JP2019199663A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣服の検査において作業性を向上できる検査装置を提供する。【解決手段】検査装置は、衣服を保持する保持面を有するテーブルと、保持面に保持されている衣服を撮像する撮像装置と、撮像装置で取得された衣服の撮像データに基づいて衣服の輪郭を検出する画像処理部と、輪郭に基づいて衣服の寸法を算出する寸法算出部と、寸法算出部で算出された寸法を出力する出力部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、衣服の検査装置に関する。
衣服の製造工程において、製造された衣服が規格通りに製造されているか否かが検査される。
特開2001−317904号公報
衣服の検査が手作業で実施される場合、作業性が低い。そのため、衣服の検査において作業性を向上できる技術が要望される。
本発明の態様は、衣服の検査において作業性を向上できる検査装置を提供することを目的とする。
本発明の態様に従えば、衣服を保持する保持面を有するテーブルと、前記保持面に保持されている前記衣服を撮像する撮像装置と、前記撮像装置で取得された前記衣服の撮像データに基づいて前記衣服の輪郭を検出する画像処理部と、前記輪郭に基づいて前記衣服の寸法を算出する寸法算出部と、前記寸法算出部で算出された前記寸法を出力する出力部と、を備える検査装置が提供される。
本発明の態様によれば、衣服の検査において作業性を向上できる検査装置が提供される。
図1は、本実施形態に係る検査装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る検査装置の一部を模式的に示す側断面図である。 図3は、本実施形態に係る制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 図4は、本実施形態に係る撮像データの一例を模式的に示す図である。 図5は、本実施形態に係る衣服画像データの一例を模式的に示す図である。 図6は、本実施形態に係る撮像データの一例を模式的に示す図である。 図7は、本実施形態に係る撮像データ及び衣服画像データの一例を模式的に示す図である。 図8は、本実施形態に係る寸法算出部が算出する衣服の寸法の一例を説明するための図である。 図9は、本実施形態に係る衣服の輪郭の形状の一例を模式的に示す図である。 図10は、本実施形態に係る出力装置の一例を模式的に示す図である。 図11は、本実施形態に係る出力装置の一例を模式的に示す図である。 図12は、本実施形態に係る検査方法の一例を示すフローチャートである。 図13は、本実施形態に係る検査装置の一部を模式的に示す側断面図である。 図14は、本実施形態に係る制御装置の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
[1]第1実施形態
[検査装置]
図1は、本実施形態に係る衣服PSの検査装置1の一例を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る衣服PSの検査装置1の一部を模式的に示す側断面図である。図1及び図2に示すように、検査装置1は、衣服PSを保持する保持面11を有するテーブル10と、衣服PSを保持面11に吸着させる吸着装置20と、保持面11を介して衣服PSを照明する照明装置30と、保持面11に保持されている衣服PSを撮像する撮像装置40と、検査装置1を制御する制御装置50と、表示装置61及び印刷装置62を含む出力装置60と、作業者WMに操作される入力装置70とを備える。
衣服PSは、布で形成される。布は、織物、編物、レース、フェルト、及び不織布の少なくとも一つを含む。衣服PSを形成する布は、化学繊維製でもよいし天然繊維製でもよい。
テーブル10は、検査対象である衣服PSを保持する。テーブル10は、プレート状の部材である。テーブル10は、衣服PSを保持する保持面11と、保持面11の反対側を向く裏面14とを有する。保持面11と裏面14とは、実質的に平行である。テーブル10の保持面11及び裏面14のそれぞれは、実質的に平坦面である。保持面11の外形は、実質的に長方形状である。保持面11は、下辺11Aと、下辺11Aと平行な上辺11Bと、下辺11Aの一端部と上辺11Bの一端部とを結ぶ左辺11Cと、下辺11Aの他端部と上辺11Bの他端部とを結ぶ右辺11Dとによって規定される。左辺11Cと右辺11Dとは実質的に平行である。
テーブル10は、支持機構12に支持される。支持機構12は、保持面11が水平面に対して傾斜するようにテーブル10を支持する。支持機構12は、下辺11A及び上辺11Bのそれぞれが水平面と実質的に平行となるように、テーブル10を支持する。また、支持機構12は、下辺11Aから上辺11Bに向かって保持面11が上方に傾斜するように、テーブル10を支持する。保持面11は、水平面に対して規定の角度θで傾斜する。角度θは、例えば20[°]以上40[°]以下である。
作業者WMは、下辺11Aと対面した状態で、衣服PSを保持面11に設置する。また、作業者WMは、下辺11Aと対面した状態で、衣服PSを保持面11から退去する。保持面11が傾斜しているので、作業者WMは、保持面11のうち下辺11Aの近傍の領域のみならず、上辺11Bの近傍の領域にも手を円滑に届かせることができる。例えば衣服PSが大きかったり、作業者WMの身長が低かったりしても、作業者WMは、衣服PSを保持面11に設置する動作及び衣服PSを保持面11から退去する動作を円滑に実施することができる。
吸着装置20は、衣服PSを保持面11に吸着させる。吸着装置20の少なくとも一部は、テーブル10の裏面14側に設けられる。吸着装置20は、真空システム2を含み、衣服PSを真空力で保持面11に吸着保持させる。保持面11に複数の吸引口13が設けられる。吸引口13は、保持面11と裏面14とを貫通するように形成される。保持面11と平行な面内において、吸引口13は、間隔をあけて複数設けられる。吸引口13の直径は、例えば0.5[mm]以上2.0[mm]以下である。
吸着装置20は、テーブル10の裏面14側に設けられ、保持面11に設けられている吸引口13と接続される吸引空間21を有する吸引部材22を含む。吸引部材22は、ボックス状の部材であり、底板部23及び側板部24を有する。底板部23は、間隙を介してテーブル10と対向する。側板部24は、底板部23の周縁部とテーブル10の周縁部とを連結する。
底板部23は、テーブル10の裏面14と間隙を介して対向する内面25と、内面25の反対側を向く外面26とを有する。内面25と外面26とは、実質的に平行である。底板部23は、テーブル10と実質的に平行に配置される。吸引空間21は、テーブル10の裏面14と、底板部23の内面25と、側板部24の内面27とによって規定される。テーブル10の裏面14、底板部23の内面25、及び側板部24の内面27のそれぞれは、吸引空間21に面する。
テーブル10の裏面14と底板部25との間に複数の補強部材28が設けられる。補強部材28は、例えば柱状部材であり、間隔をあけて複数設けられる。補強部材28の下端部は、底板部23に固定される。補強部材28の上端部は、テーブル10の裏面14を支持する。
