JP2019191206A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二成分現像剤中のキャリア劣化を精度よく判定可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、像担持体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、を有する画像形成部と、現像バイアス電源と、制御部と、キャリア付着量検知センサーと、を備える。制御部は、帯電装置により像担持体表面を帯電させる帯電工程と、露光装置により検知領域の表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差を第1の電位差に維持するとともに、周辺領域の表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差を第1の電位差よりも低い第2の電位差に低下させる露光工程と、現像装置を駆動させて検知領域にキャリアを付着させるキャリア付着工程と、キャリア付着量検知センサーにより検知領域のキャリア付着量を検知する検知工程と、を含むキャリア劣化判定モードを実行可能である。【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に搭載される現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、磁性キャリアとトナーとから成る二成分現像剤を使用する現像装置における現像剤の劣化を判定する方法に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置における乾式トナーを用いた現像方式としては、キャリアを用いない一成分現像方式と、磁性キャリアを用いて非磁性のトナーを帯電させる二成分現像剤を使用し、現像ローラー上に形成されたトナー及びキャリアから成る磁気ブラシにより像担持体(感光体)上の静電潜像を現像する二成分現像方式とが知られている。
ところで、二成分現像方式においては、印字動作の繰り返しによりキャリア表面にコーティングされた樹脂が摩擦によって剥離し、キャリアの導電率が高くなるためにトナーへの帯電付与性能が低下する。そのため、トナーの帯電量が所定値を下回り、画像濃度が必要以上に濃くなったり、かぶり現象が発生したりして画像品質を低下させるという問題点があった。特に、トナーコンテナの交換時においては現像装置内に新たなトナーが多量に補給される場合もあるため、上記の不具合が発生し易くなる。
そこで、現像装置内の現像剤の劣化度を判定する方法が提案されており、例えば特許文献1には、現像装置内に滞留する現像剤の嵩の変化や、滞留する現像剤がケースの内壁を押す圧力を検知することで、トナーの劣化度合いを判定する現像装置が開示されている。
また、特許文献2には、現像γ目標値を設定する現像γ目標値設定手段により現像γ目標値を設定すると共に現在の現像γに関するパラメータを読み出すステップと、現像γ現在値を算出する現像γ現在値算出手段により現像γ現在値を算出するステップと、現像γ目標値と現像γ現在値との差分であるΔ現像γを算出するΔ現像γ算出手段によりΔ現像γを算出するステップと、Δ現像γ算出手段で算出されたΔ現像γデータの変化に基づいてトナー劣化度を予測するトナー劣化予測手段によりΔ現像γと設定された閾値とを比較するステップと、Δ現像γが設定された閾値を超える場合にトナー劣化アラーム処理を行うステップと、を備えるトナー劣化予測方法が開示されている。
特開2008−76428号公報 特開2015−1627号公報
しかしながら、特許文献1、2の方法では、現像剤の劣化は判断可能であるが、現像剤中のトナーの劣化であるか、キャリアの劣化であるかが判断できない。温湿度等の環境条件や耐久等の高ストレスによりトナーが劣化した場合はトナーのみを入れ換えれば現像剤の劣化を解消可能であるが、キャリア劣化の場合はキャリアの入れ換えが必要になる。従って、トナーの劣化であるかキャリアの劣化であるかを正確に判定する必要があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、二成分現像剤中のキャリアの劣化度合いを精度よく判定可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、画像形成部と、現像バイアス電源と、制御部と、キャリア付着量検知センサーと、を備えた画像形成装置である。画像形成部は、像担持体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、を有する。像担持体は、表面に感光層が形成される。帯電装置は、像担持体の表面を帯電させる。露光装置は、帯電装置により帯電された像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置は、キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を収容する現像容器と、現像容器内に回転可能に支持され表面に二成分現像剤を担持する現像剤担持体と、を有し、現像剤担持体を用いて静電潜像をトナー像に現像する。