JP2019190653A - プラグカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス燃焼機器に取り付けられるプラグカバーにおいて、継手の押し込みによってプラグカバーを取り外すことができ、且つプラグを効果的に保護し得る構成を提供する。【解決手段】プラグカバー10は、プラグ3に装着される本体部材11と、本体部材11によって保持されつつプラグ3の先端部を覆う被覆部材70とを備える。被覆部材70は、第一張出部55と第二張出部56とによって挟まれる被挟持部72を有し、装着状態のときに挿入口24から継手7が挿入されることに応じて筒状連結状態から解除状態に切り替わる際に、プラグ3と継手7との間に被覆部材70が介在した状態で第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが分離する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスストーブ、ガスファンヒータ、ガス炊飯器等のガス燃焼機器に設けられたプラグに取り付けられるプラグカバーに関するものである。
従来、ガス燃焼機器には、ガスコンセントに接続されるガスコードを装着するためのプラグ(ガスプラグ)が設けられており、このプラグに対し、ガスコードの先端部に設けられた専用の継手を装着することが可能となっている。この種の構成では、プラグ側にはガス燃焼機器内部に続くガス流路が形成され、継手側にはガスコードから続くガス流路が形成されており、プラグに対して継手を接続することで、プラグ側のガス流路と継手側のガス流路とが連通し、ガスコード側からガス燃焼機器内部にガスが供給されるようになっている(特許文献1参照)。
また、このような構成のものでは、ガスコードの先端部に設けられた継手において、プラグ形状に対応した導入部が設けられており、この導入部の所要箇所には、プラグと導入部とをシールするシール部が設けられている。また、導入部の外周部には、プラグが導入部に挿入された際に、ばねによってプラグ方向にスライドし、プラグと継手とを係合した状態に維持するスライド筒部が設けられており、継手内部には、そのスライド筒部のプラグ方向へのスライドに連動して継手内のガス流路を開放する開閉弁が設けられている。このように構成される継手がガスプラグに装着されたときには、ガスプラグと継手とがシールされた状態で接合されることになり、ガスの漏出が防止される。なお、ガスプラグと継手との係合状態は、スライド筒部を継手本体側にスライドさせることで解除されるが、開閉弁はスライド筒部のスライドに連動して継手内のガス流路を閉鎖するように構成されている。このように構成されているため、ガスコードをプラグから取り外したときでもガスコード先端からガスが漏出しないようになっている。
特開2014−118991号公報
ところで、ガス燃焼機器のプラグは、先端部が所定の内径寸法となっていれば嵌り合うため、例えば、接続を想定していないガスホース(継手の無い単なるガスホース)によって無理矢理に接続が試みられてしまう虞がある。このように継手の無いガスホースをプラグに外挿した場合、ガスホースからガス燃焼機器内にガスを供給することは可能であるが、ガスホースとプラグを良好にシールすることができないため、ガス漏れが生じる虞がある。従って、このような問題を避けるべく、継手の無いガスホースを直接的に接続できなくするような何らかの対策が求められる。
この対策の一例としては、例えば、特許文献1のようなプラグカバーが提案されている。特許文献1のプラグカバーは、プラグに装着される装着部が基端部に形成され、継手の挿入口となる開口部がその反対側の先端部に形成されており、挿入口から継手を差し込むことでプラグカバーをプラグから取り外すことができるようになっている。
具体的には、半円筒状に構成された2つの半円筒部材(連結部材60a,60b)がヒンジ部60Cによって互いに連結されており、このヒンジ部60Cを中心として各半円筒部材(連結部材60a,60b)が開閉し得る構造となっている。また、プラグカバー内には、プラグカバーの軸方向先端部側の内部空間と、基端部側の内部空間とを区画する区画壁(隔離壁85)が形成されており、基端部側の内部空間には、プラグに外側から当接されてプラグを定位置に位置決めする環状部材(円弧状嵌合部71)が設けられている。そして、軸方向先端側には、ガスコード先端の継手(継手部材20)を挿入するための挿入口が形成されている。
また、特許文献1の構成では、半円筒部材(連結部材60a)においてヒンジ部60Cとは逆側の端部には、区画壁(隔離壁85)よりも軸方向先端側に寄った位置に係合孔62aを備えた連結片が形成されており、他方の半円筒部材(連結部材60b)においてヒンジ部60Cとは逆側の端部には、連結片の係合孔62aと係合する係合爪61aが形成されている。この構成では、半円筒部材(連結部材60a,60b)がヒンジ部60Cを中心に揺動するようになっており、半円筒部材(連結部材60a,60b)におけるヒンジ部60Cとは逆側の端部同士が当接することでプラグカバー全体が筒状の状態となる。そして、この状態において係合爪61aと係合孔62aとを係合させることで、プラグカバーを円筒状の状態に維持できるようになっている。
このプラグカバーの内周面には、解除のための構成として傾斜面(係合解除部86)が形成されている。この傾斜面(係合解除部86)は、プラグカバーの内周面において区画壁(隔離壁85)よりも軸方向先端側に寄った位置及び上記連結片の内面において、先端側から基端側になるにつれて内側に張り出すように形成されている。この傾斜面(係合解除部86)は、挿入口に継手部材20が挿入された場合に当該継手部材20の外周部が当接するような形状で構成されている。また、継手部材20よりも径が細いガスホースが押し込まれた場合には、当該ガスホースが傾斜面(係合解除部86)と対向傾斜部81との間に強く嵌り込まないように構成されている。
このように構成されるプラグカバーは、挿入口から継手部材20が挿入された場合に、当該継手部材20が傾斜面(係合解除部86)に当接して連結片を外側に押し広げるように作用する。そして、この作用によって連結状態が解除されるため、プラグカバーをプラグから取り外すことができる。一方、継手のないガスホースの端部が挿入された場合には、ガスホースが傾斜面(係合解除部86)を強く押すように作用しないため、連結状態は解除されず、プラグカバーは取付状態で維持される。つまり、この構成によれば、「継手の無いガスホースを直接的に接続できなくする」という目的が、一応は果たされる。
しかしながら、特許文献1の構成では、プラグに継手を装着するために挿入口に継手部材を挿入したとき、継手部材によって連結状態が解除されると、プラグが即座に露出状態となるため、挿入の勢いでプラグ側に押し込まれた継手が露出したプラグに接触しやすいという問題がある。特に、継手がプラグカバー内に強い力で押し込まれると、プラグカバーの連結状態が解除されたときに、継手の押し込み力が維持されたまま継手がプラグの先端部に強く接触しやすく、このような接触によってプラグに傷などが生じる虞がある。
本発明は、上述した課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、ガス燃焼機器に取り付けられるプラグカバーにおいて、継手の押し込みによってプラグカバーを取り外すことができ、且つプラグを効果的に保護し得る構成を提供することを目的とするものである。
本発明の一つであるプラグカバーは、
ガスコード先端部に設けられた継手が着脱可能に装着されるプラグを備えたガス燃焼機器に取り付けられ、前記プラグに装着された装着状態を前記継手によって解除することが可能とされた軸状のプラグカバーであって、
前記プラグに装着される本体部材と、
前記装着状態において前記本体部材によって保持されつつ前記プラグの先端部を覆う被覆部材と、
を備え、
前記本体部材は、
前記装着状態のときに前記プラグを挟み込む取付部と、前記装着状態のときに円筒状に構成されると共に前記取付部に連結される円筒部と、を備え、前記円筒部の軸方向一端側には、前記装着状態のときに前記プラグを覆う構成で配置される底部が設けられ、前記円筒部の軸方向他端側には、前記装着状態のときに前記継手の入口となる挿入口が形成され、前記取付部及び前記円筒部は、当該プラグカバーを軸方向に沿って分断した形態の一対の半筒状部材によって構成されており、
