JP2019196660A - 除塵装置 - Google Patents

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孝之 松田
Takayuki Matsuda
孝之 松田
山口 章
Akira Yamaguchi
章 山口
尚 槙原
Takashi Makihara
尚 槙原
山本 哲也
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
雅実 清水
Masami Shimizu
雅実 清水
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Abstract

【課題】装置の信頼性が高く、流入する塵芥量の変動に対しても適切に対応することができるエネルギー消費量が少ない除塵装置を提供する。【解決手段】導水路101を流れる水wに含まれる塵芥dを取り除くドラムスクリーン11と、ドラムスクリーン11を回転させる、導水路101を流れる水wを駆動源とする水車と、モーター53、及びモーター53とドラムスクリーン11とを連結又は離脱させる電磁クラッチ61を備え、ドラムスクリーン11を回転させる駆動装置51と、ドラムスクリーン11の回転数を検出する回転計71と、ドラムスクリーン11の回転数に応じて駆動装置51を制御する制御装置81と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、水力発電所の導水路等に設置し使用される除塵装置に関する。
水力発電所では、取水口、導水路又は水槽に除塵装置を設置し、取水に同伴する塵芥を除去している。水路等に設置される除塵装置としては、固定式のスクリーンを使用した除塵装置、無端状のスクリーンを回転させるスクリーン移動式除塵装置、円筒体の外周面に金網などのメッシュ部材を取付けてなるドラムスクリーンなどが知られている。
ドラムスクリーンなどスクリーンを回転させる型式の除塵装置では、スクリーンを回転させる駆動源として水の流れを利用し、電力を使用しない除塵装置がある。このような除塵装置は、省エネルギーの点において優れているが、回転数が低下すると除塵性能が低下し、さらには水車等に異常が発生すると全く除塵できない事態が発生する。
このため稼働状況を監視すべく監視カメラやスクリーンの回転検知装置を設置した除塵装置が開発されている(例えば特許文献1参照)。また連動して回転する2つの水車を備え、一方の水車に異常が発生した場合にその水車を切り離し、他方の水車で除塵を継続させることで装置の信頼性を高めた除塵装置もある(例えば特許文献2参照)。また簡単な構成でスクリーンの目詰まりを防止した除塵装置もある(例えば特許文献3参照)。
特開2005−146590号公報 特開2014−31624号公報 特開2012−144945号公報
水力発電所の導水路等に設置されたスクリーンを回転させ除塵する除塵装置において、回転が低下すると除塵性能が低下し、塵芥が除塵装置の上流側に堆積する。堆積した塵芥は、取水の抵抗となるためこのような除塵装置において、スクリーンの回転が低下すると取水量が低下し発電量に影響を与える。
特許文献1に記載の除塵装置のように回転検知手段を設け、スクリーンの回転を検知すれば、スクリーンの回転が低下した場合、現場に出向き確認・対応することができる。しかしながら都度、現場に出向き対応することは現実的ではない。特許文献2及び特許文献3の技術は、除塵装置の運転の信頼性・安定性に寄与するが、一度に多くの塵芥が流入したような場合には取水量が低下してしまう。このように特許文献に記載の技術は、水力発電所の取水設備にとって有用であるが、それだけでは十分とはいえない。
本発明の目的は、装置の信頼性が高く、流入する塵芥量の変動に対しても適切に対応することができるエネルギー消費量が少ない除塵装置を提供することである。
本発明は、水路を流れる水に含まれる塵芥を取り除く回転式の除塵機と、前記除塵機を回転させる、前記水路を流れる水を駆動源とする第1駆動手段と、モーター、前記モーターと前記除塵機とを連結又は離脱させる着脱手段を備え、前記除塵機を回転させる第2駆動手段と、前記除塵機の回転数を検出する回転検出手段と、前記除塵機の回転数に応じて前記第2駆動手段を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする除塵装置である。
本発明の除塵装置において、前記制御装置は、前記除塵機の回転数が閾値を下回ると前記第2駆動手段と前記除塵機とを連結させ前記除塵機を予め設定された時間だけ強制的に回転させ、その後前記第2駆動手段と前記除塵機とを切り離すように制御することを特徴とする。
本発明の除塵装置において、前記水路が、水力発電所の導水路であることを特徴とする。
