JP2019187738A - 台車兼陳列棚 - Google Patents

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誠浩 林
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誠浩 林
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Abstract

【課題】各種商品を効率良く搬送し陳列することができ、非使用時にはネスティングして収納することができる台車兼陳列棚を提供する。【解決手段】背面部枠部材1の両側部に支柱11,12が鉛直に配設され、両側の支柱11,12には、所定の長さを有するスリット状の係止孔17が、縦に所定の間隔をおいて複数個穿設される。フック状の係止部51を背面部に有する1対の棚受け部材5が、両側の支柱11,12の17係止孔に、係止部51を差し込んで、第1側部枠部材2の内側に、水平に取り付けられ、方形の棚板6が両側の棚受け部材5上に着脱可能に取り付けられる。ベース板4は、背面部枠部材1の下部に、ヒンジ部8を介して上下に回動可能に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、大型量販店などで、商品を搬入する際に台車として使用され、且つそのまま店舗で陳列棚としても使用することができる台車兼陳列棚に関する。
従来、大型量販店などで、商品を搬入する際に台車として使用され、且つそのまま店舗で陳列棚としても使用することができる台車兼陳列棚が、特許文献1などにおいて、提案されている。この台車兼陳列棚は、2台の台車上に、商品陳列用の空間を有する枠部材が立設され、枠部材内に複数の棚部が配設され、2台の台車が、相互に隣接する縦枠部に蝶番を取り付け、2台の台車を、蝶番を介して開閉するように、構成される。
特開2000−168561号公報
しかし、この従来の台車兼陳列棚は、2台の台車上に、商品陳列用の空間を有する直方体形状の枠部材を立設し、枠部材内に複数の棚部を取り付けるための棚取付部を縦枠に固定的に設けている。このため、棚板を枠部材に対し着脱可能に設けたとしても、陳列棚として商品の陳列に使用する際、棚板の位置が固定され、商品の種類や大きさによっては、スペースが空きすぎ、効率の悪い陳列を強いられる課題があった。
また、上記台車兼陳列棚は、店舗で使用しないときに、特定箇所に集めて収納されるが、台車形態及び陳列棚形態ともにネスティングができないため、多くの収納スペースが必要となる課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、各種商品を効率良く搬送し陳列することができ、非使用時にはネスティングして収納することができる台車兼陳列棚を提供することを目的とする。
本発明に係る台車兼陳列棚は、
底部に1対の後キャスターを設けた背面部枠部材と、該背面部枠部材の端部に平面視で直角に固定され、底部に前キャスターを設けた第1側部枠部材と、該背面部枠部材の他方の端部に蝶番を介して開閉可能に取り付けられ、底部に前キャスターを設けた第2側部枠部材と、を備えた台車兼陳列棚であって、
該背面部枠部材の両側部に支柱が鉛直に配設され、該両側の支柱には、所定の長さを有するスリット状の係止孔が、縦に所定の間隔をおいて複数個穿設され、
フック状の係止部を背面部に有する1対の棚受け部材が、該両側の支柱の該係止孔に該係止部を嵌入して、該背面部枠部材の内側に、着脱可能に取り付けられ、
棚板が該両側の棚受け部材上に着脱可能に取り付けられ、
方形のベース板が、該背面部枠部材の下部に、ヒンジ部を介して上下に回動可能に取り付けられ、
該ベース板を少なくとも垂直位置でロックするロック金具が該ベース板に取り付けられたことを特徴とする。
この発明の台車兼陳列棚によれば、例えばイベントセールなどで、多くの商品を売り場まで搬送する際、台車兼陳列棚内に搭載して効率良く搬入することができる。また、陳列棚として商品の陳列に使用する際、背面部枠部材の両側の支柱に対し、棚受け部材を介して複数の棚板を任意の高さ位置に着脱可能に取り付けることができるので、商品の種類や大きさに応じて、棚板の位置を変え、効率良く多くの商品を陳列することができる。
