JP2019187300A - コンバイン - Google Patents

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【課題】駐車ブレーキペダルを下方に容易に踏込むことができ、操縦部のフロアの下側と床面上に広い空間を確保できる駐車ブレーキペダルを有するコンバインを提供する。【解決手段】操縦部(5)の前部に、第1縦フレーム(20)と第2縦フレーム(21)を左右方向に間隔をおいて立設し、第1縦フレーム(21)と第2縦フレーム(22)の間に第1回転軸(35)を回動自在に支持し、走行装置(2)を停止状態に維持する駐車ブレーキペダル(30)のアーム(31)の上部を第1回転軸(35)に固定し、アーム(31)の下部に、第1ペダル(34)と、第1ペダル(34)の上側に位置する第2ペダル(33)を設け、第1ペダル(34)と第2ペダル(33)を、フロア(13)よりも上側に設け、第2ペダル(33)を第1ペダル(34)よりも緩やかな後下がり傾斜に設定した。【選択図】図7

Description

本発明は、操縦部のフロアに駐車ブレーキペダルを備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインにおいて、走行装置を駆動するトランスミッションの駐車ブレーキを操作する駐車ブレーキペダルを操縦部のフロアの左部に設ける技術が知られている。(特許文献1参照)
特開2006−115737号公報
しかし、特許文献1の技術では、駐車ブレーキペダルのペダルが1枚のプレートから形成されているので、駐車ブレーキペダルを下方に踏込みづらい欠点がある。また、駐車ブレーキペダルの下部をフロアの床板の下側に設けられた左右方向に延在する支軸に回転自在に固定しているので、フロアの床板の下側に形成される空間が狭く、油圧機器の配置方法が制約される恐れがある。さらに、駐車ブレーキペダルがフロアの床板の下側から上側へ突設されるため、フロアの床面が狭くなる欠点がある。
そこで、本発明の主たる課題は、駐車ブレーキペダルを下方に容易に踏込むことができ、操縦部のフロアの下側と床面上に広い空間を確保できる駐車ブレーキペダルを有するコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側部に脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側部に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
前記操縦部(5)の前部にフロントパネル(11)を設け、前記操縦部(5)の後部に操縦席(12)を設け、前記フロントパネル(11)と操縦席(12)の間の下部に操縦者が乗降するフロア(13)を設け、前記操縦部(5)の前部に、第1縦フレーム(20)と第2縦フレーム(21)を左右方向に間隔をおいて立設し、該第1縦フレーム(21)と第2縦フレーム(22)の間に第1回転軸(35)を回動自在に支持し、前記走行装置(2)を停止状態に維持する駐車ブレーキペダル(30)のアーム(31)の上部を第1回転軸(35)に固定し、前記アーム(31)の下部に、第1ペダル(34)と、該第1ペダル(34)の上側に位置する第2ペダル(33)を設け、前記第1ペダル(34)と第2ペダル(33)を、前記フロア(13)よりも上側に設け、前記第2ペダル(33)を第1ペダル(34)よりも緩やかな後下がり傾斜に設定したことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、平面視において、前記第2ペダル(33)を第1ペダル(34)の前側に設けた請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記第1回転軸(35)を、前記第1縦フレーム(20)および第2縦フレーム(21)の上下方向の中心部よりもフロア(13)側に偏倚した位置に設けた請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記第1回転軸(35)の右端部に連結プレート(43)を設け、前記第2縦フレーム(21)におけるフロア(13)よりも上側の部位に、操作レバー(40)の下部が支持された第2回転軸(41)を内嵌する支持部(42)を固定し、 前記連結プレート(43)の下部と第2回転軸(41)の左端部を連動した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、上下方向において前記第2回転軸(41)を第1回転軸(35)よりも下方に設け、前後方向において前記第2回転軸(41)を第1回転軸(35)に近接して設けた請求項4記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、操縦部(5)の前部にフロントパネル(11)を設け、操縦部(5)の後部に操縦席(12)を設け、フロントパネル(11)と操縦席(12)の間の下部に操縦者が乗降するフロア(13)を設け、操縦部(5)の前部に、第1縦フレーム(20)と第2縦フレーム(21)を左右方向に間隔をおいて立設し、第1縦フレーム(21)と第2縦フレーム(22)の間に第1回転軸(35)を回動自在に支持し、走行装置(2)を停止状態に維持する駐車ブレーキペダル(30)のアーム(31)の上部を第1回転軸(35)に固定し、アーム(31)の下部に、第1ペダル(34)と、第1ペダル(34)の上側に位置する第2ペダル(33)を設け、第1ペダル(34)と第2ペダル(33)を、フロア(13)よりも上側に設け、第2ペダル(33)を第1ペダル(34)よりも緩やかな後下がり傾斜に設定したので、第2ペダル(33)を利用して駐車ブレーキペダル(30)を下方に容易に踏込むことができる。