JP2019195287A - 肥料散布機 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な散布量の設定が容易に可能なトラクタに装着する肥料散布機を提供することを目的とする。【解決手段】トラクタに本体を装着して肥料を散布する肥料散布機30において、肥料を収納するホッパ35と、アクチュエータ20と、アクチュエータ20と連動してホッパ35から肥料を排出するための開度を調整するシャッター37と、ホッパ35の上部に設けられる距離センサ43と、シャッター37の開度を算出する演算部11と、演算部11の算出結果に基づきアクチュエータ20を制御する制御部12とを備え、距離センサ43は、ホッパ内に収納された予め定めた量の肥料Sに対して肥料Sの上面100までの距離を測定し、演算部11は、距離センサ43で測定された距離に基づき肥料Sの比重又は密度を算出すると共に、シャッター37の開度の算出に比重又は密度を用いる。【選択図】図5

Description

本発明は、肥料散布機に関し、特に、正確な散布量の設定が容易に可能なトラクタに装着する肥料散布機に関する。
従来の肥料散布機では、その散布量を正確に設定するために、肥料を散布するための開口部の開度を目安表に基づき大方の開度を決めてから、実際に試し撒きを行い、その開度で良いかの確認をする作業を行っていた。また、この他に、ある開度で一定時間だけ散布量を実際に散布して、その散布量(調量値)を測定し、その値を設定に使用する方法も知られている。
さらに、特許文献1では、検出された肥料の落下時間と落下した肥料の質量から、予め測定した基準肥料の流量値に対する測定した肥料の流量値との割合を示した流動性指数値を自動計算して、流量に対応する流動性指数で補正されたシャッター開度が選択する技術が記載されている。
特開2012−90547号公報
しかし、開度を目安表に基づき決めてから試し撒きを行う方法では、その都度、試し撒きを行い散布の状態を確認する必要があり手間と時間がかかるものであった。また、ある開度で一定時間だけ散布量を実際に散布して、その散布量を測定する方法では、実際に散布された肥料を受ける容器や、散布された量を測る測定器が必要であった。
また、特許文献1では、予め各流量値に対する流動性指数値を求めておく必要があり、そのために肥料の各流量値の測定をする必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みて、正確な散布量の設定が容易に可能なトラクタに装着する肥料散布機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、代表的な本発明の肥料散布機の一つは、トラクタに本体を装着して肥料を散布する肥料散布機において、肥料を収納するホッパと、アクチュエータと、前記アクチュエータと連動して前記ホッパから肥料を排出するための開度を調整するシャッターと、前記ホッパの上部に設けられる距離センサと、前記シャッターの開度を算出する演算部と、前記演算部の算出結果に基づき前記アクチュエータを制御する制御部とを備え、前記距離センサは、前記ホッパ内に収納された予め定めた量の肥料に対して該肥料の上面までの距離を測定し、前記演算部は、前記距離センサで測定された距離に基づき肥料の比重又は密度を算出すると共に、前記シャッターの開度の算出に前記比重又は前記密度を用いることを特徴とする。
さらに本発明の肥料散布機の一つは、前記ホッパの上部を覆う蓋を備え、前記蓋の内側に前記距離センサが設置されていることを特徴とする。
さらに本発明の肥料散布機の一つは、前記演算部は、散布幅と作業速度と単位面積当たりの散布量から求められた単位時間当たりの散布量と、前記比重又は前記密度とを用いて前記開度の算出を行うことを特徴とする。
さらに本発明の肥料散布機の一つは、前記演算部に情報を送信できる設定入力部を備え、前記肥料の前記予め定めた量を設定可能であることを特徴とする。
さらに本発明の肥料散布機の一つは、前記演算部から情報を取得して情報を表示可能な表示部を備え、前記演算部は、前記距離センサで測定された距離に基づき、前記ホッパ内に収納された肥料の残量を算出し、前記表示部で前記残量を表示可能であることを特徴とする。
さらに本発明の肥料散布機の一つは、前記演算部は、作業開始時の肥料の量と時間当たりの散布量をふまえて算出される現在の前記ホッパ内の肥料の残量と、前記距離センサから測定される現在の前記ホッパ内の肥料の残量とを比較して、前記シャッターの開度の補正を行うことを特徴とする。
また、本発明の肥料散布機の一つは、トラクタに本体を装着して肥料を散布する肥料散布機において、肥料を収納するホッパと、アクチュエータと、前記アクチュエータと連動して前記ホッパから肥料を排出するための開度を調整するシャッターと、前記シャッターの開度を算出する演算部と、前記演算部の算出結果に基づき前記アクチュエータを制御する制御部と、前記演算部に情報を送信できる設定入力部とを備え、前記ホッパの側面には目盛り及び数値を有する目盛り表示を備え、前記ホッパ内に収納された予め定めた量の肥料の上面に相当する前記目盛りに対応する前記数値を前記設定入力部に入力すると、前記演算部は、前記シャッターの開度の算出に入力された前記数値を用い、前記数値は、比重又は比重と相関関係のある値であることを特徴とする。
