紙Pは、両面反転部180が逆回転することで、両面搬送経路181へ搬送される。両面反転部180が逆回転する際に、両面フラッパ140は、用紙Pが定着器130側に搬送されないように図1の実線の向きに設定される。両面搬送経路181は、用紙Pをレジストローラ110へ搬送する。両面反転ガイド170及び両面搬送経路181を通過することで、用紙Pは、一度目の処理で画像が形成された第1面とは異なる第2面に画像が形成されるように反転されて、レジストローラ110へ搬送されることになる。
なお、レジストローラ110と感光ドラム120との間の搬送経路には、用紙Pを検出するレジストセンサ111が設けられる。定着器130と両面フラッパ140との間には、用紙Pを検出する定着搬送センサ131が設けられる。
画像形成装置1は、機内に残留する用紙Pの除去を可能にするために本体ドア182を備える。画像形成装置1は、本体ドア182の開閉を検出する本体ドアセンサ183を備える。フィニッシャ2は、フィニッシャ2内に残留する用紙Pの除去を可能にするためにフィニッシャドア184を備える。フィニッシャ2は、フィニッシャドア184の開閉を検出するフィニッシャドアセンサ185を備える。
図2は、このような構成の画像形成システム10の動作を制御するコントローラの説明図である。コントローラは、画像形成装置1内にCPU(Central Processing Unit)200、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)202を備えるコンピュータシステムである。CPU200は、ROM201に格納されるコンピュータプログラムを、RAM202を作業領域に用いて実行することで画像形成装置1の動作を制御する。CPU200には、両面反転部180、操作表示部190、画像形成部220、用紙位置検出部221、外部I/F211、及びフィニッシャI/F230が接続される。また、コントローラは、フィニッシャ2内にフィニッシャ制御部240を備える。
CPU200は、両面印刷の際に両面反転部180を駆動制御して、用紙Pを反転搬送する。CPU200は、フィニッシャ排紙トレイ161に用紙Pを排出する場合に、フィニッシャ制御部240によりフィニッシャ入口ローラ150及びフィニッシャ排紙ローラ151を駆動制御する。
操作表示部190は、入力部及び表示部を備えるユーザインタフェースである。操作表示部190は、入力部として各種入力キー、テンキー等を備える。操作表示部190は、表示部としてディスプレイを備える。操作表示部190は、入力部と表示部とが一体となったタッチパネルを備えていてもよい。操作表示部190は、ユーザによる指示等の入力を受け付ける。CPU200は、操作表示部190よりユーザからの指示を取得する。CPU200は、操作表示部190へ報知画面等の画面を表示する。ユーザは、操作表示部190により報知画面等の画面を視認することができる。
画像形成部220は、感光ドラム120、現像器121、転写部122、及び定着器130等を含む。また、画像形成部220は、各種ローラ、フラッパ等による画像形成時(印刷処理時)の用紙Pの搬送制御を行う。CPU200は、画像形成部220の動作を制御することで、用紙Pへの画像形成を行う。
用紙位置検出部221は、レジストセンサ111及び定着搬送センサ131を含む。CPU200は、用紙位置検出部221からレジストセンサ111及び定着搬送センサ131の検出結果を取得して、用紙Pの搬送が正常に行われているかを判断する。CPU200は、用紙Pが正常に搬送されずに紙詰まりを検出した場合に、画像形成部220による印刷動作を停止する。
外部I/F211は、パーソナルコンピュータ等の外部機器210との間の通信インタフェースである。外部I/F211は、外部機器210から印刷情報を取得してCPU200へ送信する。なお、印刷情報は、操作表示部190からも入力可能である。例えば画像読取装置191を用いたコピー処理の場合、CPU200は、操作表示部190及び画像読取装置191から印刷情報を取得する。CPU200は、印刷情報をRAM202に一時保存して、印刷情報に応じた印刷処理を行う。