本発明の除塵装置は、さらに前記除塵機の上流・下流の水位差を検出可能な水位検出手段を備え、前記制御装置は、前記除塵機の上流・下流の水位差に基づき前記水力発電所に指令又はデータを送信することを特徴とする。
本発明によれば装置の信頼性が高く、流入する塵芥量の変動に対しても適切に対応することができるエネルギー消費量が少ない除塵装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の除塵装置1の全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の除塵装置1の配置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態の除塵装置1の運転要領を示すフロー図である。 本発明の第1実施形態の除塵装置1の除塵状態と導水路101及び水槽103の水位との関係を説明するための図である。 本発明の第2実施形態の除塵装置2の配置を示す平面図である。
図1は、本発明の第1実施形態の除塵装置1の全体構成図、図2は、除塵装置1の配置を示す平面図、図3は、除塵装置1の運転要領を示すフロー図である。図4は、除塵装置1の除塵状態と導水路101及び水槽103の水位との関係を説明するための図である。
本発明の第1実施形態の除塵装置1は、水力発電所111に水を送水する導水路101に設置されている。水力発電所に水を送水する取水設備は、取水堰で堰き止め設けた取水口(図示省略)から河川水を取り込み、沈砂池(図示省略)、導水路101、水槽103、水圧鉄管105を通じて水力発電所111に水を供給する。河川水wには、塵芥dが含まれるため除塵装置1により塵芥dを除去する。
除塵装置1は、除塵機であるドラムスクリーン11と、除塵機を回転駆動する水車31、電力を使用し除塵機を強制的に回転させる駆動装置51と、除塵機の回転数を検出する回転計71と、駆動装置51を制御する制御装置81とを有する。また除塵機の上流側の導水路101、及び水槽103にはそれぞれ水位を検出する上流水位計73、下流水位計75が設置されている。
本実施形態に示す除塵機は、両端に配置されたリング部材13と、左右のリング部材13に掛け渡すように取付けられた板状部材15とを主部材とするフレーム17を有し、フレーム17の外周面がメッシュ状のスクリーン19で覆われたドラムスクリーン11である。ドラムスクリーン11の大きさは、長さが導水路101の幅と略同一であり、直径は、設置場所の水深とほぼ同じである。
ドラムスクリーン11は、両側のリング部材13に取り付けられた支持アーム21で支持された回転軸23を有し、回転軸23が導水路101の側壁102に設置された軸受25にて回転自在に支持されている。ドラムスクリーン11は、スクリーン19が水の流れに直交するようにスクリーン19の長手方向を導水路101の幅方向と平行に設置されている(図2参照)。
フレーム17を構成する板状部材15は、8枚の細長い板体で構成され、幅方向(短手方向)がリング部材13の中心を向かうようにリング部材13に放射状に固定されている(図1参照)。このため板状部材15には、導水路101を流れる水wが衝突し、これによりドラムスクリーン11は時計方向に回転する。
上記のように板状部材15は、スクリーン19の支持部材であると同時に水車31の羽根としての機能を発揮する。ドラムスクリーン11は、回転スクリーンに水車31が一体的に組み込まれた除塵機、水車31の外周面にスクリーン19が取付けられた除塵機ということができる。本実施形態において水車31は、第1駆動手段に該当する。
ドラムスクリーン11の下流には捕捉した塵芥dを、スクリーン19から取り去るための固定式のスクレーパ41が設けられている。スクレーパ41は、平板状の底板47と、底板47の両側に立設された高さの低い側板49とで構成され、先端部43と後端部45とが直交するように形成されている。固定式スクレーパ41の幅は、導水路101の幅と略同一である(図2参照)。
スクレーパ41は、取付け高さがドラムスクリーン11の上部に位置し(図1参照)、先端部43がスクリーン19と僅かな隙間を有した状態で導水路101に固定されている。スクレーパの後端部45は、導水路101を横切り導水路101の外に位置する。ドラムスクリーン11で捕捉された塵芥dは、スクレーパ41で掻き取られ、一部の水wと一緒に河川に送られる(図2参照)。
駆動装置51は、電力を動力源としドラムスクリーン11を強制的に回転させる装置であり、電力供給を受け回転するモーター53、モーター53の回転をドラムスクリーン11に伝達する動力伝達機構55を備える。動力伝達機構55は、クラッチ機構を内蔵する電磁クラッチ61と、スプロケット63、65と、スプロケット63、65に掛け渡される無端チェーン67とを備える。本実施形態において駆動装置51は、第2駆動手段に該当する。