前記一対の半筒状部材のうちの第一の半筒状部材には、前記円筒部の一部をなす第一半筒部と、前記第一半筒部の内周面から内側に張り出す第一張出部と、が形成され、前記一対の半筒状部材のうちの第二の半筒状部材には、前記円筒部の一部をなす第二半筒部と、前記第二半筒部の内周面から内側に張り出す第二張出部と、が形成され、
前記第一の半筒状部材の周方向両端側の各部分が、前記第二の半筒状部材の周方向両端側の各部分とそれぞれ係合する構成をなし、
前記第一の半筒状部材の両端側と前記第二の半筒状部材の両端側とがそれぞれ係合した筒状連結状態と、係合せずに前記第一の半筒状部材と前記第二の半筒状部材とが分離する解除状態とに切り替わる構成をなし、前記筒状連結状態では、少なくとも前記第一張出部と前記第二張出部とによって前記円筒部の内部空間側と前記取付部側とを区画するように前記底部が構成され、
更に、前記筒状連結状態のときに前記挿入口から前記継手が挿入されることに応じて前記筒状連結状態から前記解除状態に切り替えるように作用する作用部が形成されており、
前記被覆部材は、前記装着状態及び前記筒状連結状態である場合に、前記第一張出部と前記第二張出部とによって挟まれる被挟持部を有し、
前記装着状態及び前記筒状連結状態のときに前記挿入口から前記継手が挿入されることに応じて前記筒状連結状態から前記解除状態に切り替わる際に、前記プラグと前記継手との間に前記被覆部材が介在した状態で前記第一の半筒状部材と前記第二の半筒状部材とが分離する。
上記プラグカバーは、プラグに装着される本体部材と、装着状態において本体部材によって保持されつつプラグの先端部を覆う被覆部材とを備える。そして、被覆部材は、装着状態のときに第一張出部と前記第二張出部とによって挟まれる被挟持部を有し、装着状態のときに挿入口から継手が挿入されることに応じて筒状連結状態から解除状態に切り替わる際に、プラグと継手との間に被覆部材が介在した状態で第一の半筒状部材と第二の半筒状部材とが分離するようになっている。
このように構成されているため、挿入口から継手を挿入する操作によって本体部材の連結を解除することを可能としつつ、本体部材が筒状連結状態から解除状態に切り替わる際には、プラグと継手との間に被覆部材を介在させた形で第一の半筒状部材と第二の半筒状部材とを分離することができる。つまり、継手によって本体部材の連結が解除されてプラグが露出する時点でプラグの先端部が被覆部材によって覆われるため、プラグが露出した直後に継手がプラグの先端部に接触することを防ぎやすくなる。
被覆部材は、筒状連結状態のときに被挟持部から内部空間側に続くように配置され、被挟持部から遠ざかるにつれて外周面の径が大きくなるように構成された拡径部と、筒状連結状態のときに拡径部よりも挿入口側に配置されるとともに挿入口側に面する被押圧面を有する被押圧部と、を有していてもよい。そして、装着状態及び筒状連結状態のときに挿入口から挿入された継手によって被押圧部がプラグ側に押圧されることに応じて拡径部が第一張出部と第二張出部との間に移動し、第一張出部と第二張出部とを離間させる構成であってもよい。
このように構成されていれば、継手が被覆部材を押す力を、本体部材の連結を解除する力に利用することができるため、ユーザは本体部材の連結を解除する操作をより行いやすくなる。
被覆部材は、筒状連結状態のときに被挟持部よりも挿入口側に配置されるとともに挿入口側に面する被押圧面を有する被押圧部と、筒状連結状態のときに被押圧部の被押圧面から挿入口側に突出する突出部と、を有していてもよい。そして、装着状態及び筒状連結状態のときに挿入口から挿入された継手によって被押圧部がプラグ側に押圧される際に、継手の端部に形成された孔部内に突出部が挿入される構成であってもよい。
このように構成されていれば、継手の孔部内に突出部が挿入された状態で継手が被押圧部を押すことになるため、第一の半筒状部材と第二の半筒状部材とが分離した直後に被覆部材が継手の先端部に保持されやすくなる。よって、本体部材の連結が解除された直後には継手とプラグの間に被覆部材がより確実に介在しやすくなり、ひいては、継手がプラグの先端部に接触することをより確実に防ぎやすくなる。
しかも、被押圧部から挿入口側に向かって突出部が突出した形状であるため、ユーザが挿入口から指などを挿入しようとしても、突出部が挿入を阻止又は邪魔するように作用するため、指などの挿入が阻害される。よって、継手以外が挿入されることによる本体部材の連結解除を防ぐことができる。
また、継手が挿入される際に、円筒部だけでなく突出部も継手の挿入を案内するように作用するため、継手が大きく傾いた不正姿勢で挿入されることを防ぎやすくなり、継手が適正な姿勢で被押圧部を押圧しやすくなる。
被覆部材は、筒状連結状態のときに被挟持部よりも挿入口側に配置されるとともに挿入口側に面する被押圧面を有する被押圧部と、筒状連結状態のときに被挟持部よりも挿入口とは反対側に配置され、挿入口とは反対側の端部が開口した構成をなすプラグ導入部と、を有していてもよい。そして、装着状態及び筒状連結状態のときに、プラグの先端部がプラグ導入部内に嵌り込む構成をなしていてもよい。
このように構成されていれば、プラグ導入部内にプラグの先端部が嵌り込んだ状態で継手が被押圧部を押すことになるため、第一の半筒状部材と第二の半筒状部材とが分離した直後に被覆部材がプラグの先端部からずれにくくなる。よって、本体部材の連結が解除された直後には継手とプラグの間に被覆部材がより確実に介在しやすくなり、ひいては、継手がプラグの先端部に接触することをより確実に防ぎやすくなる。
被覆部材は、筒状連結状態のときに少なくとも一部が円筒部内において底部よりも挿入口側且つ挿入口よりも底部側に配置されるガイド部を有するようにしてもよい。ガイド部は、円筒部内に配置されたときに挿入口側から底部側に近づくにつれて円筒部の軸からの径方向の距離が大きくなるガイド面を備えるようにしてもよい。ガイド面は、筒状連結状態のときに継手が円筒部内に挿入されて底部側に押し込まれる際に、継手の端部に形成された孔部の内周部に当接して、継手を所定の位置に案内するようにしてもよい。
このように構成すれば、挿入口から挿入される継手が適切な位置に案内されるので、継手が挿入されることに応じて作用部が適切に動作しやすくなり、筒状連結状態から解除状態への切り替えがより確実に行われるようになる。
被覆部材は、筒状連結状態のときに底部側から挿入口側へと円筒部の軸に沿って延びるように配置される軸部を有するようにしてもよい。ガイド部は、軸部の外周面から径方向外方に突出するようにしてもよい。
このように構成すれば、ユーザは、まず継手の孔部を軸部に挿入することで、おおよその位置決めをすることができ、その状態から継手の孔部の内周部をガイド面に沿わせて挿入することができる。このため、継手の孔部をガイド面に沿わせるためのユーザの負担を軽減することができる。
ガイド部は、軸部の外周面から径方向外方に突出し且つ軸部の軸方向に沿って延びるガイドリブを有するようにしてもよい。ガイドリブに、上述したガイド面が形成されるようにしてもよい。
このように構成すれば、ガイド部の軽量化を図ることができる。
上記プラグカバーは、複数のガイドリブを備えていてもよい。複数のガイドリブのうち、第1ガイドリブは、軸部の軸方向と直交する平面方向において所定の向きに突出するようにしてもよい。複数のガイドリブのうち、第2ガイドリブは、上記平面方向において第1ガイドリブの突出の向きとは反対側の向きに突出するようにしてもよい。
このように構成すれば、挿入口から挿入される継手が所定の位置に対して上記平面方向にずれている場合に、第1ガイドリブ又は第2ガイドリブによって継手を上記所定の位置に近づけることができる。
複数のガイドリブのうち、第1ガイドリブ及び第2ガイドリブは、軸部の軸方向と直交する所定の第1方向に突出するようにしてもよい。複数のガイドリブのうち、第3ガイドリブ及び第4ガイドリブは、軸部の軸方向と直交し且つ第1方向と直交する第2方向に沿って突出するようにしてもよい。