また、非使用時、棚板と棚受け部材を外し、ベース板を上に回動させて垂直位置とした状態で、第2側部枠部材を内側に回動させ、背面部枠部材と平行にして台車兼陳列棚を収納すれば、複数の台車兼陳列棚をネスティングして収納することができ、収納スペースの省スペース化を図ることができる。
ここで、上記1対の後キャスターは上記背面部枠部材の下枠に底部に固定した取付板に取り付け、上記前キャスターは上記第1側部枠部材と第2側部枠部材の下枠の前底部に固定した取付板に取り付けることが好ましい。
またここで、第1側部枠部材と第2側部枠部材の下枠の内側に、上記ベース板の縁部を嵌入して保持するベース板保持部を設けることが好ましい。
またここで、上記ロック金具は、把持部を設けたロックピンと、該ロックピンを摺動可能に保持したロックケースと、該ロックピンを付勢するコイルバネとを備え、ロックケースには、該把持部を非ロック位置とロック位置で係止する係止凹部が設けられた構成とすることができる。
またここで、上記第2側部枠部材の後枠を円形パイプにより形成し、上記蝶番は、該円形パイプの後枠を両側から挟持する半円形部材を、締付ネジにより回動可能に締め付けるように構成することができる。
この発明の台車兼陳列棚によれば、各種商品を効率良く搬送し、且つ陳列することができ、非使用時にはネスティングして収納することができる。
本発明の一実施形態を示す台車兼陳列棚の正面図である。 同台車兼陳列棚の右側面図である。 同台車兼陳列棚の斜視図である。 2枚の棚板を取り付けた台車兼陳列棚の正面図である。 図4のV-V断面図である。 台車兼陳列棚の分解斜視図である。 台車兼陳列棚の背面側から見た分解斜視図である。 第1側部枠部材と第2側部枠部材の斜視図である。 背面部枠部材の支柱と棚受け部材の断面図である。 支柱と棚受け部材及び棚板の係止状態を示す断面説明図である。 (a)はロック金具の斜視図、(b)はその断面図である。 ロック金具の分解斜視図である。 (a)はベース板の正面図、(b)はその右側面図、(c)はその底面図である。 ベース板を上に立ち上げた状態の台車兼陳列棚の斜視図である。 ベース板を上に立ち上げ、且つ第2側部枠部材を内側に閉じた状態の台車兼陳列棚の斜視図である。 ネスティングした状態の台車兼陳列棚の斜視図である。 ネスティングした状態の台車兼陳列棚の平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、台車兼陳列棚は、概略的には、底部に1対の後キャスター10aを設けた背面部枠部材1と、背面部枠部材1の左端部に平面視で直角に固定され、底部に前キャスター10bを設けた第1側部枠部材2と、背面部枠部材1の右端部に蝶番7を介して開閉可能に連結され、底部に前キャスター10cを設けた第2側部枠部材3と、を備えて構成される。
背面部枠部材1は、図6,7に示すように、両側に支柱11と支柱12を鉛直に設けた長方形の枠状に形成され、両側の支柱11,12は、上部の上枠13と下部の下枠14により連結・固定される。支柱11,12及び上枠13と下枠14は角パイプにより形成され、支柱11,12の正面側に、所定の長さを有するスリット状の係止孔17が、縦に所定の間隔をおいて、多数(複数個)穿設される。支柱11,12の多数の係止孔17は、棚板6を保持する棚受け部材5を係止するために使用され、両側の支柱11,12の係止孔17は、各々、同一高さ位置に形成され、両側の棚受け部材5を同一の高さ位置で係止可能となっている。
支柱11,12及び上枠13と下枠14によって包囲された長方形の空間に、金属網15が取り付けられる。また、下枠14の底部両側に、後キャスター10aを取り付けるための、取付板16が水平に固定される。1対の後キャスター10aは自在キャスターから構成され、取付板16の底部に固定ネジで取り付けられる。
また、図6などに示す如く、右側の取付板16上には、背面部枠部材1に対し開閉可能に枢支される第2側部枠部材3の背面部枠部材1に対する開角度を、略90°に制限するために、ピン状のストッパ18が所定位置に立設される。また、図3に示す如く、下枠14の前側に、1対のヒンジ部8が設けられ、ベース板4が1対のヒンジ部8を介して上下に回動可能に枢支される。このヒンジ部8は、下枠14とベース板4の両側に、コ字状のヒンジ片8aが各々、固定され、両側のコ字状のヒンジ片8aに穿設した軸孔に、ヒンジ軸を嵌挿させて、組み付けられる。