吸引空間21は、流路29を介して真空システム2と接続される。真空システム2が作動することにより、吸引空間21の気体は、流路29を介して真空システム2に吸引され、吸引空間21の気体が真空システム2に吸引されることにより、吸引空間21の圧力は、吸引部材22の周囲の圧力よりも低くなる(負圧になる)。吸引空間21の圧力が低くなると、保持面11側の気体は、吸引口13を介して吸引空間21に流入する。
テーブル10の保持面11に衣服PSが設置され、衣服PSと保持面11とが接触した状態でで、真空システム2が作動することにより、衣服PSは、保持面11に吸着保持される。真空システム2の作動が解除されることにより、衣服PSは、保持面11から解放される。
照明装置30は、保持面11に保持されている衣服PSを、保持面11を介して照明する。照明装置30の少なくとも一部は、テーブル10の裏面14側に設けられる。照明装置30は、光源31を有する。光源31は、テーブル10の保持面11に保持されている衣服PSを照明するための光を射出する。光源31は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を含む。本実施形態においては、光源31として、テーブル10の裏面14側に複数のLED蛍光灯が配置される。
光源31は、底板部23の外面26と対向するように配置される。光源31は、外面26と平行な面内において、間隔をあけて複数設けられる。
テーブル10及び吸引部材22のそれぞれは、光源31から射出された光を透過可能な透明部材によって形成される。透明部材として、例えばアクリル樹脂又はガラスが例示される。
照明装置30は、吸引空間21を介して、保持面11に保持されている衣服PSを照明する。光源31から射出された光の少なくとも一部は、吸引部材22の底板部23を透過し、吸引空間21を通過した後、テーブル10を透過する。テーブル10を透過した光は、保持面11から射出され、保持面11に保持されている衣服PSを照明する。
照明装置30は、底板部23の内面25と対向し光源31から射出された光を拡散する拡散部材32を有する。拡散部材32は、内面25と平行な面内において、間隔をあけて複数設けられる。拡散部材32は、例えばプリズム部材を含み、光源31からの光を拡散して、テーブル10に供給する。拡散部材32が設けられることにより、テーブル10に照射される光の照度分布が均一化される。これにより、保持面11から実質的に均一な光量分布で光が射出され、保持面11は、面発光することができる。
撮像装置40は、照明装置30で照明された衣服PSの撮像データIDを取得する。撮像装置40は、単眼カメラを含み、静止画及び動画の両方を取得可能である。撮像装置40は、光学系と、光学系を通過した光を受光するイメージセンサとを有する。イメージセンサは、CCD(Couple Charged Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを含む。
撮像装置40は、支持部材41に支持される。支持部材41は、支柱41Aと、支柱41Aの上端部に連結された張出部材41Bとを有する。支柱41Aの下端部は、テーブル10の周縁部に固定される。撮像装置40は、張出部材41Bの先端部に支持される。撮像装置40は、保持面11と間隙を介して対向するように、支持部材41に支持される。支持部材41は、撮像装置40の光学系の光軸AXと保持面11の中心とが直交するように、撮像装置40を支持する。
保持面11に保持される衣服PSは、撮像装置40が撮像可能な撮像領域に配置される。撮像領域は、撮像装置40の光学系の視野領域を含む。撮像装置40の光学系の視野領域は、保持面11に保持される衣服PSの外形よりも大きい。撮像装置40は、保持面11に保持された衣服PS全体の輪郭CLを撮像可能である。
照明装置30は、保持面11に保持されている衣服PSを、テーブル10の裏面14側から照明する。保持面11は、面発光する。保持面11に保持されている衣服PSは、保持面11から射出された光を遮る。面発光する保持面11に衣服PSが保持されることによって、保持面11のうち衣服PSが設置されている領域から射出される光と衣服PSの周囲の領域から射出される光とのコントラストは大きくなる。撮像装置40は、保持面11に着保持され照明装置30で照明された衣服PSの撮像データIDを取得する。撮像装置40は、保持面11から射出される光を受光することによって、保持面11に保持されている衣服PSの輪郭CLを高感度に撮像することができる。
[制御装置]
図3は、本実施形態に係る制御装置50の一例を示す機能ブロック図である。制御装置50は、コンピュータシステムを含む。制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサを含む演算処理装置50Aと、ROM(Read Only Memory)又はストレージのような不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含む記憶装置50Bと、入出力インターフェース50Cとを有する。
制御装置50は、吸着装置20の真空システム2、照明装置30の光源31、撮像装置40、出力装置60、及び入力装置70のそれぞれと接続される。演算処理装置50Aは、入出力インターフェース50Cを介して、吸着装置20の真空システム2、照明装置30の光源31、撮像装置40、及び出力装置60のそれぞれを制御する制御信号を出力する。また、演算処理装置50Aは、入出力インターフェース50Cを介して、撮像装置40で取得された衣服PSの撮像データIDを撮像装置40から取得する。また、演算処理装置50Aは、入出力インターフェース50Cを介して、入力装置70が操作されることによって生成された入力データを入力装置70から取得する。
出力装置60は、表示装置61及び印刷装置62を含む。表示装置61は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)又は有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electroluminescence Display)のようなフラットパネルディスプレイを含む。入力装置70は、コンピュータ用キーボード、マウス、及びタッチパネルの少なくとも一つを含む。
演算処理装置50Aは、撮像装置40で取得された衣服PSの撮像データIDに基づいて衣服PSの輪郭CLを検出する画像処理部51と、衣服PSの輪郭CLに基づいて衣服PSの寸法SLを算出する寸法算出部52と、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLが異常か否かを判定する寸法判定部53と、衣服PSの寸法SLの異常部分を抽出する異常寸法抽出部54と、画像処理部51で検出された衣服PSの輪郭CLの形状が異常か否かを判定する形状判定部55と、衣服PSの輪郭CLの異常部分を抽出する異常輪郭抽出部56と、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLを出力する出力部57と、を有する。
記憶装置50Bは、衣服PSの寸法SLの規格値を示す規格寸法SKを記憶する規格寸法記憶部58と、衣服PSの輪郭CLの規格形状CKを記憶する規格形状記憶部59と、を有する。