現像バイアス電源は、現像剤担持体に直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを印加する。制御部は、画像形成部および現像バイアス電源の動作を制御する。キャリア付着量検知センサーは、像担持体表面のキャリア付着量を検知する。制御部は、キャリア付着量検知センサーの検知結果に基づいて現像装置内の二成分現像剤中のキャリアの劣化度を判定するキャリア劣化判定モードを実行可能である。キャリア劣化判定モードは、帯電装置により像担持体表面を帯電させる帯電工程と、露光装置により像担持体表面の検知領域の周囲の周辺領域を露光することにより、検知領域の表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差を第1の電位差に維持するとともに、周辺領域の表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差を第1の電位差よりも低い第2の電位差に低下させる露光工程と、現像装置を駆動させて検知領域にキャリアを付着させるキャリア付着工程と、キャリア付着量検知センサーにより検知領域のキャリア付着量を検知する検知工程と、を含む。
本発明の第1の構成によれば、現像剤中のキャリアの劣化度と相関性の高い像担持体へのキャリア付着量に基づいてキャリアの劣化度を判定するキャリア劣化判定モードを実行することで、キャリアの劣化度を精度よく判定することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を示す概略図 第1実施形態の画像形成装置100に搭載される現像装置4の構成を示す側面断面図 画像形成時における現像バイアスと感光体ドラム1の表面電位との関係を示す図 第1実施形態の画像形成装置100の制御経路を示すブロック図 第1実施形態の画像形成装置100におけるキャリア劣化判定モードの制御例を示すフローチャート キャリア劣化判定モードの露光工程により感光体ドラム1の表面にパッチ部40(非露光部)とパッチ周辺部41(露光部)とが形成された状態を示す平面図 キャリア劣化判定モードにおける現像バイアスと感光体ドラム1の表面電位との関係を示す図 キャリア劣化判定モードの現像工程によりパッチ部40にキャリアCが現像された状態を示す断面図 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100に搭載される現像装置4の攪拌部を示す平面断面図 実施例における感光体ドラムの表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差ΔVとキャリア現像量との関係を示すグラフ 実施例における感光体ドラムの表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差ΔVとセンサー出力値との関係を示すグラフ
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を示す概略図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンター)100本体内には、帯電、露光、現像および転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。
画像形成部Pには、感光体ドラム1の回転方向(図1の反時計回り方向)に沿って、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写ローラー5、クリーニング装置6、および除電装置7が配設されている。画像形成部Pでは、感光体ドラム1を図1において反時計回り方向に回転させながら、感光体ドラム1に対する画像形成プロセスが実行される。
感光体ドラム1は、例えばアルミニウム製のドラム素管の外周面に感光層が積層されたものである。本実施形態では、感光層として高硬度で耐久性に優れたアモルファスシリコン(a−Si)感光層を用いている。感光層はアモルファスシリコン感光層に限らず、有機感光層(OPC)を用いてもよい。
帯電装置2は、感光体ドラム1の感光層を均一に帯電させる。本実施形態では、帯電ローラーと感光体ドラム1とを接触させ、接触部近傍に生じる電界によって放電するローラー帯電方式の帯電装置が用いられる。帯電装置2はこれに限らず、コロナワイヤーを用いたスコロトロン帯電方式を用いてもよい。
露光装置3は、画像データに基づいて光ビームを感光体ドラム1に照射し、感光体ドラム1の感光層の表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。現像装置4は、トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤(以下、単に現像剤とも呼ぶ)が収納されており、静電潜像に現像剤中のトナーを付着させてトナー像に現像する。
