JP2019189181A - 浮体式生産設備のユーティリティラインおよびその敷設方法 - Google Patents

浮体式生産設備のユーティリティラインおよびその敷設方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019189181A
JP2019189181A JP2018087254A JP2018087254A JP2019189181A JP 2019189181 A JP2019189181 A JP 2019189181A JP 2018087254 A JP2018087254 A JP 2018087254A JP 2018087254 A JP2018087254 A JP 2018087254A JP 2019189181 A JP2019189181 A JP 2019189181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
utility line
piece main
pipe
branch
branch pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018087254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7147117B2 (ja
Inventor
直 井上
Tadashi Inoue
直 井上
友生 上田
Tomoo Ueda
友生 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd, Mitsui E&S Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2018087254A priority Critical patent/JP7147117B2/ja
Priority to CN201980019174.3A priority patent/CN111918818B/zh
Priority to KR1020207030923A priority patent/KR102356515B1/ko
Priority to PCT/JP2019/017170 priority patent/WO2019208553A1/ja
Publication of JP2019189181A publication Critical patent/JP2019189181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7147117B2 publication Critical patent/JP7147117B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B15/00Superstructures, deckhouses, wheelhouses or the like; Arrangements or adaptations of masts or spars, e.g. bowsprits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B35/00Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
    • B63B35/44Floating buildings, stores, drilling platforms, or workshops, e.g. carrying water-oil separating devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B71/00Designing vessels; Predicting their performance
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B73/00Building or assembling vessels or marine structures, e.g. hulls or offshore platforms
    • B63B73/20Building or assembling prefabricated vessel modules or parts other than hull blocks, e.g. engine rooms, rudders, propellers, superstructures, berths, holds or tanks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B73/00Building or assembling vessels or marine structures, e.g. hulls or offshore platforms
    • B63B73/40Building or assembling vessels or marine structures, e.g. hulls or offshore platforms characterised by joining methods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L1/00Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water
    • F16L1/12Laying or reclaiming pipes on or under water
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B35/00Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
    • B63B35/44Floating buildings, stores, drilling platforms, or workshops, e.g. carrying water-oil separating devices
    • B63B2035/448Floating hydrocarbon production vessels, e.g. Floating Production Storage and Offloading vessels [FPSO]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