また、操縦部(5)のフロア(13)の下側に大きな空間を形成することができ、フロア(13)の前部に上方に突設されるものがなくなりフロア(13)の上側にも広い空間を確保することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、平面視において、第2ペダル(33)を第1ペダル(34)の前側に設けたので、駐車ブレーキペダル(30)の踏込み初期段階に、第2ペダル(33)を利用して駐車ブレーキペダル(30)を下方に容易に踏込むことができ、操縦者の操縦姿勢を維持することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、第1回転軸(35)を、第1縦フレーム(20)および第2縦フレーム(21)の上下方向の中心部よりもフロア(13)側に偏倚した位置に設けたので、駐車ブレーキペダル(30)をより水平に設けることができ、駐車ブレーキペダル(30)を下方により容易に踏込むことができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、第1回転軸(35)の右端部に連結プレート(43)を設け、第2縦フレーム(21)におけるフロア(13)よりも上側の部位に、操作レバー(40)の下部が支持された第2回転軸(41)を内嵌する支持部(42)を固定し、連結プレート(43)の下部と第2回転軸(41)の左端部を連動したので、操縦席(12)から降車した操縦者が操作レバー(40)を操作して第1回転軸(35)を回転させて走行装置(2)に駐車ブレーキを掛けることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、上下方向において第2回転軸(41)を第1回転軸(35)よりも下方に設け、前後方向において第2回転軸(41)を第1回転軸(35)に近接して設けたので、操縦部(5)の前壁の前方への張出しを少なくすることができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの平面図である。 コンバインの左側面図である。 操作部の右側面図である。 操作部の左側面図である。 操作部の正面図である。 駐車ブレーキペダルの背面図である。 駐車ブレーキペダルの正面図である。 駐車ブレーキペダルの右側面図である。 駐車ブレーキペダルの左側面図である。 燃料タンクの背面図である。 燃料タンクの平面図である。
図1〜3に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取装置3が設けられている。また、刈取装置3の後方左側部に刈取装置3で収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側には、エンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には、脱穀装置4で脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7に貯留された穀粒は、グレンタンク7に連結された排出オーガ(図示省略)によって外部に排出される。
操縦部5の前部には、コンバインの旋回や刈取装置3の昇降等を操作する操向レバー11A等が配置されたフロントパネル11が設けられ、後部には、操縦者が着席する操縦席12が設けられ、フロントパネル11と操縦席12の間の下部には、操縦者が乗降するフロア13が設けられている。また、操縦席12の左側には、コンバインの走行速度を操作する変速レバー14A等が配置されたサイドパネル14が設けられている。
<駐車ブレーキペダル>
次に、操縦部5のフロア13における左側上方に設けられた駐車ブレーキペダル30について説明する。なお、駐車ブレーキペダル30は、走行装置2を停止状態に維持するためにトランスミッションTに装着された駐車ブレーキを作動させる操作手段である。
図4〜6に示すように、駐車ブレーキペダル30は、上側に位置する上下方向に延在するアーム31と、アーム31の下部に設けられた左右方向と前後方向に所定の幅を有するペダルブ部32から形成されている。
アーム31の上部は、左右方向に延在する回転軸(請求項における「第1回転軸」)35に固定されている。回転軸35は、軸心方向視で、操縦部5の前側に上下方向に延在する左縦フレーム(請求項における「第1縦フレーム」)20と右縦フレーム(請求項における「第2縦フレーム」)21の前方に設けられている。これにより、操縦部5に操縦者が乗り降りする場合に障害になることを防止することができる。
回転軸35の左部を左縦フレーム20におけるフロントパネル11の下部とフロア13の間の部位の上下方向の中心よりもフロア13側に偏移した位置に固定して、回転軸35の右部を右縦フレームに21おけるフロントパネル11の下部とフロア13の間の部位の上下方向の中心よりもフロア13側に偏移した位置に固定して方が好ましい。これにより、操縦者が、操縦姿勢を変更することなく駐車ブレーキペダル30を容易に踏み込むことができる。