このように構成すれば、挿入口から挿入される継手が、所定の位置に対して軸部の軸方向と直交する何れの方向にずれた場合であっても、第1ガイドリブ、第2ガイドリブ、第3ガイドリブ及び第4ガイドリブによって継手を上記所定の位置に近づけることができる。
第一半筒部及び第二半筒部は、各々の周方向一端側に係合部が形成され、周方向他端部に揺動可能な係合片が形成されるようにしてもよい。一対の半筒状部材は、第一半筒部の係合片が第二半筒部の係合部に対し外側から係合し、第二半筒部の係合片が第一半筒部の係合部に対し外側から係合することで筒状連結状態となるようにしてもよい。いずれの係合片も、外側に変位することで係合部との係合が解除されるようにしてもよい。各々の半筒状部材に設けられた係合片には、作用部として、筒状連結状態のときに円筒部の軸方向に沿うように配置され且つ円筒部の内側へ向けて突出する連結解除部がそれぞれ形成されていてもよい。各々の連結解除部の突出側の端面は、挿入口側から底部側に近づくにつれて円筒部の軸に近づく傾斜面として構成されていてもよい。各々の連結解除部は、各々の突出側の端面同士が互いに向き合うように円筒部の内周面の両側に設けられるようにしてもよい。
このように構成すれば、円筒部内に挿入された継手が連結解除部の傾斜した端面を底部側に押すことで、係合片が円筒部の外側に押し広げられ、筒状連結状態が解除される。また、周方向の二か所の係合箇所(即ち、第一半筒部の係合片と第二半筒部の係合部との係合箇所、及び第二半筒部の係合片と第一半筒部の係合部との係合箇所)のうちの少なくとも一か所で上述した係合解除がなされれば筒状連結状態が解除されるので、一方の係合状態が成形時の歪み等によって外れにくい場合であっても、他方の係合状態を解除することで筒状連結状態を解除することができる。さらに、円筒部内に挿入される継手は、ガイド面の案内によって継手の中心が円筒部の中心に寄せられることで、両方の端面に当接しやすくなる。このため、外れやすい方の係合箇所が係合解除されることとなり、筒状連結状態から解除状態への切り替えがより確実に行われるようになる。
本発明の一つである上記プラグカバーによれば、継手の押し込みによってプラグカバーを取り外すことができるようになり、且つ、継手の押し込みによるプラグカバーの取り外し時にプラグを効果的に保護することができる。
図1は、第1実施形態に係るプラグカバーがガス燃焼機器のプラグに装着された装着構造を概略的に示す断面図である。 図2(A)は、図1の装着構造の側面図であり、図2(B)は、図2(A)とは反対側の側面図である。 図3(A)は、第1実施形態に係るプラグカバーを斜め前側から見た斜視図であり、図3(B)は、図3(A)とは異なる向きで斜め前側から見た斜視図である。 図4(A)は、第1実施形態に係るプラグカバーを斜め後ろ側から見た斜視図であり、図4(B)は、図4(A)とは異なる向きで斜め後ろ側から見た斜視図である。 図5は、図6(C)のC−C位置で切断した切断面を概略的に示す断面図である。 図6(A)は、第1実施形態に係るプラグカバーの背面図であり、図6(B)は、その平面図であり、図6(C)は、その正面図である。 図7(A)は、第1実施形態に係るプラグカバーの右側面図であり、図7(B)は、その左側面図であり、図7(C)は、その底面図である。 図8(A)は、図6(B)のA−A断面を概略的に示す断面概略図であり、図8(B)は、図6(B)のB−B断面を概略的に示す断面概略図である。 図9(A)は、図8(A)から被覆部材を除いた構成を示す断面図であり、図9(B)は、図8(B)から被覆部材を除いた構成を示す断面図である。 図10(A)は、第1実施形態に係るプラグカバーの片方の半筒状部材を示す斜視図であり、図10(B)は、図10(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 図11(A)は、図10(A)の半筒状部材に被覆部材が組み付けられた構成を図10とは異なる方向から見た斜視図であり、図11(B)は、図11(A)の構成を図11(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 図12(A)は、図11(A)から被覆部材を除いた構成を示す斜視図であり、図12(B)は、図11(B)から被覆部材を除いた構成を示す斜視図である。 図13(A)は、図11(A)の構成を図11(A)とは異なる方向から見た斜視図であり、図13(B)は、図11(A)の構成を図13(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 図14(A)は、図13(A)から被覆部材を除いた構成を示す斜視図であり、図14(B)は、図13(B)から被覆部材を除いた構成を示す斜視図である。 図15(A)は、図11(A)の構成の背面図であり、図15(B)は、その平面図であり、図15(C)は、その正面図である。 図16(A)は、図11(A)の構成の右側面図であり、図16(B)は、その左側面図である。 図17(A)は、被覆部材の斜視図であり、図17(B)は、図17(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 図18は、第2実施形態に係るプラグカバーがガス燃焼機器のプラグに装着された装着構造を概略的に示す断面図である。 図19は、第2実施形態に係るプラグカバーを斜め前側から見た斜視図である。 図20は、図21(C)のC−C位置で切断した切断面を概略的に示す断面図である。 図21(A)は、第2実施形態に係るプラグカバーの背面図であり、図21(B)は、その平面図であり、図21(C)は、その正面図である。 図22(A)は、図21(B)のA−A断面を概略的に示す断面概略図であり、図22(B)は、図21(B)のB−B断面を概略的に示す断面概略図である。 図23(A)は、図10(A)の半筒状部材に第2実施形態の被覆部材が組み付けられた構成を図10とは異なる方向から見た斜視図であり、図23(B)は、図23(A)の構成を図23(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 図24(A)は、図23(A)の構成の背面図であり、図24(B)は、その平面図であり、図24(C)は、その正面図である。 図25(A)は、図23(A)の構成の右側面図であり、図25(B)は、その左側面図である。 図26(A)は、第2実施形態の被覆部材の斜視図であり、図26(B)は、図26(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 図27(A)は、図26(A)の構成の正面図であり、図27(B)は、その背面図である。 図28(A)は、図26(A)の構成の平面図であり、図28(B)は、その底面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(ガス燃焼機器及びプラグカバーの概要)
図1、図2では、ガス燃焼機器1の一部(プラグ部分)のみを示している。ガス燃焼機器1は、例えば、ガスストーブ、ガスファンヒータ、ガス炊飯器等のガス機器であり、プラグを備えたガス器具であれば様々なガス器具が対象となる。ガスプラグ3(以下、単にプラグ3ともいう)は、ガス燃焼機器1に設けられたガスプラグであり、ガスコード先端部5Aに設けられた継手7(図10参照)が着脱可能に装着される部分である。プラグ3は、例えば、L型のパイプ状に構成され、ガス燃焼機器1の背面部や底面部などにおいて回転自在に設けられている。図1〜図4で示す連結構造100は、上記プラグ3に対して後述するプラグカバー10が連結された構造となっており、プラグ3に対する他部材の装着を防止する構造となっている。
プラグカバー10は、主に、プラグに装着される本体部材11と、図1のようにプラグカバー10がプラグ3に装着された装着状態において本体部材11によって保持されつつプラグ3の先端部を覆うように機能する被覆部材70と、を備える。