図3は、印刷情報の説明図である。この印刷情報は1ページ分の印刷を表している。印刷情報は、用紙ID300、給紙口301、排紙口302、及び画像データ303を含んで構成される。用紙ID300は、用紙を識別するための情報であり、用紙毎に割り当てられる。給紙口301は、印刷に使用する用紙を給紙する給紙口を指定するための情報である。本実施形態では、給紙口301は、給紙カセット100及び両面搬送経路181のいずれかを指定する。排紙口302は、印刷が完了した用紙を排紙する排紙口を指定するための情報である。本実施形態では、排紙口302は、本体排紙トレイ160、フィニッシャ排紙トレイ161、及び両面搬送経路181のいずれかを指定する。両面印刷の場合、第1面目と第2面目の印刷情報は同じ用紙ID300となり、第1面目の排紙口302と第2面目の給紙口301は両面搬送経路181となる。画像データ303は、用紙Pへ形成されるべき画像を表すデータである。
フィニッシャI/F230は、フィニッシャ2との間の通信インタフェースである。フィニッシャ2は、フィニッシャ2の制御を行うフィニッシャ制御部240と、フィニッシャドアセンサ185とを備える。フィニッシャI/F230は、CPU200とフィニッシャ制御部240とに接続される。
CPU200は、フィニッシャI/F230を介してフィニッシャ制御部240と通信を行う。これよりCPU200は、フィニッシャ制御部240に接続されたフィニッシャドアセンサ185を監視して、フィニッシャドア184の開閉を判断することが可能である。また、CPU200は、フィニッシャI/F230を介して、フィニッシャ制御部240に問い合わせを行い、フィニッシャ2に故障が発生しているか否かの情報を取得することが可能である。CPU200はフィニッシャI/F230を介して、フィニッシャ制御部240との通信が正常に行えない場合、フィニッシャ2が故障状態であることを検出することが可能である。
以上のような構成の画像形成装置1は、印刷情報を取得することで、CPU200により画像形成部220の動作を制御して用紙Pへ画像を形成する。印刷情報を含む印刷ジョブが両面印刷を指示する場合、CPU200は、画像形成部220及び両面反転部180の動作を制御することで、用紙Pへの両面印刷を行う。
印刷動作を開始すると、CPU200は、印刷情報の給紙口301が給紙カセット100を指示する場合、ピックアップローラ102により給紙カセット100から用紙Pの給紙を開始する。印刷情報の給紙口301が両面搬送経路181を指示する場合、CPU200は、両面搬送経路181から用紙Pをレジストローラ110まで搬送する。
CPU200は、印刷動作中に、用紙位置検出部221による検出結果に応じて、画像形成部220により感光ドラム120への画像形成を行う。CPU200は、感光ドラム120への画像形成のタイミングに応じて、用紙Pをレジストローラ110から感光ドラム120へ向けて搬送する。
印刷情報の排紙口302が本体排紙トレイ160を指示する場合、CPU200は、両面フラッパ140を図1の実線の向きに切り替え、排紙フラッパ141を図1の実線の向きに切り替える。CPU200は、両面フラッパ140及び排紙フラッパ141の切り替え後に、排紙ローラ142により用紙Pを本体排紙トレイ160へ排出する。
印刷情報の排紙口302がフィニッシャ排紙トレイ161を指示する場合、CPU200は、両面フラッパ140を図1の実線の向きに切り替え、排紙フラッパ141を図1の破線の向きに切り替える。CPU200は、両面フラッパ140及び排紙フラッパ141の切り替え後に、フィニッシャ排紙ローラ151により用紙Pをフィニッシャ排紙トレイ161へ排出する。
印刷情報の排紙口302が両面搬送経路181を指示する場合、CPU200は、両面フラッパ140を図1の破線の向きに切り替える。CPU200は、両面フラッパ140の切り替え後に、両面反転部180により用紙Pを両面反転ガイド170へ搬送する。CPU200は、定着搬送センサ131が用紙Pの搬送方向の後端を検出してから所定時間経過すると、両面フラッパ140を図1の実線の向きに切り替えて、両面反転部180により用紙Pを両面反転ガイド170から両面搬送経路181へ搬送する。
(両面印刷時の搬送経路)