転写ローラー5は、感光体ドラム1と接触して転写ニップ部を形成する。転写ローラー5に転写バイアス電源54(図4参照)から負極性(トナーと逆極性)の電圧を印加することで、用紙が転写ニップ部を通過する際に、感光体ドラム1上に形成されたトナー像が負極性の電荷を注入された転写ローラー5側に引き付けられて用紙上に転写される。
クリーニング装置6は、トナー像が用紙に転写された後に、感光体ドラム1の表面の残留トナーを除去する。除電装置7は、感光体ドラム1の表面に除電光を照射して残留電荷を除去する。コンテナ8は、現像剤を構成するトナーおよびキャリアを区画して貯留しており、現像装置4へトナーおよびキャリアを別個に供給する。
印字動作を行う場合、パソコン等の上位装置から送信された画像データを画像信号に変換する。一方、画像形成部Pにおいて、帯電装置2により図中の反時計回り方向に回転する感光体ドラム1が均一に帯電される。次に、画像信号に基づいて露光装置3が感光体ドラム1上に光ビームを照射することで、その画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム1表面に形成する。その後、現像装置4の現像ローラー25(図2参照)に担持された現像剤中のトナーを静電潜像に付着させてトナー像を形成する。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム1に向けて、用紙が用紙収容部10から用紙搬送路11およびレジストローラー対13を経由して所定のタイミングで搬送され、感光体ドラム1と転写ローラー5との転写ニップ部において感光体ドラム1表面のトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム1から分離され、定着部9に搬送されて加熱および加圧されることで用紙にトナー像が定着される。定着部9を通過した用紙は、用紙搬送路11の分岐部に配置された分岐ガイド16によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、反転搬送路17に送られて両面印字された後に)、排出ローラー対14を介して用紙排出部15に排出される。
図2は、本実施形態の画像形成装置100に搭載される現像装置4の側面断面図である。図2に示すように、現像装置4は、現像剤が収納される現像容器(ケーシング)20を備えており、現像容器20内は仕切壁20aによって、攪拌搬送室21と供給搬送室22とに区画されている。攪拌搬送室21には攪拌搬送スクリュー23が配設されており、供給搬送室22には供給搬送スクリュー24が配設されている。
攪拌搬送スクリュー23、供給搬送スクリュー24は、それぞれ支軸(回転軸)の周囲に螺旋羽を設けた構成になっており、互いに平行な状態で現像容器20に回転可能に軸支されている。なお、図2に示すように、攪拌搬送スクリュー23、供給搬送スクリュー24の軸方向である現像容器20の長手方向(図2の紙面と垂直な方向)の両端部においては仕切壁20aが存在せず、攪拌搬送スクリュー23、供給搬送スクリュー24間でのトナーの受け渡しが可能な連通部となっている。これにより、攪拌搬送スクリュー23は、攪拌搬送室21内の現像剤を攪拌しながら搬送して供給搬送室22に搬送し、供給搬送スクリュー24は、供給搬送室22に搬送されてきた現像剤を攪拌しながら搬送して現像ローラー25に供給する。
現像ローラー25は、感光体ドラム1の回転に応じて回転する非磁性スリーブと、非磁性スリーブ内に固定される複数の磁極とを有する。これらの磁極の磁力により非磁性スリーブの表面に現像剤を付着(担持)させて磁気ブラシを形成する。現像ローラー25は、攪拌搬送スクリュー23、供給搬送スクリュー24と平行な状態で、現像容器20に回転可能に軸支されている。攪拌搬送スクリュー23、供給搬送スクリュー24、および現像ローラー25は、モーター(図示せず)により回転駆動される。現像ローラー25には現像バイアス電源53(図4参照)によって直流電圧に交流電圧を重畳させた現像バイアスが印加される。
規制ブレード27は、長手方向(図2の紙面と垂直な方向)が最大現像幅よりも大きく形成されており、現像ローラー25と所定の間隔を隔てて配置されることにより、現像ローラー25の外周面に形成される磁気ブラシの層厚を規制する。
攪拌搬送室21には、攪拌搬送スクリュー23と対面してトナー濃度センサー30が配置されている。トナー濃度センサー30は、現像剤中のキャリアに対するトナーの割合(T/C)を検知するものであり、例えば、現像容器20内における現像剤の透磁率を検出する透磁率センサーが用いられる。トナー濃度センサー30により現像剤の透磁率を検出すると、その検出結果に相当する電圧値を後述する制御部90(図4参照)に出力し、制御部90によってトナー濃度センサー30の出力値からトナー濃度が決定される。制御部90は、決定されたトナー濃度に応じてトナー補給モーター31(図4参照)に制御信号を送信し、コンテナ8から現像剤補給口20bを介して攪拌搬送室21に所定量のトナーが補給される。
図3は、画像形成時における現像バイアスと感光体ドラム1の表面電位との関係を示す図である。画像形成時においては、先ず帯電装置2により感光体ドラム1の表面電位V0を現像バイアスの直流成分Vdcよりも高い所定の電位(ここでは300V)に帯電させる。そして、露光装置3により画像データに基づいて感光体ドラム1の表面を露光することで、露光部の表面電位VLを部分的に低下(ここでは10V)させて静電潜像が形成される。
