JP3226104U - 空調路接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工が容易で製造コストを低減できる空調路接続構造を提供する。【解決手段】第1空調路部材3から突出する第1接続管10の管壁に係止開口11を形成する。第2空調路部材4の第2接続管20には、径方向の内側へ突出された板バネ状の係止突起32を設ける。第1接続管10の外周に第2接続管20を抜き差し可能に嵌め、係止突起32を係止開口11に嵌める。【選択図】図6

Description

本考案は、建物の空調設備における2つの空調路部材どうしを接続する空調路接続構造に関し、特に、2つの空調路部材どうしを着脱可能な空調路接続構造に関する。
オフィスビル等の建物においては、エアコンからの給気が、分岐チャンバー等を介して複数のダクトに分岐し、複数の吹き出し口から吹き出される。ダクトや分岐チャンバー等の空調路部材どうしの接続部には、空調路接続構造が設けられている(特許文献1等参照)。
例えば、特許文献1には、次のような着脱可能な空調路接続構造が開示されている。分岐チャンバーの周壁から第1接続管が突出されている。第1接続管の管壁には環状凹部が形成されている。ダクトの端部には第2接続管が設けられている。第2接続管には板バネ状の係止突起が設けられている。第2接続管が第1接続管の外周に嵌められ、係止突起が環状凹部に陥入されることで、分岐チャンバーとダクトが接続される。ダクトを真っ直ぐに引き抜こうとすると、係止突起が環状凹部の内壁に突き当たることで、引き抜きが阻止される。一方、ダクトを回していくと、係止突起が環状凹部内の引抜作動部に当たって引っ込む。これによって、ダクトの引き抜きが許容される。
特開2019−011944号公報
前掲特許文献の空調路接続構造においては、第1接続管に環状凹部を形成して引抜作動部を設ける必要があり、加工が煩雑で、それだけ製造コストがかかる。
本考案は、かかる事情に鑑み、加工が容易で製造コストを低減できる空調路接続構造を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本考案は、第1空調路部材及び第2空調路部材どうしを接続する空調路接続構造であって、
前記第1空調路部材から突出された第1接続管と、
前記第2空調路部材に設けられ、かつ前記第1接続管の外周に抜き挿し可能に嵌められる第2接続管と、を備え、
前記第1接続管の管壁に係止開口が形成され、
前記第2接続管には、径方向の内側へ突出されて前記係止開口に嵌る板バネ状の係止突起が設けられていることを特徴とする。
当該特徴構成によれば、第1接続管の管壁に係止開口を形成すればよく、引抜作動部を含む環状凹部を形成する必要がない。よって、第1接続管の加工が容易であり、製造コストが低減される。
前記係止開口の縁が、前記第1接続管の周方向に沿って延びる係止縁と、前記係止縁と交差して前記第1接続管の軸方向に沿って延びる案内縁とを有し、
前記係止縁が、前記係止突起と係止されて前記第2接続管の引き抜きを阻止し、
前記案内縁は、前記第2接続管が前記第1接続管に対して周方向の一側へ回転されるとき、前記係止突起に当たって前記係止突起を前記径方向の外側へ変位させることが好ましい。
第2接続管を相対回転させない限り、係止突起が係止縁と係止されて、引き抜きが阻止される。したがって、第1、第2空調路部材どうしが分離されることがない。
第2接続管を相対回転させて、係止突起を案内縁に当てて径方向の外側へ変位させると、係止突起と係止縁の係止が解除される。これによって、第2接続管が引き抜き可能となり、第1、第2空調路部材どうしが分離可能となる。
前記係止開口が、長辺を前記第1接続管の周方向へ向け、短辺を前記第1接続管の軸方向へ向けた長方形状であることが好ましい。
係止開口の形状がシンプルであり、加工を一層容易化できる。
前記係止突起が、前記第2接続管の引き抜き方向側へ向かって前記径方向の内側へ傾斜され、かつ前記第2接続管の周方向の一側とは反対側へ向かって前記径方向の内側へ傾斜されていることが好ましい。
