JP2019200006A - ヘッダタンク及び熱交換器 - Google Patents

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Tomohito Ueda
智史 上田
典宏 米田
Norihiro Yoneda
典宏 米田
加藤 央平
Hisahira Kato
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Abstract

【課題】従来のヘッダタンクはろう付け組み立て時にタンクプレートとエンドプレートが接触している箇所は線接触で隙間が生じやすい問題があったが、両者を面接触させ、隙間の生じにくい熱交換器を提供する。【解決手段】この発明に係るヘッダタンクは、断面視が円弧形状を呈し、端部121が折り曲げられている第1の管壁部材101と、断面視が円弧形状を呈し、端部が折り曲げられている第2の管壁部材102と、を備え、第1の管壁部材の端部は第1の接合面131を有し、第2の管壁部材の端部は、第1の接合面と当接している第2の接合面132を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、熱交換器のヘッダタンク及び熱交換器に関する。
空気調和機、冷凍機等に用いられる熱交換器として、フィンチューブ型熱交換器が知られている。フィンチューブ型熱交換器は、伝熱管に複数の放熱フィンが取り付けられている。フィンチューブ型熱交換器は、放熱フィンの表面を通過する気体と伝熱管内を流通する熱媒体の熱交換を行う。フィンチューブ型熱交換器には、複数の伝熱管に熱媒体を分配して流通させるヘッダを備えるものがある。特許文献1における熱交換器のヘッダタンクは、エンドプレートとこれに接合するタンクプレートからなる。
日本特開平10−238987号公報
特許文献1における熱交換器のヘッダタンクは、エンドプレートがタンクプレートの間口部分に挿入されている。タンクプレートの間口部分がエンドプレートの挿入部分よりも大きく設計した場合、タンクプレートとエンドプレートをろう付けする前の組み立て時に、タンクプレートにエンドプレートを挿入することが容易になる。しかしながらこの場合、タンクプレートとエンドプレートが接触している箇所は線接触となる。したがって、タンクプレートとエンドプレートが接触している箇所に隙間が生じやすい。一方、タンクプレートの間口部分をエンドプレートの挿入部分に対して隙間なく作られるように設計した場合、熱交換器の組み立て時にタンクプレートの間口部分もしくはエンドプレートの挿入部分のいずれかを変形させる必要が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、第1の管壁部材と第2の管壁部材との接合面間に隙間が生じにくく、より簡単に製造できるヘッダタンク及び熱交換器を得ることを目的とする。
本発明に係るヘッダタンクは、断面視が円弧形状を呈し、端部が折り曲げられている第1の管壁部材と、断面視が円弧形状を呈し、端部が折り曲げられている第2の管壁部材と、を備え、第1の管壁部材の端部は第1の接合面を有し、第2の管壁部材の端部は、第1の接合面と当接している第2の接合面を有する。
本発明に係るヘッダタンクは、上記のように構成したので、熱交換器の組み立て時に、第1の接合面と第2の接合面をお互いに押し付ける方向に力を加えることで、第1の接合面と第2の接合面を面接触させることができる。したがって、第1の接合面と第2の接合面の間に隙間が生じにくく、より簡単に製造できる熱交換器が得られる。
本発明の実施の形態1における熱交換器の側面図及び上面図である。 本発明の実施の形態1における伝熱管の斜視図である。 本発明の実施の形態1における組み立て前のヘッダタンクの斜視図である。 本発明の実施の形態1における組み立て前の第1の管壁部材と第2の管壁部材の断面図である。 本発明の実施の形態1における組み立て後の管部の断面図である。 本発明の実施の形態1における組み立て時の上流側熱交換器の側面図及び上面図である。 本発明の実施の形態1における熱交換器の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における熱交換器の側面図及び上面図である。 本発明の実施の形態2における組み立て後の管部の断面図である。 本発明の実施の形態2における熱交換器の製造方法を示すフローチャートである。
実施の形態1