電磁クラッチ61は、モーター53の出力軸側に位置し、モーター53の出力軸と電磁クラッチ61の入力軸とがカップリング57を介して連結されている。電磁クラッチ61の出力軸の先端部にはスプロケット63が装着されている。ドラムスクリーン11の一方の回転軸23にもスプロケット65が装着され、その2つのスプロケット63、65に掛け渡すように無端チェーン67が取付けられている。
電磁クラッチ61に通電すると入りの状態となり、クラッチ機構(図示省略)が連結状態となり、モーター53を通じてドラムスクリーン11を回転させることができる。一方、電磁クラッチ61の通電を遮断すると切りの状態となり、クラッチ機構(図示省略)が離脱状態となり、モーター53とドラムスクリーン11との連結が解除される。これによりドラムスクリーン11は、水車31を介して回転することとなる。
駆動装置51は、第1駆動手段である水車31に比較して高速にドラムスクリーン11を回転可能に、モーター53、スプロケット63、65等の仕様が決められている。これにより駆動装置51と連結されたドラムスクリーン11の除塵性能は、水車31によるドラムスクリーン11の除塵性能に比較して高くなる。
回転計71は、ドラムスクリーン11の回転数を検出する機器であり、ドラムスクリーン11の回転軸23の回転数を検出するように設けられている。回転計71は、接触式、非接触式のいずれであってもよく公知の回転計を使用することができる。
上流水位計73は、ドラムスクリーン11の上流側の導水路101の水位を検出する水位計、下流水位計75は、ドラムスクリーン11の下流側に位置する水槽103の水位を検出する水位計であり、制御装置81に接続する。
制御装置81は、上流水位計73、下流水位計75及び回転計71と繋がり、駆動装置51を制御する。具体的には、ドラムスクリーン11の回転数に応じて、駆動装置51によりドラムスクリーン11を強制回転させるようにドラムスクリーン11と駆動装置51とを連結し、又は連結されたドラムスクリーン11と駆動装置51との連結を解除する。
また制御装置81は、ドラムスクリーン11の上流側水位、下流側水位に基づき水力発電所111の発電機制御装置113に指令を発する。この指令には、ドラムスクリーン11の上流・下流の水位差が閾値を下回るとき発電を停止するための指令を含む。このような制御装置81は、制御手順がプログラム化されインストールされたコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ等で実現される。
次に除塵装置1の運転要領を、図3の除塵装置1の運転要領を示すフロー図、図4の除塵装置1の除塵状態と導水路101及び水槽103の水位との関係を説明するための図を参照しつつ説明する。図3に示すステップS1からS8までの判断の組合せや順序は一例であり変更してもよい。
通常時は、駆動装置51が停止状態であり、駆動装置51はドラムスクリーン11から切り離されている。このためドラムスクリーン11は、水wの流れを受けて回転しながら塵芥dを捕捉する。ドラムスクリーン11で捕捉された塵芥dは、スクレーパ41で掻き取られ、一部の水wといっしょに河川に送られる(ステップS1)。塵芥dが除去された水wは、水槽103、水圧鉄管105を経由して水力発電所111に送られる(ステップS2,ステップS7)。
通常時は、水車31によるドラムスクリーン11の回転で塵芥dが十分に除去されるので、ドラムスクリーン11の上流側に多量の塵芥dが堆積することはない。このためドラムスクリーン11の回転も確保され、ドラムスクリーン11の上流・下流の水位差は殆どなく(図4(a)参照)、水力発電所111には十分な水wが送られ発電が行われる(ステップS6、ステップS7)。
制御装置81は、回転計71のデータからドラムスクリーン11の回転数を常時監視し、ドラムスクリーン11の回転数が設定回転数(閾値)を下回っていると判断すると(ステップS3)、所定時間、駆動装置51を介してドラムスクリーン11を強制的に回転させる(ステップS4,ステップS5)。具体的には、制御装置81は、モーター53を起動させ、さらに電磁クラッチ61を入りの状態にする。これによりモーター53とドラムスクリーン11とが動力伝達機構55を介して連結され、ドラムスクリーン11がモーター53により強制回転させられる。
制御装置81は、ドラムスクリーン11を所定時間、例えば10分間程度強制回転させた後に、駆動装置51によるドラムスクリーン11の回転を停止すべく、駆動装置51とドラムスクリーン11とを切り離す(ステップS5)。具体的には、制御装置81は、モーター53をオフとし、さらに電磁クラッチ61を切りの状態にする。これによりモーター53とドラムスクリーン11とが切り離され、ドラムスクリーン11は、水車31による回転に戻る(ステップS1)。