第2接続管を第1接続管の外周に嵌める際、係止突起が第1接続管の外周面に当たって径方向外側へ引っ込むようにできる。第2接続管を第1接続管から分離する際は、第2接続管を第1接続管に対して周方向の一側へ回すと、係止突起が案内縁に当たって径方向外側へ漸次引っ込むようにできる。
前記第2接続管の外周に断熱カバーが設けられていることが好ましい。
これによって、空調路接続構造の断熱性を高めることができる。
前記係止突起が前記第2接続管の外周側へ臨んでおり、
前記断熱カバーが、前記第2空調路部材の内周面と前記係止突起との間に介在されていることが好ましい。
断熱カバーの介在によって、係止突起が分岐ダクトと直接接触するのを回避でき、分岐ダクトの損傷を防止できる。
本考案によれば、着脱式の空調路接続構造の加工を容易化でき、製造コストを低減できる。
図1は、本考案の第1実施形態に係る空調路接続構造を備えた空調設備の平面図である。 図2は、前記空調路接続構造を構成する分岐チャンバー及び1の分岐ダクトの斜視図である。 図3は、前記分岐チャンバー及び分岐ダクトによる空調路接続構造の拡大平面断面図である。 図4は、図3のIV−IV線に沿う側面断面図である。 図5(a)は、同図(b)のVa−Va線に沿う、前記空調路接続構造における係止部材の側面図である。図5(b)は、同図(a)のVb−Vb線に沿う、前記係止部材の正面図である。図5(c)は、前記係止部材の斜視図である。 図6は、前記空調路接続構造の第1接続管及び第2接続管どうしを分離して示す平面断面図である。 図7は、接続操作時又は接続解除時における前記空調路接続構造の側面断面図である。 図8(a)及び図8(b)は、第2接続管を第1接続管から分離する際の係止部材及び係止開口を示す側面断面図である。 図9は、本考案の第2実施形態を示し、制気口における空調路接続構造を接続状態にして示す正面断面図である。 図10は、前記第2実施形態の空調路接続構造を分離状態にして示す正面断面図である。
以下、本考案の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、オフィスビル等の建物には、空調設備1が設けられている。空調設備1は、幹ダクト2と、分岐チャンバー3と、複数の分岐ダクト4,4…を備えている。エアコン(図示省略)から直接又は別のダクト(図示省略)を介して幹ダクト2が延びている。幹ダクト2から分岐チャンバー3を介して複数の分岐ダクト4,4…が分岐されている。分岐ダクト4の数は、図1においては3つであるが、これに限られるものではなく、2つでもよく、4つ以上でもよい。各分岐ダクト4は、建物の各室の吹き出し口(図示省略)へ延びている。
幹ダクト2及び分岐ダクト4は、発泡樹脂等の軟質断熱材を主構成要素とするフレキシブルダクトにて構成されている。幹ダクト2は、相対的に大径であり、分岐ダクト4は、相対的に小径である。
図1及び図2に示すように、分岐チャンバー3は、グラスウール等の断熱材を主要部材として構成され、上下両面(図1において紙面手前側及び紙面奥側の面)が閉塞された円筒形状になっている。分岐チャンバー3の周壁の周方向の互いに離れた箇所に幹ダクト2及び分岐ダクト4,4…が接続されている。
なお、分岐チャンバー3の形状は、円筒形状に限られず、直方体形状や立方体形状などであってもよい。
図1に示すように、分岐チャンバー3(第1空調路部材)と幹ダクト2(第2空調路部材)とが、上流側の空調路接続構造1aによって接続されている。分岐チャンバー3(第1空調路部材)と各分岐ダクト4(第2空調路部材)とが、下流側の空調路接続構造1bによって接続されている。空調路接続構造1a,1bは、実質的に同一構造になっている。
以下、下流側の空調路接続構造1bについて詳述する。上流側の空調路接続構造1aについては、図において、下流側の空調路接続構造1bと同様の構成に同一符号を付して説明を省略する。特に断らない限り、空調路接続構造1bにおける分岐チャンバー3と分岐ダクト4とは接続状態にあるものとする。