以下、図1〜図7によって、本実施の形態における熱交換器1の構成について説明する。熱交換器1は、熱交換器1の外部を流れる空気と、熱交換器1の内部を流れる熱媒体との間で熱交換を行う。図1は、本実施の形態における熱交換器1の側面図及び上面図である。図1に示すとおり、熱交換器1は、上流側熱交換器11と下流側熱交換器12より構成される。
上流側熱交換器11と下流側熱交換器12は同じ構成である。上流側熱交換器11及び下流側熱交換器12は、熱交換部4とヘッダタンク5からなる。熱交換部4は、内部に熱媒体を流通させる伝熱管2と、伝熱管2に取り付けられる放熱フィン3からなる。ヘッダタンク5は管部51、ふた52、及びジョイント管53を備える。ヘッダタンク5には、それぞれ複数の取付孔110が形成されている。それぞれの取付孔110には、伝熱管2が挿入されて、ヘッダタンク5と接続される。
図1に示すとおり、伝熱管2はヘアピン状に折り返されている。伝熱管2は、折り返された伝熱管2の一方が、他方に比べて長くなるよう構成されている。折り返された伝熱管2の一方の端部は、ヘッダタンク5に形成された取付孔110に挿入され、ヘッダタンク5にろう付けにより溶着固定される。また、折り返された伝熱管2の他方の端部は、U字継ぎ手部材6に溶着される。上流側熱交換器11の伝熱管2と下流側熱交換器12の伝熱管2はU字継ぎ手部材6を介して接続される。
図1に示すとおり、放熱フィン3は平板形状の部材である。放熱フィン3を平板形状にすることによって、放熱フィン3と空気との接触面積が大きくなる。その結果、熱交換器1の熱交換効率が高められる。
放熱フィン3は複数の貫通孔を備える。貫通孔は扁平形状の孔である。貫通孔には、扁平形状である伝熱管2が挿入される。放熱フィン3には、伝熱管2が複数取り付けられている。挿入された伝熱管2と放熱フィン3との接続部をろう付けすることにより、放熱フィン3と伝熱管2が接続される。放熱フィン3の材質は、例えば、アルミ板の表面にろう材が圧延接合されたクラッド材であり、厚さは0.09〜0.2mm程度である。
図2は、本実施の形態における伝熱管2の斜視図である。図2に示すとおり、伝熱管2は円弧形状の短辺と平面形状の長辺からなる断面扁平形状の配管部材である。伝熱管2は内部に形成された流通孔2aに熱媒体を流通させる。伝熱管2を断面扁平形状に形成することにより、伝熱管2周りの通風抵抗は低減する。その結果、熱交換器1の熱交換効率は向上する。
伝熱管2は、押し出し加工、引き抜き加工等によって成形される。伝熱管2は、外側面に亜鉛溶射して犠牲陽極層を形成したアルミニウム合金で形成される。その結果、伝熱管2が腐食することによる、伝熱管2から熱媒体が漏れることを防止できる。
図3は本実施の形態における組み立て前のヘッダタンク5の斜視図である。図3に示すとおり、第1の管壁部材101及び第2の管壁部材102は管部51を構成する長尺部材である。第1の管壁部材101、第2の管壁部材102とふた52はろう付けで接合される。また、ジョイント管53は第2の管壁部材102にろう付けで接合される。
図4は、本実施の形態における組み立て前の第1の管壁部材101と第2の管壁部材102の断面図である。図4に示すとおり、第1の管壁部材101は断面視が円弧形状の部材である。第1の管壁部材101の円弧形状の内周角θ1は270度である。また、第1の管壁部材101の円弧形状の端部121は、円弧形状の略法線方向外側に折り曲げられている。端部121は平面形状の第1の接合面131を有している。第1の接合面131は、第1の管壁部材101の内面161と同一面上にある。
第1の管壁部材101の材料はアルミ板にろう材を圧延接合した平板形状のクラッド材である。圧延されたろう材層は、第1の管壁部材101の内面161と同一面上に配置されている。ここで、第1の管壁部材101の内面161と同一面上であるというのは、第1の管壁部材101が成型される前のクラッド材において、内面161が形成される面と同一面上にあることを意味する。
第1の管壁部材101は伝熱管2を取り付けるための取付孔110を備える。取付孔110の形状は、伝熱管2の外形形状と一致する扁平形状である。
第1の管壁部材101は、以下の2つのプレス工程にて成型される。まず、平板形状のクラッド材に対して、プレス成型することにより、折り曲げ形状の端部121と、端部121に隣接する円弧形状を成型する(第1のプレス工程)。次に、第1のプレス工程にて端部121を成型したクラッド材に対して、プレス成型することにより、断面視が円弧形状である内面161を成型する(第2のプレス工程)。
