JP2019185310A - テーブル型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルを備えたテーブル型表示装置において、タッチパネルの操作性を良好に保ちつつ、天面部に載置された物体により表示装置の内部が結露するのを防止する。【解決手段】テーブル型表示装置は、天板部と、天板部を支持する脚部と、表示面を上方に向けた状態で天板部に配置されたFPDユニットと、FPDユニットの上方で入力面を上方に向けた状態で、FPDユニットとエアギャップ層を挟んで天板部に配置されたタッチパネルユニットと、を備え、タッチパネルユニットは、入力面に沿って配置された断熱部材を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置に関する。
特許文献1に開示されるように、表示装置として、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置が知られている。この表示装置の天板部には、例えば、FPD(フラットパネルディスプレイ)等のディスプレイとタッチパネルとが、ディスプレイの上にタッチパネルを重ねた状態で配置されている。ユーザは、天板部の上面側からディスプレイの表示面を見ながらタッチパネルを入力操作できる。
テーブル型表示装置では、使用中にユーザにより天板部の上面に様々な物体が載置される場合がある。例えば、冷たい液体が入ったコップや瓶等の物体が天板部に載置されると、表示装置の内部が結露することがある。このような結露が発生すると、表示面が曇って見えることで、ディスプレイの表示性能が低下したり、タッチパネルを適切に入力操作するのが困難になったりするおそれがある。
この問題に対し、例えば特許文献2に開示されるように、カバーガラスと枠体のスペーサーとにより囲まれた密閉空間にディスプレイを収容して表示装置の結露を防止する対策が考えられている。しかしながら、ディスプレイとタッチパネルとを前記密閉空間に収容した場合、カバーガラスに阻まれてタッチパネルの入力操作が困難となる。
そこで本発明は、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置において、タッチパネルの操作性を良好に保ちつつ、天面部に載置された物体により表示装置の内部が結露するのを防止することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るテーブル型の表示装置は、天板部と、前記天板部を支持する脚部と、表示面を上方に向けた状態で前記天板部に配置されたFPDユニットと、前記FPDユニットの上方で入力面を上方に向けた状態で、前記FPDユニットとエアギャップ層を挟んで前記天板部に配置されたタッチパネルユニットと、を備え、前記タッチパネルユニットは、前記入力面に沿って配置された断熱部材を有する。
上記構成によれば、タッチパネルユニットは、入力面に沿って配置された断熱部材を有する。よって、仮に天板部の上面に冷たい物体が載置された場合でも、表示装置の当該物体と上下方向に対応する領域において、エアギャップ層に面するFPDユニットの表面が結露するのを断熱部材により防止できる。従って、表示装置の内部が結露することで、FPDユニットの表示性能が低下したり、タッチパネルユニットを適切に入力操作するのが困難になるのを防止できる。
また、例えばタッチパネルユニットをFPDユニットと共に密閉空間に収納しなくても上記のように結露を防止できるので、タッチパネルユニットの入力操作を良好に行える。
前記断熱部材は、熱貫流率が100W/m2・K以下の範囲の値に設定されていてもよい。これにより、断熱部材の断熱性能を高められるので、エアギャップ層に面するFPDユニットの表面が結露するのを断熱部材により一層良好に防止できる。従って、表示装置の表示性能を良好に維持できる。
前記断熱部材は、全光線透過率が60%以上90%以下の範囲の値に設定されていてもよい。これにより、エアギャップ層に面するFPDユニットの表面が結露するのを防止できると共に、断熱部材を介した表示装置の表示性能を一層良好に維持できる。