図3に示すように、空調路接続構造1bは、第1接続管10と、第2接続管20を備えている。第1接続管10は分岐チャンバー3(第1空調路部材)に設けられ、第2接続管20は、分岐ダクト4(第2空調路部材)に設けられている。
図2に示すように、第1接続管10は、円筒形状の金属管によって構成されている。第1接続管10は、分岐チャンバー3の周壁を貫通するとともに、分岐チャンバー3から外側へ突出されている。
図2に示すように、第1接続管10における前記突出部分の管壁には、複数の係止開口11が、前記管壁を厚み方向に貫通するように形成されている。複数の係止開口11は、第1接続管10の周方向に互いに離れて、好ましくは等間隔置きに配置されている。
各係止開口11の形状は、長方形状である。係止開口11の長辺は第1接続管10の周方向へ向けられている。係止開口11の短辺は第1接続管10の軸方向へ向けられている。
図6に示すように、係止開口11における長辺側の縁のうち、第1接続管10の先端部10e側の縁が、係止縁12を構成している。係止縁12は、第1接続管10の周方向に沿って延びている。
係止開口11における短辺側の縁のうち、第1接続管10の周方向の一側(図6において上側)の縁が、案内縁13を構成している。案内縁13は、係止縁12と交差して、第1接続管10の軸方向に沿って延びている。
図4に示すように、係止開口11よりも分岐チャンバー3側(図4において左側)の第1接続管10の外周には、環状シール溝14が設けられている。環状シール溝14には、環状のゴム等からなる気密シール部材17が収容されている。気密シール部材17から分岐チャンバー3までの第1接続管10の外周面、及び分岐チャンバー3の外周面における第1接続管10の近傍部分は、発泡樹脂等からなる環状の断熱部材18によって覆われている。
図3に示すように、分岐ダクト4における分岐チャンバー3側を向く先端部(図3において左側)には、第2接続管20が取り付けられている。第2接続管20は、短い円筒形状の金属管によって構成されている。第2接続管20の内直径は、第1接続管10の外直径より少し大きいか、又は第1接続管10の外直径と実質等しい。
第2接続管20の外周面には断熱カバー22が設けられている。好ましくは、第2接続管20の外周面の全体が断熱カバー22によって覆われている。断熱カバー22は、例えばポリオレフィン等の発泡樹脂によって構成されている。断熱カバー22の内面には接着剤層(図示せず)が設けられており、該接着剤層が第2接続管20の外周面に接着されている。
第2接続管20は、第1接続管10の外周に嵌め込まれている。第2接続管20の外周に分岐ダクト4の先端部が被さっている。接続管10,20どうしの間に気密シール部材17が挟まれて圧縮されている。これによって、接続管10,20どうし間の気密性が確保されている。
図3及び図4に示すように、第2接続管20における分岐チャンバー3を向く先端部21は、断熱部材18を介して分岐チャンバー3に当たっている。これによって、第2接続管20が、それ以上、分岐チャンバー3側すなわち嵌込方向側へ移動するのが規制されている。
図3及び図4に示すように、第2接続管20の管壁には、複数の係止部材30が設けられている。複数の係止部材30は、第2接続管20の周方向に間隔を置いて、好ましくは等間隔置きに配置されている。
図5(c)に示すように、係止部材30は、鋼等の弾性を有する金属にて構成され、長方形(四角形)の板状になっている。図4に示すように、係止部材30の長手方向は、第2接続管20の軸方向(図4において左右)へ向けられている。係止部材30の長手方向の一端部31が、第2接続管20の外周面に当てられ、溶接によって第2接続管20に固定されている。固定手段は、溶接に限られず、ビス等を用いてもよい。
係止部材30は、前記の固定端部31から分岐チャンバー3側とは反対側(引き抜き方向側)へ延びている。係止部材30における引き抜き方向側の端部には、係止突起32が形成されている。
