JP2019194374A - 脱ぎやすい袖付き衣類 - Google Patents

脱ぎやすい袖付き衣類 Download PDF

Info

Publication number
JP2019194374A
JP2019194374A JP2018088266A JP2018088266A JP2019194374A JP 2019194374 A JP2019194374 A JP 2019194374A JP 2018088266 A JP2018088266 A JP 2018088266A JP 2018088266 A JP2018088266 A JP 2018088266A JP 2019194374 A JP2019194374 A JP 2019194374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
undershirt
body part
sleeves
garment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018088266A
Other languages
English (en)
Inventor
宏樹 野村
Hiroki Nomura
宏樹 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP2018088266A priority Critical patent/JP2019194374A/ja
Publication of JP2019194374A publication Critical patent/JP2019194374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

【課題】袖があっても上に着ているカッターシャツ等を脱がないで脱げるアンダーシャツを提供する。【解決手段】アンダーシャツ100は、身頃部110および左右袖部120(左袖120L、右袖120R)から形成され、身頃部110を(左側前身頃110LFと左側後身頃110LBとからなる)左身頃110Lと(右側前身頃110RFと右側後身頃110RBとからなる)右身頃110Rとに(すなわち左右に)接合および分離可能な連結機構150(前身頃連結機構150F、後身頃連結機構150B)を備える。身頃部110の左身頃110Lおよび左身頃110Lに接続された左袖120Lと、身頃部110の右身頃110Rおよび右身頃110Rに接続された右袖120Rとが、連結機構150により接合および分離可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも身頃部および左右袖部から形成される袖付き衣類に関し、特に、袖があっても、上着を脱がないでもまたは腕の曲げ伸ばしを過度に必要としないでも、脱ぎやすい袖付き衣類に関する。ここで、上着を脱がないとは、この衣類が肌着等であって内側(肌側)に着用している場合においてこの衣類よりも外側に着用している衣類を脱がないでもこの袖付き衣類を容易に脱げることを意味する。また、腕の曲げ伸ばしを過度に必要としないでもとは、身体的事情(身体機能の一部に障害を生じていて機能しない等の事情)または狭い空間における着替え等において腕の曲げ伸ばし等が困難な場合でもこの袖付き衣類を容易に脱げることを意味する。このため、本発明に係る脱ぎやすい袖付き衣類は、肌着、介護用衣類、スポーツウェア、ベビー服等多くの用途に使用できる。また、本発明に係る脱ぎやすい袖付き衣類は、男性用にも女性用にも限定されるものではない。
一般に、身頃部および左右袖部(袖の長さは限定されない)から形成される袖付き衣類(アンダーシャツ等に代表される下着である袖付き衣類にも下着ではないポロシャツ等の袖付き衣類にも限定されない)を着用していて、この袖付き衣類を脱ぐためには、この袖付き衣類よりも外側に着用している衣類(上着)を着ている場合にはその上着を脱がなければならない。また、この袖付き衣類を脱ぐためには、袖部を上腕から抜くために腕を大きく上げたり下げたりしなければならない。
このような問題に鑑みて、
・スポーツ、山登り、歩け歩けなどで、発汗した時等、外出先でも洋服を脱がずに着脱できる、着脱簡単な汗取り肌着が特開2008−121172号公報(特許文献1)に、
・腕の曲げ伸ばしが十分にできなくても、または,上着等を着たままでも脱ぎ着が容易となる衣類が特開2017−020150号公報(特許文献2)に、
・上に着た衣類を脱ぐことなく脱ぐことができ、従来の汗とり機能を有する下着と比べると、着用したままで、より長時間にわたり汗とり機能を発揮する汗とり用下着が実用新案登録第3123386号公報(特許文献3)に、
それぞれ開示されている。
特開2008−121172号公報 特開2017−020150号公報 実用新案登録第3123386号公報
