JP2019191953A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】成形品の3次元形状のデータを受け付けた場合に、型薄肉の確認が容易になるようにした情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の受付手段は、型を用いて生産される成形品の3次元形状のデータを受け付け、抽出手段は、前記データを用いて、型における部分の幅と高さとの関係が予め定められた条件を満たす部分を型薄肉として抽出し、提示手段は、前記抽出手段によって抽出された部分を前記データの3次元表示の際に、他の部分とは異なる形態で提示する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、薄肉部品の形状の客観的な成形の可否を示す情報を提供し得る薄肉部品の充填診断装置及び方法を提供することを課題とし、成形品の形状のモデル情報、成形条件情報等を入力し、入力された情報に基づく成形品の充填圧力を求める算出し、次いで、算出された充填圧力と、予め登録していた成形機の圧力限界値との比較し判断し報知することが開示されている。
特許文献2には、選択する全てのオブジェクトをユーザーが指定することなく一部のオブジェクトの指定で洩れなく適切に全てのオブジェクトを選択することができる3次元CADシステムを提供することを課題とし、ユーザーから選択された幾何形状から幾何情報を抽出し、抽出した幾何情報から適用する幾何条件を導出し、当該幾何条件を満足する幾何形状を自動検出するので、ユーザーが一端幾何形状を選択すると、選択した幾何形状と一定の関係を有する幾何形状が自動的に検出され、ユーザーの幾何形状の選択の負担を大幅に軽減できることが開示されている。
特開平10−278086号公報 特開2006−331328号公報
プラスチック部品等の成形品である設計が行われている。その成形品を製造するのに、型が用いられている。成形品の製造者と、型の製造者は異なるのが一般的である。したがって、成形品の製造者は、成形品の設計を行うが、型そのものを設計することは行わない。一方、成形品の形状によっては、型内に型薄肉が発生してしまう。その型薄肉の部分は、型の耐久性等の観点から望ましくないものである。型の設計を行う段階で、型薄肉の部分を発見すると、成形品の設計のやり直しが発生する。
本発明は、成形品の3次元形状のデータを受け付けた場合に、型薄肉の確認が容易になるようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、型を用いて生産される成形品の3次元形状のデータを受け付ける受付手段と、前記データを用いて、型における部分の幅と高さとの関係が予め定められた条件を満たす部分を型薄肉として抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された部分を前記データの3次元表示の際に、他の部分とは異なる形態で提示する提示手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記抽出手段は、前記予め定められた条件として、幅に対する高さの比率と予め定められた値とを比較することを用いる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記抽出手段は、さらに、型における部分の幅が予め定められた閾値以下又は未満である部分を型薄肉として抽出する、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記提示手段は、前記予め定められた条件を満たす部分と、型における部分の幅が予め定められた閾値以下又は未満である部分とを異なる形態で提示する、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記抽出手段は、前記型の抜き方向に対して、前記成形品内の面の法線が垂直となる面を抽出し、該面と向き合う面との距離が予め定められた値未満又は以下である部分を第1の型薄肉候補とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記抽出手段は、前記第1の型薄肉候補の高さが、前記距離の予め定められた倍数よりも多い又は以上である部分の割合が予め定められた値よりも多い又は以上である部分を第2の型薄肉候補とする、請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、前記抽出手段は、前記第2の型薄肉候補の幅に対する高さの比率と予め定められた値とを比較することによって、型薄肉の部分を抽出する、請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8の発明は、コンピュータを、型を用いて生産される成形品の3次元形状のデータを受け付ける受付手段と、前記データを用いて、型における部分の幅と高さとの関係が予め定められた条件を満たす部分を型薄肉として抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された部分を前記データの3次元表示の際に、他の部分とは異なる形態で提示する提示手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、成形品の3次元形状のデータを受け付けた場合に、型薄肉の確認が容易になる。
請求項2の情報処理装置によれば、幅に対する高さの比率と予め定められた値とを比較することによって型薄肉の部分を抽出することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、型における部分の幅が予め定められた閾値以下又は未満である部分を型薄肉として抽出することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、予め定められた条件を満たす部分と、型における部分の幅が予め定められた閾値以下又は未満である部分とを分けて提示することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、向き合う面同士の距離を用いて、第1の型薄肉候補を抽出することができる。