回転軸35の左部は、左ステー36を介して操縦部5の前側に上下方向に延在する左縦フレーム20に回転自在に支持され、回転軸35の左部は、右ステー37を介して操縦部5の前側に上下方向に延在する右縦フレーム21に回転自在に支持されている。なお、左ステー36は、左縦フレーム20の左面にボルト等の締結手段によって固定されている。
回転軸35の右部には、回転軸35を手動で回動させる操作レバー40が設けられている。 操作レバー40の下部は、左右方向に延在する回転軸(請求項における「第2回転軸」)41の右部に固定されている。回転軸41は、左右方向に延在する支持部42に回転自在に内嵌され、回転軸41の左部は、連結プレート43を介して回転軸35の右部に連結されている。また、支持部42の中間部は、右縦フレーム21に固定されている。これにより、操縦者が圃場からに操作レバー40を操作してトランスミッションTに装着された駐車ブレーキを作動させることができる。
回転軸41は、回転軸35の下方に設けられ、平面視において、回転軸41は、回転軸35の後側に、回転軸35に近接して設けるのが好ましい。これにより、操縦部5の前が壁の前方への張出しを少なくすることができる。
図7〜9に示すように、駐車ブレーキペダル30のペダル32は、ペダル32の上部に設けられた補助ペダル(請求項における「第2ペダル」)33と、補助ペダル33の下側に設けられた主ペダル(請求項における「第1ペダル」)34から構成されている。駐車ブレーキペダル30が踏込まれていない状態において、平面視において、補助ペダル33は、主ペダル34よりも前側に設けられている。また、補助ペダル33の後下がり傾斜角度は、回転軸35の軸心方向視で、主ペダル34の後下がり傾斜角度よりも小さな角度に設定されている。これにより、操縦者が、補助ペダル33と主ペダル34を同時に踏み込んだ場合に、回転軸35を中心としてアーム31を介して補助ペダル33と主ペダル34を下方に向けて容易に踏み込むことができる。
主ペダル34の後下がり傾斜角度を、前後方向の延在する水平仮想線に対して45度以上に設定するのが好ましい。これにより、操縦者が、補助ペダル33と主ペダル34を同時に踏み込んだ場合に、回転軸35を中心としてアーム31を介して補助ペダル33と主ペダル34を下方前方に向けて容易に踏み込むことができる。なお、図9に示した実施形態では、補助ペダル33は、回転軸35の軸心方向視で、前後方向の延在する水平仮想線に対して交差角度が略10度で後下がり傾斜に設けられ、主ペダル34は、回転軸35の軸心方向視で、前後方向の延在する水平仮想線に対して交差角度が略50度で後下がり傾斜に設けられている。
図9に示すように、連結プレート43は、回転軸35に上部が固定された上プレート43Aと、回転軸41に下部が固定された下プレート43Cと、上プレート43Aと下プレート43Cを連結する中間プレート43Bから形成されている。なお、上プレート43Aの下部と中間プレート43Bの後部は、回転自在に固定され、中間プレート43Bの前部と下プレート43Cの上部は、回転自在に固定されている。これにより、操作レバー40を、回転軸41の軸心方向視で、回転軸41を中心として時計方向に回転させると、回転軸35が、回転軸35の軸心方向視で、反時計方向に回転して、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキを作動させることができる。一方、操作レバー40を、回転軸41の軸心方向視で、回転軸41を中心として反時計方向に回転させると、回転軸35が、回転軸35の軸心方向視で、時計方向に回転して、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキの作動を解除させることができる。
図7,8,10に示すように、回転軸35における左ステー36よりも右側に延出した部位には、扇形形状の回転体50の前部が固定されている。また、回転体50の後部は、回転軸35から所定の半径を有する円弧形状に形成されており、回転体50の後部における上部には、凹凸形状の係合部51が形成されている。
回転軸35の軸心方向視で、左ステー36の回転体50よりも後側部位には左右方向に延在する支軸52が設けられている。支軸52には、回転体50の係合部51に係合するフック部材53の下部が回転自在に支持されている。また、フック部材53における支軸52よりも下側に延出した部位には、スプリング等の付勢手段55の前部が接続されている。なお、付勢手段55の後部は、左ステー36の後部の右面に固定されたブラケット56の接続されている。これにより、駐車ブレーキペダル30を踏込んだ場合には、回転体50の係合部51とフック部材56が係合して、駐車ブレーキペダル30の踏込みを中止しても、トランスミッションT内に装着された駐車ブレーキを継続して作動させることができる。
