JP2019198994A - コンクリート製品成型用の型枠装置、及びコンクリート製品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 成型後に挿抜することが困難な中子と、コンクリートを平面状に成型するための側壁(側枠)とを、同時一体的に開いてコンクリート製品を脱型する、コンクリート製品成型用の型枠装置およびコンクリート製品の製造方法を提供する。【解決手段】 回転軸310を中心として回動する側枠3を備えたコンクリート製品成型用の型枠装置100であって、側枠3がコンクリートを平面状に成型するための側枠面33を備え、回転軸310の高さ位置は、側枠面33の上端の辺である側枠面上端辺33aの高さ位置において側枠面33に直交する直交面34の高さ位置よりも上方に位置し、側枠3が上開きする、コンクリート製品成型用の型枠装置100。【選択図】図8

Description

本発明は、防草ブロック等のコンクリート製品成型用の型枠装置、及びコンクリート製品の製造方法に関する。
境界ブロックは、車道と歩道の境界部分や、車道と中央分離帯の境界部分に設置されるコンクリート製ブロックであるが、従来、道路と境界ブロック(又は中央分離帯と境界ブロック)との隙間は垂直目地となっており、至る所から雑草が成長していた。そこで図9に記載されるような、防草ブロックAと呼ばれるコンクリート製品を用いて雑草の成長を抑制していた。
防草ブロックAは、道路Rと防草ブロックAの境界bとなる外周面A1の長手方向全長にわたり、凹部Dが形成されており、凹部Dの内部上面D1や内部下面D2は、防草構造として屈光性や屈地性に逆らう面となっている(図9)。道路Rと防草ブロックAの境界bには隙間があり、雑草の種子が発芽すると、その根は地中Uに向かって下向きに成長しようとするが、凹部Dによって成長途中で上向きに進路を変えられる為、成長できずに枯れる。また芽は太陽に向かって上向きに成長しようとするが、成長途中で下向きに進路を変えられる為、成長できずに枯れる。このようにして凹部Dは防草効果を発揮する。
このような防草ブロックAを成型するための型枠は、通常、防草ブロックAに凹部Dを成型するための中子(凸部)を型枠側壁(側枠)に有する(特許文献1,2)。この中子は防草に有効な傾斜角度と長さを備える必要があるため、成型後に型枠を開いて防草ブロックを脱型する際、型枠側壁(側枠)を回転させて脱型しようとすると、防草ブロックAの凹部Dの内面と、中子の外面とが干渉してしまい、脱型が困難であった。そのため従来、中子の脱型のために以下のような様々な工夫を施していた。
特許文献1は、型枠1の内面にピン30を突設し、このピン30により中子20を支持して防草構造の凹部を成型する。しかし成型の度に中子20を脱着するため作業効率が低い。
特許文献2は、支持リンク19に枢支した可動リンク17を有し、可動リンク17の自由端に中子15を設けた型枠10を提案している(図2〜5)。この型枠10ではまず、枢軸18を回転軸として可動リンク17を回転させることで中子15の挿脱を行う。中子15を抜いただけでは脱型が困難であるため、枢着11を回転軸として側壁10aを回転させることで側壁10aを開いて脱型する(図2)。
特許第5271101号公報 特許第5650591号公報
しかしながら特許文献2の図2〜5は、中子15と側壁10aとを同時一体的に開いて防草ブロックを離型することができないため、作業効率が低い。そして側壁10aは、成型後、先に中子15を挿抜するための開口12を必要とする。そのため側壁10aは2つ(側壁10c側の側壁10aと、側壁10d側の側壁10aと)に分断され、成型工程上不合理な構成となる。例えば、側壁10aから中子15を挿抜するためには、中子15と開口12とが接触しないよう、中子15と開口12との境界(摺接部)に所定の隙間を設ける必要がある。しかしそのようにすると、成型時、中子15と開口12の境界では、コンクリートの漏れやバリが生じやすくなる。これを防止するため中子15と開口12の境界にシール部材(パッキン)を付けても同様の問題が生じる。すなわち、漏れやバリを防止しようとしてシール部材を中子15に密接させると、側壁10aから中子15を挿抜することが困難になる。
