JP2019198992A - ポケットファイル - Google Patents

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【課題】簡単な操作でポケットを保護できるポケットファイルを提供する。【解決手段】複数のポケット16が厚さ方向に積み重ねられたポケット群14を収容できるポケット収容部26を表紙体12に設けたポケットファイル10が提供される。そのポケット収容部26は、表紙体12の少なくとも一つの角部24a付近に重ね合わされたシート体28を備える。具体的には、シート体28を表紙体12の右側辺22cに沿って溶着してなる第1の溶着部30と、シート体28を表紙体12の上辺22aと平行な折目32で表紙体12側に折り返してなる折返部34と、折返部34の先端部を表紙体12に溶着してなる第2の溶着部36と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のポケットを冊子状に束ねたポケットファイルに関する。
従来より、複数のポケットを冊子状に束ねたポケットファイルが種々提案されている。例えば、特許文献1には、表表紙と背表紙と裏表紙とが連なった表紙の背表紙の部分に複数のポケットを溶着して冊子状に束ねたポケットファイルが示されている。
また、特許文献2には、表表紙と裏表紙の内側に、ポケットを見開いた状態に保持するポケット保持部を設けたポケットファイルが示されている。
特開2017−165088号公報 特開2005−59421号公報
ポケットファイルに使用されるポケットは、透明な樹脂シートを袋状に形成されている。そのポケットには、比較的薄い樹脂シートが使用されているものもあり、この場合には、ポケット自体の腰が弱く、ポケットが自重で撓んで曲がってしまうことがある。
そのため、ポケットファイルを立てた状態で長期間放置していると、いつの間にかポケットが折れ曲がってしまい、さらには、ポケットが曲がった状態に癖づいてしまうことがある。
また、特許文献2のようなポケット保持部でポケットを保持することも考えられるが、全てのポケットを一カ所のポケット保持部にまとめて挿入することは容易ではなく、全てのポケットを保護する使い方には向いていない。
本発明は、ポケットの保護に好適なポケットファイルを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係るポケットファイルは、複数のポケットが厚さ方向に積み重ねられたポケット群と、表表紙、背表紙及び裏表紙を有し、前記表表紙と前記裏表紙との間に前記ポケット群が固定された表紙体と、前記表紙体の少なくとも一つの角部付近に重ね合わされたシート体よりなるポケット収容部と、を備え、前記ポケット収容部は、前記シート体と前記表紙体との間の隙間を前記表紙体の側辺に沿って封鎖してなる側辺封鎖部と、前記シート体を前記表紙体の上辺又は底辺と略平行な折目で前記表紙体側に折り返してなる折返部と、前記折返部の先端部を前記表紙体に接合してなる接合部と、を有することを特徴とする。
上記のポケットファイルによれば、表紙体の角部にポケット収容部を設けている。そのポケット収容部を構成するシート体には、上辺(又は底辺)に平行な折返部を設けている。このような折返部を設けたことにより、シート体には折り返しに対する反発力が作用し、シート体が表紙体から離間する方向に付勢される。その結果、ポケット収容部を構成するシート体と表紙体との間に間隙が生まれるため、厚みのあるポケット群であっても、ポケット収容部にスムーズに挿入することができる。
上記のポケットファイルにおいて、前記折返部が前記ポケット収容部よりも外側にせり出した案内部を有していてもよい。
ポケット群をポケット収容部に挿入する場合には、ポケット群を表紙体の内側面に沿わせて移動させてゆく。その際に、ポケット収容部の内側に折返部による段差があると、腰の弱いポケットの一部が折返部の段差に引っ掛かって折れ曲がってしまうことがある。そのため、ポケットの折れ曲がりを直しながらポケット群を何度もポケット収容部に入れ直す必要がある。これに対し、上記のように、折返部をポケット収容部の外側にせり出すように形成することで、ポケット群を折返部に沿わせるよう移動させることができる。すなわち、表紙体と折返部との段差を通過させることなく、ポケット群をポケット収容部内に挿入することが可能となる。
上記のポケットファイルにおいて、前記シート体は前記側辺封鎖部で溶着されていてもよい。
上記のように、シート体を折り返すことなく側辺封鎖部で溶着すると、側辺封鎖部付近でポケット収容部を構成するシート体と表紙体との隙間が狭くなる。そのため、ポケット群がシート体と表紙体とに挟まれて保持され、ポケット群がポケット収容部から抜けにくくなる効果が得られる。
上記のポケットファイルにおいて、前記シート体は前記表紙体の側辺側から一体的に伸び出て形成されており、前記ポケット収容部の前記側辺封鎖部は、前記シート体を前記表紙体の側辺に沿って内側に折り返して形成されていてもよい。