【課題】生産設備を備える洋上浮体構造物の建造において、生産設備の設計変更に合わせて船体側ユーティリティラインの設計、配置の変更を簡便、迅速、低コストで行う。【解決手段】両端に接続部26Aを有する所定長さの第1ピースメイン配管26と、その先端に接続部30Fを備えるブランチ配管30が分岐するとともに両端に接続部28Aを有する所定長さの第2ピースメイン配管28を複数組み合わせて船長方向に接続してユーティリティライン20のメイン配管24を構成する。ブランチ配管30の接続部30Fは、船長方向の何れの位置においても、その高さおよび船幅方向の位置が同じであるブランチ配管の接続部が複数もうけられるように構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)などの浮体式生産設備に敷設されるユーティリティラインに関する。
例えば、浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)などの洋上浮体構造物では、モジュール化した石油生産のための各種生産設備が上甲板上に配置される。生産設備は、一般的に船体中心付近において船体長手方向に沿って敷設されたパイプラックを挟んでその両側に配置される(特許文献1)。生産設備には、船体に設けられたユーティリティ設備から各種ユーティリティ(清水、圧縮空気、窒素ガス、燃料油、海水等)がパイプラック下に敷設された配管(ライン)を通して供給される。ユーティリティラインは、予め設定された取合点において生産設備に接続される。
特開2017−154702号公報
例えばFPSOのような、生産設備を備える洋上浮体構造物の建造では、多くの場合、ユーティリティ設備を含む船体は造船所において建造され、生産設備の設計は船体設計および船体建造と並行して行われる。そして生産設備は、別のインテグレーションヤードにて船体に搭載され、船体側のユーティリティラインとは予め設定された取合点において接続される。しかし、生産設備には多くの場合、設計変更がともない、これに合わせて船体側のユーティリティラインの設計、配置も変更する必要が生じる。
本発明は、生産設備を備える洋上浮体構造物の建造において、生産設備の設計変更に合わせて船体側ユーティリティラインの設計、配置の変更を簡便、迅速、低コストで行うことを目的としている。
本発明の生産設備を備える洋上浮体構造物のユーティリティラインは、両端に接続部を有する所定長さの第1ピースメイン配管と、その先端に接続部を備えるブランチ配管が分岐するとともに両端に接続部を有する所定長さの第2ピースメイン配管とを備え、第1ピースメイン配管および第2ピースメイン配管を複数組み合わせて船長方向に接続してユーティリティラインのメイン配管が構成され、船長方向の何れの位置においても、その高さおよび船幅方向の位置が同じであるブランチ配管の生産設備との接続部が少なくとも1つ設けられることを特徴としている。
メイン配管は、例えば船幅方向に複数列配置され、ブランチ配管の船幅方向長さは、ブランチ配管の生産設備との接続部の船幅方向位置が同じとなるように、複数列の位置に応じて異なる。また、ブランチ配管の第2ピースメイン配管からの長手方向における分岐位置は、複数列の位置に応じて異なってもよい。
メイン配管は、例えば船体中央部に沿って敷設される。第1および第2ピースメイン配管の長さは、船体構造のフレームスペース長さの倍数であることが好ましい。ブランチ配管は、例えばクランク形状を呈し、第2ピースメイン配管から斜め方向を含む高さ方向に分岐し、その後、水平方向に延出するとともに、その先端において高さ方向に向けられる。また、ブランチ配管は、例えばL字形状を呈し、記第2ピースメイン配管から斜め方向を含む高さ方向に分岐し、その後、水平方向に延出する。
ブランチ配管は、例えば複数のピースに分割可能である。このとき、ブランチ配管の分割位置は、例えば第2ピースメイン配管から高さ方向に延出する位置に設けられる。また、ブランチ配管の分割位置は、例えば水平方向に延出する位置に設けられてもよい。接続部の接続には、例えばフランジ継手、スリーブ継手、ねじ込み継手、クランプ継手、食い込み継手、突き合わせ溶接等の何れか1つが使用されてもよい。
本発明の生産設備を備える洋上浮体構造物は、上記の何れかに記載のユーティリティラインを備えることを特徴としている。
本発明の生産設備を備える洋上浮体構造物のユーティリティライン敷設方法は、両端に接続部を有する所定長さの第1ピースメイン配管と、その先端に接続部を備えるブランチ配管が分岐するとともに両端に接続部を有する所定長さの第2ピースメイン配管とを複数組み合わせて船長方向に接続してユーティリティラインのメイン配管を構成し、ブランチ配管の生産設備との接続部の位置を、船長方向の何れの位置においても、その高さおよび船幅方向位置を同じにすることを特徴としている。
本発明によれば、生産設備を備える洋上浮体構造物の建造において、生産設備の設計変更に合わせて船体側ユーティリティラインの設計、配置の変更を簡便、迅速、低コストで行うことができる。
本発明の本実施形態のFPSOに搭載される生産設備モジュールの配置を示す平面図である。 センターラインCLを中心とする船体甲板上に搭載される生産設備とユーティリティラインの配置を示す部分横断面図である。 パイプラック下に敷設された、本実施形態のユーティリティラインの構造を示す斜視図である。 ブランチ配管長さの異なる第2ピースメイン配管の斜視図である。 ブランチ配管長さの異なる第2ピースメイン配管の模式的な横断面図である。 第2ピースメイン配管の長さと、ブランチ配管接続部とフレーム位置との関係を示す平面図である。 第1変形例の第2ピースメイン配管の模式的な横断面図である。 第2変形例の第2ピースメイン配管の模式的な横断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)に搭載される生産設備モジュールの配置を示す平面図であり、図2は、センターラインCLを中心とする船体甲板上に搭載される生産設備とユーティリティラインの配置を示す部分横断面図である。