前記断熱部材は、前記タッチパネルユニットの前記エアギャップ層側の面に配置されていてもよい。これにより、タッチパネルの入力方式に関わらず、エアギャップ層に面するFPDユニットの表面の結露を防止可能な防曇性を、断熱部材を用いて表示装置に比較的容易に付与できる。
前記断熱部材は、中空の微粒子がマトリクス樹脂中に分散されてなるフィルムであってもよい。これにより、例えば微粒子の中空部に空気等の低熱伝導率を有する気体を密封することで、優れた断熱性を有する断熱部材を得ることができる。
前記断熱部材は、熱線反射フィルムであってもよい。これにより、熱線が断熱部材により反射されることで、タッチパネルユニットのエアギャップ層側の面から反対側の面への熱移動を断熱部材により抑制できる。よって、表示装置に優れた断熱性を付与できる。
本発明によれば、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置において、タッチパネルの操作性を良好に保ちつつ、天面部に載置された物体により表示装置の内部が結露するのを防止できる。
以下、各実施形態について、図を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るテーブル型表示装置1(以下、単に表示装置1と称する。)の外観図である。図2は、図1の天板部2の上下方向に垂直な断面図である。図1及び2に示すように、表示装置1は、天板部2、脚部3、FPD(フラットパネルディスプレイ)ユニット4、及びタッチパネルユニット5を備える。
図1は、第1実施形態に係るテーブル型表示装置1(以下、単に表示装置1と称する。)の外観図である。図2は、図1の天板部2の上下方向に垂直な断面図である。図1及び2に示すように、表示装置1は、天板部2、脚部3、FPD(フラットパネルディスプレイ)ユニット4、及びタッチパネルユニット5を備える。
天板部2は、全体として平板状に形成されている。天板部2は、板面が水平方向に延びた状態で配置されている。天板部2の上面は、天板部2の厚み方向に開口されている。天板部2の開口部からは、タッチパネルユニット5が上方に向けて露出している。
脚部3は、天板部2の下方で上下方向に延びている。脚部3は、天板部2を支持している。一例として、表示装置1では、複数の脚部3が天板部2に固定されている。脚部3は、天板部2に対して着脱自在に固定されている。
FPDユニット4は、表示装置1の駆動時に画面を表示する。FPDユニット4は、表示面4aを上方に向けた状態で天板部2に配置されている。一例として、FPDユニット4は、表示面4aが水平方向に延びた状態で天板部2に配置されている。
FPDユニット4は、FPDを有する。このFPDとしては、公知の平面型ディスプレイ、例えば、有機ELディスプレイ(OLED)、無機ELディスプレイ(IELD)、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)を用いたもの、及び発光ダイオード(LED)を用いたもの等を例示できる。
本実施形態のFPDユニット4は、LCDを有する。FPDユニット4は、一例として、対角が10インチ以上(一例として30インチ以上)の値である画面サイズに設定されている。
タッチパネルユニット5は、表示装置1におけるFPDユニット4の表示面4a側で、ユーザからの入力操作を受け付ける。タッチパネルユニット5は、一例として、表面型静電容量式である。タッチパネルユニット5は、複数のユーザが同時に入力操作可能な構成を有するが、これに限定されない。
タッチパネルユニット5は、FPDユニット4の上方で入力面5aを上方に向けた状態で、FPDユニット4とエアギャップ層G1を挟んで天板部2に配置されている。タッチパネルユニット5は、表示面4aに沿って延びている。タッチパネルユニット5は、FPDユニット4の表示面4aの少なくとも一部領域(ここでは全領域)を覆っている。FPDユニット4とタッチパネルユニット5との各周縁は、天板部2により囲まれた状態で、天板部2に固定されている。