画像形成装置1の上部のフィニッシャ2の有無による両面印刷時の搬送経路(反転経路)の相違を説明する。図4は、フィニッシャ2を備えない画像形成システムの構成図である。画像形成装置1は、上部にフィニッシャ2が取り付けられておらず、画像読取装置191が上部に直接取り付けられる。片面印刷の場合、フィニッシャ排紙トレイ161が存在しないために、印刷が完了した用紙Pが排出されるトレイは、本体排紙トレイ160のみとなる。そのために排紙フラッパ141は図4の実線の向きに固定される。印刷が完了した用紙Pは本体排紙トレイ160へ排出される。このように、片面印刷の場合には、フィニッシャ2有無で用紙Pの搬送経路に大きな違いはない。
両面印刷の場合、第1面目の印刷が完了した用紙Pは、両面フラッパ140が図4の破線の向きに切り替えられることで画像形成装置1の本体内に設けられる本体両面反転ガイド172へ搬送される。その後、用紙Pは、両面フラッパ140が図4の実線の向きに切り替えられ且つ逆方向に搬送されることで、表裏面が反転される。画像読取装置191は、画像形成装置1に面する底面に両面反転用の部材が設けられる。画像形成装置1の上部に画像読取装置191が直接取り付けられることで、本体両面反転ガイド172が形成される。
フィニッシャ2が取り付けられている場合、上記の通り、第1面目の印刷が完了した用紙Pは、フィニッシャ2内部の両面反転ガイド170へ搬送されて、印刷面が反転される。これは、フィニッシャ2内のフィニッシャ排紙トレイ161への搬送経路を避けて印刷面の反転を行う必要があるためである。
以上のように、フィニッシャ2が取り付けられない場合には、印刷面の反転動作は、画像形成装置1の内部で完結する。フィニッシャ2が取り付けられた場合には、印刷面の反転動作では、用紙Pが一時的にフィニッシャ2の内部に入り込む。
本実施形態では、画像形成装置1にフィニッシャ2が取り付けられるために、両面印刷時に、用紙Pが画像形成装置1とフィニッシャ2との両方で紙詰まり(ジャム)を発生させる可能性がある。ジャムの発生時には、画像形成装置1及びフィニッシャ2の内部に残留する用紙Pを除去する必要がある。上記の通り、画像形成装置1は、機内に残留する用紙Pの除去のために本体ドア182を備える。フィニッシャ2は、機内に残留する用紙Pの除去のためにフィニッシャドア184を備える。本体ドア182及びフィニッシャドア184は、開放時に用紙Pの搬送経路(両面搬送経路181、両面反転ガイド170)を遮蔽する。図5は、本体ドア182及びフィニッシャドア184の開放時の搬送経路(両面搬送経路181、両面反転ガイド170)の説明図である。
画像形成装置1は、本体ドア182の開放に連動して両面搬送経路181が移動する。これにより画像形成装置1は、ユーザが内部へアクセスできる状態に変化する。画像形成装置1は、本体ドア182が閉じられることで、図1に示す状態となり用紙搬送に適した状態に戻る。
フィニッシャ2は、フィニッシャドア184の開放に連動して両面反転ガイド170の一部が移動する。これによりフィニッシャ2は、ユーザが内部へアクセスできる状態に変化する。フィニッシャ2は、フィニッシャドア184が閉じられることで、図1に示す状態となり用紙搬送に適した状態に戻る。
フィニッシャドア184が開放されて両面反転ガイド170が図5の状態にある場合、搬送経路(両面反転ガイド170)が遮蔽された状態となる。従って、フィニッシャドア184が開放された状態で両面印刷が実行されると、両面反転ガイド170でジャムが発生してしまう。画像形成装置1は、フィニッシャドア184が閉じられた状態でなければ両面印刷を行うことができない。
(印刷処理)
図6は、フィニッシャ2が取り付けられた画像形成装置1による印刷処理を表すフローチャートである。この処理は、画像形成装置1の電源スイッチがオンされてからオフされるまでの間、繰り返し行われる。
CPU200は、電源スイッチがオンされるとRAM202に保持するフィニッシャ機能有効フラグをオンに設定し且つフィニッシャドア有効フラグをオンに設定することで初期化する(S400、S401)。フィニッシャ機能有効フラグは、オンに設定されることで、フィニッシャ2が画像形成装置1に取り付けられて使用可能であることを示す。フィニッシャドア有効フラグは、オンに設定されることで、画像形成装置1とフィニッシャ2とが通信可能であることを示す。CPU200は、フィニッシャ制御部240との通信により、フィニッシャ2が取り付けられていること及びフィニッシャドア184の開閉の監視が有効であることを判断する。