プラグカバー10は、例えば、公知の樹脂材料などによって構成されており、図3、図4のような外観をなし、全体として筒状に構成されている。このプラグカバー10は、全体として軸状に構成され、図1、図2のようにプラグ3を備えたガス燃焼機器1に取り付けられるように用いられる。そして、このようにプラグ3に装着された装着状態を、図5のように継手7によって解除することが可能とされている。
(本体部材の詳細構成)
本体部材11は、プラグ3に装着される取付部14と、円筒状に構成されると共に取付部14と一体的に形成される円筒部16と、を備えている。このプラグカバー10は、一対の半筒状部材50,60が筒状に連結された構成のものであり、図6(A)(C)における中央の分断線で示されるように、一対の半筒状部材50,60の各々は、取付部14及び円筒部16が軸方向に沿って分断された形でそれぞれが構成されている。なお、本明細書では、円筒部16の軸方向を前後方向とし、挿入口24側を前側、これとは反対側を後ろ側として定義する。
取付部14は、プラグ3に装着され、プラグ3と係合し合う部分であり、図1のような装着状態のときにプラグ3を挟み込む構成をなす。図1、図4、図6(A)等で示すように、取付部14は、軸方向他方側(後方側)の端部寄りにプラグ3の先端部を挿入するための孔部14Aが形成されており、その孔部14Aよりも軸方向一方側寄りには、プラグ3の先端部を挟み込むための一対の円弧状部14B、14Cが形成されている。なお、一方の円弧状部14Bは一方の半筒状部材50の後端寄りに形成された部分であり、他方の円弧状部14Cは、他方の半筒状部材60の後端寄りに形成された部分である。下側の半筒状部材60に設けられた孔部14Aの下方側部分及び他方の円弧状部14Cは、図12(A)(B)のような形状となっており、このような形状の部分が上下にそれぞれ配置されて互いに対向することで、孔部14A及び一対の円弧状部14B、14Cが構成されている。そして、図1のように、プラグカバー10がプラグ3に取り付けられる際には、プラグ3の周方向に形成された溝部に嵌り込むように円弧状部14B、14Cがそれぞれ配置され、この溝部の部分を円弧状部14B、14Cがそれぞれ挟持することで、プラグ3がプラグカバー10から抜けないようになっている。
円筒部16は、装着状態のときに円筒状に構成される部分であり、取付部14に連結される部分である。円筒部16は、図1のようにプラグ3の収容空間よりも前側(底部22を挟んで前側)において円筒状に構成される部分であり、継手7を挿入する挿入空間として機能する部分である。この円筒部16は、軸方向一端側(後端側)に底部22が形成され、軸方向他端側(前端側)に挿入口24が形成されており、前後方向に延びる円筒状に構成されると共に前側が開放した形態をなしている。底部22は、図1のように、装着状態のときにプラグ3を覆うように配置される部分である。また、挿入口24は、図3、図6(B)のように、前面視円形状の開口領域が構成される開口部として構成され、図1のような装着状態のときにガスコード先端部5Aに設けられた継手7(図10参照)が挿入可能な入口とされている。本構成では、上述した取付部14及び円筒部16が、プラグカバー10を軸方向に沿って分断した形態の一対の半筒状部材50,60によって構成されている。
図3〜図7のように、本体部材11は、同一形状の一対の半筒状部材50,60が筒状に連結された構成となっている。なお、図3〜図8で示すプラグカバー10から図17で示す被覆部材70を除いた部分が本体部材11である。本体部材11のうち、一方の半筒状部材50は、図9のように、円筒部16を構成する部分の周方向一端側に係合部52が形成され、周方向他端部に揺動可能な係合片53が形成されている。他方の半筒状部材60も同一形状であるため同様であり、円筒部16を構成する部分の周方向一端側に係合部62が形成され、周方向他端部に揺動可能な係合片63が形成されている。なお、図12、図14、図16、図18は、他方の半筒状部材60の構成をそれぞれ示しており、一方の半筒状部材50は半筒状部材60と同一の構成であるため、詳細な図示は省略している。また、図11、図13、図15、図17は、他方の半筒状部材60に対して被覆部材70を組み付けた状態をそれぞれ示している。
図9のように、第一の半筒状部材50には、円筒部16の一部をなす第一半筒部51と、第一半筒部51の内周面から内側に張り出す第一張出部55と、が形成されている。第二の半筒状部材60には、円筒部16の一部をなす第二半筒部61と、第二半筒部61の内周面から内側に張り出す第二張出部65とが形成されている。図9のような筒状連結状態では、少なくとも第一張出部55と第二張出部65とによって円筒部16の内部空間側と取付部14側とを区画するように底部22が構成されている。
このように構成される一対の半筒状部材50,60は、第一の半筒状部材50の周方向両端側の各部分が、第二の半筒状部材60の周方向両端側の各部分とそれぞれ係合する構成をなす。具体的には、図9(A)(B)等で示すように、一方の半筒状部材50の係合片53が他方の半筒状部材60の係合部62と係合し、他方の半筒状部材60の係合片63が一方の半筒状部材50の係合部52と係合することで、図3、図4等のように各々の半筒状部材50,60が互いに連結した筒状連結状態となり、取付部14及び円筒部16が構成されるようになっている。
他方の半筒状部材60の係合片63の構造は、図12、図14、図16、図18のようになっており、円筒部16の一部をなす固定部分16Aの周方向一端側に、板状に構成された係合片63がヒンジ部63Aを中心として揺動し得るように構成されている。そして、この係合片63の先端寄りに一対の凸部64と、一対の突起部68とが形成されている。また、固定部分16Aの周方向他端側には、一対の孔部として形成された係合部62が設けられている。そして、半筒状部材50,60が互いに連結するときには、図8、図9のように、係合片63の一対の凸部64,64が半筒状部材50に形成された係合部52(一対の孔部)に挿入された状態となり、且つ、係合片63の一対の突起部68,68が、半筒状部材50に形成された爪部59と係合するような保持状態となる。同様に、係合片53の一対の凸部54,54が半筒状部材60に形成された係合部62(一対の孔部)に挿入された状態となり、且つ、係合片53の一対の突起部58,58が、半筒状部材60に形成された爪部69と係合するような保持状態となる。このようにして、半筒状部材50,60が互いに連結した状態となり、周方向の二か所において係合状態が維持される。このように、2つの半筒状部材50,60は、軸方向一端側(前端側)に設けられた円筒部16において、周方向の2カ所(係合片53と係合部62の係合箇所、及び係合片63と係合部52の係合箇所)で連結状態が保たれるため、2つの半筒状部材50,60は、少なくともプラグカバー10の前端側の領域(円筒部16付近の領域)において安定的な結合状態となる。他方、図12(A)(B)で示すように、半筒状部材60において、連結時に半筒状部材50と接触する側の端面には、当該半筒状部材60の軸方向一端部寄り(後端部寄り)の位置(取付部14を構成する位置)に、突起部61Aと孔部61Bとがそれぞれ形成されている。また、図示はしていないが、半筒状部材60と同一形状となる半筒状部材50において軸方向一端部寄り(後端部寄り)の同一部分(突起部61A及び孔部61Bとそれぞれ同一の部分)にも、突起部と孔部とがそれぞれ形成されている。そして、連結状態のときには半筒状部材60の突起部61Aが半筒状部材50の孔部に挿入され、半筒状部材50の突起部が半筒状部材60の孔部61Bに挿入されるようになっている。つまり、軸方向他端側(後端側)に設けられた取付部14の位置においても、半筒状部材50と半筒状部材60とが2カ所(図12で示す突起部61A、孔部61Bのそれぞれの箇所)で嵌合するようになっている。このように、軸方向の一方側領域(前側領域)と、他方側領域(後ろ側領域)とに、連結構造がそれぞれ設けられているため、軸方向において連結位置が偏らず、より安定的な連結状態となる。