タッチパネルユニット5とFPDユニット4とは、その各周縁において、エアギャップ層G1を挟んで粘着層8により貼着されている。これによりエアギャップ層G1は、一例として、表示装置1の内部に封止されている。エアギャップ層G1は、タッチパネルユニット5とFPDユニット4との間で、水平方向に延びている。エアギャップ層G1の上下方向寸法は、適宜設定可能である。
なおエアギャップ層G1は、表示装置1の内部に封止されていなくてもよい。この場合、例えば、タッチパネルユニット5とFPDユニット4とが、その各周縁の一部領域において粘着層8に貼着されることにより、エアギャップ層G1内の空気が表示装置1周辺の外気と連通していてもよい。
またエアギャップ層G1は、FPDユニット4とタッチパネルユニット5とが完全に非接触状態となるように形成されていなくてもよい。エアギャップ層G1は、FPDユニット4とタッチパネルユニット5とが、少なくとも一部領域において非接触状態となるように形成されていればよい。
また、FPDユニット4の表示面4aに沿った複数の位置に、複数のエアギャップ層G1が互いに離隔して配置されていてもよい。また、FPDユニット4の表示面4aに沿った複数の位置において、エアギャップ層G1の上下方向寸法が異なっていてもよい。
図2に示すように、タッチパネルユニット5は、ユニット本体6と、断熱部材7とを有する。ユニット本体6と断熱部材7とは、透明である。ユニット本体6は、電極層9と、電極層9に積層された絶縁層10とを含む。
一例として、絶縁層10は、ガラス層である。絶縁層10のエアギャップ層G1側とは反対側の面は、タッチパネルユニット5の入力面5aである。入力面5aは、表示面4aに沿って延びている。言い換えると、入力面5aは、水平方向に延びている。
電極層9は、絶縁層10のエアギャップ層G1側に配置されている。一例として、電極層9の電極材料は、ITO(酸化インジウムスズ)である。ユニット本体6は、シート状に形成され、FPDユニット4の表示面4aに沿って配置されている。ユニット本体6は、ユーザからの入力と、その入力位置とを検出する。
ユニット本体6では、ユーザの指が入力面5aに近づいた際に、指の位置に対応する絶縁層10の領域における電気容量が、これ以外の絶縁層10の領域における電気容量よりも増大する。ユニット本体6は、不図示の検出部を有し、該検出部がこの電気容量の増大を検出することで、入力面5aにおける入力位置が検出される。
断熱部材7は、水平方向に延びるように配置されている。断熱部材7は、ここでは入力面5aに沿って配置されている。断熱部材7は、透明材料からなり、ユニット本体6のFPDユニット4側において、ユニット本体6と重ねて配置されている。一例として、断熱部材7は絶縁性を有し、電極層9のエアギャップ層G1側において、電極層9に重ねて配置されている。
断熱部材7は、タッチパネルユニット5のエアギャップ層G1側における最表層である。FPDユニット4からの出射光は、タッチパネルユニット5内を透過して、表示装置1の表示面4a側から出射される。
断熱部材7は、熱貫流率が100W/m2・K以下の範囲の値に設定されている。断熱部材7の熱貫流率は、その値が低いほど断熱部材7の断熱性能が優れることを示す。断熱部材7の熱貫流率としては、50W/m2・K以下の範囲の値であることがより好ましく、10W/m2・K以下の範囲の値であることが一層好ましく、5W/m2・K以下の範囲の値であることが更に好ましい。断熱部材7の熱貫流率の値は、タッチパネルユニット5の断熱部材7以外の構成(ここではユニット本体6)及びFPDユニット4の各熱貫流率の値よりも十分に小さい。
また断熱部材7は、全光線透過率が60%以上90%以下の範囲の値に設定されている。断熱部材7の全光線透過率は、その値が高いほど、タッチパネルユニット5を介して見る表示装置1の表示性能が優れることを示す。断熱部材7の全光線透過率としては、70%以上90%以下の範囲の値であることがより好ましく、75%以上90%以下の範囲の値であることが一層好ましく、80%以上90%以下の範囲の値であることが更に好ましい。
図3は、図1のタッチパネルユニット5の上下方向に垂直な断面図である。図3に示すように、断熱部材7は、一例として中空の微粒子50がマトリクス樹脂51中に分散されてなるフィルムである。