この状態で、直流成分Vdcが200Vである現像バイアスを現像ローラー25に印加する。その結果、VdcとVLの電位差(Δ190V)により、現像ローラー25上の正帯電トナーが感光体ドラム1の露光部に飛翔し、静電潜像がトナー像に現像される。一方、非露光部では現像バイアスよりも表面電位のほうがトナーと同極性側(プラス側)に高い(Δ100V)ため、通常は現像ローラー25から感光体ドラム1へのトナーの移動は発生しない。しかし、帯電量の低下したトナーや逆帯電トナーが存在する場合は感光体ドラム1に移動してかぶり画像が発生する。
次に、画像形成装置100の制御経路について説明する。図4は、本実施形態の画像形成装置100に用いられる制御経路の一例を示すブロック図である。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
画像入力部50は、画像形成装置100にパーソナルコンピュータ等から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部50より入力された画像信号はデジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
バイアス制御回路51は、帯電バイアス電源52、現像バイアス電源53、及び転写バイアス電源54と接続され、制御部90からの出力信号によりこれらの各電源を作動させるものであり、これらの各電源はバイアス制御回路51からの制御信号によって、帯電バイアス電源52は帯電装置2に、現像バイアス電源53は現像装置4内の現像ローラー25に、転写バイアス電源54は転写ローラー5に、それぞれ所定のバイアスを印加する。
トナー補給モーター31は、制御部90からの制御信号に基づいてコンテナ8に貯留されたトナーを現像容器20内に供給する。キャリア補給モーター33は、制御部90からの制御信号に基づいてコンテナ8に貯留されたキャリアを現像容器20内に供給する。
キャリア付着量検知センサー35は、感光体ドラム1の外周面に対向して配置されており、後述するキャリア劣化判定モードにおいて感光体ドラム1表面に付着したキャリア量を検知する。キャリア付着量検知センサー35としては、一般にLED等から成る発光素子と、フォトダイオード等から成る受光素子を備えた光学センサーが用いられる。感光体ドラム1上のキャリア付着量を測定する際、発光素子から感光体ドラム1に測定光を照射すると、測定光はキャリアによって反射される光、及び感光体ドラム1表面によって反射される光として受光素子に入射する。
キャリア付着量が多い場合には、感光体ドラム1の表面からの反射光がキャリアによって遮光されるので、受光素子の受光量が減少する。一方、キャリア付着量が少ない場合には、逆に感光体ドラム1の表面からの反射光が多くなる結果、受光素子の受光量が増大する。従って、受光した反射光量に基づく受光信号の出力値によりキャリア付着量を検知することができる。
操作部70には、液晶表示部71、LED72が設けられている。液晶表示部71及びLED72は、画像形成装置100の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したりするようになっている。画像形成装置100の各種設定はパーソナルコンピュータのプリンタードライバーから行われる。
その他、操作部70には、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、画像形成装置100の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン等が設けられている。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き可能な記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、カウンター95、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信したり操作部50からの入力信号を受信したりする複数(ここでは2つ)のI/F(インターフェイス)96、制御に必要な数値の演算処理を行う演算部97を少なくとも備えている。また、制御部90は、画像形成装置100内の任意の場所に配置可能である。
また、制御部90は、画像形成装置100における各部分、装置に対し、CPU91からI/F96を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号がI/F96を通じてCPU91に送信される。制御部90が制御する各部分、装置としては、例えば、画像形成部P、定着部9、トナー濃度センサー30、トナー補給モーター31、キャリア補給モーター33、キャリア付着量検知センサー35、画像入力部50、バイアス制御回路51、操作部70等が挙げられる。