図4に示すとおり、第2の管壁部材102は断面視が円弧形状である。第2の管壁部材102の円弧形状の内周角θ2は90度である。第2の管壁部材102の円弧形状の端部122は、円弧形状の略法線方向外側に折り曲げられている。端部122は平面形状の第2の接合面132を有している。第2の接合面132は、第2の管壁部材102の内面162と同一面上にある。
第1の接合面131と第2の接合面132とを当接させることによって、第1の管壁部材101と第2の管壁部材102は断面視が円形である管部51を形成する。
また、第2の管壁部材102は、ジョイント管53と接続されるジョイント管挿入孔111を備える。第2の管壁部材102の材質は、アルミ板にろう材を圧延接合したクラッド材であり、プレス加工によって成形される。圧延されたろう材層は、第2の管壁部材102の内面162と同一面上に配置されている。ここで、第2の管壁部材102の内面162と同一面上であるというのは、第2の管壁部材102が成型される前のクラッド材において、内面162が形成される面と同一面上にあることを意味する。
図5は、本実施の形態における組み立て後の管部51の断面図である。図5に示すとおり、管部51は、第1の管壁部材101の第1の接合面131と、第2の管壁部材102の第2の接合面132を当接させてろう付けすることによって形成される。管部51は、端部121と端部122からなる接合部130を有している。第1の接合面131と第2の接合面132が当接しているときに、端部121と端部122の間に凹部が形成される。凹部には、ろう付け時に溶解したろう材が滞留して固化したフィレット部140が形成される。フィレット部140によって管部51の内面は滑らかな円形となる。管部51の内面によって形成される空間は、熱媒体の流路となる。
また、図5に示すとおり、端部121と端部122からなる接合部130は、管部51に接合される伝熱管2の挿入方向と平行かつ管部51の外径に接する2本の線の内側の範囲内に設けられている。すなわち、第1の管壁部材101に挿入される伝熱管2の挿入方向から投影視したときにおいて、第1の管壁部材101の端部121及び第2の管壁部材102の端部122は、第1の管壁部材101及び第2の管壁部材102の投影領域内に設けられている。
図1に示すとおり、ふた52は管部51の長手方向両端に取り付けられる。ふた52は、アルミ板の表面にろう材が圧延接合されたクラッド材で形成される。ふた52はプレス加工によって成形される。圧延されたろう材層は管部51に接触する面に配置される。
ジョイント管53は、熱媒体を管部51に流入させる、あるいは管部51から熱媒体を流出させる配管部材である。ジョイント管53は、第2の管壁部材102のジョイント管挿入孔111に挿入される。下流側熱交換器12のヘッダタンク5の管部51は図示しない流入パイプを介して接続されている。上流側熱交換器11のヘッダタンク5の管部51は図示しない流出パイプにジョイント管53を介して接続されている。
次に、熱交換器1内の熱冷媒の流れについて説明する。まず、熱冷媒は、熱交換器1外部から、下流側熱交換器12のヘッダタンク5のジョイント管53を通って、下流側熱交換器12のヘッダタンク5の管部51に流れる。次に、熱冷媒は下流側熱交換器12のヘッダタンク5の管部51から下流側熱交換器12の熱交換部4の伝熱管2に流れる。次に、熱冷媒は上流側熱交換器11の熱交換部4の伝熱管2から下流側熱交換器12のヘッダタンク5の管部51に流れる。次に、熱冷媒は下流側熱交換器12のヘッダタンク5の管部51から、上流側熱交換器11のヘッダタンク5のジョイント管53を通って、熱交換器1外部へと流れる。熱交換は、下流側熱交換器12及び上流側熱交換器の熱交換部4の伝熱管2に流入した熱冷媒と、熱交換部4の外部を流れる空気の間で行われる。
次に、熱交換器1の製造方法について説明する。図6は、本実施の形態における組み立て時の上流側熱交換器11の側面図及び上面図である。また、図7は、熱交換器1の製造方法を示すフローチャートである。
まず図6に示すとおり、ろう付け台61に固定されている管部拘束部材62の間に第1の管壁部材101と第2の管壁部材102を配置する(S101)。このとき、第1の管壁部材101の第1の接合面131と、第2の管壁部材102の第2の接合面132を当接させる。その後、S102の工程に進む。
次に、熱交換部4を構成している折り返された伝熱管2の長いほうの端部を、第1の管壁部材101の取付孔110に挿入する(S102)。熱交換部4はあらかじめ組み立てられている。その後、S103の工程に進む。
