JP2013003805A - 情報処理装置、警告方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、警告方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 テーブルとしても利用できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 情報処理装置1は、タッチパネル10と、この周囲を囲む天板20と、情報処理ユニット5を収容する筐体30とを有する。タッチパネル10及び天板20が略水平でほとんど段差の無い天面を構成するため、テーブルとして利用しやすい。また、タッチパネル10と天板20との接合領域に防水パッキンで防水対策を施し、かつ、天面がその下の筐体30よりも大きくなっているため、情報処理装置1全体の防滴が実現される。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
例えば、特許文献1には、フラットパネルディスプレイの下にパソコン又はワープロの本体を接続し、これを事務机の天板に設けた穴に挿入し、フラットパネルディスプレイの表面が天板の表面と一致するように固定し、パソコン又はワープロ用のシートキーボードを天板の上に高さをそろえて実装した特殊機能付電子机が開示されている。
また、特許文献2には、第1の取り付け下方開放位置と第2の直立机上位置とにおいて適宜に向き付けられた画像を表示する回動画像に依存する向きを有するディスプレイが開示されている。
また、特許文献3には、柔軟性のある熱伝導部材を、携帯型情報処理装置の本体部から表示部にかけて配置した携帯型情報処理装置が開示されている。
実開平5−051125号公報 特表2001−500709号公報 特開2000−010661号公報
テーブルとしても利用できる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、タッチパネルと、前記タッチパネルの周囲に配置された天板と、少なくとも、前記タッチパネルと前記天板とが互いに接合する領域に配置された防滴手段とを有し、前記タッチパネル及び前記天板が略水平な天面を構成している。
好適には、前記天板は、開口が設けられた板金で構成され、前記開口に配置された無線モジュールと、前記無線モジュール及び前記天板を覆う樹脂カバーとをさらに有する。
好適には、前記タッチパネルの上面は、前記天板の上面よりも0mm以上3mm以下の範囲で高くなるように支持されている。
好適には、前記タッチパネルの長手方向中央部を下方から支持する支持部材をさらに有し、前記タッチパネルの周縁部上面が、前記天板の上面より0mm〜3mm高くなるように支持されている。
好適には、前記タッチパネルの下面に貼り付けられたガラス飛び散り防止シートをさらに有する。
好適には、前記タッチパネルの下方に設置され、画像を表示する表示パネルと、前記タッチパネルと前記表示パネルとの間に配置された強度アップ用透明板とをさらに有する。
好適には、前記タッチパネルの下方に配置され、画像を表示する表示パネルと、前記タッチパネルと前記表示パネルとの間に設けられた空間に、流体を循環させる循環手段とをさらに有する。
好適には、前記天面よりも水平投影面積が小さい筐体と、前記筐体に収容される情報処理ユニットとをさらに有し、前記天板及び前記タッチパネルは、前記筐体の上部を覆うように配置されている。
好適には、前記筐体の底面は略水平である。
好適には、前記筐体の内部に設けられ、ヒンジの一部を構成する第1のヒンジ部品と、前記天板の下面に設けられ、前記ヒンジの他部を構成する第2のヒンジ部品とをさらに有する。
好適には、画像を表示する表示パネルと、少なくとも前記天面の長辺近傍にいる人を検知するセンサと、前記センサによる検知結果に基づいて、前記天面の近傍にいる人の位置に対応した画面表示方向及び画面分割数で、画面を前記表示パネルに表示させる画面制御手段とをさらに有する。
好適には、前記天面の少なくとも一部を振動させる振動スピーカと、前記天面に対する加重を検知する加重検知手段と、前記加重検知手段により検知された加重が既定の上限を超える場合に、警告を発すよう前記振動スピーカに制御する警告手段とをさらに有する。
好適には、前記天面の角度を調整する角度調整機構と、前記角度調整機構による角度調整をロックするロック手段とをさらに有する。
好適には、前記ロック手段によるロックが解除されている場合に、警告を発する警告手段をさらに有する。
好適には、前記筐体を下方から支持する支持脚と、前記支持脚の下方に設けられ、錘を着脱自在に保持する錘保持手段とをさらに有する。