請求項6の情報処理装置によれば、第1の型薄肉候補の高さを用いて、第2の型薄肉候補を抽出することができる。
請求項7の情報処理装置によれば、第2の型薄肉候補の幅に対する高さの比率を用いて、型薄肉の部分を抽出することができる。
請求項8の情報処理プログラムによれば、成形品の3次元形状のデータを受け付けた場合に、型薄肉の確認が容易になる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 型薄肉の例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置は、成形品の3次元形状を見るユーザーにとって型薄肉の確認を容易にするものであって、図1の例に示すように、受付モジュール110、抽出モジュール120、提示モジュール130を有している。
情報処理装置100は、型薄肉となる形状を、幾何形状から判断する。そして、その型薄肉の形状が規格値を満たしているかを判断する。次に、型薄肉箇所がわかるような提示を行う。
受付モジュール110は、抽出モジュール120と接続されている。受付モジュール110は、型を用いて生産される成形品の3次元形状のデータを受け付ける。ここで受付モジュール110が受け付けるデータは、型の3次元形状のデータではなく、成形品の3次元形状のデータである。前述したように、成形品の製造者と、型の製造者は異なるため、成形品の製造者は、成形品の設計を行うが、型そのものを設計することは行わない。情報処理装置100は、成形品の製造者側(成形品の設計者等)によって用いられる。型における不具合を、成形品の設計段階で指摘することは有益である。
抽出モジュール120は、受付モジュール110、提示モジュール130と接続されている。抽出モジュール120は、受付モジュール110によって受け付けられたデータを用いて、型における部分の幅と高さとの関係が予め定められた条件を満たす部分を型薄肉として抽出する。
また、抽出モジュール120は、予め定められた条件として、幅に対する高さの比率と予め定められた値とを比較することを用いるようにしてもよい。具体的には、部分の幅に対する高さの比率(高さ/幅)が予め定められた値より多い又は以上である場合に、その部分を型薄肉として抽出する。
また、抽出モジュール120は、さらに、型における部分の幅が予め定められた閾値以下又は未満である部分を型薄肉として抽出するようにしてもよい。
また、抽出モジュール120は、型の抜き方向に対して、成形品内の面の法線が垂直となる面を抽出し、その面と向き合う面との距離が予め定められた値未満又は以下である部分を第1の型薄肉候補とするようにしてもよい。ここで「その面(A)と向き合う面(B)」として、面(A)と隣接している面を除外してもよい。つまり、面(A)と接している面は、面(B)として対象外としてもよい。
また、抽出モジュール120は、第1の型薄肉候補の高さが、距離の予め定められた倍数よりも多い又は以上である部分の割合が予め定められた値よりも多い又は以上である部分を第2の型薄肉候補とするようにしてもよい。「割合」は、距離に対して、高さが高い部分(距離の予め定められた倍数よりも多い又は以上である部分)の割合である。
また、抽出モジュール120は、第2の型薄肉候補の幅に対する高さの比率と予め定められた値とを比較することによって、型薄肉の部分を抽出するようにしてもよい。
提示モジュール130は、抽出モジュール120と接続されている。提示モジュール130は、抽出モジュール120によって抽出された部分をデータの3次元表示の際に、他の部分とは異なる形態で提示する。
また、提示モジュール130は、予め定められた条件を満たす部分と、型における部分の幅が予め定められた閾値以下又は未満である部分とを異なる形態で提示するようにしてもよい。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100、CAD装置200、ユーザー端末210A、ユーザー端末210B、ユーザー端末210Cは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
例えば、成形品の設計者であるユーザーはユーザー端末210A、ユーザー端末210B等を介してCAD装置200を利用して、成形品の設計図面を作成する。そして、その設計図面である図面情報は、CAD装置200に記憶されている。チェック担当者であるユーザーはユーザー端末210Cを介して、情報処理装置100を利用する。情報処理装置100は、CAD装置200内の対象となる図面情報を取り出して、型薄肉箇所を抽出し、ユーザー端末210Cの画面に提示する。また、成形品の設計時に、情報処理装置100による処理を行って、リアルタイムで型薄肉部分を指摘する提示を行うようにしてもよい。
本実施の形態が抽出する型薄肉について説明する。図3は、型薄肉の例を示す説明図である。
例えば、型300の先端部に、幅310の値がaであり、高さ320の値がhである部分(金型構造部)がある。
以下の条件のいずれかを満たす部分を型薄肉とする。
(条件1)a<閾値A
(条件2)h/a>閾値B
(条件3)a<閾値A かつ h/a>閾値B
この条件(1)〜(3)のいずれかの条件を満たす金型構造部は、細く長くなる。そして、この金型構造部は、成形時の圧力により折れ易くなる。そのため、情報処理装置100は、そのような金型構造部(型薄肉)が発生することを、型を発注する前(例えば、成形品の設計時等)、つまり、成形品の3次元形状のデータを元にして指摘して、型薄肉が発生しない成形品の形状に変更するように促す。具体例として、閾値Aは1mm等、閾値Bは4等としてもよい。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、受付モジュール110は、成形品の3次元形状のデータであるCADデータを受け付ける。
