JP2019199823A - エンジン、及びエンジンの制御装置 - Google Patents

エンジン、及びエンジンの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019199823A
JP2019199823A JP2018093552A JP2018093552A JP2019199823A JP 2019199823 A JP2019199823 A JP 2019199823A JP 2018093552 A JP2018093552 A JP 2018093552A JP 2018093552 A JP2018093552 A JP 2018093552A JP 2019199823 A JP2019199823 A JP 2019199823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
exhaust gas
path
turbine
exhaust passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018093552A
Other languages
English (en)
Inventor
章宏 ▲高▼木
章宏 ▲高▼木
Akihiro Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2018093552A priority Critical patent/JP2019199823A/ja
Publication of JP2019199823A publication Critical patent/JP2019199823A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】複数の過給機を備えるエンジンにおいて各過給機のタービンを駆動する排気ガスが異なる経路で排気通路を流れて合流するときにその合流部よりも排気下流側の排気温度が高くなり過ぎることを抑制する。【解決手段】排気ガスが流れる排気通路と、過給機30及び40とを備えるエンジン1において、排気通路は、排気上流側から排気下流側に向かって、第1排気路(排気管51)と、分岐部P1と、分岐部P1で第1排気路から分岐した第2排気路(排気管52a及び52b)及び第3排気路(排気管53a及び53b)と、第2排気路及び第3排気路が合流する合流部P2とを含む。第2排気路には、過給機30を構成するタービン32が設けられ、第3排気路には、過給機40を構成するタービン42が設けられている。そして、第3排気路の放熱性は第2排気路の放熱性よりも高い。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン及びその制御装置に関し、特に、2つ以上の過給機を備えるエンジン及びその制御装置に関する。
特開2006−348811号公報(特許文献1)には、2つの過給機を備えるエンジンが開示されている。また、特許文献1に記載されるエンジンでは、排気通路に燃料添加弁及び還元剤添加弁が設けられており、エンジンの制御装置が各添加弁の詰まり度合いを検出するように構成される。
特開2006−348811号公報
ところで、エンジンの排気通路には、排気浄化用触媒として、排気中の不完全燃焼生成物(たとえば、CO及びHC)等を酸化する酸化触媒(たとえば、DOC(Diesel Oxidation Catalyst))や、排気中の窒素酸化物(以下、「NOx」とも称する)を還元する脱硝触媒(たとえば、尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)触媒)が設けられることがある。また、複数の過給機を備えるエンジンにおいて各過給機のタービンを駆動する排気ガスが異なる経路を流れて合流するようなレイアウトの排気通路では、その合流部よりも排気下流側に排気浄化用触媒が設けられることがある。たとえば、特許文献1に記載されるエンジンでは、排気ガスの合流部よりも下流側にNOx吸蔵還元触媒が設けられている。
エンジンの高負荷運転時には、排気ガスの温度が高くなる。特に、複数の過給機で過給を行なっているエンジンの高負荷運転時においては、排気ガスの温度が高くなり過ぎて、次のような課題が生じ得る。
排気ガスが高温になると、排気浄化用触媒(酸化触媒や脱硝触媒等)の温度も高くなり、触媒の劣化が促進されたり、触媒の浄化率が低下したりすることがある。たとえば、一般的な脱硝触媒では、所定の温度(たとえば、約450℃)を超えると、NOx浄化率(脱硝率)が急激に低下する傾向がある。NOx浄化率は、脱硝触媒により浄化されるNOxの割合(すなわち、脱硝触媒に流入するNOx量に対する脱硝触媒で還元されるNOx量の割合)である。
また、排気通路に設けられた燃料添加弁の先端(噴孔周辺)がデポジット生成温度以上の高温の排気ガスに曝されると、燃料添加弁の噴孔周辺にデポジットが堆積する。主なデポジットは、炭素質(炭素又は炭化した無機物等で構成される物質)の堆積物(コーキングデポジット)であり、排気ガスに含まれる燃料の残留物や混合物(たとえば、燃料とPM(Particulate Matter)との混合物)などが酸化及び硬化することによって生成する。こうしたデポジットの堆積は、燃料添加弁の詰まり(噴孔詰まり)の原因となり得る。
燃料添加弁から少量の燃料を噴射することで、燃料の気化熱により燃料添加弁の先端温度を下げて、デポジットの堆積を抑制することができる。しかし、こうした燃料噴射を頻繁に行なうことは、燃料消費率(単位走行距離あたりの燃料消費量)の悪化につながる。また、噴射した燃料(未燃燃料)が酸化触媒に添加されると、酸化触媒における燃料の酸化反応により排気ガスの温度が上昇する。これにより、前述した触媒の劣化や触媒浄化率の低下が助長される。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の過給機を備えるエンジンにおいて各過給機のタービンを駆動する排気ガスが異なる経路で排気通路を流れて合流するときにその合流部よりも排気下流側の排気温度が高くなり過ぎることを抑制することである。また、本発明の他の目的は、複数の過給機を備えるエンジンにおいて、排気通路に設けられた燃料添加弁の詰まりを抑制することである。
本発明に係るエンジンは、燃焼室を有するエンジン本体と、燃焼室から排出される排気ガスが流れる排気通路と、排気通路を流通する排気ガスを利用して燃焼室に吸入される空気を過給する第1過給機及び第2過給機とを備える。排気通路は、排気上流側から排気下流側に向かって、第1排気路と、分岐部と、分岐部で第1排気路から分岐した第2排気路及び第3排気路と、第2排気路及び第3排気路が合流する合流部とを含み、第2排気路には、第1過給機を構成する第1タービンが設けられ、第3排気路には、第2過給機を構成する第2タービンが設けられる。そして、上記の排気通路において、第3排気路の放熱性は第2排気路の放熱性よりも高い。
上記のエンジンでは、排気ガスが分岐部から第2排気路を経て合流部に到達する経路(以下、「第1経路」とも称する)を通って合流部に到達する排気ガスの温度よりも、排気ガスが分岐部から第3排気路を経て合流部に到達する経路(以下、「第2経路」とも称する)を通って合流部に到達する排気ガスの温度のほうが低くなる。第2経路を通って合流部に到達する排気ガスによって、合流部における排気ガスの温度(ひいては、合流部よりも排気下流側における排気ガスの温度)を下げることができる。このため、上記構成によれば、複数の過給機(第1過給機及び第2過給機)を備えるエンジンにおいて、各過給機のタービン(第1タービン、第2タービン)を駆動する排気ガスが異なる経路(第1経路、第2経路)で排気通路を流れて合流するときにその合流部よりも排気下流側の排気温度が高くなり過ぎることを抑制できる。また、排気ガスの温度上昇が抑制されることによって、排気通路に設けられた燃料添加弁の詰まりを抑制することができる。
