JP2019193708A - 電気掃除機用のブラシノズルおよびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
Description
また、例えば、吸込口体にて床面上を清掃している途中にブラシ部にて家具に付着した塵埃を除去する場合、接続パイプから延長管を取り外し、折り畳んでいたブラシ部を接続パイプの差込口の前方へ引き起こすという手間のかかる2ステップの動作が必要であった。
前記ノズル本体内での空気の流れ方向に対して前記ブラシ面が斜め状態を維持するように前記付勢部材にて前記揺動ブラシを付勢するように構成された電気掃除機用のブラシノズルが提供される。
このように電気掃除機に取り付けられたブラシノズルは、ノズル本体内での空気の流れ方向に対してブラシ面が斜め状態を維持するように付勢部材にて揺動ブラシを付勢するように構成されているため、例えば、床面上における家具と壁の間の狭い隙間、家具や棚の上面等の清掃時にブラシノズルを奥行き方向に往復移動させた際に被清掃面に対するノズル本体の傾斜角度が変化しても、常にブラシ面全体が被清掃面に接した状態を維持するように揺動ブラシがノズル本体に対して揺動する。したがって、手前から奥へブラシノズルを移動させるとブラシノズルの前部が浮き上がり、奥から手前へブラシノズルを移動させるとブラシノズルの後部が浮き上がるという状態になりにくいため、清掃効率を向上させることができる。
図1は本発明のブラシノズルを備えた電気掃除機の実施形態1を示す斜視図であり、図2は図1の電気掃除機の内部構造を示す部分断面図である。なお、実施形態1では本発明のブラシノズルをキャニスター型電気掃除機の延長管に取り付けた場合を例示するが、本発明のブラシノズルの取り付け形態は実施形態1に限定されるものではなく、後述する実施形態2〜4のようにしてもよい。
掃除機本体10は、床面上を走行可能な筐体11aおよび筐体11a内に収納された電動送風機11bを有する駆動装置11と、駆動装置11の筐体11aに着脱可能に装着される集塵ユニット12とを有する
集塵ユニット12が駆動装置11の装着部11a1に装着された状態において、集塵カップ12aの外周壁には前記空気排出孔(不図示)と気密に接続可能な空気流入口(不図示)が設けられ、遠心分離ユニット12bの後述のカバー部12b4には前記空気導入孔(不図示)と気密に接続可能な空気排出口(不図示)が設けられている。
可撓性ホース部20は、基端接続部21と先端接続部22との間にホース本体23を有し、ホース本体23には絶縁材料にて被覆された導電線が螺旋状に巻かれ一体化されている。
また、基端接続部21にはホース本体23の導電線と電気的に接続された図示しない雄型端子部が設けられると共に、先端接続部22には操作スイッチ部32および導電性リング摺動部等を介してホース本体23の導電線と電気的に接続された図示しない雌型端子部が設けられている。
図3は実施形態1の電気掃除機におけるブラシノズルを有する延長管を示す斜視図である。また、図4は実施形態1の延長管を示す(A)は左側面図、(B)は揺動ブラシが揺動した状態での左側面図である。
図1〜図4に示すように、延長管40は、絶縁材料にて被覆された導電線を内部に有し、その導電線と電気的に接続された雄型端子部41aを基端接続部41に有し、導電線と電気的に接続された雌型端子部42a(図11参照)を先端接続部42に有している。
延長管40の基端接続部41を可撓性ホース部20の先端接続部22に差し込んで接続することにより、基端接続部41の雄型端子部42aが先端接続部22の雌型端子部(不図示)に嵌り込んで電気的に接続する。
先端接続部42には、吸込口体60の接続管部62に設けられた係止凹部62a(図2参照)と係脱可能に係止する係止爪42b1および押しボタン42b2を有する第2ロック部42bが設けられている。