回転体50の右面には、左右方向に延在する支軸(図示省略)が設けられており、この支軸には、回転体50とトランスミッションTに装着された駐車ブレーキを接続するワイヤケーブル57の一側が固定されている。なお、図10において、回転体50が、回転軸35の軸心方向視で、回転軸35を中心として反時計方向に回転した場合には、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキが作動し、回転軸35を中心として時計方向に回転した場合には、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキの作動が解除される。
フック部材53における支軸52よりも上側の部位には、左右方向に延在する支軸54が設けられている。支軸54には、フック部材53と、操縦部5の駐車ブレーキ解除レバー14Bを接続するワイヤケーブル57の一側が固定されている。また、ワイヤケーブル57のケーブル本体の一側は、ブラケット56に固定されている。
左ステー36における回転体50よりも上側の部位には、回転体50の上部に当接する弾性部材からなるストッパ60が設けられている。これにより、回転体50が、回転軸35を中心として反時計方向に過度に回転することを防止することができる。
左ステー36におけるフック部材53よりも上側の部位には、フック部材53の回動位置を検出するセンサ61が設けられている。これにより、フック部材53を介してトランスミッションTに装着された駐車ブレーキの作動状況を検知することができ、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキが作動していない状態では、エンジンEの始動を禁止して安全性を高めることができる。
<燃料タンク>
次に、エンジンEに供給する軽油を貯留する燃料タンク70について説明する。図11,12に示すように、燃料タンク70は、上下方向に2分割されて樹脂を一体成型して形成した上タンク部71と、鉄板を折曲げ成型した下タンク部72から構成されている。これにより、燃料タンク70の下方に、土壌との衝突を防止する保護カバーを設ける必要が
なくなる。なお、燃料タンク70は、脱穀装置4の後方下部に長手方向を左右方向に沿わせて設けられている。
上タンク部71の外方に向かって延在する上フランジ部71Aと、下タンク部72の外方に向かって延在する下フランジ部72Aは、ボルト等の締結手段73によって固定されている。上フランジ部71Aと下フランジ部72Aは、ガスケットを介して固定されており、また、上フランジ部71Aにおける締結手段73よりも内側の内周部には、下フランジ部72Aに向かう凸部が形成されている。これにより、燃料タンク70内に貯留された軽油が、上フランジ部71Aと下フランジ部72Aの間を通って外部に染出すのを防止することができる。
上タンク部71の右壁には、給油口74が形成されている。これにより、燃料タンク70に軽油を容易に給油することができる。また、下フランジ部72A内に臨んでいる上タンク部71の上フランジ部71Aよりも下方に位置する下部の底壁には、複数の貫通孔71Bが形成されている。
下フランジ部72Aよりも下側に位置する燃料タンク70の下側貯留容量が、上フランジ部71Aよりも上側に位置する燃料タンク70の上側貯留容量よりも大きく形成されている。これにより、上タンク部71の肉厚を薄くして軽量化を図ることができる。
上タンク部71の上部開口部は、上蓋75で覆われている。上蓋75には、燃料タンク70内の軽油の残量を測定するフロートセンサ76と、燃料タンク70内の軽油をエンジンEに向けて送り出す吸込みパイプ76と、燃料タンク70内の空気を外部に排気する空気抜きパイプ77が設けられている。これにより、フロートセンサ75等を一体として燃料タンク70に組み込むことができて作業負担を軽減することができる。
上タンク部71の上フランジ部71Aよりも下方に位置する下部の底壁には、フロートセンサ76が移動可能な貫通口71Cが形成されている。これにより、フロートセンサ76によって燃料タンク70内の僅かになった軽油の残量も測定することができる。
1 機体フレーム
2 走行装置
3 刈取装置
4 脱穀装置
5 操縦部
11 フロントパネル
12 操縦席
13 フロア
20 左縦フレーム(第1縦フレーム)
21 右縦フレーム(第2縦フレーム)
30 駐車ブレーキペダル
31 アーム
33 補助ペダル(第2ペダル)
34 主ペダル(第1ペダル)
35 回転軸(第1回転軸)
40 操作レバー
41 回転軸(第2回転軸)
42 支持部
43 連結プレート
本発明は、操縦部のフロアに駐車ブレーキペダルを備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインにおいて、走行装置を駆動するトランスミッションの駐車ブレーキを操作する駐車ブレーキペダルを操縦部のフロアの左部に設ける技術が知られている。(特許文献1参照)
特開2006−115737号公報
しかし、特許文献1の技術では、駐車ブレーキペダルのペダルが1枚のプレートから形成されているので、駐車ブレーキペダルを下方に踏込みづらい欠点がある。また、駐車ブレーキペダルの下部をフロアの床板の下側に設けられた左右方向に延在する支軸に回転自在に固定しているので、フロアの床板の下側に形成される空間が狭く、油圧機器の配置方法が制約される恐れがある。さらに、駐車ブレーキペダルがフロアの床板の下側から上側へ突設されるため、フロアの床面が狭くなる欠点がある。
