JP2019186627A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示されるように、本実施形態に係る電子機器10は、防水構造(防水機能)を有する携帯端末とされる。なお、携帯端末としては、例えば、携帯電話、及びタブレット等が挙られる。
筐体12は、例えば、樹脂等によって扁平な箱状に形成される。この筐体12は、前面12Fと、後面12Rとを有する。筐体12の前面(正面)12Fは、筐体12の厚み方向(矢印T方向)の一方側の面とされる。また、筐体12の後面(背面)12Rは、筐体12の厚み方向の他方側の面とされる。
筐体12の前面12F側には、表示装置16が設けられる。表示装置16は、例えば、液晶表示器とされる。この表示装置16は、画像や映像等を表示する表示面16Aを有する。また、表示面16Aの下には、操作ボタン18が設けられる。なお、表示装置16の表示面16Aは、利用者が指又はペン等でタッチ操作可能な操作面とされても良い。
図2に示されるように、筐体12の内部には、音発生装置20が設けられる。音発生装置20は、例えば、スピーカ又はブザーとされる。また、音発生装置20は、例えば、筐体12の上部における後面12R側に収納される。この音発生装置20は、利用者によって後述するスライドボタン42が操作された場合に、防犯用の警報音(以下、「防犯用警報音」という)を発生する。また、音発生装置20は、後述する浸水検知部70によって筐体12の浸水が検知された場合に、浸水を報知する報知音(以下、「浸水報知音」という)を発生する。
図3及び図4に示されるように、筐体12の後面12Rにおける外周部には、凹部30が形成される。凹部30は、筐体12の後面12Rの幅方向(矢印W方向)の一端側に形成される。この凹部30は、筐体12の後面12Rに対して凹む。また、凹部30は、筐体12の厚み方向から見て、矩形状に形成される。さらに、凹部30の幅方向の一端側には、開口34が形成される。
スライドボタン装置40は、スライドボタン42と、一対の第一接点部50とを有する。スライドボタン(スライドスイッチ)42は、ボタン本体44と、導通部材48とを有する。
一対の第一接点部50は、例えば、導電性を有する金属膜等によって形成される。この一対の第一接点部50は、凹部30の底部32の外面32Aに沿って形成される。また、一対の第一接点部50は、直交方向に間隔を空けて配置される。この一対の第一接点部50は、利用者によってスライドボタン42が操作されたことを検知する。
第一貫通孔60は、凹部30の底部32を厚み方向に貫通する円形状の孔とされる。この第一貫通孔60は、図6に示されるように、一対のスライド接点部48Bの移動経路Pから外れた位置に配置される。より具体的には、第一貫通孔60は、第一接点部50に対してスライド方向の引出し側(矢印S側)に配置される。なお、第一貫通孔60は、貫通孔の一例である。
第一貫通孔60には、第一シール材68が設けられる。第一シール材68は、例えば、ボンド又は接着剤等とされる。この第一シール材68は、第一貫通孔60に第一導体パターン52が通った状態で、第一貫通孔60を塞いでいる。
図4及び図6に示されるように、筐体12の凹部30には、浸水検知部70が設けられる。浸水検知部70は、筐体12(凹部30)の浸水を検知するための第二接点部72を有する。
第二貫通孔80は、凹部30の底部32を厚み方向に貫通する円形状の孔とされる。この第二貫通孔80は、前述した一対のスライド接点部48Bの移動経路P(図6参照)から外れた位置に配置される。また、第二貫通孔80は、内向きテーパ部82及び外向きテーパ部84を有する。この第二貫通孔80には、第二シール材88が設けられる。第二シール材88は、第二貫通孔80に第二導体パターン74が通った状態で、第二貫通孔80を塞いでいる。
次に、制御部について説明する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
先ず、利用者によってスライドボタン42が操作された場合の制御部90の動作について説明する。
次に、筐体12の凹部30に水が浸水した場合の制御部90の動作について説明する。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
一対の貫通孔を外面に有する筐体と、
前記筐体に設けられ、警報音を発生する音発生装置と、
前記筐体の前記外面に設けられる一対の接点部と、
前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って前記一対の接点部を導通させるスライドボタンと、
前記筐体の内部に設けられるとともに、前記一対の貫通孔をそれぞれ通る導体パターンを介して前記一対の接点部と接続され、前記一対の接点部が導通された場合に前記音発生装置に警報音を発生させる制御部と、
前記貫通孔に前記導体パターンが通った状態で、該貫通孔を塞ぐシール材と、
を備える電子機器。
(付記2)
前記導体パターンは、前記筐体の前記外面、前記筐体の内面、及び前記貫通孔の内周面に形成される、
付記1に記載の電子機器。
(付記3)
前記スライドボタンは、前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って、一対の前記接点部とそれぞれ接触する一対のスライド接点部を有し、
前記貫通孔は、前記一対のスライド接点部の移動経路から外れた位置に配置される、
付記1又は付記2に記載の電子機器。