背面部枠部材1の右側の支柱12に、図7に示す如く、第2側部枠部材3を開閉可能に枢支するための、蝶番7が上部と下部の両側に取り付けられる。図6,7に示すように、各蝶番7は、第2側部枠部材3の、円形パイプにより形成された後枠31を、両側から挟持する1対の半円形部材7a、7bを、締付ネジ7cにより回動可能に締め付け軸支するように構成される。
蝶番7の一方の半円形部材7aは、支柱12の側部に固定され、他方の半円形部材7bはフリーの状態とされ、組み付ける際には、第2側部枠部材3の後枠31を半円形部材7aの内側に位置させ、後枠31を覆うように他方の半円形部材7bを組み付ける。この状態で、半円形部材7aと半円形部材7b間を締付ネジ7cで締め付けて後枠31を回動可能に挟持させ、これにより、第2側部枠部材3は蝶番7を介して後枠31を軸に回動可能に保持される。
第1側部枠部材2は背面部枠部材1の左側の支柱11に直角に固定される。つまり、第1側部枠部材2は、図3に示す如く、その後枠21を背面部枠部材1の左側の支柱11に前側から当て、平面視で背面部枠部材1に対し直角になるように、3本の固定ネジ26により締付固定される。第1側部枠部材2の後枠21は、図6,7に示す如く、アングル材から形成され、その下枠24は角パイプから形成され、後枠21の上部と下枠24の前部間に、円形パイプから形成される上枠23が連結・固定される。上枠23は、第1側部枠部材2の上部から前部にかけて湾曲・形成されている。
一方、図14などに示すように、下枠24の前底部に、取付板28が固定され、その取付板28の底面に、例えば自在キャスターからなる前キャスター10bが取り付けられる。なお、前キャスター10b、10cに、ブレーキ付きのキャスターを使用すれば、陳列棚として使用する際、ブレーキをロックして停止状態で使うことができる。
さらに、第1側部枠部材2の平面部に、金属網15が取り付けられ、後枠21、下枠24、上枠23により囲われる空間は金属網15となっている。また、図6に示す如く、後枠21の中間部内側に、コ字状の掛止部27が取り付けられる。この掛止部27には、ベース板4を上に回動させ垂直に立ち上げた状態で、ベース板4のロック金具9のロックピン92が掛止され、ベース板4を垂直状態に保持する。
ロック金具9は、ベース板4の底部両側に取り付けられ、ベース板4を水平位置及び垂直位置にロックさせる金具である。ロック金具9は、図11、12に示すように、把持部93を設けたロックピン92と、ロックピン92を摺動可能に保持したロックケース91と、ロックピン92を突出側つまりロック方向に付勢するコイルバネ94とを備えて構成される。ロックケース91には、把持部93をロック位置で係止する係止凹部95と、非ロック位置つまりロックピン92の先端部の引き戻し位置で把持部93を係止する係止凹部96が設けられる。なお、コイルバネ94は、ロックピン92を非突出側つまり非ロック方向に付勢するように取り付けることもできる。
ベース板4の両側底部に取り付けられるロック金具9は、各々、鏡面対称形状として形成され、例えば、図11に示すロック金具9は、ベース板4の左側に取り付けられる。ベース板4を水平状態または垂直状態でロックする場合、図11の左側にロックピン92を摺動させ、ロックピン92の先端部を第1側部枠部材2の挿入孔29に係止させて、ベース板4を水平状態に保持する。ベース板4の右側に取り付けられるロック金具は、左側のロック金具9の鏡面対称形状に形成される。
第2側部枠部材3は、上記のように、背面部枠部材1の右側の支柱12に対し上下1対の蝶番7を介して回動可能に取り付けられる。第2側部枠部材3は、図6,7に示す如く、角パイプ状の下枠34の後端部上に、円形パイプ状の後枠31を立設し、後枠31の上端部と下枠34の前端部との間に湾曲した上枠33を取り付け、後枠31、上枠33、下枠34で囲まれた空間に金属網15が取り付けられて構成される。
第2側部枠部材3は、図3に示すように、平面視で背面部枠部材1に対し、図3の直角状態から図14の平行状態まで、略90°の範囲で回動可能に、蝶番7を介して取り付けられる。また、図6などに示す如く、下枠34の前底部に、取付板38が固定され、その取付板38の底面に、例えば自在キャスターからなる前キャスター10cが取り付けられる。
