JP2019191432A - ゴミ除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ本体内部の撮像素子に付着したゴミを、実際の影響度を確認しながら容易に除去することを可能にしたゴミ除去装置を提供すること。【解決手段】撮像レンズを着脱可能に保持するレンズマウントに係合するための係合部を備えた外側筐体と前記外側筐体の内側に配される内側筐体と撮像装置との電気的接続をする通信部と前記外側筐体と前記内側筐体との間で形成される撮像装置の本体内部に貫通する第1の流路と前記内側筐体の内部で形成される撮像装置の本体内部に貫通する第2の流路と前記係合部によって撮像装置と係合された際の撮影光軸上でかつ前記内側筐体の内側に配置される少なくとも一つの光学部材と絞り機構と前記第1の流路内で前記光学部材の撮影光束を侵さない位置に配置される空流発生手段を備え、前記第2の流路の一部は前記光学部材の周囲および前記絞り機構の開口部により形成されることを特徴とする構成とした。【選択図】図3

Description

本発明は、ゴミ除去装置に関し、特にレンズ交換式撮像装置用のゴミ除去装置に関するものである。
CCDやCMOSといった撮像素子により静止画、または動画を撮影できるデジタルカメラにおいて、撮影レンズを交換でき、撮影者の自由な選択によって様々な焦点距離の撮影レンズが取り付けられる、レンズ交換式デジタルカメラが普及している。
上記のようなレンズ交換式デジタルカメラにおいて、撮影レンズの交換時に、外部からのゴミやほこりが撮像素子表面に付着し、それが撮影時に影となって撮影画像に記録されてしまう問題がある。
そのため、撮影者は撮像素子上のごみの付着には大変気を使っていなければならず、ゴミのチェックや清掃に多くの労力を費やしている。特に撮像素子は、カメラ内部の比較的奥まったところに配置されているため、カメラ外部からゴミを視認し、ブロアなどでゴミを除去するのは容易ではない。
そこで、撮影レンズ用のマウント部によってカメラに取り付けて駆動させることで、撮像素子上に付着したゴミやほこりを除去できるようなゴミ除去アクセサリが考案されている。
特許文献1には、アクセサリからノズルが撮像素子に向かって伸び、空気を吹き出すことで撮像素子上のゴミを除去し、ノズル先端についた光源から撮像素子に向かって光を照射し、撮像素子で撮像することでゴミの状態を検知する、ゴミ除去装置が考案されている。
特許文献2には円筒状のアクセサリ内部に、撮像素子に向かって吸排気路が形成され、排気路内部に空気の排出手段を備え、吸気路はマウント部に近づくにつれ徐々に狭くなるよう構成されたゴミ除去装置が考案されている。
特開2005−24905号公報 特許第5845482
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、撮影者は撮像素子に付着したゴミが、撮影しようとしている条件においてどの程度の影響を及ぼすかが判明しないままに、ゴミ除去を試みることになる。
一般に撮像素子上に付着したゴミやほこりの見え方は、撮影に使用する撮影レンズの絞りの状態によって異なるが、ここで図7を用いて、撮像素子に付着したゴミの撮影画像に対する影響を説明する。
図7は同じ撮影レンズ500を用いた際の、絞り501の大きさによる撮影光束の状態の違いを模式的に示している。図7(a)は絞り501が開いているときの撮影光束を示している。撮影光束は絞り501によってその有効口径を制限されながら、撮像素子502に入射する。次に図7(b)は図7(a)よりも絞り501が小さくなった場合の撮影光束を示している。図7(a)の時と比べて、撮像素子502へ入射する撮影光束の角度が平行光に近くなっている。
一方図7(c)は図7(a)の撮像素子502付近を拡大した図である。撮像素子502には一般に、撮像面の保護や、ローパス効果を期待した光学素子503が撮像面よりも被写体側に存在しており、光学素子503が撮像素子502表面を密閉しているため、外部からのゴミ504は、その光学素子503表面に付着する。