詳しくは、図3及び図5(c)に示すように、係止部材30の前記引き抜き方向側の端部における隅角部分が、斜めの折り線32dに沿って、第2接続管20の径方向内側へ折り曲げられている。折り線32dから先端側の三角形の部分が、係止突起32を構成している。係止部32は、折り線32dを中心にして第2接続管20の径方向に弾性変形可能な板バネ状になっている。
図3に示すように、第2接続管20には、孔部23が形成されている。係止突起32が、第2接続管20の外周側へ臨むとともに、孔部23を通して、第2接続管20の径方向内側へ突出されている。
図4に示すように、接続状態の空調路接続構造1bにおいて、係止突起32は、係止開口11に挿し入れられている。
図5に示すように、係止突起32における長辺側の軸方向傾斜縁32aは、短辺側の周方向傾斜縁32bへ向かうにしたがって径方向内側(図5(a)において下側)へ傾斜されている。前記周方向傾斜縁32bは、係止部材30のもう1つの長辺側の縁30fとの角部32eから前記軸方向傾斜縁32aへ向かうにしたがって、径方向内側へ傾斜されている。
要するに、係止突起32は、第2接続管20の引き抜き方向側(図5(a)において右側)へ向かって径方向の内側(図5(a)において下側)へ傾斜されている。かつ係止突起32は、第2接続管20の周方向の一側とは反対側(図5(b)において左側)へ向かって径方向の内側(図5(b)において下側)へ傾斜されている。
係止突起32の先端部すなわち2つの傾斜縁32a,32bどうしが交わる角部32cにおいて、係止突起32の径方向内側への突出高さが最大になっている。
図5(a)に示すように、第2接続管20の軸線方向(図5(a)の左右方向)に対する軸方向傾斜縁32aの傾斜角度θ32aは、θ32a=5°〜50°程度が好ましい。
図5(b)に示すように、第2接続管20の係止突起配置部分における軸線と直交する接線方向(図5(b)の左右方向)に対する周方向傾斜縁32bの傾斜角度θ32bは、θ32b=5°〜50°程度が好ましい。
<ダクト接続方法>
図6に示すように、分岐ダクト4を分岐チャンバー3に接続する際は、分岐ダクト4の軸線を第1接続管10の軸線と一致させ、かつ係止突起32が係止開口11と同じ角度に配置されるように、分岐ダクト4ひいては第2接続管20の角度を調整する。分岐ダクト4の先端部の外周には、係止突起32が設けられた角度を示す目印を設けておくとよい。
そして、分岐ダクト4を分岐チャンバー3へ向けて真っ直ぐ移動させ、第2接続管20を第1接続管10の外周に嵌めていく。すると、図7に示すように、第1接続管10の先端部10eが、係止突起32の軸方向傾斜縁32aに当たることで、係止突起32が径方向外側へ向けて弾性変形される。軸方向傾斜縁32aが斜めになっているために、係止突起32をスムーズに弾性変形させることができる。これによって、係止突起32が、第1接続管10の先端部10eの外周側に引っ込み、第1接続管10の先端部10e上を通過することができる。
図4に示すように、第2接続管20が第1接続管10に対して正規の接続位置まで嵌め込まれたとき、第2接続管20の先端部21が断熱部材18(嵌込方向規制部)に当たって係止される。したがって、第2接続管20が、それ以上、嵌込方向(図4において左側)へ移動されるのが阻止される。
同時に、係止突起32が、係止開口11上に位置されることによって、元の傾斜角度に弾性復帰して係止開口11内に陥入される。このため、第2接続管20を引抜方向(図4において右側)へ移動させようとすると、係止突起32の周方向傾斜縁32bが係止開口11の係止縁12に突き当たり、引抜方向への移動が阻止される。すなわち、係止縁12が、係止突起32と係止されて第2接続管20の引き抜きを阻止する。
これによって、第2接続管20が、第1接続管10と連結されるとともに、嵌込方向側へも引抜方向側へも移動規制される。