ロック解除機構部43は、延長管40の前面における雄型端子部41aと第2ロック部42bとの間に長手方向に設けられており、雄型端子部41aの近傍に設けられた前記押しボタン43aと、第2ロック部42bの近傍に設けられた作用片43cと、押しボタン43aと作用片43cとを連結する連結線材43bとを有し、連結線材43bはカバー43dによって覆われている。
引っ掛け部材45は、筐体11aのT形の受け部11eに上方から引っ掛け可能なスリット45a(図3参照)を有する箱形に形成されている。
図1と図2に示すように、吸込口体60は、吸込口61aを有する吸込口本体61と、吸込口本体61に前後左右方向に回動可能に設けられた前記接続管部62と、吸込口本体61内の吸込口61a近傍に回転可能に設けられた回転ブラシ63と、吸込口本体61内に設けられた図示しない回転ブラシ駆動用モータおよびモータの出力軸からの回転力を回転ブラシ63に伝達する図示しないプーリおよびベルト等を備える。
図5は実施形態1のブラシノズルのノズル本体を示す(A)はノズル口側から視た斜視図、(B)は左側面図、(C)は接続口側から視た斜視図である。また、図6は実施形態1のブラシノズルの揺動ブラシを示す(A)は斜め上方から視た斜視図、(B)は斜め下方から視た斜視図である。また、図7は実施形態1のブラシノズルの端子部カバーを示す(A)は基端部を斜め下方から視た斜視図、(B)は先端部を斜め上方から視た斜視図、(C)は左側面を斜め上方から視た斜視図、(D)は右側面を斜め下方から視た斜視図である。
以下、具体的に各部材について説明する。
図5(A)〜(C)に示すように、ノズル本体51は、ノズル口51b1とは長手方向(直線L方向)の反対側に接続口51a1を有する接続管部51aと、揺動ブラシ52を揺動可能に支持する一対の軸部51b2およびノズル口51b1を有するブラシ支持部51bと、ノズル口51b1の外周部の一部に沿って設けられたブラシ台部51cと、ブラシ台部51cに設けられた補助ブラシ部51dとを有する。
また、接続管部51aの左右側面において、各軸部51b2の周囲には後述する付勢部材53としての捻りコイルバネを収納する円環状凹部51b5が設けられ、ノズル口51b1付近の上部には後述する端子部カバー54を取り付ける取付孔51b6が設けられている。
左右一対の軸部51b2は、ブラシ支持部51bの上面の円弧中心位置に同一軸心上に配置されている。
左右一対のストッパリブ51b4は、揺動ブラシ52のブラシ面52bfの傾斜角度θが上限設定角度となると後述するブラシ基材52aの端部に当接して当り止めをする位置に配置されている(図4(b)参照)。
なお、ノズル口51b1におけるブラシ毛植設面51c1付近はノズル本体51の長手方向(直線L方向)に対して前記下限設定角度の傾斜角度θ(図4(A)、図5(B))と略同じ角度で傾斜するよう開口し、ノズル口51b1におけるその他の部分はそれよりも大きい傾斜角度で傾斜するよう開口している。
図6(A)および(B)に示すように、揺動ブラシ52は、ノズル本体51のノズル口51b1の外周部の他部、すなわち、ノズル口51b1の外周部におけるブラシ台部51cを主に除く部分に沿うようにU形に形成されたブラシ基材52aと、ブラシ基材52aに植設された複数のブラシ毛束52bとを有する。
図5に示すように、付勢部材53は捻りコイルバネからなり、ノズル本体51に揺動ブラシ52を組み付ける際に、ノズル本体51の一対の軸部51b2を各捻りコイルバネの輪部に通した状態で揺動ブラシ52を組み付ける。この際、各捻りコイルバネの屈曲した両端部はノズル本体51の円環状凹部51b5の一部と揺動ブラシ52の円環状凹部52a21の一部に引っ掛けられる。これにより、ノズル本体51に対して揺動ブラシ52はブラシ面52bfの傾斜角度θが下限設定角度となる方向(揺動ブラシ52が閉じる方向)に各捻りコイルバネ(各付勢部材53)によって付勢される(図4(A))。
