JP2019189323A - 計量栓を備えたスクイズ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】注出経路を切替えることにより計量注出、連続的な注出(適用注出)が行える使い勝手のよい吐出切換え可能なスクイズ容器を提供する。【解決手段】計量栓2を、注出口Nが形成された頂壁部2aを有し容器本体1の口頚部1bに回動可能かつ昇降移動可能に保持されるベース2bと、該ベース2bに設置され該容器本体1内の内容物を一旦貯留して計量する中皿2cと、該中皿2cの底壁部2c1に設けられ一端部に該底壁部2c1を貫通する開孔部2dを有し他端部に計量栓内で開放された少なくとも1つの開孔部2eを有する筒体2fとを備え、中皿2cの下方に、容器本体1の口頚部1bの突端部1b1に固定保持される中栓3を配設してなり、中栓を、ベース2bの回動に伴うそれ自体の昇降移動にて該貫通孔を開閉させるものとし、その下面部に、一端部5aが該孔部4aにつながり他端部5bが該容器本体1の底壁部1cの近傍域に位置する筒体5を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、計量栓を備えたスクイズ容器に関するものである。
容器本体の口頚部に計量栓を組み付け、該容器本体の胴体部分をスクイズすることにより容器本体内に収容された内容物を計量栓にて適量だけ計量して注出するスクイズ容器としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られており、化粧料、飲料、調味料、薬剤(点眼薬等)の充填容器として近年幅広い分野で多用されている。
特許第5103302号公報
ところで、この種の容器は、計量栓に容器本体の底壁部に至る長さを有するパイプが配置されており、内容物を計量するに当たっては、容器本体を正位姿勢に保持してスクイズする必要があることから、例えば、使いたい分だけ内容物を取り出した場合にあっては、容器本体を正位姿勢に保持して内容物を計量栓に導入する一方で容器本体を傾動させて計量栓内の内容物を排出する動作を複数回にわたって繰り返し行わざるを得ず(容器本体を傾動させた状態で内容物を連続的に注出させる使用形態には不向き)、使い勝手がよいとはいえないものであった。
本発明の課題は、容器本体内の内容物を計量して注出することができるだけでなく、使いたい分だけ内容物を連続的に注出することができる吐出切替え可能なスクイズ容器を提案するところにある。
本発明は、内容物を収容する収納空間を有し胴体部分のスクイズにより内容物の注出を可能とする容器本体と、該容器本体の口頚部に装着され容器本体内の内容物を計量する計量栓とを備え、該計量栓にて計量された内容物を注出口を通して注出可能とする一方、注出経路の切替えにて該容器本体内の内容物を注出口を通して連続的に注出可能なスクイズ容器であって、前記計量栓は、注出口が形成された頂壁部を有し前記容器本体の口頚部に回動可能かつ昇降移動可能に保持されるベースと、該ベースに設置され該容器本体内の内容物を一旦貯留して計量する中皿と、該中皿の底壁部から上方に伸び、一端部に該底壁部を貫通する開孔部を有し他端部に計量栓内で開放された開孔部を有する筒体とを備え、前記中皿の下方に、容器本体内の内容物を流通させる貫通孔を有し前記容器本体の口頚部の突端部に固定保持される中栓を配設してなり、前記中栓は、該筒体の他端部側の開孔部に連通可能な孔部を有しベースの回動に伴う該ベースそれ自体の昇降移動にて該貫通孔を開閉するものであり、その下面部に、一端部が該孔部につながり他端部が該容器本体の底壁部の近傍域に位置する筒体を設けた、ことを特徴とする計量栓を備えたスクイズ容器である。
上記の構成からなる計量栓を備えたスクイズ容器において、前記計量栓は、前記孔部を前記筒体の一端部側の開孔部に連通させ、前記中栓の貫通孔を閉とすることにより前記容器本体内の内容物を前記中皿にて計量可能とするものであり、該中栓の貫通孔を開とすることにより注出経路を切替えて前記容器本体内の内容物を連続的に注出するものであること、また、前記筒体は、前記注出口の軸芯と一致する軸芯を有するものからなり、前記頂壁部は、その下面に、前記中栓の貫通孔を閉とした状態で該筒体の他端部側の開孔部に隙間を隔てて対面するとともに該筒体の他端部側の開孔部から流出した内容物を衝突させる垂下片を有し、該垂下片が位置する前記注出口の縁部には、該垂下片に衝突した内容物を一旦貯めおき、該内容物を整流状態に維持しながら該注出口より流出させる返し部を有すること、また、前記筒体は、前記注出口の軸芯から偏心した軸芯を有するものからなること、さらに、前記計量栓は、前記ベースに回動可能につながるか若しくは該ベースに着脱可能な蓋体を備え、該蓋体は、該蓋体が該ベースの頂壁部を覆い隠す閉姿勢でもって前記注出口に嵌合して該注出口を閉塞させる垂下筒を有すること、が課題解決のための具体的手段として好ましい。