画像処理部51は、撮像装置40で取得された衣服PSの撮像データIDを撮像装置40から取得する。画像処理部51は、撮像装置40で取得された衣服PSの撮像データIDを画像処理して、衣服画像データGDを生成する。撮像データIDは、画像処理部51において画像処理される前の画像データであり、衣服画像データGDは、画像処理部51において画像処理された後の画像データである。
画像処理部51は、撮像データIDを画像処理することによって衣服画像データGDを生成し、生成された衣服画像データGDに基づいて、衣服PSの輪郭CLを検出する。
画像処理部51は、予め定められているコントラスト閾値に基づいて撮像データIDを白と黒との2階調に変換する2値化処理を実施して、衣服画像データGDを生成する。2値化処理が実施されることにより、衣服画像データGDにおいて衣服PSに相当する部分は黒となり、衣服PSの周囲に相当する部分は白となる。そのため、画像処理部51は、衣服画像データGDにおいて衣服PSの輪郭CLを高精度に検出することができる。
図4は、本実施形態に係る撮像データIDの一例を模式的に示す図である。本実施形態において、衣服PSは、ポロシャツである。図4に示すように、撮像装置40は、保持面11に保持された衣服PSの撮像データIDを取得する。
図5は、本実施形態に係る衣服画像データGDの一例を模式的に示す図である。撮像データIDが画像処理部51において画像処理されることにより、図5に示すように、2値化された衣服PSの衣服画像データGDが生成される。
衣服PSの輪郭CLは、複数の頂点CAを含む。頂点CAとは、角部をなす2つの直線部RLが交わる点をいう。衣服PSの輪郭CLは、複数の頂点CAと複数の直線部RLとを含む。画像処理部51は、衣服PSの輪郭CLを検出することによって、輪郭CLの複数の頂点CA及び複数の直線部RLを検出することができる。
画像処理部51は、例えばテンプレートマッチングにより、頂点CA及び直線部RLを検出する。頂点CAの形状を示す頂点テンプレートが記憶装置50Bに記憶されている。画像処理部51は、記憶装置50Bに記憶されている頂点テンプレートと衣服画像データGDとを照合して、頂点CAを検出する。また、直線部RLの形状を示す直線部テンプレートが記憶装置50Bに記憶されている。画像処理部51は、記憶装置50Bに記憶されている直線部テンプレートと衣服画像データGDとを照合して、直線部RLを検出する。
なお、画像処理部51は、輪郭CLの曲率に基づいて頂点CA及び直線部RLを検出してもよい。画像処理部51は、輪郭CLの一部分の曲率が第1曲率閾値以下であるとき、その輪郭CLの一部分が直線部RLであると判定し、輪郭CLの一部分の曲率が第2曲率閾値以上であるとき、その輪郭CLの一部分が頂点CAであると判定してもよい。第2曲率閾値は、第1曲率閾値よりも大きい値である。
また、画像処理部51は、撮像データIDに基づいて、衣服PSの輪郭CLの内側の基準部RPの位置を示す基準位置及び衣服PSの輪郭CLの直線部RLの傾きを示す直線位置を検出し、基準位置及び直線位置に基づいて、撮像データIDの位置及び傾きの少なくとも一方を補正する画像処理を実施する。衣服画像データGDは、位置及び傾きの少なくとも一方が補正された後の撮像データIDを示す。
図6は、本実施形態に係る撮像データIDの一例を模式的に示す図である。衣服PSは、作業者PSによって保持面11に設置される。そのため、保持面11に設置される衣服PSの設置状態が衣服PS毎に異なる可能性がある。例えば、図6に示すように、下辺11Aによって規定される基準線に対して傾いた状態で衣服PSが保持面11に設置される可能性がある。保持面11に設置される衣服PSの設置状態が衣服PS毎に異なると、衣服PS毎に輪郭CLの検出条件及び寸法SLの算出条件が異なることとなる。その結果、寸法SLの算出結果にばらつきが生じる可能性がある。寸法SLの算出結果のばらつきを抑制するために、輪郭CLの検出条件及び寸法SLの算出条件が複数の衣服PSのそれぞれについて同一であることが好ましい。画像処理部51は、撮像データIDに基づいて、衣服PSの輪郭CLの内側の基準部RPの位置を示す基準位置及び衣服PSの輪郭CLの直線部RLの傾きを示す直線位置を検出し、基準位置及び直線位置に基づいて、撮像データIDの位置及び傾きの少なくとも一方を補正する画像処理を実施する。
図6に示すように、基準部RPは、衣服PSの輪郭CLの内側に規定される。基準部RPは、例えば保持面11と平行な面内における衣服PSの中心部(重心部、図心部)である。画像処理部51は、断面1次モーメント及び力のつり合い公式などを利用して、衣服PSの輪郭CLに基づいて演算処理を実施することにより、衣服PSの基準部RPの位置を示す基準位置を算出する。輪郭CLの直線部RLは、衣服PSの裾である。画像処理部51は、直線部RLと下辺11Aによって規定される基準線とが平行となるように、基準部RPを中心に撮像データIDを回転させる。これにより、複数の衣服PSのそれぞれについて、基準部RPの位置及び直線部RLの傾きが同一である衣服画像データGDが生成される。
なお、輪郭CLの直線部RLは、例えば袖口でもよい。また、基準線は、下辺11Aによって規定されなくてもよい。基準線は、例えば上辺11B、左辺11C、及び右辺11Dの少なくとも一つによって規定されてもよいし、テーブル10に規定された仮想線でもよい。
図7は、本実施形態に係る撮像データID及び衣服画像データGDの一例を模式的に示す図である。図7は、基準部RPの位置又は直線部RLの傾きがそれぞれ異なる撮像データIDの位置及び傾きが補正された後の衣服画像データGDの一例を模式的に示す。図7に示すように、保持面11に設置される衣服PSの設置状態が衣服PS毎に異なっても、画像処理部51は、複数の撮像データIDのそれぞれについて、基準部RPの位置及び直線部RLの傾きを検出し、基準座標系において複数の衣服画像データGDのそれぞれが同一の位置に同一の傾きで配置されるように、基準部RPの位置及び直線部RLの傾きに基づいて、撮像データIDの位置及び傾きの少なくとも一方を補正する。これにより、複数の衣服PSのそれぞれの補正後の衣服画像データGDは、基準座標系において同一の位置に同一の傾きで配置される。
寸法算出部52は、画像処理部51で検出された衣服PSの輪郭CLに基づいて、衣服PSの寸法SLを算出する。寸法算出部52は、画像処理部51の画像処理により生成された衣服画像データGDの輪郭CLに基づいて、衣服PSの寸法SLを算出する。画像処理部51は、衣服PSの輪郭CLの複数の頂点CAを検出する。寸法算出部52は、隣り合う頂点CAの距離に基づいて、衣服PSの寸法SLを算出する。
画像処理部51は、例えば隣り合う2つの頂点CAのそれぞれからの光が入射する撮像装置40のイメージセンサの画素に基づいて、2つの頂点CAのそれぞれの位置を検出する。寸法算出部52は、隣り合う2つの頂点CAのうち一方の頂点CAからの光が入射するイメージセンサの第1画素と他方の頂点CAからの光が入射するイメージセンサの第2画素との間の画素数を算出する。イメージセンサにおける第1画素と第2画素との間の画素数と、衣服PSにおける一方の頂点CAと他方の頂点CAとの距離とは、1対1で対応する。記憶装置50Bには、イメージセンサの画素数と衣服PSにおける2つの頂点CAの間の距離との関係を示す相関データが記憶されている。寸法算出部52は、第1画素と第2画素との間の画素数と、記憶装置50Bに記憶されている相関データとに基づいて、衣服PSにおいて隣り合う2つの頂点CAの間の距離を算出する。