また、本発明に係る警告方法は、少なくともタッチパネルを含んで略水平な天面が構成された情報処理装置において、前記天面に対する加重を検知するステップと、検知された加重が既定の基準値以上である場合に、警告を発するステップとを有する。
また、本発明に係るプログラムは、少なくともタッチパネルを含んで略水平な天面が構成された情報処理装置において、前記天面に対する加重を検知するステップと、検知された加重が既定の基準値以上である場合に、警告を発するステップとを前記情報処理装置に実行させる。
本発明によれば、テーブルとしても利用できる情報処理装置を提供できる。
情報処理装置1の外観を例示する図である。 情報処理装置1のAA断面図である。 情報処理装置1の周縁部近傍(AA断面)を詳細に説明する図である。 情報処理装置1のAA断面図である。 情報処理装置1のBB断面図である。 タッチパネル10と天板20との接合領域近傍(AA断面)を詳細に説明する図である。 タッチパネル10の位置調整機構を説明する図である。 タッチパネル10の固定方法をより詳細に説明する図である。 上部ユニットを開いた状態(オープン時)の情報処理装置1の斜視図である。 ヒンジ機構(回転支点220及び支持板320)を詳細に説明する図である。 クローズ時の回転支点220及び支持板320の位置を示す図である。 オープン時の回転支点220及び支持板320の位置を示す図である。 非接触ICユニット40の取付位置を説明する図である。 非接触ICユニット40の近傍をより詳細に説明する図である。 タッチパネル10を詳細に説明する図である。 タッチパネル10の放熱機構を説明する図である。 情報処理装置1に設けられる人感センサ230及び加重センサ232を例示する図である。 情報処理ユニット5の機能構成を例示する図である。 タッチパネル10の表示画面を例示する図である。 情報処理装置1の変形例を例示する図である。 錘保持機構が設けられた情報処理装置1を例示する図である。 情報処理装置の比較例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
まず、情報処理装置1の外観及び構成を概説する。
図1は、情報処理装置1の外観を例示する図であり、図1(A)は、情報処理装置1の斜視図であり、図1(B)は、情報処理装置1を上方から見た図であり、図1(C)は、情報処理装置1の長辺側の側面図である。
図2は、情報処理装置1のAA断面図であり、図3は、情報処理装置1の周縁部近傍(AA断面)を詳細に説明する図である。
図1に例示するように、本実施形態の情報処理装置1は、タッチパネル10及び天板20からなる天面と、筐体30とを有する。
タッチパネル10は、例えば、静電容量方式のタッチパネルであり、表示領域及び操作領域がA3サイズ以上であることが望ましい。ここで、タッチパネルとは、タッチ操作を検知する位置検知手段と、画像を表示する表示手段とが組み合わされた入出力ユニットである。
天板20は、タッチパネル10の周囲を囲む板であり、例えば、タッチパネル10の上面よりも摩擦係数の大きな上面を有する。タッチパネル10の周囲で摩擦係数を大きくすることにより、天面に置いた物が滑り落ちることを抑制する。
タッチパネル10及び天板20の上面は、略水平な天面を構成する。より具体的には、タッチパネル10の上面が、天板20の上面よりも0〜3mm程度高くなるように位置決めされており、ほぼ段差が無い状態となる。特に、タッチパネル10と天板20との接合領域において、タッチパネル10の上面が、天板20の上面よりも0〜3mm程度高くなることが望ましい。
筐体30は、CPUやメモリなどからなる情報処理ユニット5を収容する金属製の筐体である。鉛直上方から見たときの筐体30の投影面積(水平投影面積)が、タッチパネル10及び天板20からなる天面よりも小さい。すなわち、タッチパネル10及び天板20からなる天面が、筐体30の上面を完全に覆い隠すようになっている。これにより、天面に対する防滴対策を施せば、情報処理装置1全体の上方からの防滴対策が施されたことになる。
筐体30の底面は略水平であり、既存のテーブルの上に情報処理装置1を載せて利用することができる。この場合、筐体30内の情報処理ユニット5から発生する熱は、筐体30の底面を介して外部に放熱される。
また、図2に例示するように、情報処理装置1の上部ユニットは、タッチパネル10及び天板20を有し、情報処理装置1の下部ユニットは、情報処理ユニット(不図示)及び筐体30を有する。このように、情報処理装置1は、保守又はユニット交換のために、上部ユニットと下部ユニットとで分割可能に構成されている。特に、タッチパネル10が大きいことに加えて、テーブルとしても利用されることから、上部ユニットの修理又は交換が容易であることが望ましい。