上記の構成からなる本発明の計量栓を備えたスクイズ容器によれば、計量栓を、注出口が形成された頂壁部を有し容器本体の口頚部に回動可能に保持されるベースと、該ベースの内側に設置され該容器本体内の内容物を一旦貯留して計量する中皿と、該中皿の底壁部から上方へ伸び、一端部に該底壁部を貫通する開孔部を有し他端部に計量栓内で開放された開孔部を有する筒体とを備えたもので構成し、中皿の下方に、容器本体内の内容物を流通させる貫通孔を有し容器本体の口頚部の突端において固定保持される中栓を配設し、中栓を、該筒体の他端部側の開孔部に連通可能な孔部を有し該ベースの回動に伴う該ベースそれ自体の昇降移動にて該貫通孔を開閉するものとし、その下面部に、一端部が該孔部につながり他端部が該容器本体の底壁部の近傍域に位置する筒体を設けるようにしたため、計量栓を容器本体の口頚部において回動させる切替え操作のみで、所定量に計量された内容物の注出または内容物の連続的な注出が可能となる。
また、本発明によれば、筒体を、注出口の軸芯と一致する軸芯を有するものとし、頂壁部の下面に、中栓の貫通孔を閉とした状態で該筒体の他端部側に設けられた開孔部に隙間を隔てて対面するとともに該筒体の他端部側の開孔部から流出した内容物を衝突させる垂下片を設け、該垂下片が位置する注出口の縁部に、該垂下片に衝突した内容物を一旦貯めおき、該内容物を整流しながら該注出口より流出させる返し部を設けるようにしたため、内容物の、注出口からの散開、飛散が抑制される。
また、本発明によれば、筒体を、注出口の軸芯から偏心した軸芯を有するものとすることにより、垂下片や返し部が不要となり構造の簡素化が可能となる。
さらに、本発明によれば、計量栓に、ベースに回動可能につながるか若しくは該ベースに着脱可能な蓋体を配置し、該蓋体に、該蓋体が該ベースの頂壁部を覆い隠す閉姿勢でもって注出口に嵌合して該注出口を閉塞させる垂下筒を設けておくことにより、スクイズ容器の転倒による内容物のこぼれ出しを回避することができ、また、スクイズ容器の保管時において注出口からのごみ等の侵入を防止することができる。
本発明にしたがう計量栓を備えたスクイズ容器の実施の形態を模式的に示した図であり、(a)は、計量栓をその平面について示した図であり、(b)は、スクイズ容器の断面を示した図である。 図1に示したスクイズ容器の使用状態の説明図(計量注出)であり、(a)は、計量栓をその平面について示した図であり、(b)は、スクイズ容器の断面を示した図である。 図1に示したスクイズ容器の使用状態の説明図(連続的な注出)であり、(a)は、計量栓をその平面について示した図であり、(b)は、スクイズ容器の断面を示した図である。 図3に示したスクイズ容器を傾転姿勢に保持した状態を示した図である。 本発明にしたがう計量栓を備えたスクイズ容器の他の実施の形態を模式的に示した図である。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は、本発明にしたがうスクイズ容器の実施の形態を模式的に示した図であり、(a)は、計量栓をその平面について示した図であり、(b)は、スクイズ容器の断面を示した図である。本発明にしたがう計量栓を備えたスクイズ容器は、基本的には合成樹脂製の部材が用いられるが部材の材質は任意に変更し得る。
図における符号1は、内容物を収容する収容空間を有する容器本体である。容器本体1は、押圧変形(スクイズ)が可能な合成樹脂からなっており、胴体部分1aの押し潰しとその初期形状への復元を許容するものであって、胴体部分1aの頂部には円筒状の口頚部1bが設けられている。
容器本体1は、ここではボトル形状をなすものを例として示したが、容器本体1の形状は充填すべき内容物の種類や用途に応じて適宜変更することが可能であり、図示のものに限定されることはない。また、口頚部1bの形状についても種々の形状のものを採用することができる。