そうした光学素子503表面に付着したゴミ504は、撮影レンズ500からの光束によって撮像素子502表面に影505を落とすが、その撮影光束は撮影レンズ500の絞り値が開放に近ければ近いほど撮影光軸に対して径方向に広がった有効口径より入射される。そのため図7(c)に示すようにゴミ504によって遮られる撮影光束のほかに、ゴミ504の周囲より撮像素子502に入射する撮影光束が存在し、図7(e)に示すように実際に撮像素子表面に形成されるゴミ504の影505は薄まってみえる。
一方図7(d)に示すように、絞り501が絞られると有効口径も小さくなるため、光束が平行光束に近くなり、ゴミ504の周囲から入射する撮影光束に比較し、ゴミ504によって遮られる撮影光束の割合が大きくなる。その結果、図7(f)に示すように撮像素子502表面に形成される影505はより明確に映るようになり、撮影画像に与える影響が大きくなってくる。
特許文献1に記載の技術では、直接に光源から撮像素子に向かって光を照射しているため、撮像素子上のゴミによって形成される影は実際の撮影条件時の場合と異なり、撮影画像により明確に映り込んでしまう可能性がある。このため、実際に撮影レンズを使用し所望の絞り値で撮影すれば気にならない程度のゴミについても強調して映し出すことがあるため、撮影者はゴミを除去することに時間と労力を取られ、撮影機会を逸してしまいかねない。また、ゴミ除去が完了した場合においても、撮影のためには一回アクセサリを外して、撮影レンズを付け直さなくてはならないため、撮影機会を逸してしまいかねない。
また、特許文献2に記載の技術においては、撮像素子には撮影光束は届かないため、ゴミの状態は判明しないまま、撮影者はいつまでアクセサリを駆動すればよいかわからず、アクセサリを使用することになる。ゴミが除去されたかどうかを確認するには、一回アクセサリをカメラから取り外し、撮影レンズを再度カメラに取り付け、撮影をすることで確認できるが、ゴミがまだ付着していた場合は、再度同じ作業を繰り返さなければならず、その結果、撮影の機会を逸してしまいかねない。
そこで、本発明の目的は、上記のような課題に鑑みてカメラ本体内部の撮像素子に付着したゴミを、実際の影響度を確認しながら容易に除去することを可能にしたゴミ除去装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、
撮像レンズを着脱可能に保持するレンズマウントに係合するための係合部を備えた外側筐体と、
前記外側筐体の内側に配される内側筐体と、
撮像装置との電気的接続をする通信部と、
前記外側筐体と前記内側筐体との間で形成される、撮像装置の本体内部に貫通する第1の流路と、
前記内側筐体の内部で形成される、撮像装置の本体内部に貫通する第2の流路と、
前記係合部によって撮像装置と係合された際の撮影光軸上で、かつ前記内側筐体の内側に配置される少なくとも一つの光学部材と、
絞り機構と、
前記第1の流路内で、前記光学部材の撮影光束を侵さない位置に配置される、空流発生手段を備え、
前記第2の流路の一部は、
前記光学部材の周囲、および前記絞り機構の開口部により形成されることを特徴とする。
本発明によれば、カメラ本体内部の撮像素子に付着したゴミを、実際の影響度を確認しながら容易に除去することを可能にしたゴミ除去装置を提供することができる。
第1の実施形態にかかるゴミ除去装置の外観斜視図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置が取りつくレンズ交換式デジタルカメラの断面図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置の断面斜視図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置がカメラに取りついた状態での空気の流れを説明する断面図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置がカメラに取りついた状態での断面図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置の後方から見た断面斜視図とカメラ本体200背面の表示