なお、寸法算出部52は、表示装置61の表示画面の画素数に基づいて、衣服PSにおいて隣り合う2つの頂点CAの間の距離を算出してもよい。例えば、寸法算出部52は、隣り合う2つの頂点CAのうち一方の頂点CAを表示する表示画面の第1画素と他方の頂点CAを表示する表示画面の第2画素との間の画素数を算出してもよい。表示画面における第1画素と第2画素との間の画素数と、衣服PSにおける一方の頂点CAと他方の頂点CAとの距離とは、1対1で対応する。記憶装置50Bには、表示画面の画素数と衣服PSにおける2つの頂点CAの間の距離との関係を示す相関データが記憶されている。寸法算出部52は、第1画素と第2画素との間の画素数と、記憶装置50Bに記憶されている相関データとに基づいて、衣服PSにおいて隣り合う2つの頂点CAの間の距離を算出してもよい。
図8は、本実施形態に係る寸法算出部52が算出する衣服PSの寸法SLの一例を説明するための図である。寸法算出部52は、隣り合う2つの頂点CAの距離に基づいて、衣服PSの寸法SLを算出する。また、寸法算出部52は、頂点CAと直線部RLとの距離、又は直線部RLと直線部RLとの距離に基づいて、衣服PSの寸法SLを算出することができる。
図8に示す例においては、寸法算出部52は、寸法SLとして、襟端と裾との長さを示す寸法SL1、脇横の長さを示す寸法SL2、裾の長さを示す寸法SL3、襟の付根間の長さを示す寸法SL4、片側の肩の長さを示す寸法SL5、左右の肩口間の長さを示す寸法SL6、袖の長さを示す寸法SL7、袖口の長さを示す寸法SL8、及び袖の太さを示す寸法SL9を算出する。
寸法判定部53は、規格寸法記憶部58に記憶されている衣服PSの寸法SLの規格値を示す規格寸法SKに基づいて、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLが異常か否かを判定する。すなわち、寸法判定部53は、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLが規格通りか否かを判定する。寸法判定部53は、寸法算出部52で算出された寸法SLと規格寸法SKとの差が予め定められている寸法閾値以下であるとき、寸法SLが正常であると判定する。寸法判定部53は、寸法算出部52で算出された寸法SLと規格寸法SKとの差が予め定められている寸法閾値よりも大きいとき、寸法SLが異常であると判定する。
寸法閾値は、図8を参照して説明した複数の寸法SL1から寸法SL9のそれぞれについて定められている。寸法判定部53は、複数の寸法SL1から寸法SL9の全てが正常であると判定したとき、衣服PSの寸法SLが正常であると判定する。寸法判定部53は、複数の寸法SL1から寸法SL9の少なくとも一つが異常であると判定したとき、衣服PSの寸法SLが異常であると判定する。
異常寸法抽出部54は、画像処理部51で生成された衣服画像データGDに基づいて、衣服PSの寸法SLが異常な部分を示す異常部分を抽出する。
形状判定部55は、規格形状記憶部59に記憶されている衣服PSの輪郭の規格形状CKに基づいて、画像処理部51で検出された衣服PSの輪郭CLの形状が異常か否かを判定する。すなわち、形状判定部55は、画像処理部51で検出された衣服PSの輪郭CLの形状が規格通りか否かを判定する。
図9は、本実施形態に係る輪郭CLの形状の一例を示す図である。図9は、衣服PSの裾を拡大した図である。衣服PSの裾の規格形状CKは、直線形状である。すなわち、衣服PSの裾の輪郭CLが直線形状であれば、裾の輪郭CLの形状は正常であると判定される。
画像処理部51は、裾の輪郭CLに沿って、一定の間隔で輪郭点CPを形成する。図9(A)に示すように、隣り合う2つの頂点CAを結ぶ直線である規格形状CKと輪郭点CPとのずれ量GAの最大値が形状閾値以下である場合、形状判定部55は、裾の輪郭CLの形状は直線形状であり、正常であると判定する。
図9(B)は、衣服PSの裾が曲がっている例を示す。例えば裁断工程又は縫製工程のような衣服PSの製造工程における不具合の発生に起因して、衣服PSの裾の輪郭CLの形状が直線形状とならず、曲線形状となる可能性がある。また、作業者WMが衣服PSをしっかりと伸ばさずに乱暴に保持面11に設置したときにおいても、衣服PSの裾の輪郭CLの形状が曲線形状になる可能性がある。
図9(B)に示す例では、隣り合う2つの頂点CAを結ぶ直線である規格形状CKと輪郭点CPとのずれ量GAの最大値が形状閾値よりも大きい。そのため、形状判定部55は、裾の輪郭CLの形状が曲線形状であり、異常であると判定する。
なお、形状判定部55は、輪郭CLのうち隣り合う2つの頂点CAの間の輪郭CLの曲率が形状閾値以下であるとき、裾の輪郭CLの形状が直線形状であり正常であると判定し、輪郭CLの曲率が形状閾値よりも大きいときに、裾の輪郭CLの形状が曲線形状であり異常であると判定してもよい。
異常輪郭抽出部56は、画像処理部51で生成された衣服画像データGDに基づいて、衣服PSの輪郭CLの形状が異常な部分を示す異常部分を抽出する。
出力部57は、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLを出力する。出力部57は、寸法算出部52によって算出された衣服PSの寸法SLを示す算出寸法データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、撮像装置40で取得された撮像データIDを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、画像処理部51で生成された衣服画像データGDを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、寸法判定部53の判定結果を示す判定データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、異常寸法抽出部54で抽出された衣服PSの寸法の異常部分を示す異常寸法データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、形状判定部55の判定結果を示す判定データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、異常輪郭抽出部56で抽出された衣服PSの輪郭の異常部分を示す異常輪郭データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
[出力装置]
図10及び図11は、本実施形態に係る出力装置60の一例を模式的に示す図である。以下の説明においては、出力装置60の出力例として表示装置61の表示例について説明する。なお、出力装置60が印刷装置62である場合、出力装置60の出力として、印刷装置62の印刷物が例示される。
図10は、本実施形態に係る表示装置61の一例を模式的に示す図である。図10に示すように、表示装置61は、撮像データID、衣服画像データGD、寸法判定部53の判定データJS、衣服PSの規格寸法SKを示す規格寸法データSKD、寸法算出部52によって算出された衣服PSの寸法SLを示す算出寸法データSLD、及び寸法SLを算出した時刻を示す時刻データTMを表示する。