上記のエンジンにおいて、第2排気路は、断熱材で覆われた金属管によって構成され、第3排気路の少なくとも一部は、断熱材で覆われていない金属管によって構成されてもよい。
断熱材で覆われた金属管(以下、「断熱管」とも称する)と、断熱材で覆われていない金属管(以下、「非断熱管」とも称する)とでは、非断熱管のほうが放熱性が高い。第2排気路と第3排気路との放熱性の違いは、こうした断熱材の有無に起因して生じていてもよい。金属管を覆う断熱材を取り外すことによって容易に第3排気路の放熱性を第2排気路の放熱性よりも高めることができる。
第1タービンの出口から合流部までの第1距離を、第2タービンの出口から合流部までの第2距離よりも短くしてもよい。
排気路を長くするほど排気ガスがその排気路の一端から他端に到達するまでに放出される熱量(放熱量)が多くなる。第3排気路を第2排気路よりも長くすることによって容易に第3排気路の放熱性を第2排気路の放熱性よりも高めることができる。しかし、分岐部から各タービン(第1タービン、第2タービン)の入口までの距離は、排気エネルギーによってタービンを回すときのエネルギー損失が少なくなるように設定されることが望ましい。そこで、上記構成では、各タービンの出口から合流部までの距離(第1距離、第2距離)を変えることによって第3排気路の放熱性を第2排気路の放熱性よりも高めている。
上記のエンジンは、排気通路の合流部よりも排気下流側で排気通路を流通する排気ガスの温度を検出する温度センサと、第2排気路の排気ガス流量と第3排気路の排気ガス流量との少なくとも一方を変更可能に構成される流量可変機構と、流量可変機構を制御する制御装置とをさらに備えてもよい。そして、上記の制御装置は、第1過給機及び第2過給機の両方で過給を行なっている状況において所定条件が成立するか否かを判断し、所定条件が成立する場合には、所定条件が成立しない場合よりも、第2排気路の排気ガス流量に対する第3排気路の排気ガス流量の比率(以下、「T2nd流量比率」とも称する)を高くするように構成されてもよい。上記所定条件は、温度センサにより検出される排気ガスの温度が所定値を超えたことを、必要条件(上記所定条件が成立するために必要な要件)として含む。
なお、上記所定条件成立のための十分条件は任意に設定できる。たとえば、上記の必要条件を満たし、かつ、上記のT2nd流量比率を高める処理を行なっても第1過給機及び第2過給機の各々を正常に運転できること(各過給機がサージングや過回転などの異常運転状態にならないこと)を、上記所定条件成立のための十分条件としてもよい。上記の制御では、所定条件が成立する場合に、所定条件が成立しない場合よりもT2nd流量比率を高くする。T2nd流量比率を高める処理を行なうことで、合流部よりも排気下流側の排気温度を下げることができる。温度センサにより検出される排気ガスの温度(すなわち、合流部よりも排気下流側における排気ガスの温度)が所定値を超えたときにT2nd流量比率を高める処理を行なうことで、合流部よりも排気下流側の排気温度が高くなり過ぎることを抑制することができる。
上記のエンジンは、以下に示すような構成を有していてもよい。エンジンが、燃料を添加する燃料添加弁と、排気成分を酸化する酸化触媒と、尿素水を添加する尿素添加弁と、尿素水から生成されたアンモニアを用いて排気中の窒素酸化物を還元する脱硝触媒とをさらに備える。排気通路は、合流部の排気下流側に第4排気路及び第5排気路をさらに含む。第2排気路及び第3排気路は、合流部で合流して第4排気路の一端につながっており、第4排気路の他端は酸化触媒の入口に接続されており、第5排気路の一端は酸化触媒の出口に接続されており、第5排気路の他端は脱硝触媒の入口に接続されている。燃料添加弁は、第2排気路の第1タービンの出口から合流部までの部分を流通する排気ガスに燃料を添加するように構成され、尿素添加弁は、第5排気路を流通する排気ガスに尿素水を添加するように構成される。第1タービン及び第2タービンの各々は、ノズル開度が大きくなるほど排気ガス流量が多くなるように構成される可変ノズル機構を備える。エンジンは、第5排気路を流通する排気ガスの温度を検出する温度センサと、第1タービン及び第2タービンの各々のノズル開度を制御する制御装置とをさらに備える。制御装置は、第1過給機及び第2過給機の両方で過給を行なっている状況において所定条件が成立するか否かを判断し、所定条件が成立する場合には、所定条件が成立しない場合よりも、第1タービンのノズル開度に対する第2タービンのノズル開度の比率(以下、「T2ndノズル開度比率」とも称する)を高くするように構成される。上記所定条件は、温度センサにより検出される排気ガスの温度が所定値を超えていることを、必要条件として含む。
上記のようなエンジンでは、所定条件が成立する場合にT2ndノズル開度比率を高める処理を行なうことで、温度センサにより検出される排気ガスの温度(すなわち、酸化触媒と脱硝触媒との間を流れる排気ガスの温度)を下げることができる。これにより、酸化触媒と脱硝触媒との間を流れる排気ガスの温度が高くなり過ぎることを抑制して、酸化触媒及び脱硝触媒の保護を図ることが可能になる。
上記のようにT2ndノズル開度比率を制御するエンジンにおいて、所定条件が成立しない場合には、第1タービンのノズル開度と第2タービンのノズル開度とを互いに同じにし、所定条件が成立する場合には、第2タービンのノズル開度を第1タービンのノズル開度よりも大きくしてもよい。こうしたノズル開度制御によれば、第1過給機及び第2過給機による過給を適切に行ないつつ、合流部よりも排気下流側における排気ガスの温度が高くなり過ぎることを抑制できる。
本発明に係るエンジンの制御装置は、以下に説明するエンジン本体、排気通路、燃料添加弁、第1過給機、第2過給機、温度センサ、及び流量可変機構を備えるエンジンを制御するように構成される。エンジン本体は、燃焼室を有する。排気通路は、燃焼室から排出される排気ガスが流れる。燃料添加弁は、排気通路を流通する排気ガスに燃料を添加する。第1過給機及び第2過給機の各々は、排気通路を流通する排気ガスを利用して燃焼室に吸入される空気を過給するように構成される。排気通路は、排気上流側から排気下流側に向かって、第1排気路と、分岐部と、分岐部で第1排気路から分岐した第2排気路及び第3排気路と、第2排気路及び第3排気路が合流する合流部とを含む。第2排気路には、排気上流側から排気下流側に向かって、第1過給機を構成する第1タービンと、燃料添加弁とが設けられる。第3排気路には、第2過給機を構成する第2タービンが設けられる。温度センサは、合流部よりも排気下流側で排気通路を流通する排気ガスの温度を検出するように構成される。流量可変機構は、第2排気路の排気ガス流量と第3排気路の排気ガス流量との少なくとも一方を変更可能に構成される。
そして、本発明に係るエンジンの制御装置は、上記の第1過給機及び第2過給機の両方で過給を行なっている状況において所定条件が成立するか否かを判断し、所定条件が成立する場合には、所定条件が成立しない場合よりも、T2nd流量比率(第2排気路の排気ガス流量に対する第3排気路の排気ガス流量の比率)を高くするように構成される。上記所定条件は、温度センサにより検出される排気ガスの温度が所定値を超えていることを、必要条件として含む。