さらに本発明の肥料散布機の一つは、前記ホッパは、少なくとも、前記目盛り表示を備える側面が透明な部材で形成されていることを特徴とする。
また、本発明の肥料散布機の一つは、肥料を収納するホッパと、アクチュエータと、前記アクチュエータと連動して前記ホッパから肥料を排出するための開度を調整するシャッターと、前記シャッターの開度を算出する演算部と、前記演算部の算出結果に基づき前記アクチュエータを制御する制御部と、前記演算部に情報を送信できる設定入力部とを備えると共に、ゲージ部材を別体で備え、前記ゲージ部材は、目盛り及び数値を有する目盛り部を備え、前記ホッパ内に収納された予め定めた量の肥料に対して、前記ゲージ部材を先端が前記ホッパの底部に当接するまで垂直に挿入したときの前記肥料の上面に相当する前記目盛りに対応する前記数値を前記設定入力部に入力すると、前記演算部は、前記シャッターの開度の算出に入力された前記数値を用い、前記数値は、比重又は比重と相関関係のある値であることを特徴とする。
本発明によれば、トラクタに装着する肥料散布機において、正確な散布量の設定を容易にすることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の肥料散布機の第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明の肥料散布機の本体の一例を示す側面図である。 本発明の肥料散布機の本体の一例を示す正面図である。 本発明の肥料散布機におけるシャッター開度の状態例を示す平面図であり、(a)が全閉の状態、(b)が少量散布の状態、(c)が全開の状態を示す。 本発明の肥料散布機の第1の実施形態におけるホッパ内の状態例を示す図である。 本発明の肥料散布機の第1の実施形態における操作ボックスの一例を示す図である。 本発明の肥料散布機の第2の実施形態におけるホッパ内の状態例を示す図である。 本発明の肥料散布機の第2の実施形態における操作ボックスの一例を示す図である。 本発明の肥料散布機の第3の実施形態におけるホッパ内の状態例を示す図である。
本発明を実施するための形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の肥料散布機の第1の実施形態を示すブロック図である。第1の実施形態の肥料散布機は、トラクタに本体を装着して容器内の肥料を散布する散布機構を備えているとともに、散布量を決定するためのシステムとして演算部11、制御部12、センサ13、設定入力部14、出力部16、アクチュエータ20を備えている。さらに、表示部15や状態検知部17を必要に応じて設けることができる。これらの配置場所は、後述するようにその目的に応じてふさわしい場所に設置される。なお、演算部11、制御部12は、制御システム部10として一体に構成してもよい。
演算部11では、センサ13からの情報、設定入力部14で入力された情報、状態検知部17を設ける場合は状態検知部17からの情報等に基づきアクチュエータ20の制御に必要な演算を行う。この演算に基づきアクチュエータ20を制御して散布量を調整することができる。また、演算部11は、表示部15で表示するための情報処理を行うこともできる。演算部11では必要に応じて制御に必要なデータを記憶しておく記憶部を有することができる。演算部11での具体的な演算内容は後述する。
制御部12は、演算部11での演算結果に基づき出力部16へ動作指令をだしてアクチュエータ20を制御する。また、表示部15に表示させるための指令もだす。
センサ13は、肥料の比重を算出するための情報を取得するセンサである。例えば、肥料までの距離を測定する距離センサ等を適用することができる。センサ13は、肥料散布機に設置することができる。
設定入力部14は、作業者が必要に応じて制御に必要な値(例えば散布量を決定するための設定値等)や操作のための信号を入力するための手段である。例えば、押しボタンスイッチやトグルスイッチ等のスイッチ類やタッチパネルを適用できる。設定入力部14は、作業者が操作し易いように、トラクタの運転席近傍に配置出来るようにするとよい。そして、設定入力部14から演算部11へ操作の信号を送信する。ここで、設定入力部14と演算部11とは有線による送受信のシステムであってもよく、無線による送受信のシステムでもよい。なお、設定入力部14には、設定した情報を記憶しておく記憶部を有していてもよい。
出力部16は、制御部12からの動作指令に基づきアクチュエータ20を作動させる。
アクチュエータ20は、肥料散布機の散布機構において、散布量を調整するためのアクチュエータである。アクチュエータとしては、例えば、油圧シリンダや電動油圧シリンダ等のシリンダやモータ等である。
表示部15は、シャッターの開度や散布量など、必要に応じて情報を表示させる手段である。表示部15は、LEDランプ、7セグ(7セグメント)、液晶、タッチパネル表示等の各種の表示手段を採用できる。また、音や音声による手段を含んでいてもよい。表示部15は、作業者が確認し易いように、トラクタの運転席近傍に配置出来るようにするとよい。また、表示部15は設定入力部14と一体に形成することもできる。