このようにして、第2接続管20を第1接続管10にワンタッチで接続できる。ひいては、分岐ダクト4を分岐チャンバー3にワンタッチで接続できる。したがって、接続すべき分岐ダクト4の数が多くても、接続作業を短時間で効率的に行なうことができる。しかも、第2接続管20が嵌込方向側へも引抜方向側へも移動規制されることで、分岐ダクト4と分岐チャンバー3との接続状態を安定化できる。
<ダクト分離方法>
分岐ダクト4は、次のようにして分岐チャンバー3から分離できる。
図8(a)の矢印aにて示すように、分岐ダクト4ひいては第2接続管20を、第1接続管10に対して、軸方向傾斜縁32aから長辺側縁30fへ向かう方向(周方向の一側、図8(a)において時計回り)へ相対回転させる。
これに伴って、係止開口11内の係止突起32が周方向の一側へ移動される。やがて、図8(b)に示すように、係止突起32が係止開口11の案内縁13に当たることで径方向の外側へ押し上げられる。すなわち、案内縁13は、第2接続管20が第1接続管10に対して周方向の一側へ回転されるとき、係止突起32に当たって係止突起32を径方向の外側へ変位させる。周方向傾斜縁32bが斜めになっているために、係止突起32をスムーズに径方向外側へ変位させることができる。これによって、係止突起32が、係止開口11よりも周方向の一側の第1接続管10の外周面に乗り上げる。
この結果、図7に示すように、引抜方向側への移動規制が解除され、第2接続管20を第1接続管10から引き抜くことができる。ひいては、分岐チャンバー3と分岐ダクト4を分離することができる。したがって、第2接続管20が第1接続管10に対して抜き差し可能となる。
第2接続管20を第1接続管10から引き抜くと、係止突起32が元の傾斜角度に弾性復帰される。
第1接続管10と第2接続管20を分離可能とすることによって、接続操作のやり直しや、分解撤去作業などを簡単に行なうことができる。
第1接続管10と第2接続管20の接続状態においては、第2接続管20を相対回転させない限り、係止突起32が係止縁12と係止されて、引き抜きが阻止される。したがって、分岐チャンバー3から分岐ダクト4が不用意に分離されることがない。
空調路接続構造1bによれば、係止開口11が、接続状態における係止突起32の収容部としての機能と、係止突起32を引抜方向側へ移動規制する引抜規制部としての機能と、分離操作時に係止突起32を径方向外側へ変位させる引抜作動部としての機能を兼備する。したがって、前記収容部と引抜規制部と引抜作動部を別々に設ける必要がない。しかも、係止開口11はシンプルな長方形の穴であり、前記収容部及び引抜規制部及び引抜作動部として環状凹部を形成する必要がない。よって、第1接続管10の構造を簡易化でき、加工を容易化でき、製造コストを低減できる。
第2接続管20の外周を断熱カバー22で覆うことによって、空調路接続構造1bの断熱性を高めることができる。更に、断熱カバー22が分岐ダクト4と係止突起32との間に介在されることによって、分岐ダクト4が係止突起32と直接に接しないようにでき、分岐ダクト4が係止突起32によって損傷するのを回避できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態>
図9及び図10に示すように、第2実施形態の空調路接続構造1cは、制気口5(第1空調路部材)と、ダクト6(第2空調路部材)とによって構成されている。制気口5は、建物の天井や壁に設置されている。制気口5の背面部(図9において上面)から第1接続管10Bが突出されている。第1接続管10Bは、第1実施形態の第1接続管10と同様に構成され、管壁には係止開口11が形成されている。
ダクト6は、図示しない空調機や分岐チャンバー3(第1実施形態参照)等から延びている。該ダクト6の先端部に第2接続管20Bが設けられている。第2接続管20Bは、第1実施形態の第2接続管20と同様に構成され、係止突起32を含む係止部材30が設けられている。
図10に示すように、ダクト6を制気口5に接続する際は、ダクト6の軸線を第1接続管10Bの軸線と一致させ、かつ係止突起32が係止開口11と同じ角度に配置されるように、第2接続管20Bの角度を調整する。ダクト6の先端部の外周には、係止突起32が設けられた角度を示す目印を設けておくとよい。