ROM92には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。また、RAM93(或いはROM92)には、後述するキャリア劣化判定モードの実行時におけるキャリア付着量検知センサー35の出力値とキャリア現像量との関係も格納されている。カウンター95は、印字枚数を積算してカウントする。
演算部97は、トナー濃度センサー30の出力値から現像装置4内のトナー濃度を算出して現像装置4へのトナー補給量(トナー補給モーター31の駆動時間)を決定する。決定されたトナー補給量はCPU91に送信され、CPU91はトナー補給モーター31に制御信号を送信して所定時間駆動させる。また、演算部97は、キャリア付着量検知センサー35の出力値に基づいてキャリア現像量(付着量)を算出する。さらに、演算部97は、キャリア劣化判定モードにおいてキャリアが劣化していると判定された場合、劣化キャリアの強制吐出量、およびコンテナ8からのキャリア補給量を算出する。
ところで、長期間の印字によってキャリアに機械的なストレスが長期間加えられるとキャリアが劣化するという問題がある。具体的には、キャリア表面にコーティングされた樹脂が摩擦によって剥離したり、トナー外添剤等が付着したりすることにより、キャリアの導電率が高くなるためにキャリアの抵抗が低下する。キャリアの抵抗が低下するとトナーへの帯電付与性能が低下するため、トナーの現像性が高くなり過ぎてかぶり画像や画像濃度異常、トナー飛散が発生したり、キャリアが感光体ドラム1の表面に移行する、いわゆるキャリア現像が発生したりする不具合が生じる。
特に、本実施形態のようにアモルファスシリコン(a−Si)感光層を有する感光体ドラム1を用いる場合、アモルファスシリコン感光層の誘電率は有機感光層(OPC)に比べて4倍近くになる。即ち、感光層にキャリアが極めて付着し易いため、キャリア現像が発生し易くなる。そこで、本発明の画像形成装置100では、現像剤中のキャリアの劣化を判定するキャリア劣化判定モードを実行可能としている。
図5は、本発明の画像形成装置100におけるキャリア劣化判定モードの制御例を示すフローチャートである。必要に応じて図1〜図4、および後述する図6〜図8を参照しながら図5のステップに沿ってキャリア劣化判定モードの実行手順について説明する。なお、以下に示すキャリア劣化判定モードは、前回のキャリア劣化判定モードの実行からの累積印字枚数が所定枚数(例えば1k枚)に到達したとき等、所定のタイミングで行えばよい。
先ず、帯電装置2を用いて感光体ドラム1の表面を帯電させる(ステップS1、帯電工程)。このとき、感光体ドラム1の表面電位が画像形成時の表面電位よりも所定値(ここでは50V)だけ高くなるように設定する。例えば、画像形成時の感光体ドラム1の表面電位が300Vである場合、キャリア劣化判定モードにおける表面電位を350Vに設定する。なお、感光体ドラム1の表面電位は現像剤の仕様等に応じて適宜設定可能であり、画像形成時の表面電位と同電位であってもよい。
次に、露光装置3を用いて感光体ドラム1の所定部分(以下、パッチ部という)の周辺を露光する(ステップS2、露光工程)。これにより、図6に示すように感光体ドラム1の表面にパッチ部40(非露光部)とパッチ周辺部41(露光部)とが形成される。このとき、パッチ周辺部41の表面電位と現像バイアスの直流成分Vdc(ここでは100V)との電位差(第2の電位差)が100Vとなるように露光装置3の露光量を調整する。即ち、パッチ周辺部41の露光後電位は200Vとなる。また、パッチ部40の表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差(第1の電位差)は250Vとなる。次に、現像ローラー25に現像バイアスを印加して現像装置4を駆動し、直流成分Vdcが100Vである現像バイアスを現像ローラー25に印加する(ステップS3、キャリア付着工程)。
図7は、キャリア劣化判定モードにおける現像バイアスと感光体ドラム1の表面電位との関係を示す図である。キャリア劣化判定モードにおいては、パッチ部40(非露光部)の表面電位V0を現像バイアスの直流成分Vdc(100V)よりも高い所定の電位(ここでは350V)に帯電させる。そして、露光装置3により感光体ドラム1の表面を露光することで、パッチ周辺部41(露光部)の表面電位VLを低下(ここでは200V)させる。
ここで、現像装置4内の現像剤が劣化キャリアを含む場合は、図8に示すように、現像バイアスの直流成分Vdcとの電位差ΔVが250Vであるパッチ部40に、劣化により抵抗の低下したキャリアCが現像される。また、パッチ周辺部41の表面電位VLは現像バイアスの直流成分Vdcよりも電位が100V高いため、パッチ周辺部41にはトナーおよびキャリアCのいずれも現像されない。但し、帯電量の低下したトナーや逆帯電トナーが存在する場合は、現像ローラー25からパッチ周辺部41に移動してかぶり画像が発生することもある。
次に、キャリア付着量検知センサー35によりパッチ部40を読み取る(ステップS4、検知工程)。キャリア付着量検知センサー35の出力値は制御部90に送信される。演算部97は、RAM93(或いはROM92)に記憶されたキャリア付着量検知センサー35の出力値とキャリア現像量との関係に基づいてキャリア付着量を算出する(ステップS5)。