しかしながら、これらのいずれの先行技術文献に開示されている衣類は、袖のないベストタイプに過ぎない。
このため、このような袖のないベストタイプの肌着を、たとえば、以下のように通勤時に運動する場合にインナーとして使用すると問題がある。最近のスポーツ庁の官民連携プロジェクト「FUN-WALK」(歩く習慣の定着などスポーツ人口の拡大を通じた健康増進)など、ビジネスマンの通勤時の運動(通勤着のままで出勤時に勤務先の最寄り駅の手前駅から一駅分歩く等の運動)が広がりつつあり、このような出勤時の運動による発汗は、カッターシャツまたはブラウス(以下においてはブラウスを含めてカッターシャツ等と記載する場合がある)への汗染み、不快感、汗臭、汗冷えなど、出社後の業務に支障を及ぼす。
このような場合には、(当然ながら)カッターシャツ等を一旦脱いでから肌着を脱ぐことになるのであるが、勤務先に更衣室がないことも多く、カッターシャツ等を一旦脱いでから肌着を脱ぐという行為が困難であることが多い。
上述したベストタイプの肌着であると、上に着ている(肌側ではなく肌とは反対側の外側に着ている)カッターシャツ等を脱がないでもこの肌着が脱げたとしても、ベストタイプであるために発汗量の多い脇汗をカバーできなかったり、肩部がないために着用時のずり下がりを抑制することができなかったりする。なお、特許文献2に開示された衣類は、これらの問題点に加えて、前身頃のボタン等を外す時に上着の前身頃を開ける必要があり、容易に着脱できるとは言い難い。
また、これらのいずれの先行技術文献に開示されている衣類も袖のないベストタイプであるに過ぎず、このようなスポーツ時の問題点に加えて、身体的事情または狭い空間における着替え等において腕の曲げ伸ばし等が困難な場合に、袖付き衣類を容易に脱ぎたいという問題点を解決していない。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、少なくとも身頃部および左右袖部から形成される袖付き衣類に関し、袖があっても、上着を脱がないでもまたは腕の曲げ伸ばしを過度に必要としないでも、脱ぎやすい袖付き衣類を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る脱ぎやすい袖付き衣類は以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係る脱ぎやすい袖付き衣類は、少なくとも身頃部および左右袖部から形成される袖付き衣類であって、前記身頃部を左右に接合および分離可能な連結機構を、前身頃および後身頃に備え、前記身頃部の左身頃および前記左身頃に接続された左袖部と、前記身頃部の右身頃および前記右身頃に接続された右袖部とが、前記連結機構により接合および分離可能に構成されていることを特徴とする。
好ましくは、前記後身頃の連結機構は、左右対称位置から左右いずれかの方向にずれて設けられているように構成することができる。
さらに好ましくは、前記連結機構は、上端から20cm以内の範囲で操作することにより最下部まで分離することができる構造を備えるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記身頃部の少なくとも一部または前記袖部の少なくとも一部に、汗染みを防止する機能を備えるように構成することができる。
本発明によれば、少なくとも身頃部および左右袖部から形成される袖付き衣類に関し、袖があっても、上着を脱がないでもまたは腕の曲げ伸ばしを過度に必要としないでも、脱ぎやすい袖付き衣類を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るアンダーシャツ100の(A)前側斜視図、(B)後側斜視図、(C)連結機構の作用を説明するための前側斜視図(その1)および(D)連結機構の作用を説明するための前側斜視図(その2)である。 本発明の実施の形態の変形例に係るアンダーシャツ200の(A)前側斜視図、(B)後側斜視図、(C)連結機構の作用を説明するための後側斜視図(その1)および(D)連結機構の作用を説明するための後側斜視図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態として、脱ぎやすい袖付き衣類の一例である(長袖のスポーツ用途に好適な)アンダーシャツ100を、図面に基づき詳しく説明する。なお、本発明に係る袖付き衣類は、(スポーツ用途に好適な)アンダーシャツ(長袖ではなく半袖であっても構わない)に限定されるものではなく、少なくとも身頃部および左右袖部から形成される袖付き衣類であれば構わず、アンダーシャツ等に代表される下着である袖付き衣類であっても、下着ではないポロシャツ等の袖付き衣類であっても構わない。なお、本発明に係る脱ぎやすい袖付き衣類は、このようなアンダーシャツのような肌着、介護用衣類、スポーツウェア、ベビー服等多くの用途に使用できるとともに、男性用にも女性用にも限定されるものではない。