そこで、本発明の主たる課題は、駐車ブレーキペダルを下方に容易に踏込むことができ、操縦部のフロアの下側と床面上に広い空間を確保できる駐車ブレーキペダルを有するコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側部に脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側部に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
前記操縦部(5)の前部にフロントパネル(11)を設け、前記操縦部(5)の後部に操縦席(12)を設け、前記フロントパネル(11)と操縦席(12)の間の下部に操縦者が乗降するフロア(13)を設け、前記操縦部(5)の前部に、第1縦フレーム(20)と第2縦フレーム(21)を左右方向に間隔をおいて立設し、該第1縦フレーム(20)と第2縦フレーム(21)の間に第1回転軸(35)を回動自在に支持し、前記走行装置(2)を停止状態に維持する駐車ブレーキペダル(30)のアーム(31)の上部を第1回転軸(35)に固定し、前記アーム(31)の下部に、第1ペダル(34)と、該第1ペダル(34)の上側に位置する前記第1ペダル(34)と別体に形成された第2ペダル(33)を設け、前記第1ペダル(34)と第2ペダル(33)を、前記フロア(13)よりも上側に設け、前記第2ペダル(33)を第1ペダル(34)よりも緩やかな後下がり傾斜に設定し、前記駐車ブレーキペダル(30)を踏み込んでいない状態で、前記第1回転軸(35)軸心方向視で、前記第2ペダル(33)を前後方向の延在する水平仮想線に対して交差角度が略10度で後下がり傾斜に設け、前記第1ペダル(34)を前後方向の延在する水平仮想線に対して交差角度が略50度で後下がり傾斜に設けたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、平面視において、前記第2ペダル(33)を第1ペダル(34)の前側に設けた請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記第1回転軸(35)を、前記第1縦フレーム(20)および第2縦フレーム(21)の上下方向の中心部よりもフロア(13)側に偏倚した位置に設けた請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記第1回転軸(35)の右端部に連結プレート(43)を設け、前記第2縦フレーム(21)におけるフロア(13)よりも上側の部位に、操作レバー(40)の下部が支持された第2回転軸(41)を内嵌する支持部(42)を固定し、 前記連結プレート(43)の下部と第2回転軸(41)の左端部を連動した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、上下方向において前記第2回転軸(41)を第1回転軸(35)よりも下方に設け、前後方向において前記第2回転軸(41)を第1回転軸(35)に近接して設けた請求項4記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、操縦部(5)の前部にフロントパネル(11)を設け、操縦部(5)の後部に操縦席(12)を設け、フロントパネル(11)と操縦席(12)の間の下部に操縦者が乗降するフロア(13)を設け、操縦部(5)の前部に、第1縦フレーム(20)と第2縦フレーム(21)を左右方向に間隔をおいて立設し、第1縦フレーム(21)と第2縦フレーム(22)の間に第1回転軸(35)を回動自在に支持し、走行装置(2)を停止状態に維持する駐車ブレーキペダル(30)のアーム(31)の上部を第1回転軸(35)に固定し、アーム(31)の下部に、第1ペダル(34)と、第1ペダル(34)の上側に位置する第2ペダル(33)を設け、第1ペダル(34)と第2ペダル(33)を、フロア(13)よりも上側に設け、第2ペダル(33)を第1ペダル(34)よりも緩やかな後下がり傾斜に設定したので、第2ペダル(33)を利用して駐車ブレーキペダル(30)を下方に容易に踏込むことができる。また、操縦部(5)のフロア(13)の下側に大きな空間を形成することができ、フロア(13)の前部に上方に突設されるものがなくなりフロア(13)の上側にも広い空間を確保することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、平面視において、第2ペダル(33)を第1ペダル(34)の前側に設けたので、駐車ブレーキペダル(30)の踏込み初期段階に、第2ペダル(33)を利用して駐車ブレーキペダル(30)を下方に容易に踏込むことができ、操縦者の操縦姿勢を維持することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、第1回転軸(35)を、第1縦フレーム(20)および第2縦フレーム(21)の上下方向の中心部よりもフロア(13)側に偏倚した位置に設けたので、駐車ブレーキペダル(30)をより水平に設けることができ、駐車ブレーキペダル(30)を下方により容易に踏込むことができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、第1回転軸(35)の右端部に連結プレート(43)を設