また、2は、容器本体1の口頚部1bに装着され、容器本体1内の内容物を計量する計量栓である。計量栓2は、注出口Nが形成された頂壁部2aを有し、容器本体1の口頚部1bにねじ部を介して回動可能、かつ昇降移動可能に保持されるベース2bと、ベース2bの内側に設置され、容器本体1内の内容物を一旦貯留して計量する計量空間Mを区画形成する中皿2cと、中皿2cの底壁部2c1から上方に伸び、一端部に底壁部2c1を貫通して開放された開孔部2dを有し、他端部に頂壁部2aの直近で横向きに開放された、対向配置になる2つの開孔部2eを有する筒体2fから構成されている。筒体2fは、注出口Nの軸芯Lと一致する軸芯L1を有している。注出口Nの縁部には、頂壁部2aに一体連結し計量された内容物を染み込ませるもの(例えば、コットン等)をしっかりとあてがっておくことができるように、漏斗状のリップN1を設けることができる。また、開孔部2eは対向位置に2つ設けたものを例として示しているが、開孔部2eの数は任意に設定することができる。筒体2fの長さは計量する量に応じて設定されるため、筒体2fの長さによっては開孔部2eの一つを筒体2fの上方に設けた構成とすることも可能であり図示のものに限定されることはない。
計量栓2を構成するベース2bは、容器本体1の口頚部1bを取り囲み、口頚部1bの外周壁に設けられたねじ部に係合可能で、それ自体を正方向、逆方向に回動させることにより容器本体1の口頚部1bに沿って昇降可能な下側周壁2b1と、該下側周壁2b1の上端部および頂壁部2aに段部dを介して一体連結するとともに該下側周壁2b1と同期して回動可能、昇降可能な、該下側周壁2b1よりも径の小さい上側周壁2b2から構成されている。ベース2bの形状については種々変更可能であり図示のものに限定されない。
また、中皿2cは、径方向外側へ向けて低くなる傾斜面を有するディスク状の底壁部2c1と、該底壁部2c1の外縁部にて立ち上がる中皿周壁2c2と、該中皿周壁2c2の上端部に片持ち状態でつながるフランジ部2c3とで構成され、該フランジ部2c3をベース2bの内側(下側周壁2b1と上側周壁2b2の境界部の段部dの内側)でアンダーカットの如き係合手段により係合させて固定した構造からなっている。中皿2cは、基本的にはベース2bとともに回動可能、かつ昇降可能になっている。中皿2cの断面形状や固定構造についても図示のものに限定されない。計量栓2を構成するとくにベース2bの上側周壁2b2を透明または半透明からなるもので構成し、該上側周壁2b2の壁面に他端部側の開孔部2eを上限とする複数の目盛りを設けることにより所望の量の計量を行うことができる。
また、3は、中皿2cの下方に設けられ、容器本体1の口頚部1bの開口部分を密閉する中栓である。中栓3は、中皿2cの底壁部2c1と略同一形状をなすとともに容器本体1内の内容物を流通させる貫通孔3aが形成された本体部分3bと、この本体部分3bの外縁部において立ち上がる中栓周壁3cとで構成されており、該中栓周壁3cの外側で容器本体1の口頚部1bの突端部1b1にアンダーカットの如き係合手段により係合させて固定されている。なお、中栓3は、ねじ部を介して口頚部1bに固定してもよい。
また、4は、中栓3の本体部分3bの上面部の中央に一体的に設けられた凸部である。この凸部4は、シール機能を有する弁体を構成するものであって、ベース2bの回動に伴う該ベース2bそれ自体の昇降移動にて筒体2fの一端部側の開孔部2dに嵌合離脱できるようになっており、その頂面部には、筒体2fの他端部側の開孔部2eにつながる孔部4aが形成されている。凸部4が筒体2fの一端部側の開孔部2dに嵌合することにより中栓3の貫通孔3aが閉となり容器本体1内の内容物が直接、注出口Nから注出されるのを防止している。なお、この凸部4は、中栓3に設けた場合について示したが、筒体2fの下端部を延長してその部位に一体的に設け、中栓3に形成される開孔部に嵌合させるものであってもよく、図示のものには限定されない。
また、5は、中栓3の本体部分3bの下面部に垂下保持された筒体(パイプ)である。筒体5は、その一端部5aが中栓3の下面部の中央に設けられた垂下筒3dに嵌合しており、他端部5bが容器本体1の底壁部1cの近傍域に位置していてその内部通路は凸部4の孔部4aに連通している。