出力部57は、撮像装置40から取得した撮像データIDを、表示装置61の表示画面の第1領域AR1に表示させる。また、出力部57は、画像処理部51において生成された衣服画像データGDを、表示装置61の表示画面のうち第1領域AR1の右の第2領域AR2に表示させる。出力部57は、撮像データIDと衣服画像データGDとが並んで表示されるように撮像データID及び衣服画像データGDを表示装置61に表示させる。
出力部57は、寸法判定部53の判定データJSを、表示装置61の表示画面のうち第1領域AR1の下の第3領域AR3に表示させる。図10は、複数の寸法SL1から寸法SL9の全てが正常と判定されたときに表示装置61に表示される判定データJSを示す。図10に示す例では、複数の寸法SL1から寸法SL9の全てが正常と判定されたときに、判定データJSとして「OK」の文字データが表示される。
出力部57は、衣服PSの規格寸法SKを示す規格寸法データSKD、寸法算出部52によって算出された衣服PSの寸法SLを示す算出寸法データSLD、及び寸法算出部52が寸法SLを算出した時刻を示す時刻データTMを、表示装置61の表示画面のうち第2領域AR2の下の第4領域AR4に表示させる。図10に示す例では、出力部57は、複数の寸法SL1から寸法SL9のそれぞれについて、規格寸法データSKD、算出寸法データSLD、及び時刻データTMをテーブル形式で表示装置61に表示させる。
また、出力部57は、衣服画像データGDにおける輪郭CLの頂点CAを強調する強調データEMを表示装置61に表示させる。図10に示す例では、強調データEMとして、頂点CAを囲むようにボックスが表示される。
また、出力部57は、寸法算出部52による寸法SLの算出対象部分を示す輪郭CLの頂点CAを結ぶ直線データELを表示装置61に表示させる。図10は、寸法SL2の算出対象部分を示す直線データEL、及び寸法SL4の算出対象部分を示す直線データELが表示される例を示す。なお、寸法SL1、SL3,SL5,SL6,SL7,SL8,SL9の算出対象部分を示す直線データELが表示装置61に表示されてもよい。
図11は、本実施形態に係る表示装置61の一例を模式的に示す図である。図11は、寸法算出部52で算出された寸法SLが異常であると寸法判定部53に判定されたときの表示装置61の表示例を示す。寸法判定部53は、複数の寸法SL1から寸法SL9のうち少なくとも一つが異常であると判定したとき、衣服PSの寸法SLが異常であると判定する。出力部57は、寸法判定部53の判定データJSを、表示装置61の表示画面の第3領域AR3に表示させる。図11に示す例では、複数の寸法SL1から寸法SL9の少なくとも一つが異常であると判定されたときに、判定データJSとして「NG」の文字データが表示される。
例えば、衣服PSの袖口の寸法SL8が異常であると寸法判定部53が判定したとき、異常寸法抽出部54は、衣服画像データGDに基づいて、寸法の異常部分である袖口を抽出する。図11に示すように、出力部57は、衣服画像データGDと寸法の異常部分を示す異常寸法データSAとを表示装置61に表示させる。図11に示すように、異常寸法データSAは、ラインデータである。出力部57は、衣服画像データGDにおける寸法の異常部分である袖口と異常寸法データSAであるラインデータとが重複するように表示装置61に表示させる。これにより、作業者WMは、表示装置61を見て、複数の寸法SL1から寸法SL9のうちどの寸法が異常であるかを認識することができる。
また、図11は、画像処理部51で検出された輪郭CLの形状が異常であると形状判定部55に判定されたときの表示装置61の表示例を示す。形状判定部55は、隣り合う2つの頂点CAの間の輪郭CLの形状が曲線形状であると判定したとき、衣服PSの輪郭CLの形状が異常であると判定する。出力部57は、形状判定部55の判定データJTを、表示装置51の表示画面の第2領域AR2に表示させる。図11に示す例では、衣服PSの裾の輪郭CLが異常であると判定されたときに、衣服画像データGDにおける裾の近傍に、判定データJTとして「NG」の文字データが表示される。
例えば、衣服PSの裾の輪郭CLの形状が異常であると形状判定部55が判定したとき、異常輪郭抽出部58は、衣服画像データGDに基づいて、輪郭CLの異常部分である裾を抽出する。図11に示すように、出力部57は、衣服画像データGDと輪郭CLの異常部分を示す異常輪郭データLAとを表示装置61に表示させる。図11に示すように、本実施形態において、異常輪郭データLAは、ラインデータである。出力部57は、衣服画像データGDにおける輪郭CLの形状の異常部分である裾と異常輪郭データLAであるラインデータとが重複するように表示装置61に表示させる。これにより、作業者WMは、表示装置61を見て、衣服PSの輪郭CLのうちどの部分が異常であるかを認識することができる。
また、製造された衣服PSの輪郭CLの形状が正常でも、例えば作業者WMが衣服PSを乱暴に保持面11に設置したとき、衣服PSの輪郭CLの形状が異常であると形状判定部55に判定される可能性がある。判定データJTが表示装置61に表示されることにより、表示装置61を見た作業者WMは、衣服PSを丁寧に設置し直すことができる。
なお、出力部57は、寸法の正常部分と重複するように、正常寸法データであるラインデータを表示装置61に表示させてもよい。また、出力部57は、異常寸法データであるラインデータと正常寸法データであるラインデータとを異なる表示形態で表示装置61に表示させてもよい。ラインデータの表示形態とは、例えば色、太さ、及び線種の少なくとも一つを含む。出力部57は、寸法SLの正常部分に重複するように緑色ラインを表示装置61に表示させ、寸法ELの異常部分に重複するように赤色ラインを表示装置61に表示させる。
[検査方法]
次に、本実施形態に係る衣服PSの検査方法について説明する。図12は、本実施形態に係る衣服PSの検査方法の一例を示すフローチャートである。
作業者WMは、検査対象である衣服PSを保持面11に設置する。衣服PSが保持面11に設置された後、吸着装置20の作動により、衣服PSは、保持面11に吸着保持される。保持面11が傾斜していても、衣服PSが保持面11に吸着保持されることにより、保持面11から落下することが抑制される。
照明装置30が作動し、保持面11が面発光した状態で、撮像装置40は、保持面11に保持されている衣服PSの撮像データIDを取得する(ステップS10)。
撮像装置40で取得された衣服PSの撮像データIDは、制御装置50に出力される。画像処理部51は、衣服PSの撮像データIDを取得する。画像処理部51は、衣服PSの撮像データIDを画像処理して、衣服画像データGDを生成する(ステップS20)。
図10及び図11を参照して説明したように、出力部57は、撮像データIDと衣服画像データGDとを表示装置61の表示画面に並べて表示させる。
画像処理部51は、衣服画像データGDに基づいて、衣服PSの輪郭CLを検出する。形状判定部55は、規格形状記憶部59に記憶されている輪郭の規格形状CKに基づいて、画像処理部51で検出された輪郭CLの形状が異常か否かを判定する(ステップ30)。
ステップS30において、衣服PSの輪郭CLの形状は異常でないと判定されたとき(ステップS30:No)、寸法算出部32は、輪郭CLに基づいて、衣服PSの全ての寸法SL(寸法SL1から寸法SL9)を算出する。寸法算出部32は、輪郭CLのうち隣り合う2つの頂点CAの距離に基づいて、寸法SLを算出する(ステップS40)。