け、第2縦フレーム(21)におけるフロア(13)よりも上側の部位に、操作レバー(40)の下部が支持された第2回転軸(41)を内嵌する支持部(42)を固定し、連結プレート(43)の下部と第2回転軸(41)の左端部を連動したので、操縦席(12)から降車した操縦者が操作レバー(40)を操作して第1回転軸(35)を回転させて走行装置(2)に駐車ブレーキを掛けることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、上下方向において第2回転軸(41)を第1回転軸(35)よりも下方に設け、前後方向において第2回転軸(41)を第1回転軸(35)に近接して設けたので、操縦部(5)の前壁の前方への張出しを少なくすることができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの平面図である。 コンバインの左側面図である。 操作部の右側面図である。 操作部の左側面図である。 操作部の正面図である。 駐車ブレーキペダルの背面図である。 駐車ブレーキペダルの正面図である。 駐車ブレーキペダルの右側面図である。 駐車ブレーキペダルの左側面図である。 燃料タンクの背面図である。 燃料タンクの平面図である。
図1〜3に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取装置3が設けられている。また、刈取装置3の後方左側部に刈取装置3で収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側には、エンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には、脱穀装置4で脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7に貯留された穀粒は、グレンタンク7に連結された排出オーガ(図示省略)によって外部に排出される。
操縦部5の前部には、コンバインの旋回や刈取装置3の昇降等を操作する操向レバー11A等が配置されたフロントパネル11が設けられ、後部には、操縦者が着席する操縦席12が設けられ、フロントパネル11と操縦席12の間の下部には、操縦者が乗降するフロア13が設けられている。また、操縦席12の左側には、コンバインの走行速度を操作する変速レバー14A等が配置されたサイドパネル14が設けられている。
<駐車ブレーキペダル>
次に、操縦部5のフロア13における左側上方に設けられた駐車ブレーキペダル30について説明する。なお、駐車ブレーキペダル30は、走行装置2を停止状態に維持するためにトランスミッションTに装着された駐車ブレーキを作動させる操作手段である。
図4〜6に示すように、駐車ブレーキペダル30は、上側に位置する上下方向に延在するアーム31と、アーム31の下部に設けられた左右方向と前後方向に所定の幅を有するペダルブ部32から形成されている。
アーム31の上部は、左右方向に延在する回転軸(請求項における「第1回転軸」)35に固定されている。回転軸35は、軸心方向視で、操縦部5の前側に上下方向に延在する左縦フレーム(請求項における「第1縦フレーム」)20と右縦フレーム(請求項における「第2縦フレーム」)21の前方に設けられている。これにより、操縦部5に操縦者が乗り降りする場合に障害になることを防止することができる。
回転軸35の左部を左縦フレーム20におけるフロントパネル11の下部とフロア13の間の部位の上下方向の中心よりもフロア13側に偏移した位置に固定して、回転軸35の右部を右縦フレームに21おけるフロントパネル11の下部とフロア13の間の部位の上下方向の中心よりもフロア13側に偏移した位置に固定して方が好ましい。これにより、操縦者が、操縦姿勢を変更することなく駐車ブレーキペダル30を容易に踏み込むことができる。
回転軸35の左部は、左ステー36を介して操縦部5の前側に上下方向に延在する左縦フレーム20に回転自在に支持され、回転軸35の部は、右ステー37を介して操縦部5の前側に上下方向に延在する右縦フレーム21に回転自在に支持されている。なお、左ステー36は、左縦フレーム20の左面にボルト等の締結手段によって固定されている。
回転軸35の右部には、回転軸35を手動で回動させる操作レバー40が設けられている。 操作レバー40の下部は、左右方向に延在する回転軸(請求項における「第2回転軸」)41の右部に固定されている。回転軸41は、左右方向に延在する支持部42に回転自在に内嵌され、回転軸41の左部は、連結プレート43を介して回転軸35の右部に連結されている。また、支持部42の中間部は、右縦フレーム21に固定されている。これにより、操縦者が圃場からに操作レバー40を操作してトランスミッションTに装着された駐車ブレーキを作動させることができる。
回転軸41は、回転軸35の下方に設けられ、平面視において、回転軸41は、回転軸35の後側に、回転軸35に近接して設けるのが好ましい。これにより、操縦部5の前が壁の前方への張出しを少なくすることができる。