部207に表示される画像説明図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置の後方から見た断面斜視図とカメラ本体200背面の表示部207に表示される画像説明図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置の後方から見た断面斜視図とカメラ本体200背面の表示部207に表示される画像説明図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置の後方から見た断面斜視図とカメラ本体200背面の表示部207に表示される画像説明図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置の後方から見た断面斜視図とカメラ本体200背面の表示部207に表示される画像説明図 第1の実施形態にかかるゴミ除去装置の後方から見た断面斜視図とカメラ本体200背面の表示部207に表示される画像説明図 絞り径の違いによる撮影光束の模式図
以下、図1を参照して、本発明の実施例による、ゴミ除去装置について説明をする。
図1は本発明の一つの実施形態におけるゴミ除去装置1の外観斜視図である。図2は本発明のゴミ除去装置1が取りつくレンズ交換式デジタルカメラの断面図である。
図1(a)においてゴミ除去装置1の図中左手前側は、カメラ本体200に取りついた際、被写体側となる端部である。ゴミ除去装置1はその外形を形成する外側筐体2と、外側筐体2の内部に存在する内側筐体3を備えている。
一方図1(b)に示すように、被写体側の端部とは逆側の端部には、カメラ本体200に取りつくためのマウント部4が備えられる。マウント部4は外側筐体2と連続して形成され、複数の爪部を備えており、図2に示すカメラ本体200に備えられたレンズマウント部に対して、該爪部を光軸中心に回転させながら係合させることで、カメラ本体200に密着して装着される。マウント部4の内側にはカメラ通信部5が備わっており、マウント部4でカメラ本体200へ装着された際に、カメラ本体200側に備えられたレンズ通信部205と接触し、カメラ本体200とゴミ除去装置1との間で電気的通信を行う。
次の図3においてゴミ除去装置1の断面斜視図を用いて、その内部構造について説明をする。
ゴミ除去装置1は外側筐体2と内側筐体3の間の空間で、外部から吸気し、カメラ本体200内部に向けて空気を送風するための吸気流路21を形成する。吸気流路21の被写体側最外部には吸気の際に空気と一緒に巻き込んでしまうゴミやほこりを除去するためのフィルタ22が備えられている。また、外側筐体2の内部に内側筐体3を保持するための保持板33が吸気流路21内部の空気の流れを阻害しないよう光軸方向に沿って形成されている。吸気流路21のカメラ本体200側は、マウント部4の内径部と内側筐体3とで形成され、カメラ本体200の内部空間へと接続される。
吸気流路21内部にはカメラ本体200内部へ送風を行うための送風手段100が配置される。送風手段100は複数の回転翼を備えた回転体102と、回転のガイドとなる枠体103によって構成され、枠体103は内側筐体3を囲うように形成される。回転体102がゴミ除去装置1に内蔵された電動モータ101で回転駆動されることで、送風手段100はゴミ除去装置1からカメラ本体200内部へ空気を送風する。駆動のための電力はカメラ通信部5を介して、カメラ本体200側より供給される。
さらに内側筐体3内部には被写体像を撮像素子202に導くための光学部材6、7、8が備えられており、特に光学部材8は焦点調節のために、光軸方向に駆動可能に構成されている。光学部材6は保持枠61によって内側筐体3の内部空間に固定して取り付けられており、保持枠61にはゴミ除去装置1内部と外部の空間をつなぐ流路62が形成されている。流路62には、光学部材6を通過せずにゴミ除去装置1内部に入射しようとする光束を遮光するための遮光壁63、64が、円周状に構成される。遮光壁63は内側筐体3から、遮光壁64は保持枠61からお互いに向かい延伸し、流路62を形成する。