本実施形態の浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)10は、船体12内に貯油タンク(不図示)を備え、貯油タンク上方の上甲板14上には、石油等を生産するための生産設備をモジュール化した生産設備モジュール16を多数搭載する。生産設備モジュール16は、上甲板14上において、船体12のセンターラインCLを挟んだ両舷側に配置され、センターラインCLを挟んだ生産設備モジュール16の間には、センターラインCLに沿ってパイプラック18が配置される。
船体12内には、ユーティリティ設備(不図示)が設けられ、各種ユーティリティ(清水、圧縮空気、窒素ガス、燃料油、海水等)が、各パイプライン(ユーティリティライン)を通してそれぞれの生産設備モジュール16へ各々供給される。船体12側のユーティリティライン20は、船体12側に設けられた配管サポート18A上に敷設される。なお、図2に示される破線Aよりも下側が船体12側に対応し、船体12内に収められるユーティリティ設備とともに造船所において建造される。また、破線Aよりも上側が生産設備に対応し、船体12建造後、例えばインテグレーションヤードにおいて船体12の上甲板14上に搭載される。
図2に示されるように、船体12側には、生産設備モジュール16を搭載するためのスツール16Aや、船体12側のユーティリティライン20とこれを搭載する配管サポート18A等が造船所において設置される。その後、インテグレーションヤードにおける生産設備の建造において、各生産設備モジュール16がスツール16Aに搭載され、各生産設備モジュール16と船体12側のユーティリティライン20とを連絡する生産設備のユーティリティライン22が船体側のユーティリティライン20に接続される。
図3は、配管サポート18Aに敷設された、本実施形態のユーティリティライン20の構造を示す斜視図である。
各ユーティリティライン20のメイン配管24は、図3に示されるように船長方向に沿って配管サポート18A上に敷設される。メイン配管24は、メイン配管24から分岐するブランチ配管30、およびこれに接続される生産設備のユーティリティライン22を通して各生産設備モジュール16に接続され、各種ユーティリティが供給される。
本実施形態において、ユーティリティライン20のメイン配管24は、所定の長さを単位とする2数種類のピースメイン配管、すなわち第1、第2ピースメイン配管26、28を繋ぎ合わせて構成される。第1、第2ピースメイン配管26、28は、それぞれ両端にフランジ等の接続部26A、28Aが設けられる所定の長さのパイプから構成され、第2ピースメイン配管28は、更にパイプの途中から分岐するブランチ配管30を備える。また、ブランチ配管30の先端にはフランジ等の接続部30Fが設けられる。メイン配管24は、生産設備の設計に合わせて、第1ピースメイン配管26と第2ピースメイン配管28を適宜組み合わせ、船長方向に接続することで提供される。
本実施形態において、ブランチ配管30は略クランク形状を呈し、第2ピースメイン配管28本体の側面から垂直に分岐した後(ブランチ配管基部30A)、第2ピースメイン配管28本体の軸方向に垂直な方向に曲げられ(ブランチ配管水平部30B)、更に第2ピースメイン配管28の本体側面から分岐した方向と同じ方向に曲げられる(ブランチ配管先端部30C)。
第2ピースメイン配管28は、ブランチ配管基部30Aが上方を向くように、センターラインCLに沿って配管サポート18Aの中央架台180に取り付けられる。このときブランチ配管水平部30Bは船体12の幅方向に沿って水平に配置され、ブランチ配管先端部30Cは、接続部30Fを上方に向けて配置される。なお、ブランチ配管水平部30Bのブランチ配管先端部30C側は、その水平が維持されるように配管サポート18Aの側方架台182に取り付けられる。
本実施形態では、ブランチ配管30の接続部30Fが配置される高さ、および船幅方向の位置を、船長方向に拘わらず予め決定しており、ブランチ配管基部30Aとブランチ配管先端部30Cの長さ、およびブランチ配管水平部30Bの長さは、これらの高さ、位置に合わせて予め決定されている。すなわち、図3の破線で示されるように、ブランチ配管30の接続部30Fの船長方向の位置は、第2ピースメイン配管28の接続される位置を船長方向に移動することにより変更できる。なお、取合点の船長方向の位置の自由度はピースメイン配管の長さによって制御できる。
すなわち、本実施形態によれば、生産設備の設計・施工では、生産設備のユーティリティライン22の接続位置を、これら予め設定された高さ、船幅方向位置に合わせて設計・施工すればよく、その一方で、船体12側では、生産設備で設計変更があった場合、第1、第2ピースメイン配管26、28の一部の配置を、変更があった生産設備に合わせて変更するだけで対応ができる。
なお、図4、図5は、メイン配管24が船幅方向に複数配置される場合の第2ピースメイン配管28の構成を説明する図である。図4は、各第2ピースメイン配管28の斜視図であり、図5は、模式的な横断面図である。