上記のように、背面部枠部材1の下枠14に1対の後キャスター10aが取り付けられ、第1側部枠部材2の下枠24の前底部に前キャスター10bが取り付けられ、第2側部枠部材3の下枠34の前底部に前キャスター10cが取り付けられため、この台車兼陳列棚は、図3に示す使用時、及び図15、16に示す非使用時において、自在に移動可能である。
図3に示す如く、背面部枠部材1の下枠14の前側に、1対のヒンジ部8を介してベース板4が上下に回動可能に枢支される。ベース板4は、図13に示すように、ベース本体41が長方形の鋼板の、4辺の縁部を下側に折り曲げて、方形状に形成され、ベース本体41の内側に補強リブ42が水平に固定される。また、ヒンジ部8のヒンジ片8bがベース本体41の背面側の2箇所に固定される。
ベース板4を取り付ける場合、図6に示す如く、そのヒンジ片8bを、背面部枠部材1の下枠14の前側に固定したヒンジ片8aと係合させ、ヒンジ軸をその間に嵌挿させて連結する。これにより、ベース板4はヒンジ部8を介して上下に回動可能に保持される。ベース板4のベース本体41の内側に、上記ロック金具9が、ベース板4を水平位置と垂直位置でロックするように設けられる。
ベース板4を水平位置でロックするために、図8に示す如く、第1側部枠部材2の下枠24の先端内側に挿入孔29が穿設され、第2側部枠部材3の下枠34の先端内側に挿入孔39が穿設される。ベース板4を水平位置まで下ろしたとき、両側のロック金具9のロックピン92の位置が各々、挿入孔29,39の位置で一致するようになっており、両側のロック金具9のロックピン92を外側に摺動操作すれば、ロックピン92の先端が挿入孔29,39に挿入され、ベース板4は水平位置でロックされる。
さらに、図8に示す如く、第1側部枠部材2の下枠24の内側、及び第2側部枠部材3の下枠34の内側に、ベース板保持部25,35が設けられている。これにより、ベース板4を水平位置まで下ろしたとき、ベース板4の両側縁部がベース板保持部25,35に嵌入され、保持されるようになっている。
一方、ベース板4を垂直位置まで上げたときには、両側のロック金具9のロックピン92の位置が、各々、第1側部枠部材2の後枠21の掛止部27の位置、または第2側部枠部材3の後枠31の背面側に位置するようになっており、ベース板4の垂直状態で、両側のロック金具9のロックピン92を外側に摺動操作すれば、ロックピン92の先端が後枠21の背面側または後枠31の背面側に挿入され、ベース板4は垂直位置でロックされることとなる。
なお、実施形態では、ロック金具9は、ベース板4が水平位置と垂直位置にあるとき、ロックピン92を挿入孔29等に係止させて、ベース板4をロックするようにしたが、ベース板4を垂直位置でのみ、ロックするように構成してもよい。
図9に示すように、棚板6を支持するために、背面部枠部材1の両側の支柱11,12に、棚受け部材5が着脱可能に取り付けられる。両側の支柱11,12の前面には、図10に示すように、スリット状の係止孔17が縦方向に所定の間隔をおいて多数穿設されている。一方、棚受け部材5は、図9に示す如く、例えば鋼板を略三角形状に加工して形成され、棚受け部材5の背面部に、複数のフック状の係止部51が縦方向に配置され、支柱側の複数のスリット状の係止孔17に、複数の係止部51を嵌入可能に形成される。棚受け部材5の上縁は、図9に示すように、水平上縁部として形成され、棚板6をその水平上縁部上に安定して載置可能となっている。
この実施形態では、複数の係止部51が、側面視で円弧状に配置されるが、上下直線状に配置することもできる。また、このような複数のフック状の係止部51を背面部に設けた棚受け部材5は、図9のように、複数の係止部51が縦方向に配置された複数の係止孔17に嵌入されて取り付けられるため、棚受け部材5が支柱11,12に対し強固に支持され、棚板6にかかる荷重を確実に棚受け部材5及び支柱11,12が保持できる構造となっている。
さらに、両側の支柱11,12の前面に、多数の係止孔17が、比較的短い長さと間隔で、柱の上部から下部まで形成されるため、棚受け部材5を、任意の高さ位置に簡単に取り付けることができる。これにより、使用時、ユーザーは、任意の高さ位置に棚板6を取り付け、且つ任意の枚数の棚板6を、陳列する商品に応じて、取り付けることができる。