また、このアンダーシャツ100は、上述したようなビジネスマンの通勤時の運動時のインナーに使用する場合に特に好適であって、肌とカッターシャツ等との間に着用して(ただし、このアンダーシャツ100を肌に直接着用するものに限定されるものではないし、このアンダーシャツ100とカッターシャツとの間に別の肌着を着用するものであっても構わない)、勤務先に到着後にカッターシャツ等を脱ぐことなく、このアンダーシャツ100を脱ぐことができる点で極めて好ましい。
[アンダーシャツの構造]
図1(A)にこのアンダーシャツ100の前側斜視図を、図1(B)にその後側斜視図を、図1(C)および図1(D)に連結機構の作用を説明するための前側斜視図を。それぞれ示す。これらの図を参照して、このアンダーシャツ100が備える技術的特徴について説明する。なお、これらの図面に符号を付していないが、前身頃110F、後身頃110B、左身頃110Lおよび右身頃110Rとする。また、このアンダーシャツ100を構成する生地は、たとえば肌着等に広く用いられる伸縮性に優れた編地であることが好ましい。
このアンダーシャツ100は、少なくとも身頃部110(より詳しくは左側前身頃110LFと右側前身頃110RFとからなる前身頃110F、左側後身頃110LBと右側後身頃110RBとからなる後身頃110B)および左右袖部120(より詳しくは左袖120Lおよび右袖120Rであって以下において単に袖部120と記載する場合がある)から形成される袖付き衣類の一例あって、特徴的であるのは、身頃部110を(左側前身頃110LFと左側後身頃110LBとからなる)左身頃110Lと(右側前身頃110RFと右側後身頃110RBとからなる)右身頃110Rとに(すなわち左右に)接合および分離可能な連結機構150(より詳しくは前身頃連結機構150Fおよび後身頃連結機構150B)を備える点である。この場合において、身頃部110の左身頃110Lには左袖120Lが縫合等により連結(接合)されており、身頃部110の右身頃110Rには右袖120Rが縫合等により連結(接合)されているために、身頃部110の左身頃110Lおよび左身頃110Lに接続された左袖120Lと、身頃部110の右身頃110Rおよび右身頃110Rに接続された右袖120Rとが、連結機構150により接合および分離可能に構成されていることになる。
さらに詳しく、このアンダーシャツ100について説明する。
図1(A)〜図1(D)に示すように、このアンダーシャツ100は、
・前身頃110F(左側前身頃110LFおよび右側前身頃110RF)と、
・後身頃110B(左側後身頃110LBおよび右側後身頃110RB)と、
・左身頃110L(左側前身頃110LFおよび左側後身頃110LB)に接続(縫合等により接合)された左袖120Lと、
・右身頃110R(右側前身頃110RFおよび右側後身頃110RB)に接続(縫合等により接合)された右袖120Rと、で形成される。なお、図1に示すアンダーシャツ100は首回りにネック部Nを備えるが、このネック部Nは本発明に係る袖付き衣類に必須
の構成ではない。
ここで、この連結機構150は、特に限定されるものではないが、線ファスナーであったり面ファスナーであったりするが、上端から20cm以内の範囲で操作(たとえば強く引っ張る等の操作)することにより最下部まで分離することができる構造を備えることが特に好ましい。このような構造を備えると、カッターシャツ等の襟口から(操作する位置によっては必要に応じてカッターシャツ等の上から2つ目ぐらいまでのボタンを外して)、手でこの連結機構150の上端から20cm以内の範囲を操作することにより最下部まで分離することできるので、カッターシャツ等を脱がないでも、このアンダーシャツ100の左身頃110L(および左袖120L)と右身頃110R(および右袖120R)とを分離できることができる。
ここで、線ファスナーとは、線状の何度でも自在に開閉可能な留め具であって線上に並んだ務歯が噛み合うことで両側を固定する公知の留め具であって衣類などに多く用いられる。面ファスナーとは、面的に着脱できるファスナーであって、布に特殊な面加工(フック状に起毛する面加工およびループ状に密集して起毛する面加工)されたフック状に加工された面とループ状に加工された面とを押し付けることだけで貼り付くようになっており、貼り付けたり剥がしたりすることが自在にできる公知の留め具であって衣類などに多く用いられる。特に好ましい構造として記載した、上端から20cm以内の範囲で操作することにより最下部まで分離することができる構造の一例としては、線ファスナーであれば、たとえば特許第5300972号公報に開示されたクイックオープン式スライドファスナーが挙げられる。