ステップS404では、抽出モジュール120は、型薄肉部分を抽出する。ステップS404の詳細な処理については、図5の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS406では、提示モジュール130は、型薄肉部分を不適合の可能性があるとして提示する。
図5は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS502では、面が処理できる抜き方向(CAVI/CORE/SLIDE)を判断する。この処理は、既存の技術(例えば、特許第5187457号公報等に記載された技術)を用いて行えばよい。
ステップS504では、ステップS502で判断した抜き方向に対して、面の法線方向が垂直な面Aを取得する。図6の例を用いて説明する。図6は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。ステップS502の処理によって、成形品600における抜き方向610が判明する。成形品600のCADデータを用いて、この抜き方向610に対して、面の法線方向が垂直な面A:620を取得する。
ステップS506では、面の中の凸エッジを抽出(抜き方向のエッジは除外)する。図6の例では、面A:620の凸エッジ内で、抜き方向610以外の方向を有している凸エッジは、凸エッジ630と凸エッジ632である。
ステップS508では、面の中の凸エッジ上に等間隔で点を配置し、面の法線方向にビームを飛ばし距離Dを計測し、Dが規格値(Wmm以下)の場合かつ、衝突面が面Aと隣あっていない場合を型薄肉の候補とする。なお、「ビームを飛ばす」とは、直線を引くことである。具体例として、Wmmは5mm又は1mm等としてもよい。図7の例を用いて説明する。図7は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。例えば、凸エッジ630上で、点702、点704、点706、点708を配置する。点702等から、面A:620の法線方向にビーム712等を飛ばす。例えば、図7(b)に示すように、点704からのビーム714があたる衝突点724(面A:620に対面している衝突面上でビーム714が突き当たる点)を抽出し、点704から衝突点724までの距離D:734を計測する。この距離D:734がWmm以下であり、衝突点724の面は、面A:620と隣あっていないので、点704から衝突点724の空間(金型構造部)は、型薄肉の候補となる。
ステップS510では、ビーム線上から等間隔で抜き方向(逆方向を含む)にビームを飛ばし距離L1〜Lnを計測する。図8の例を用いて説明する。図8は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。例えば、ビーム714上を等間隔で、点802、点804、点806、点808、点810、点812を配置する。そして、点802等から抜き方向610にビームを飛ばし距離L1〜Lnを計測する。
ステップS512では、全点のうち距離DのX倍を越える点の割合R(X倍を越える点数/n)を求め、R>Yの箇所を型薄肉の候補とする。なお、具体例として、X倍は4倍等、Yは0.6等としてもよい。図8の例では、全点(点802〜点812)のうち、距離L(L1〜Ln)が距離D:734のX倍を越える距離となる点(点802〜点812)の数を計数する。そして、Rとして(X倍を越える点数/n)を算出する。なお、nは、点802〜点812の個数である。そして、R>Yの箇所を型薄肉の候補とする。
ステップS514では、距離Dの中点からのLの中点からエッジ方向にビームを飛ばし、衝突を判断する。図9の例を用いて説明する。図9は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。距離D:734の中点902からのビームの距離L:904の中点906を特定する。そして、中点906から凸エッジ630の方向(逆方向を含む)であるビーム912、ビーム914を飛ばす。
ステップS516では、方向a、方向bで衝突を判断し、「方向a,bどちらも衝突」の場合は処理を終了し(ステップS599)、「方向a,bいずれか衝突、又はどちらも衝突しない」場合はステップS518へ進む。
ステップS518では、型薄肉候補の点がエッジ方向に続く距離Sを計算し、SがDのZ倍以上のときは型薄肉とする。なお、具体例として、Z倍は4倍等としてもよい。図10の例を用いて説明する。図10は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。型薄肉候補の点の集合である距離S:1002が距離D:734の4倍以上である場合は、型薄肉と判断する。
図11は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図11の例は、成形品1100において、前述の(条件1)を満たす型薄肉1110を示したものである。
図12は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図12の例は、成形品1200において、前述の(条件2)を満たす型薄肉1210を示したものである。
図13は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図13の例は、成形品1300において、前述の(条件3)を満たす型薄肉1310を示したものである。