次に、第1の管壁部材101と第2の管壁部材102の長手方向の両端にふた52を取り付ける(S103)。その後、S104の工程に進む。
次に、S103にて取り付けられたふた52をふた拘束部材63によって固定する(S104)。その後、S105の工程に進む。
次に、第2の管壁部材102のジョイント管挿入孔111にジョイント管53を挿入する(S105)。上記によってろう付け前の上流側熱交換器11が組み立てられる。その後、S106の工程に進む。
次に、上記ろう付け前の上流側熱交換器11の熱交換部4の上に図示しないカーボンシートを配置する(S106)。その後、S107の工程に進む。
次に、図示しないカーボンシートの上に、上流側熱交換器11と同様の工程手順(S101〜S106)で下流側熱交換器12を組み立てて配置する(S107)。その後、S108の工程に進む。
次に、U字継ぎ手部材6を上流側熱交換器11と下流側熱交換器12、それぞれの伝熱管2に取り付けて接続する(S108)。その後、S109の工程に進む。
次に、上述のように組み立てられたろう付け前の熱交換器1を、ろう付け台61に配置したままろう付け炉に投入し、所定の時間加熱後、ろう付け炉から取り出して冷却する(S109)。上述の通り、第1の管壁部材101と第2の管壁部材102の材質は、ろう材層を圧延したクラッド材であるので、接合部130は十分なろう材が供給されて接合される。また、ふた52、ジョイント管53、第1の管壁部材101及び第2の管壁部材102に圧延されたろう材によって、ふた52及びジョイント管53は第1の管壁部材101及び第2の管壁部材102と接合される。S109の工程にて熱交換器1の製造は完了する。
上述のとおり、本実施の形態における熱交換器1のヘッダタンク5は、第1の管壁部材101の端部121は第1の接合面131を有し、第2の管壁部材102の端部122は、第1の接合面131と当接している第2の接合面132を有する。このため、熱交換器1の組み立て時に、第1の接合面131と第2の接合面132をお互いに押し付ける方向に力を加えることで、第1の接合面131と第2の接合面132を面接触させることができる。したがって、第1の接合面131と第2の接合面132の間に隙間が生じにくく、より簡単に製造できるヘッダタンク5及び熱交換器1が得られるという効果を奏する。
また、本実施の形態における熱交換器1における、第1の接合面131及び第2の接合面132は平面形状である。したがって、曲面形状を精度よく形成するのに必要な製造工程上の管理が必要ないので、より簡単に製造できるヘッダタンク5及び熱交換器1が得られるという更なる効果を奏する。
また、本実施の形態に係る熱交換器1は、フィレット部140によって管部51の内面は滑らかな楕円形状を呈している。すなわち、管部51の内面には、第1の接合面131と第2の接合面132を接合させることによって、端部121と端部122の間に生じる段差がない。したがって、管部51内に加圧された熱媒体を封入したときに、この段差の箇所に生じる応力集中が発生しない。したがって、耐圧性のより高いヘッダタンク5及び熱交換器1が得られるという更なる効果を生じる。
また、本実施の形態に係る熱交換器1は、第1の管壁部材101の端部121は、第1の管壁部材101の内面161と同一面上にある第1の接合面131を有し、第2の管壁部材102の端部122は、第2の管壁部材102の内面162と同一面上にあり、第1の接合面131と当接している第2の接合面132を有する。さらに第1の管壁部材101に挿入される伝熱管2の挿入方向から投影視したときにおいて、第1の管壁部材101の端部121及び第2の管壁部材102の端部122は、第1の管壁部材101及び第2の管壁部材102の投影領域内に設けられている。
したがって、本実施の形態におけるヘッダタンク5の管部51の内面には、特許文献1のようなエンドプレートとタンクプレートの重なり部分が存在しない。すなわち、上面視における伝熱管2の挿入方向に垂直な方向に対して、管部51の外径寸法を大きくすることなく、管部51の内径を大きくできる。したがって、熱交換効率を維持しつつ、小型のヘッダタンク5及び熱交換器1を提供することができる。
なお、本実施の形態に係る第1の管壁部材101と第2の管壁部材102は、ともにアルミ板にろう材層を圧延したクラッド材を用いることとしたが、これに限られない。例えば、第2の管壁部材102にクラッド材を用いず、アルミ材の押し出しや引き抜き加工で形成し、ジョイント管53との接合はワイヤーろう等を用いて接合することとしてもよい。