そこで本発明の目的は、成型後に挿抜することが困難な中子と、コンクリートを平面状に成型するための側壁(側枠)とを、同時一体的に開いてコンクリート製品を脱型する、コンクリート製品成型用の型枠装置およびコンクリート製品の製造方法を提供することにある。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置は、回転軸を中心として回動する側枠を備えた、コンクリート製品成型用の型枠装置であって、前記側枠はコンクリートを平面状に成型するための側枠面を備え、前記回転軸の高さ位置は、前記側枠面の上端の辺である側枠面上端辺の高さ位置において前記側枠面に直交する直交面の高さ位置よりも上方に位置することを特徴とする。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置は、前記コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型するコンクリート製品成型用の型枠装置であって、前記側枠面が、コンクリートを平面状に成型するための平面と、前記平面に固定された凸部とを有し、前記凸部は、前記側枠面と凸部上面とのなす角や、前記側枠面と凸部下面とのなす角が、0°〜90°であることを特徴とする。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置は、前記コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型するコンクリート製品成型用の型枠装置であって、前記側枠面が、コンクリートを平面状に成型するための平面と、前記平面に固定された凸部とを連続的に有し、前記凸部は、前記側枠面と凸部上面とのなす角や、前記側枠面と凸部下面とのなす角が、0°〜70°であり、前記側枠が上開きすることを特徴とする。
本発明において、「前記側枠面と凸部上面とのなす角」とは、側枠面と凸部上面とのなす角のうち鋭角となる方の角度を意味する。図8で示せば、側枠面33と凸部上面332aとのなす角αのことである。本発明において、「前記側枠面と凸部下面とのなす角」とは、側枠面と凸部下面とのなす角のうち鋭角となる方の角度を意味する。図8で示せば、側枠面33と凸部下面332bとのなす角βのことである。本発明において「連続的に」とは、分離不可の状態で一体的に連続して繋がっていることを意味する。本発明において「上開き」とは、壁に掛けたカレンダーを開く時のような開き方であり、上開きさせる対象物の上方に回転軸を置いて、下方から上方に向かって開くことを意味する。例えば「側枠が上開きする」とは、側枠が回転軸の回りに上方へ開くことを意味する。
従来、防草ブロック成型用の型枠装置では、型枠の側枠下に回転軸を設けて成型後に側枠を回転させて開こうとしても、側枠に防草構造として屈光性や屈地性に逆らう面を備えた凸部(中子)があるため、凸部(中子)が回転軸を中心とした回転軌道の妨げとなり、側枠と凸部(中子)を一体的に引き抜くことが困難であった。より具体的には図8に示すように、凸部が、側枠面と凸部上面とのなす角が0°〜90°となる凸部上面や、側枠面と凸部下面とのなす角が0°〜90°となる凸部下面を有する場合、そのようなコンクリート製品成型用の型枠装置は、抜き勾配がつかず側枠と凸部を一体的に引き抜くことが困難であった。
本発明によれば、防草ブロックのようなコンクリート製品であっても中子が抜ける位置に回転軸を配置できる。そのため、成型後に側枠と中子を同時一体的に回転させてコンクリート製品から引き抜くことができる。これにより作業効率も向上し、成型時のシール精度も良いものとなる。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置は、前記回転軸が、底枠を基準として前記側枠面よりも外側に位置し、前記側枠が上開きすることを特徴とする。