ポケット収容部を構成するシート体を表紙体と一体的なものとしてもよい。この場合には、側辺封鎖部において折り返すと構造が簡素化されて好適である。
上記のポケットファイルにおいて、前記側辺封鎖部は、前記表紙体の上辺又は底辺から離間していてもよい。
このように、側辺封鎖部を表紙体の上辺(又は底辺)から離間させておくことで、ポケット収容部を構成するシート体が折返部付近で変形しやすくなる。そのため、厚みのあるポケット群を容易に挿入することが可能となる。
上記のポケットファイルにおいて、前記シート体には、前記表紙体の角部付近の一部を切り欠いてなる切欠部が形成されていてもよい。
上記のように、ポケット収容部の角部付近を切り欠くことで、ポケット群をポケット収容部に挿入する際に、ポケットの角部の折れ曲がる不具合を防止できる。
上記のポケットファイルにおいて、前記折目と前記側辺封鎖部との間の前記折返部に、前記折目と略平行な溝部を設けてもよい。
上記のように、折返部に折目と略平行な溝部を設けておくことで、ポケット収容部が厚み方向に柔軟に変形しやすくなり、書類を収容して厚みが増したポケット群を容易に収容することができる。
上記のポケットファイルにおいて、前記折目の近傍の前記シート体に前記折目と略平行な溝部を設けてもよい。
上記のように、折目の近傍のシート体に、折目と略平行な溝部を設けることで、ポケット収容部の厚み方向への変位が更に容易になり、ポケット群の挿入がより簡単となる。
上記のポケットファイルにおいて、前記ポケット収容部は、前記シート体を前記表紙体の側辺に沿って折り返してなる折返部を備え、前記側辺封鎖部は前記折返部の先端部に設けてもよい。
上記のように、ポケット収容部の折返部を上辺(又は底辺)側だけでなく、側辺側に設けた場合にも、ポケット群を容易に収容することができる。
上記のポケットファイルにおいて、前記ポケット収容部は、前記表紙体の上辺側の角部に設けられていてもよい。
上記のようにポケット収容部を表紙体の上辺側の角部に設けておくと、立てた状態において、ポケットの上部を表紙体と一体的に束ねておくことができる。その結果、ポケットファイルを立てた状態において、腰が弱いポケットが自重で撓んで変形するのを防止できる。
本発明に係るポケットファイルによれば、簡単な操作でポケットをポケット収容部に挿入して保護できる。
本発明の実施形態に係るポケットファイルの斜視図である。 図1のポケット収容部の拡大平面図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図1のポケット収容部の使用方法を示す斜視図である。 図1のポケット収容部にポケット群を収容した状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るポケットファイルの拡大平面図である。 図7のポケット収容部の展開図である。 図7のIX−IX線に沿った断面図である。 図7のX−X線に沿った断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、以下の説明において、ポケットファイルを見開いた状態でポケットの開口部が位置する側を「上部」又は「上側」と呼び、その反対側を「下部」又は「下側」とよぶ。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るポケットファイル10は、図1のように、表紙体12と、表紙体12の内側に固定されたポケット群14とを備える。
表紙体12は、可撓性のある厚手の樹脂シートよりなり、ポケット群14を保護する機能を担っている。表紙体12を構成する樹脂シートには、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂を用いることができる。これらの熱可塑性樹脂は、熱溶着により表紙体12にポケット等の部品を接合することが可能である。なお、表紙体12は、厚手の紙等で構成してもよい。
表紙体12は、表表紙18と、背表紙20と、裏表紙22とを備える。表表紙18と裏表紙22とは、背表紙20を介して一体的に繋がって形成されている。表表紙18と背表紙20との境界部分及び背表紙20と裏表紙22との境界部分には、それぞれ肉薄の溝状に形成されたヒンジ部が形成されている。ヒンジ部を起点に表表紙18又は裏表紙22を回動させることにより、図示の見開いた状態から、表表紙18と背表紙20とが対向するように閉じた状態へと容易に折り曲げることができる。
表表紙18は矩形状に形成され、その上端部には上辺18aが形成され、下端部には底辺18bが形成され側端部には左側辺18cが形成されている。図5及び図6に示すように、表表紙18の内側には、ポケット19a及びポケット19bが設けられている。ポケット19aは、角部24cに設けられ、扇状の樹脂シートを底辺18b及び左側辺18cに溶着して形成される。また、ポケット19bは、角部24bに設けられ、扇状の樹脂シートを左側辺18c及び上辺18aに溶着して形成される。これらのポケット19a及びポケット19bには、薄手の書類等を挟んで収納することができる。