また、図3に例示するように、天板20の周縁部が筐体30から水平方向に突出しているため、情報処理装置1を持ち上げるときの把持部となる。また、天板20と筐体30とが接合する位置よりも内側に、筐体30から上方に突出した壁が設けられている。この壁が、折り返し壁となって、天板20の周縁部をつたってくる水滴の筐体内部への侵入を防止する。
次に、情報処理装置1の防滴機構及び位置調整機構について説明する。
図4は、情報処理装置1のAA断面図であり、図5は、情報処理装置1のBB断面図である。
図6は、タッチパネル10と天板20との接合領域近傍(AA断面)を詳細に説明する図である。
図7は、タッチパネル10の位置調整機構を説明する図であり、図8は、タッチパネル10の固定方法をより詳細に説明する図である。
図4に例示するように、タッチパネル10は、タッチパネルガラス100と、その下方に配置されたLCDモジュール102と、LCD保持板110とを有する。
また、筐体30の長手方向中央部分に、タッチパネル10を下方から支持する中央支持脚300が設けられている。中央支持脚300は、本発明に係る支持部材の一例である。中央支持脚300によって、大型のタッチパネル10の中央部を下方から持ち上げることにより、タッチパネル10が自重で撓み、その中央部が下方に落ち込むことを防止する。
図5及び図6に示すように、LCD保持板110は、タッチパネル10を天板20に固定するための部材であり、天板20の下面に固定されている。LCD保持板110には、図8に例示するように、長円穴114が設けられており、タッチパネル10の位置決めを行った後で、LCD固定ネジ112を長円穴114に締める。このLCD固定ネジ112と長円穴114とによって、タッチパネル10の位置の微調整が可能になる。タッチパネルガラス100及びLCDモジュール102が大型であり、これらの歪みや個体差が無視できない場合に特に好適である。
また、図6に例示するように、タッチパネル10と天板20とが互いに接合する領域に、防水パッキン210が設けられている。防水パッキン210は、本発明に係る防滴手段の一例である。より具体的には、タッチパネルガラス100と天板20の上面板(後述する樹脂板)とが、数mm以下だけ離間して隣接し、この領域の下方に防水パッキン210が配置され、この防水パッキン210をパッキン抑え板212が下方から押し上げている。防水パッキン210の大きさは、タッチパネルガラス100が熱によって伸縮してもカバーできるように設計されている。
次に、情報処理装置1の上部ユニットを開閉するためのヒンジ機構を説明する。
図9は、上部ユニットを開いた状態(オープン時)の情報処理装置1の斜視図である。
図10は、ヒンジ機構(回転支点220及び支持板320)を詳細に説明する図である。
図11は、クローズ時の回転支点220及び支持板320の位置を示す。
図12は、オープン時の回転支点220及び支持板320の位置を示す。
図9に示すように、上部ユニットは、筐体30の内部に設けられたヒンジ機構を軸として、下部ユニットに対して回動する。ヒンジ機構(後述する回転支点220及び支持板320)を筐体30及び天板20の内側に設けることにより、クローズ時にヒンジ機構が外部に露出することなく、外観に優れる。具体的には、図10に例示するように、回転支点220は、第2のヒンジ部品の一例であり、天板20の下面に固定され、天板20から下方に突出した位置に、回転軸を有する。また、支持板320は、第1のヒンジ部品の一例であり、筐体30の内壁面近傍に設けられたレール上をスライド自在に固定されている。
また、上部ユニットの回動範囲を制限するための連結部材322が設けられている。連結部材322の一方の端部は、筐体30(下部ユニット)の内部に設けられた回転軸に固定されており、連結部材322の他方の端部は、天板20(上部ユニット)に設けられたレール上をスライド自在に固定されている。
図11に例示するように、クローズ時には、回転支点220と支持板320とが隣り合った位置で係合せずに存在する。
上部ユニットをオープンするときには、まず上部ユニット(天板20)のヒンジ機構が設けられた側の端部を少しだけ持ち上げて、図12(A)に例示するように、支持板320を、回転支点220と係合する位置までスライドさせ、その後、持ち上げた端部を下すと、支持板320と回転支点220とが図12(B)に例示するように係合する。最後に、上部ユニット(天板20)の反対側の端部を持ち上げると、回転支点220及び支持板320の係合位置を軸として、上部ユニットを開けることができる。
次に、情報処理装置1の天板20に設けられた非接触ICユニット40を説明する。
図13は、非接触ICユニット40の取付位置を説明する図である。
図14は、非接触ICユニット40の近傍をより詳細に説明する図である。