CPU200は、RAM202に保持されるジャムフラグをオフに設定し且つ両面反転ジャムフラグをオフに設定することで初期化する(S402、S403)。ジャムフラグは、オフに設定されることで画像形成装置1内でジャムが発生していないことを示す。両面反転ジャムフラグは、オフに設定されることでフィニッシャ2の両面反転ガイド170でジャムが発生していないことを示す。
CPU200は、電源スイッチがオフされたか否かを判断する(S404)。電源スイッチがオフされた場合(S404:Y)、CPU200は、画像形成装置1の各部の終了処理を行い、印刷処理を終了する。
電源スイッチがオンのままである場合(S404:N)、CPU200は、フィニッシャ2の異常チェックを行う(S405)。フィニッシャ2の異常チェックの結果は、フィニッシャ機能有効フラグ及びフィニッシャドア有効フラグに反映される。フィニッシャ2の異常チェック処理の詳細は後述する。CPU200は、本体ドア182及びフィニッシャドア184の開閉状態のチェックを行う(S406)。本体ドア182及びフィニッシャドア184の開閉状態のチェック処理により、本体ドア182及びフィニッシャドア184の開閉状態を示すドア開フラグの値が設定される。開閉状態のチェック処理の詳細は後述する。CPU200は、RAM202に保持されるドア開フラグがオフ状態であるか否かを確認する(S407)。ドア開フラグがオフの場合、本体ドア182及びフィニッシャドア184は閉じられている。ドア開フラグがオンの場合、本体ドア182及びフィニッシャドア184の少なくとも一方が開放されている。ドア開フラグがオンの場合(S407:Y)、CPU200は、S404の処理に戻り、電源スイッチがオフであるかを確認する。
ドア開フラグがオフの場合(S407:N)、CPU200は、ジャムの発生をチェックする(S408)。ジャムチェック処理の詳細は後述する。CPU200は、RAM202に保持したフィニッシャ機能有効フラグがオンであるか否かを確認する(S409)。フィニッシャ機能有効フラグがオンである場合(S409:Y)、CPU200は、操作表示部190に通常モード時のコピー画面を表示する(S410)。フィニッシャ機能有効フラグがオフである場合(S409:N)、CPU200は、操作表示部190に、フィニッシャ2の機能を無効にする縮退モード時のコピー画面を表示する(S411)。図7は、コピー画面の例示図である。図7(a)は、通常モード時のコピー画面を例示する。通常モード時のコピー画面では、フィニッシャ2の機能が選択可能である。図7(b)は、縮退モード時のコピー画面を例示する。縮退モード時のコピー画面では、フィニッシャ2の機能が選択できないようにグレーアウトされている。ユーザは、コピー画面により印刷ジョブ(印刷情報)を入力することができる。
CPU200は、RAM202に印刷ジョブ(印刷情報)が保持されているか否かを確認する(S412)。印刷ジョブが保持されていない場合(S412:N)、CPU200は、S404の処理に戻り、電源スイッチがオフであるかを確認する。印刷ジョブが保持されている場合(S412:Y)、CPU200は、画像形成部220により印刷処理(画像形成処理)を行う(S413)。印刷処理の詳細は後述する。印刷処理の終了後、CPU200は、S404の処理に戻り、電源スイッチがオフであるかを確認する。
図8は、S405のフィニッシャ2の異常チェック処理を表すフローチャートである。CPU200は、この処理によりフィニッシャ2の異常の発生を監視する。
CPU200は、RAM202に保持したフィニッシャ機能有効フラグがオンであるか否かを確認する(S500)。フィニッシャ機能有効フラグがオフの場合(S500:N)、CPU200は、フィニッシャ2が画像形成装置1に取り付けられていない或いはフィニッシャ2に異常が発生していると判断する。この場合、CPU200は、以降の処理を行わずにフィニッシャ2の異常チェック処理を終了する。
フィニッシャ機能有効フラグがオンの場合(S500:Y)、CPU200は、フィニッシャ2の異常の発生を監視する(S501)。CPU200は、フィニッシャI/F230を介してフィニッシャ制御部240から負荷の故障が報知される場合に、フィニッシャ2に異常が発生したと判断する。フィニッシャ2に異常が発生していない場合(S501:N)、CPU200は、フィニッシャ2が正常に動作していると判断して、フィニッシャ2の異常チェック処理を終了する。