また、本実施の形態に係る第1の接合面131は、第2の接合面132は第1の管壁部材101の内面161と同一面上にある。第2の接合面132は第2の管壁部材102の内面162と同一面上にある。そして、第2の接合面132は第1の接合面131と当接している。しかしながら、第1の接合面131は、第2の接合面132は第1の管壁部材101の内面161と対向面上にあり、第2の接合面132は第2の管壁部材102の内面162と対向面上にあり、そして第2の接合面132は第1の接合面131と当接していても構わない。
ここで、第1の管壁部材101の内面161と対向面上であるというのは、第1の管壁部材101が成型される前のクラッド材において、内面161が形成される面と反対側の面上にあることを意味する。また、第2の管壁部材102の内面162と対向面上であるというのは、第2の管壁部材102が成型される前のクラッド材において、内面162が形成される面と反対側の面上にあることを意味する。
上記のような場合、端部121は第1の管壁部材101の円弧形状の略法線方向内側に折り曲げられている。端部122は第2の管壁部材102の円弧形状の略法線方向内側に折り曲げられている。したがって、第1の管壁部材101と第2の管壁部材102とを接合して管部51を形成したときに、端部121及び端部122が管部51の外側から見えない。したがって、意匠性の高いヘッダタンク5が得られるという更なる効果を奏する。
また、本実施の形態に係る第1の管壁部材101の円弧形状の内周角θ1は270度、第2の管壁部材102の円弧形状の内周角θ2は90度としたが、その角度に限定されない。たとえばθ1は225度から315度の範囲であればよく、θ2は45度から135度の範囲であればよい。第1の管壁部材101に伝熱管2を取り付けるための取付孔110を設けるスペースが確保でき、第2の管壁部材102にジョイント管挿入孔111を設けるスペースが確保できればよい。
また、本実施の形態に係る第1の管壁部材101と第2の管壁部材102は、断面視が円弧形状を呈している。この円弧形状は真円形状の一部でも楕円形状の一部でも構わない。また、この円弧形状は略C字型の形状でも略U字型の形状でも構わない。
また、本実施の形態に係る第1の接合面131と第2の接合面132は、平面でなくてもよい。第1の接合面131と第2の接合面132の形状は、第1の接合面131と第2の接合面132が当接可能であるような曲面同士でもよい。
また、前記第1の管壁部材101の内面161と第2の管壁部材102の内面162で形成される面の形状は断面視が楕円形状であると記載したが、楕円形状には真円形状も含まれることは言うまでもない。
実施の形態2
以下、図8〜図10によって、本発明の実施における熱交換器10の構成について説明する。図8は、本実施の形態における熱交換器10の側面図及び上面図である。図8に示すとおり、本実施の形態に係る熱交換器10は、実施の形態1の熱交換器1に対して、管部51の代わりに管部54を備える。それ以外の点については同様であるので、詳細な説明は省略する。
図9は、本実施の形態における組み立て後の管部54の断面図である。図9に示すとおり、第1の管壁部材103の第1の接合面133と第2の管壁部材104の第2の接合面134は当接している。第1の管壁部材103は、実施の形態1の第1の管壁部材101と同様の形状である。それに加えて第2の管壁部材104の端部124は、第1の管壁部材103の端部123の先端を挟むような形状をしている。本実施の形態に係る第2の管壁部材104は、アルミ材の押し出し、または、引き抜き加工で成形されており、ジョイント管挿入孔111はプレス加工により形成される。
次に、本実施の形態に係る熱交換器10の製造の手順について説明する。図10は、本実施の形態における熱交換器10の製造方法を示すフローチャートである。まず、第1の管壁部材103の端部123を、第2の管壁部材104の端部124が挟み込むように、第1の管壁部材103と第2の管壁部材104を長手方向にスライドさせて管部51を形成する(S201)。その後、S202の工程に進む。上記以降の手順(S202〜S209)は実施の形態1における熱交換器1の製造の手順(S102〜S109)と同様であり、説明を省略する。