状態検知部17は、アクチュエータ20又はアクチュエータ20により作動する肥料散布機の一部分の現在の状態を検知する手段である。例えば、ストロークセンサ、回転センサ等、各種センサを用いて状態を検知してもよい。また、アクチュエータ20の電流又は電圧値から現在の状態を検知してもよい。状態検知部17の情報はアクチュエータ20の正確な制御のために用いることもできる。
ここで、演算部11及び制御部12(制御システム部10)は、トラクタに装着する肥料散布機の本体側に設置することができる。また、設定入力部14が有線接続の場合は、設定入力部14と一体又は設定入力部14の近傍に設置してもよい。演算部11及び制御部12は、CPU等の電子デバイス等を適用できる。
図2は、本発明の肥料散布機の本体の一例を示す側面図であり、図3は、本発明の肥料散布機の本体の一例を示す正面図である。なお、図2の左が前側、右が後ろ側を示し、図2の左右方向が横方向を示す。図2、3の上下方向は、そのまま上下方向となる。
肥料散布機30は、装着部32をトラクタの後部に装着し、容器であるホッパ35内に収納した肥料を圃場に散布する散布機である。装着部32は、マスト32aとヒッチ32cで構成され、マスト32aにトップピン32b、ヒッチ32cにロワピン32dが設けられている。装着部32は、ホッパ35を支えるフレーム33によって支えられている。ホッパ35は、横から見て、全体として下側が頂点で上側が底辺の二等辺三角形のような形状となっており、この形状が横方向に沿って配置されている。また、ホッパ35の上部は開口しているためここから肥料を投入できる。蓋39は、ホッパ35の上部全体を覆うものであり、ヒンジ39aを介してホッパ35に開閉可能に取り付けられている。
散布は、ホッパ35の下部に横方向に渡って設けられた底板36の開口部36aを肥料が通って圃場の地面に排出することで行われる。開口部36aには、シャッター開口部37aが形成されたシャッター37が設けられており、底板36の開口部36aの開口量を調節することができるように構成されている。また、散布に際して、ホッパ35内部の下方に横方向に渡って設けられた操出羽根38が、入力軸31を介して入力されたトラクタからの動力により回転するように構成されている。操出羽根38は横方向を長手方向とする軸38aに螺旋状の羽根38bを備えており、これが回転することで、肥料をほぐしながらその下部の開口部36aから肥料を確実に排出することを可能とする。
肥料散布機30は、底板36の開口部36aの開口量を調節する調節機構を備えている。具体的には、シャッター開閉用シリンダ41からシャッター開閉用リンク45を介することで、シャッター37を動かして開口部36aの開口量を調節する。これらは、ホッパ35の前側でフレーム33に装着されている。シャッター開閉用リンク45は、第1リンクバー46、第2リンクバー47、第3リンクバー48を備えている。第1リンクバー46は、一端がシャッター開閉用シリンダ41と接続され、他端は第2リンクバー47に接続されており、中間地点の支点46aを中心として回動可能に構成されている。第2リンクバー47は、一端が第1リンクバー46と接続され、他端は第3リンクバー48の中間点48bで接続されている。第3リンクバー48は、前側の支点48aを中心に回動可能に構成され、中間点48bよりも後ろ側でシャッター37に下側で固定されるシャッター用フレーム49と接続されている。このことで、シャッター開閉用シリンダ41が伸縮すると、第1リンクバー46が回動し、第2リンクバー47を介して、第3リンクバー48を回動させ、シャッター37を横方向にスライドさせることを可能とする。
シャッター開閉用シリンダ41は、図1のアクチュエータ20が該当する。そして、フレーム33には、演算部11と制御部12が入った制御ボックス42が固定されている。また、図1の状態検知部17を用いる場合は、アクチュエータ20であるシャッター開閉用シリンダ41の状態又はシャッター37の状態を検知することができる。
図4は、本発明の肥料散布機におけるシャッター開度の状態例を示す平面図であり、(a)が全閉の状態、(b)が少量散布の状態、(c)が全開の状態を示す。図4は、ホッパ35内で上側から底板36を見た図を示し、左右方向が横方向、上下方向が前後方向となる。
底板36には複数の開口部36aが設けられている。開口部36aは、横方向に沿って、多数形成されており、図4ではそれぞれの開口部36aは矩形の例を示している。また、底板36の下側には、底板36と重なるように板状のシャッター37が設けられている。シャッター37には、複数のシャッター開口部37aが横方向に沿って多数形成されている。シャッター開口部37aは、横方向の一端は前後方向の幅が狭い幅狭部37bで、横方向の他端は前後方向の幅が最大に広く形成されている幅広部37cとなっており、途中で前後方向の幅が変化している。底板36の開口部36aとシャッター開口部37aの形成されるピッチは同じである。また、シャッター開口部37aの横方向の幅は、底板36の開口部36aの横方向の幅よりも幅狭部37b分だけ広く形成されている。ここで、底板36の開口部36aとシャッター開口部37aが重なることで、肥料が下へ落ちて排出することができる。