図7〜9に示すように、駐車ブレーキペダル30のペダル32は、ペダル32の上部に設けられた補助ペダル(請求項における「第2ペダル」)33と、補助ペダル33の下側に設けられた主ペダル(請求項における「第1ペダル」)34から構成されている。駐車ブレーキペダル30が踏込まれていない状態において、平面視において、補助ペダル33は、主ペダル34よりも前側に設けられている。また、補助ペダル33の後下がり傾斜角度は、回転軸35の軸心方向視で、主ペダル34の後下がり傾斜角度よりも小さな角度に設定されている。これにより、操縦者が、補助ペダル33と主ペダル34を同時に踏み込んだ場合に、回転軸35を中心としてアーム31を介して補助ペダル33と主ペダル34を下方に向けて容易に踏み込むことができる。
主ペダル34の後下がり傾斜角度を、前後方向の延在する水平仮想線に対して45度以上に設定するのが好ましい。これにより、操縦者が、補助ペダル33と主ペダル34を同時に踏み込んだ場合に、回転軸35を中心としてアーム31を介して補助ペダル33と主ペダル34を下方前方に向けて容易に踏み込むことができる。なお、図9に示した実施形態では、補助ペダル33は、回転軸35の軸心方向視で、前後方向の延在する水平仮想線に対して交差角度が略10度で後下がり傾斜に設けられ、主ペダル34は、回転軸35の軸心方向視で、前後方向の延在する水平仮想線に対して交差角度が略50度で後下がり傾斜に設けられている。
図9に示すように、連結プレート43は、回転軸35に上部が固定された上プレート43Aと、回転軸41に下部が固定された下プレート43Cと、上プレート43Aと下プレート43Cを連結する中間プレート43Bから形成されている。なお、上プレート43Aの下部と中間プレート43Bの後部は、回転自在に固定され、中間プレート43Bの前部と下プレート43Cの上部は、回転自在に固定されている。これにより、操作レバー40を、回転軸41の軸心方向視で、回転軸41を中心として時計方向に回転させると、回転軸35が、回転軸35の軸心方向視で、反時計方向に回転して、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキを作動させることができる。一方、操作レバー40を、回転軸41の軸心方向視で、回転軸41を中心として反時計方向に回転させると、回転軸35が、回転軸35の軸心方向視で、時計方向に回転して、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキの作動を解除させることができる。
図7,8,10に示すように、回転軸35における左ステー36よりも側に延出した部位には、扇形形状の回転体50の前部が固定されている。また、回転体50の後部は、回転軸35から所定の半径を有する円弧形状に形成されており、回転体50の後部における上部には、凹凸形状の係合部51が形成されている。
回転軸35の軸心方向視で、左ステー36の回転体50よりも後側部位には左右方向に延在する支軸52が設けられている。支軸52には、回転体50の係合部51に係合するフック部材53の下部が回転自在に支持されている。また、フック部材53における支軸52よりも下側に延出した部位には、スプリング等の付勢手段55の前部が接続されている。なお、付勢手段55の後部は、左ステー36の後部の右面に固定されたブラケット56の接続されている。これにより、駐車ブレーキペダル30を踏込んだ場合には、回転体50の係合部51とフック部材56が係合して、駐車ブレーキペダル30の踏込みを中止しても、トランスミッションT内に装着された駐車ブレーキを継続して作動させることができる。
回転体50の右面には、左右方向に延在する支軸(図示省略)が設けられており、この支軸には、回転体50とトランスミッションTに装着された駐車ブレーキを接続するワイヤケーブル57の一側が固定されている。なお、図10において、回転体50が、回転軸35の軸心方向視で、回転軸35を中心として反時計方向に回転した場合には、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキが作動し、回転軸35を中心として時計方向に回転した場合には、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキの作動が解除される。
フック部材53における支軸52よりも上側の部位には、左右方向に延在する支軸54が設けられている。支軸54には、フック部材53と、操縦部5の駐車ブレーキ解除レバー14Bを接続するワイヤケーブル57の一側が固定されている。また、ワイヤケーブル57のケーブル本体の一側は、ブラケット56に固定されている。
左ステー36における回転体50よりも上側の部位には、回転体50の上部に当接する弾性部材からなるストッパ60が設けられている。これにより、回転体50が、回転軸35を中心として反時計方向に過度に回転することを防止することができる。
左ステー36におけるフック部材53よりも上側の部位には、フック部材53の回動位置を検出するセンサ61が設けられている。これにより、フック部材53を介してトランスミッションTに装着された駐車ブレーキの作動状況を検知することができ、トランスミッションTに装着された駐車ブレーキが作動していない状態では、エンジンEの始動を禁止して安全性を高めることができる。
<燃料タンク>
次に、エンジンEに供給する軽油を貯留する燃料タンク70について説明する。図11,12に示すように、燃料タンク70は、上下方向に2分割されて樹脂を一体成型して形成した上タンク部71と、鉄板を折曲げ成型した下タンク部72から構成されている。これにより、燃料タンク70の下方に、土壌との衝突を防止する保護カバーを設ける必要が