本発明のコンクリート製品の製造方法は、コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型するコンクリート製品の製造方法であって、コンクリートを平面状に成型するための平面と、前記平面に固定された凸部とを連続的に有する側枠面を備えた側枠の回転軸を、前記側枠面の上端の辺である側枠面上端辺の高さ位置において前記側枠面に直交する直交面よりも高い位置とするとともに、前記回転軸を、底枠を基準として前記側枠面よりも外側の位置とし、前記側枠を前記回転軸を中心に回動させて上開きした後で、コンクリート製品を上方に引き抜いて脱型することを特徴とする。
本発明において、「前記回転軸が、底枠を基準として前記側枠面よりも外側に位置する」とは、底枠からみて回転軸の方が側枠面よりも外側(遠方)に位置していることを意味する。
本発明によれば、上記のように回転軸を位置決めすることで、側枠を、回転軸を中心に回動させて上開きすると側枠面の上端の位置も含め側枠全体が外側に変位する。すなわち本発明のコンクリート製品成型用の型枠は、前記側枠を、前記回転軸を中心に回動させて上開きした状態において、前記コンクリート製品を上方に引き抜いて脱型するための隙間を有する。したがって成型後、コンクリート製品を上方に引き上げて脱型をする時にコンクリート製品と側枠とが接触せず、コンクリート製品の脱型が容易となる。
また、側枠が下開きする(型枠の側枠が下方向に開く)型枠装置では、側枠を下開きする際に側枠の自重によって側枠が作業者の方向へ回動して倒れる可能性があった。
本発明によれば側枠が上開きするため、側枠を開く際にも作業者の方向へ倒れることはなく、また側枠を閉じる際にも型枠の中心方向へと側枠が回動するため安全である。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置は、コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型するコンクリート製品成型用の型枠装置であって、基台上にスタンドと型枠とが配され、前記スタンドは、底枠を基準として前記型枠の側枠よりも外側に配されるとともに、前記型枠の側枠が、回転軸を中心として上開き可能に前記スタンドに固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、スタンドが側枠よりも外側に位置しているため、型開き時に側枠が回動した場合にも側枠はスタンドに接触する構成となり、側枠が作業者に接触する可能性は低くなる。したがって安全に作業ができる。
本発明によれば、成型後に挿抜することが困難な中子(例えば、防草用コンクリート製品の成型に用いられる中子)と、コンクリートを平面状に成型するための側壁(側枠)とを、同時一体的に開いて、コンクリート製品を脱型する、コンクリート製品成型用の型枠およびコンクリート製品の製造方法を提供することができる。これにより作業効率が向上し、成型工程上合理的な構成となる。例えば側壁(側枠)に対して中子を挿抜する開口が不要となるため、漏れやバリが生じにくくなり、シール精度も良いものとなる。また型開きや型閉じの際に作業者が安全に作業することができる。
本発明の実施形態のコンクリート製品成型用の型枠装置を示す斜視図である。 本実施形態のコンクリート製品成型用の型枠装置を示す平面図である。 上記実施形態コンクリート製品成型用の型枠装置を示す正面図である。 上記実施形態において側枠を閉じた状態を示す型枠装置の断面図である。 上記実施形態において側枠を開いた状態を示す型枠装置の断面図である。 上記実施形態において側枠を開いた状態を示す型枠装置の断面図である。 上記実施形態において側枠を開いた状態を示す型枠装置の断面図である。 上記実施形態において側枠を開いた状態を示す型枠装置の要部拡大図である。 防草ブロックを示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(コンクリート製品)