図4(a)の状態では、底板36の開口部36aとシャッター開口部37aは重なっていないため、開口部36aはシャッター37により閉まった状態となり肥料は排出されない。
図4(b)の状態は、図4(a)の状態からシャッター37を左方向へ少しスライドさせた状態である。この状態では、底板36の開口部36aは、シャッター開口部37aの一部である幅狭部37bだけ重なっている。この重なり部分P1から肥料が排出されるため、少量散布ができる。
図4(c)の状態は、図4(b)の状態からシャッター37を左方向へさらにスライドさせた状態である。この状態では、底板36の開口部36aは、幅狭部37bを除くシャッター開口部37aの大半の部分と重なっている。この重なり部分P2は、図4(b)の重なり部分P1よりも大きく、ここから肥料が排出され、最大の散布ができるようになる。
図5は、本発明の肥料散布機の第1の実施形態におけるホッパ内の状態例を示す図である。図5では、ホッパ35を横方向の中心付近で前後方向の平面で切断した断面図となっている。
ホッパ35の上部に位置する蓋39の内側(裏側)には、距離センサ43が固定されている。距離センサ43は、蓋39の裏側の平らな面39bで測定面を下側に向けて固定されており、下方のホッパ35内にある肥料Sの上面100までの距離Lを測ることができる。すなわち、距離センサ43は、ホッパ35の上部に位置することになる。距離センサ43の前後方向の設置位置は、ちょうどホッパ35の中心とすることができる。このことで、肥料Sが少ない場合でも、その上面100までの距離Lを測ることができる。また、距離センサ43の横方向の設置位置は、ホッパ35の中心付近とすれば、中心に近い位置で測れるので、バランスのよい測定ができる。
距離センサ43は、図1のセンサ13に相当する。距離センサ43は、肥料Sの上面100までの距離を測れるものであれば各種のセンサを適用できる。例えば、レーザー、赤外線、超音波等を使用するセンサ等である。
距離センサ43の情報は、制御ボックス42内の演算部11へ送られる(図3参照)。そして、演算部11では、肥料Sの比重の計算が行われる。なお、比重は標準物質として4℃の水とすることができる。ここでは、図5に示すように、予め肥料Sの上面100までの距離Lに応じて、上面100より下側にあるホッパ35内の肥料Sが、どれほどの容積があるかの情報(例えば計算式等)を用意しておく。これは、ホッパ35の形状が予め分かれば距離Lに応じた上面100の位置から容積を計算することができるためである。これにより、肥料Sの容積(体積)が計算される。一方、作業者は、肥料Sを予め定めた重量だけホッパ35内に入れることで、重量は一定となる。これにより、演算部11で自動的に比重を計算することができる。なお、比重の代わりに密度を使用することもできる。
比重は、シャッター37の開度に対する時間当たりの散布量に影響を及ぼすものである。これは、単位体積当たりの重さが異なれば、それだけ開口部36aを通過する単位時間当たりの肥料Sの量も異なることが想定されるからである。すなわち、比重を開口部36aの開度の算出に用いることで、正確な散布量の設定を行うことができる。従来は、正確な開度とするため時間当たりの散布量について、実際に散布(排出)して調量を行うこともあった。しかし、この比重を用いることで、実際に調量を行わなくても、調量値と比重の関係を予め求めておけば正確な開度を算出することが可能となる。すなわち、比重と実際の調量値には相関関係があることになる。
図6は、本発明の肥料散布機の第1の実施形態における操作ボックスの一例を示す図である。ここでの操作ボックス50は、図1で示した設定入力部14と表示部15を一体に構成したものである。
操作ボックス50は、トラクタの運転席近傍に配置可能であり、遠隔で操作や入力が可能な操作・表示部である。ここでは無線による例を示しており、肥料散布機30の本体側に設置された演算部11や制御部12(制御システム部10)と無線により情報の送受信が可能となっている。操作ボックス50は、電源スイッチ51a、設定スイッチ51b、開閉スイッチ51c、調節スイッチ(増)51d、調節スイッチ(減)51eのスイッチを備えており、これらは設定入力部14となり得る。また、これらのスイッチは、例えば、押しボタンスイッチを適用できる。さらに、シャッター開度表示52a、散布量表示52bを備えておりこれらは、表示部15となり得る。さらに、操作ボックス50は、説明表示53を備えている。
電源スイッチ51aは、操作ボックス50の電源をON(入)、OFF(切)するためのスイッチである。
設定スイッチ51bは、散布量の設定、車速の入力、散布幅の入力、補正値の入力等の各項目のメニューを起動し設定するモードに変換するスイッチである。さらに、入力又は選択した値を決定するためのスイッチである。さらに、このスイッチにより、比重の計算のために肥料の基準の重さを入力することができる。また、比重の計算を開始するためのスイッチとすることもできる。なお、車速(作業速度)についてはトラクタから情報が得られれば、その情報を用いてもよい。
開閉スイッチ51cは、作業を開始するときにシャッター開閉用シリンダ41(アクチュエータ20)を制御してシャッター37を所定の開度まで開くためのスイッチである。また、もう一度押すとシャッター37を閉じるようにすることができる。