水車31を介して回転しているドラムスクリーン11に対して多量の塵芥dが流れ込むと、除塵が追い付かなくなりドラムスクリーン11の上流側に多量の塵芥dが堆積する。ドラムスクリーン11の上流側に多量の塵芥dが堆積すると、水車31に対する水wの勢いが低下し、ドラムスクリーン11の回転数が低下し、極端な場合は、ドラムスクリーン11の回転が停止する。このとき水位は、ドラムスクリーン11の上流側に堆積した多量の塵芥dが抵抗となるため、ドラムスクリーン11の下流側の水位が低下する(図4(b)参照)。
駆動装置51によりドラムスクリーン11を強制的に回転させると、ドラムスクリーン11は、水車31により回転していた状態に比較して高速で回転するためドラムスクリーン11の上流側に堆積した多量の塵芥dが除去される(ステップS4)。
水車31による回転で十分な除塵が行えるならば駆動装置51によりドラムスクリーン11を強制的に回転させる必要はない。このため所定の時間、駆動装置51によりドラムスクリーン11を強制的に回転させた後は、ドラムスクリーン11は水車31による駆動に戻される(ステップS5、ステップS1)。
上記のようにドラムスクリーン11が所定の回転数以上で回転していれば、通常、発電に必要な水wが水力発電所111に十分に送水される。しかしながらドラムスクリーン11のスクリーン19に塵芥dが付着し目詰まりを起こすと、駆動装置51によりドラムスクリーン11が十分に回転している場合でも、目詰まりを起したドラムスクリーン11が抵抗となるためドラムスクリーン11の下流側の水位が低下する(図4(c)参照)。これにより水力発電所111への送水量も不十分となる。
制御装置81は、ドラムスクリーン11の上流・下流の水位差が設定値LL以下であると判断すると(ステップS6)、発電機制御装置113に発電機の停止指令を送信する。これにより発電機が停止する(ステップS8)。ここで上流・下流の水位差の設定値LLは、発電に必要な送水量を確保できない水位差である。この状態となれば、現地に出向きドラムスクリーン11を清掃後、復帰させることとなる。
以上のように除塵装置1は、通常時は、水wの流れによりドラムスクリーン11が回転・除塵するため省エネルギーであり好ましい。一方で出水等により一度に多量の塵芥dが導水路101内に流れ込んだ場合であっても、制御装置81がドラムスクリーン11の状態を監視し、必要に応じドラムスクリーン11を駆動装置51により強制回転させるため発電所111に十分な送水が行える。
除塵装置1は、ドラムスクリーン11を駆動装置51により強制回転させた場合でも、一度の駆動時間が比較的短時間に設定されているので、不必要にドラムスクリーン11が駆動装置51により強制回転させられることはなく省エネルギーの点で好ましい。
さらに制御装置81は、例えばドラムスクリーン11に目詰まりが発生し、水力発電所111に十分な送水を行えないと判断すると、発電機制御装置113に発電機の停止指令を送信するので、発電機を適切に停止させることができる。よって除塵装置1は、装置の信頼性が高く、流入する塵芥量の変動に対しても適切に対応することができるエネルギー消費量が少ない除塵装置ということができる。
図5は、本発明の第2実施形態の除塵装置2の配置を示す平面図である。図1から図4に示す本発明の第1実施形態の除塵装置1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
除塵装置2は、除塵装置1と基本構成を同じくするが、除塵装置2と除塵装置1とでは除塵機の第1駆動手段である水車の構成、配置が異なる。除塵装置1では、除塵機であるドラムスクリーン11と水車31とが一体化されているが、除塵装置2では、除塵機であるドラムスクリーン12と水車32とが分離し、水車32は、動力伝達機構56を介してドラムスクリーン12と連結する。
ドラムスクリーン12は、板状部材15の幅を除き、他の構成は第1実施形態のドラムスクリーン11と同じである。ドラムスクリーン12の板状部材15の幅は、ドラムスクリーン11の板状部材15の幅に比較し狭くなっている。これはドラムスクリーン12においては、板状部材15を水車の羽根として利用する必要がないことによる。但し、ドラムスクリーン12の板状部材15の幅を、ドラムスクリーン11の板状部材15の幅と同一としてもよい。
水車32は、放射状に配置された複数枚の羽根34と回転軸36とを備え、回転軸36が導水路101の側壁102に設置された軸受38に回転自在に支持されている。水車32は、ドラムスクリーン12、スクレーパ41の下流側に設置されている。これにより水車32には、基本的に塵芥dを含まない水wが衝突するため塵芥対策は特に必要ない。よって水車32には公知の水車を使用することができる。