本実施形態のコンクリート製品成型用の型枠装置100によって成型されるコンクリート製品は、図9に示すように、道路への設置時において、凹部Dの内部上面D1および内部下面D2が、凹部Dの最奥部D3に向かって下方に傾斜する傾斜面を備えたコンクリート製品であり、コンクリート製品の長手方向に沿ってその上部中央が突出した、突出部A2を備える形状である(図9)。内部上面D1や内部下面D2と、コンクリート製品の下部外周面A11(外周面A1のうち凹部Dの開口よりも下部の外周面)とのなす角は、鋭角である。すなわち、下部外周面A11の傾斜角度を0°としたときに、内部上面D1と下部外周面A11とのなす角や、内部下面D2と下部外周面A11とのなす角は、0°〜90°の範囲である。このようなコンクリート製品には、例えば防草ブロックAなどがある。防草ブロックAはその凹部に屈光性や屈地性を備えた面を有する必要がある。そのため、内部上面D1と下部外周面A11とのなす角や、内部下面D2と下部外周面A11とのなす角は、0°〜70°の範囲が好ましい。また凹部開口から最奥部D3までの傾斜面の長さは5cm以上であることが好ましい。
(本発明の実施の形態)
図1は、本実施形態において側枠を閉じた状態のコンクリート製品成型用の型枠装置100を示す斜視図である。図2は、本実施形態のコンクリート製品成型用の型枠装置100を示す平面図である。図1,2の型枠装置100は、前方枠1と、後方枠2と、一対の左右側枠3(左側枠3A、右側枠3B)とが閉じた状態で示されている。図3は、本実施形態のコンクリート製品成型用の型枠装置100を示す正面図である。図3の型枠装置100は、後方枠2と、左右の側枠3A,3Bとが閉じた状態で示され、前方枠1は矢印により開閉両方の状態で示されている。図4は、本実施形態において側枠3A,3Bを閉じた状態を示す型枠装置100の断面図である。図5は、本実施形態において側枠3A,3Bを開いた状態を示す型枠装置100の断面図である。
<本発明の型枠装置100の構成>
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置100は、防草用の凹部が形成されたコンクリート製品A(図9)を成型する装置であり、図1〜3に示すように、基台5上にスタンド6と型枠(前方枠1、および後方枠2、側枠3A,3B、底枠4)とが配された構成である。型枠は、前方枠1と、後方枠2と、側枠3(一対の左右側枠3A,3B)と、図2,4〜8に示す、U字状の底枠4とからなる。これらの型枠によってコンクリート製品Aの外側を成型し、コテで上側をならして成型する構成となっている。各型枠は、いずれも鋼板製である。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置100は、防草用のコンクリート製品Aをその上面が下向きの状態で成型する(図4,5)。すなわち防草ブロック等のコンクリート製品Aは、道路への設置時とは天地逆にした、逆さ姿勢で成型される。コンクリート製品Aの上面を下向きで成型する方法は、成型時にコテでならす上面が道路の設置面となるため、段差がなく滑らかで粗度係数の小さいコンクリート製品Aを形成することができる。なお本発明の型枠装置100および製造方法の上下方向の記載は、成型時における上下方向を意味する。
前方枠1は、コンクリート製品Aの前方側面を成型するために使用され、後方枠2は、コンクリート製品Aの後方側面を成型するために使用される(図1〜3)。型締めの際には、前方枠1と後方枠2とが閉じられてコンクリート製品Aが成型され、型開きの際には前方枠1と後方枠2とが開かれてコンクリート製品Aが取り出される。前方枠1や後方枠2には、型締めした際に型が開かないよう下方に係止部材(不図示)が備わるとともに、棒状の係止部材10を載せ置くための係止補助部材1a,2aが上方に備わっている(図1〜3)。
型枠装置100には、その長手方向Lに沿って、一対の左右スタンド6,6が、所定間隔をおいて基台5上に複数立設されている(図1〜3)。側枠3(一対の左右側枠3A,3B)は、その外側部上方が、各々回転軸310が備わる支持部31となっている(図4,5)。左右側枠3A,3Bの支持部31は、左右スタンド6,6の上側縁部61にぶら下がるようにしてヒンジ連結され、コンクリート製品Aや底枠4の側部に配設される(図4,5)。
左右側枠3A,3Bは可動枠であり、図1〜3に示した型開閉部材7を回すことで、上側縁部61に位置した回転軸310の回りに扉状に開閉動作できる(図4,5)。側枠3A,3Bの扉状の開動作は、側枠3A,3Bが回転軸310の回りに上方へ開く、いわゆる上開き動作であり、側枠3A,3Bの扉状の閉動作は、側枠3A,3Bが回転軸310の回りに下方へ閉じるものである。以上のように、本発明の型枠装置100は、回転軸310を中心として回動する側枠3A,3Bを備えており、側枠3A,3Bは、コンクリート製品Aの短手方向Sに回動することができ、この側枠3A,3Bの扉状の開閉動作により型開きと型締めが行われる(図4,5)。