調節スイッチ(増)51d及び調節スイッチ(減)51eは、散布量、車速、散布幅、補正値等の値を入力するためのスイッチである。例えば、調節スイッチ(増)51dを押すと値が増え、調節スイッチ(減)51eを押すと値が減る等である。
シャッター開度表示52aは、7セグ等によりシャッター開度を数字で表示するものである。設定時はシャッター開度の設定値を表示し、作業時は状態検知部17を有する場合は状態検知部17からの情報、又は、制御部12における制御値の情報をもとに現在のシャッター開度の値を表示することができる。
散布量表示52bは、7セグ等により散布量を数字で表示するものである。設定時は散布量、車速、散布幅、補正値等の値を表示することができる。また、作業時は、設定された散布量を表示させてもよい。このとき、散布量表示52bの表示が、何の表示内容を示すかが分かるようにするため、シャッター開度表示52aに「1」、「2」、「3」…のように表示の種類を区別する数字を表示することができる。
説明表示53は、上述した散布量表示52bが示している表示内容に対応するシャッター開度表示52aに示される数字(番号)が、数字毎に何の表示内容かを説明するための表示である。図6の例では、設定時において、「1」が「作業速度(km/h)」を表し、「2」が「散布幅(m)」を表し、「3」が「補正(%)」を表している。すなわち、シャッター開度表示52aの表示が「1」の場合は、散布量表示52bの数字は「作業速度(km/h)」を表す。また、シャッター開度表示52aの表示が「2」の場合は、散布量表示52bの数字は「散布幅(m)」を表す。また、シャッター開度表示52aの表示が「3」の場合は、散布量表示52bの数字は「補正(%)」を表す。説明表示53は、印字、液晶による表示等で表すことができ、図6では操作ボックス50の下部に印字されている例を示している。このように、作業者は、この説明表示53を見ることで、散布量表示52bに何の内容の数値が表示されているかを確認することができる。
次に、比重の算出について説明する。
作業者は、蓋39を開けてホッパ35内に肥料Sを入れる。このとき図5に示す肥料Sの量は予め定めた量となる。例えば、市販されている肥料の一袋の倍数の重さとすれば、作業者は重さを測らずに投入することが可能である。具体例としては、100kgの肥料等である。この重さは予め演算部11で記憶しておくか、操作ボックス50の設定スイッチ51b、調節スイッチ(増)51d、調節スイッチ(減)51eを用いて設定しておくことが可能である。そして、作業者は、肥料Sの上面100を平らにならす。そして、蓋39を閉じる。
次に、作業者は、操作ボックス50の設定スイッチ51b等を操作して、比重の計算を開始する。すると、図5に示す蓋39に設定された距離センサ43は、ホッパ35内にある肥料Sの上面100までの距離Lを測定する。そして、距離Lの情報は、演算部11に送られる。演算部11では、距離Lに対する肥料Sの容積の関係が予め記録されているため、肥料Sの容積を算出することができる。また、肥料Sに対する重さは、上述したように予め定められているので比重を算出することができる。求められた比重は、演算部11に記録される。
次に、シャッター37の開度の算出と設定について説明する。
例えば、毎分当たりの散布量xは以下の式で決定される。
x=(A×B×C)/60 (式1)
ここで、Aは散布幅(m)であり、Bは車速(km/h)であり、Cは10aあたりの散布量である。
すなわち、式1の例で示されるように、散布幅と車速(作業速度)と単位面積当たりの散布量が分かれば、単位時間当たりの散布量xが求められる。ここで、散布幅、車速、単位面積当たりの散布量は、図6で示した操作ボックス50の設定スイッチ51b、調節スイッチ(増)51d、調節スイッチ(減)51e等を用いて作業者が入力することが可能である。また、演算部11(図1、3参照)では、入力された情報を取得し、予め設定された式1等を用いることで、単位時間当たりの散布量を算出することが可能となる。
さらに、演算部11では、時間当たりの散布量から開度を算出する。図4等で示したように、シャッター37を開ければ、それだけ、時間当たりで通過する肥料Sの量は増加する。しかし、図5で説明したように肥料Sの比重によっても、時間当たりで通過する量が異なってくる。このため、演算部11では、上記で算出された比重も用いてシャッター37による開口部36aの開度が決定されるようにする。例えば、比重の影響を考慮した関係式等を用意しておき、それに基づき開度が決定される。ここでの関係式は、実際に比重の影響を調量などにより予めふまえておいたものであり、ふさわしい式を適用すればよい。シャッター37の開度が演算部11で算出されると、制御部12はシャッター開閉用シリンダ41を制御して、目標の開度に設定する。
次に、実際の作業について説明する。
作業者は、肥料散布機30をトラクタに装着して施肥の作業を開始する。このとき、ホッパ35内に肥料を追加する等して、散布に必要な量を入れる。そして、図6で示した操作ボックス50の開閉スイッチ51cを押して作業を行う。この場合のシャッター37の開度は上記算出された開度となるようにシャッター開閉用シリンダ41が制御される。そして、図1に示した状態検知部17を用いる場合は、操作ボックス50のシャッター開度表示52aに実際の開度が表示される。また、操作ボックス50の散布量表示52bには、目標とする単位面積当たりの散布量が表示される。