寸法判定部53は、規格寸法記憶部58に記憶されている規格寸法SKに基づいて、寸法算出部52で算出された複数の寸法SL(寸法SL1から寸法SL9)が異常か否かを判定する(ステップS50)。
ステップS50において、衣服PSの複数の寸法SL1から寸法SL9の全てが異常でないと判定されたとき(ステップS50:No)、図10を参照して説明したように、出力部57は、寸法判定部53の判定データJSとして「OK」の文字データを表示装置61に表示させる(ステップS60)。
また、図10を参照して説明したように、出力部57は、衣服画像データGDにおける輪郭CLの頂点CAを強調する強調データEMを表示装置61に表示させる。また、出力部57は、寸法SLの算出対象部分を示す頂点CAを結ぶ直線データELを表示装置61に表示させる。
ステップS30において、衣服PSの輪郭CLの形状は異常であると判定されたとき(ステップS30:Yes)、異常輪郭抽出部56は、衣服画像データGDに基づいて、輪郭CLの異常部分を抽出する(ステップS70)。
図11を参照して説明したように、出力部57は、形状判定部55の判定データJT及び衣服画像データGDと輪郭CLの異常部分を示す異常輪郭データLAを表示装置61に表示させる(ステップS80)。
寸法算出部32は、輪郭CLに基づいて、輪郭CLの形状が正常である正常部分における寸法SLを算出する(ステップS90)。例えば、衣服PSの裾の輪郭CLの形状が異常であり、裾以外の部分の輪郭CLの形状が正常である場合、寸法算出部32は、寸法SL2,SL4,SL5,SL6,SL7,SL8,SL9などを算出することができる。
寸法判定部53は、規格寸法記憶部58に記憶されている規格寸法SKに基づいて、寸法算出部52で算出された複数の寸法SL(寸法SL2,SL4,SL5,SL6,SL7,SL8,SL9など)が異常か否かを判定する(ステップS50)。
ステップS50において、衣服PSの複数の寸法SLの少なくとも一つが異常であると判定されたとき(ステップS50:Yes)、異常寸法抽出部54は、衣服画像データGDに基づいて、寸法SLの異常部分を抽出する(ステップS100)。
図11を参照して説明したように、出力部57は、寸法判定部53の判定データJS及び衣服画像データGDと寸法SLの異常部分を示す異常寸法データSAを表示装置61に表示させる(ステップS110)。
図11を参照して説明したように、出力部57は、寸法判定部53の判定データJSとして「NG」の文字データを表示装置61に表示させる。
出力部57は、衣服PSの規格寸法SKを示す規格寸法データSKDと、寸法算出部52によって算出された衣服PSの寸法SLを示す算出寸法データSLDと、寸法SLを算出した時刻を示す時刻データTMとを対応付けて、記憶装置50Bに出力する。記憶装置50Bは、規格寸法データSKDと算出寸法データSLDと時刻データTMとを対応付けて記憶する(ステップS120)。
なお、出力部57は、規格寸法データSKDと算出寸法データSLDと時刻データTMとを対応付けて、通信システムを介してサーバに出力してもよい。規格寸法データSKDと算出寸法データSLDと時刻データTMとが対応付けられて記憶されることにより、その記憶データに基づいて、衣服PSを管理することができる。
[効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、テーブル10の保持面11に保持されている衣服PSの撮像データIDが撮像装置40によって取得される。画像処理部51において撮像データIDが画像処理されることにより、寸法SLの算出に適した衣服画像データGDが生成される。寸法算出部62は、衣服画像データGDの輪郭CLに基づいて、衣服PSの寸法SLを算出することができる。このように、撮像装置40によって衣服PSの撮像データIDが取得されることにより、衣服PSの寸法SLの計測が自動的に実施される。そのため、衣服PSの検査の作業性が向上する。
また、衣服PSの輪郭CLは、複数の頂点CAを有するという特徴を有する。本実施形態において、画像処理部51は、衣服PSの特徴を利用して、輪郭CLの複数の頂点CAを検出する。これにより、寸法算出部52は、隣り合う2つの頂点CAの距離に基づいて、衣服PSの寸法SLを算出することができる。
また、本実施形態においては、画像処理部51は、撮像データIDに基づいて輪郭CLの内側の基準部RPの位置を示す基準位置及び輪郭CLの直線部RLの傾きを示す直線位置を検出し、基準位置及び直線位置に基づいて撮像データIDの位置及び傾斜の少なくとも一方を補正して、補正後の撮像データIDを示す衣服画像データGDを生成する。これにより、保持面11に設置される衣服PSの設置状態が衣服PS毎に異なっても、複数の衣服PSについて輪郭CLの検出条件及び寸法SLの算出条件は同一となる。そのため、寸法算出部52は、衣服画像データGDの輪郭CLに基づいて、寸法SLを高精度に算出することができる。
また、本実施形態においては、撮像データIDと衣服画像データGDとが並んで表示装置61に表示される。これにより、作業者WMは、表示装置61を見て、画像処理前の衣服PSの撮像データISと、画像処理後の衣服PSの衣服画像データGDとを対比したり、寸法SL又は輪郭CLの形状が異常である原因を認識したりすることができる。
また、本実施形態においては、寸法判定部53が設けられるので、寸法算出部52で算出された寸法SLが規格通りか否かが自動的に判定される。また、寸法判定部53の判定データJSが表示装置61に表示されるので、作業者WMは、表示装置61を見て、寸法SLが異常か否かを認識することができる。
また、本実施形態においては、寸法SLの異常部分が異常寸法抽出部55によって抽出され、衣服画像データGDと異常寸法データSAとが表示装置61に表示される。そのため、作業者WMは、表示装置61を見て、衣服PSのうち寸法SLが異常な部分を認識することができる。また、衣服画像データGSにおける寸法の異常部分と異常寸法データSAとが重複するように表示装置61に表示されることにより、作業者WMは、表示装置61を見て、衣服PSのうち寸法SLが異常な部分を瞬時に認識することができる。
また、本実施形態においては、形状判定部55が設けられるので、画像処理部51で検出された輪郭CLの形状が規格通りか否かが自動的に判定される。また、形状判定部55の判定データJTが表示装置61に表示されるので、作業者WMは、表示装置61を見て、輪郭CLの形状が異常か否かを認識することができる。
また、本実施形態においては、輪郭CLの形状の異常部分が異常輪郭抽出部56によって抽出され、衣服画像データGDと異常輪郭データLAとが表示装置61に表示される。そのため、作業者WMは、表示装置61を見て、衣服PSのうち輪郭CLの形状が異常な部分を認識することができる。また、衣服画像データGSにおける輪郭CLの異常部分と異常輪郭データLAとが重複するように表示装置61に表示されることにより、作業者WMは、表示装置61を見て、衣服PSのうち輪郭CLが異常な部分を瞬時に認識することができる。
また、本実施形態においては、輪郭CLの形状が異常でないと形状判定部55により判定されたとき、寸法算出部52は、正常な輪郭CLに基づいて寸法SLを算出する。輪郭CLの形状が異常であると形状判定部55により判定されたとき、寸法算出部52は、寸法SLを算出しない。これにより、異常な輪郭CLに基づいて寸法SLが算出されてしまうことが抑制される。