底枠4は、基台5上に配設され、コンクリート製品Aの下部(道路設置時においては上部)を成型する(図4,5)。底枠4の長手方向Lの長さは、一対の左右側枠3A,3Bとほぼ同じ長手方向Lの長さを有している(図2)。底枠4は、コンクリート製品Aを成型した際に突出部A2の角が丸みを帯びるように、底部41がU字形状となって丸みを帯びている(図4,5)。図4,5に示した底枠4の外側部42には、型枠装置100の長手方向Lに沿って一対の係止部材8,8が複数設けられており(図1〜3)、この係止部材8,8は、型締め時に左右側枠3A,3Bの各下部を係止するために使用される(図4,5)。
基台5は、上から見て四角形状の枠体である(図1,2)。このような形状の基台5上にスタンド6を配置しているため、作業者が基台5の枠の内側まで足を侵入させる可能性は低い。そのため、側枠3を回動させた際の側枠3の可動域(作業者にとって危険な位置)まで作業者が侵入して作業する可能性が低く、安全である。
図6は、本実施形態において側枠3を開いた状態の型枠装置100のうち、説明のため底枠4と、一対の係止部材8,8と、基台5とを抜き出して示した断面図である。図7は、本実施形態において側枠3A,3Bを開いた状態の型枠装置100のうち、説明のため底枠4と、基台5と、スタンド6と、側枠3A,3Bとを抜き出して示した断面図である。なお図6,7では、後方枠2が手前に開いた状態で示されている。
係止部材8の基端側81は、底枠4の外側部42に軸止めされ、他端には係止先端部82と係止レバー83が備わる(図6)。他方、左右側枠3A,3Bの外側部下方には、係止突起32が設けられている(図7)。図1〜3に示した型開閉部材7によって側枠3A,3Bを閉じると、係止先端部82,82は、この係止突起32に係止されるようになっており(図6,7)、その後係止レバー83を回動させて左右側枠3A,3Bと底枠4とを密着させることで、コンクリートの流出を防ぐ(図4〜7)。なお底枠4の外側42上部(左右側枠3A,3Bが底枠4に当接する位置)には、底枠4の長手方向Lに沿うようにして、ゴムパッキン等のシール部材84が設けられており、左右側枠3A,3Bと底枠4との接合の際、シール部材84によってこれらがシーリングされることでコンクリートの流出が防止される(図6,7)。側枠3、底枠4、およびシール部材84がこのように配置されることで、シール部材84には、従来例のような無理な負荷がかからず損傷しにくくなる。
側枠(一対の左右側枠)3A,3Bは、コンクリートを平面状に成型するための側枠面33を備える(図7)。この側枠面33は、コンクリートを平面状に成型するための平面331と、平面に固定された凸部(中子)332とを連続的に有している(図7)。なお、側枠面33(平面331と凸部332)とコテ面35とは結合されてもよく、その場合、図7のように側方からみて1つのL字状の部材として、型枠装置100から一体的に脱着可能である。
図8は、本実施形態において、説明のため底枠4と、スタンド6と、側枠3(3B)とを抜き出して示すとともに、側枠3(3B)を開いた状態として示した型枠装置100の要部拡大図である。
図8を用いて、側枠3の回転軸310の高さ位置について説明する。側枠面33の上端の辺を、側枠面上端辺33aとする。そして、側枠面33に直交する面のうち、側枠面上端辺33aの高さ位置において側枠面33と直交する面を、直交面34とする。本実施の形態において回転軸310の高さ位置は、この直交面34の高さ位置よりも高くなる。以上のように、回転軸310の高さ位置は、側枠面33の上端の辺である側枠面上端辺33aの高さ位置において側枠面33に直交する直交面34の高さ位置よりも上方に位置する。