なお、例えば、シャッター開度表示52a又は散布量表示52bにホッパ35に残存する肥料の量を表示してもよい。演算部11は、距離センサ43での肥料の上面までの測定により、ホッパ35の形状をふまえて、残存する肥料の容積を算出することができる。このため、残量を、体積や、重さ、度合い等で表示することができる。なお、重さによる残量は、上記計算された比重を用いることで算出できる。
さらに、演算部11は、作業中におけるホッパ35内の肥料の実際の残量が、計算された散布量に応じた残量であるかを比較してシャッター37の開度の補正を行ってもよい。シャッター37の開度は、目標の単位時間当たりの散布量になるように設定されるが、実際の散布量が異なっていれば、実際の残量も計算値とは異なってくることになる。このため、作業開始時の肥料の量を、距離センサ43による測定から求められる量、操作ボックス50で入力される量、または、比重測定時の肥料の量をそのまま用いる場合はその量等により把握する。そして、作業開始時の肥料の量と時間当たりの散布量をふまえて算出される現在のホッパ35内の肥料の残量と、距離センサ43から測定される実際のホッパ35内の肥料の残量を比較し、これらが異なる場合は、シャッター37の開度の補正を行う。このとき、実際のホッパ35内の肥料の残量の方が少なければ、開度を小さくし、実際のホッパ35内の肥料の残量の方が多ければ、開度を大きくする補正を行えばよい。
このように第1の実施形態においては、ホッパ35内の肥料Sの比重を距離センサ43を用いて自動で計算して、さらに、その比重をシャッター37の開度に用いることで、実際の調量をすることなしに正確な散布量の制御をすることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点について主に説明し、同一の箇所には同一の符号を付してあり、特に説明がない部分は同じ説明を省略している。
図7は、本発明の肥料散布機の第2の実施形態におけるホッパ内の状態例を示す図である。第2の実施形態では、第1の実施形態のように、距離センサ43(センサ13)を設けずに構成することができる。また、第2の実施形態では、図7に示すように目盛り表示60を備えている。目盛り表示60は、ホッパ35の横方向の一端又は両端の側面の内側に上下方向に沿って設けられる。目盛り表示60には、目盛り60aが上下方向に沿って段階的に記載されており、各目盛り60aに相当する数値60bがそれぞれ表示されている。ここで、水平方向の目盛り60aの間隔はホッパ35の形状や数値60bによる。図7の例では数値60bが等間隔の値で並んでいるため、下に行くほど目盛り60aの間隔は広くなる。これは、ホッパ35が下に行くほど平面に対する断面の面積が狭くなっているからである。この目盛り60aに相当する数値60bは、定められた重さの肥料Sをホッパ35に投入したときの上面100における調量値を示すものであり、数値60aはその値を示している。目盛り表示60は、シールにより構成すれば、ホッパ35内に後付で追加して構成することができる。また、塗装などでもよい。
調量値は実際に計測した時間当たりの排出量を示すが、第1の実施形態で上述したように、比重と調量値は相関関係がある。このため、予め定めた重さの肥料Sを入れた場合の容量に応じて比重と相関関係のある調量値を求めることができるため、上面100の位置で調量値を示すことができる。ここでは、目盛り表示60の数値60bがその値を示す。
図8は、本発明の肥料散布機の第2の実施形態における操作ボックスの一例を示す図である。図8で示す操作ボックス50’は、図6で示した操作ボックス50と基本的に同じであるため、異なる点のみ説明する。
設定スイッチ51bでは、調量値を入力する項目のメニューを起動し設定するモードに変換することが可能である。調量値は、上述したように定められた重さの肥料Sをホッパ35に投入したときの上面100に対して、対応する目盛り60aに相当する数値60bの値である。このときの値は、調節スイッチ(増)51d及び調節スイッチ(減)51eの操作により、調量値の値を決めることができる。
説明表示53’は、図8の例では、設定時において、「1」が「作業速度(km/h)」を表し、「2」が「散布幅(m)」を表し、「3」が「調量値(kg)」、「4」が「補正(%)」を表している。これらは、第1の実施形態党同様に、シャッター開度表示52aの数値表示に対応する表示内容を示している。
次に、調量値の入力について説明する。
作業者は、蓋39を開けてホッパ35内に肥料Sを入れる。このとき図7に示す肥料Sの量は予め定めた量とする。ここでの量は、例えば、市販されている一袋の倍数の重さとすれば、作業者は重さを測らずに投入することが可能である。具体例としては、100kgの肥料等である。そして、作業者は、肥料Sの上面100を平らにならし、上面100に対応する目盛り60aに相当する数値60bを読み取る。そして、読み取った調量値を、設定スイッチ51b、調節スイッチ(増)51d、調節スイッチ(減)51e等を用いて作業者が入力する。
次に、シャッター37による開口部36aの開度の決定について説明する。