上述のとおり、本実施の形態における熱交換器10は、実施の形態1における熱交換器1と同様の効果がえられる。また、本実施の形態における熱交換器10は、第1の管壁部材103の端部123が、断面視が第2の管壁部材104の端部124の先端を挟み込む形状である。よって、互いの第1の接合面133及び第2の接合面134を管部51の長手方向全体に渡って、強い力で接合するので、実施の形態1の熱交換器1よりもさらに耐久性の高い熱交換器10が得られるという更なる効果を奏する。
また、本実施の形態における熱交換器10は、また、本実施の形態における熱交換器10は、第1の管壁部材103の端部123が、断面視が第2の管壁部材104の端部124の先端を挟み込む形状である。したがって、接合時にろう付けまでの管部51をろう付け台61上に配置する際に、管部を拘束する管部拘束部材62を配置する必要が無い。したがって、実施の形態1よりもさらに簡単に製造できる熱交換器10が得られるというさらなる効果を奏する。
なお、本実施の形態では、上記によると第2の管壁部材104の端部124は、第1の管壁部材103の端部123の先端を挟むような形状をしている。しかしながら、第1の管壁部材103の端部123が、第2の管壁部材104の端部124の先端を挟むような形状をしていても構わない。
本発明は、実施の形態1〜2に限られない。本発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせること、及びその一部を適宜変更、省略等することが可能である。
1、10 熱交換器、
2 伝熱管、
2a 流通孔、
3 放熱フィン、
4 熱交換部、
5 ヘッダタンク、
6 U字継ぎ手部材、
11 上流側熱交換器、
12 下流側熱交換器、
51、54 管部、
52 ふた、
53 ジョイント管、
61 ろう付け台、
62 管部拘束部材、
63 ふた拘束部材、
101、103 第1の管壁部材、
102、104 第2の管壁部材、
110 取付孔、
111 ジョイント管挿入孔、
121、122、123、124 端部、
131、133 第1の接合面、
132、134 第2の接合面、
130 接合部、
140 フィレット部、

Claims (7)

  1. 断面視が円弧形状を呈し、端部が折り曲げられている第1の管壁部材と、
    断面視が円弧形状を呈し、端部が折り曲げられている第2の管壁部材と、を備え、
    前記第1の管壁部材の端部は第1の接合面を有し、前記第2の管壁部材の端部は、前記第1の接合面と当接している第2の接合面を有するヘッダタンク。
  2. 前記第1の接合面は、前記第1の管壁部材の内面と同一面上にあり、前記第2の接合面は、前記第2の管壁部材の内面と同一面上にある請求項1に記載のヘッダタンク。
  3. 前記第1の管壁部材の内面と前記第2の管壁部材の内面で形成される面の形状は断面視が楕円形状である請求項2に記載のヘッダタンク。
  4. 前記第1の接合面及び前記第2の接合面は平面形状である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヘッダタンク。
  5. 前記第1の管壁部材に挿入される伝熱管の挿入方向から投影視したときにおいて、前記第1の管壁部材の端部及び前記第2の管壁部材の端部は、前記第1の管壁部材及び前記第2の管壁部材の投影領域内に設けられている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヘッダタンク。
  6. 前記第1の管壁部材の端部は、断面視が前記第2の管壁部材の端部の先端を挟み込む形状である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のヘッダタンク。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のヘッダタンク、
    放熱フィン、及び前記放熱フィンに取り付けられ、一方の端部が前記ヘッダタンクに挿入されている伝熱管を有する熱交換部、を有する上流側熱交換器と、
    前記ヘッダタンク、前記放熱フィン、及び前記放熱フィンに取り付けられ、一方の端部が前記ヘッダタンクに挿入されている伝熱管を有する熱交換部を有し、
    前記上流側熱交換器と隣接した位置に設けられた下流側熱交換器と、を備え、
    前記上流側熱交換器の前記伝熱管の他方の端部と、前記下流側熱交換器の前記伝熱管の他方の端部は接続されている熱交換器。
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