次に、このアンダーシャツ100を構成する生地について説明する。上述したように、このアンダーシャツ100を構成する生地は、大略的には肌着等に広く用いられる伸縮性に優れた編地であることが好ましい。そして、この編地の表面および裏面には、表裏別々で機能付加が可能な場合には、表面(肌側ではない外側とする)に撥水機能を付加し、裏面(肌側である内側とする)に吸水機能を付加することが好ましい。表裏別々で機能付加が困難な場合には、表面および裏面ともに撥水機能を付加することが好ましい。編地の表裏別々に撥水機能または吸水機能を付加する方法としては、特に限定されるものではないが、撥水剤または吸水剤をコーティング等により編地の片面に塗布する方法や、撥水性のある糸と撥水性のない糸でリバーシブルニットを構成する方法などが挙げられる。
さらに、このように表面および裏面の少なくとも一面に撥水機能を付加した場合には、身頃部110の少なくとも一部または袖部120の少なくとも一部に、汗染みを防止する機能を備えることが特に好ましい。このような汗染みを防止する機能の一例として、身頃部110の下方に保水性に優れた生地で保水層112を設けたり袖部120の袖口側に保水性に優れた生地で保水層を設けたりすることが挙げられる。このように構成すると、撥水機能によりはじかれて重力により下方に伝わった汗の水分を保水層で保持することができるので、カッターシャツ等への汗染みを防止することができる。なお、ビジネスマンの通勤時の運動として、通勤着のままで出勤時に勤務先の最寄り駅の手前駅から一駅分歩く等の運動を想定しているために(手を上方に持続的に上げておく運動を想定してないために腕に発生した汗は腕から手へ向けて伝わるので)、袖部120の袖口側に保水性に優れた生地で保水層を設けている。いずれにしても、汗染みを防止する機能を発現させる保水層の位置は限定されるものではなく、カッターシャツ等への汗染みを防止することできる位置であれば構わない。
[アンダーシャツの使用方法]
図1(A)、図1(B)および図1(C)に示すように、左身頃110L(および左袖120L)と右身頃110R(および右袖120R)とが分離していない(接合されてい
る)アンダーシャツ100を肌側に着用して(肌に直接着用することに限定されないがここでは肌に直接着用して)カッターシャツ等を着用して、必要に応じてアウターであるスーツの上着等を着用して通勤着に着替えて出勤する。
ビジネスマンの通勤時の運動として想定している、このような通勤着のままで出勤時に勤務先の最寄り駅の手前駅から一駅分歩く等の運動をすると汗をかくが、このアンダーシャツ100を構成する生地の裏面(肌側である内側)に吸水機能が付加されていると、かいた汗はこのアンダーシャツ100の生地に吸収される。また、このアンダーシャツ100を構成する生地の表面および裏面の少なくとも一面(たとえば少なくともカッターシャツ等側の裏面(肌側である内側))に撥水機能が付加されていると、かいた汗はこのアンダーシャツ100に設けられた保水層に吸収される。いずれの場合であってもカッターシャツ等への汗染みを防止することできるために、カッターシャツ等が汗染み(汗で濡れる)で汚れることを防止できる。
勤務先に到着すると、(アウターであるスーツの上着等を着用している場合にはその上着は脱いでも脱がなくても構わないがここでは脱ぐものとする)カッターシャツ等は脱がないで、カッターシャツ等の襟口から手で連結機構150の上端から20cm以内の範囲を操作(強く引っ張る等の操作)する。このとき、身頃部110を左身頃110L(および左袖120L)と右身頃110R(および右袖120R)との左右に接合および分離可能な連結機構150は、前身頃110Fおよび後身頃110Bにそれぞれ備えられているために、腹側および背中側において連結機構150の上端から20cm以内の範囲を操作することになる。このように操作すると、図1(D)の白抜き矢示に示すように、左身頃110L(および左袖120L)と右身頃110R(および右袖120R)との左右に接合されていた身頃部110が左右に分離される。
そして、このように身頃部110が左右に分離した後に、カッターシャツ等の左袖口から右手でこのアンダーシャツ100の左袖120Lの袖口を引っ張って、左身頃110L(および左袖120L)をカッターシャツ等の左袖口からカッターシャツ等の外部へ抜く。すなわち、カッターシャツ等を脱ぐことなくこのアンダーシャツ100の左身頃110L(および左袖120L)はカッターシャツ等の左袖の内部(内筒)を通過してカッターシャツ等の外部へ離脱される。
同じように、カッターシャツ等の右袖口から左手でこのアンダーシャツ100の右袖120Rの袖口を引っ張って、右身頃110R(および右袖120R)をカッターシャツ等の右袖口からカッターシャツ等の外部へ抜く。すなわち、カッターシャツ等を脱ぐことなくこのアンダーシャツ100の右身頃110R(および右袖120R)はカッターシャツ等の右袖の内部(内筒)を通過してカッターシャツ等の外部へ離脱される。