なくなる。なお、燃料タンク70は、脱穀装置4の後方下部に長手方向を左右方向に沿わせて設けられている。
上タンク部71の外方に向かって延在する上フランジ部71Aと、下タンク部72の外方に向かって延在する下フランジ部72Aは、ボルト等の締結手段73によって固定されている。上フランジ部71Aと下フランジ部72Aは、ガスケットを介して固定されており、また、上フランジ部71Aにおける締結手段73よりも内側の内周部には、下フランジ部72Aに向かう凸部が形成されている。これにより、燃料タンク70内に貯留された軽油が、上フランジ部71Aと下フランジ部72Aの間を通って外部に染出すのを防止することができる。
上タンク部71の右壁には、給油口74が形成されている。これにより、燃料タンク70に軽油を容易に給油することができる。また、下フランジ部72A内に臨んでいる上タンク部71の上フランジ部71Aよりも下方に位置する下部の底壁には、複数の貫通孔71Bが形成されている。
下フランジ部72Aよりも下側に位置する燃料タンク70の下側貯留容量が、上フランジ部71Aよりも上側に位置する燃料タンク70の上側貯留容量よりも大きく形成されている。これにより、上タンク部71の肉厚を薄くして軽量化を図ることができる。
上タンク部71の上部開口部は、上蓋75で覆われている。上蓋75には、燃料タンク70内の軽油の残量を測定するフロートセンサ76と、燃料タンク70内の軽油をエンジンEに向けて送り出す吸込みパイプ76と、燃料タンク70内の空気を外部に排気する空気抜きパイプ77が設けられている。これにより、フロートセンサ75等を一体として燃料タンク70に組み込むことができて作業負担を軽減することができる。
上タンク部71の上フランジ部71Aよりも下方に位置する下部の底壁には、フロートセンサ76が移動可能な貫通口71Cが形成されている。これにより、フロートセンサ76によって燃料タンク70内の僅かになった軽油の残量も測定することができる。
1 機体フレーム
2 走行装置
3 刈取装置
4 脱穀装置
5 操縦部
11 フロントパネル
12 操縦席
13 フロア
20 左縦フレーム(第1縦フレーム)
21 右縦フレーム(第2縦フレーム)
30 駐車ブレーキペダル
31 アーム
33 補助ペダル(第2ペダル)
34 主ペダル(第1ペダル)
35 回転軸(第1回転軸)
40 操作レバー
41 回転軸(第2回転軸)
42 支持部
43 連結プレート

Claims (5)

  1. 機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側部に脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側部に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
    前記操縦部(5)の前部にフロントパネル(11)を設け、前記操縦部(5)の後部に操縦席(12)を設け、前記フロントパネル(11)と操縦席(12)の間の下部に操縦者が乗降するフロア(13)を設け、
    前記操縦部(5)の前部に、第1縦フレーム(20)と第2縦フレーム(21)を左右方向に間隔をおいて立設し、該第1縦フレーム(21)と第2縦フレーム(22)の間に第1回転軸(35)を回動自在に支持し、
    前記走行装置(2)を停止状態に維持する駐車ブレーキペダル(30)のアーム(31)の上部を第1回転軸(35)に固定し、
    前記アーム(31)の下部に、第1ペダル(34)と、該第1ペダル(34)の上側に位置する第2ペダル(33)を設け、
    前記第1ペダル(34)と第2ペダル(33)を、前記フロア(13)よりも上側に設け、
    前記第2ペダル(33)を第1ペダル(34)よりも緩やかな後下がり傾斜に設定したことを特徴とするコンバイン。
  2. 平面視において、前記第2ペダル(33)を第1ペダル(34)の前側に設けた請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記第1回転軸(35)を、前記第1縦フレーム(20)および第2縦フレーム(21)の上下方向の中心部よりもフロア(13)側に偏倚した位置に設けた請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記第1回転軸(35)の右端部に連結プレート(43)を設け、
    前記第2縦フレーム(21)におけるフロア(13)よりも上側の部位に、操作レバー(40)の下部が支持された第2回転軸(41)を内嵌する支持部(42)を固定し、
    前記連結プレート(43)の下部と第2回転軸(41)の左端部を連動した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 上下方向において前記第2回転軸(41)を第1回転軸(35)よりも下方に設け、前後方向において前記第2回転軸(41)を第1回転軸(35)に近接して設けた請求項4記載のコンバイン。
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