また、本実施形態においては、図10を参照して説明したように、衣服画像データGDにおける輪郭CLの頂点CAを強調する強調データEMが表示装置61に表示される。これにより、作業者WMは、表示装置61を見て、寸法SLの算出に使用された頂点CAを認識することができる。
また、本実施形態においては、図10を参照して説明したように、寸法SLの算出対象部分を示す頂点CAを結ぶ直線データELが表示装置61に表示される。これにより、作業者WMは、表示装置61を見て、衣服PSのうち寸法SLが算出された部分を認識することができる。
また、本実施形態においては、保持面11は水平面に対して傾斜する。これにより、作業者WMは、保持面11のうち下辺11Aの近傍の領域のみならず、上辺11Bの近傍の領域にも手を円滑に届かせることができる。例えば衣服PSが大きかったり、作業者WMの身長が低かったりしても、作業者WMは、衣服PSを保持面11に設置する動作及び衣服PSを保持面11から退去する動作を円滑に実施することができる。
また、本実施形態においては、衣服PSを保持面11に吸着させる吸着装置20が設けられる。これにより、保持面11が傾斜していても、吸着装置20によって衣服PSが保持面11に吸着保持されることにより、衣服PSが保持面11から落下することが抑制される。
また、本実施形態によれば、照明装置30は、保持面11を介して衣服PSを照明する。衣服PSは、衣服PSの裏面側から光を照射される。これにより、保持面11のうち衣服PSが設置されている領域から射出される光と衣服PSの周囲の領域から射出される光とのコントラストは大きくなる。そのため、撮像装置40は、保持面11からの光を受光することによって、保持面11に保持されている衣服PSの輪郭CLを高感度に撮像することができる。
また、本実施形態においては、吸着装置20は、テーブル10の裏面14側に設けられ、保持面11に設けられている吸引口13と接続される吸引空間21を有する吸引部材22を有する。照明装置30は、吸引空間21を介して、保持面11に保持されている衣服PSを照明する。これにより、検査装置1の大型化が抑制された状態で、テーブル10の裏面14側に吸引装置20及び照明装置30の両方を配置することができる。
また、本実施形態においては、吸引部材22は、吸引空間21に面する内面25と内面25の反対側を向く外面26とを有する底板部23を有する。照明装置30は、外面26と対向する光源31と、内面25と対向し光源31から射出された光を拡散する拡散部材32とを有する。これにより、保持面11から実質的に均一な光量分布で光が射出され、保持面11は面発光することができる。
なお、上述の実施形態において、判定データJS及び判定データJTの少なくとも一方が表示装置61に表示されなくてもよく、例えば音声によって出力されてもよい。
なお、上述の実施形態においては、各種のデータが表示装置61に出力(表示)されることとした。各種のデータが印刷装置62により出力(プリントアウト)されてもよい。作業者WMは、印刷物を見て各種のデータを認識することができる。
[2]第2実施形態
図13は、本実施形態に係るテーブル10の一例を模式的に示す図である。図13に示すように、照明装置30は、光源31から射出された光を拡散する拡散部材32Bを有する。図13に示す例において、拡散部材32Bは、プレート状の拡散板である。拡散部材32Bは、底板部23の内面25と対向するように吸引空間21に配置される。拡散板によっても、保持面11から実質的に均一な光量分布で光が射出され、保持面11は面発光することができる。
[3]第3実施形態
図14は、本実施形態に係る制御装置50の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態において、演算処理装置50Aは、撮像装置40により取得されたテーブル10の撮像データADに基づいてテーブル10における作業状況を判定する作業状況判定部81と、作業状況判定部81の判定データに基づいて照明装置30を制御する照明制御部82とを有する。
テーブル10は、撮像装置40の撮像領域に配置される。作業状況判定部81は、テーブル10の撮像データADに基づいて、テーブル10における物体の動きを検出する。物体として、作業者の手及び衣服PSの少なくとも一方が例示される。作業状況判定部81は、物体の動きに基づいて、テーブル10において作業が実施されているか否かを判定する。
作業状況判定部81は、物体が動いていると判定したとき、テーブル10において作業が実施されていると判定する。作業状況判定部81は、物体が動いていないと判定したとき、テーブル10において作業が実施されていないと判定する。
照明制御部82は、作業が実施されていると作業状況判定部81により判定されたとき、照明装置30を停止する。すなわち、照明制御部82は、作業が実施されている場合、光源31から光が射出されないように、照明装置30を制御する。照明制御部82は、作業が実施されていないと作業状況判定部81により判定されたとき、照明装置30を起動する。すなわち、照明制御部82は、作業が実施されていない場合、光源31から光が射出されるように、照明装置30を制御する。
例えば、作業者がテーブル10において衣服PSを広げる作業を実施するとき、光源31から光は射出されない。これにより、作業者が作業中においては、作業者に光は照射されない。作業中に作業者に光が照射されると、作業者はまぶしいと感じ、不快感を覚えたり作業性が低下したりする可能性がある。本実施形態において、作業状況判定部81は、撮像データADに基づいて物体の動きを検出し、作業者が作業中か否かを判定する。作業者が作業中であると判定された場合、照明制御部82は、光源31から光が射出されないように、照明装置30を制御する。これにより、作業者の視覚の負担が軽減され、作業者は、まぶしさを感じることなく、テーブル10において作業を円滑に実施することができる。
作業者が衣服PSを広げる作業を終了し、テーブル10から離れると、作業状況判定部81は、物体の動きを検出しなくなる。作業状況判定部81は、作業者の作業が終了したと判定する。作業者の作業が終了したと判定された場合、照明制御部82は、光源31から光が射出されるように、照明装置30を制御する。これにより、テーブル10の保持面11に保持されている衣服PSは、照明装置30で照明される。
以上説明したように、撮像装置40により作業者の動きが常時監視され、取得された撮像データADに基づいて、照明装置30の起動及び停止が制御されてもよい。撮像データADに基づいて、作業者がテーブル10において作業中であると判定されたときには、照明装置30が自動的に停止し、作業が終了して作業者がテーブル10から離れたと判定されたときには、照明装置30が自動的に起動する。これにより、作業者の視覚の負担が軽減され、作業者は作業を円滑に実施することができる。また、照明装置30の起動及び停止が自動制御されるので、消費電力を削減することができる。
なお、本実施形態においては、衣服PSの画像データIDを撮像する撮像装置40が、作業状況の判定に使用される撮像データADを撮像することとした。作業状況の判定に使用される撮像データADを撮像する撮像装置が、衣服PSの画像データIDを撮像する撮像装置40とは別の撮像装置でもよい。