上記エンジンの制御装置では、所定条件が成立する場合にT2nd流量比率を高める処理を行なうことで、第2排気路に設けられた燃料添加弁に供給される排気ガスの量が減少し、燃料添加弁の噴孔周辺にデポジットが堆積しにくくなる。このため、上記エンジンの制御装置によれば、複数の過給機(第1過給機及び第2過給機)を備えるエンジンにおいて、排気通路に設けられた燃料添加弁の詰まりを抑制することが可能になる。
本発明によれば、複数の過給機を備えるエンジンにおいて、各過給機のタービンを駆動する排気ガスが異なる経路で排気通路を流れて合流するときにその合流部よりも排気下流側における排気ガスの温度が高くなり過ぎることを抑制することが可能になる。また、本発明によれば、この効果に加えて又は代えて、複数の過給機を備えるエンジンにおいて、排気通路に設けられた燃料添加弁の詰まりを抑制することが可能になるという効果が奏される。
本発明の実施の形態に係るエンジン制御システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態に係るエンジンの排気通路の構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係るエンジンの制御装置により実行される2ターボ過給制御を説明するためのフローチャートである。 実施例に係るエンジンと比較例に係るエンジンとについて、排気温度プロファイルを示す図である。 本発明の実施の形態に係るエンジンで使用される尿素SCR触媒の温度とNOx浄化率との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係るエンジンの排気通路の変形例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に係るエンジン制御システムの全体構成図である。図1を参照して、このエンジン制御システムにおいて制御対象となるエンジン1は、たとえば走行のための動力発生装置として車両(たとえば、4輪自動車)に搭載される。エンジン1は、制御装置200によって制御される。本実施の形態では、エンジン1がV型6気筒ディーゼルエンジンであるが、制御対象となるエンジンは、こうしたディーゼルエンジンに限られない。制御対象となるエンジンは、ガソリンエンジンであってもよいし、V型以外の気筒レイアウト(たとえば直列型あるいは水平型)のエンジンであってもよい。また、バンクや気筒の数も任意に変更できる。また、図1には一部のセンサしか示していないが、エンジン1の状態等を検出して制御装置200へ出力する各種センサ(たとえば、新気量センサ、吸気圧センサ、排気圧センサ、エンジン回転数センサ、エンジン冷却水温センサ、アクセル開度センサ、大気圧センサ、外気温センサ等)がさらに設けられていてもよい。また、エンジン1は、EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を備えていてもよい。
エンジン1は、気筒群を含むバンク10A,10Bと、インタークーラ25と、吸気マニホールド28A,28Bと、過給機30,40と、排気マニホールド50と、DOC(ディーゼル酸化触媒)81と、尿素SCR触媒(選択還元型触媒)82とを備える。この実施の形態に係るバンク10A及び10Bの各々は、本開示に係る「エンジン本体」の一例に相当する。以下、エンジン1において、流路として機能する配管等に関しては、上流側の一方端を「第1端」、下流側の他方端を「第2端」と称する。
バンク10A、10Bはそれぞれ、複数の気筒12A、12Bと、複数のインジェクタ16A、16Bとを含む。バンク10A及び10Bにおける各気筒12A,12B内には、燃焼室(燃料が燃焼する空間)が形成されている。また、各気筒12A,12B内には、燃焼室の容積を可変とするピストン(図示せず)と、燃焼室に燃料を噴射するインジェクタ16A,16Bとが設けられている。燃料は、燃料タンク(図示せず)に貯留されており、サプライポンプ(図示せず)により所定圧に加圧されて各インジェクタ16A,16Bに供給される。各インジェクタ16A,16Bに供給された燃料は、所定のタイミングで燃焼室に噴射される。
吸気管21及び22の各々には、図示しない吸気口から吸入され、エアクリーナ(図示せず)によって異物が除去された空気が供給される。吸気管21及び22は、上記エアクリーナの出口に接続される図示しない吸気管(以下、「空気吸入管」とも称する)から分岐した2つの分岐路である。吸気管21の第2端は、過給機30のコンプレッサ31の入口に接続され、コンプレッサ31の出口には、吸気管36の第1端が接続されている。吸気管22の第2端は、過給機40のコンプレッサ41の入口に接続され、コンプレッサ41の出口には、吸気管46の第1端が接続されている。コンプレッサ31は、吸気管21を通じて吸入される空気を過給して吸気管36に供給し、コンプレッサ41は、吸気管22を通じて吸入される空気を過給して吸気管46に供給する。
吸気管36の第2端はインタークーラ25に接続され、吸気管46の第2端は、吸気管36の途中(接続部P3)に接続されている。吸気管46の途中には制御弁47が設けられている。制御弁47は、たとえば、制御装置200によってON(開)/OFF(閉)制御されるノーマリーオフのVSV(負圧切換弁)である。また、吸気管46において制御弁47よりも上流側(コンプレッサ41側)に位置する接続部P4に、還流管48の第1端が接続されている。また、還流管48の第2端(図示せず)は吸気管21に接続されている。還流管48は、吸気管46を流れる空気の少なくとも一部を過給機のコンプレッサ(たとえば、コンプレッサ31)よりも上流側に還流させるための通路である。還流管48を通じて吸気管21に還流した空気は、コンプレッサ31に供給される。還流管48の途中には制御弁49が設けられている。還流管48を通じて還流する空気の量(ひいては、還流の有無)は、制御弁49によって変更可能である。制御弁49は、たとえば、制御装置200によってON(開)/OFF(閉)制御されるノーマリーオフの電磁弁(ソレノイドバルブ)である。なお、還流管48の第2端は、前述の空気吸入管に接続されてもよい。
接続部P3には、コンプレッサ31によって過給された空気(以下、「第1過給空気」とも称する)と、コンプレッサ41によって過給され制御弁47を通過した空気(以下、「第2過給空気」とも称する)とが供給される。第1過給空気と第2過給空気とは接続部P3で合流して混合過給空気となってインタークーラ25に流入する。インタークーラ25は、流入した空気を冷却するように構成される。インタークーラ25は、たとえば空冷式又は水冷式の熱交換器である。インタークーラ25の出口は2つあり、1つの出口には吸気管27Aの第1端が接続され、もう1つの出口には吸気管27Bの第1端が接続されている。そして、吸気管27A、27Bの第2端はそれぞれ吸気マニホールド28A、28Bに接続されている。
吸気マニホールド28A、28Bは、それぞれバンク10A、10Bにおける気筒12A、12Bの吸気ポートに連結される。一方、排気マニホールド50は、バンク10A及び10Bにおける各気筒12A,12Bの排気ポートに連結される。各気筒12A,12Bの燃焼室から排気ポートを通じて気筒外に排出された排気ガス(燃焼後のガス)は、排気マニホールド50に集められた後、排気マニホールド50に接続される排気通路を経由して車外に排出される。