微粒子50は、一例として無機微粒子であり、ここではシリカ粒子である。微粒子50は、真球状に形成されている。微粒子50の中空部には、気体(ここでは空気)が充填されている。マトリクス樹脂51中には、複数の微粒子50が一次粒子として分散している。
なお、微粒子50は有機微粒子であってもよい。また微粒子50は、真球状でなくてもよく、例えば楕円体状に形成されていてもよい。微粒子50の中空部には、空気以外の気体が充填されていてもよい。またマトリクス樹脂51中には、複数の微粒子50が凝集してなる複数の二次粒子が分散されていてもよい。またマトリクス樹脂51中には、材質や形状の異なる複数種類の複数の微粒子50が分散されていてもよい。
微粒子50は、平均粒径が0.005μm以上0.2μm以下の範囲の値に設定されている。微粒子50の平均粒径は、0.005μm以上0.1μm以下の範囲の値であることがより望ましく、0.005μm以上0.08μm以下の範囲の値であることが一層好ましい。
また、微粒子50の粒径のバラツキは小さい方が望ましい。例えば、断熱部材7に含まれる微粒子50の粒径分布において、断熱部材7に含まれる微粒子50の50重量%以上の平均粒径が、0.08μm以内のバラツキに収められていることが望ましい。
マトリクス樹脂51としては、紫外線や電子線等の活性エネルギー線により硬化する光硬化性樹脂、塗工時に添加した溶剤の乾燥により硬化する溶剤乾燥型樹脂、及び、熱硬化性樹脂の少なくともいずれかを例示できる。
マトリクス樹脂51と、微粒子50との屈折率差は、適宜設定可能であるが、一例として、0以上0.20以下の範囲の値に設定されている。この屈折率差は、0以上0.15以下の範囲の値であることがより望ましく、0以上0.07以下の範囲の値であることが一層望ましい。
断熱部材7の厚み寸法は、要求される断熱性や全光線透過率の程度等に応じて適宜設定可能である。断熱部材7の厚み寸法は、一例として、1μm以上40μm以下の範囲の値である。
テーブル型表示装置は、例えば、企業の会議室や教育現場等においてユーザにより利用される。このため天板部の上面には、ユーザにより様々な物体が載置される可能性がある。
ここで、冷たい液体が入ったコップや瓶の物体が、天板部に載置される場合がある。この場合、天板部の物体と上下方向に対応する領域において、互いに対向配置されたタッチパネルとディスプレイとの内表面のうち少なくとも一方が結露することがある。
このように表示装置の内部で結露が発生すると、表示装置の結露が発生した領域で表示面が曇って見えることで、ディスプレイの円滑な表示が妨げられ、その表示性能が低下するおそれがある。また、タッチパネルを適切に入力操作するのが困難になるおそれがある。
これに対して表示装置1では、タッチパネルユニット5が、入力面5aに沿って配置された断熱部材7を有する。よって、仮に天板部2の上面に冷たい物体が載置された場合でも、表示装置1の当該物体と上下方向に対応する領域において、エアギャップ層G1に面するFPDユニット4の表面が結露するのを断熱部材7により防止できる。従って、表示装置1の内部が結露することで、FPDユニット4の表示性能が低下したり、タッチパネルユニット5を適切に入力操作するのが困難になるのを防止できる。
また、例えばタッチパネルユニット5をFPDユニット4と共に密閉空間に収納しなくても上記のように結露を防止できるので、タッチパネルユニット5の入力操作を良好に行える。
また断熱部材7は、熱貫流率が100W/m2・K以下の範囲の値に設定されている。これにより、断熱部材7の断熱性能を高められるので、エアギャップ層G1に面するFPDユニット4の表面が結露するのを断熱部材7により一層良好に防止できる。従って、表示装置1の表示性能を良好に維持できる。
また断熱部材7は、全光線透過率が60%以上90%以下の範囲の値に設定されているので、エアギャップ層G1に面するFPDユニット4の表面が結露するのを防止できると共に、断熱部材7を介した表示装置1の表示性能を一層良好に維持できる。