図14に例示するように、天板20は、最上面を構成する樹脂板204と、その下に重ねられた板金部品200とで構成されている。樹脂板204は、本発明に係る樹脂カバーの一例である。板金部品200には、図13(A)に例示するように、非接触ICユニット40を取り付けるための穴202(開口)が設けられている。すなわち、板金部品200は、本発明に係る板金の一例であり、非接触ICユニット40は、本発明に係る無線モジュールの一例である。図13(B)及び図14に例示するように、この板金部品200の穴の位置に、非接触ICユニット40のアンテナ400が配置され、アンテナ400の上部が、樹脂板206に覆われている。ICユニット固定板金402は、非接触ICユニット40と、樹脂板206とを固定する。
次に、タッチパネル10の詳細を説明する。
図15は、タッチパネル10を詳細に説明する図である。
図15に例示するように、タッチパネル10は、タッチパネルガラス100と、LCDモジュール102とを有する。LCDモジュール102の最上面には、液晶表示パネルが設けられている。LCDモジュール102の液晶表示パネル(表示パネルの一例)は、タッチパネルガラス100に対して、略平行に、スペーサ104によって既定の距離だけ離間して配置される。スペーサ104によって開けられた空間には、タッチパネル10の強度をアップさせるための強度アップガラス108が挿入される。強度アップガラス108は、強度アップ用透明板の一例であり、強化ガラス、又は、透明な硬質樹脂などである。強度アップガラス108の挿入により、ニュートンリングの抑制も期待できる。
また、タッチパネルガラス100の下面(すなわち、操作者がタッチする面の裏面)に、ガラス飛び散り防止シート106が貼り付けられる。タッチ面の裏面にガラス飛び散り防止シート106を貼り付けることにより、タッチ操作の検出感度を落とさずに、タッチパネルガラス100が割れた場合のガラスの飛び散りを防止できる。
図16は、タッチパネル10の放熱機構を説明する図である。
本例のタッチパネル10では、タッチパネルガラス100とLCDモジュール102との間で熱がたまりやすい。
そこで、図16に例示するように、タッチパネルガラス100とLCDモジュール102との間の空間に水又は空気を強制的に循環させる循環器130と、循環してきた水又は空気を冷却する冷却器132とが設けられている。循環器130は、本発明に係る循環手段の一例であり、例えば、送風用のファンである。水又は空気の流路は、閉空間であり、埃の侵入が防止される。パッチパネルガラス100とLCDモジュール102との間の空間は、例えば、強度アップガラス108の内部に形成してもよいし、強度アップガラス108が存在しない領域を設けることにより確保してもよい。
図17(A)は、情報処理装置1に設けられる人感センサ230を例示し、図17(B)は、情報処理装置1に設けられる加重センサ232を例示する図である。
図17(A)に例示するように、情報処理装置1には、タッチパネル10の近傍に存在する人(又は物)を検知するための人感センサ230が、少なくとも天板20の長辺に設けられている。より好ましくは、天板20の四辺それぞれに、人感センサ230が設けられる。
また、図17(B)に例示するように、タッチパネル10に対する加重を検知するための加重センサ232が情報処理装置1に設けられている。
その他、上部ユニットと下部ユニットとの開閉ロック機構に対するロックセンサ234などが設けられている。
図18は、情報処理ユニット5の機能構成を例示する図である。
図18に例示するように、情報処理ユニット5は、筐体30の内部に設けられており、CPU500、記憶ユニット510、電源530、外部I/F540、及びLAN550を有する。
CPU500は、中央演算装置である。
記憶ユニット510は、例えば、メモリ及びハードディスクであり、コンピュータプログラムなどが格納されている。本例の記憶ユニット510には、画面制御部512、加重警告部514及びロック警告部516が含まれたプログラムが格納されている。
電源530は、情報処理ユニット5の各構成に電力を供給する。外部I/F540は、外部インタフェースである。LAN550は、有線のLANポートであるが、無線LANのモジュールを備えてもよい。
本例の情報処理装置1は、上述したタッチパネル10、人感センサ230、加重センサ232、ロックセンサ234、及び非接触ICユニット40に加え、振動スピーカ60を有している。振動スピーカ60は、例えば、天板20を振動させることにより、音を出力する。
情報処理ユニット5は、タッチパネル10、人感センサ230、加重センサ232、ロックセンサ234又は非接触ICユニット40から入力された情報に基づいて情報処理を行い、その結果をタッチパネル10又は振動スピーカに出力する。