また、図5、図9のように、各々の半筒状部材50,60に設けられた係合片53,63には、図5のような連結状態のときに円筒部16の軸方向に沿うように配置され且つ円筒部16の内側へ向けて突出する連結解除部56,66がそれぞれ形成されている。そして、各々の連結解除部56,66の突出側の端面56A,66Aは、挿入口24側から底部22側に近づくにつれて円筒部16の中心軸(円筒の中心)に近づく傾斜面として構成されている。なお、図5の例では、連結解除部56,66は、突出側の各端面56A,66A同士が互いに向かい合うように円筒部16の内周面の両側に設けられている。より具体的には、連結解除部56,66の突出側の各端面56A,66Aはいずれも、傾斜角度が相対的に大きい前方側の傾斜面と、傾斜角度が相対的に小さい後方側の傾斜面とを備えており、前方側の傾斜面同士が互いに向かい合い、後方側の傾斜面同士が互いに向かい合っている。そして、図5のように、両端面56A,66A(両傾斜面)の向かい合う間隔は、前端部での間隔が最も大きく、底部22に近づくにつれて次第に間隔が小さくなっている。そして、図5のような連結状態において、両端面56A,66A(即ち一対の傾斜面)における挿入口24側の端部間隔は、継手7の外形よりも大きくなっており、且つ両端面56A,66A(一対の傾斜面)における底部22側の端部間隔は、継手7の外形よりも小さい構成となっている。
(被覆部材の詳細構成)
次に、被覆部材70について説明する。
被覆部材70は、図1のようにプラグカバー10がプラグ3に装着された装着状態において本体部材11によって保持されつつプラグ3の先端部を覆うように機能する部材である。被覆部材70は、主に、被挟持部72、プラグ導入部80、拡径部74、被押圧部76、突出部78を備える。
被挟持部72は、図15、図16のような外観をなし、後述する拡径部74とプラグ導入部80との間において括れた形状をなしている。被挟持部72は、図1、図2のようにプラグカバー10がプラグ3に装着された装着状態及び図3〜図8のように第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが互いに連結された筒状連結状態である場合に、図1のように第一の半筒状部材50の第一張出部55と第二の半筒状部材60の第二張出部65とによって挟まれる部分である。被挟持部72は、プラグ導入部80と被押圧部76との間の領域において被覆部材70の軸方向(突出部78の突出方向)と直交する方向に切断した切断面の外径が最も小さくなる部分を含む。
拡径部74は、図1のような筒状連結状態(第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが互いに連結された状態)のときに被挟持部72から内部空間(円筒部16内において底部22よりも挿入口24側の空間)側に続くように配置され、被挟持部72から遠ざかるにつれて外周面の径が大きくなるように略円錐状に構成された部分である。拡径部74は、被覆部材70の軸方向(突出部78の突出方向)において拡径部74が設けられた領域のいずれの位置でも、被覆部材70の軸方向と直交する方向に切断した切断面の外形が円形であり、被挟持部72から遠ざかるにつれてその切断面の外径が大きくなるように構成されている。
被押圧部76は、図1のような筒状連結状態(第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが互いに連結された状態)のときに拡径部74よりも挿入口24側に配置されるとともに挿入口24側に面する被押圧面76Aを有する部分である。被押圧部76は、拡径部74の端部に連結される形態でフランジ状且つ円板状に構成され、被押圧面76Aは、内部空間において挿入口24側を向いて配置され、被覆部材70の軸方向(突出部78の突出方向)と直交する平面方向と略平行に配置される。
突出部78は、図1のような筒状連結状態のときに被押圧部76の被押圧面76Aから挿入口24側に突出する部分である。突出部78は、軸状且つ円柱状に構成されており、突出部78の外周面の径は、継手7の孔部7Aの内径よりも小さくなっている。
プラグ導入部80は、図1のような筒状連結状態のときに被挟持部72よりも後方側(挿入口24とは反対側)に配置され、後方側の端部(挿入口24とは反対側の端部)が開口した構成をなす部分である。図17のように、プラグ導入部80は、被挟持部72の後方側に連結される形態で略円筒状に構成され、後端部が開口部として構成されている。
(プラグカバーの装着状態及び取り外し操作)
次に、プラグカバー10の装着状態及び取り外し操作について説明する。
プラグカバー10は、図1、図2のような筒状連結状態(第一の半筒状部材50の両端側と第二の半筒状部材60の両端側とがそれぞれ係合した連結状態)と、第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが係合せずに分離する解除状態とに切り替わる構成をなす。
具体的には、図1、図5(図5ではプラグ3を省略)で示すように、挿入口24側から継手7が挿入されたとき、この継手7を図5で示す両端面56A,66A(両傾斜面)の間において両端面56A,66Aの前端部よりも奥側(底部22側)に入れることができるようになっており、更に、この継手7が、底部22側に向けて軸方向に押し込まれたときには、当該継手7によって両端面56A,66A(一対の傾斜面)が互いに押し広げられ、各々の係合片53,63が外側に変位することになる。例えば、係合片53では、突起部58と爪部69との係合を解除しつつ係合片53が半筒状部材60の周方向端部から離れるように変位し(図8(A)の矢印F2、図8(B)の矢印F4参照)、これにより、凸部54が係合部62(孔部)から抜けて係合片53と係合部62との係合が解除される。係合片63でも同様であり、突起部68と爪部59との係合を解除しつつ係合片63が半筒状部材50の周方向端部から離れるように変位し(図8(A)の矢印F1、図8(B)の矢印F3参照)、これにより、凸部64が係合部52(孔部)から抜けて係合片63と係合部52との係合が解除される。なお、連結解除部56,66は作用部の一例に相当し、図1で示す筒状連結状態のときに挿入口24から継手7が挿入されることに応じて筒状連結状態から解除状態に切り替えるように作用する。
なお、周方向の二か所の係合箇所(即ち、係合片63と係合部52との係合箇所、及び係合片53と係合部62との係合箇所)のうちの少なくとも一か所で上述した係合解除がなされればプラグカバー10の内部を開放することができるため、プラグ3を取り外すことが可能となるのである。一方、図5において符号Zで示すように、継手の無いガスホース(例えば、内径が両端面56A,66Aの最小間隔よりも小さいガスホース等)が挿入口24から挿入されたとしても、このガスホースでは、両端面56A,66Aを強い力で押し広げることができないため、両係合片53,63の係合をいずれも解除できず、連結状態が維持されることになる。
更に、本構成では、図1、図5のような装着状態及び筒状連結状態のときに挿入口24から継手7が挿入されることに応じて本体部材11が筒状連結状態から解除状態に切り替わる際には、プラグ3と継手7との間に被覆部材70が介在した状態で第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが分離するようになっている。
具体的には、図1で示す装着状態及び筒状連結状態のときには、プラグ3の先端部がプラグ導入部80内に嵌り込む構成となっており、この状態(装着状態及び筒状連結状態)のときに挿入口24から継手7が一定程度挿入されると、上述したように第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60との係合が解除される。つまり、プラグ3の先端部をプラグ導入部80内に嵌り込ませた状態で係合を解除することができる。
また、図1の状態(装着状態及び筒状連結状態)のときに挿入口24から継手7がある程度挿入されると、継手7によって被押圧部76がプラグ3側に押圧されることになり、この押圧に応じて拡径部74が第一張出部55と第二張出部65との間に移動し、第一張出部55と第二張出部65とを離間させるように作用する。
更に、本構成では、図1の状態(装着状態及び筒状連結状態)のときに挿入口24から挿入された継手7によって被押圧部76がプラグ3側に押圧される前に、継手7の端部に形成された孔部7A内に突出部78が挿入されており、このような挿入状態で、継手7が押し込まれることにより筒状連結状態から解除状態に切り替えられるとともに、継手7によって被押圧部76がプラグ3側に押圧されるようになっている。