次に、上記構成の台車兼陳列棚の使用態様を説明する。図16、17のようにネスティング状態で収納された台車兼陳列棚は、第2側部枠部材3を手前に開き、ベース板4を水平状態とし、安定した形態として移動させることができる。
つまり、第2側部枠部材3を、背面部枠部材1に対し直角に、第1側部枠部材2と平行な位置まで、手前に約90°回動させる。この状態で、次にベース板4を背面部枠部材1に対しヒンジ部8を介して手前下側に回動させ、水平状態とする。
このとき、ベース板4の左側の縁部が、第1側部枠部材2の下枠24の内側のベース板保持部25に嵌入されて保持され、ベース板4の左側の縁部が、第2側部枠部材3の下枠34の内側のベース板保持部35に嵌入され、ベース板4は水平状態で保持される。さらに、ベース板4の前底部に取り付けたロック金具9の把持部93をもって、ロックピン92をロックケース91上で摺動させ、ベース板4から両側にロックピン92の先端部を突出させる。
このとき、両側のロックピン92の先端部が、第1側部枠部材2の下枠24の挿入孔29、及び第2側部枠部材3の下枠34の挿入孔39に挿入される。これにより、ベース板4は、その両側を、第1側部枠部材2の下枠24及び第2側部枠部材3の下枠34に挟まれた状態で、水平に保持され、ベース板4がロック金具9によりロックされる。同時に、開閉可能な第2側部枠部材3も、ベース板4の縁部がベース板保持部35に嵌入して保持され、第2側部枠部材3は相対的にベース板4に対し図3の状態にロックされる。
この状態の台車兼陳列棚は、図3に示すように、背面部枠部材1、第1側部枠部材2、第2側部枠部材3、及びベース板4で包囲された空間を有し、ベース板4または棚板6の上に多数の商品を入れ、前キャスター10b、10c及び後キャスター10aを走行させて、台車として、イベントセールなどの場所まで、簡便に移動させることができる。
なお、図3のように棚板6が取り付けられている場合、棚板6を外した状態として移動してもよい。また、開口する台車兼陳列棚の前部から商品が移動中に落下する虞がある場合には、陳列棚の前部を、ベルトなどを掛けて、前部の開口を閉じれば、商品の落下を防止することができる。
台車兼陳列棚を陳列棚として使用する場合、図3に示すように、任意の位置に、1対の棚受け部材5を取り付け、両側の棚受け部材5上に棚板6を載置して使用する。このとき、棚受け部材5は、その背面部の係止部51を、背面部枠部材1の両側の支柱11,12に設けたスリット状の係止孔17に嵌入して、水平位置に取り付ける。棚受け部材5の係止部51は、複数個が支柱11,12の複数の係止孔17に嵌め込まれるので、水平位置に強固に保持され、その上に棚板6を安定して載置することができる。棚板6は、図3のように、1枚であっても、図4のように、2枚或いは3枚として、任意の位置に棚受け部材5を介して取り付けることができる。
従って、例えば、大型量販店などでイベントセールを行うために、大量の商品を一時的に、臨時場所の陳列棚に、陳列する場合、上記台車兼陳列棚内に商品を搭載して、セールを行う場所まで移動させ、その場所で、陳列棚を停止させ、内側に、図3,4のように、1枚または複数の棚板6を取り付け、そこに多数の商品を陳列し、イベントセールなどを行う。
そして、陳列棚としての使用を終了した場合、棚板6と棚受け部材5を外し、ベース板4の底部のロック金具9のロックを外す。このとき、ロック金具9の把持部93を持ってロックピン92を内側に摺動させ、ロックピン92の先端部を、第1側部枠部材2の下枠24の挿入孔29から、及び第2側部枠部材3の下枠34の挿入孔39から外す。
次に、ベース板4を、その背面部のヒンジ部8を介して上側に回動させ、図14に示すように、ベース板4が背面部枠部材1と平行に鉛直状態となったとき、ロックピン92を外側に摺動させる。これにより、左側のロックピン92の先端部が第1側部枠部材2の後枠21の掛止部27に掛止され、右側のロックピン92の先端部は、第2側部枠部材3の後枠31の背面側に差し込まれ掛止される。