図1に示すように、裏表紙22は、表表紙18と同じ大きさの矩形状に形成されており、その上端部には上辺22aが形成され、下端部には底辺22bが形成され、側端部には右側辺22cが形成されている。上辺22aと右側辺22cとが交わる角部24a付近には、ポケット群14をまとめて収容可能なポケット収容部26が設けられている。ポケット収容部26については、後にさらに詳細に説明する。
背表紙20には、複数のポケット16を厚み方向に積み重ねてなるポケット群14が溶着されている。ポケット群14は、見開いた表紙体12の上に、矩形状の袋体を厚み方向に積み重ね、それらの袋体の幅方向の中央部を背表紙20に溶着して接合することで形成できる。なお、ポケット16は、予め袋体状に形成されたものを、背表紙20に溶着したものであってもよい。また、ポケット16の溶着部位は、背表紙20に限定されるものではなく、表表紙18又は裏表紙22であってもよい。さらに、ポケット群14を構成するポケット16は、背表紙20等に取り付けられた綴じ具に綴じ込んだものであってもよい。
ポケット16は、例えば、厚みが0.05mm程度の比較的薄手の樹脂フィルムよりなり、上部に開口部16aが設けられている。この開口部16aを挿入口として、その内部に用紙等を挿入することができる。ポケット16を構成する樹脂フィルムは、薄手のものに限定されるものではなく、例えばクリアフォルダ等に使用される0.1mm程度の樹脂フィルムであってもよい。
図2に示すように、ポケット収容部26は、シート体28と、第1の溶着部30と、折返部34と、第2の溶着部36と、を備えている。
シート体28は、略三角形状に形成されており、角部24aの付近の上辺22aと、右側辺22cとの間の裏表紙22を覆うように配置されている。このシート体28は、可撓性を有する樹脂シートによって構成されており、その厚みは例えば、0.1mm〜0.35mm程度の厚みを有している。ポケット群14の挿入を容易にするべく、シート体28の表面は、光沢を有する平滑な表面としておくことが好ましい。
シート体28の側端部28aは、裏表紙22の右側辺22cと同じ位置に配置される。また、シート体28の角部24a付近にはシート体28を斜めに切り欠いてなる切欠部40が形成されている。切欠部40よりも角部24a寄りの部分は、シート体28で覆われておらず、裏表紙22が露出している。
シート体28は、側端部28a付近で、第1の溶着部30により裏表紙22に溶着されている。第1の溶着部30は、裏表紙22の右側辺22cに沿って、右側辺22cと平行に伸びている。この第1の溶着部30は、図4に示すように、シート体28を折り返すことなく、そのまま裏表紙22に溶着した部分であり、第1の溶着部30付近では、シート体28と裏表紙22とが隙間なく接触している。第1の溶着部30は、シート体28の下端28cから切欠部40までの範囲にまで形成されている。すなわち、第1の溶着部30は、角部24aから所定距離だけ離間している。これにより、ポケット収容部26の角部24aにポケット群14を挿入した際に、ポケット群14の厚みに応じてシート体28が柔軟に変形可能となる。
図2に示すように、シート体28の第1の溶着部30の側部には、第1の溶着部30と平行に伸びる溝部46が形成されている。溝部46は、シート体28が肉薄に形成されており、その溝部46を起点にシート体28が厚み方向に変形可能となっている。
シート体28には、裏表紙22の上辺22a及び右側辺22cに対して傾斜した入口部28bが形成されている。その入口部28bの近傍のシート体28には、溝部48が形成されている。この溝部48を設けることにより、図4に示すように入口部28bが裏表紙22から持ち上がる方向に変形している。
図2に示すように、シート体28の上端には、折目32が形成されている。折目32は、裏表紙22の上辺22aと同じ位置に、上辺22aと略平行に形成されている。シート体28は、折目32で裏表紙22側に折り返されており、その折り返された部分が折返部34を構成する。
折返部34は、第2の溶着部36、案内部38、溝部42、44を有している。案内部38は、折返部34の背表紙20側の一端がシート体28からせり出した部分であり、折返部34と一体的に形成されている。案内部38の端部38aは、ポケット16と引っ掛かることがないように滑らかな曲線で構成することが好ましい。
第2の溶着部36は折返部34の下端部34aに沿って形成されており、この第2の溶着部36により、折返部34が裏表紙22に溶着されている。また、溝部42は、第2の溶着部36と折目32との間の折返部34に形成されている。この溝部42は、折返部34を溝状に肉薄に形成した部分であり、上辺22aと略平行に形成されている。図3に示すように、溝部42を起点に折返部34から折目32が厚み方向に持ち上がる方向に変形することが可能となっている。