通常、様々な種類のユーティリティが、各生産設備モジュール16へと供給されるため、配管サポート18Aには、複数のユーティリティに対応する複数のメイン配管24が、船幅方向に並べられて船長方向に沿って敷設される。そのため、メイン配管24の船幅方向の位置により、予め設定された接続部30Fの船幅方向位置までの距離が異なる。そのため、本実施形態では、メイン配管24が配置される接続部30Fからの距離に合わせて、ブランチ配管水平部30Bの長さが異なる第2ピースメイン配管28を予め複数用意する。
また、並列する複数の第2ピースメイン配管28において、同じ位置でブランチ配管30が分岐すると、ブランチ配管水平部30Bおよびブランチ配管先端部30C(接続部30F)の取り合いができない。そのため本実施形態では、ブランチ配管水平部30Bの長さが異なる第2ピースメイン配管28では、ブランチ配管30の長手方向の分岐位置を異ならせることで、並列するパイプ同士の間での取合いの問題の発生を防止している。
図4では、3つの第2ピースメイン配管28が並設される場合の例を示し、予め設定された接続部30Fの位置に近い側の第2ピースメイン配管28から第2ピースメイン配管280、281、282とし、そのブランチ配管水平部30Bをブランチ配管水平部300、301、302として示す。図5(a)は、図4のブランチ配管水平部300の位置での模式的横断面図、図5(b)は、ブランチ配管水平部301の位置での模式的横断面図、図5(c)は、ブランチ配管水平部302の位置での模式的横断面図に対応する。
また、本実施形態では、図6の平面図に示されるように、第1、第2ピースメイン配管26、28の長さLを、船体構造のフレームスペース長さTの倍数とし、接続部26A、28Aが位置する取合点の位置をフレームFRに合わせて設けることができる。これにより、取合点がフレーム上になくとも、同構成によれば、取合点がフレームスペースと同じピッチで変更可能であるため、配置図上、取合点が配置可能な位置を直ぐに特定することができる。また、生産設備側と船体側との意思疎通を取り易い。
以上のように、本実施形態によれば、FPSOの建造過程において、生産設備の設計変更が発生しても、これに合わせて船体側ユーティリティラインの設計、配置の変更を簡便、迅速、低コストで行うことができる。
次に図7、8を参照して本実施形態の第1、2変形例について説明する。本実施形態では、ブランチ配管30は、第2ピースメイン配管28に一体的に設けられていたが、第1、第2変形例では、ブランチ配管が、複数のピースに分割可能である。図7の第1変形例のブランチ配管32は、ブランチ配管基部32Aにおいて2つのピースに分離可能である。両ピースはフランジなどを用いた接続部32Fを介して接続可能である。同構成によれば、実施形態の効果に加え、工事の終盤まで接続部32Fよりも先のブランチ配管ピースを取り付けずにおくことができ、取合点の変更により容易に対応できる。
また、図8の第2変形例のブランチ配管34は、ブランチ配管水平部34Bにおいて、3つのピースに分割可能である。すなわち、ブランチ配管水平部34Bは、ブランチ配管基部34Aと一体的な部分と、ブランチ配管先端部34Cと一体的な部分と、両者の間に位置する水平部34Dのみからなる部分に接続部34F、34Gにより分離される。同構成によれば、第1変形例の効果に加え、メイン配管を複数列配置する場合にも、ブランチ配管34の水平部34Dの長さの調整だけで、船幅方向の調整を行うことができ、他のパーツは共通化することができる。
なお、本実施形態および変形例では、接続部の例にフランジ継手を挙げたが、接続部の接続方法は、これに限定されるものではなく、例えばスリーブ継手、ねじ込み継手、クランプ継手、食い込み継手、突合せ溶接などであってもよい。また、本実施形態では、ブランチ配管をクランク形状としたが、ブランチ配管は、クランク形状以外でもよく、例えばL字形状とすることも可能である。この場合、ブランチ配管は、第2ピースメイン配管から高さ方向に分岐し、その後、水平方向に延出する。また、本実施形態では、船幅方向の船体中央部にユーティリティラインが敷設されたが、センターラインからずれた位置において長手方向に沿って敷設されてもよく、複数のラインに分けて敷設する構成であってもよい。なお、本実施形態では、ブランチ配管の接続部が全て船長方向の何れの位置においても、その高さおよび船幅方向の位置が同じである場合を例に説明したが、異なる高さ、あるいは異なる船幅方向位置を有する接続部が一部存在してもよい。また、本変形例では、2つの接続部34F、34Gを水平部34Dに設けたが、一方または両方を各々ブランチ配管基部34A、ブランチ配管先端部34Cに設ける構成としてもよい。
なお、本実施形態のブランチ配管は第2ピースメイン配管から船体上向きに分岐した後、船体幅方向に延出したが、真上に分岐するのではなく幅方向に0°〜45°の範囲で斜めに分岐させてもよい。また、第2ピースメイン配管からの分岐位置と接続部とを結ぶブランチ配管の形状は、本実施形態や変形例に限定されるものではなく、ブランチ配管の生産設備との接続部が、船長方向の何れの位置においても、その高さ、船幅方向の位置が同じにできればよい。
10 浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)
12 船体
14 上甲板
16 生産設備モジュール
16A スツール
18 パイプラック
18A 配管サポート
20 ユーティリティライン
22 生産設備のユーティリティライン
24 メイン配管
26 第1ピースメイン配管
26A 接続部
28 第2ピースメイン配管
28A 接続部
30 ブランチ配管
30F 接続部