これにより、ベース板4は、図14に示すように、鉛直状態で背面部枠部材1の前側に保持されることとなる。そして、図15に示すように、第2側部枠部材3を、その後枠31を軸に、蝶番7を介して内側に回動させ、背面部枠部材1と平行な状態として閉じた状態とする。このように、第2側部枠部材3を内側に閉じれば、図16に示すように、多数の台車兼陳列棚をネスティング状態として、省スペースで収納することができる。
このように、上記台車兼陳列棚は、例えばイベントセールなどで、多くの商品を売り場まで搬送する際、台車兼陳列棚内に多くの商品を搭載して効率良く搬入することができる。また、陳列棚として商品の陳列に使用する際、背面部枠部材1の両側の支柱11,12に対し、棚受け部材5を介して複数の棚板6を任意の高さ位置に着脱可能に取り付けることができるので、商品の種類や大きさに応じて、棚板6の位置を変え、効率良く多くの商品を陳列することができる。
また、非使用時、棚板6と棚受け部材5を外し、ベース板4を上に回動させて鉛直位置とし、第2側部枠部材3を内側に回動させ、背面部枠部材1と平行にして台車兼陳列棚を収納すれば、複数の台車兼陳列棚をネスティングして収納することができ、収納スペースの省スペース化を図ることができる。
1 背面部枠部材
2 第1側部枠部材
3 第2側部枠部材
4 ベース板
5 棚受け部材
6 棚板
7 蝶番
7a 半円形部材
7b 半円形部材
7c 締付ネジ
8 ヒンジ部
8a ヒンジ片
8b ヒンジ片
9 ロック金具
10a 後キャスター
10b 前キャスター
10c 前キャスター
11 支柱
12 支柱
13 上枠
14 下枠
15 金属網
16 取付板
17 係止孔
18 ストッパ
21 後枠
23 上枠
24 下枠
25 ベース板保持部
26 固定ネジ
27 掛止部
28 取付板
29 挿入孔
31 後枠
33 上枠
34 下枠
35 ベース板保持部
38 取付板
39 挿入孔
41 ベース本体
42 補強リブ
51 係止部
91 ロックケース
92 ロックピン
93 把持部
94 コイルバネ
95 係止凹部
96 係止凹部

Claims (5)

  1. 底部に1対の後キャスターを設けた背面部枠部材と、該背面部枠部材の端部に平面視で直角に固定され、底部に前キャスターを設けた第1側部枠部材と、該背面部枠部材の他方の端部に蝶番を介して開閉可能に取り付けられ、底部に前キャスターを設けた第2側部枠部材と、を備えた台車兼陳列棚であって、
    該背面部枠部材の両側部に支柱が鉛直に配設され、該両側の支柱には、所定の長さを有するスリット状の係止孔が、縦に所定の間隔をおいて複数個穿設され、
    フック状の係止部を背面部に有する1対の棚受け部材が、該両側の支柱の該係止孔に該係止部を嵌入して、該背面部枠部材の内側に、着脱可能に取り付けられ、
    棚板が該両側の棚受け部材上に着脱可能に取り付けられ、
    方形のベース板が、該背面部枠部材の下部に、ヒンジ部を介して上下に回動可能に取り付けられ、
    該ベース板を少なくとも垂直位置でロックするロック金具が該ベース板に取り付けられたことを特徴とする台車兼陳列棚。
  2. 前記1対の後キャスターは、前記背面部枠部材の下枠の底部に固定した取付板に取り付けられ、前記前キャスターは、前記第1側部枠部材と第2側部枠部材の下枠の前底部に固定した取付板に、取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の台車兼陳列棚。
  3. 前記第1側部枠部材と第2側部枠部材の下枠の内側に、前記ベース板の縁部を嵌入して保持するベース板保持部が設けられたことを特徴とする請求項2記載の台車兼陳列棚。
  4. 前記ロック金具は、把持部を設けたロックピンと、該ロックピンを摺動可能に保持するロックケースと、該ロックピンを付勢するバネ部材とを備え、ロックケースには、該把持部を非ロック位置とロック位置で係止する係止凹部が設けられ、該ロックピンの先端を突出させて前記ベース板を水平または垂直位置にロックすることを特徴とする請求項1記載の台車兼陳列棚。
  5. 前記第2側部枠部材の後枠が円形パイプにより形成され、前記蝶番は、該円形パイプの後枠を両側から挟持する半円形部材を有し、締付ネジにより該半円形部材を締め付けて、該後枠を回動可能に保持することを特徴とする請求項1記載の台車兼陳列棚。


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