上記の排気通路は、排気上流側から排気下流側に向かって、排気管51と、分岐部P1と、排気管52a,52b,53a,53bと、合流部P2と、排気管54と、排気管55と、排気管56とを含む。排気管51の第1端は、排気マニホールド50に接続されている。排気管52a,53aは、分岐部P1で排気管51から分岐し、タービン32,42の入口に接続されている。排気管52b,53bは、タービン32,42の出口に接続され、合流部P2で合流する。排気管52aの第2端はタービン32の入口に接続され、排気管53aの第2端はタービン42の入口に接続されている。タービン32の出口には排気管52bの第1端が接続され、タービン42の出口には排気管53bの第1端が接続されている。
エンジン1においては、コンプレッサ31とタービン32とによって過給機30(より特定的には、可変ノズルターボ)が構成され、コンプレッサ41とタービン42とによって過給機40(より特定的には、可変ノズルターボ)が構成される。過給機30及び40の各々は、エンジン1の排気通路を流通する排気ガスを利用して各気筒12A,12B内の燃焼室に吸入される空気を過給するように構成される。この実施の形態に係るタービン32、タービン42、過給機30、過給機40は、それぞれ本開示に係る「第1タービン」、「第2タービン」、「第1過給機」、「第2過給機」の一例に相当する。
コンプレッサ31、41のハウジング内にはそれぞれコンプレッサホイール33、43が設けられ、タービン32、42のハウジング内にはそれぞれタービンホイール34、44及び可変ノズル機構VN1、VN2が設けられる。コンプレッサホイール33とタービンホイール34とは連結軸35により連結されて一体的に回転し、コンプレッサホイール43とタービンホイール44とは連結軸45により連結されて一体的に回転する。コンプレッサホイール33、43は、それぞれタービンホイール34、44に供給される排気ガスのエネルギー(排気エネルギー)によって回転駆動される。
可変ノズル機構VN1、VN2は、それぞれタービンホイール34、44の外周側の排気ガス通路に配置された複数のノズルベーン(図示せず)と、各ノズルベーンを駆動するVNアクチュエータ(図示せず)と、ノズルベーンの開度(以下、「VN開度」とも称する)を検出して制御装置200へ出力するセンサ(図示せず)とを有し、VN開度(すなわち、互いに隣り合うノズルベーン間の流路面積)に応じて排気ガスの流速を可変とする。可変ノズル機構VN1及びVN2の各々は、VN開度が大きくなるほど排気ガス流量が多くなるように構成される。可変ノズル機構VN1及びVN2の各々のVNアクチュエータの動作は、制御装置200によって制御される。制御装置200は、VNアクチュエータでVN開度を調整することによって、エンジン1のバンク10A,10Bの過給圧を調整することができる。VN開度は0%(全閉)〜100%(全開)の範囲で任意に調整される。VN開度は、タービンの「ノズル開度」に相当する。
この実施の形態では、通常制御(後述する排気冷却処理を行なわない場合の過給制御)において、可変ノズル機構VN1のVN開度と可変ノズル機構VN2のVN開度とを等しくする(後述する図3参照)。すなわち、通常制御時には、T2ndノズル開度比率(可変ノズル機構VN1のVN開度に対する可変ノズル機構VN2のVN開度の比率)が1.0になっている。T2ndノズル開度比率が高くなるほど、T2nd流量比率(排気管52a,52bの排気ガス流量に対する排気管53a,53bの排気ガス流量の比率)が高くなる。
排気管53aの途中には制御弁60が設けられている。制御弁60は、たとえば、制御装置200によってON(開)/OFF(閉)制御されるノーマリーオンのVSV(負圧切換弁)である。制御装置200は、制御弁47,49,60を制御することにより、過給機30(プライマリターボ)のみで過給を行なうシングルターボモードと、過給機30(プライマリターボ)及び過給機40(セカンダリターボ)の両方で過給を行なうツインターボモードとを切替可能に構成される。制御装置200は、たとえば車両の状態(アクセル開度等)に応じてシングルターボモードとツインターボモードとを切り替える。
シングルターボモードでは、制御弁47,49,60はいずれもOFFになっている。シングルターボモードからツインターボモードへの切替時には、たとえば、制御装置200が制御弁49及び60の両方をONすることによって過給機40の助走運転を行ない、過給機40の過給能力が十分高くなったタイミングで制御装置200が制御弁47をONするとともに制御弁49をOFFして過給機40による過給を開始する。これにより、過給機30及び40の両方で過給が行なわれるようになり、シングルターボモードからツインターボモードに切り替わる。
排気管52bには、排気管52bを流通する排気ガスに燃料を添加する燃料添加弁71が設けられている。燃料タンク(図示せず)に貯留された燃料がポンプ(図示せず)により所定圧に加圧されて燃料添加弁71に供給される。燃料添加弁71による燃料噴射量(燃料添加量)は、制御装置200によって制御される。燃料添加弁71から少量の燃料を噴射することで、燃料の気化熱により燃料添加弁71の先端温度を下げて、燃料添加弁71の噴孔周辺にデポジットが堆積することを抑制できる。また、エンジン1の暖機時又は低負荷運転時などには、燃料添加弁71から噴射した燃料(未燃燃料)をDOC81に供給して、燃料の酸化反応によりDOC81を加熱することができる。
排気管52b及び53bは、合流部P2で合流して排気管54の第1端につながっている。そして、排気管54の第2端は、DOC81の入口に接続されている。DOC81は、排気成分(たとえば、CO又はHCのような不完全燃焼生成物)を酸化する酸化触媒である。また、排気管54には温度センサ61が設けられている。温度センサ61は、排気管54を流通する排気ガスの温度を検出し、その検出値T1を制御装置200へ出力する。
排気管55の第1端はDOC81の出口に接続され、排気管55の第2端は尿素SCR触媒82の入口に接続されている。また、排気管55には温度センサ62及び尿素添加弁72が設けられている。温度センサ62は、排気管55を流通する排気ガスの温度を検出し、その検出値T2を制御装置200へ出力する。尿素添加弁72は、排気管55を流通する排気ガスに尿素水を添加するように構成される。尿素SCR触媒82は、尿素水から生成されたアンモニアを用いて排気中のNOx(窒素酸化物)を還元する脱硝触媒である。尿素添加弁72から噴射された尿素水が高温下で加水分解することにより、アンモニアガスが生成され、尿素SCR触媒82に供給される。尿素水タンク(図示せず)に貯留された尿素水がポンプ(図示せず)により所定圧に加圧されて尿素添加弁72に供給される。尿素添加弁72による尿素水噴射量(尿素水添加量)は、制御装置200によって制御される。
尿素SCR触媒82の出口には、排気管56の第1端が接続されている。DOC81及び尿素SCR触媒82により浄化された排気ガスは、排気管56を通り、図示しないマフラー等を経由して車外に排出される。なお、排気管56の途中に、尿素SCR触媒82から流出したアンモニアを酸化するアンモニアスリップ触媒を設けてもよい。
制御装置200は、演算装置としてのCPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、各種信号を入出力するための入出力ポートと(いずれも図示せず)を含んで構成される。記憶装置は、作業用メモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、保存用ストレージ(ROM(Read Only Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ等)とを含む。制御装置200は、入力ポートに接続された各種機器(たとえば、各種センサ)から信号を受信し、受信した信号に基づいて出力ポートに接続された各種機器(インジェクタ16A,16B等)を制御する。記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することで、各種制御(たとえば、後述する)が実行される。ただし、各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