より具体的には、画面制御部512は、人感センサ230からの入力に基づいて、タッチパネル10の近傍にいる人の位置及び人数を判定し、人の位置及び人数に応じた画面をタッチパネル10に表示させる。例えば、画面制御部512は、図19(A)に例示するように、人数に応じて、タッチパネル10に表示させる画面を分割し、分割された画面それぞれに、人の位置に応じた画像を表示させる。
また、画面制御部512は、図19(B)に例示するように、人数に応じて、メインウインドウ上に、サブウインドウを表示させてもよい。この場合、メインウインドウは全画面表示となっており、サブウインドウは、メインウインドウに重なった移動可能なウインドウである。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置1によれば、タッチパネル10及び天板20が略水平でほとんど段差の無い天面を構成するため、テーブルとして利用しやすい。また、タッチパネル10と天板20との接合領域に防水対策を施し、かつ、天面が下部の筐体30よりも大きくなっているため、情報処理装置1全体の防滴が実現される。また、タッチパネル10が含まれる上部ユニットと、情報処理ユニット5が含まれる下部ユニットとを分割可能にし、ヒンジによる開閉機構を設けられているため、部品の修理や交換が容易である。タッチパネル10が水平に設置されるため、タッチパネルガラスへの落下物に対する対策が必要であるが、タッチパネルガラスとLCD表示パネルとの間の空間に、強度アップガラス108及びガラス飛び散り防止シート106を設けることにより、タッチパネル10の感度を落とすことなく、落下物対策が実現できる。また、タッチパネル10に異常加重がかかった場合には、振動スピーカによって警告を発する。
図22は、比較例のテーブル型情報処理装置を例示する図である。
図22に示す比較例1のように、拡散シートが貼り付けられたガラス面に、プロジェクタで画像を投影しつつ、ガラス面でのユーザ操作を赤外線カメラ等で撮影することにより、大型のタッチパネルを実現することが考えられる。しかしながら、この比較例1では、解像度が低く、高精細化に不向きである。また、早いタッチ操作の検知が難しい。暗い場所での使用にも難点がある。
また、図22に示す比較例2のように、大画面モニタ上に赤外線タッチセンサを設けた大型タッチパネルも考えられる。しかしながら、この比較例2では、赤外線タッチセンサを設置するための段差が必要になるため、テーブルとして利用しにくいことに加え、タッチパネル上に水がたまってしまい、防滴が難しくなる。解像度や精細化の点でも難点がある。
また、図22に示す比較例3のように、ガラスの内部にタッチパネルのアンテナを設けて、強化ガラスなどで表面を覆ってもタッチ操作を検知できる大型タッチパネルも考えられる。しかしながら、この比較例3では、タッチパネルのアンテナがガラスの内部で見えてしまう。
これらと比較して、本実施形態の情報処理装置1では、タッチパネル10の上面がその周囲の天板20の上面よりも0〜3mm程度高くなっており、かつ、その接合部分に防水パッキン210で防水対策が施されているため、テーブルとして使いやすいだけでなく、上方の防滴が実現されている。
[変形例]
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
図20及び図21は、情報処理装置1の変形例を模式的に説明する図である。
上記実施形態の情報処理装置1は、底面も略水平な形状であり、既存のテーブルなどに置いて使用するものであったが、本変形例の情報処理装置1は、筐体30の下方に、支持脚70を有する。
また、支持脚70の上部には、タッチパネル10及び天板20からなる天面の角度を調整するためのチルト機構72が設けられている。チルト機構72は、例えば、回動軸を有し、この回動軸の回動によって、タッチパネル10及び天板20の角度が変化する。また、チルト機構72には、回動軸による回動をロックするロック機構が設けられている。この場合、図18のロックセンサ234は、チルト機構72のロック機構のロック状態を検知し、ロック警告部516は、ロックセンサ234からの出力に基づいて、ロックが解除されていると判定された場合に、ロックが解除されている旨を示す警告をタッチパネル10に表示させてもよい。
また、図21に示すように、支持脚70の下部に、錘74を着脱自在に保持する錘保持機構が設けられてもよい。
1…情報処理装置
10…タッチパネル
20…天板
30…筐体

Claims (17)

  1. タッチパネルと、
    前記タッチパネルの周囲に配置された天板と、
    少なくとも、前記タッチパネルと前記天板とが互いに接合する領域に配置された防滴手段と
    を有し、
    前記タッチパネル及び前記天板が略水平な天面を構成している