フィニッシャ2に異常が発生している場合(S501:Y)、CPU200は、操作表示部190にフィニッシャ2の異常を報知する報知画面を表示する(S502)。図9は、報知画面の例示図である。図9(a)は、フィニッシャ2の異常を報知する報知画面を例示する。報知画面を表示したCPU200は、ユーザが図9(a)の報知画面のOKボタン1001を押下するまで待機する(S503)。CPU200は、OKボタン1001が押下されると(S503:Y)、RAM202に保持したフィニッシャ機能有効フラグをオフに設定する(S504)。これによりフィニッシャ2の機能が無効になる。
CPU200は、フィニッシャI/F230を介してフィニッシャ2(フィニッシャ制御部240)との間の通信が行えるか否かを判断する(S505)。CPU200は、フィニッシャI/F230を介してフィニッシャ制御部240との間で通信ができない場合も、フィニッシャ2に異常が発生したと判断する。フィニッシャ2との間の通信が正常に行える場合(S505:Y)、CPU200は、フィニッシャ2の異常チェック処理を終了する。フィニッシャ2との間の通信が正常に行えない場合(S505:N)、CPU200は、RAM202に保持したフィニッシャドア有効フラグをオフに設定して、フィニッシャ2の異常チェック処理を終了する(S506)。CPU200は、フィニッシャ2との間で正常な通信が行えない場合に、フィニッシャドア184の開閉状態を確認できない。そのためにCPU200は、フィニッシャドア有効フラグをオフに設定してフィニッシャ2の機能を無効にする。この場合、フィニッシャ2の両面反転ガイド170には、搬送ローラ等の駆動部品がないため、フィニッシャドア184が閉じられてさえいれば、両面印刷の実行は許可される。
このようにCPU200は、フィニッシャ2の異常を監視して、異常が発生する場合にフィニッシャ機能有効フラグをオフに設定する。また、CPU200は、フィニッシャ2との間で通信異常が発生する場合にフィニッシャドア有効フラグをオフに設定する。
図10は、S406の本体ドア182及びフィニッシャドア184の開閉状態のチェック処理を表すフローチャートである。CPU200は、この処理により本体ドア182及びフィニッシャドア184の開閉状態を判定する。
CPU200は、フィニッシャ2の異常チェック処理に引き続き、ドアの開閉状態をチェックする。CPU200は、フィニッシャ2の異常チェック処理を反映する、RAM202に保持したフィニッシャドア有効フラグがオンであるか否かを確認する(S600)。
フィニッシャドア有効フラグがオンである場合(S600:Y)、CPU200は、フィニッシャ2に異常が発生してないと判断する。この場合、CPU200は、本体ドア182が開放されているか否かを本体ドアセンサ183の検出結果に基づいて確認する(S601)。また、CPU200は、フィニッシャドア184が開放されているか否かをフィニッシャドアセンサ185の検出結果に基づいて確認する(S602)。
本体ドア182及びフィニッシャドア184の両方が閉じている場合(S601:N、S602:N)、CPU200は、ドア開フラグをオフに設定する(S603)。
本体ドア182が開放されている場合(S601:Y)、CPU200は、操作表示部190にドアが開放されているときの報知画面を表示する(S604)。同様に、本体ドア182が閉じられ且つフィニッシャドア184が開放されている場合(S601:N、S602:Y)、CPU200は、操作表示部190にドアが開放されているときの報知画面を表示する(S604)。図9(b)は、ドアが開放されているときの報知画面を例示する。この報知画面は、ユーザにドアを閉じることを促すメッセージを含む。報知画面の表示後にCPU200は、ドア開フラグをオンに設定する(S605)。即ち、CPU200は、本体ドア182及びフィニッシャドア184の少なくとも一方が開放されていた場合にドア開フラグをオンにする。