また断熱部材7は、タッチパネルユニット5のエアギャップ層G1側の面に配置されているので、タッチパネルユニットの入力方式に関わらず、エアギャップ層G1に面するFPDユニット4の表面の結露を防止可能な防曇性を、断熱部材7を用いて表示装置1に比較的容易に付与できる。
即ち第1実施形態では、表面型静電容量式のタッチパネルユニット5を備える表示装置1を例示しているが、その他の入力方式のタッチパネルユニットを備える表示装置に対しても、断熱部材7により防曇性を比較的容易に付与できる。
また断熱部材7は、中空の微粒子50がマトリクス樹脂51中に分散されてなるフィルムであるので、例えば微粒子50の中空部に空気等の低熱伝導率を有する気体を密封することで、優れた断熱性を有する断熱部材7を得ることができる。以下、その他の実施形態について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係るタッチパネルユニット15の上下方向に垂直な断面図である。図4に示すタッチパネルユニット15が有する断熱部材17は、熱線反射フィルムである。
図4は、第2実施形態に係るタッチパネルユニット15の上下方向に垂直な断面図である。図4に示すタッチパネルユニット15が有する断熱部材17は、熱線反射フィルムである。
断熱部材17は、一例として、屈折率と厚み寸法とが異なる複数の樹脂フィルム(ここではポリエステルフィルム)を粘着剤により積層した積層体により構成されている。断熱部材17は、金属層を含んでおらず、透明性に優れている。このような断熱部材17としては、例えば、スリーエムジャパン(株)製「マルチレイヤーNANOシリーズ」を挙げることができる。
断熱部材17には、金属や金属酸化物を含む膜が形成されていてもよい。このような膜は、例えば、樹脂フィルムの表面を覆う蒸着膜として形成できる。断熱部材17は、可視光線を透過し、近赤外線及び紫外線を反射する。
第2実施形態によれば、熱線である近赤外線が断熱部材17により反射されることで、タッチパネルユニット35のエアギャップ層G1側の面から反対側の面への熱移動を断熱部材17により抑制できる。よって、表示装置に優れた断熱性を付与できる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る天面部102の上下方向に垂直な断面図である。図5に示す天面部102に設けられたタッチパネルユニット25は、一例として投影型静電容量式のユニット本体16と、断熱部材7とを有する。
図5は、第3実施形態に係る天面部102の上下方向に垂直な断面図である。図5に示す天面部102に設けられたタッチパネルユニット25は、一例として投影型静電容量式のユニット本体16と、断熱部材7とを有する。
断熱部材7は、第1実施形態と同様に、タッチパネルユニット25のエアギャップ層G1側に配置されている。断熱部材7は、タッチパネルユニット25のエアギャップ層G1側における最表層である。
ユニット本体16は、第1基板20、第1電極層21、絶縁層22、第1電極層23、及び第2基板24を有する。要素20〜24は、エアギャップ層G1から離れる方向に、この順に積層されている。電極層21,23の各々には、複数の電極が形成されている。第1電極層21の複数の電極と、第2電極層23の複数の電極とは、互いに交差する方向に延びている。
ユニット本体16では、ユーザの指が入力面25aに近づいた際に、指の位置に対応する電極層21,23の電極間における電気容量が増大する。ユニット本体16は、不図示の検出部を有し、該検出部がこの電気容量の増大を検出することで、入力面25aにおける入力位置が検出される。このような第3実施形態に係る表示装置においても、第1実施形態の表示装置1と同様の効果が奏される。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態に係るタッチパネルユニット35の断面図である。図6に示す天面部202に設けられたタッチパネルユニット35は、一例として抵抗膜式のユニット本体26と、断熱部材7とを有する。
図6は、第4実施形態に係るタッチパネルユニット35の断面図である。図6に示す天面部202に設けられたタッチパネルユニット35は、一例として抵抗膜式のユニット本体26と、断熱部材7とを有する。