なお、円環状凹部51b5の前記一部および円環状凹部52a21の前記一部としては、孔部、凹部、リブ等の捻りコイルバネの屈曲した両端部が引っ掛けられる部位であればよい。また、付勢部材53としての捻りコイルバネは片側のみ設けてもよい。
図7(A)〜(D)に示すように、端子部カバー54は、一面側に設けられた凹曲面部54aと、一面側とは反対の他面側に設けられた凸曲面状の平滑面部54bと、左右側面の前端部側に同一軸心上に設けられた軸部54cとを有する。
このように構成された端子部カバー54によれば、凹曲面部54aの裏の平滑面部54bにおけるリブ54hよりも後端部側は段差のない平滑面とされている。
端子部カバー54をノズル本体51内に取り付ける際、庇部54e側の軸部54cを捻りコイルバネの輪部に通した状態で一対の軸部54cをノズル本体51の一対の取付孔51b6に嵌め込む。
図8は実施形態1のブラシノズルによる床面清掃時の(A)は延長管が傾斜した状態、(B)は延長管が起き上がった状態を説明する図である。また、図9は実施形態1のブラシノズルにおける端子部カバーが起き上がった状態を示すノズル口側から視た図であり、図10は実施形態1のブラシノズルにおける端子部カバーが倒れた状態を示す左側断面図であり、図11は実施形態1のブラシノズルにおける端子部カバーが倒れた状態を示すノズル口側から視た図である。
また、床面清掃時において、例えば、床面における壁と家具との間の狭い隙間を清掃する場合は、延長管40から吸込口体60を取り外し、延長管40の先端接続部42に取り付けられているブラシノズル50を隙間に入れて前後に移動させる。このとき、ブラシノズル50を隙間の手前から奥(前方)へ移動させると、図8(A)に示すように床面Fに対して延長管40が45°に近い角度で傾斜し、揺動ブラシ52のブラシ面52bfおよび補助ブラシ51dが床面Fを摺動して塵埃を払い、払った塵埃をノズル口51b1に吸い込んで除去することができる。
また、端子部カバー54の裏側の平滑面部54b(図7(B))は後端部側が段差の無い平滑面とされているため、平滑面部54bに塵埃が溜まり、溜まった塵埃が飛び散って延長管40の雌型端子部42aに付着するという不具合を防止することができる。
また、ブラシノズル50の掃除機本体10側への突出寸法が小さく抑えられているため、引っ掛け部材45をコンパクト化することができている。そのため、吸込口体60が延長管40から取り外されたスタンド収納であっても、床面Fから浮いたブラシノズル50を安定させることができる。つまり、引っ掛け部材45が大型化すると延長管40と掃除機本体10との間の隙間が広くなり、スタンド収納した際にブラシノズル50がぐらついて安定しにくくなるが、本発明ではこのような問題を解消している。
図12は本発明のブラシノズルを備えた電気掃除機の実施形態2を示す斜視図である。
実施形態1のキャニスター型電気掃除機1では延長管40の先端接続部42にブラシノズル50を取り付けた場合を例示したが、図12に示すようにキャニスター型電気掃除機101の可撓性ホース部120の先端接続部122にブラシノズル50を取り付け、ブラシノズル50に差し込んだ延長管140を可撓性ホース部120の先端接続部122に接続するようにしてもよい。
この実施形態2の電気掃除機101によれば、可撓性ホース部120から延長管140を取り外すことにより、掃除機本体110を持ちながらブラシノズル50にて階段、家具、棚等に付着した塵埃を除去する吸引清掃することができる。
また、可撓性ホース部120の先端接続部122からブラシノズル50を取り外すと共に、延長管140から吸込口体160を取り外し、実施形態1と同様に延長管140の先端接続部142にブラシノズル50を付け替え可能に構成してもよい。