(付記4)
前記スライドボタンは、
前記筐体の前記外面に沿ってスライドするボタン本体と、
前記ボタン本体に設けられ、前記筐体の前記外面に沿った前記ボタン本体のスライドに伴って前記一対の接点部を接続する導通部材と、
を有し、
前記一対のスライド接点部は、前記導通部材に設けられる、
付記1〜付記3の何れか1つに記載の電子機器。
(付記5)
前記導通部材は、前記ボタン本体に埋設され、前記一対のスライド接点部を連結する連結部を有する、
付記4の記載の電子機器。
(付記6)
前記貫通孔は、前記筐体の前記外面から内面に向かうに従って開口面積が狭くなる内向きテーパ部を有する、
付記1〜付記5の何れか1つに記載の電子機器。
(付記7)
前記貫通孔は、前記筐体の内面から前記外面に向かうに従って開口面積が狭くなる外向きテーパ部を有する、
付記1〜付記5の何れか1つに記載の電子機器。
(付記8)
前記貫通孔は、
前記筐体の前記外面から内面に向かうに従って開口面積が狭くなる内向きテーパ部と、
前記筐体の前記内面から前記外面に向かうに従って開口面積が狭くなり、前記内向きテーパ部と接続される外向きテーパ部と、
を有する、
付記1〜付記5の何れか1つに記載の電子機器。
(付記9)
前記スライドボタンは、前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って、前記一対の接点部を導通する導通状態と、前記一対の接点部を導通しない非導通状態とに変移される、
付記1〜付記8の何れか1つに記載の電子機器。
(付記10)
一対の第一貫通孔、及び第二貫通孔を外面に有する筐体と、
前記筐体に設けられ、警報音を発生する音発生装置と、
前記筐体に設けられ、該筐体の前記外面の浸水を報知する浸水報知部と、
前記筐体の前記外面に設けられる一対の第一接点部と、
前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って前記一対の第一接点部を導通させるスライドボタンと、
前記筐体の前記外面に設けられる第二接点部と、
前記筐体の内部に設けられるとともに、前記一対の第一貫通孔をそれぞれ通る第一導体パターンを介して前記一対の第一接点部と接続され、かつ、前記第二貫通孔を通る第二導体パターンを介して前記第二接点部と接続され、前記一対の第一接点部及び前記第二接点部のうち、前記一対の第一接点部のみが導通された場合に前記音発生装置に警報音を発生させ、前記一対の第一接点部の少なくとも一方と前記第二接点部とが導通された場合に、前記浸水報知部に前記筐体の前記外面の浸水を報知させる制御部と、
前記第一貫通孔に前記第一導体パターンが通った状態で、該第一貫通孔を塞ぐ第一シール材と、
前記第二貫通孔に前記第二導体パターンが通った状態で、該第二貫通孔を塞ぐ第二シール材と、
を備える電子機器。
(付記11)
前記浸水報知部は、音、光、及び振動の少なくとも一つを発生する、
付記10に記載の電子機器。
(付記12)
前記第一導体パターンは、前記筐体の前記外面、前記筐体の内面、及び前記第一貫通孔の内周面に沿って形成され、
前記第二導体パターンは、前記筐体の前記外面、前記筐体の内面、及び前記第二貫通孔の内周面に沿って形成される、
付記10又は付記11に記載の電子機器。
(付記13)
前記スライドボタンは、前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って、前記一対の第一接点部とそれぞれ接触する一対のスライド接点部を有し、
前記一対の第一貫通孔、及び前記第二貫通孔は、前記一対のスライド接点部の移動経路から外れた位置に配置される、
付記10〜付記12の何れか1つに記載の電子機器。
(付記14)
前記スライドボタンは、
前記筐体の前記外面に沿ってスライドするボタン本体と、
前記ボタン本体に設けられ、前記筐体の前記外面に沿った前記ボタン本体のスライドに伴って前記一対の第一接点部を接続する導通部材と、
を有し、
前記一対のスライド接点部は、前記導通部材に設けられる、
付記13に記載の電子機器。
(付記15)
前記導通部材は、前記ボタン本体に埋設され、前記一対のスライド接点部を連結する連結部を有する、
付記14の記載の電子機器。
(付記16)
前記第一貫通孔及び前記第二貫通孔の少なくとも一方は、前記筐体の前記外面から内面に向かうに従って開口面積が狭くなる内向きテーパ部を有する、
付記10〜付記15の何れか1つに記載の電子機器。
(付記17)
前記第一貫通孔及び前記第二貫通孔の少なくとも一方は、前記筐体の内面から前記外面に向かうに従って開口面積が狭くなる外向きテーパ部を有する、
付記10〜付記15の何れか1つに記載の電子機器。
(付記18)
前記第一貫通孔及び前記第二貫通孔の少なくとも一方は、
前記筐体の前記外面から内面に向かうに従って開口面積が狭くなる内向きテーパ部と、
前記筐体の前記内面から前記外面に向かうに従って開口面積が狭くなり、前記内向きテーパ部と接続される外向きテーパ部と、
を有する、
付記10〜付記15の何れか1つに記載の電子機器。
(付記19)
前記スライドボタンは、前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って、前記一対の第一接点部を導通する導通状態と、前記一対の第一接点部を導通しない非導通状態とに変移される、
付記10〜付記18の何れか1つに記載の電子機器。
(付記20)
前記筐体は、前記スライドボタンをスライド可能に収納する凹部を有し、