単位時間当たりの散布量を算出は、式1等の例を用いて説明した第1の実施形態と同様である。そして、演算部11では、時間当たりの散布量から開度を算出するが、開度の計算は入力された調量値も用いる。入力された調量値によって、同じシャッター37の開度に対しても(第1の実施形態の図5でも説明したように)肥料Sが開口部36aを通過する量が異なってくる。このため、演算部11では、上記で算出された調量値を用いてシャッター37による開口部36aの開度が決定されるようにする。例えば、調量値も考慮した関係式等を用意しておき、それに基づき開度が決定される。ここでの関係式は、予め実際に調量値の影響を実験などによりふまえておいたものであり、ふさわしい式を適用すればよい。シャッター37の開度が演算部11で算出されると、制御部12はシャッター開閉用シリンダ41を制御して、目標の開度に設定する。
次に、実際の作業については、第1の実施形態と同様であり、ホッパ35内に肥料を追加する等して、散布に必要な量を入れる。そして、図8で示した操作ボックス50の開閉スイッチ51cを押してシャッター37を算出された開度まで開いて作業を行うことができる。
このように第2の実施形態においては、肥料Sの調量値を目盛り表示60により読み取り入力することで、実際の調量をすることなしに正確な散布量の制御をすることができる。また、第1の実施形態のように距離センサ43を設けることなく実現することができるので、コストを抑えることができる。
また、目盛り表示60を有するホッパ35の側面、例えば横方向の側面を、透明に構成してもよい。この場合、ホッパ35の該当部分は透明な部材により形成することができる。そして、作業者は、ホッパ35の外から肥料Sの上面100を確認することができる。外側からなので、横方向から見やすく正確に値を読みやすくなる。また、容器の側面が透明な場合はホッパ35の外側側面に目盛り表示60を設けておくことも可能である。また、ホッパ35全体を透明にすることもできる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、第2の実施形態と異なる点について主に説明し、同一の箇所には同一の符号を付してあり、特に説明がない部分は同じ説明を省略している。
図9は、本発明の肥料散布機の第3の実施形態におけるホッパ内の状態例を示す図である。第3の実施形態では、第2の実施形態の目盛り表示60の代わりに別体のゲージ部材70を用いる点が異なる。
ゲージ部材70は、棒状のバー71と、バー71の途中に固定された目盛り部72を備えている。目盛り部72は長手方向に沿って、段階的な目盛り72aが設けられており、各目盛り72aには、対応する数値72bが表示されている。ここで、目盛り72a、数値72bの表示内容は第2の実施形態における、目盛り60a、数値60bの内容と同様である。
作業者は、第2の実施形態と同様に、蓋39を開けてホッパ35内に予め定めた量の肥料Sを入れる。そして、ゲージ部材70を肥料S内に上から挿入する。このとき作業者は、図9に示すようにゲージ部材70のバー71の上部(目盛り部72より上の部分)を握るとよりよい。また、ゲージ部材70の下側の先端部70aが、ホッパ35の底部(底板36の部分)に当接するまで肥料S内に垂直に挿入する。すると、この目盛り部72は、肥料Sの上面100に位置するようになっている。そして、上面100で測定される目盛り72aに相当する数値72bは、定められた重さの肥料Sの上面100における調量値を示すものである。そして、読み取った調量値を、設定スイッチ51b、調節スイッチ(増)51d、調節スイッチ(減)51e等を用いて作業者が入力すれば、第2の実施形態と同様にシャッター37の開度の制御ができる。
このように第3の実施形態においては、肥料Sの調量値をゲージ部材70の目盛り部72により読み取り入力することで、実際の調量をすることなしに正確な散布量の制御をすることができる。また、第3の実施形態では、ゲージ部材70を別部材として用いることができるので、ホッパ35に新たな加工をする必要はない。
以上の様に、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な実施形態が含まれる。例えば、上記した実施形態に設けられた全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を削除したり、他の実施形態の構成に置き換えたり、あるいはまた、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
例えば、第2の実施形態及び第3の実施形態で用いた調量値の代わりに第1の実施形態のように比重を用いてもよい。これは、比重と調量値は相関関係があるから可能である。この場合、目盛り表示60の数値60b、目盛り部72の数値72bは、肥料Sの上面100に対する比重の値が記載されることになる。演算部11では、時間当たりの散布量から開度を算出するときに、比重を用いて計算することができるように関係式等を用意しておく。
また、いずれの実施形態において、比重の代わりに密度を用いることができ、同様の制御を行うことができる。
また、散布物として肥料を散布する肥料散布機の実施形態を示したが、肥料以外の散布物を散布する散布機でも本発明は適用可能である。