ところで、複数の過給機で過給を行なっているエンジンの高負荷運転時においては、排気ガスの温度が高くなり過ぎて、次のような課題が生じ得る。
排気ガスが高温になると、排気浄化用触媒の温度が高くなり、触媒の劣化が促進されたり、触媒の浄化率が低下したりすることがある。たとえば、一般的な脱硝触媒では、所定の温度(たとえば、約450℃)を超えると、NOx浄化率(脱硝率)が急激に低下する傾向がある。また、排気通路に設けられた燃料添加弁の先端がデポジット生成温度以上の高温の排気ガスに曝されると、燃料添加弁の噴孔周辺にデポジットが堆積する。こうしたデポジットの堆積は、燃料添加弁の詰まり(噴孔詰まり)の原因となり得る。
燃料添加弁71により燃料噴射(冷却のための燃料噴射)を行なって燃料添加弁71の先端温度を下げて、上記デポジットの堆積を抑制することもできる。しかし、こうした燃料噴射を頻繁に行なうことは、燃料消費率の悪化につながる。また、噴射した燃料(未燃燃料)がDOC81に添加されると、DOC81における燃料の酸化反応により排気ガスの温度が上昇し、上述した触媒の劣化や触媒浄化率の低下が助長される。
そこで、本実施の形態に係るエンジン1では、第3排気路の放熱性が第2排気路の放熱性よりも高くなっている。第2排気路及び第3排気路は、排気マニホールド50に接続される第1排気路から分岐して合流部P2で合流する2つの分岐路である。エンジン1では、排気管51が「第1排気路」、排気管52a及び52bが「第2排気路」、排気管53a及び53bが「第3排気路」の一例に相当する。第2排気路には、過給機30(第1過給機)を構成するタービン32(第1タービン)が設けられ、第3排気路には、過給機40(第2過給機)を構成するタービン42(第2タービン)が設けられている。また、DOC81及び尿素SCR触媒82は、排気浄化用触媒に相当する。この実施の形態では、排気管54が「第4排気路」、排気管55が「第5排気路」の一例に相当する。
エンジン1では、同じ条件で第2排気路と第3排気路とに排気ガスを流した場合、排気ガスが第3排気路の第1端から第2端に到達するまでに放出される熱量(排気ガスが失う熱量)が、排気ガスが第2排気路の第1端から第2端に到達するまでに放出される熱量(排気ガスが失う熱量)よりも多くなる。こうした第2排気路と第3排気路との間での放熱性の違いは、以下に説明するように、両者における長さの違いと材質の違い(より特定的には、断熱材の有無)とに起因して生じている。
エンジン1において、分岐部P1からタービン32及び42の各々の入口までの距離は、排気ガスの排気エネルギーによってタービン32,42を回すときのエネルギー損失が少なくなるように設定されている。分岐部P1からタービン32の入口までの距離と分岐部P1からタービン42の入口までの距離とは概ね等しくなっており、両者の差(絶対値)は、たとえば10cm未満である。一方、排気管52bの長さD1(タービン32の出口から合流部P2までの第1距離)は、排気管53bの長さD2(タービン42の出口から合流部P2までの第2距離)よりも短くなっている。このため、排気ガスが排気管53bを通って排気管53bの第1端から第2端に到達するまでに放出される熱量は、排気ガスが排気管52bを通って排気管52bの第1端から第2端に到達するまでに放出される熱量よりも多くなる。長さD1と長さD2との差(絶対値)は、たとえば10cm以上である。なお、排気管53bの放熱性(ひいては、第3排気路の放熱性)を高めるためには、長さD2が長さD1よりも30cm以上長いことが特に好ましい。他方、排気を円滑に行なうためには、長さD1と長さD2との差(絶対値)が1m以下であることが好ましい。
図2は、本実施の形態に係るエンジン1の排気通路の構造を示す図である。図2を参照して、エンジン1の排気通路のうち、排気管53bを除く部分(すなわち、排気管51,52a,52b,53a,54,55,56)は、断熱材E2で覆われた金属管E1(断熱管)によって形成されている。一方、排気管53bは、断熱材で覆われていない金属管E1(非断熱管)によって形成されている。断熱管よりも非断熱管のほうが放熱性が高いため、排気管53bの放熱性は排気管52bの放熱性よりも高くなる。金属管E1としては、たとえばステンレス鋼製の排気管を採用できる。断熱材E2としては、たとえば空気を内部に保持可能な繊維系断熱材(アルミナ及び/又はシリカを主成分とするセラミックファイバー等)を採用できる。
エンジン1においては、上述した長さ及び構造の違いにより、第3排気路(排気管53a及び53b)の放熱性が第2排気路(排気管52a及び52b)の放熱性よりも高くなっている。こうしたエンジン1では、第1経路(排気ガスが分岐部P1から排気管52a及び52bを経て合流部P2に到達する経路)を通って合流部P2に到達する排気ガスの温度よりも、第2経路(排気ガスが分岐部P1から排気管53a及び53bを経て合流部P2に到達する経路)を通って合流部P2に到達する排気ガスの温度のほうが低くなる。第2経路を通って合流部P2に到達する排気ガスによって、合流部P2における排気ガスの温度(ひいては、合流部P2よりも排気下流側における排気ガスの温度)を下げることができる。これにより、合流部P2よりも排気下流側の排気温度が高くなり過ぎることが抑制される。
上記のように排気ガスの温度上昇が抑制されることによって、前述したデポジットの堆積(ひいては、燃料添加弁71の詰まり)が抑制されるため、燃料添加弁71による冷却のための燃料噴射の回数(頻度)を減らすことができる。そして、燃料噴射の回数が減ることによって、燃料消費率が向上する。
また、上記のように排気ガスの温度上昇が抑制されることによって、DOC81及び尿素SCR触媒82が劣化しにくくなり、各触媒の浄化率を高く維持しやすくなる。このため、DOC81に含有させる貴金属の量を減らすことができる。
なお、エンジン1の排気通路全体を非断熱管(断熱材で覆われていない金属管)で形成して排気通路全体の放熱性を高めることにより排気ガスの温度を低下させることも考えられる。しかし、こうした構成では、排気ガスの温度が低下し過ぎてしまい、エンジン1の暖機時又は低負荷運転時において、触媒の温度が活性化温度に到達しなくなる可能性がある。図2に示すように、エンジン1の排気通路のうち排気管53bを選択的に非断熱管で形成することにより、エンジン1の暖機時又は低負荷運転時における触媒の活性化が容易になる。
図3は、過給機30及び40の両方で過給を行なっている状況において、エンジン1の制御装置200により実行される過給制御(2ターボ過給制御)を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、ステップS10〜S13(以下、単に「S10」〜「S13」と称する)を含み、過給機30及び40の両方で過給を行なっている状況(すなわち、ツインターボモードでの過給時)において、所定時間経過毎にメインルーチンから呼び出されて繰り返し実行される。
図3を参照して、制御装置200は、S11及びS12において、所定の条件(以下、「排気冷却条件」とも称する)が成立するか否かを判断し、排気冷却条件が成立する場合には、T2nd流量比率を高める処理(以下、「排気冷却処理」とも称する)を行ない(S13)、排気冷却条件が成立しない場合には、排気冷却処理を行なわない(S10)。