図13は本発明のブラシノズルを備えた電気掃除機の実施形態3を示す斜視図である。なお、図13において、図1中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態3はスティック型電気掃除機201であって、駆動装置211およびこれに着脱可能な集塵ユニット212およびバッテリー213を有する掃除機本体210と、実施形態1の電気掃除機1で用いた延長管40、ブラシノズル50および吸込口体60とを備える。
すなわち、実施形態1のキャニスター型電気掃除機1の延長管40、ブラシノズル50および吸込口体60を、実施形態2のスティック型電気掃除機201における掃除機本体210の先端接続部211aに付け替え可能としている。
このようなスティック型電気掃除機201も、吸込口体60による広い床面の清掃およびブラシノズル50による隙間部の清掃の両方を行うことができる。
図14は本発明のブラシノズルを備えた電気掃除機の実施形態4を示す斜視図である。なお、図14において、図13中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態4はハンディ型電気掃除機301であって、駆動装置311、駆動装置311に着脱可能に装着される集塵ユニット312およびバッテリー(不図示)を有する掃除機本体310と、掃除機本体310の先端吸引口311aに取り付けられたブラシノズル50とを備える。
このようなハンディ型電気掃除機301によれば、階段、家具、棚等に付着した塵埃の吸引清掃、車内清掃等の使用に好適である。
なお、このハンディ型電気掃除機301のブラシノズル50に、実施形態3で用いた吸込口体60と接続された延長管40を差し込み、延長管40を駆動装置311の先端吸引口311aに接続すれば、スティック型電気掃除機として使用することができる。
図15は実施形態5の電気掃除機の延長管を示す斜視図であって(A)は伸長状態、(B)は短縮状態である。また、図16は図15(A)の延長管であって(A)は背面図、(B)は左側面図、(C)は左側断面図である。
この伸縮可能な延長管240は、外筒部240aと、外筒部240aにスライド可能に挿入された内筒部240bとを有し、内筒部240bの先端接続部240by側に後述の引っ掛け部材145が取り付けられている。
なお、外筒部240aの雄型端子部240a3および係止凹部240a5は、実施形態1で説明した延長管40における雄型端子部41aおよび係止凹部41bと同様の役割を担うものである。
なお、内筒部240bの雌型端子部240b3およびロック部240b4は、実施形態1で説明した延長管40における雄型端子部42aおよび第2ロック部42bと同様の役割を担うものである。
第1凹部240b11は、外筒本体240a1の後面側に設けられた係止機構部240a4の係止凸部240a43と係脱可能に係止する凹部であり、各位置に1個ずつ設けられている。
第3凹部240b13は、後述の引っ掛け部材145の一対の位置決め凸部145dと係脱可能に係止する凹部であり、各位置に2個ずつ設けられている。
実施形態5の延長管240に取り付けられる引っ掛け部材145は、内筒部240bの第3凹部240b13を利用して位置決めできるものであり、長手方向の切れ込み240a1を有する筒部240aと、筒部240aの外面における切れ込み240a1の両側に連設されたボルト挿入孔を有する一対のブロック部240bと、一方のブロック部240bに連設された実施形態1で説明した引っ掛け部材45と同様の構成の引っ掛け部145cと、筒部240aの内面における切れ込み240a1の両側に設けられた前記一対の位置決め凸部145dとを有する。