10 制御システム部
11 演算部
12 制御部
13 センサ
14 設定入力部
15 表示部
16 出力部
17 状態検知部
20 アクチュエータ
30 肥料散布機
32 装着部
33 フレーム
35 ホッパ
36 底板
36a 開口部
37 シャッター
37a シャッター開口部
39 蓋
41 シャッター開閉用シリンダ
43 距離センサ
45 シャッター開閉用リンク
50、50’ 操作ボックス
51b 設定スイッチ
60 目盛り表示
60a 目盛り
60b 数値
70 ゲージ部材
71 バー
72 目盛り部
72a 目盛り
72b 数値
S 肥料
100 上面

Claims (9)

  1. トラクタに本体を装着して肥料を散布する肥料散布機において、
    肥料を収納するホッパと、アクチュエータと、前記アクチュエータと連動して前記ホッパから肥料を排出するための開度を調整するシャッターと、前記ホッパの上部に設けられる距離センサと、前記シャッターの開度を算出する演算部と、前記演算部の算出結果に基づき前記アクチュエータを制御する制御部とを備え、
    前記距離センサは、前記ホッパ内に収納された予め定めた量の肥料に対して該肥料の上面までの距離を測定し、前記演算部は、前記距離センサで測定された距離に基づき肥料の比重又は密度を算出すると共に、前記シャッターの開度の算出に前記比重又は前記密度を用いることを特徴とする肥料散布機。
  2. 請求項1に記載の肥料散布機において、
    前記ホッパの上部を覆う蓋を備え、前記蓋の内側に前記距離センサが設置されていることを特徴とする肥料散布機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の肥料散布機において、
    前記演算部は、散布幅と作業速度と単位面積当たりの散布量から求められた単位時間当たりの散布量と、前記比重又は前記密度とを用いて前記開度の算出を行うことを特徴とする肥料散布機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の肥料散布機において、
    前記演算部に情報を送信できる設定入力部を備え、前記肥料の前記予め定めた量を設定可能であることを特徴とする肥料散布機。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の肥料散布機において、
    前記演算部から情報を取得して情報を表示可能な表示部を備え、前記演算部は、前記距離センサで測定された距離に基づき、前記ホッパ内に収納された肥料の残量を算出し、前記表示部で前記残量を表示可能であることを特徴とする肥料散布機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の肥料散布機において、
    前記演算部は、作業開始時の肥料の量と時間当たりの散布量をふまえて算出される現在の前記ホッパ内の肥料の残量と、前記距離センサから測定される現在の前記ホッパ内の肥料の残量とを比較して、前記シャッターの開度の補正を行うことを特徴とする肥料散布機。
  7. トラクタに本体を装着して肥料を散布する肥料散布機において、
    肥料を収納するホッパと、アクチュエータと、前記アクチュエータと連動して前記ホッパから肥料を排出するための開度を調整するシャッターと、前記シャッターの開度を算出する演算部と、前記演算部の算出結果に基づき前記アクチュエータを制御する制御部と、前記演算部に情報を送信できる設定入力部とを備え、
    前記ホッパの側面には目盛り及び数値を有する目盛り表示を備え、
    前記ホッパ内に収納された予め定めた量の肥料の上面に相当する前記目盛りに対応する前記数値を前記設定入力部に入力すると、前記演算部は、前記シャッターの開度の算出に入力された前記数値を用い、
    前記数値は、比重又は比重と相関関係のある値であることを特徴とする肥料散布機。
  8. 請求項7に記載の肥料散布機において、
    前記ホッパは、少なくとも、前記目盛り表示を備える側面が透明な部材で形成されていることを特徴とする肥料散布機。
  9. トラクタに本体を装着して肥料を散布する肥料散布機において、
    肥料を収納するホッパと、アクチュエータと、前記アクチュエータと連動して前記ホッパから肥料を排出するための開度を調整するシャッターと、前記シャッターの開度を算出する演算部と、前記演算部の算出結果に基づき前記アクチュエータを制御する制御部と、前記演算部に情報を送信できる設定入力部とを備えると共に、ゲージ部材を別体で備え、
    前記ゲージ部材は、目盛り及び数値を有する目盛り部を備え、
    前記ホッパ内に収納された予め定めた量の肥料に対して、前記ゲージ部材を先端が前記ホッパの底部に当接するまで垂直に挿入したときの前記肥料の上面に相当する前記目盛りに対応する前記数値を前記設定入力部に入力すると、前記演算部は、前記シャッターの開度の算出に入力された前記数値を用い、
    前記数値は、比重又は比重と相関関係のある値であることを特徴とする肥料散布機。
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