フィニッシャドア有効フラグがオフである場合(S600:N)、CPU200は、フィニッシャ2に異常が発生しており、フィニッシャドア184の開閉状態を確認する必要がないと判断する。この場合、CPU200は、本体ドア182が開放されているか否かを確認し(S606)、フィニッシャドア184については何も判断しない。本体ドア182が閉じている場合(S606:N)、CPU200は、ドア開フラグをオフに設定する(S607)。本体ドア182が開放されている場合(S606:Y)、操作表示部190にドアが開放されているときの報知画面(図9(b))を表示する(S608)。報知画面の表示後にCPU200は、ドア開フラグをオンに設定する(S609)。
以上のようにCPU200は、本体ドア182及びフィニッシャドア184の少なくとも一方が開放状態にあれば、ユーザにドアを閉じるようにメッセージを報知し、ドア開フラグをオンに設定する。CPU200は、S603、S605、S607、S609のいずれかの処理によりドア開フラグの設定が終了すると、本体ドア182及びフィニッシャドア184の開閉状態のチェック処理を終了する。
図11は、S408のジャムチェック処理を表すフローチャートである。CPU200は、この処理により画像形成装置1内及びフィニッシャ2内のそれぞれで用紙Pが搬送される経路のジャムの発生を監視する。
CPU200は、ジャムフラグがオンであるか否かを確認して、ジャムが発生しているか否かを判断する(S700)。ジャムフラグは、初期状態ではS402の処理によりオフに設定されている。しかし、S413の印刷処理を行うことでジャムが発生すると、ジャムフラグは、オンに設定される。ジャムフラグがオフである場合(S700:N)、CPU200は、ジャムが発生していないと判断してジャムチェック処理を終了する。
ジャムフラグがオンである場合(S700:Y)、CPU200は、操作表示部190に、用紙Pが紙詰まりを起こしてジャムが発生していることを表す報知画面を表示する(S701)。図12は、報知画面の例示図である。図12(a)は、ユーザに対して、ジャムが発生しているために対処するように指示する報知画面を例示する。報知画面の表示後にCPU200は、ジャムとなった用紙Pが除去されるまで待機する(S702)。画像形成装置1内のジャムの場合、CPU200は、本体ドア182の開閉を本体ドアセンサ183で検出し、レジストセンサ111及び定着搬送センサ131により用紙なしを検出することで、画像形成装置1内のジャムとなった用紙Pが除去されたと判断する。フィニッシャ2内のジャムの場合、CPU200は、フィニッシャドア184の開閉をフィニッシャドアセンサ185で検出することで、フィニッシャ2内のジャムとなった用紙Pが除去されたと判断する。ジャムとなった用紙Pの除去が完了すると(S702:Y)、CPU200は、ジャムフラグをオフに設定する(S703)。
CPU200は、RAM202に保持した両面反転ジャムフラグがオンであるか否かと、RAM202に保持したフィニッシャドア有効フラグがオフであるか否かを確認する(S704、S705)。両面反転ジャムフラグは、初期状態ではS403の処理によりオフに設定されている。しかし、S413の印刷処理を行うことでフィニッシャ2の両面反転ガイド170にジャムが発生すると、両面反転ジャムフラグは、オンに設定される。両面反転ジャムフラグがオフである場合(S704:N)、或いはフィニッシャドア有効フラグがオンである場合(S705:N)、CPU200は、フィニッシャ2にジャムが発生していないと判断してジャムチェック処理を終了する。
両面反転ジャムフラグがオンであり且つフィニッシャドア有効フラグがオフである場合(S704:Y、S705:Y)、CPU200は、フィニッシャドア184が開放されたまま印刷が行われてジャムが発生したと判断する。そのためにCPU200は、操作表示部190に、フィニッシャドア184の開閉状態の確認を指示する報知画面を表示する(S706)。図12(b)は、フィニッシャドア184の開閉状態の確認を指示する報知画面を例示する。CPU200は、表示した報知画面(図12(b))のOKボタン1101が押下されるまで待機する(S707)。OKボタン1101が押下されると(S707:Y)、CPU200は、両面反転ジャムフラグをオフに設定してジャムチェック処理を終了する(S708)。
以上のようにCPU200は、ジャムの発生をジャムフラグにより確認し、ジャムが発生している場合に、ユーザにジャムに対する対処を促す。CPU200は、フィニッシャ2の両面反転ガイド170でジャムが発生し、フィニッシャドア184が開放されている場合にフィニッシャドア184の状態の確認をユーザに促す。