図2に示すように、溝部44は折目32と平行に形成されている。溝部44は、折目32の近傍のシート体28及び折返部34に形成されている。この溝部44を設けることにより、ポケット収容部26が厚み方向に広がりやすくなっている。
実施形態に係るポケットファイル10は、以上のように構成され、以下その作用について説明する。
図6に示すように、本実施形態のポケットファイル10は、ポケット群14をまとめてポケット収容部26に収容して使用する。ポケット収容部26にポケット群14を挿入する場合には、ポケット群14の先端の角部14aを折返部34の案内部38の上に乗せ、その角部14aを折返部34に沿わせるようにして右側辺22c側に向けて移動させてゆく。このように、ポケット収容部26からせり出すように案内部38を設けておくことで、折返部34に沿ってスムーズにポケット群14を沿わせて移動させることができる。すなわち、ポケット群14が、折返部34と裏表紙22との段差に引っ掛かるのを防止しつつ、折返部34に沿わせることができ、ポケット16の折れ曲がりを防止できる。
また、ポケット収容部26において、シート体28の上端部の折目32では、元の形状に戻ろうとする復元力が作用する。図3に示すように、この復元力によって、折返部34の溝部42よりも上端側の部分が裏表紙22から持ち上がるように変形する。さらに、折目32で折り返されたシート体28が、厚み方向に浮き上がる。その結果、シート体28と裏表紙22との間に間隙が生じる。このような隙間を有することにより、厚みのあるポケット群14をシート体28と裏表紙22との隙間に容易に挿入することができる。
また、折目32の近傍に設けられた溝部44によって、シート体28が厚み方向に容易に広がることができる。これにより、用紙を収容して膨らんだポケット群14でも、容易にポケット収容部26に挿入することができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、シート体28の入口部28bに設けられた溝部48によって、入口部28bが裏表紙22から持ち上がる方向に変形しているため、さらにポケット群14をポケット収容部26に入れやすくなっている。そのため、図5に示すように、案内部38から折返部34に沿ってポケット群14を移動させるだけで、ポケット群14をポケット収容部26に挿入することができる。
図4に示すように、ポケット収容部26の第1の溶着部30では、シート体28が折り返されることなく、そのまま裏表紙22に溶着されている。これにより、第1の溶着部30付近において、ポケット収容部26と裏表紙22との隙間が狭くなっている。ポケット群14をポケット収容部26に完全に挿入すると、ポケット群14の先端に、図中の矢印に示すように、シート体28と裏表紙22とで挟み込む力が作用する。これにより、ポケット群14のポケット収容部26からの脱落を防止でき、ポケット群14が自重で撓んでしまうのを防止できる。
以上のような本実施形態のポケットファイル10によれば、ポケット群14をまとめてポケット収容部26に収容して保護することができる。ポケット群14は、ポケット収容部26によって、裏表紙22と一体的に保持される。その結果、ポケットファイル10を立てた状態で放置しても、ポケット群14を構成するポケット16が自重で撓んで折れ曲がってしまうことを防止できる。
また、ポケット群14をポケット収容部26で保護することにより、例えば、カバン等にポケットファイル10を出し入れする際に、カバン内の他の収容物と接触してポケット16やポケット16に収容した書類が折れ曲がってしまう不具合を防止できる。さらに、ポケット収容部26は、ポケット16の開口部16aの少なくとも一部を塞ぐことができるので、ポケット16内の書類の脱落を防止することもできる。また、ポケット収容部26に、任意のページのポケット16を挟んでおくことで、しおりとして使用することも可能である。
(第2の実施形態)
以下、図7〜図10を参照しつつ、本発明の第2の実施形態に係るポケットファイル10Aについて説明する。本実施形態に係るポケットファイル10Aは、図7に示すように、表紙体12の裏表紙22の上辺22a及び右側辺22cの角部24a付近に、シート体52によって形成されてなるポケット収容部50が形成されている。
ポケットファイル10Aにおいて、表紙体12を構成する材料には、樹脂シート又はコート紙等の厚手の紙等が好適に用いられる。
ポケット収容部50の基本構造は、図1に示すポケット収容部26と同様であり、裏表紙22の内側の面に、シート体52を貼り付けることで、厚手のポケットを構成したものであり、ポケット群14をまとめて、収容可能となっている。
ポケット収容部50は、シート体52を備えてなり、その上辺付近には折返部54が設けられている。折返部54は、シート体52を、裏表紙22の上辺22aに沿って略平行に伸びる折目58に沿って、裏表紙22側に折り返して形成された部分である。折返部54の端部は、接合部56において接着剤等で裏表紙22に接合されている。