断熱部材7は、タッチパネルユニット35のエアギャップ層G1側とは反対側(即ち、入力面35a側)に配置されている。断熱部材7は、タッチパネルユニット35のエアギャップ層G1側とは反対側における最表層である。言い換えると、断熱部材7のエアギャップ層G1側とは反対側の面は、入力面35aである。
ユニット本体26は、第1フィルム27、第1抵抗膜28、粘着層29、第2抵抗膜30、及び第2フィルム31を有する。第1フィルム27は、第1抵抗膜28を支持し、第2フィルム31は、第2抵抗膜30を支持している。
第1抵抗膜28と第2抵抗膜30は、電極層であり、一例として、その材料はITOである。第1抵抗膜28と第2抵抗膜30とは、その各周縁において、エアギャップ層G2を挟んで粘着層29により貼着されている。
要素27〜31は、エアギャップ層G1から離れる方向に、この順に積層されている。抵抗膜28,30の各々には、複数の電極が形成されている。第1抵抗膜28の複数の電極と、第2抵抗膜30の複数の電極とは、互いに交差する方向に延びている。
ユニット本体26では、ユーザの指が入力面35aを押圧した際に、ユーザの指と対応する位置において抵抗膜28,30が接触して通電する。ユニット本体16は、不図示の検出部を有し、該検出部がこの通電を検出することで、入力面35aにおける入力位置が検出される。このような第4実施形態に係る表示装置においても、第1実施形態の表示装置1と同様の効果が奏される。
(第5実施形態)
図7は、第5実施形態に係るタッチパネルユニット45の断面図である。図7に示す天面部302に設けられたタッチパネルユニット45は、一例として第4実施形態のユニット本体26と同様の抵抗膜式のユニット本体と、カバー部材33と、断熱部材7とを有する。カバー部材33は、タッチパネルユニット45のエアギャップ層G1側とは反対側(即ち、入力面45a側)における最表層である。
図7は、第5実施形態に係るタッチパネルユニット45の断面図である。図7に示す天面部302に設けられたタッチパネルユニット45は、一例として第4実施形態のユニット本体26と同様の抵抗膜式のユニット本体と、カバー部材33と、断熱部材7とを有する。カバー部材33は、タッチパネルユニット45のエアギャップ層G1側とは反対側(即ち、入力面45a側)における最表層である。
断熱部材7は、カバー部材33と第2フィルム31との間に配置されている。これにより、タッチパネルユニット45では、その厚み方向の内部に断熱部材7が配置されている。このような第5実施形態に係る表示装置においても、第1実施形態の表示装置1と同様の効果が奏される。
(断熱部材の配置位置)
断熱部材7,17は、タッチパネルユニットの入力検出を妨げない範囲において、タッチパネルユニットの厚み方向のいずれかの位置に配置できる。ここで断熱部材7,17は、導電性を有していてもよい。例えば、導電性を有する断熱部材7,17を第4実施形態のような抵抗膜式のタッチパネルユニットの厚み方向の内部に配置する場合、一対の抵抗膜(第4実施形態では抵抗膜28,30)をユーザによる入力操作無しには通電させないように断熱部材7,17を配置すべき点に留意する。
断熱部材7,17は、タッチパネルユニットの入力検出を妨げない範囲において、タッチパネルユニットの厚み方向のいずれかの位置に配置できる。ここで断熱部材7,17は、導電性を有していてもよい。例えば、導電性を有する断熱部材7,17を第4実施形態のような抵抗膜式のタッチパネルユニットの厚み方向の内部に配置する場合、一対の抵抗膜(第4実施形態では抵抗膜28,30)をユーザによる入力操作無しには通電させないように断熱部材7,17を配置すべき点に留意する。
また断熱部材7,17は、絶縁性を有していてもよい。例えば、絶縁性を有する断熱部材7,17を第4実施形態のような抵抗膜式のタッチパネルユニットの厚み方向の内部に配置する場合、断熱部材7,17を一対の抵抗膜の間には設けないように配置すべき点に留意する。
また例えば、導電性を有する断熱部材7,17を第3実施形態のような投影型静電容量式のタッチパネルユニットに配置する場合、タッチパネルユニットの入力検出を妨げないように、断熱部材7,17を電極層21と絶縁しながら、断熱部材7,17を電極層21よりもFPDユニット4側に設けるようにすべき点に留意する。