図13は、S413の印刷処理を表すフローチャートである。CPU200は、この処理により用紙Pへの画像形成を行う。
CPU200は、印刷の開始前に、RAM202に保持したフィニッシャドア有効フラグがオフで、RAM202に保持した印刷情報の排紙口302が両面搬送経路181であるか否かを確認する(S800、S801)。フィニッシャドア有効フラグがオフ且つ排紙口302が両面搬送経路181の場合(S800:Y、S801:Y)、CPU200は、フィニッシャ2との通信が異常な状態で、両面印刷が指示されていると判断する。この場合、CPU200は、操作表示部190に、フィニッシャドア184の開閉状態を確認すように指示する報知画面を表示する(S802)。図12(c)は、ユーザにフィニッシャドア184の開閉状態を確認することを促す指示する報知画面を例示する。CPU200は、フィニッシャドア184の状態を確認できないために、このような報知画面を表示する。フィニッシャドア184が開放されたまま両面印刷を行うとジャムが発生するため、ジャムの発生を防止するためにこの報知画面が表示される。ユーザは、フィニッシャドア184の開閉状態の確認結果を操作表示部190により報知画面から入力することになる。
CPU200は、表示した報知画面(図12(c))のOKボタン1102或いはCANCELボタン1103の押下を監視する(S803、S804)。CANCELボタン1103が押下された場合(S803:N、S804:Y)、CPU200は、印刷をキャンセルして印刷処理を終了する(S805)。
CPU200は、以下のいずれかの条件が満たされることで印刷処理を継続して、操作表示部190に、印刷中であることを表す報知画面を表示する(S806)。
・フィニッシャドア有効フラグがオンである(S800:N)。これはフィニッシャドア184の開閉状態の監視が正常に行える場合である。
・印刷情報の排紙口302が両面搬送経路181ではない(S801:N)。これは印刷ジョブが片面印刷を行うことを指示する場合である。
・報知画面(図12(c))のOKボタン1102が押下された(S803:Y)。これはユーザがフィニッシャドア184の開閉状態を確認した場合である。
CPU200は、RAM202に保時した印刷情報の用紙ID300、給紙口301、排紙口302、及び画像データ303に基づいて印刷を行う(S807)。印刷中(画像形成中)にCPU200は、レジストセンサ111及び定着搬送センサ131の検出結果からジャムの発生を監視する(S808)。ジャムが発生していない場合(S808:N)、CPU200は、RAM202に次の印刷ジョブ(印刷情報)が保持されているか否かを確認する(S809)。次の印刷ジョブ(印刷情報)が保持されている場合(S809:Y)、CPU200は、該次の印刷ジョブ(印刷情報)に基づいた印刷を行う(S807)。
印刷時にジャムが発生した場合(S808:Y)、CPU200は、RAM202に保持したジャムフラグをオンに設定する(S810)。CPU200は、発生したジャムがフィニッシャ2の両面反転ガイド170で発生した両面反転ジャムであるか否かを判断する(S811)。両面反転ジャムではない場合(S811:N)、CPU200はそのまま印刷処理を終了する。両面反転ジャムである場合(S811:Y)、CPU200は、RAM202に保持した両面反転ジャムフラグをオンに設定して印刷処理を終了する(S812)。
以上のような本実施形態の画像形成装置1は、フィニッシャ2との間で通信異常が発生した場合に、ユーザにフィニッシャドア184の開閉状態を確認させる。これによりフィニッシャドア184が開放されたまま両面印刷が行われることを防止でき、ジャムの発生を予防することができる。このように画像形成装置1は、フィニッシャ2に異常が発生した場合であっても、最低限の機能低下だけで動作して、ユーザの利便性が損なわれることを防止することができる。

Claims (10)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置と、画像が形成された前記用紙に所定の後処理を行う後処理装置と、を備える画像形成システムであって、
    前記後処理装置は、
    両面印刷を行う際に前記用紙の表裏を反転させるために前記用紙が搬送される両面反転ガイドと、