図14は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図14の例は、成形品1400において、前述の(条件3)を満たす型薄肉1410を示したものである。例えば、型薄肉1410の部分を、成形品1400内の他の部分とは異なる赤色等で提示している。また、(条件1)、(条件2)、(条件3)を満たす型薄肉のそれぞれで、異なる色で提示してもよい。いずれの条件に合致した型薄肉であるかがわかるようになる。また、提示には、液晶ディスプレイ等の表示装置への表示の他に、3D(Dimensions)映像としての出力を含めてもよく、さらに、型薄肉の部分がユーザーの操作によって選択された場合は、スピーカー等の音声出力装置による音声の出力、振動等を組み合わせてもよい。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図14に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1401を用い、記憶装置としてRAM1402、ROM1403、HD1404を用いている。HD1404として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。受付モジュール110、抽出モジュール120、提示モジュール130等のプログラムを実行するCPU1401と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1402と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1403と、成形品の3次元形状のデータ、型薄肉部分を示すデータ等を記憶する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD1404と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク、カメラ(視線検知カメラ等を含む)等に対する利用者の操作(動作、音声、視線等を含む)に基づいてデータを受け付ける受付装置1406と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1405と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1407、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1408により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図14に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図14に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図14に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
110…受付モジュール
120…抽出モジュール
130…提示モジュール
200…CAD装置
210…ユーザー端末
290…通信回線

Claims (8)

  1. 型を用いて生産される成形品の3次元形状のデータを受け付ける受付手段と、
    前記データを用いて、型における部分の幅と高さとの関係が予め定められた条件を満たす部分を型薄肉として抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された部分を前記データの3次元表示の際に、他の部分とは異なる形態で提示する提示手段
    を有する情報処理装置。
  2. 前記抽出手段は、前記予め定められた条件として、幅に対する高さの比率と予め定められた値とを比較することを用いる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記抽出手段は、さらに、型における部分の幅が予め定められた閾値以下又は未満である部分を型薄肉として抽出する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記提示手段は、前記予め定められた条件を満たす部分と、型における部分の幅が予め定められた閾値以下又は未満である部分とを異なる形態で提示する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記抽出手段は、前記型の抜き方向に対して、前記成形品内の面の法線が垂直となる面を抽出し、該面と向き合う面との距離が予め定められた値未満又は以下である部分を第1の型薄肉候補とする、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記抽出手段は、前記第1の型薄肉候補の高さが、前記距離の予め定められた倍数よりも多い又は以上である部分の割合が予め定められた値よりも多い又は以上である部分を第2の型薄肉候補とする、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記抽出手段は、前記第2の型薄肉候補の幅に対する高さの比率と予め定められた値とを比較することによって、型薄肉の部分を抽出する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータを、
    型を用いて生産される成形品の3次元形状のデータを受け付ける受付手段と、
    前記データを用いて、型における部分の幅と高さとの関係が予め定められた条件を満たす部分を型薄肉として抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された部分を前記データの3次元表示の際に、他の部分とは異なる形態で提示する提示手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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