動力伝達機構56は、水車の回転軸36に取付けられたスプロケット64と、ドラムスクリーン12の回転軸23に取付けられたスプロケット66と、この2つのスプロケット64、66に掛け渡された無端チェーン68とで構成される。
上記のように除塵装置2と除塵装置1とでは除塵機の第1駆動手段である水車31、32の構成、配置が異なるが、除塵装置2の運転要領、作用効果は、除塵装置1と変わりない。
以上、第1及び第2実施形態の除塵装置1、2により本発明に係る除塵装置を説明したが、本発明に係る除塵装置は上記実施形態に限定されるものではなく要旨を変更しない範囲で変更し使用することができる。
第1及び第2実施形態の除塵装置1、2では、除塵機がドラムスクリーン11、12である例を示したが、本発明に係る除塵装置において除塵機には、複数枚の円盤を並べこれをスクリーンとする回転式のディスクスクリーン、無端状のスクリーンを回転させるスクリーン移動式除塵機など回転式の除塵機を使用することができる。
上記実施形態では固定式のスクレーパ41を示したが、スクレーパは可動式のスクレーパでもよい。また本実施形態とは異なる形態、構造の固定式のスクレーパであってもよい。
上記実施形態では、モーター53と除塵機とを着脱する装置として電磁クラッチ61を使用する例を示したが、電磁クラッチ以外のクラッチであってもよく、制御装置81の指令を受け、確実にモーター53と除塵機とを連結し又は切り離すことができる装置、機構であれば他のものであってもよい。また動力伝達機構55、56も他のものを使用することができる。
上記実施形態において制御装置81は、除塵機の回転数が設定回転数以上で、除塵機の上流・下流の水位差が設定値LL以下のときに発電機制御装置113に発電機の停止指令を送信するが、以下のように変更してもよい。
制御装置81は、除塵機の回転数に依らず、除塵機の上流・下流の水位差が設定値LL以下のときに発電機制御装置113に発電機の停止指令を送信するようにしてもよい。これにより除塵機に故障が発生し、除塵機が回転不能となったような場合、あるいは出水等により一度に大量の塵芥が流入しモーター53が過負荷で停止したような異常事態にも対応することができる。
上記実施形態において制御装置81は、除塵機の上流・下流の水位差に基づき発電機制御装置113に発電機の停止指令を送信するが、除塵機の下流側水位に基づき発電機制御装置113に発電機の停止指令を送信するようにしてもよい。また除塵機の回転数データ、除塵機の上流側水位データ、下流側水位データを送信し、発電機制御装置113がこれらデータを使用し発電機の運転を制御するようにしてもよい。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
1、2 除塵装置
11、12 ドラムスクリーン
15 板状部材
19 スクリーン
31、32 水車
41 スクレーパ
51 駆動装置
53 モーター
55 動力伝達機構
61 電磁クラッチ
63 スプロケット
65 スプロケット
67 チェーン
71 回転計
73 上流水位計
75 下流水位計
81 制御装置
101 導水路
103 水槽
111 水力発電所
113 発電機制御装置
w 河川水
d 塵芥

Claims (4)

  1. 水路を流れる水に含まれる塵芥を取り除く回転式の除塵機と、
    前記除塵機を回転させる、前記水路を流れる水を駆動源とする第1駆動手段と、
    モーター、前記モーターと前記除塵機とを連結又は離脱させる着脱手段を備え、前記除塵機を回転させる第2駆動手段と、
    前記除塵機の回転数を検出する回転検出手段と、
    前記除塵機の回転数に応じて前記第2駆動手段を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とする除塵装置。
  2. 前記制御装置は、前記除塵機の回転数が閾値を下回ると前記第2駆動手段と前記除塵機とを連結させ前記除塵機を予め設定された時間だけ強制的に回転させ、その後前記第2駆動手段と前記除塵機とを切り離すように制御することを特徴とする請求項1に記載の除塵装置。
  3. 前記水路が、水力発電所の導水路であることを特徴とする請求項1又は2に記載の除塵装置。
  4. さらに前記除塵機の上流・下流の水位差を検出可能な水位検出手段を備え、
    前記制御装置は、前記除塵機の上流・下流の水位差に基づき前記水力発電所に指令又はデータを送信することを特徴とする請求項3に記載の除塵装置。
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