また例えば、導電性を有する断熱部材7,17を第1実施形態のような表面型静電容量式のタッチパネルユニットに配置する場合、タッチパネルユニットの入力検出を妨げないように、断熱部材7,17を電極層9と絶縁しながら、電極層9よりもFPDユニット4側に設けるべき点に留意する。
なお、絶縁性を有する断熱部材7,17を表面型又は投影型の静電容量式のタッチパネルユニットに配置する場合、タッチパネルユニットの厚み方向の内部又は外部のいずれの位置にも断熱部材7,17を配置できる。
また、例えば第4実施形態のように、絶縁性を有する断熱部材7,17を、タッチパネルユニット5,15,25のエアギャップ層G1側とは反対側(即ち、入力面側)に配置してもよい。この場合、断熱部材7,17は、タッチパネルユニット5,15,25のエアギャップ層G1側とは反対側における最表層であってもよい。
本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成を変更、追加、又は削除できる。表示装置が備えるタッチパネルユニットの方式は、上記した表面型静電容量式、投影型静電容量式、及び抵抗膜式の他、超音波表面弾性波(SAW)方式、赤外線光学イメージング方式、赤外線方式、及び電磁誘導方式等、公知のものを例示できる。
また、タッチパネルユニット5,15,25,35,45の全体が断熱性を有していなくてもよく、その少なくとも一部領域が断熱性を有していればよい。従って、断熱部材7、17は、タッチパネルユニット5,15,25,35,45の少なくとも一部領域に配置されていればよい。
以上のように本発明は、タッチパネルを備えたテーブル型表示装置において、タッチパネルの操作性を良好に保ちつつ、天面部に載置された物体により表示装置の内部が結露するのを防止できる優れた効果を有する。従って、この効果の意義を発揮できるテーブル型表示装置に本発明を広く適用すると有益である。
1 テーブル型表示装置
2,102,202,302 天板部
3 脚部
4 FPDユニット
4a 表示面
6,16,26 ユニット本体
5,15,25,35,45 タッチパネルユニット
5a,25a,35a,45a 入力面
7,17 断熱部材
50 微粒子
51 マトリクス樹脂
2,102,202,302 天板部
3 脚部
4 FPDユニット
4a 表示面
6,16,26 ユニット本体
5,15,25,35,45 タッチパネルユニット
5a,25a,35a,45a 入力面
7,17 断熱部材
50 微粒子
51 マトリクス樹脂
Claims (6)
- 天板部と、
前記天板部を支持する脚部と、
表示面を上方に向けた状態で前記天板部に配置されたFPDユニットと、
前記FPDユニットの上方で入力面を上方に向けた状態で、前記FPDユニットとエアギャップ層を挟んで前記天板部に配置されたタッチパネルユニットと、を備え、
前記タッチパネルユニットは、前記入力面に沿って配置された断熱部材を有する、テーブル型の表示装置。 - 前記断熱部材は、熱貫流率が100W/m2・K以下の範囲の値に設定されている、請求項1に記載の表示装置。
- 前記断熱部材は、全光線透過率が60%以上90%以下の範囲の値に設定されている、請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記断熱部材は、前記タッチパネルユニットの前記エアギャップ層側の面に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記断熱部材は、中空の微粒子がマトリクス樹脂中に分散されてなるフィルムである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記断熱部材は、熱線反射フィルムである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
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