S11では、制御装置200が、温度センサ62により検出される排気ガスの温度(検出値T2)が所定のしきい値Thを超えているか否かを判断する。この実施の形態では、しきい値Thを450℃とする。ただし、しきい値Thは任意に設定できる。しきい値Thは、固定値であってもよいし、エンジン1の状態等に応じて可変であってもよい。
S12では、制御装置200が、排気冷却処理(S13)を行なっても過給機30及び40の各々を正常に運転できるか否かを判断する。より具体的には、排気冷却処理(S13)を行なっても過給機30及び40の各々が異常運転状態(たとえば、サージング及び過回転の少なくとも一方)にならない場合には、各過給機を正常に運転できると判断される。各過給機が異常運転状態になるか否かは、たとえば、エンジン1の運転条件(吸気圧、排気圧、可変ノズル機構VN1,VN2のVN開度等)ごとに異常運転状態になるか否かを示すマップ(より特定的には、予め実験等によって求められて制御装置200の記憶装置に記憶されているマップ)によって判断できる。
S11及びS12の両方でYESと判断されることは、排気冷却条件が成立するための必要十分条件である。S11及びS12の両方でYESと判断された場合(すなわち、排気冷却条件が成立する場合)にはS13に進み、S11及びS12のいずれかでNOと判断された場合(すなわち、排気冷却条件が成立しない場合)にはS10に進む。
S10では、制御装置200が、通常制御(排気冷却処理を行なわない場合の過給制御)を行なう。この実施の形態では、通常制御におけるT2ndノズル開度比率(可変ノズル機構VN1のVN開度に対する可変ノズル機構VN2のVN開度の比率)を1.0とする。すなわち、可変ノズル機構VN1のVN開度と可変ノズル機構VN2のVN開度とは互いに同じである。T2ndノズル開度比率が1.0である場合には、排気管52bから合流部P2に供給される排気ガス流量と、排気管53bから合流部P2に供給される排気ガス流量とが概ね等しくなる。
S13では、制御装置200が排気冷却処理を行なう。より具体的には、T2ndノズル開度比率を1.0よりも高くする。この実施の形態では、可変ノズル機構VN1のVN開度を通常制御時の値から見て閉じる側へ所定量オフセットし、可変ノズル機構VN2のVN開度を通常制御時の値から見て開く側へ所定量オフセットする。オフセット量が小さ過ぎると、排気の冷却が不十分になり、オフセット量が大き過ぎると、過給機30,40が異常運転状態になりやすくなる。オフセット後のVN開度の差(より特定的には、可変ノズル機構VN2のVN開度から可変ノズル機構VN1のVN開度を減算した値)は、5%以上20%以下であることが好ましく、この実施の形態では10%とする。こうした排気冷却処理により、T2ndノズル開度比率(=可変ノズル機構VN2のVN開度/可変ノズル機構VN1のVN開度)が1.0よりも高くなる。すなわち、可変ノズル機構VN2のVN開度が、可変ノズル機構VN1のVN開度よりも大きくなる。T2ndノズル開度比率が高くなるほどT2nd流量比率(=排気管53a,53bの排気ガス流量/排気管52a,52bの排気ガス流量)が高くなるため、排気冷却処理によってT2nd流量比率が通常制御時よりも高くなる。
エンジン1では、図2に示すように排気管53bの放熱性が高められている。こうした構成により、第3排気路(排気管53a及び53b)を通って合流部P2に到達する排気ガスの温度は、第2排気路(排気管52a及び52b)を通って合流部P2に到達する排気ガスの温度よりも低くなる。このため、T2nd流量比率が高くなるほど、合流部P2における排気ガスの温度(ひいては、合流部P2よりも排気下流側における排気ガスの温度)が低くなる。S13において排気冷却処理が行なわれることで、上記のように合流部P2で排気が冷却され、温度センサ62により検出される排気ガスの温度(検出値T2)が低下する。
上記図3の処理が行なわれることで、排気冷却条件が成立している間は、排気冷却処理が継続的に行なわれる。そして、排気冷却処理によって排気が冷却されて、検出値T2がしきい値Th(たとえば、450℃)以下になると、排気冷却条件が成立しなくなり、S10で通常制御が行なわれるようになる。その後、再び排気冷却条件が成立するまでは通常制御が行なわれる。上記図3の処理によれば、ツインターボモードで過給を行なっているエンジン1の高負荷運転時においても、温度センサ62の検出値T2(ひいては、尿素SCR触媒82の入口付近の排気温度)が450℃程度に制御される。
図4は、実施例に係るエンジン(図1及び図2に示すように第2排気路に対して第3排気路の放熱性が高められたエンジン1)と比較例に係るエンジン(より特定的には、第2排気路と第3排気路とが同程度の放熱性を有するエンジン)とについて、排気温度プロファイルを示す図である。比較例に係るエンジンの構成は、第2排気路と第3排気路とが同程度の放熱性を有すること以外は、実施例に係るエンジンの構成と同じである。より具体的には、比較例に係るエンジンでは、第2排気路の長さと第3排気路の長さとが同じであり、かつ、排気通路全体が断熱管で形成されている。こうした構成により、比較例に係るエンジンでは、第2排気路と第3排気路とが同程度の放熱性を有する。
上記各エンジン(実施例、比較例)についての排気温度プロファイル(図4)を取得するために、タービン出口(タービン32,42の出口)、合流部P2、DOC出口(DOC81の出口)、及びSCR入口(尿素SCR触媒82の入口)の各々に温度センサを設け、排気ガスの温度を測定した。図4において、線L11は、実施例において排気ガスが第1経路(第2排気路を経由する経路)を通って合流部P2に到達するときの排気温度プロファイルを示している。線L12は、実施例において排気ガスが第2経路(第3排気路を経由する経路)を通って合流部P2に到達するときの排気温度プロファイルを示している。線L13は、実施例における合流部P2よりも排気下流側の排気温度プロファイルを示している。線L20は、比較例の排気温度プロファイルを示している。比較例では、排気ガスが第1経路と第2経路とのいずれを通っても、排気温度プロファイルは同じであった。
図4を参照して、合流部P2よりも排気下流側の排気温度は、比較例(線L20)よりも実施例(線L13)のほうが低くなっている。実施例において第1経路を通って合流部P2に到達する排気ガスの温度(線L11)は、比較例の温度(線L20)と概ね同じである。しかし、実施例では、排気管53bの放熱性が高いため、第2経路を通って合流部P2に到達する排気ガスの温度は低くなる(線L12参照)。そして、第2経路を通った排気ガスは、合流部P2において、第1経路を通った排気ガスと合流する。このため、実施例では、合流部P2における排気ガスの温度(ひいては、合流部P2よりも排気下流側における排気ガスの温度)が低くなる。
図5は、上記各エンジン(実施例、比較例)で使用される尿素SCR触媒82の温度とNOx浄化率との関係を示す図である。図5において、縦軸に示すNOx浄化率は、尿素SCR触媒82に流入するNOx量に対する尿素SCR触媒82で還元されるNOx量の割合である。横軸に示すSCR温度は、SCR入口(尿素SCR触媒82の入口)における排気ガスの温度である。