次に図4を用いて、回転軸310の平面位置について説明する。型を閉じた状態で、底枠4からみて、回転軸310の平面位置は、側枠面33の側枠面上端辺33aの平面位置よりも相対的に外側に位置する。左右対称のコンクリート製品Aを成型する型枠装置100の場合、型を閉じた状態で、回転軸310は、底枠4の中心線4Lを基準として側枠面33の側枠面上端辺33aの平面位置よりも外側に位置している(図4)。以上のように、回転軸310の平面位置は、底枠4を基準(基準点)として側枠面33の平面位置よりも外側に位置する。
凸部332は、側枠面33と凸部上面332aとのなす角αや、側枠面33と凸部下面332bとのなす角βが、0°〜90°である(図8)。また、上述のように回転軸310を構成することで、凸部332は、側枠面33と凸部上面332aとのなす角αや、側枠面33と凸部下面332bとのなす角βを、0°〜70°とすることもできる。このような角度を備えた凸部332によって、屈曲性や屈地性に逆らう面を備えた防草用のコンクリート製品Aを成型可能である。通常このような角度の場合、凸部332の挿抜に困難を伴い工夫を要するが、本発明では側枠3の型開きや型締めの際、凸部332と側枠3とを同時一体的に挿抜することが可能であり、側枠面33は、平面331と凸部332とが連続的に形成されて一体不可分となった面とすることができる。
スタンド6は、底枠4を基準として型枠の側枠3よりも外側に配される(図8)。スタンド6が、底枠4から見て側枠3よりも外側に配され、側枠3は、スタンド6の上側縁部61にぶら下がるように軸固定されているので、型開き時には、側枠3はスタンド6に接触する。このようにしてスタンド6によって、側枠3の可動域を制限することが可能となる。側枠3が作業者に直接接触する可能性が減り、作業者は安全に作業することが可能となる(図8)。
またスタンド6は、型枠の側枠3を、回転軸310を中心として上開き可能に固定している(図8)。側枠3が、回転軸310を中心として上開き可能にスタンド6に固定されているため、側枠3を開く際にも作業者の方向へ側枠3が倒れることはなく、また側枠3を閉じる際にも底枠4の方向へと側枠3が回動するため安全である。
<本発明の製造装置100を用いたコンクリート製品Aの製造方法>
本実施の形態のコンクリート製品Aの型枠装置100を使用して、図9に示す、凹部Dが形成された外周面A1を有するコンクリート製品Aを製造する場合を説明する。ここでは一例として、型枠(前方枠1、および後方枠2、側枠3A,3B、底枠4)が開いた状態から製造工程を説明することとする。本実施の形態では、まず型枠を閉じてコンクリート製品Aを成型し、再び型枠を開いてコンクリート製品Aを脱型することでコンクリート製品Aを製造する。
まず図1〜3に示した型開閉部材7を回転させることで、側枠3A,3Bを回転軸310の回りに下方へ閉じる(図4)。そして係止部材8の係止先端部82,82を、左右側枠3A,3Bの係止突起32に係止させ、係止レバー83を上方に回動させることで左右側枠3A,3Bと底枠4とを密着させる。この時、左右側枠3A,3Bと底枠4との当接部位は、コンクリートの流出を防ぐため、底枠4に備わるシール部材84によって強固に密着される。
次いで、下辺がヒンジ固定された前方枠1を手動で持ち上げることで、前方枠1を上方に回動させて閉じ、下方の係止部材(不図示)で前方枠1を係止する(図1,2)。同様に、下辺がヒンジ固定された後方枠2を手動で持ち上げることで、後方枠2を上方に回動させて閉じ、下方の係止部材(不図示)で後方枠2を係止する。このようにして前方枠1、後方枠2を閉じた後、棒状の係止部材10を型枠の長手方向Lに渡らせて(図1〜3)、係止部材10を係止補助部材1a,2aに載せ置き(図2)、係止部材10の把持レバー10aを回転させることで、前方枠1と後方枠2とをさらに係止する。側枠3と同様に、この型締めの際にも、底枠4の前方の外周に設けられたシール部材が、前方枠1と底枠4の間の隙間を埋め、底枠4の後方の外周に設けられたシール部材が、後方枠2と底枠4との間の隙間を埋めることになる(不図示)。以上のようにして型締めを行う。
次に、この型枠装置100にコンクリートを流し込み、図4,7に示したコテ面35を基準としてコンクリートの上面をコテでならす。コンクリートを所定場所で養生させて成型する。養生後には、防草ブロックのような、凹部Dが外周面に形成されたコンクリート製品Aが逆さ姿勢で成型されている。このようにしてコンクリート製品Aを成型後、上述の型締めと逆の手順で型開きする。