    開放に連動して前記両面反転ガイドを移動させるドアと、
    前記ドアの開閉状態を検出するためのドアセンサと、を備え、
    前記画像形成装置は、
    両面印刷を行う際に前記両面反転ガイドから搬送された前記用紙が搬送される両面搬送経路と、
    前記画像形成装置の動作を制御するとともに前記後処理装置と通信を行い、前記ドアセンサの検出結果に基づいて前記ドアの開閉状態を判定する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、両面印刷を行う際に前記後処理装置と通信を行えない場合に、前記ドアの開閉状態を確認することをユーザに促す指示を行い、ユーザによる前記ドアの確認結果の入力に基づいて、前記画像形成手段による画像の形成を制御することを特徴とする、
    画像形成システム。
  2. ユーザによる指示を受け付ける入力手段と、
    画面を表示する表示手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記ドアの開閉状態を確認することをユーザに促す指示を前記表示手段に表示し、前記入力手段から前記ユーザが前記ドアの確認結果を取得することを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記制御手段は、前記ドアの確認の結果、前記ドアが閉じられていることが入力されると、前記画像形成装置による両面印刷を許可することを特徴とする、
    請求項1又は2記載の画像形成システム。
  4. 前記後処理装置は、
    前記後処理装置の動作を制御するとともに、前記後処理装置の異常を検出するフィニッシャ制御手段をさらに備え、
    前記画像形成装置の前記制御手段は、前記フィニッシャ制御手段が前記後処理装置の異常を検出すると、前記後処理装置の機能を無効にすることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成システム。
  5. 前記制御手段は、前記フィニッシャ制御手段が前記後処理装置の異常を検出すると、ユーザに前記後処理装置の機能を無効にしたことを報知することを特徴とする、
    請求項4記載の画像形成システム。
  6. 前記画像形成装置は、
    開放に連動して前記両面搬送経路を移動させる本体ドアと、
    前記本体ドアの開閉状態を検出するための本体ドアセンサと、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記本体ドアセンサの検出結果に基づいて前記本体ドアの開閉状態を判定し、前記本体ドア及び前記ドアの少なくとも一方が開放されていれば、閉じられるまで前記画像形成手段に画像形成を行わせないことを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項記載の画像形成システム。
  7. 前記制御手段は、前記画像形成装置におけるジャムの発生時に、ユーザに対してジャムに対処するように指示を行い、前記後処理装置におけるジャムの発生時にユーザに対してジャムに対処するように指示を行った後に前記ドアの開閉状態の確認を指示することを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれか1項記載の画像形成システム。
  8. 前記制御手段は、前記画像形成手段が画像を形成しているときにジャムの発生を監視し、ジャムが発生すると、該ジャムが前記画像形成装置と前記後処理装置とのいずれで発生したかを表す情報を所定の保持手段に保持することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の画像形成システム。
  9. 前記制御手段は、ジャムが前記両面反転ガイドと前記両面搬送経路とのいずれで発生したかを表す情報を所定の保持手段に保持することを特徴とする、
    請求項8記載の画像形成システム。
  10. 前記両面反転ガイドは、前記用紙を搬送するための搬送ローラが配置されないことを特徴とする、
    請求項1〜9のいずれか1項記載の画像形成システム。
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