図20は実施形態6のブラシノズルを示す斜視図である。また、図21は図20のブラシノズルの(A)は左側面図、(B)は揺動ブラシが揺動した状態での左側面図である。なお、図20および図21において、図4〜図8中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態1のブラシノズル50ではノズル本体51の左右側面にストッパリブ51b4が設けられているが(図4、図5参照)、実施形態6のブラシノズル150ではノズル本体151の左右側面にストッパリブ151b4が設けられ、さらにストッパリブ151b4に隣接して滑り止めリブ151b5が設けられている。実施形態6において、その他の構成は実施形態1と同様である。
1.実施形態1〜4の電気掃除機において、ブラシノズル50は延長管40の先端接続部42、可撓性ホース部120の先端接続部122および駆動装置311の先端吸引口311aに着脱可能であれば、清掃箇所に応じてブラシノズル50の使用形態を変化させることができて便利であるが、電気掃除機における複数の接続箇所にブラシノズルを固定式に取り付けておいてもよい。
本発明の電気掃除機用のブラシノズルは、ノズル口を有するノズル本体と、前記ノズル本体の前記ノズル口の近傍に揺動可能に取り付けられ被清掃面と接するブラシ面を有する揺動ブラシと、前記揺動ブラシを所定方向に付勢する付勢部材とを備え、
前記ノズル本体内での空気の流れ方向に対して前記ブラシ面が斜め状態を維持するように前記付勢部材にて前記揺動ブラシを付勢するように構成されている。
(1)前記ノズル本体は、前記ノズル口とは反対側に接続口を有し、
前記接続口は、電気掃除機の掃除機本体の先端吸引口または電気掃除機用の付属の一の接続具と接続可能であり、
前記ノズル口は、前記接続口に接続された前記先端吸引口または前記一の接続具と電気掃除機用の付属の他の接続具との接続時に前記他の付属の接続具を差し込み可能とするのもよい。
(I)ハンディ型電気掃除機の吸込口に本発明のブラシノズルを固定式または着脱式で接続することができる。この場合、例えば、階段、家具、棚上面等に付着した塵埃の吸引清掃時にハンディ型電気掃除機に接続したブラシノズルを使用することができる。
また、このハンディ型電気掃除機をスティック型電気掃除機として使用することも可能となる。この場合、ハンディ型電気掃除機の吸込口に接続されたブラシノズルのノズル口に電気掃除機用の前記他の接続具としての延長管の基端部を差し込んで吸込口に接続し、かつ延長管の先端部に吸込口体の接続管部を接続することにより、広い床面を吸引清掃するスティック型電気掃除機として使用することができる。さらに、ハンディ型電気掃除機の吸込口から延長管を引き抜く1ステップ動作によりブラシノズルを手間無く使用可能な状態に戻すことができる。
また、延長管の先端部に接続されたブラシノズルのノズル口に前記他の接続具としての吸込口体の接続管部を差し込んで延長管に接続することにより、スティック型電気掃除機にて広い床面を吸引清掃することができる。さらに、スティック型電気掃除機の延長管から吸込口体を引き抜く1ステップ動作によりブラシノズルを手間無く使用可能な状態に戻すことができる。
また、可撓性ホースの先端部に接続されたブラシノズルのノズル口に前記他の接続具としての延長管の基端部を差し込んで可撓性ホースに接続し、かつ延長管の先端部に吸込口体の接続管部を接続することにより、キャニスター型電気掃除機にて広い床面を吸引清掃することができる。さらに、キャニスター型電気掃除機の可撓性ホースから延長管を引き抜く1ステップ動作によりブラシノズルを手間無く使用可能な状態に戻すことができる。
前記揺動ブラシは、前記ノズル本体の前記ノズル口の外周部の他部に沿うように略U形に形成されかつ前記一対の軸部に枢着される両端部を有するブラシ基材と、前記ブラシ基材に植設された複数のブラシ毛束とを有してもよい。