このように左身頃110L(および左袖120L)と右身頃110R(および右袖120R)とを別々にカッターシャツ等の袖部の内部(内筒)を通過してカッターシャツ等の外部へカッターシャツ等の袖口から離脱させる場合において、このアンダーシャツ100を構成する生地の伸縮性が大きいとカッターシャツ等の袖口からこのアンダーシャツ100の袖部を引っ張っても生地が伸びるだけで袖部の内部(内筒)を通過することが難しくカッターシャツ等の外部へこのアンダーシャツ100を離脱させることが難しい場合には、このアンダーシャツ100の袖部に伸縮性が大きくない(伸びにくい)非伸張部122を設けることも好ましい。なお、この非伸張部122は、ビジネスマンの通勤時の運動を妨げないように設けられることが好ましい。このように非伸張部122があると、カッターシャツ等の袖口からこのアンダーシャツ100の袖部を引っ張っても非伸張部122が伸びにくいのでカッターシャツ等の袖部の内部(内筒)を通過してカッターシャツ等の外部へこのアンダーシャツ100を離脱させやすくなる。
なお、このアンダーシャツ100は、このように身頃部110を左右に分離して脱ぐことができるために、腕の曲げ伸ばしを過度に必要としない。このため、身体的事情(身体機能の一部に障害を生じていて機能しない等の事情)または狭い空間における着替え等において腕の曲げ伸ばし等が困難な場合でもこのアンダーシャツ100を容易に脱ぐことができる。
以上のようにして、本実施の形態に係るアンダーシャツによると、少なくとも身頃部および左右袖部から形成される袖付き衣類に関し、袖があっても、上着を脱がないでもまたは腕の曲げ伸ばしを過度に必要としないでも、脱ぎやすい袖付き衣類の一例であるアンダーシャツを提供することができる。
[アンダーシャツの変形例]
以下において、図2を参照して、本実施の形態の変形例に係るアンダーシャツ200について説明する。なお、このアンダーシャツ200と上述したアンダーシャツ100とは、後身頃において連結機構150が設けられている位置のみ異なる。それ以外の構造であってアンダーシャツ100と同じ構造についてのアンダーシャツ200についての説明は、上述した説明と重複するために、ここでは繰り返して説明しない。また、図2(A)は図1(A)に、図2(B)は図1(B)に、図2(C)は図1(C)に、図2(D)は図1(D)に、それぞれ対応する。また、これらの図面に符号を付していないが、前身頃110F、後身頃210B、左身頃110Lおよび右身頃110R(後身頃210B以外はアンダーシャツ100と同じ)とする。また、アンダーシャツ200において、アンダーシャツ100の身頃部110に対応する身頃部は身頃部210とする。
図2(A)〜図2(D)に示すように、このアンダーシャツ200は、
・前身頃110F(左側前身頃110LFおよび右側前身頃110RF)と、
・後身頃210B(左側後身頃210LBおよび右側後身頃210RB)と、
・左身頃110L(左側前身頃110LFおよび左側後身頃210LB)に接続(縫合等により接合)された左袖120Lと、
・右身頃110R(右側前身頃110RFおよび右側後身頃210RB)に接続(縫合等により接合)された右袖120Rと、で形成される。
そして、このアンダーシャツ200がアンダーシャツ100と異なる点は、後身頃210Bの連結機構150が、アンダーシャツ100においては左右略対称位置に設けられていたが、左右対称位置から左右いずれかの方向にずれて(ここでは背中側から見て左の方向にずれて)設けられている点である。
このように後身頃210Bに左右対称位置から左右いずれかの方向にずらせて連結機構150を設けると、カッターシャツ等の襟口から手で連結機構150の上端から20cm以内の範囲を操作する場合に、背中側の連結機構150に手が届きやすい。ここで、利き腕別に商品展開して届きやすい方向に連結機構150をずらして設けることも好ましい。なお、腹側の前身頃110Fの連結機構150も左右対称位置から左右いずれかの方向にずれて設けるようにしても構わない。
このアンダーシャツ200のように、腹側の前身頃110Fの連結機構150を左右略対称位置に、背中側の後身頃110Bの連結機構150を左右対称位置から左右いずれかの方向にずれた位置にそれぞれ設けると、アンダーシャツ200が左右に分離した状態において前身頃連結機構150Fと後身頃連結機構150Bとを区別しやすく(生地量が左側後身頃210LB<左側前身頃110LF≒右側前身頃110RF<右側後身頃210RB)、左右に分離した状態から左右に接合された状態へアンダーシャツ200を切り替えし易い点で好ましい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、少なくとも身頃部および左右袖部から形成される袖付き衣類に好適であり、袖があっても、上着を脱がないでもまたは腕の曲げ伸ばしを過度に必要としないでも、脱ぎやすい点で特に好適である。