制御部90は、算出されたキャリア付着量が所定値(例えば10mg/A4サイズ)以上であるか否かを判断し(ステップS6)、キャリア付着量が所定値以上である場合(ステップS6でYes)はキャリアが劣化していると判定する(ステップS7)。
上記の制御によれば、現像剤中のキャリアの劣化度を精度よく判定することができる。また、キャリアがパッチ部40のみに付着し、パッチ周辺部41には付着しないため、キャリア劣化判定モードの実行によるキャリアの消費を極力低減することができる。
キャリアが劣化していると判定された場合、現像ローラー25に印加する現像バイアスの交流成分の振幅(ピークツーピーク値)を下げることでキャリア現像を抑制することができる。但し、現像バイアスの交流成分のピークツーピーク値を下げ過ぎると、現像性が低下して画像濃度が維持できなくなるおそれがある。そのため、画像濃度を維持できる範囲で交流成分のピークツーピーク値を下げる必要がある。
また、キャリアが劣化していると判定された場合、感光体ドラム1の表面電位を画像形成時の表面電位よりも高い電位(350V)に帯電させる。そして、表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差を劣化キャリアのみが現像される所定値(250V、第1の電位差)以上に設定して現像装置4を駆動し、現像剤中のキャリアのみを感光体ドラム1に強制的に吐出することも有効である。キャリアの吐出量は現像装置4の駆動時間によって調整可能である。
その後、制御部90はキャリア供給モーター33(図4参照)に制御信号を送信し、強制吐出によって減少した分だけコンテナ8から現像装置4へ新たなキャリアを供給する。これにより、現像装置4内の劣化キャリアを新たなキャリアに入れ換えることができ、キャリアの劣化により低下したトナーの帯電性能を復元させることができる。従って、キャリア現像を抑制するとともに、トナーの帯電不良に起因するかぶり画像や画像濃度異常、トナー飛散等の不具合の発生を効果的に抑制することができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100に搭載される現像装置4の攪拌部を示す平面断面図である。第1実施形態の画像形成装置100に搭載される現像装置4(図2参照)と同様に、現像容器20には、攪拌搬送室21と、供給搬送室22と、仕切壁20aと、現像剤補給口20bと、が形成されている。本実施形態では、供給搬送室22内の現像剤搬送方向に対し下流側(図9の左側)で供給搬送室22の長手方向に連続して円筒状に設けられるパイプ状搬送路である現像剤排出部20cが設けられている。
現像剤補給口20bは、現像容器20の上部に設けられたコンテナ8(図1参照)から新たなトナー及びキャリアを現像容器20内に補給するための開口であり、攪拌搬送室21の現像剤搬送方向に対し上流側(図9の左側)に配置される。なお、本実施形態ではコンテナ8はトナーおよびキャリアが所定の割合で混合された現像剤を貯留している。
規制部26は、供給搬送室22内で下流側に搬送された現像剤を塞き止め、且つ、所定量以上になった現像剤を現像剤排出部20cに搬送する。規制部26は、供給搬送スクリュー24の回転軸24bに設けられる螺旋羽根からなり、主搬送羽根24aと逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成され、且つ、主搬送羽根24aの外径と略同じで主搬送羽根24aのピッチより小さく設定されている。また、現像容器20の内壁部と規制部26の外周部との間には所定量の隙間が形成されている。この隙間から余剰の現像剤が現像剤排出部20cに排出される。
新たに現像剤を補給していない現像時には、現像剤は、攪拌搬送室21から供給搬送室22へと循環しながら攪拌され、攪拌された現像剤が現像ローラー25に供給される。現像によってトナーが消費されると、現像剤補給口20bから攪拌搬送室21内にトナーとキャリアとを含む現像剤が補給される。
補給された現像剤は、現像時と同様に、攪拌搬送スクリュー23によって攪拌搬送室21内を矢印P方向に搬送され、供給搬送室22内に搬送される。更に、供給搬送スクリュー24によって、供給搬送室22内の現像剤が矢印Q方向に搬送され、規制部26に搬送される。回転軸24bの回転に伴い規制部26が回転すると、規制部26によって、主搬送羽根24aによる現像剤搬送方向とは逆方向の搬送力が現像剤に付与される。これにより、供給搬送室22内を搬送される現像剤は規制部52の上流側近傍で塞き止められて嵩高となり、余剰の現像剤(現像剤補給口20bから補給された現像剤とほぼ同量)が規制部26を乗り越えて現像剤排出部20cを介して現像容器20の外部に排出される。
本実施形態の画像形成装置100においても、第1実施形態と同様の方法により現像剤中のキャリアの劣化を精度よく判定することができる。また、キャリアが劣化していると判定された場合は現像バイアスの交流成分のピークツーピーク値を下げることでキャリア現像の発生を抑制することができる。