図5を参照して、尿素SCR触媒82では、SCR温度がTを超えると、NOx浄化率が急激に低下する。本願発明者の実験によると、比較例に係るエンジンでは、ツインターボモードで過給を行なっている高負荷運転時においてSCR温度がTを超えてTになった。比較例では、尿素SCR触媒82から流出する排気中のNOx量が多くなった。他方、実施例に係るエンジンでは、同じ条件での運転時においてSCR温度がTになった。実施例では、尿素SCR触媒82のNOx浄化率が高く維持され、尿素SCR触媒82から流出する排気中のNOx量が少なくなった。なお、Tは450℃であり、Tは500℃であった。
以上説明したように、本実施の形態に係るエンジン1によれば、各過給機のタービン32,42を駆動する排気ガスが異なる経路(第1経路、第2経路)で排気通路を流れて合流するときにその合流部P2よりも排気下流側の排気温度が高くなり過ぎることを抑制できる。また、排気ガスの温度上昇が抑制されることによって、排気通路に設けられた燃料添加弁71の詰まりを抑制することができる。
また、エンジン1の制御装置200が図3の処理を行なうことによって、排気冷却処理が成立する場合に排気冷却処理が実行され、T2nd流量比率が高められる。T2nd流量比率が高くなることで、排気管52bに設けられた燃料添加弁71に供給される排気ガスの量が減少し、燃料添加弁71の噴孔周辺にデポジットが堆積しにくくなる。これにより、燃料添加弁71の詰まりが抑制される。
上記実施の形態では、排気管52bの長さD1を排気管53bの長さD2よりも短くしている。しかしこれに限られず、排気通路が第1〜第3排気路と分岐部と合流部とを含む範囲で、排気通路のレイアウトは任意に変更できる。図6は、排気通路の変形例を示す図である。図6を参照して、この例では、排気管52bと排気管53bとが同じ長さ(長さD3)を有する。このような排気通路でも、第2排気路(排気管52a及び52b)を断熱管で形成し、第3排気路の少なくとも一部(たとえば、排気管53b)を非断熱管で形成することで、第3排気路の放熱性が第2排気路の放熱性よりも高くなる。図2には、排気管53bの全体を非断熱管で形成した例を示しているが、排気管53bの一部のみを非断熱管で形成し、他の部分は断熱管で形成してもよい。
上記実施の形態では、第2排気路(排気管52a及び52b)と第3排気路(排気管53a及び53b)との間での放熱性の違いが、両者における長さの違いと断熱材の有無とに起因して生じている。しかしこれに限られず、他の要因で、第3排気路の放熱性が第2排気路の放熱性よりも高くなっていてもよい。たとえば、第2排気路を二重管で形成し、第3排気路を一重管で形成してもよい。また、風当たりが強い場所に第3排気路を配置することによって、第3排気路の放熱性を高めてもよい。
また、第2排気路と第3排気路とが同程度の放熱性を有するエンジンにおいても、エンジンの制御装置が図3の処理を行なうことによって、前述した燃料添加弁71の詰まりを抑制する効果は奏される。
図3の処理における排気冷却条件は、合流部P2よりも排気下流側の排気温度が所定値を超えていることを必要条件として含む範囲で任意に変更できる。たとえば、S11において、温度センサ62の検出値T2の代わりに温度センサ61の検出値T1を採用し、検出値T1が所定値を超えているか否かを判断するようにしてもよい。また、S11及びS12以外の要件を追加してもよい。
また、図3の処理において通常制御(S10)のT2ndノズル開度比率は1.0に限られず任意に変更できる。通常制御におけるT2ndノズル開度比率を変更した場合も、排気冷却処理(S13)によりT2ndノズル開度比率を通常制御時よりも高くすることで、T2nd流量比率が通常制御時よりも高くなり、合流部P2において排気が冷却されるようになる。
上記実施の形態では、T2nd流量比率を可変とする流量可変機構として、可変ノズル機構VN1,VN2を採用している。しかしこれに限られず、第2排気路の排気ガス流量と第3排気路の排気ガス流量との少なくとも一方を変更可能に構成される他の機構を、流量可変機構として採用してもよい。たとえば、制御弁60として任意に開度を調整できる弁を用いた場合には、制御弁60の開度に応じてT2nd流量比率が変化するため、制御弁60を流量可変機構として採用できる。
本発明のエンジン及びその制御装置が適用される対象は、車両に限られず任意である。適用対象は、たとえば、他の乗り物(船、飛行機等)であってもよい。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 エンジン、10A,10B バンク、12A,12B 気筒、16A,16B インジェクタ、21,22,27A,27B,36,46 吸気管、25 インタークーラ、28A,28B 吸気マニホールド、30,40 過給機、31,41 コンプレッサ、32,42 タービン、33,43 コンプレッサホイール、34,44 タービンホイール、35,45 連結軸、47,49,60 制御弁、48 還流管、50 排気マニホールド、51,52a,52b,53a,53b,54,55,56 排気管、61,62 温度センサ、71 燃料添加弁、72 尿素添加弁、81 DOC、82 尿素SCR触媒、200 制御装置、E1 金属管、E2 断熱材、P1 分岐部、P2 合流部、P3,P4 接続部、VN1,VN2 可変ノズル機構。

Claims (7)

  1. 燃焼室を有するエンジン本体と、
    前記燃焼室から排出される排気ガスが流れる排気通路と、
    前記排気通路を流通する排気ガスを利用して前記燃焼室に吸入される空気を過給する第1過給機及び第2過給機とを備え、
    前記排気通路は、排気上流側から排気下流側に向かって、第1排気路と、分岐部と、前記分岐部で前記第1排気路から分岐した第2排気路及び第3排気路と、前記第2排気路及び前記第3排気路が合流する合流部とを含み、
    前記第2排気路には、前記第1過給機を構成する第1タービンが設けられ、
    前記第3排気路には、前記第2過給機を構成する第2タービンが設けられ、
    前記排気通路において、前記第3排気路の放熱性は前記第2排気路の放熱性よりも高い、エンジン。
  2. 前記第2排気路は、断熱材で覆われた金属管によって構成され、
    前記第3排気路の少なくとも一部は、断熱材で覆われていない金属管によって構成される、請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記第1タービンの出口から前記合流部までの第1距離は、前記第2タービンの出口から前記合流部までの第2距離よりも短い、請求項1又は2に記載のエンジン。
  4. 前記合流部よりも排気下流側で前記排気通路を流通する排気ガスの温度を検出する温度センサと、
    前記第2排気路の排気ガス流量と前記第3排気路の排気ガス流量との少なくとも一方を変更可能に構成される流量可変機構と、
    前記流量可変機構を制御する制御装置とをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第1過給機及び前記第2過給機の両方で過給を行なっている状況において所定条件が成立するか否かを判断し、前記所定条件が成立する場合には、前記所定条件が成立しない場合よりも、前記第2排気路の排気ガス流量に対する前記第3排気路の排気ガス流量の比率を高くするように構成され、
    前記所定条件は、前記温度センサにより検出される前記排気ガスの温度が所定値を超えていることを、必要条件として含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン。
  5. 燃料を添加する燃料添加弁と、
    排気成分を酸化する酸化触媒と、
    尿素水を添加する尿素添加弁と、
    前記尿素水から生成されたアンモニアを用いて排気中の窒素酸化物を還元する脱硝触媒とをさらに備え、