次に、本構成の主な効果を例示する。
上述したプラグカバー10は、挿入口24から継手7を挿入する操作によって本体部材11の連結を解除することを可能としつつ、本体部材11が筒状連結状態から解除状態に切り替わる際には、プラグ3と継手7との間に被覆部材70を介在させた形で第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とを分離することができる。つまり、継手7によって本体部材11の連結が解除されてプラグ3が露出する時点でプラグ3の先端部が被覆部材70によって覆われるため、プラグ3が露出した直後に継手7がプラグ3の先端部に接触することを防ぎやすくなる。
更に、上述したプラグカバー10では、継手7が被覆部材70を押す力を、本体部材11の連結を解除する力に利用することもできるため、ユーザは本体部材11の連結を解除する操作をより行いやすくなる。
更に、上述したプラグカバー10では、継手7の孔部7A内に突出部78が挿入された状態で継手7が被押圧部76を押すことになるため、第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが分離した直後に被覆部材70が継手7の先端部に保持されやすくなる。よって、本体部材11の連結が解除された直後には継手7とプラグ3の間に被覆部材70がより確実に介在しやすくなり、ひいては、継手7がプラグ3の先端部に接触することをより確実に防ぎやすくなる。
しかも、被押圧部76から挿入口24側に向かって突出部78が突出した形状であるため、ユーザが挿入口24から指などを挿入しようとしても、突出部78が挿入を阻止又は邪魔するように作用するため、指などの挿入が阻害される。よって、継手以外が挿入されることによる本体部材11の連結解除を防ぐことができる。
また、継手が挿入される際に、円筒部16だけでなく突出部78も継手の挿入を案内するように作用するため、継手が大きく傾いた不正姿勢で挿入されることを防ぎやすくなり、継手が適正な姿勢で被押圧部76を押圧しやすくなる。
また、上述したプラグカバー10では、プラグ導入部80内にプラグ3の先端部が嵌り込んだ状態で継手7が被押圧部76を押すことになるため、第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが分離した直後に被覆部材70がプラグ3の先端部からずれにくくなる。よって、本体部材11の連結が解除された直後には継手7とプラグ3の間に被覆部材70がより確実に介在しやすくなり、ひいては、継手7がプラグ3の先端部に接触することをより確実に防ぎやすくなる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、プラグカバー210が、第1実施形態のプラグカバー10の被覆部材70に代えて被覆部材270を備える点で第1実施形態と異なり、他の構成は第1実施形態と同一である。よって、以下の説明では、第1実施形態と共通する部分については説明を省略し、第1実施形態と異なる部分について重点的に説明する。
図18で示す連結構造200は、上記プラグ3に対して第2実施形態のプラグカバー210が連結された構造となっており、プラグ3に対する他部材の装着を防止する構造となっている。プラグカバー210は、第1実施形態で説明した本体部材11と、被覆部材270とを備える(図19〜図25参照)。
(被覆部材の詳細構成)
被覆部材270について説明する。
被覆部材270は、図18のようにプラグカバー210がプラグ3に装着された装着状態において本体部材11によって保持されつつプラグ3の先端部を覆うように機能する部材である。被覆部材270は、図26〜図28に示すように、主に、第1実施形態で説明した被挟持部72及びプラグ導入部80に加え、拡径部274、被押圧部276、軸部278、ガイド部279などを備える。
拡径部274は、図18のような筒状連結状態(第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが互いに連結された状態)のときに被挟持部72から内部空間(円筒部16内において底部22よりも挿入口24側の空間)側に続くように配置され、被挟持部72から遠ざかるにつれて外周面の径が大きくなるようにテーパ状に構成された部分である。拡径部274は、被覆部材270の軸方向と直交する方向に切断した切断面の外形が円形又は環状であり、被挟持部72から遠ざかるにつれてその切断面の外径が大きくなるように構成されている。
拡径部274は、板状の部材で構成されており、被挟持部72から遠ざかるにつれて外周面の径が大きくなるのに伴い、内周面の径も大きくなるように構成されている。即ち、拡径部274は、図18のような筒状連結状態(第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが互いに連結された状態)のときに挿入口24側に開口した椀状をなす。
被押圧部276は、図18のような筒状連結状態(第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが互いに連結された状態)のときに挿入口24側に面する被押圧面276Aを有する部分である。被押圧部276は、拡径部274の挿入口24側の開口端部に連結される形態で開口端部から円筒部16の径方向外方に張り出すフランジ状に構成されている。被押圧面276Aは、内部空間において挿入口24側を向いて配置され、被覆部材270の軸方向と直交する平面方向と略平行に配置される。被押圧面276Aの外径は、継手7の孔部7Aの内径よりも大きくなっている。
軸部278は、拡径部274の内周面から被挟持部72とは反対側の方向に延びている。軸部278は、図18のような筒状連結状態のときに円筒部16の軸に沿って底部22側から挿入口24側へと延びるように配置される。軸部278は、円柱状に構成されており、軸部278の外周面の径は、継手7の孔部7Aの内径よりも小さく、且つ被押圧面276Aの外径よりも小さくなっている。
ガイド部279は、図18のような筒状連結状態のときに少なくとも一部が円筒部16内において底部22よりも挿入口24側且つ挿入口24よりも底部22側に配置される。ガイド部279は、円筒部16内に配置されたときに挿入口24側から底部22側に近づくにつれて円筒部16の軸からの径方向の距離が大きくなるガイド面279Aを備えている。ガイド面279Aは、図18のような筒状連結状態のときに継手7が円筒部16内に挿入されて底部22側に押し込まれる際に、継手7の端部に形成された孔部7Aの内周部に当接して、継手7を所定の位置に案内する。
ガイド部279は、軸部278(被覆部材270)の軸に対するガイド面279Aの傾斜角度が、円筒部16の軸に対する両端面56A,66Aの傾斜角度よりも大きく形成されている。ガイド面279Aの前端縁は、両端面56A,66Aの前端縁よりも後方に位置しており、ガイド面279Aの後端縁は、両端面56A,66Aの後端縁よりも前方に位置している。ガイド部279は、被覆部材270の軸方向と直交する方向に延び、ガイド面279Aの前端縁と軸部278の外周面とに連続する面を有している。また、ガイド部279は、被覆部材270の軸方向に延び、ガイド面279Aの後端縁と被押圧面276Aとに連続する面を有している。ガイド部279の後端部は、拡径部274の内周面及び被押圧面276Aに連続している。
ガイド部279は、図21(C)に示すように、正面視において、被押圧面276Aの外周よりも内側に収まっている。また、ガイド部279は、軸部278(被覆部材270)の軸方向と直交する方向の最大幅が継手7の孔部7Aの内径よりも小さくなっている。
ガイド部279は、軸部278の外周面から径方向外方に突出している。より具体的には、ガイド部279は、軸部278の外周面から径方向外方に突出し且つ軸部278(被覆部材270)の軸方向に沿って延びる複数(例えば4つ)のガイドリブ281A,281B,281C,281Dを有する。ガイドリブ281A,281B,281C,281Dの各々には、上述したガイド面279Aが形成されている。ガイドリブ281A,281B,281C,281Dの各々は、形状及び大きさが同一であり、軸部278(被覆部材270)の軸方向の位置が揃っている。