また、現像剤中のキャリアのみを感光体ドラム1に強制的に吐出するとともに、新たなキャリアを供給することで、トナーの帯電不良に起因するかぶり画像や画像濃度異常、トナー飛散等の不具合の発生を効果的に抑制することができる。但し、本実施形態ではキャリアのみを補給することはできず、印字により消費された分のトナーと共にキャリアが補給される。そのため、キャリアの強制吐出量が多すぎると現像容器20内の現像剤量が減少し、現像ローラー25表面の現像剤層に供給搬送スクリュー24の形状が現れる、いわゆるスクリューむらが発生するおそれがある。従って、キャリアの強制吐出量をスクリューむら等の不具合が発生しない程度に留めておく必要がある。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、本発明は図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、デジタル或いはアナログ方式のモノクロ複写機、カラープリンター、カラー複写機、ファクシミリ等、種々の画像形成装置に適用可能である。以下、実施例により本発明の効果についてさらに詳細に説明する。
現像バイアスの直流成分の電圧値とキャリア現像量との関係について調査した。試験機として、アモルファスシリコン感光層が形成された感光体ドラムと、図2に示したような二成分現像式の現像装置とが搭載された試験機(TASKalfa3252ci改造機、京セラドキュメントソリューションズ社製)を用い、感光体ドラムの表面電位を350Vに固定し、現像バイアスの直流成分を250V、200V、150V、100Vに変化させ、交流成分のピークツーピーク値を1200V、900Vに変化させたときのキャリア現像量を測定した。
また、二成分現像剤として、キャリアに対するトナーの重量比(T/C)が8%である初期剤、および300k枚印字後の耐久剤を用いた。
キャリア現像量の測定は、感光体ドラム表面のパッチ部に粘着テープを貼り付け、粘着テープに付着したキャリアの個数を顕微鏡でカウントした。次に、キャリアの個数にキャリア1個当たりの重量を乗算して視野面積当たりの現像量を算出し、さらにA4サイズ当たりの現像量に換算した。また、粘着テープを貼り付ける前のパッチ部をキャリア付着量検知センサーで読み取ったときのセンサー出力値も確認した。評価結果を表1に示す。また、感光体ドラムの表面電位と現像バイアスの直流成分との電位差ΔVとキャリア現像量との関係を図10に、電位差ΔVとセンサー出力値との関係を図11に示す。
図10において、初期剤での電位差ΔVとキャリア現像量との関係を●のデータ系列、耐久剤での電位差ΔVとキャリア現像量との関係を◆のデータ系列、耐久剤で現像バイアスの交流成分のピークツーピーク値を900Vとしたときの電位差ΔVとキャリア現像量との関係を▲のデータ系列で示した。また、図11において、初期剤での電位差ΔVとセンサー出力値との関係を●のデータ系列、耐久剤での電位差ΔVとセンサー出力値との関係を◆のデータ系列、耐久剤で現像バイアスの交流成分のピークツーピーク値を900Vとしたときの電位差ΔVとセンサー出力値との関係を▲のデータ系列で示した。
Figure 2019191206
表1から明らかなように、現像剤として初期剤を用いた場合は、電位差Δが100V、250Vであるときのキャリア現像量はそれぞれ0.1mg/A4、1.2mg/A4であった。
これに対し、現像剤として耐久剤を用いた場合は、電位差Δが100V、150V、200Vであるときのキャリア現像量はそれぞれ0.2mg/A4、0.4mg/A4、1.1mg/A4と徐々に増加傾向であったが、電位差Δが250Vとなったときキャリア現像量は10.3mg/A4と急激に増加した。
この結果より、電位差Δを所定値(250V)以上とすることで、初期剤中のキャリアは現像されないが、耐久剤中の抵抗の低下した劣化キャリアが感光体ドラムに現像され易くなるため、キャリア劣化の判定方法として有効であることが確認された。
また、現像バイアスの交流成分のピークツーピーク値を1200Vから900Vに低下させると、耐久剤のキャリア現像量が10.3mg/A4から3.2mg/A4に減少した。この結果より、現像バイアスの交流成分のピークツーピーク値を下げることでキャリア現像を効果的に抑制することができることが確認された。
さらに、図10および図11の比較から、実際のキャリア現像量とセンサー出力値とはよく相関していることがわかる。従って、キャリア付着量検知センサーを用いてキャリア現像量を精度よく検知できることができることが確認された。
本発明は、二成分現像剤を用いる現像装置を備えた画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、二成分現像剤中のキャリアの劣化度合いを精度よく判定することができ、画像濃度の上昇やかぶり画像、トナー飛散、及びキャリア現像を効果的に抑制可能な画像形成装置を提供することができる。
P 画像形成部
1 感光体ドラム(像担持体)
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
8 コンテナ(キャリア貯留容器)