    情報処理装置。
  2. 前記天板は、開口が設けられた板金で構成され、
    前記開口に配置された無線モジュールと、
    前記無線モジュール及び前記天板を覆う樹脂カバーと
    をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記タッチパネルの上面は、前記天板の上面よりも0mm以上3mm以下の範囲で高くなるように支持されている
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記タッチパネルの長手方向中央部を下方から支持する支持部材
    をさらに有し、
    前記タッチパネルの周縁部上面が、前記天板の上面より0mm〜3mm高くなるように支持されている
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記タッチパネルの下面に貼り付けられたガラス飛び散り防止シート
    をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記タッチパネルの下方に設置され、画像を表示する表示パネルと、
    前記タッチパネルと前記表示パネルとの間に配置された強度アップ用透明板と
    をさらに有する請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記タッチパネルの下方に配置され、画像を表示する表示パネルと、
    前記タッチパネルと前記表示パネルとの間に設けられた空間に、流体を循環させる循環手段と
    をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記天面よりも水平投影面積が小さい筐体と、
    前記筐体に収容される情報処理ユニットと
    をさらに有し、
    前記天板及び前記タッチパネルは、前記筐体の上部を覆うように配置されている
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記筐体の底面は略水平である
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記筐体の内部に設けられ、ヒンジの一部を構成する第1のヒンジ部品と、
    前記天板の下面に設けられ、前記ヒンジの他部を構成する第2のヒンジ部品と
    をさらに有する請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 画像を表示する表示パネルと、
    少なくとも前記天面の長辺近傍にいる人を検知するセンサと、
    前記センサによる検知結果に基づいて、前記天面の近傍にいる人の位置に対応した画面表示方向及び画面分割数で、画面を前記表示パネルに表示させる画面制御手段と
    をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記天面の少なくとも一部を振動させる振動スピーカと、
    前記天面に対する加重を検知する加重検知手段と、
    前記加重検知手段により検知された加重が既定の上限を超える場合に、警告を発すよう前記振動スピーカに制御する警告手段と
    をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記天面の角度を調整する角度調整機構と、
    前記角度調整機構による角度調整をロックするロック手段と
    をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 前記ロック手段によるロックが解除されている場合に、警告を発する警告手段
    をさらに有する請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記筐体を下方から支持する支持脚と、
    前記支持脚の下方に設けられ、錘を着脱自在に保持する錘保持手段と
    をさらに有する請求項8に記載の情報処理装置。
  16. 少なくともタッチパネルを含んで略水平な天面が構成された情報処理装置において、
    前記天面に対する加重を検知するステップと、
    検知された加重が既定の基準値以上である場合に、警告を発するステップと
    を有する警告方法。
  17. 少なくともタッチパネルを含んで略水平な天面が構成された情報処理装置において、
    前記天面に対する加重を検知するステップと、
    検知された加重が既定の基準値以上である場合に、警告を発するステップと
    を前記情報処理装置に実行させるプログラム。
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