第1ガイドリブ281Aは、軸部278(被覆部材270)の軸方向と直交する平面方向において所定の向き(例えば上方)に突出している。第2ガイドリブ281Bは、上記平面方向において第1ガイドリブ281Aの突出の向きとは反対側の向き(例えば下方)に突出している。
第1ガイドリブ281A及び第2ガイドリブ281Bの突出方向を第1方向(例えば上下方向)とした場合、第3ガイドリブ281C及び第4ガイドリブ281Dは、軸部278(被覆部材270)の軸方向と直交し且つ第1方向と直交する第2方向(例えば左右方向)に沿って突出している。より具体的には、第3ガイドリブ281Cは、第2方向において所定の方向(例えば左方)に突出しており、第4ガイドリブ281Dは、第2方向において第3ガイドリブ281Cの突出の向きとは反対側の向き(例えば右方)に突出している。
(プラグカバーの装着状態及び取り外し操作)
次に、プラグカバー210の装着状態及び取り外し操作について説明する。
プラグカバー210は、図18のような筒状連結状態(第一の半筒状部材50の両端側と第二の半筒状部材60の両端側とがそれぞれ係合した連結状態)と、第一の半筒状部材50と第二の半筒状部材60とが係合せずに分離する解除状態とに切り替わる構成をなす。
継手7が押し込まれることで筒状連結状態から解除状態に切り替わる仕組みについては、第1実施形態のプラグカバー10と同様である(図22参照)。また、本体部材11が筒状連結状態から解除状態に切り替わる際にプラグ3と継手7との間に被覆部材270が介在する点、及び継手7によって被押圧部276がプラグ3側に押圧される際に拡径部274が第一張出部55と第二張出部65とを離間させるように作用する点も、第1実施形態のプラグカバー10と同様である。
更に、本構成では、図18のような装着状態及び筒状連結状態のときに挿入口24から継手7が挿入されて端面56A,66Aを押し出す際には、継手7の端部に形成された孔部7A内にガイド部279が挿入される。そして、継手7の孔部7Aの内周部(開口端縁)がガイド部279のガイド面279Aに当接して、継手7が所定の位置に案内される。より具体的には、継手7の中心が円筒部16の中心からずれている場合には、ガイド面279Aによって、継手7の中心が円筒部16の中心に近づくように案内される。特に、本構成では、4つのガイドリブ281A,281B,281C,281Dが軸部278の外周から径方向外方に向けて四方に突出しているので、継手7の中心が円筒部16の中心に対していずれの方向にずれた場合であっても、継手7の中心が円筒部16の中心に近づくように案内される。こうしてガイド面279Aに案内された継手7は、両端面56A,66Aのそれぞれを同程度の力で押圧する。これにより、端面56A,66A(一対の傾斜面)の両方又は摩擦による抵抗が少なく動きやすい方が押し広げられ、係合片53,63の両方又は動きやすい方が外側に変位することになる。
更に、本構成では、図18の状態(装着状態及び筒状連結状態)のときに挿入口24から挿入された継手7によって被押圧部276がプラグ3側に押圧される前に、継手7の端部に形成された孔部7A内に軸部278(軸部278及びガイド部279)が挿入されており、このような挿入状態で、継手7が押し込まれることにより筒状連結状態から解除状態に切り替えられるとともに、継手7によって被押圧部276がプラグ3側に押圧されるようになっている。即ち、第2実施形態では、軸部278(軸部278及びガイド部279)が本発明の「突出部」としても機能する。
次に、本構成の主な効果を例示する。
上述したプラグカバー210によれば、挿入口24から挿入される継手7が適切な位置に案内されるので、継手7が挿入されることに応じて連結解除部56,66が適切に動作しやすくなり、筒状連結状態から解除状態への切り替えがより確実に行われるようになる。
更に、上述したプラグカバー210によれば、ユーザは、まず継手7の孔部7Aを軸部278に挿入することで、おおよその位置決めをすることができ、その状態から継手7の孔部7Aの内周部をガイド面279Aに沿わせて挿入することができる。このため、継手7の孔部7Aをガイド面279Aに沿わせるためのユーザの負担を軽減することができる。
更に、上述したプラグカバー210によれば、ガイド面279Aをガイドリブ281A,281B,281C,281Dに形成しているので、ガイド部279の軽量化を図ることができる。特に、上述したプラグカバー210は樹脂製であるので、軸部278の樹脂成型時に生じる歪み等を抑えることができる。
更に、上述したプラグカバー210によれば、挿入口24から挿入される継手7が円筒部16の中心から上記平面方向(例えば上下方向)にずれている場合に、第1ガイドリブ281A又は第2ガイドリブ281Bによって継手7を円筒部16の中心に近づけることができる。
更に、上述したプラグカバー210によれば、挿入口24から挿入される継手7が、円筒部16の中心に対して軸部278(被覆部材270)の軸方向と直交する何れの方向にずれた場合であっても、第1ガイドリブ281A、第2ガイドリブ281B、第3ガイドリブ281C及び第4ガイドリブ281Dによって継手7を円筒部16の中心に近づけることができる。
更に、上述したプラグカバー210によれば、円筒部16内に挿入された継手7が連結解除部56,66の傾斜した端面56A,66Aを底部22側に押すことで、係合片53,63が円筒部16の外側に押し広げられ、筒状連結状態が解除される。また、周方向の二か所の係合箇所(即ち、第一半筒部51の係合片53と第二半筒部61の係合部62との係合箇所、及び第二半筒部61の係合片63と第一半筒部51の係合部52との係合箇所)のうちの少なくとも一か所で上述した係合解除がなされれば筒状連結状態が解除されるので、一方の係合状態が成形時の歪み等によって外れにくい場合であっても、他方の係合状態を解除することで筒状連結状態を解除することができる。さらに、円筒部16内に挿入される継手7は、ガイド面279Aの案内によって継手7の中心が円筒部16の中心に寄せられることで、両方の端面56A,66Aに当接しやすくなる。このため、外れやすい方の係合箇所が係合解除されることとなり、筒状連結状態から解除状態への切り替えがより確実に行われるようになる。
<他の実施形態>
本発明は、本明細書の実施形態の各態様や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。変更例としては、例えば、以下のようなものが該当する。
上述の各実施形態では、半筒状部材50と半筒状部材60とが完全に同一の形状である構成を例示したが、半筒状部材50と半筒状部材60とが完全に同一の形状でなくてもよい。
上述の各実施形態では、半筒状部材50及び半筒状部材60が金型を用いた射出成型によって構成される例を示したが、半筒状部材50及び半筒状部材60の製造方法はこの例に限定されず、公知の他の製造方法を用いてもよい。
上述の第2実施形態では、ガイド部279がガイドリブ281A,281B,281C,281Dを有するようにしたが、ガイド面279Aを有する構成であれば、ガイドリブ281A,281B,281C,281Dを有していなくともよい。例えば、円錐状や柱状、筒状などとしてもよい。この場合、ガイド面279Aは、挿入口24側から底部22側に近づくにつれて外径(円筒部16の軸から径方向外方への突出量)が大きくなるように構成される。
上述の第2実施形態では、拡径部274が挿入口24側に開口した形状である構成を例示したが、第1実施形態のように円錐状としてもよい。この場合、軸部278は、円形の被押圧面276Aから挿入口24側に突出するように形成にしてもよい。
1…ガス燃焼機器
3…プラグ
5A…ガスコード先端部
7…継手
7A…孔部
10,210…プラグカバー
11…本体部材
14…取付部
16…円筒部
22…底部
24…挿入口
50…第一の半筒状部材(半筒状部材)
51…第一半筒部
55…第一張出部