Claims (13)

  1. 両端に接続部を有する所定長さの第1ピースメイン配管と、
    その先端に接続部を備えるブランチ配管が分岐するとともに両端に接続部を有する所定長さの第2ピースメイン配管とを備え、
    前記第1ピースメイン配管および前記第2ピースメイン配管を複数組み合わせて船長方向に接続してユーティリティラインのメイン配管が構成され、
    船長方向の何れの位置においても、その高さおよび船幅方向の位置が同じである前記ブランチ配管の生産設備との接続部が少なくとも1つ設けられる
    ことを特徴とする生産設備を備える洋上浮体構造物のユーティリティライン。
  2. 前記メイン配管が、船幅方向に複数列配置され、前記ブランチ配管の船幅方向長さが、前記ブランチ配管の生産設備との接続部の船幅方向位置が同じとなるように、前記複数列の位置に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載のユーティリティライン。
  3. 前記メイン配管が、船幅方向に複数列配置され、前記ブランチ配管の前記第2ピースメイン配管からの長手方向における分岐位置が、前記複数列の位置に応じて異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のユーティリティライン。
  4. 前記メイン配管が、船体中央部に沿って敷設されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のユーティリティライン。
  5. 前記第1および第2ピースメイン配管の長さが、船体構造のフレームスペース長さの倍数であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のユーティリティライン。
  6. 前記ブランチ配管がクランク形状を呈し、前記第2ピースメイン配管から高さ方向に分岐し、その後、水平方向に延出するとともに、その先端において高さ方向に向けられることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のユーティリティライン。
  7. 前記ブランチ配管がL字形状を呈し、記第2ピースメイン配管から高さ方向に分岐し、その後、水平方向に延出することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のユーティリティライン。
  8. 前記ブランチ配管が、複数のピースに分割可能であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のユーティリティライン。
  9. 前記ブランチ配管の分割位置が、前記第2ピースメイン配管から高さ方向に延出する位置に設けられることを特徴とする請求項8に記載のユーティリティライン。
  10. 前記ブランチ配管の分割位置が、前記水平方向に延出する位置に設けられることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のユーティリティライン。
  11. 前記接続部の接続に、フランジ継手、スリーブ継手、ねじ込み継手、クランプ継手、食い込み継手、突合せ溶接の何れか1つが使用されることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のユーティリティライン。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載のユーティリティラインを備えることを特徴とする生産設備を備える洋上浮体構造物。
  13. 両端に接続部を有する所定長さの第1ピースメイン配管と、その先端に接続部を備えるブランチ配管が分岐するとともに両端に接続部を有する所定長さの第2ピースメイン配管とを複数組み合わせて船長方向に接続してユーティリティラインのメイン配管を構成し、
    前記ブランチ配管の接続部の位置を、船長方向の何れの位置においても、その高さおよび船幅方向位置を同じにすることを特徴とする生産設備を備える洋上浮体構造物のユーティリティライン敷設方法。
JP2018087254A 2018-04-27 2018-04-27 浮体式生産設備のユーティリティラインおよびその敷設方法 Active JP7147117B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018087254A JP7147117B2 (ja) 2018-04-27 2018-04-27 浮体式生産設備のユーティリティラインおよびその敷設方法
CN201980019174.3A CN111918818B (zh) 2018-04-27 2019-04-23 浮体式生产设备的公用管路及其敷设方法
KR1020207030923A KR102356515B1 (ko) 2018-04-27 2019-04-23 부체식 생산 설비의 유틸리티 라인 및 그 부설 방법
PCT/JP2019/017170 WO2019208553A1 (ja) 2018-04-27 2019-04-23 浮体式生産設備のユーティリティラインおよびその敷設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018087254A JP7147117B2 (ja) 2018-04-27 2018-04-27 浮体式生産設備のユーティリティラインおよびその敷設方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019189181A true JP2019189181A (ja) 2019-10-31
JP7147117B2 JP7147117B2 (ja) 2022-10-05