同様に光学部材7は保持枠71によって内側筐体3の内部空間に固定して取り付けられており、カメラ本体200取付時に、カメラ本体200内部空間とゴミ除去装置1内部とをつなぐ流路72が形成されている。
光学部材8は保持枠81によって内側筐体3の内部空間に取り付けられているが、保持枠81は駆動軸84と駆動ガイド軸85によって吊られた構造になっており、ガイド部811と振れ止め部812によって光学部材8の姿勢を規制している。駆動軸84および駆動ガイド軸85は光軸方向に平行に配置され、ゴミ除去装置1に内蔵された不図示の電動モータによって保持枠81は駆動軸84方向に駆動する。保持枠81には光学部材8の被写体側とカメラ本体200側の空間をつなぐための流路82が形成されている。
一方光学部材6と光学部材8の間には、光量を調節する電磁絞り機構90が備えられている。電磁絞り機構90は電磁絞り駆動部91と、複数の絞り羽根から構成される絞り羽根群92、外形部93とで構成されており、外形部93は光軸中心周りに開口を備える。電磁絞り駆動部91はステッピングモータなどで構成され、撮影者の指定した絞り値まで、絞り羽根群92を絞り込むことができる。カメラ本体200から信号をカメラ通信部5より受けることにより、電磁絞り駆動部91に通電され絞り羽根群92が外形部93の開口径内に飛び出すように駆動する。
また、電磁絞り機構90の外形部93を保持する内側筐体3は、電磁絞り機構90に近づくにつれその内径を徐々に狭めるように構成されており、電磁絞り機構90と接する位置において、その内径は電磁絞り機構90の外形部93の開口径よりも大きく構成される。
次に図4はカメラ本体200にゴミ除去装置1が取り付けられた際の断面図を示しており、送風手段100が外部よりカメラ本体200内部に向かって送風している状態での、空気の流れを示している。
送風手段100が駆動すると外側筐体2と内側筐体3とで形成された吸気流路21に外部より空気が取り込まれる。その際フィルタ22を通過するため、外部から流れ込む空気は濾過され清浄な空気が吸気流路21を流れる。送風手段100を通過した空気は圧縮され、マウント部4の内径部と内側筐体3の間を通過して、カメラ本体200内部に流れ込む。カメラ本体200内部では、撮影光束光路内に侵入しファインダ203や焦点検出装置206に被写体像を導くためのミラー201が、撮影光束より退避した位置に移動しており、カメラ本体200に内蔵された不図示のシャッタも開いている。
カメラ本体200内部に配された撮像素子202の前方近傍には、撮像素子202表面を保護するための保護ガラス204が配置されている。カメラ本体200に流れこんできた空気は、保護ガラス204表面に当たり、保護ガラス204表面に付着しているゴミの剥離を促す。カメラ本体200内部で圧縮された空気は内側筐体3の内部に形成された排気流路31へ流れ込み、光学部材7の保持枠71に形成された流路72、および光学部材8の保持枠81に形成された流路82を通過する。流路82を通過した空気は、内側筐体3の内部形状に沿って、電磁絞り機構90の外形部93の開口を通過するよう導かれる。電磁絞り機構90を通過した空気は、光学部材6の保持枠61に形成された流路62を通過して外部に排出される。
次に図5、図6を用いて実際のゴミ除去動作の流れを説明する。図5(a)のようにゴミ除去装置1がカメラ本体200に取り付けられた状態でかつカメラ本体200の電源がONの際に、撮影者はカメラ本体200の不図示の操作部を操作して、ゴミ除去モードを選択することができる。ゴミ除去モードが選択されると、図5(b)のようにカメラ本体200ではミラー201が撮影光束から退避した位置に移動するとともに、撮像素子202が露出されるよう不図示のシャッタが駆動する。撮像素子202にて撮像された画像がカメラ本体200の背面に配置された表示装置207に所定の間隔ごとに表示されるライブビュー状態となる。
次に、図6(a)〜(c)はゴミ除去装置1をカメラ本体200に接続される側から見た断面斜視図を示す。カメラ本体200は説明簡略化のため、省略する。ゴミ除去装置1が図6(a)の状態において、図6(d)のようにカメラ本体200背面の表示装置207に絞り値の選択を促す表示がされる。この時、電磁絞り機構90は開放された状態であり、撮像素子202前方近傍の保護ガラス204上に付着したゴミ504の影505は、撮影画像208に薄く重畳表示されている。