図8の展開図に示すように、シート体52は、表紙体12(裏表紙22)と一体的に繋がって形成されたものであり、裏表紙22の右側辺22cから伸び出て形成されている。シート体52は折目58及び折目60において内側に折り返し、折返部54を裏表紙22に接着(接合)することで、図7のポケット収容部50を作製できる。また、図10に示すように、本実施形態のポケット収容部50において、側辺封鎖部は、シート体52を折り返してなる折目60によって構成される。
図9に示すように、本実施形態のポケット収容部50においても、折返部54を設けたことにより、シート体52が裏表紙22から離間する方向に付勢され、シート体52と裏表紙22との間に隙間が形成される。これにより、厚みのあるポケット群14を簡単にポケット収容部50に収容することができる。また、折返部54も第1実施形態の折返部34と同様に機能する。このため、本実施形態に係るポケットファイル10Aにおいても、簡単な操作でポケット群14をポケット収容部50に挿入して保護できる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
例えば、ポケットファイル10において、ポケット収容部26の設置位置は、裏表紙22の右側辺22cと上辺22aとの角部24a付近に限られるものではない。例えば、図1において、角部24b、24c、24dの少なくとも一つに設けてもよい。
また、ポケット収容部26は、第1の溶着部30を折り返さずに裏表紙22に溶着したものとなっているが、これに限定されるものではなく、第1の溶着部30側にも折目及び折返部を設けた構造としてもよい。
10、10A…ポケットファイル 12…表紙体
14…ポケット群 16…ポケット
18…表表紙 20…背表紙
22…裏表紙 26、50…ポケット収容部
28、52…シート体 30…第1の溶着部
32、58、60…折目 34、54…折返部
36…第2の溶着部 38…案内部
40…切欠部 42、44、46、48…溝部

Claims (10)

  1. 複数のポケットが厚さ方向に積み重ねられたポケット群と、
    表表紙、背表紙及び裏表紙を有し、前記表表紙と前記裏表紙との間に前記ポケット群が固定された表紙体と、
    前記表紙体の少なくとも一つの角部付近に重ね合わされたシート体よりなるポケット収容部と、を備え、
    前記ポケット収容部は、
    前記シート体と前記表紙体との間の隙間を前記表紙体の側辺に沿って封鎖してなる側辺封鎖部と、
    前記シート体を前記表紙体の上辺又は底辺と略平行な折目で前記表紙体側に折り返してなる折返部と、
    前記折返部の先端部を前記表紙体に接合してなる接合部と、
    を有することを特徴とするポケットファイル。
  2. 請求項1記載のポケットファイルであって、前記折返部が前記ポケット収容部よりも外側にせり出した案内部を有することを特徴とするポケットファイル。
  3. 請求項1又は2に記載のポケットファイルであって、前記シート体は前記側辺封鎖部で溶着されていることを特徴とするポケットファイル。
  4. 請求項1又は2に記載のポケットファイルであって、前記シート体は前記表紙体の側辺側から一体的に伸び出て形成されており、前記ポケット収容部の前記側辺封鎖部は、前記シート体を前記表紙体の側辺に沿って内側に折り返して形成されていることを特徴とするポケットファイル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のポケットファイルであって、前記側辺封鎖部は、前記表紙体の上辺又は底辺から離間していることを特徴とするポケットファイル。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポケットファイルであって、前記シート体には、前記表紙体の角部付近の一部を切り欠いてなる切欠部が形成されていることを特徴とするポケットファイル。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポケットファイルであって、前記折目と前記側辺封鎖部との間の前記折返部に、前記折目と略平行な溝部が形成されていることを特徴とするポケットファイル。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のポケットファイルであって、前記折目の近傍の前記シート体に前記折目と略平行な溝部が形成されていることを特徴とするポケットファイル。
  9. 請求項1又は2に記載のポケットファイルであって、前記ポケット収容部は、前記シート体を前記表紙体の側辺に沿って折り返してなる折返部を備え、前記側辺封鎖部は前記折返部の先端部に設けられていることを特徴とするポケットファイル。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のポケットファイルであって、前記ポケット収容部は、前記表紙体の上辺側の角部に設けられていることを特徴とするポケットファイル。
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