Family

ID=68295414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018087254A Active JP7147117B2 (ja) 2018-04-27 2018-04-27 浮体式生産設備のユーティリティラインおよびその敷設方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7147117B2 (ja)
KR (1) KR102356515B1 (ja)
CN (1) CN111918818B (ja)
WO (1) WO2019208553A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024189861A1 (ja) * 2023-03-15 2024-09-19 日揮グローバル株式会社 洋上設備

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115158590A (zh) * 2022-08-18 2022-10-11 上海外高桥造船有限公司 组合支架和综合组件

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51133821U (ja) * 1975-04-19 1976-10-28
JP2007100338A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Shimizu Corp 生産施設
WO2011089108A1 (en) * 2010-01-20 2011-07-28 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Vessel with a modified pipe arrangement
JP2011162038A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液化ガス運搬船に搭載される再液化装置
JP2015117769A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 旭有機材工業株式会社 流体輸送用ヘッダー管継手
KR20150134122A (ko) * 2014-05-21 2015-12-01 삼성중공업 주식회사 유체화물 처리시설을 갖는 해양구조물
JP2017095000A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 三井造船株式会社 海洋構造物における居住区構造体、海洋構造物、海洋構造物における居住区構造体の建造方法、海洋構造物の建造方法、海洋構造物における居住区構造体の設計方法、及び、海洋構造物の設計方法
JP2017154702A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 三井造船株式会社 生産設備を備える浮体構造物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6496489B2 (ja) * 2013-04-12 2019-04-03 信吉 森元 Lng船またはlpg船
EP3358122B1 (en) * 2013-05-06 2020-02-26 Itrec B.V. Wellbore drilling system

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51133821U (ja) * 1975-04-19 1976-10-28
JP2007100338A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Shimizu Corp 生産施設
WO2011089108A1 (en) * 2010-01-20 2011-07-28 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Vessel with a modified pipe arrangement
JP2011162038A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液化ガス運搬船に搭載される再液化装置
JP2015117769A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 旭有機材工業株式会社 流体輸送用ヘッダー管継手
KR20150134122A (ko) * 2014-05-21 2015-12-01 삼성중공업 주식회사 유체화물 처리시설을 갖는 해양구조물
JP2017095000A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 三井造船株式会社 海洋構造物における居住区構造体、海洋構造物、海洋構造物における居住区構造体の建造方法、海洋構造物の建造方法、海洋構造物における居住区構造体の設計方法、及び、海洋構造物の設計方法
JP2017154702A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 三井造船株式会社 生産設備を備える浮体構造物