絞り撮影者が絞り値をカメラ本体200の不図示の操作部を操作して選択をすると、ゴミ除去装置1へカメラ本体200よりカメラ通信部5を介して信号が送信され、図6(b)のようにゴミ除去装置1の電磁絞り機構90が駆動し、絞り羽根群92が指定の絞り値まで絞られる。この時同時に撮像画像208がもっとも大きくボケるように、光学部材8が駆動される。これによりゴミ除去装置1からカメラ本体200に入射した撮影光束は、大きく焦点のずれた撮影画像208となって図6(e)に示すように背面の表示装置207に表示される。図6(b)ではカメラ本体200からもっとも離れる位置に、光学部材8を駆動している様子を示す。
一方、撮像素子202前方近傍の保護ガラス204表面に付着したゴミ504は、撮影者が設定した絞り値の撮影光束によって、撮像素子202上に影505を落とし、撮影画像208に写りこむ。
図6(d)〜(e)で示すように、カメラ本体200背面の表示装置207には、ゴミ除去装置1を通して得られた大きく焦点のずれた撮影画像208に撮像素子202前方近傍の保護ガラス204表面に付着したゴミの影505が重畳されて表示される。
図6(e)の状態で撮像画像208上ではゴミの影505のほうがコントラスト高く表示されるため、撮影者は表示された撮影画像208を見て画面のどこにゴミが存在しているかを容易に視認することができる。同時にカメラ本体200背面の表示装置207にはゴミ除去動作を開始するかどうかを撮影者に選ばせる表示がされており、撮影者によってゴミ除去動作を開始することが選択されると、カメラ本体200から信号がゴミ除去装置1に送信され、図6(c)に示すように電磁絞り機構90が開放されるよう駆動される。
さらに送風手段100が駆動し、外部からゴミ除去装置1を通して、カメラ本体200内部の撮像素子202に空気を送風する。撮像素子202に送られた空気によって撮像素子202前方近傍の保護ガラス204表面に付着していたゴミは剥離を促される。送風手段100によってカメラ本体200内部に送り込まれた空気は、ゴミ除去装置1の排気流路31を経由して外部に排出される。
ゴミの除去具合を確認するために、撮影者によってカメラ本体200の不図示の絞込みボタンが押圧されると、電磁絞り機構90の駆動が指示され、設定された絞り値まで電磁絞り機構90が絞り込まれ、図6(b)の状態へ戻る。この時絞り羽根群92が排気流路31内に発生した空気の流れによって揺れてしまう影響を低減するため、送風手段100への通電は停止される。
図6(f)に示すように、光学部材6、7、8、および電磁絞り機構90の絞り羽根群92の開口を通過した撮影光束によって得られた撮影画像208により、撮影者はゴミ504が除去できたかを確認することができる。また、撮影者は所望の絞り値において、撮影画像208にゴミの影505が与える影響を確認でき、このままゴミ除去動作を継続するかどうかを判断することができる。絞込みボタンの押圧が解除されると、再び電磁絞り機構90へ通電され、絞りが開放され、送風手段100への通電も再開され、図6(c)の状態へ戻る。
以上のように、本発明のゴミ除去装置1を使用することで、実際の撮影画像への影響度を確認しながら、ゴミ除去動作を実施することが可能である。
またゴミ除去装置1がゴミ除去のための動作をしている最中に、撮影者によってカメラ本体200の撮影ボタンが押圧された場合、ゴミ除去装置1の送風手段100はその駆動を停止する。また電磁絞り機構90の絞り羽根群92が、外形部93の開口径より退避した開放状態になるよう電磁絞り駆動部91に通電される。
またカメラ本体200のミラー201は撮影光束より退避した位置から撮影光束内に侵入し、ファインダ203と焦点検出装置206に撮影光束を導く位置に移動する。カメラ本体200としてもゴミ除去モードから、撮影待機状態へ遷移する。