なお、作業者がスイッチを操作することによって、照明装置30が起動及び停止してもよい。
1…検査装置、2…真空システム、10…テーブル、11…保持面、11A…下辺、11B…上辺、11C…左辺、11D…右辺、12…支持機構、13…吸引口、14…裏面、20…吸着装置、21…吸引空間、22…吸引部材、23…底板部、24…側板部、25…内面25…外面26…内面、28…補強部材、29…流路、30…照明装置、31…光源、32…拡散部材、40…撮像装置、41…支持部材、41A…支柱、41B…張出部材、50…制御装置、50A…演算処理装置、50B…記憶装置、50C…入出力インターフェース、51…画像処理部、52…寸法算出部52…寸法判定部53…異常寸法抽出部、55…形状判定部、56…異常輪郭抽出部、57…出力部、58…規格寸法記憶部、59…規格形状記憶部、60…出力装置、61…表示装置、62…印刷装置、70…入力装置、81…作業状況判定部、82…照明制御部、CA…頂点、CL…輪郭、CK…規格形状、EL…直線データ、EM…強調データ、GD…衣服画像データ、ID…撮像データ、JS…判定データ、JT…判定データ、LA…異常輪郭データ、PS…衣服、RL…直線部、SA…異常寸法データ、SK…規格寸法、SL…寸法、WM…作業者。

Claims (21)

  1. 衣服を保持する保持面を有するテーブルと、
    前記保持面に保持されている前記衣服を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置で取得された前記衣服の撮像データに基づいて前記衣服の輪郭を検出する画像処理部と、
    前記輪郭に基づいて前記衣服の寸法を算出する寸法算出部と、
    前記寸法算出部で算出された前記寸法を出力する出力部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記画像処理部は、前記輪郭の複数の頂点を検出し、
    前記寸法算出部は、隣り合う前記頂点の距離に基づいて前記寸法を算出する、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記画像処理部は、前記撮像データに基づいて前記輪郭の内側の基準部の位置を示す基準位置及び前記輪郭の直線部の傾きを示す直線位置を検出し、前記基準位置及び前記直線位置に基づいて前記撮像データの位置及び傾きの少なくとも一方を補正して、補正後の前記撮像データを示す衣服画像データを生成し、
    前記寸法算出部は、前記衣服画像データの前記輪郭に基づいて前記寸法を算出する、
    請求項1又は請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記出力部は、前記撮像データと前記衣服画像データとが並んで出力されるように前記撮像データ及び前記衣服画像データを出力装置に出力させる、
    請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記寸法の規格値を示す規格寸法を記憶する規格寸法記憶部と、
    前記規格寸法に基づいて前記寸法算出部で算出された前記寸法が異常か否かを判定する寸法判定部と、を備える、
    請求項3又は請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記出力部は、前記寸法判定部の判定データを出力装置に出力させる、
    請求項5に記載の検査装置。
  7. 前記衣服画像データに基づいて前記寸法の異常部分を抽出する異常寸法抽出部を備え、
    前記出力部は、前記衣服画像データと前記寸法の異常部分を示す異常寸法データとを出力装置に出力させる、
    請求項5又は請求項6に記載の検査装置。
  8. 前記出力部は、前記衣服画像データにおける前記寸法の異常部分と前記異常寸法データとが重複するように出力装置に出力させる、
    請求項7に記載の検査装置。
  9. 前記輪郭の規格形状を記憶する規格形状記憶部と、
    前記規格形状に基づいて前記画像処理部で検出された前記輪郭の形状が異常か否かを判定する形状判定部と、を備える、
    請求項3から請求項8のいずれか一項に記載の検査装置。
  10. 前記出力部は、前記形状判定部の判定データを出力装置に出力させる、
    請求項9に記載の検査装置。
  11. 前記衣服画像データに基づいて前記輪郭の異常部分を抽出する異常輪郭抽出部を備え、
    前記出力部は、前記衣服画像データと前記輪郭の異常部分を示す異常輪郭データとを出力装置に出力させる、
    請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記出力部は、前記衣服画像データにおける前記輪郭の異常部分と前記異常輪郭データとが重複するように出力装置に出力させる、
    請求項11に記載の検査装置。
  13. 前記寸法算出部は、前記輪郭の形状が異常でないと判定されたとき、前記輪郭に基づいて前記寸法を算出する、
    請求項9から請求項12のいずれか一項に記載の検査装置。
  14. 前記出力部は、前記衣服画像データにおける前記輪郭の頂点を強調する強調データを出力装置に出力させる、
    請求項3から請求項13のいずれか一項に記載の検査装置。
  15. 前記出力部は、前記寸法の算出対象部分を示す前記輪郭の頂点を結ぶ直線データを出力装置に出力させる、
    請求項2から請求項14のいずれか一項に記載の検査装置。
  16. 前記保持面は水平面に対して傾斜し、
    前記衣服を前記保持面に吸着させる吸着装置を備える、
    請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の検査装置。
  17. 前記保持面を介して前記衣服を照明する照明装置を備え、
    前記撮像装置は、前記照明装置で照明された前記衣服の撮像データを取得する、
    請求項16に記載の検査装置。
  18. 前記吸着装置は、前記テーブルの裏面側に設けられ、前記保持面に設けられている吸引口と接続される吸引空間を有する吸引部材を含み、
    前記照明装置は、前記吸引空間を介して、前記保持面に保持されている前記衣服を照明する、
    請求項17に記載の検査装置。
  19. 前記吸引部材は、前記吸引空間に面する内面と前記内面の反対側を向く外面とを有する底板部を有し、
    前記照明装置は、前記外面と対向する光源と、前記内面と対向し前記光源から射出された光を拡散する拡散部材と、を有する、
    請求項18に記載の検査装置。
  20. 前記テーブルの撮像データに基づいて前記テーブルにおける作業状況を判定する作業状況判定部と、
    前記作業状況判定部の判定データに基づいて前記照明装置を制御する照明制御部と、備える、
    請求項17から請求項19のいずれか一項に記載の検査装置。
  21. 前記作業状況判定部は、前記撮像データに基づいて物体の動きを検出し、前記物体の動きに基づいて前記テーブルにおいて作業が実施されているか否かを判定し、
    前記照明制御部は、前記作業が実施されていると判定されたとき、前記照明装置を停止し、前記作業が実施されていないと判定されたとき、前記照明装置を起動する、
    請求項20に記載の検査装置。
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