56,66…連結解除部(作用部)
60…第二の半筒状部材(半筒状部材)
61…第二半筒部
65…第二張出部
70,270…被覆部材
72…被挟持部
74,274…拡径部
76,276…被押圧部
76A,276A…被押圧面
78…突出部
80…プラグ導入部
278…軸部
279…ガイド部
279A…ガイド面
281A…第1ガイドリブ
281B…第2ガイドリブ
281C…第3ガイドリブ
281D…第4ガイドリブ

Claims (10)

  1. ガスコード先端部に設けられた継手が着脱可能に装着されるプラグを備えたガス燃焼機器に取り付けられ、前記プラグに装着された装着状態を前記継手によって解除することが可能とされた軸状のプラグカバーであって、
    前記プラグに装着される本体部材と、
    前記装着状態において前記本体部材によって保持されつつ前記プラグの先端部を覆う被覆部材と、
    を備え、
    前記本体部材は、
    前記装着状態のときに前記プラグを挟み込む取付部と、前記装着状態のときに円筒状に構成されると共に前記取付部に連結される円筒部と、を備え、前記円筒部の軸方向一端側には、前記装着状態のときに前記プラグを覆う構成で配置される底部が設けられ、前記円筒部の軸方向他端側には、前記装着状態のときに前記継手の入口となる挿入口が形成され、前記取付部及び前記円筒部は、当該プラグカバーを軸方向に沿って分断した形態の一対の半筒状部材によって構成されており、
    前記一対の半筒状部材のうちの第一の半筒状部材には、前記円筒部の一部をなす第一半筒部と、前記第一半筒部の内周面から内側に張り出す第一張出部と、が形成され、前記一対の半筒状部材のうちの第二の半筒状部材には、前記円筒部の一部をなす第二半筒部と、前記第二半筒部の内周面から内側に張り出す第二張出部と、が形成され、
    前記第一の半筒状部材の周方向両端側の各部分が、前記第二の半筒状部材の周方向両端側の各部分とそれぞれ係合する構成をなし、
    前記第一の半筒状部材の両端側と前記第二の半筒状部材の両端側とがそれぞれ係合した筒状連結状態と、係合せずに前記第一の半筒状部材と前記第二の半筒状部材とが分離する解除状態とに切り替わる構成をなし、前記筒状連結状態では、少なくとも前記第一張出部と前記第二張出部とによって前記円筒部の内部空間側と前記取付部側とを区画するように前記底部が構成され、
    更に、前記筒状連結状態のときに前記挿入口から前記継手が挿入されることに応じて前記筒状連結状態から前記解除状態に切り替えるように作用する作用部が形成されており、
    前記被覆部材は、前記装着状態及び前記筒状連結状態である場合に、前記第一張出部と前記第二張出部とによって挟まれる被挟持部を有し、
    前記装着状態及び前記筒状連結状態のときに前記挿入口から前記継手が挿入されることに応じて前記筒状連結状態から前記解除状態に切り替わる際に、前記プラグと前記継手との間に前記被覆部材が介在した状態で前記第一の半筒状部材と前記第二の半筒状部材とが分離する
    プラグカバー。
  2. 前記被覆部材は、
    前記筒状連結状態のときに前記被挟持部から前記内部空間側に続くように配置され、前記被挟持部から遠ざかるにつれて外周面の径が大きくなるように構成された拡径部と、
    前記筒状連結状態のときに前記拡径部よりも前記挿入口側に配置されるとともに前記挿入口側に面する被押圧面を有する被押圧部と、
    を有し、
    前記装着状態及び前記筒状連結状態のときに前記挿入口から挿入された前記継手によって前記被押圧部が前記プラグ側に押圧されることに応じて前記拡径部が前記第一張出部と前記第二張出部との間に移動し、前記第一張出部と前記第二張出部とを離間させる
    請求項1に記載のプラグカバー。
  3. 前記被覆部材は、
    前記筒状連結状態のときに前記被挟持部よりも前記挿入口側に配置されるとともに前記挿入口側に面する被押圧面を有する被押圧部と、
    前記筒状連結状態のときに前記被押圧部の前記被押圧面から前記挿入口側に突出する突出部と、
    を有し、
    前記装着状態及び前記筒状連結状態のときに前記挿入口から挿入された前記継手によって前記被押圧部が前記プラグ側に押圧される際に、前記継手の端部に形成された孔部内に前記突出部が挿入される
    請求項1又は請求項2に記載のプラグカバー。
  4. 前記被覆部材は、
    前記筒状連結状態のときに前記被挟持部よりも前記挿入口側に配置されるとともに前記挿入口側に面する被押圧面を有する被押圧部と、
    前記筒状連結状態のときに前記被挟持部よりも前記挿入口とは反対側に配置され、前記挿入口とは反対側の端部が開口した構成をなすプラグ導入部と、
    を有し、
    前記装着状態及び前記筒状連結状態のときに、前記プラグの先端部が前記プラグ導入部内に嵌り込む構成をなす
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプラグカバー。
  5. 前記被覆部材は、前記筒状連結状態のときに少なくとも一部が前記円筒部内において前記底部よりも前記挿入口側且つ前記挿入口よりも前記底部側に配置されるガイド部を有し、
    前記ガイド部は、前記円筒部内に配置されたときに前記挿入口側から前記底部側に近づくにつれて前記円筒部の軸からの径方向の距離が大きくなるガイド面を備え、
    前記ガイド面は、前記筒状連結状態のときに前記継手が前記円筒部内に挿入されて前記底部側に押し込まれる際に、前記継手の端部に形成された孔部の内周部に当接して、前記継手を所定の位置に案内する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプラグカバー。
  6. 前記被覆部材は、前記筒状連結状態のときに前記底部側から前記挿入口側へと前記円筒部の軸に沿って延びるように配置される軸部を有し、
    前記ガイド部は、前記軸部の外周面から前記径方向外方に突出する
    請求項5に記載のプラグカバー。
  7. 前記ガイド部は、前記軸部の外周面から前記径方向外方に突出し且つ前記軸部の軸方向に沿って延びるガイドリブを有し、
    前記ガイドリブには、前記ガイド面が形成されている
    請求項6に記載のプラグカバー。
  8. 複数の前記ガイドリブを備え、
    複数の前記ガイドリブのうち、第1ガイドリブは、前記軸部の軸方向と直交する平面方向において所定の向きに突出し、
    複数の前記ガイドリブのうち、第2ガイドリブは、前記平面方向において前記第1ガイドリブの突出の向きとは反対側の向きに突出する
    請求項7に記載のプラグカバー。
  9. 複数の前記ガイドリブのうち、前記第1ガイドリブ及び前記第2ガイドリブは、前記軸部の軸方向と直交する所定の第1方向に沿って突出し、
    複数の前記ガイドリブのうち、第3ガイドリブ及び第4ガイドリブは、前記軸部の軸方向と直交し且つ前記第1方向と直交する第2方向に沿って突出する
    請求項8に記載のプラグカバー。
  10. 前記第一半筒部及び前記第二半筒部は、各々の周方向一端側には揺動可能な係合片が形成され、周方向他端側には係合部が形成されており、
    前記一対の半筒状部材は、前記第一半筒部の係合片が前記第二半筒部の係合部に対し外側から係合し、前記第二半筒部の係合片が前記第一半筒部の係合部に対し外側から係合することで前記筒状連結状態となり、いずれの前記係合片も、外側に変位することで前記係合部との係合が解除されるようになっており、
    各々の前記半筒状部材に設けられた前記係合片には、前記作用部として、前記筒状連結状態のときに前記円筒部の軸方向に沿うように配置され且つ前記円筒部の内側へ向けて突出する連結解除部がそれぞれ形成され、各々の前記連結解除部の突出側の端面は、前記挿入口側から前記底部側に近づくにつれて前記円筒部の軸に近づく傾斜面として構成され、
    各々の前記連結解除部は、各々の前記突出側の端面同士が向かい合うように前記円筒部の内周面の両側に設けられる
    請求項5から請求項9のいずれか一項に記載のプラグカバー。
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