そして、ダクト6を制気口5へ向けて真っ直ぐ移動させ、第2接続管20Bを第1接続管10Bの外周に嵌めていく。これによって、図9に示すように、係止突起32が係止開口11に嵌り、ダクト6が制気口5にワンタッチで接続される。
ダクト6を制気口5から分離する際は、図9において係止部材30が左側(周方向の一側)へ移動されるように、ダクト6を回転させる。これによって、係止突起32が係止開口11の案内縁13に当たって径方向の外側へ押し上げられ、係止開口11から外れる。この結果、図10に示すように、接続管10B,20Bどうしの引抜方向側への移動規制が解除され、ダクト6を制気口5から分離できる。
本考案は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、係止部材30が、第2接続管20,20Bの内周面に取付けられていてもよい。
係止突起32が、第2接続管20,20Bの切り起こしによって形成されていてもよい。
本考案は、例えばオフィスビルの空調設備に適用できる。
1 空調設備
1a,1b 空調路接続構造
1c 空調路接続構造
2 幹ダクト(第2空調路部材)
3 分岐チャンバー(第1空調路部材)
4 分岐ダクト(第2空調路部材)
5 制気口(第1空調路部材)
6 ダクト(第2空調路部材)
10,10B 第1接続管
10e 先端部
11 係止開口
12 係止縁
13 案内縁
14 環状シール溝
17 気密シール部材
18 断熱部材
20,20B 第2接続管
21 先端部
22 断熱カバー
23 孔部
30 係止部材
30f 長辺側の縁
31 固定端部
32 係止突起
32a 軸方向傾斜縁
32b 周方向傾斜縁
32c 角部
32d 折り線
32e 角部

Claims (6)

  1. 第1空調路部材及び第2空調路部材どうしを接続する空調路接続構造であって、
    前記第1空調路部材から突出された第1接続管と、
    前記第2空調路部材に設けられ、かつ前記第1接続管の外周に抜き挿し可能に嵌められる第2接続管と、を備え、
    前記第1接続管の管壁に係止開口が形成され、
    前記第2接続管には、径方向の内側へ突出されて前記係止開口に嵌る板バネ状の係止突起が設けられていることを特徴とする空調路接続構造。
  2. 前記係止開口の縁が、前記第1接続管の周方向に沿って延びる係止縁と、前記係止縁と交差して前記第1接続管の軸方向に沿って延びる案内縁とを有し、
    前記係止縁が、前記係止突起と係止されて前記第2接続管の引き抜きを阻止し、
    前記案内縁は、前記第2接続管が前記第1接続管に対して周方向の一側へ回転されるとき、前記係止突起に当たって前記係止突起を前記径方向の外側へ変位させることを特徴とする請求項1に記載の空調路接続構造。
  3. 前記係止開口が、長辺を前記第1接続管の周方向へ向け、短辺を前記第1接続管の軸方向へ向けた長方形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調路接続構造。
  4. 前記係止突起が、前記第2接続管の引き抜き方向側へ向かって前記径方向の内側へ傾斜され、かつ前記第2接続管の周方向の一側とは反対側へ向かって前記径方向の内側へ傾斜されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の空調路接続構造。
  5. 前記第2接続管の外周面に断熱カバーが設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の空調路接続構造。
  6. 前記係止突起が前記第2接続管の外周側へ臨んでおり、
    前記断熱カバーが、前記第2空調路部材の内周面と前記係止突起との間に介在されていることを特徴とする請求項5に記載の空調路接続構造。
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