前記筐体の前記外面は、前記凹部の底部の外面とされる、
付記1〜付記19の何れか1つに記載の電子機器。
12 筐体
20 音発生装置(浸水報知部の一例)
30 凹部
32 底部
32A 外面(筐体の外面の一例)
32B 内面(筐体の内面の一例)
42 スライドボタン
44 ボタン本体
48 導通部材
48A 連結部
48B スライド接点部
50 第一接点部
52 第一導体パターン
60 第一貫通孔(貫通孔の一例)
62 内向きテーパ部
62A 内周面
64 外向きテーパ部
64A 内周面
68 第一シール材(シール材の一例)
72 第二接点部
74 第二導体パターン
80 第二貫通孔
82 内向きテーパ部
84 外向きテーパ部
88 第二シール材
90 制御部
P 移動経路
Claims (4)
- 一対の貫通孔を外面に有する筐体と、
前記筐体に設けられ、警報音を発生する音発生装置と、
前記筐体の前記外面に設けられる一対の接点部と、
前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って前記一対の接点部を導通させるスライドボタンと、
前記筐体の内部に設けられるとともに、前記一対の貫通孔をそれぞれ通る導体パターンを介して前記一対の接点部と接続され、前記一対の接点部が導通された場合に前記音発生装置に警報音を発生させる制御部と、
前記貫通孔に前記導体パターンが通った状態で、該貫通孔を塞ぐシール材と、
を備える電子機器。 - 前記スライドボタンは、前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って、一対の前記接点部とそれぞれ接触する一対のスライド接点部を有し、
前記貫通孔は、前記一対のスライド接点部の移動経路から外れた位置に配置される、
請求項1に記載の電子機器。 - 一対の第一貫通孔、及び第二貫通孔を外面に有する筐体と、
前記筐体に設けられ、警報音を発生する音発生装置と、
前記筐体に設けられ、該筐体の前記外面の浸水を報知する浸水報知部と、
前記筐体の前記外面に設けられる一対の第一接点部と、
前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って前記一対の第一接点部を導通させるスライドボタンと、
前記筐体の前記外面に設けられる第二接点部と、
前記筐体の内部に設けられるとともに、前記一対の第一貫通孔をそれぞれ通る第一導体パターンを介して前記一対の第一接点部と接続され、かつ、前記第二貫通孔を通る第二導体パターンを介して前記第二接点部と接続され、前記一対の第一接点部及び前記第二接点部のうち、前記一対の第一接点部のみが導通された場合に前記音発生装置に警報音を発生させ、前記一対の第一接点部の少なくとも一方と前記第二接点部とが導通された場合に、前記浸水報知部に前記筐体の前記外面の浸水を報知させる制御部と、
前記第一貫通孔に前記第一導体パターンが通った状態で、該第一貫通孔を塞ぐ第一シール材と、
前記第二貫通孔に前記第二導体パターンが通った状態で、該第二貫通孔を塞ぐ第二シール材と、
を備える電子機器。 - 前記スライドボタンは、前記筐体の前記外面に沿ったスライドに伴って、前記一対の第一接点部とそれぞれ接触する一対のスライド接点部を有し、
前記一対の第一貫通孔、及び前記第二貫通孔は、前記一対のスライド接点部の移動経路から外れた位置に配置される、
請求項3に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018071777A JP2019186627A (ja) | 2018-04-03 | 2018-04-03 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018071777A JP2019186627A (ja) | 2018-04-03 | 2018-04-03 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019186627A true JP2019186627A (ja) | 2019-10-24 |
Family
ID=68337663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018071777A Pending JP2019186627A (ja) | 2018-04-03 | 2018-04-03 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019186627A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011114548A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Kyocera Corp | 携帯端末装置 |
CN103608969A (zh) * | 2011-08-12 | 2014-02-26 | 夏普株式会社 | 导电构件以及具备该导电构件的电子设备 |
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-
2018
- 2018-04-03 JP JP2018071777A patent/JP2019186627A/ja active Pending
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