この状態で撮影者はファインダ203をのぞくことで被写体像を確認でき、さらに撮影ボタンを押すと焦点検出装置206によって被写体までの測距がなされ、光学部材8の駆動手段86へ駆動信号が送信される。光学部材8が所定の位置まで駆動されると、被写体像が合焦した状態となり、さらに撮影者が撮影ボタンを押すことで、ゴミ除去装置1内の電磁絞り機構90は、カメラ本体200から送信された絞り値の設定に従って絞込みを行う。
カメラ本体200は電磁絞り装置1が絞り込まれてから、内蔵のシャッタを駆動させることで、ゴミ除去装置1を通して撮像素子202に入射した撮影光束を用いて、撮影することができる。
以上のように、ゴミ除去装置1を使用しながら、簡便な操作で容易に撮影に復帰できるため、撮影機会を逸することが少ない。
なお、本実施形態において、カメラ本体200にミラー201が備えられている場合について説明をしたが、本発明のゴミ除去装置については、ミラーのない、いわゆるミラーレスデジタルカメラに適用してもよい。また、本実施例ではゴミ除去装置として説明をしたが、本発明に記載の内容を適用した撮影レンズであってもよいのは言うまでもない。
また、本実施例において、撮影者によって撮影ボタンが押圧された場合、送風手段100の駆動が停止されたが、電磁絞り機構90の絞り羽根群92が所定の絞り値以上に開放されている場合は駆動を継続させてもよい。特に動画撮影時など、カメラ本体200内部の撮像素子202が発熱する場合、外部からの空気を撮像素子202に吹き付け外部に排気することで、放熱効果が期待できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1・・・ゴミ除去装置
2・・・外側筐体
3・・・内側筐体
6、7、8・・・光学部材
21・・・吸気流路
31・・・排気流路
62、72、82・・・流路
90・・・電磁絞り機構
100・・・送風手段
200・・・カメラ本体
202・・・撮像素子
204・・・保護ガラス
207・・・表示装置

Claims (4)

  1. 撮像レンズを着脱可能に保持するレンズマウントに係合するための係合部(4)を備えた外側筐体(2)と、
    前記外側筐体(2)の内側に配される内側筐体(3)と、
    撮像装置(200)との電気的接続をする通信部(5)と、
    前記外側筐体(2)と前記内側筐体(3)との間で形成される、撮像装置(200)の本体内部に貫通する第1の流路(21)と、
    前記内側筐体(3)の内部で形成される、撮像装置(200)の本体内部に貫通する第2の流路(31)と、
    前記係合部(4)によって撮像装置(200)と係合された際の撮影光軸上で、かつ前記内側筐体(3)の内側に配置される少なくとも一つの光学部材(6,7,8)と、
    絞り機構(90)と、
    前記第1の流路内で、前記光学部材(6,7,8)の撮影光束を侵さない位置に配置される、空流発生手段(100)を備え、
    前記第2の流路(31)の一部は、
    前記光学部材(6,7,8)の周囲、および前記絞り機構(90)の開口部により形成されることを特徴とするレンズ交換式撮像装置用のゴミ除去装置。
  2. 前記第1の流路(21)は、
    前記空流発生手段(100)によって発生させられた気圧差により、外部からの空気を撮像装置(200)内部に吸気するための吸気流路であり、
    前記第2の流路(31)は
    撮像装置(200)内部の空気を、外部へ排気するための排気流路であることを特徴とする請求項1に記載のゴミ除去装置。
  3. 前記絞り機構(90)は前記空流発生手段(100)が駆動している際には絞りを所定の絞り値よりも開放側に駆動することを特徴とする請求項1または2に記載のゴミ除去装置。
  4. 前記光学部材(6,7,8)のうち、少なくとも一つは焦点調節のために光軸方向に移動可能であり、前記空流発生手段(100)が駆動している際には、その可動範囲のなかで撮影画像の焦点が合わないように駆動されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のゴミ除去装置。
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