20 現像容器
23 攪拌搬送スクリュー
24 供給搬送スクリュー
25 現像ローラー(現像剤担持体)
27 規制ブレード
30 トナー濃度センサー
31 トナー供給モーター
33 キャリア供給モーター(キャリア供給装置)
35 キャリア付着量検知センサー
40 パッチ部(検知領域)
41 パッチ周辺部(周辺領域)
53 現像バイアス電源
90 制御部
97 演算部
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電装置と、
    前記帯電装置により帯電された前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
    キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器内に回転可能に支持され表面に前記二成分現像剤を担持する現像剤担持体と、を有し、前記現像剤担持体を用いて前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、
    を有する画像形成部と、
    前記現像剤担持体に直流電圧と交流電圧とを重畳した現像バイアスを印加する現像バイアス電源と、
    前記画像形成部および前記現像バイアス電源の動作を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記像担持体表面のキャリア付着量を検知するキャリア付着量検知センサーを有し、
    前記制御部は、
    前記帯電装置により前記像担持体表面を帯電させる帯電工程と、
    前記露光装置により前記像担持体表面の検知領域の周囲の周辺領域を露光することにより、前記検知領域の表面電位と前記現像バイアスの直流成分との電位差を第1の電位差に維持するとともに、前記周辺領域の表面電位と前記現像バイアスの直流成分との電位差を前記第1の電位差よりも低い第2の電位差に低下させる露光工程と、
    前記現像装置を駆動させて前記検知領域に前記キャリアを付着させるキャリア付着工程と、
    前記キャリア付着量検知センサーにより前記検知領域のキャリア付着量を検知する検知工程と、を含み、
    前記キャリア付着量検知センサーの検知結果に基づいて前記現像装置内の前記二成分現像剤中の前記キャリアの劣化度を判定するキャリア劣化判定モードを実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記キャリア劣化判定モードにおいて前記キャリアが劣化していると判定されたとき、前記現像バイアスの交流成分のピークツーピーク値を基準値から低下させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像容器に新たな前記キャリアを供給するキャリア供給装置を有し、
    前記制御部は、前記キャリア劣化判定モードにおいて前記キャリアが劣化していると判定されたとき、前記像担持体の表面電位と前記現像バイアス直流成分との電位差を前記第1の電位差以上として前記現像装置を駆動することにより前記現像剤担持体から前記像担持体に前記キャリアのみを強制吐出するとともに、前記キャリア供給装置を用いて前記キャリアの吐出量と同量の前記キャリアを前記現像容器内に補給することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記キャリア供給装置は、前記キャリアを前記トナーと区別して貯留するキャリア貯留容器と、前記キャリア貯留容器から前記現像容器内に前記キャリアを供給するキャリア供給モーターと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記キャリア付着量検知センサーは、前記像担持体の表面に光を照射する発光素子と、前記像担持体の表面からの反射光を受光する受光素子と、を備えた光学センサーであり、
    前記キャリア付着量検知センサーの出力値と前記キャリアの付着量との関係を記憶した記憶部を有し、
    前記制御部は、前記キャリア付着量検知センサーの出力値と、前記記憶部に記憶された前記出力値と前記キャリアの付着量との関係と、を用いて前記キャリアの付着量を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記帯電工程において、前記像担持体表面の表面電位が画像形成時の表面電位よりも高くなるように帯電させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記露光工程において、前記周辺領域の表面電位が前記現像バイアスの直流成分よりもトナーと同極性側に高くなるように露光することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体は、前記感光層としてアモルファスシリコン感光層を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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