    前記排気通路は、前記合流部の排気下流側に第4排気路及び第5排気路をさらに含み、
    前記第2排気路及び前記第3排気路は、前記合流部で合流して前記第4排気路の一端につながっており、前記第4排気路の他端は前記酸化触媒の入口に接続されており、
    前記第5排気路の一端は前記酸化触媒の出口に接続されており、前記第5排気路の他端は前記脱硝触媒の入口に接続されており、
    前記燃料添加弁は、前記第2排気路の前記第1タービンの出口から前記合流部までの部分を流通する排気ガスに前記燃料を添加するように構成され、
    前記尿素添加弁は、前記第5排気路を流通する排気ガスに前記尿素水を添加するように構成され、
    前記第1タービン及び前記第2タービンの各々は、ノズル開度が大きくなるほど排気ガス流量が多くなるように構成される可変ノズル機構を備え、
    前記エンジンは、
    前記第5排気路を流通する排気ガスの温度を検出する温度センサと、
    前記第1タービン及び前記第2タービンの各々の前記ノズル開度を制御する制御装置とをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第1過給機及び前記第2過給機の両方で過給を行なっている状況において所定条件が成立するか否かを判断し、前記所定条件が成立する場合には、前記所定条件が成立しない場合よりも、前記第1タービンの前記ノズル開度に対する前記第2タービンの前記ノズル開度の比率を高くするように構成され、
    前記所定条件は、前記温度センサにより検出される前記排気ガスの温度が所定値を超えていることを、必要条件として含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジン。
  6. 前記所定条件が成立しない場合には、前記第1タービンの前記ノズル開度と前記第2タービンの前記ノズル開度とは互いに同じであり、
    前記所定条件が成立する場合には、前記第2タービンの前記ノズル開度が前記第1タービンの前記ノズル開度よりも大きい、請求項5に記載のエンジン。
  7. 燃焼室を有するエンジン本体と、
    前記燃焼室から排出される排気ガスが流れる排気通路と、
    前記排気通路を流通する排気ガスに燃料を添加する燃料添加弁と、
    前記排気通路を流通する排気ガスを利用して前記燃焼室に吸入される空気を過給する第1過給機及び第2過給機とを備えるエンジンの制御装置であって、
    前記排気通路は、排気上流側から排気下流側に向かって、第1排気路と、分岐部と、前記分岐部で前記第1排気路から分岐した第2排気路及び第3排気路と、前記第2排気路及び前記第3排気路が合流する合流部とを含み、
    前記第2排気路には、排気上流側から排気下流側に向かって、前記第1過給機を構成する第1タービンと、前記燃料添加弁とが設けられ、
    前記第3排気路には、前記第2過給機を構成する第2タービンが設けられ、
    前記エンジンは、
    前記合流部よりも排気下流側で前記排気通路を流通する排気ガスの温度を検出する温度センサと、
    前記第2排気路の排気ガス流量と前記第3排気路の排気ガス流量との少なくとも一方を変更可能に構成される流量可変機構とをさらに備え、
    前記制御装置は、前記第1過給機及び前記第2過給機の両方で過給を行なっている状況において所定条件が成立するか否かを判断し、前記所定条件が成立する場合には、前記所定条件が成立しない場合よりも、前記第2排気路の排気ガス流量に対する前記第3排気路の排気ガス流量の比率を高くするように構成され、
    前記所定条件は、前記温度センサにより検出される前記排気ガスの温度が所定値を超えていることを、必要条件として含む、エンジンの制御装置。
JP2018093552A 2018-05-15 2018-05-15 エンジン、及びエンジンの制御装置 Pending JP2019199823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018093552A JP2019199823A (ja) 2018-05-15 2018-05-15 エンジン、及びエンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018093552A JP2019199823A (ja) 2018-05-15 2018-05-15 エンジン、及びエンジンの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019199823A true JP2019199823A (ja) 2019-11-21

Family

ID=68611972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018093552A Pending JP2019199823A (ja) 2018-05-15 2018-05-15 エンジン、及びエンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019199823A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4811366B2 (ja) 内燃機関の排気制御装置
JP4363395B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5136654B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4392689B2 (ja) 気筒群個別制御エンジン
JP4525544B2 (ja) 過給機付き内燃機関
JP4057549B2 (ja) 内燃機関における排気ガス浄化装置
US9435256B2 (en) Control apparatus for an internal combustion engine
CN110234860B (zh) 用于控制内燃发动机的方法
JP4862604B2 (ja) 内燃機関の排気再循環装置
JP2005264821A (ja) 内燃機関の排気還流システム
JP5332674B2 (ja) 内燃機関の排気再循環装置
JP2016211486A (ja) 排出ガス浄化システム
JP4737151B2 (ja) 内燃機関の排気システム
JP2010163924A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010242681A (ja) 内燃機関のegrシステム
JP4552763B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5168268B2 (ja) 内燃機関の排気還流装置
JP2016109072A (ja) エンジンのegrシステム
JP2019199823A (ja) エンジン、及びエンジンの制御装置
JP5823842B2 (ja) ターボチャージャ付多気筒内燃機関の排気還流装置
JP2010168954A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008038622A (ja) 内燃機関の排気浄化装置、及び方法
JP6593082B2 (ja) 内燃機関の吸排気システム
JP2014148940A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP5915855B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置