例えば、延長管をスタンド収納可能なキャニスター型電気掃除機を構成する場合、延長管の後部(裏面)に引っ掛け部を設け、引っ掛け部を掃除機本体に設けた受け部に引っ掛けて収納する構成が一般的であり、この際、ブラシノズルが掃除機本体に干渉しないように引っ掛け部は揺動ブラシの揺動軌跡よりも外側に逃がす必要があるが、後者のように揺動ブラシの揺動軌跡がノズル本体の後方まで大きく回り込む構成では引っ掛け部の後方への突出寸法を大きくする必要があり、そうすると延長管収納時にブラシノズルが安定しにくいという問題がある。
本発明によれば、引っ掛け部の後方への突出寸法を小さく抑えることができるため、ブラシノズルを安定した状態で電気掃除機の延長管をスタンド収納することが可能となる。
前記端子部カバーは、前記ノズル本体の前記ノズル口に差し込まれて前記延長管と接続される前記吸込口体の接続管部の外面を受ける凹曲面部を有してもよい。
この構成によれば、端子部カバーの凹曲面部の裏を平滑面部としているため塵埃が溜まりにくくなり、ブラシノズルの長期使用によって凹曲面の裏に塵埃が溜まり端子部へ付着することを防止できる。
10、110、210、310 掃除機本体
20、120 可撓性ホース部(接続具)
40、140 延長管(接続具)
50 ブラシノズル
51 ノズル本体
51a 接続管部
51a1 接続口
51b ブラシ支持部
51b1 ノズル口
51b2 軸部
51c ブラシ台部
51d 補助ブラシ部
52 揺動ブラシ
52a ブラシ基材
52b ブラシ毛束
52bf ブラシ面
53 付勢部材
54 端子部カバー
54a 凹曲面部
54b 平滑面部
60、160 延長管
62 接続管部
311a 先端吸引口
Claims (6)
- ノズル口を有するノズル本体と、前記ノズル本体の前記ノズル口の近傍に揺動可能に取り付けられ被清掃面と接するブラシ面を有する揺動ブラシと、前記揺動ブラシを所定方向に付勢する付勢部材とを備え、
前記ノズル本体内での空気の流れ方向に対して前記ブラシ面が斜め状態を維持するように前記付勢部材にて前記揺動ブラシを付勢するように構成されたことを特徴とする電気掃除機用のブラシノズル。 - 前記ノズル本体は、前記ノズル口とは反対側に接続口を有し、
前記接続口は、電気掃除機の掃除機本体の先端吸引口または電気掃除機用の付属の一の接続具と接続可能であり、
前記ノズル口は、前記接続口に接続された前記先端吸引口または前記一の接続具と電気掃除機用の付属の他の接続具との接続時に前記他の付属の接続具を差し込み可能とする請求項1に記載のブラシノズル。 - 前記ノズル本体は、前記接続口を有する接続管部と、前記揺動ブラシを揺動可能に支持する一対の軸部および前記ノズル口を有するブラシ支持部と、前記ノズル口の外周部の一部に沿って設けられたブラシ台部と、前記ブラシ台部に設けられた補助ブラシ部とを有し、
前記揺動ブラシは、前記ノズル本体の前記ノズル口の外周部の他部に沿うように略U形に形成されかつ前記一対の軸部に枢着される両端部を有するブラシ基材と、前記ブラシ基材に植設された複数のブラシ毛束とを有する請求項2に記載のブラシノズル。 - 前記ノズル本体の前記ノズル口の内面に揺動可能に取り付けられた端子部カバーと、前記端子部カバーを起き上がらせる方向に付勢する端子部カバー用付勢部材とをさらに備え、
前記端子部カバーは、前記ノズル本体の前記ノズル口に差し込まれて前記延長管と接続される前記吸込口体の接続管部の外面を受ける凹曲面部を有する請求項2〜3のいずれか1つに記載のブラシノズル。 - 前記端子部カバーは、前記凹曲面部の裏に平滑面部を有する請求項4に記載のブラシノズル。
- 掃除機本体と、掃除機本体に接続可能な前記延長管と、前記延長管と接続可能な請求項1〜5のいずれか1つに記載のブラシノズルと、前記ブラシノズルに差し込んで前記延長管と接続可能な接続管部を有する吸込口体とを備えた電気掃除機。
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