100、200 アンダーシャツ
110 身頃部
110F 前身頃
110B、210B 後身頃
110L 左身頃
110R 右身頃
110LF 左側前身頃
110RF 右側前身頃
110LB、210LB 左側後身頃
110RB、210RB 右側後身頃
120 左右袖部
120L 左袖
120R 右袖
150 連結機構
150F 前身頃連結機構
150B 後身頃連結機構

Claims (4)

  1. 少なくとも身頃部および左右袖部から形成される袖付き衣類であって、
    前記身頃部を左右に接合および分離可能な連結機構を、前身頃および後身頃に備え、
    前記身頃部の左身頃および前記左身頃に接続された左袖部と、前記身頃部の右身頃および前記右身頃に接続された右袖部とが、前記連結機構により接合および分離可能に構成されていることを特徴とする、脱ぎやすい袖付き衣類。
  2. 前記後身頃の連結機構は、左右対称位置から左右いずれかの方向にずれて設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の脱ぎやすい袖付き衣類。
  3. 前記連結機構は、上端から20cm以内の範囲で操作することにより最下部まで分離することができる構造を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の脱ぎやすい袖付き衣類。
  4. 前記身頃部の少なくとも一部または前記袖部の少なくとも一部に、汗染みを防止する機能を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の脱ぎやすい袖付き衣類。
JP2018088266A 2018-05-01 2018-05-01 脱ぎやすい袖付き衣類 Pending JP2019194374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018088266A JP2019194374A (ja) 2018-05-01 2018-05-01 脱ぎやすい袖付き衣類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018088266A JP2019194374A (ja) 2018-05-01 2018-05-01 脱ぎやすい袖付き衣類

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019194374A true JP2019194374A (ja) 2019-11-07

Family

ID=68469087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018088266A Pending JP2019194374A (ja) 2018-05-01 2018-05-01 脱ぎやすい袖付き衣類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019194374A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007231490A (ja) 衣服の裏地
TW201143647A (en) Garment with cup part
JP2008240194A (ja) 衣服着用補助具を兼ねたスカーフ
JP2019194374A (ja) 脱ぎやすい袖付き衣類
JP3145113U (ja) 衣服及び小児用ジャケット
JPH07300705A (ja) 衣 服
CN110279171B (zh) 不脱外装就可脱掉的保暖内衣
JP3134796U (ja) 作業に適した上衣
JP3221537U (ja) 裾のズレ上がり防止及び、ズレ上がっても不快感の軽減を図り、同時に肌の露出を防ぐ事ができるポロシャツ、スポーツシャツ、tシャツ等の衣服
JP4879333B2 (ja) 男性用下着
JP2005307369A (ja) 衣服
JP3233336U (ja) 衣服
JP6750803B2 (ja) 上衣
CN209807197U (zh) 医生服
JP2017020150A (ja) 衣類
JP3224898U (ja) 作業用の衣服
JP5660526B2 (ja) 衣服
KR200195953Y1 (ko) 셔츠형 의복
JP3229294U (ja) 衣服
JP5605874B1 (ja) 袖部を脱着可能とする着衣
JP3151692U (ja) 着脱が容易になる衣服
JP3111432U (ja) 半衿付和装ブラジャー
JP3078680U (ja) 被介護者用衣服
JP6268654B2 (ja) 衣服着用補助具
JP6277341B2 (ja) 衣類