また、6は、中皿2cのフランジ部2c3の下面に垂下保持された環状体、7は、中栓3の周壁3cの上端部に起立姿勢で設けられた環状体である。環状体7と環状体6とはそれらが相互に液密状態を維持したまま摺動可能に嵌め合わさるもの(シール壁を形成するもの)であって、ベース2bを回動させ、それ自体が容器本体1の口頚部1bに沿って上昇あるいは下降しても、その部位から容器本体1内の内容物が漏れ出さないようになっている。
また、8は、計量栓2の頂壁部2aの下面に設けられた垂下片(整流板)である。この垂下片8は、凸部4が筒体2fの開孔部2eから離脱した状態で筒体2fの他端部側の開孔部2eに隙間を隔てて対面する(凸部4が筒体2fの開孔部2eに嵌合している状態では筒体2fの他端部側の開孔部2eとは対面しておらず、例えば90°の角度で位置がずれている)とともに該筒体2fの他端部側の開孔部2eから流出した内容物を衝突させるものであり、9は、垂下片8が位置する注出口Nの縁部に設けられた返し部である。垂下片8で内容物を衝突させ、返し部9で一旦溜めおくことにより内容物を整流状態に維持しつつ注出口Nから流出させる。垂下片8は、ここでは、筒体2fの他端部側の開孔部2eの数に合わせて2つ設けたものを例として示しているが、該垂下片8は、筒体2fの他端部側の開孔部2eの数に応じて増減される。
さらに、10は、計量栓2の頂壁部2aの縁部にヒンジ11を介して回動可能につながる蓋体である。蓋体10は、ベース2bの頂壁部2aを覆い隠す閉姿勢でもって注出口Nに嵌合して該注出口Nを閉塞させる垂下筒10aを有している。かかる蓋体10は、ヒンジ11の対向位置で蓋体10を計量栓2の頂壁部2aにアンダーカットの如き係合手段により着脱自在に係合させることができるが、蓋体10は、ねじ部を介して計量栓2に着脱自在に連係させるものを用いてもよい。とくに計量栓2と蓋体10をヒンジ11を介して一体連結しておくことにより、どのような注出形態(計量注出、適量注出)であろうとも、蓋体10の開閉を行うことが可能となり操作性の改善を図ることができ、また、蓋体10の紛失を防止し得る。
図2(a)(b)は、蓋体10が開放されている点のみが異なり、その他は、図1と同じ状態を示した図、すなわち、ベース2bが下降姿勢にあり、凸部4が筒体2fの一端部側の開孔部2dに嵌合しており、垂下片8は筒体2fの他端部側の開孔部2eには対面しておらず90°の角度でずれている状態を示した図である。かかる状態にて、容器本体1の胴体部分1aをスクイズすると、容器本体1内の内容物は、筒体5の他端部5b、一端部5a、凸部4の孔部4a、筒体2fの他端部側の開孔部2eを経て計量空間Mへと流れ込むこととなり、内容物の所定量の計量が可能となる。内容物が例えば化粧水等である場合には、コットンあるいはフェイスシート等を頂壁部2aのリップN1にあてがい容器本体1を傾動若しくは反転させることにより計量された内容物のみをコットンあるいはフェイスシート等に染み込ませることが可能となり、内容物が少なすぎたり出しすぎによってこぼれ出ることはない。容器本体1内の内容物を計量するに当たっては、筒体2fの他端部側の開孔部2eに垂下片8を対面させる必要はなく、これにより内容物が垂下片8に衝突して注出口Nから噴出するのを回避することができる。
図3(a)(b)(蓋体10の図示は省略)は、ベース2bを回動させて上昇姿勢に保持し、凸部4を筒体2fの一端部側の開孔部2dから離脱させて中栓3の貫通孔3aを開として内容物の注出経路を切替えた状態を示した図である。かかる状態にて、容器本体1を図4(蓋体10の図示は省略)に示すような傾転姿勢あるいは反転姿勢に保持して胴体部分1aをスクイズすると、容器本体1内の内容物は、中栓3の貫通孔3a、筒体2fの一端部側の開孔部2d、他端部側の開孔部2eを通って注出口Nから連続的に注出され、内容物を使いたい分だけ取り出すことができる。ここに、内容物を連続的に注出するとは、容器本体1の胴体部分1aを複数回にわたってスクイズすることにより内容物を注出することを意味している。
内容物を連続的に注出するに際して、垂下片8、返し部9が設けられていない場合には、内容物は注出口Nに沿って吐出され、乱流により内容物が周囲へ飛散するのが避けられないが、本発明においては、筒体2fの他端部側の開孔部2eから出た内容物は、垂下片8に衝突するとともに返し部9にて一旦溜めおかれることから、内容物は整流された状態で注出口Nから注出されることになり、内容物の乱流より該内容物が周囲へ飛散するのを抑制することができる。