Non-Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
HWANG, JI-HYUN, ROH, MYUNG-IL, LEE, KYU-YEUL: "Integrated engineering environment for the process FEED of offshore oil and gas production plants", OCEAN SYSTEMS ENGINEERING, vol. 2, no. 1, JPN6019027637, March 2012 (2012-03-01), KR, pages 49 - 68, XP055646865, ISSN: 0004705666, DOI: 10.12989/ose.2012.2.1.049 *
MUELLER, WAYNE, ROOBAERT, NORB: "Standardization adds value to FPSO topsides", OFFSHORE MAGAZINE, JPN6019027643, 2008, US, ISSN: 0004705668 *
SAMIE, NAEIM NOURI: "Disciplines Involved in Offshore Platform Design", PRACTICAL ENGINEERING MANAGEMENT OF OFFSHORE OIL AND GAS PLATFORMS, JPN6019027642, 2016, NL, pages 87 - 138, ISSN: 0004705667 *
TANAKA, SHIGERU, TAKANO, KOTARO: "NEXT GENERATION HULL-PLATFORM "NOAH-FPSO HULL" BASED ON MODULAR DESIGN AND CONSTRUCTION CONCEPT", PROCEEDINGS OF THE ASME 2017 36TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON OCEAN, OFFSHORE AND ARCTIC ENGINEERING, JPN6019027644, June 2017 (2017-06-01), NO, ISSN: 0004705669 *
中西啓,榊原雄人: "FPSOの配管設計留意点", 配管設計の実務 最適設計のための基礎知識, vol. 47, no. 3, JPN6019027636, February 2005 (2005-02-01), JP, pages 44 - 49, ISSN: 0004705665 *
橋本元信,本橋賀津彦: "洋上プラントにおける配管解析", 洋上プラント・船舶・海洋技術, vol. 56, no. 3, JPN6019027634, February 2014 (2014-02-01), JP, pages 98 - 103, ISSN: 0004705664 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024189861A1 (ja) * 2023-03-15 2024-09-19 日揮グローバル株式会社 洋上設備

Also Published As

Publication number Publication date
KR102356515B1 (ko) 2022-02-08
JP7147117B2 (ja) 2022-10-05
CN111918818B (zh) 2022-06-03
WO2019208553A1 (ja) 2019-10-31
CN111918818A (zh) 2020-11-10
KR20200138314A (ko) 2020-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10183730B2 (en) Twin-hull offshore structure comprising an interconnecting central deck
WO2019208553A1 (ja) 浮体式生産設備のユーティリティラインおよびその敷設方法
JP2021524003A (ja) 荷積み/荷降ろしタワーを備える密閉断熱タンク
BR112012020620B1 (pt) embarcação para processamento de hidrocarboneto, e, método para a liquefação de uma corrente de hidrocarboneto gasoso.
US8998533B2 (en) Prefabrication of pipe strings on board of pipe-laying vessels
JP2020033009A (ja) 浮体式炭化水素貯蔵プラントおよび/または浮体式炭化水素処理プラントの外殻として用いる船体、同船体を製造するための方法、同船体を備える船舶、ならびに同船体を有する同船舶を製造するための方法
KR20120002218A (ko) 해양 구조물의 탑사이드 모듈 지지구조
KR101335261B1 (ko) 탑 사이드 모듈을 갖는 부유식 해상 구조물 및 이의 건조방법
KR20180073950A (ko) 리퀴드 돔 체어 및 이를 이용한 단열박스 고정방법
KR101589196B1 (ko) 유체화물 처리시설을 갖는 해양구조물
EP3131807B1 (en) Method of integrating new built structural block and sponson with existing lng carrier
KR20140000660U (ko) 부유식 해상 구조물에 사용되는 모노레일 연결 구조물
KR200481538Y1 (ko) 해양구조물 도킹용 지지구조
KR20210058878A (ko) 기존 선박의 이용 방법
KR20140026002A (ko) 해양 구조물의 탑 사이드 모듈 배치구조
KR20240005341A (ko) 브라켓 및 이를 포함하는 해양 구조물
KR101337273B1 (ko) 부유식 해상구조물의 상부지지구조 및 그 방법
KR101498243B1 (ko) 부유식 해상구조물
KR20130006669U (ko) 해양구조물 도킹용 지지구조
WO2019013156A1 (ja) 洋上浮体構造物およびその船尾構造
KR20150014173A (ko) 탑 사이드의 메인 노드 제작방법
KR20150007645A (ko) 복합 이송형 해저 파이프라인
KR20140004032U (ko) 해양구조물용 파이프 랙 구조물
KR20120040303A (ko) 선박용 인터페이스 케이블의 포설보조장치 및 이를 포함하는 리그선

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20210128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7147117

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350