型枠装置100において、側枠面33を備えた側枠3を、回転軸310を中心に回動させて上開きすると、回転軸310が位置決めされているため、側枠面33の上端の位置も含めて側枠3の全体が外側に変位する。これによりコンクリート製品Aを上方に引き抜いて脱型するための隙間Cが生じる(図7)。
最後に、逆さ姿勢で成型されたコンクリート製品Aを、脱型反転機(図示せず)を使用して、コンクリート製品Aの端面部を狭持して上方に引き抜いて脱型させ、180度回転させると、コンクリート製品Aが正姿勢に保たれる。上記の隙間Cがあるため、脱型時にはコンクリート製品Aと側枠3とが接触せず、コンクリート製品Aを容易に脱型することができる。
100 型枠装置、
1 前方枠、
2 後方枠、
3(3A,3B) 側枠、
4 底枠、
5 基台、
6 スタンド、
7 型開閉部材、
8 係止部材、
33 側枠面、
33a 側枠面上端辺、
34 直交面、
310 回転軸、
331 平面、
332 凸部(中子)

Claims (6)

  1. 回転軸を中心として回動する側枠を備えた、コンクリート製品成型用の型枠装置であって、
    前記側枠はコンクリートを平面状に成型するための側枠面を備え、
    前記回転軸の高さ位置は、前記側枠面の上端の辺である側枠面上端辺の高さ位置において前記側枠面に直交する直交面の高さ位置よりも上方に位置することを特徴とするコンクリート製品成型用の型枠装置。
  2. 前記回転軸が、前記底枠を基準として前記側枠面よりも外側に位置することを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品成型用の型枠装置。
  3. コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型するコンクリート製品成型用の型枠装置であって、
    基台上にスタンドと型枠とが配され、前記スタンドは、底枠を基準として前記型枠の側枠よりも外側に配されるとともに、前記型枠の側枠が、回転軸を中心として上開き可能に前記スタンドに固定されていることを特徴とするコンクリート製品成型用の型枠装置。
  4. 前記コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型するコンクリート製品成型用の型枠装置であって、
    前記側枠面が、コンクリートを平面状に成型するための平面と、前記平面に固定された凸部とを有し、前記凸部は、前記側枠面と凸部上面とのなす角や、前記側枠面と凸部下面とのなす角が、0°〜90°であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のコンクリート製品成型用の型枠装置。
  5. 前記コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型するコンクリート製品成型用の型枠装置であって、
    前記側枠面が、コンクリートを平面状に成型するための平面と、前記平面に固定された凸部とを連続的に有し、前記凸部は、前記側枠面と凸部上面とのなす角や、前記側枠面と凸部下面とのなす角が、0°〜70°であり、前記側枠が上開きすることを特徴とする請求項2または3記載のコンクリート製品成型用の型枠装置。
  6. コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型するコンクリート製品の製造方法であって、
    コンクリートを平面状に成型するための平面と、前記平面に固定された凸部とを連続的に有する側枠面を備えた側枠の回転軸を、前記側枠面の上端の辺である側枠面上端辺の高さ位置において前記側枠面に直交する直交面よりも高い位置とするとともに、前記回転軸を、底枠を基準として前記側枠面よりも外側の位置とし、
    前記コンクリート製品を成型後に前記側枠を、前記回転軸を中心に回動させて上開きした後で、前記コンクリート製品を上方に引き抜いて脱型することを特徴とするコンクリート製品の製造方法。
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