図5は、本発明にしたがう計量栓を備えたスクイズ容器の他の実施の形態を模式的に示した図である。かかる構造のスクイズ容器は、注出口Nの軸芯Lと筒体2fの軸芯L1とを偏心させた構成からなるものである。
注出口Nの軸芯Lと筒体2fの軸芯L1を偏芯させておくことにより、筒体2fの他端部の開孔部2eから出た内容物は注出口Nから注出される前に頂壁部2aに衝突して整流された状態で注出口Nから注出されることとなるため、垂下片8を省略できる利点がある。図5においては、頂壁部2aの直近で横向きに開放された開孔部2eを有する筒体2fを設けたものを例として示したが、該筒体2fとしては、開孔部2eの一つを上方で開放させたものを用いてもよい。
本発明によれば、必要に応じて計量注出、連続的な注出(適量注出)が行える使い勝手のよい吐出切替え可能なスクイズ容器が提供できる。
1 容器本体
1a 胴体部分
1b 口頚部
1b1 突端部
1c 底壁部
2 計量栓
2a 頂壁部
2b ベース
2b1 下側周壁
2b2 上側周壁
2c 中皿
2c1 底壁部
2c2 中皿周壁
2c3 フランジ部
2d 一端部側の開孔部
2e 他端部側の開孔部
2f 筒体
3 中栓
3a 貫通孔
3b 本体部分
3c 中栓周壁
3d 垂下筒
4 凸部
4a 孔部
5 筒体(パイプ)
5a 一端部
5b 他端部
6 環状体
7 環状体
8 垂下片
9 返し部
10 蓋体
10a 垂下筒
N 注出口
N1 リップ
M 計量空間
d 段部
L 注出口の軸芯
L1 筒体の軸芯

Claims (5)

  1. 内容物を収容する収容空間を有し胴体部分のスクイズにより内容物の注出を可能とする容器本体と、該容器本体の口頚部に装着され容器本体内の内容物を計量する計量栓とを備え、該計量栓にて計量された内容物を注出口を通して注出可能とする一方、注出経路の切替えにて該容器本体内の内容物を注出口を通して連続的に注出可能なスクイズ容器であって、
    前記計量栓は、注出口が形成された頂壁部を有し前記容器本体の口頚部に回動可能かつ昇降移動可能に保持されるベースと、該ベースに設置され該容器本体内の内容物を一旦貯留して計量する中皿と、該中皿の底壁部から上方に伸び、一端部に該底壁部を貫通する開孔部を有し他端部に計量栓内で開放された開孔部を有する筒体とを備え、
    前記中皿の下方に、容器本体内の内容物を流通させる貫通孔を有し前記容器本体の口頚部の突端部に固定保持される中栓を配設してなり、
    前記中栓は、該筒体の他端部側の開孔部に連通可能な孔部を有し該ベースの回動に伴う該ベースそれ自体の昇降移動にて該貫通孔を開閉させるものであり、その下面部に、一端部が該孔部につながり他端部が該容器本体の底壁部の近傍域に位置する筒体を設けた、ことを特徴とする計量栓を備えたスクイズ容器。
  2. 前記計量栓は、前記孔部を前記筒体の一端部側の開孔部に連通させ、前記中栓の貫通孔を閉とすることにより前記容器本体内の内容物を前記中皿にて計量可能とするものであり、該中栓の貫通孔を開とすることにより注出経路を切替えて前記容器本体内の内容物を連続的に注出可能とするものである、ことを特徴とする請求項1に記載した計量栓を備えたスクイズ容器。
  3. 前記筒体は、前記注出口の軸芯と一致する軸芯を有するものからなり、
    前記頂壁部は、その下面に、前記中栓の貫通孔を閉とした状態で該筒体の他端部側の開孔部に隙間を隔てて対面するとともに該筒体の他端部側の開孔部から流出した内容物を衝突させる垂下片を有し、該垂下片が位置する前記注出口の縁部には、該垂下片に衝突した内容物を一旦貯めおき、該内容物を整流状態に維持しながら該注出口より流出させる返し部を有することを特徴とする請求項1または2に記載した計量栓を備えたスクイズ容器。
  4. 前記筒体は、前記注出口の軸芯から偏心した軸芯を有するものからなる、ことを特徴とする請求項1または2に記載した計量栓を備えたスクイズ容器。
  5. 前記計量栓は、前記ベースに回動可能につながるか若しくは該ベースに着脱可能な蓋体を備え、該蓋体は、該蓋体が該ベースの頂壁部を覆い隠す閉姿勢でもって前記注出口に嵌合して該注出口を閉塞させる垂下筒を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載した計量栓を備えたスクイズ容器。
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